JP2004523204A - 生理的に活性なil−18ポリペプチドの調製方法 - Google Patents

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Abstract

生理的に活性なポリペプチドを製造するための、ポリペプチド前駆体を活性化酵素と接触させること、またはポリペプチドを活性化プロテアーゼと共発現させることを含む方法。

Description

【0001】
(発明の背景)
本発明は、生理的に活性なポリペプチドを製造するための方法、より詳細には、活性ヒトIL−18を製造するための方法に関する。
インターフェロン−γ−誘導因子としても知られるIL−18は、近年見出された新規なサイトカインである。活性IL−18は157のアミノ酸残基を含む。これは、T細胞および脾臓細胞によるインターフェロン−γ−産生の誘導、NK細胞の殺滅活性の増大、および未熟型CD4+T細胞のTh1細胞への分化の促進を含む強い生物活性を有する。加えて、ヒトIL−18はGM−CSFの産生を増し、そしてIL−10の産生を減らす。ILL−18はIL−12よりも大きなインターフェロン−γ誘導能力を有することが示されており、そして異なるレセプター経由でシグナル伝達し、および別個のシグナル伝達経路を利用する。
【0002】
IL−18、コードしているヌクレオチド配列、および精製タンパク質の一定の物理化学化学特性が公知である(Ushio, S., et al., 1996, J. Immunology, 156, 4274−4279; Dinarello, C.A., et al. 1998, J. Leukocyte Biology, 1998, 63, 658−664)。
株式会社ハヤシバラ生物化薬研究所の(「ハヤシバラ」)、1996年1月17日に公開された、欧州特許第0692536号に対応する米国特許第5,192,324号は、免疫反応細胞によるIFN−ガンマの産生を誘導するマウスタンパク質、このタンパク質は一定の物理化学的特性および限定された部分アミノ酸配列を有するとしてさらに特徴づけられている、を開示する。さらに、157のアミノ酸配列、その2つのフラグメント、該タンパク質をコードしているDNA(471bp)、ハイブリドーマ、タンパク質精製法および該タンパク質を検出する方法も開示されている。
【0003】
1996年5月22日に公開された、欧州特許第0712931号に対応するハヤシバラの米国特許第6,214,584号は、157アミノ酸のヒトタンパク質およびその相同物、該タンパク質をコードしているDNA、形質転換体、該タンパク質の調製法、該タンパク質に対するモノクローナル抗体、ハイブリドーマ、タンパク質精製法、該タンパク質を検出する方法、および悪性腫瘍、ウィルス性疾患、細菌感染症、および免疫疾患の治療および/または予防法を開示する。
【0004】
1997年7月10日に公開されたIncyte Pharmaceuticals, Inc.の国際公開第97/24441号パンフレットは、IL−18前駆体に対応する193アミノ酸のタンパク質およびコードしているDNAを開示する。
ヒトの細胞では、遺伝子の発現により形成されたポリペプチドは、細胞内酵素により処理されて、部分消化され、および糖鎖を付加され得る。医薬に満足に組み込まれるポリペプチドは、ヒトの細胞中同様に加工されたものであってよい。ほとんどのサイトカインは、通常、生物活性のない前駆体として製造され、次いで細胞内酵素により加工されて活性ポリペプチドに変換されることが知られている。
【0005】
IL−18ポリペプチドは通常、ヒトの細胞中に、193のアミノ酸の前駆体の形態で、および生物活性のない形態で存在する。IL−18前駆体はプロ−IL−18とも呼ばれる。その前駆体から活性IL−18を製造する一つの方法が、1998年1月21日に公開された、欧州特許第0819757号に対応するハヤシバラの米国特許第5,879,942号により教示されている。該特許は、IL−18の前駆体を活性IL−18に変換する酵素またはタンパク質を開示する。
【0006】
活性IL−18をその前駆体から製造する他の方法は、1998年1月28日に公開されたハヤシバラの、欧州特許第0821005号に対応する米国特許第5,891,663号により教示されている。該特許は、IL−18前駆体をインターロイキン−1β−変換酵素(「ICE」)と接触させることを開示する。該特許および引用文献の教示を、引用により組み込む。
【0007】
アポトーシスおよび炎症の媒介物質としてのICEの役割が、文献に広く研究されている。ICEがインターロイキン−1およびインターロイキン−18両方の前駆体を活性形態に加工することができることも知られている(Thornberry, NA, et al., 1992, Nature 356, 768−774; Ghayur, T et al., 1997, Nature 386, 619−623)。
【0008】
(発明の概要)
本発明は、活性化酵素を用いてヒトIL−18の前駆体(プロ−IL−18としても知られる)をインビトロで活性化するための方法であって、ヒトIL−18前駆体を活性化酵素、例えばカスパーゼ4およびカスパーゼ5などと接触させることを含む方法を提供する。より詳細には、本発明は、カスパーゼ4およびカスパーゼ5がIL−18の前駆体に作用して、特異的部位を切断し、免疫反応細胞中でのIFN−ガンマの産生を誘導する活性ポリペプチドを産生する方法を提供する。
【0009】
本発明はさらに、該タンパク質を活性化プロテアーゼと共発現させることを含む、ヒトIL−18の前駆体のインビボでの活性化のための方法を提供する。より詳細には、本発明は、ICERELIIとしても知られるカスパーゼ4、ICERELIIIとしても知られるカスパーゼ5、およびIL−1ポリペプチドの前駆体に作用してそれをIFN−γの産生を誘導する活性ポリペプチドへと変換するユビキチン特異的プロテアーゼなどのプロテアーゼを用いて、IL−18をインビボで活性化する方法を提供する。
【0010】
(発明の詳細な説明)
カスパーゼ4および5は、インターロイキン−1β変換酵素(ICE)、これはアミノ酸配列XEYD(配列中、XはW、L、F、Y、I、V、DまたはEから成る群から選択され、Eはグルタミン酸であり、YはH、I、A、T、S、PまたはEから成るアミノ酸の群から選択され、およびDはアスパラギン酸である)を含むプロテアーゼ活性化モチーフを含む基質を選択的に分解する、を含むシステインプロテアーゼのファミリーのメンバーである(Munday, N.A., et al., 1995, J. Biol. Chemistry, 270, 15870−15876; Talanian, R.V. et al, 1997, J. BIol Chemistry 272, 9677−82; Thornberry, N.A. et al. 1997 J. Biol. Chemistry 272, 17907−11)。カスパーゼ−5の基質認識は、ICEおよびカスパーゼ−4と本質的に同一であり、カスパーゼの他のメンバーとは異なると考えられている(Talanian, R.V. et al, 1997, J. Biol. Chemistry 272, 9677−82; Thornberry, N.A. et al. 1997 J. Biol. Chemistry 272, 17907−11)。カスパーゼ4は、EP−B−0754234号に開示されている。カスパーゼ5は、米国特許第5,552,536号および米国特許第5,760,180号に開示されている。
【0011】
ユビキチン特異的プロテアーゼは、進化の過程で保存されている76アミノ酸のユビキチンペプチドを、それに融合しているタンパク質のN末端から正確に切断することができるATP非依存性酵素のファミリーである。これらのプロテアーゼは、ユビキチンタンパク質のカルボキシ末端のアミノ酸残基とユビキチンが結合しているいずれかの非ユビキチンタンパク質のα−アミノ基の間のペプチド結合を特異的に切断する。サッカロマイセス セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)由来のユビキチン特異的プロテアーゼ、例えばUbp1、Ubp−2およびUbp−3が公知であり、組換え発現されてユビキチン融合タンパク質をインビボおよびインビトロの両方で標的する脱ユビキチン化反応を触媒することができる(Baker, RT et al., 1992, J. Biol. Chem. 267: 23364−23375; Baker, RT et al., 1994 J. Biol. Chem. 269: 25381−25386)。サッカロマイセス セレビジエ ユビキチン特異的プロテアーゼの特異性により、プロリンから始まるものを除き、あらゆるペプチドからユビキチンを正確に除去することが可能である。マウスのUnpなどの他の種由来のユビキチン特異的プロテアーゼおよびそのヒト相同物Unphは、プロリンの前でも有効に切断することができる(Gilchrist CA et al. 1997, J. Biol. Chem. 272: 32280−32285)。つまり、インビトロで組み合わせた場合、またはユビキチン特異的プロテアーゼと共発現させた場合に、正確には融合ユビキチンペプチドの除去により、実質上あらゆる所望のN末端を作成することができる。ユビキチン特異的プロテアーゼは、米国特許第5,212,058号;米国特許第5,683,904号; 米国特許第5,391,490号;および米国特許第5,494,818号に開示されている。
【0012】
免疫反応細胞中で、その構造、源、および起源とは無関係にIFN−γの産生を誘導する活性ポリペプチドを産生する限りあらゆる天然および人工のカスパーゼ4、カスパーゼ5またはユビキチンプロテアーゼを、本発明に用いることができる。
ヒト細胞においては、遺伝子の発現により形成されたポリペプチドは、細胞内酵素により加工され得る。細胞内酵素はプロ−IL−18などの前駆体タンパク質をその活性形態に切断する。医薬に満足に組み込まれるポリペプチドは、ポリペプチドがヒト細胞において受けるプロセシングと同様のプロセシングを受けるべきである。ポリペプチドは通常ヒト細胞中では前駆体の形態で、および生物活性のない形態で存在する。IL−18ポリペプチドを含むほとんどのサイトカインは、生物活性のない前駆体として通常産生され、次いで細胞内酵素により加工されて活性ポリペプチドに変換されることが公知である。
【0013】
本発明中において言及するIL−18の前駆体は、例えば、ポリペプチドをコードする領域を含んでいるDNA、例えば、配列番号2のヌクレオチド配列を有するDNAを導入することにより形質転換された、ポリペプチドを固有に産生する細胞、哺乳動物の宿主細胞、および細菌系、例えばイー.コリ中に存在する。そのような哺乳動物および細菌宿主細胞を用いて、前駆体IL−18を、活性IL−18を生成するためのプロテアーゼと共発現させることができる。
【0014】
インビトロでの切断
本発明は、ポリペプチド前駆体を活性化酵素と接触させることを含む、ポリペプチド前駆体、例えばIL−18の前駆体などのインビトロでの活性化のための方法を提供する。
好ましい具体例において、本発明は、ヒトIL−18前駆体をカスパーゼ4またはカスパーゼ5と接触させることを含む、ヒトIL−18前駆体のインビトロでの活性化のための方法を提供する。
好ましい具体例において、IL−18前駆体は、アミノ酸配列XEYD、ここでXは、W、L、F、Y、I、V、DまたはEから成るアミノ酸の群から選択され、およびYはH、I、A、T、S、PまたはEから成るアミノ酸の群から選択される、を含む特異的プロテアーゼ活性化モチーフを認識する活性化酵素で切断することによりインビトロで活性化される。
【0015】
さらに好ましい具体例では、IL−18前駆体は、配列番号1中のアスパラギン酸36およびチロシン37の間のペプチド結合をカスパーゼ4またはカスパーゼ5で切断することによりインビトロで活性化され、免疫反応細胞中でIFN−γの産生を誘導する活性ポリペプチドを生ずる。
【0016】
一般に、カスパーゼ4またはカスパーゼ5は、それを固有に産生する細胞および組換えDNA技術を適用することにより得られた形質転換体から得ることができる。そのような細胞の例は、哺乳動物およびヒトの細胞、例えば上皮細胞、内皮細胞、間質細胞、軟骨細胞、単核細胞、顆粒球、リンパ球、およびその確立された細胞系統などから確立されたものである。形質転換体の例には、カスパーゼ5をコードしているDNAを微生物および動物細胞に導入することにより得られる形質転換微生物および動物細胞が含まれる。カスパーゼ4またはカスパーゼ5は、当該分野で用いられる常套の培養媒地中でこれらの形質転換体を培養し、次いでそれらを未処置の培養物の形態で、または培養物から分離した後に超音波で処理するか、または低張溶媒にこれらの形質転換体を浸すことにより、生じた細胞残さ、または培養上清と細胞残さを含む混合物に、当該分野において酵素を精製するために用いられる以下の常套法、塩析、透析、濾過、濃縮、沈降分離、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、等電点クロマトグラフィー、疎水性クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、ゲル電気泳動、および等電点電気泳動を用いることにより調製される。これらの精製法の2またはそれ以上を組み合わせて用いることができる。カスパーゼ4(図5)(配列番号5)およびカスパーゼ5(図7)(配列番号7)をコードしているDNA、およびカスパーゼ4およびカスパーゼ5を産生する形質転換体は当該分野で公知である。例えば、酵素は、開示されているように(Munday NA et al., 1996, J. Biol. Chem 26:15870−76)、プロ領域を欠いているN末端切断ペプチドの発現によりイー.コリ中で活性形態で産生されてよい。
【0017】
ポリペプチド前駆体、例えばプロ−IL−18を固有に産生する細胞または前駆体を産生するために形質転換された細胞は、普通培養培地中で培養する。好ましい培養培地には、当該分野で周知の培養培地、例えばLuria−Bertani培地、またはトリプトンおよび酵母抽出物を含む、イー.コリを培養するための他の栄養培地が含まれる。
【0018】
前記の方法を用いて得られるカスパーゼ4またはカスパーゼ5は生じた培養物中に共存させてよく、または培養物から分離した、もしくは分離していない増殖細胞を粉砕した後に生じる混合物または細胞残さに添加する。所望されるカスパーゼ4またはカスパーゼ5の量は、前駆体の等モル未満である。カスパーゼ4またはカスパーゼ5は前駆体と、カスパーゼ4またはカスパーゼ5が前駆体に作用するのを許容する温度およびpHで反応させるが、通常は、カスパーゼ4またはカスパーゼ5は前駆体と、所望の量の活性ポリペプチドが原料である前駆体から形成されるまで、約4℃〜40℃の温度および約6−9のpHにて反応させる。好ましい温度は約25℃であり、および好ましいpHは約7.2である。こうして、活性ポリペプチドを含む反応混合物を得ることができる。
【0019】
カスパーゼ4またはカスパーゼ5の活性は、1μgのカスパーゼ4またはカスパーゼ5当たり、1分当たりに産生される加工ポリペプチドのμgにより、活性に関するユニットにより測定および表してよい。
【0020】
インビボでの共発現
本発明は、ポリペプチド前駆体、IL−18の前駆体などのインビボでの活性化のための、タンパク質を活性化プロテアーゼと共発現させることを含む方法を提供する。より詳細には、本発明は、IL−18のインビボでの活性化のための、ポリペプチド、例えばIL−18などのプロテアーゼ、例えばICERELIIとしても知られるカスパーゼ4、ICERELIIIとしても知られるカスパーゼ5、およびユビキチンとの二シストロン的共発現(bicistronic co−expression)を含む、IL−18のインビボでの活性化のための方法を提供する。
【0021】
好ましい具体例では、ICERELIIとしても知られるヒトのカスパーゼ4が、ヒトのプロ−IL−18と二シストロン的に共発現して、インビボでプロ−IL−18が活性IL−18にプロセシングされる。
他の好ましい具体例では、切断されたヒトカスパーゼ4(配列番号4)がヒトプロ−IL−18と二シストロン的に共発現して、プロ−IL−18(配列番号1)が活性IL−18(配列番号3)へとインビボでプロセシングされる。
他の好ましい具体例では、ICERELIIIとしても知られるヒトカスパーゼ5がヒトプロ−IL−18と二シストロン的に共発現して、プロ−IL−18が活性IL−18(配列番号3)へとインビボでプロセシングされる。
【0022】
さらに他の好ましい具体例では、ユビキチンプロテアーゼ1(Ubp−1)がUb−IL−18の活性IL−18へのインビボでのプロセシングのために、ユビキチン−IL−18(Ubp−IL−18)と二シストロン的に共発現される。
さらに他の好ましい具体例では、ユビキチンプロテアーゼ1(Ubp−1)が、UB−IL−18(配列番号9)の活性IL−18(配列番号3)へのインビボプロセシングのためにユビキチン−IL−18(Ubp−IL−18)と二シストロン的に共発現する。
最も好ましい具体例では、切断されたヒトカスパーゼ5(配列番号5)がヒトプロ−IL−18と二シストロン的に共発現して、プロ−IL−18(配列番号1)が活性IL−18(配列番号3)へとインビボでプロセシングされる。
【0023】
カスパーゼ4またはカスパーゼ5をコードしているDNAおよびポリペプチドの前駆体をコードしているDNAを共に適当な細菌または哺乳動物宿主細胞中に導入して、それを形質転換する。この場合、DNAの発現により形成されたカスパーゼ4またはカスパーゼ5が、同じ形質転換体中でのDNAの発現により形成されたポリペプチド前駆体に作用して、活性ポリペプチドを形成する(図11および15)。好ましい宿主細胞は、ヒト、サル、マウスおよびハムスター由来の、通常宿主として用いられる表皮細胞系統、間細胞、神経芽細胞系統、造血細胞系統、例えば3T3−スイスアルビノ細胞(ATCC CCL 92)を含む3T3細胞、C1271細胞(ATCC CRL 1616)、CHO−K1細胞を含むCHO細胞(ATCC CCL 61)、CV−1細胞(ATCC CCL 70)、COS−1細胞を含むCOS細胞(ATCC CCL 1650)、HeLa細胞(ATCC CCL 2)、MOP−8細胞を含むMOP細胞(ATCC CRL 1709)およびその変異体である。最も好ましい宿主細胞はイー.コリ.である。カスパーゼ4または5をコードしているDNAおよびポリペプチドの前駆体をコードしているDNAをイー.コリに導入するのに最も好ましい方法は、当該分野で周知の、ルビジウムクロライドを用いるケミカルトランスフォーメーションである。カスパーゼ4またはカスパーゼ5をコードしているDNAおよび該ポリペプチドの前駆体をコードしているDNAを哺乳動物宿主細胞へ導入する方法には、常套のDEAE−デキストラン法、リン酸−カルシウム法、エレクトロポーレーション、リポフェクション、マイクロインジェクション、およびレトロウイルス、アデノウイルス、ヘルペスウイルスおよびワクシニアウイルスを用いるウイルス感染法が含まれる。この場合、適当なプロモーター、エンハンサー、複製起点、末端部位、スプライシング配列、ポリアデニル化配列および/または選択マーカーを含むpCD、pcDL−SRα、pKY4、pCDM8、pCEV4、pME18SおよびpSV2−gptを、Ausubel FM et al., 1994 Current Protocols in Molecular Biology, New York: Greene Publishing Assoc. and Wiley Interscienceに記載される常套法に従い用いることができる。活性ポリペプチドを製造するために、免疫検出により観察されたクローンを、普通培養培地中で培養後に形質転換体から所望のクローンを選択することにより選択する。活性ポリペプチドを含む培養物は、クローン化された形質転換体を当該分野で用いられる通常の普通培養を用いて培養することにより得ることができる。ポリペプチドの前駆体を固有に産生する細胞およびポリペプチドを産生するために形質転換された他の細胞に関しては、それらは、ポリペプチドを活性化する活性化酵素、例えばカスパーゼ4、カスパーゼ5およびユビキチンと共に前駆体を産生し得る。哺乳動物宿主細胞を用いる組換えDNA技術は、Glutzman, Cell, 23: 175 (1981) Mullingan, PNAS78:2072(1981)に詳細に開示されている。細菌宿主細胞を用いる組換えDNA技術は、Protein Expression: A Practical Approach, S.J. Higgins and B.D.Hames eds. 1999, Nes York, Oxpord University Pressに開示されている。
【0024】
好ましい具体例では、活性IL−18ポリペプチドを含む生じた反応混合物および培養物をそのままIFN−γインデューサーとして用いることができる一方で、培養物中の細胞を超音波、細胞溶解酵素および/または界面活性剤により粉砕した後、濾過、遠心分離等、タンパク質精製に関して記載されている以下の常套の工業的方法:Principles and Practice, Cantor, C.R. ed. 1993, New York, Spinger−Verlagを行ない、生じた細胞および細胞残さからポリペプチドを分離する。細胞および細胞残さを含まないポリペプチドは、生物活性物質を精製するために当該分野で用いられる常套の精製法、例えば、塩析、透析、濾過、濃縮、沈降分離、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、等電点クロマトグラフィー、疎水性クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、ゲル電気泳動および等電点電気泳動により精製してよい。所望の場合、これらの精製法の2またはそれ以上を組み合わせて用いることができる。生じる精製ポリペプチドは、その最終用途に沿うように、液体または固体精製物へと濃縮および凍結乾燥することができる。
【0025】
本発明の二シストロン的発現カセットは、既に開示されているような(Tobias, J.W. et al., Journal of Biological Chemistry 1991. 266(18): p.12021.12028)適当なカスパーゼ4/カスパーゼ5またはユビキチナーゼ切断認識部位を含む実質上あらゆるペプチドをインビボでプロセシングするために用いることができる多用途のベクターである。二シストロン的発現は、両遺伝子が同じ転写ユニットに結合して両遺伝子の少しずつの持続的な発現を確実にするので、他の共発現法に勝る利点を提供する。これは、一のプラスミドが徐々に失われる可能性のあるデュアルプラスミド系、または実験間で各プロモーターからの発現が変動する可能性のある単一プラスミドデュアルプロモーター系と対照的である。特に、ここに記載する二シストロン的発現系は、酵素、サイトカイン、成長因子および他のタンパク質分解を活性化することのできるタンパク質のインビボでの活性化に理想的であり、それゆえ単一のステップで細胞からそのようなタンパク質を大規模で産生すること、および別のインビトロでの活性化ステップの必要性を除去することができる。
【0026】
活性化プロテアーゼ、カスパーゼ4(Ala105からAsn377)またはカスパーゼ5(Ile146からAsn418)を、2つの遺伝子の転写融合物を作成するために、プロ−IL−18配列の直後にN−末端−6−His融合物としてサブクローニングした。T7ターミネーター配列は、二シストロン的転写ユニットの転写終結のために、カスパーゼ4配列の下流に配置する。不完全なShine−Dalgarno配列を含む小さな遺伝子間領域も、カスパーゼ4配列から最小限の翻訳の開始のみを可能とするように付加した(図10および14)。他の調節領域には、17塩基対のプロモーター領域のすぐ下流に位置する25塩基対のlacオペレーター配列が含まれるが、17塩基対のプロモーター領域には、プラスミド上に位置するlac−I遺伝子のコピーによりコードされ、T7RNAポリメラーゼがない場合に基本的転写を抑制するlacリプレッサーが結合する。プロIL18/Casp4およびプロIL18/Casp5と名付けた合成プラスミドは、T7ポリメラーゼ遺伝子の誘導性染色体コピーを含むイー.コリBL21(DE3)株に次いで別々に感染させた。
【0027】
二シントロンカセットの転写は、T7RNAポリメラーゼ遺伝子の溶原性のコピーからコードされるファージT7RNAポリメラーゼタンパク質により制御される、T7プロモーターの管理下にある。T7ポリメラーゼのこの染色体コピーそれ自体は、イソプロピル−1−チオ−b−Dガラクトピラノシドの添加により誘導されるlacUV5プロモーターのコントロール下にある。誘導によりプロ−IL−18およびHis−カスパーゼ−4またはHis−カスパーゼ−5が協調して転写および翻訳される。発生期に翻訳されたカスパーゼ−4またはカスパーゼ−5は、プロIL−18のタンパク質分解の活性化を起こす活性体に自己プロセスされる。翻訳された両IL−18前駆体ならびに転写後に活性化されたIL−18はイー.コリ中において大概は溶性である。N−末端チロシンを含む成熟活性IL−18は、常套のクロマトグラフィー法による誘導後に細菌細胞溶解物から直接精製する。カスパーゼ−4での成熟IL−18への切断は、4時間37℃または18時間29℃により完了し(図11)、カスパーゼ5での成熟IL−18への切断は、18時間29℃にて完了する(図15)。
【0028】
最も好ましい具体例では、本発明は図4(配列番号4および配列番号5)に示す切断カスパーゼ4または図5(配列番号6および配列番号7)に示す切断カスパーゼ5を用いる。カスパーゼ4およびカスパーゼ5の切断は、Munday, N.A., et al., 1995, J. Biol. Chemistry, 270, 15870−15876に開示されている。
【0029】
本発明により、ユビキチンc−末端ヒドロラーゼの活性により活性IL−18へと変換されるN−末端ユビキチンIL−18融合物(前駆体)とのユビキチン特異的プロテアーゼの共発現により活性ポリペプチドを作成する方法が提供される。オーセンティックなN末端チロシンを含む76のアミノ酸のユビキチンタンパク質をヒトIL−18の成熟N末端に融合し、そして例えば配列番号10および配列番号11に示すように、イー.コリ中でユビキチン特異的プロテアーゼと共発現する。ユビキチンは分解に備えてタンパク質をマークする機能を持つ、真核細胞中に見出される高度に保存された76残基のタンパク質である(Baker, R.T., Current Opinion in Biotechnology, 1996. 7(5): p.541−6)。ユビキチンは、真核細胞中では内部発現されるが細菌中には存在しないユビキチン特異的プロテアーゼの活性によりタンパク質から特異的に切断される。ユビキチン融合タンパク質とユビキチン特異的プロテアーゼのイー.コリ中での共発現によっても、ユビキチンが効果的に除去される(Baker, R.T. et al., Jounal of Biological Chemistry, 1992. 267(32): p.23364−75)(図20)。加えて、これらの脱ユビキチン化酵素のほとんどは、プロリンを除く事実上あらゆるアミノ酸の前で切断することができる。つまり、成熟IL−18からのユビキチンの切断が、P1’位での大きな芳香族チロシン残基の存在にも関わらず、可能である。
【0030】
ユビキチン−IL−18(Ub−IL−18)およびユビキチンプロテアーゼ−1(Ubp−1)の共発現(Tobias, J.W. et al., Journal of Biological Chemistry, 1991, 266(18): p.12021.12028)は、誘導性T7プロモーターのコントロール下の2つの遺伝子の二シストロン的発現によりなされる。成熟IL−18は、進化上保存された76アミノ酸のユビキチンペプチドとのN末端融合物として発現される。Ub−IL−18cDNAを、pET28aベクター内に、T7RNAポリメラーゼプロモーターのコントロール下にサブクローニングする。その結果、全長のユビキチン特異的プロテアーゼをコードしているcDNAがT7終結配列の下流にサブクローニングされる(図19)。両Ub−IL−18およびユビキチン特異的プロテアーゼcDNAは、Ub−IL−18およびユビキチン特異的プロテアーゼタンパク質が別個に翻訳される単一のmRNA転写産物へと転写される。
【0031】
前記のように、本発明により得られる活性ヒトIL−18ポリペプチドは、有用な生物活性物質としてのIFN−γの産生を誘導する活性を有し、KG−1(ヒトmyelomonocytic1細胞系統)細胞(図21)および精製されたヒトPBMCs(図22)からのIFNgの産生を刺激する。
全公開文献および特許文献はここに、引用により組み込む。以下の実施例により本発明をさらに説明するが、本発明を制限するものではない。
【0032】
実施例1−IL−18前駆体(プロ−IL−18)の調製
ヒト−IL−18前駆体を、イー.コリ中で、N−末端ヘキサ−ヒスチジンタグ標識融合物として発現させた。発現プラスミド、プロEx−hIL18は、イソプロピル−1−チオ−β−D−ガラクトピラノシド(IPTG)を用いる誘導性発現のためのTrcプロモーターおよびIacIqを含むベクター、pPROEX−1(Life Technologies)から得た。組換え発現ベクターを構築するために、完全なカスパーゼ5−前駆体遺伝子を含むDNAフラグメントを、5’にNdeIを、そして3’にBam HI制限エンドヌクレアーゼ部位をテイリングしたcDNAクローンからPCR増幅した。増幅産物をpPROEX−中のこれら2つの制限部位の間にサブクローニングし、こうしてベクター中に存在するヘキサヒスチジンコーディング配列とのインフレームのN末端融合物を作成した。
結果として生じるプラスミドを、1mMのIPTGを5時間37℃にて用いる誘導の後、DH10B宿主細胞中で発現させた。組換えタンパク質を、誘導した培養物の遠心分離後に得られた細胞ペレットから回収した。
【0033】
実施例2−プロ−IL−18の精製
実施例1記載のごとくプロ−IL−18を発現しているイー.コリ細胞1.5kgを、3.6Lの溶解バッファーC(50mMのトリスHCl、10mMのBME、0.5MのNaCl、5%のグリセロール、1μg/mlのペプスタチンA、1μg/mlのロイペプシン、0.4mMのAEBSF)中に懸濁し、マイクロフルーイディックス(Microfluidics)を12,000psiにて通す2回のパスにより溶解し、28,000×gにて遠心分離し、次いで3.7Lの上清を回収した。5mMのイミダゾールを含有するバッファーC(バッファーD)で前平衡した600mlのNiNTAアガロースを上清に添加し、スラリーを1時間インキュベートし、プロ−IL−18を捕獲した。スラリーを低速(3,000rpm)で遠心分離し、上清をデカントし、次いでスラリーをカラムにつめた。カラムをバッファーDで洗浄し、次いでプロ−IL−18をバッファーC中300mMのイミダゾールで溶離した。プールをバッファーE(25mMのHEPES、10mMのBME、pH8.0)にて透析し、次いで同じバッファーで平衡化したDEAE ToyoPearl650mMカラムにのせた。カラムをバッファーE中0〜0.5MのNaClの線形勾配で溶離した。プールは、650mgの>90%の純粋なプロ−IL−18を含んだ。
【0034】
実施例3−カスパーゼ4の調製
ヒトのカスパーゼ4をN末端ヘキサ−ヒスチジンタグ標識融合物としてイー.コリ中で発現させた。発現プラスミド、pET16b−カスパーゼ4は、ファージT7プロモーターを含むベクターPeT16b(Novagen)から得た。組換えベクターを、N末端にヘキサ−ヒスチジンコーディング配列を組込み、NcoIおよびXhoI制限エンドヌクレアーゼ部位をテイリングしているカスパーゼ−4活性ドメイン(アミノ酸Ile146からAsn418)のPCR増幅により構築した。生じたPCR産物を次いでこれら2つの制限部位の間にサブクローニングし、N末端ヘキサヒスチジンカスパーゼ4融合ベクターを作成した。
【0035】
生じたプラスミドを、1mMのIPTGを用いる誘導後にカスパーゼ4の誘導性の発現を可能とするlacUV5プロモーターコントロール下にT7RNAポリメラーゼの染色体コピーを含む、溶原性のBL21DE3イー.コリ株に形質転換した。活性タンパク質を、37℃にて3時間誘導後に単離した細胞ペレットから精製した。
【0036】
実施例4−カスパーゼ4の精製
実施例2記載のN−末端ヘキサ‐Hisタグ標識ヒトカスパーゼ4を発現しているイー.コリ細胞を溶解した場合、カスパーゼ4の活性は、溶解物上清中にて検出することができる。タンパク質を上清からNiNTAアガロースビーズ上に捕獲した場合、p10およびp20の両方が回収される。これは、カスパーゼ4プロテアーゼドメインが、細胞培養の間に、p10とp20の連結部分での自己切断により活性化され、溶解性の非共有へテロダイマーとして残っていることを示す。この情報を用いて、ヘキサ−Hisタグ標識p20/p10ヘテロダイマーを精製することができる。全プロセスは、分子のあらゆる更なる崩壊を回避するために、4℃にて行う。
【0037】
約400gの湿ったイー.コリ細胞ペレットを、25mMのHEPES、0.1%のCHAPS、500mMのNaCl、pH7.4の10mMのベータメルカプトエタノール(BME)、および10%のグリセロール(バッファーA)を含む1.6Lの溶解バッファーに懸濁し、次いでマイクロフルーイディックスを12,000psiにて通す2回のパスにより溶解した。溶解物を30,000×gで1時間遠心分離し、次いで1.7Lの溶解上清を回収した。5mMのイミダゾールを含む溶解バッファーで前平衡した150mlのNiNTAアガロースを溶解上清に添加し、懸濁液をpH8.0へと2NのNaOHで調整し、次いでカスパーゼ4を1時間バッチ式吸着した。NiNTAアガロースをカラムにつめ、バッファーA中5mMおよび25mMのイミダゾールで続けて洗浄して不純物を除去し、次いでカスパーゼ5を、バッファーA中300mMのイミダゾールで溶離した。タンパク質をバッファーB(25mMのHEPES、0.1%のCHAPS、10%のグリセロール、10mMのBME、pH8.0)に対して透析し、次いで同じバッファーで前平衡したDEAE ToyoPearl650Mカラムにのせた。カスパーゼ4を同じバッファー中100mMのNaClを含むカラムから溶離した。蛍光ペプチド基質、LEED−AMCを用いてカスパーゼ4の最高の特異活性を示しているフラクションをプールした。
【0038】
実施例5−ポリペプチドのインビトロでの活性化および精製
実施例2記載のごとく精製したプロ‐IL−18をカスパーゼ4と共に1:500w/w比で3時間室温にてインキュベートした。プロドメインの切断反応は、SDS−PAGE分析により>90%で完了した。反応混合液に、バッファーD中140mlのNiNTAアガロースを添加し、1時間インキュベートし、焼結ガラス漏斗に注ぎ、主として成熟IL−18を含む非結合物質を回収した。少量の残るプロ‐IL−18、プロドメイン、カスパーゼ4、および他の不純物がNINTAアガロースに結合した。非結合溶液を25mMのDTTへ調整し、1時間インキュベートして還元反応を完了させ、溶液のpHを2Mのリン酸を添加することにより6.0へと調整し、次いでYM10膜を用いて86mlへと濃縮した。濃縮したサンプルを0.1MのNaClを含む10mMのNaPhosphate pH6.0で平衡化したSuperdex75カラムにのせた。プールしたフラクションは、560mgの成熟IL−18を含んだ。
【0039】
実施例6−ポリペプチドのインビボでの活性化および調製
IL−18の活性化は、ヒトIL−18前駆体およびカスパーゼ‐4の同時発現によりインビボで達成することもできる。プロ‐IL−18は、発現プラスミド、pET28−プロ−IL−18/Casp4内のヒトカスパーゼ‐4と共に単一の転写物から、イー.コリ中で二シストロン的に共発現される。ヒトのプロ‐IL−18遺伝子は、T7プロモーターのコントロール下、プロ−IL−18配列からの最適の翻訳開始のための有効なShine−Dalgarno配列を含んでいるpET28a(Novagen)にサブクローニングした(図8)。カスパーゼ4遺伝子(Ile146からAsn418)は、カスパーゼ4配列からの最小限の翻訳の開始を可能とする不完全なShine−Dalgarno配列を含んでいるプロ‐IL−18配列直後にサブクローニングした。T7終結配列を、二シストロン的転写ユニットの後に翻訳終結のために含めた。生じた構築物を次いで、T7ポリメラーゼ遺伝子の誘導性染色体コピーを含むBL21(DE3)宿主へトランスフェクトした。この宿主中での、1mMのIPTGを用いたこの構築物の誘導により、プロ‐IL−18およびプロカスパーゼ4が協調転写および協調翻訳された。発生期に翻訳されたプロ‐カスパーゼ4は、プロ‐IL−18のタンパク質分解の活性化を起こす活性体に自己プロセスされる。図8は、1mMのIPTGによる誘導後の、18時間に渡るIL−18の活性化のタイムコースを示す(0−18時間)。
【0040】
実施例7−カスパーゼ4のインビボでの活性化
カスパーゼ4のインビボでの活性化は、Munday, N.A., et al, 1995, J. Biol. Chemistry, 270,15870−15876に開示されている。Ala59に始まる、プロ領域を欠いているカスパーゼ‐4の切断形態のイー.コリ中での発現により、活性酵素ヘテロダイマーへと会合するP10およびP20サブユニットへの切断による自己活性化が導かれる。カスパーゼ4の活性化の遅延は、切断およびプロ−IL−18の成熟IL−18への活性化の遅延と言い換えられる(図9)。これより、細胞中で安定性の低い成熟IL−18へそれが切断されるより前に、より安定なプロ‐IL−18が蓄積される。
【0041】
実施例8−カスパーゼ4と共発現したヒトIL−18の精製
実施例6記載のごとくIL−18を発現しているイー.コリ細胞66gを、1mMのEDTAおよび10MのDTTを含む130mlの0.1MのHEPESpH7.5中に懸濁し(全プロセスは、遊離SHを保護するための最終段階以外は、4℃にて10mMのDDTの存在下に行った。)、マイクロフルーイディックスを12,000psiにて通す2回のパスにより溶解した。溶解物(230ml)を34,000×gにて30分間遠心分離した。上清(200ml)を1Lへと、25mMのHEPESpH7.0を用いて希釈した後、タンデムに2つのカラム、ToyoPearl SP 650MおよびToyoPearl DEAE 650Mに流した。イー.コリ細胞から誘導した不純物の多くがカラムに結合した。流出した物質をpH9.5へと、25mMのビストリスプロパンを用いて調整し、2Lへと希釈し、次いで25mMのビストリスプロパンHClpH9.5で平衡化したSource15Qカラムにのせた。カラムを同じバッファー中1〜0.5MのNaClの線形勾配を用いて溶離した。IL−18を含んでいるフラクションを、Vydac C4 RP−HPLCを用いて同定し、次いでプールした(250ml)。プールをYM10膜を用いて50mlへと濃縮し、1mMのEDTAおよび0.15MのNaClを含む(インビボ使用のためにはDTTは含まず)10mMのNaPO、pH6.0で前平衡したSuperdex 75カラムにのせた。
【0042】
実施例9−切断カスパーゼ5の調製
ヒト切断カスパーゼ5も、イー.コリ中で、N−末端ヘキサ‐ヒスチジンタグ標識融合物として発現させた。発現プラスミド、pET16b−切断カスパーゼ5を、ファージT7プロモーターを含んでいるベクターpET16b(Novagen)から誘導した。組換えベクターは、N末端にヘキサ‐ヒスチジンコーディング配列を組み込み、かつNcoIおよびXhoI制限エンドヌクレアーゼ部位をテイリングしている切断カスパーゼ5活性ドメイン(アミノ酸Ile146からAsn418)のPCR増幅により構築した。生じたPCR産物を次いで、これら2つの制限部位の間にサブクローニングし、N‐末端ヘキサ‐ヒスチジン‐切断カスパーゼ5融合ベクターを作成した。
【0043】
合成プラスミドを、1mMのIPTGでの誘導後に切断カスパーゼ5の誘導性の発現を可能とするlacUV5プロモーターコントロール下にT7RNAポリメラーゼの染色体コピーを含んでいる溶原性のBL21DE3イー.コリ株に形質転換した。活性タンパク質を、37℃にて3時間誘導した後に単離した細胞ペレットから精製した。
【0044】
実施例10−カスパーゼ5の精製
実施例9に記載のN末端ヘキサ‐Hisタグ標識ヒト切断カスパーゼ5を発現しているイー.コリ細胞を溶解した場合、切断されたカスパーゼ5の活性は、溶解上清中で検出することができる。タンパク質をNiNTAアガロースビーズ上に捕獲する場合、p10およびp20の両方が回収される。これは、切断されたカスパーゼ5プロテアーゼドメインが、p10およびp20の接合部分で自己切断により細胞培養の間に活性化され、溶解性の非共有ヘテロダイマーとして残っていることを示す。この情報を用いて、ヘキサ−Hisタグ標識p20/p10ヘテロダイマーを精製することができる。全プロセスは、分子のあらゆるさらなる崩壊を回避するために4℃で行う。
【0045】
およそ400gの湿ったイー.コリ細胞ペレットを、25mMのHEPES、0.1%のCHAPS、500mMのNaCl、pH7.4の10mMのベータメルカプトエタノール(BME)、および10%のグリセロール(バッファーA)を含む1.6Lの溶解バッファー中に懸濁し、マイクロフルーイディックスを12,000psiにて通す2回のパスにより溶解した。溶解物を30,000×gで1時間遠心分離し、次いで溶解上清1.7Lを回収した。5mMのイミダゾールを含む溶解バッファーで前平衡した150mlのNiNTAアガロースを溶解上清に添加し、懸濁液を2NのNaOHでpH8.0へと調整し、次いでカスパーゼ5を1時間バッチ式吸収した。NiNTAアガロースをカラムにつめ、バッファーA中5mMおよび25mMのイミダゾールで続けて洗浄して不純物を除き、次いでカスパーゼ5をバッファーA中300mMのイミダゾールで溶離した。タンパク質をバッファーB(25mMのHEPES、0.1%のCHAPS、10%のグリセロール、10mMのBME、pH8.0)に対して透析し、次いで同じバッファーで前平衡したDEAE ToyoPearl650Mカラムにのせた。切断されたカスパーゼ5を同じバッファー中100mMのNaClを用いてカラムから溶離した。蛍光ペプチド基質LEED−AMCを用いて切断カスパーゼ5の最高の特異活性を示しているフラクションをプールした。
【0046】
実施例11−ポリペプチドのインビボでの活性化および調製
実施例1および2記載のごとく調製および精製したプロ−IL−18を、切断されたカスパーゼ5と1:500w/w比で3時間室温にてインキュベートした。プロドメインの切断反応は、SDS−PAGE分析により>90%にて完了した。反応混合物に、バッファーD中140mlのNiNTAアガロースを添加し、1時間インキュベートし、次いで焼結ガラス漏斗に注ぎ、主として成熟IL−18を含む非結合物質を回収した。残っている少量のプロ‐IL−18、プロドメイン、切断カスパーゼ5、および他の不純物がNINTAアガロースに結合した。非結合溶液を25mMのDTTに対して調整し、1時間インキュベートして還元反応を完了させ、2Mのリン酸を添加することにより溶液のpHを6.0へと調整し、YM10膜を用いて86mlへと濃縮した。濃縮したサンプルを、0.1MのNaClを含む10mMのNaPhosphate pH6.0で平衡化したSuperdex75カラムにのせた。プールしたフラクションは、560mgの成熟IL−18を含んだ。
【0047】
実施例12−ポリペプチドのインビボでの活性化および調製
IL−18の活性化は、ヒトのIL−18前駆体および切断カスパーゼ5の同時発現によりインビボで活性化することもできる。プロ‐IL−18が、発現プラスミド、pET28‐プロIL18/Casp5内のヒト切断カスパーゼ5と共に単一の転写産物からイー.コリ中で二シストロン的に共発現した(図9)。ヒトのプロ‐IL−18遺伝子を、T7プロモーターのコントロール下にプロ‐IL−18配列からの最適の翻訳の開始のための有効なShine−Dalgarno配列を含んでいるpET28a(Novagen)にサブクローニングした(図10)。切断カスパーゼ5遺伝子(Ile146〜Asn418)を、不完全なShine−Dalgarno配列を含んでいるプロ‐IL−18配列直後にサブクローニングし、切断カスパーゼ5配列から最小限の翻訳開始を可能とした。T7終結配列を、二シストロン的転写ユニットの後に、翻訳の終結のために含めた。生じた構築物を、T7ポリメラーゼ遺伝子の誘導性染色体コピーを含むBL21(DE3)宿主に次いでトランスフェクトした。この構築物のこの宿主中での1mMのIPTGを用いた誘導により、プロ‐IL−18およびプロ‐カスパーゼ5が協調転写および協調翻訳された。発生期に翻訳されたプロ‐カスパーゼ5は、プロ‐IL−18のタンパク質分解活性を開始する活性種に自己プロセスする。
【0048】
実施例13−切断カスパーゼ5と共発現したヒトIL−18の精製
実施例12記載のごとくIL−18を発現しているイー.コリ細胞66gを、1mMのEDTAおよび10mMのDTTを含む130mlの0.1M HEPES H7.5に懸濁し(全プロセスは、遊離SHを保護するための最終段階以外は、4℃にて10mMのDTTの存在下で行った。)、次いでマイクロフルーイディックスを12,000psiにて通す2回のパスにより溶解した。溶解物(230ml)を34,000×gにて30分間遠心分離した。上清(200ml)を、25mMのHEPES pH7.0を用いて1Lへと希釈し、次いでToyoPearlSP650MおよびToyoPearlDEAE650Mの2つのカラムにタンデムに流した。イー.コリ細胞由来の不純物の多くがカラムに結合した。流出した物質を25mMのビストリスプロパンを用いてpH9.5へと調整し、2Lへと希釈し、次いで25mMのビストリスプロパンHCl pH9.5にて平衡化したSource15Qカラムにのせた。カラムを同じバッファー中0〜0.5MのNaClの線形勾配を用いて溶離した。IL−18を含むフラクションを、Vydac C4 RP−HPLCを用いて同定し、次いでプールした(250ml)。プールをYM10膜を用いて50mlに濃縮し、1mMのEDTAおよび0.15MのNaClを含む(インビボ使用のためにはDTTを含まない)10mMのNaPOにて前平衡したSuperdex75カラムにのせた。
【0049】
実施例14−ユビキチン/プロ−IL−18/Ubp1の調製
76アミノ酸のユビキチンコーディング配列を、成熟IL−18の最初のチロシンコドンがユビキチンのグリシン76コドンの直後にくるように、ブラントエンドライゲーションにより、成熟ヒトIL−18のスタートコドンとインフレーム融合させた。遺伝子融合物を次いで、T7プロモーターのコントロール下にユビキチン‐IL−18遺伝子配列からの最適の翻訳開始のための有効なShine−Dalgarno配列を含んでいるpETベクター中にサブクローニングした。全長のUbp−1遺伝子を、Ubp−1の最小限の翻訳のための不完全なShine−Dalgarno配列を含んでいるIL−18の直後に次いでサブクローニングした。図11は、pET28内のUbIL−18/Ubp−1発現カセットの配列を示す。図13は、pET28内のUbIL−18/Ubp−1の注釈をつけた配列を示す。番号はpET28内の位置に対応する。
【0050】
実施例15−IL−18のインビボでの活性化および調製
実施例14の構築物を次いでBL21(DE3)宿主にトランスフェクトした。1mMのIPTGを用いた誘導により、ユビキチン−IL−18とUbp−1が協調転写および協調翻訳された。Ubp−1の酵素活性により、Ub−IL−18は、次いで常套法によりイー.コリ溶解物から直接精製することができる成熟活性IL−18へと効率よくプロセシングされる。図16はIL−18の発現、および1mMのIPTGで誘導後の30℃および37℃でのIL−18の発現およびプロセシングのタイムコースを示す。上の矢印はレーン1におけるプロセシングされていないUB−IL−18の部分を示す。下の矢印は、レーン3におけるプロセシングされたIL−18の部分を示す。(抗−IL−18抗血清を用いるウェスタンブロット検出)。
【0051】
実施例16−ユビキチンと共発現されたヒトIL−18の精製
実施例15記載のごとくIL−18を発現しているイー.コリ細胞66gを、1mMのEDTAおよび10mMのDTTを含む130mlの0.1MHEPESpH7.5中に懸濁し(全プロセスは、遊離のSHを保護する最終段階以外は、4℃にて、および10mMのDTTの存在下で行った)、次いでマイクロフルーイディックスを12,000psiにて通す2回のパスにより溶解した。溶解物(230ml)を34,000×gにて30分間遠心分離した。上清(200ml)を25mMのHEPESpH7.0を用いて1Lへと希釈し、次いでToyoPearl SP 650MおよびToyoPearlの2つのカラムにタンデムに流した。イー.コリ細胞由来の不純物の多くがカラムに結合した。流通物質を、25mMのビストリスプロパンpH9.5を用いて平衡化したSource15Qカラムにのせた。カラムを同じバッファー中0〜0.5のNaClの線形勾配で溶離した。IL−18を含んでいるフラクションを、VydacC4RP−HPLCを用いて同定し、次いでプールした(250ml)。プールをYM10膜を用いて50mlへと濃縮し、1mMのEDTAおよび0.15MのNaClを含む10mMのNaPOpH6.0(インビボ使用のためにはDTTは含まない)で前平衡した。
【0052】
現在発明の好ましい具体例であると考えられているものを記載したが、種々の変更をなしてよく、および本発明の精神および範囲内にある全てのそのような変更を添付の請求の範囲内に含むことを意図していることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ヒトIL−18前駆体のアミノ酸配列を示す(配列番号1)。
【図2】図2は、全長のヒトIL−18をコードしている核酸配列を示す(配列番号2)。
【図3】図3は、活性ヒトIL−18のアミノ酸配列を示す(配列番号3)。
【図4】図4は、6−hisタグ付N末端切断カスパーゼ4のアミノ酸配列を示す(配列番号4)。
【図5】図5は、6−hisタグ付N末端切断カスパーゼ4のアミノ酸配列をコードしている核酸配列を示す(配列番号5)。
【図6】図6は、6−hisタグ付N末端切断カスパーゼ5のアミノ酸配列を示す(配列番号6)。
【図7】図7は、6−hisタグ付N末端切断カスパーゼ5のアミノ酸配列をコードしている核酸配列を示す(配列番号7)。
【図8】図8は、プロ−IL−18および切断カスパーゼ4のイー.コリ.中での共発現のためのpET28−プロIL−18/Casp4内に含まれる二シストロン的発現カセットの概略図である。
【図9】図9は、pET28内のプロIL−18/カスパーゼ4発現カセットの配列を示す(配列番号8)。
【図10】図10は、プロIL−18/カスパーゼ4発現カセットの注釈を付した配列を示す。番号は、pET28aベクター内での位置に対応する。
【図11】図11は、プロIL−18/カスパーゼ4の誘導を示す。
【図12】図12は、イー.コリ.中でのプロ−IL8とカスパーゼ5の共発現のためのpET28−プロ−IL18/切断カスパーゼ5内に含まれる二シストロン的発現カセットの概略図である。
【図13】図13は、pET28内のプロ−IL18/カスパーゼ5発現カセットの配列を示す(配列番号9)。
【図14】図14は、調節配列の特徴およびプロ−IL−18および切断カスパーゼ−5の翻訳を示している、プロ−IL−18/切断カスパーゼ−5発現カセットの注釈を付した配列図を示す。番号は、pET28aベクター内での位置に対応する。
【図15】図15は、プロ−IL−18/カスパーゼ5の誘導を示す。
【図16】図16は、Ub−IL−18のアミノ酸配列を示す(配列番号10)。
【図17】図17は、Ub−IL−18のアミノ酸配列をコードしている核酸配列を示す(配列番号11)。
【図18】図18は、pET28ベクター内のUb−IL−18/Ubp−1発現カセットの核酸配列を示す(配列番号12)。
【図19】図19は、pET28ベクター内のUb−IL−18/Ubp−1の注釈を付した配列を示す。番号はpET28内の位置に対応する。
【図20】図20は、Ub−IL−18の発現およびUbp−1によるプロセシングを示す。
【図21】図21は、KG−1(ヒト骨髄単核細胞系統)細胞を用いた、IFN−γの産生を測定するためのIL−18活性のアッセイを示す(IL−18は表記のごとく、種々の方法で発現させた)。
【図22】図22は、精製ヒトPBMCを用いた、IFN−γの産生を測定するためのIL−18活性のアッセイを示す(IL−18は表記のごとく、種々の方法で発現させた)。

Claims (24)

  1. アミノ酸配列XEYD(配列中、XはW、L、F、Y、I、V、D、またはEから成るアミノ酸の群から選択され、およびYはH、I、A、T、S、PまたはEから成るアミノ酸の群から選択される)を含むプロテアーゼ活性化モチーフを有するポリペプチドであるポリペプチド前駆体から活性ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ4を該ポリペプチド前駆体と接触させること、および
    (ii)活性ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  2. アミノ酸配列XEYD(配列中、XはW、L、F、Y、I、V、D、またはEから成るアミノ酸の群から選択され、およびYはH、I、A、T、S、PまたはEから成るアミノ酸の群から選択される)を含むプロテアーゼ活性化モチーフを有するポリペプチドであるポリペプチド前駆体から活性ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ5を該ポリペプチド前駆体と接触させること、および
    (ii)活性ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  3. IL−18ポリペプチド前駆体から活性IL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ4をIL−18ポリペプチド前駆体と接触させること、および
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  4. IL−18ポリペプチド前駆体から活性IL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ5をIL−18ポリペプチド前駆体と接触させること、および
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  5. IL−18ポリペプチド前駆体がヒトのIL−18ポリペプチドである、請求項3記載の方法。
  6. IL−18ポリペプチド前駆体がヒトのIL−18ポリペプチドである、請求項4記載の方法。
  7. 活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ4をヒトのIL−18ポリペプチド前駆体と接触させて、該ポリペプチド前駆体を活性ヒトIL−18ポリペプチドに変換すること、ここで、該IL−18ポリペプチド前駆体は配列番号1のアミノ酸配列、または配列番号1のアミノ酸配列中のアスパラギン酸36およびチロシン37残基をN末端配列として保持するその部分を含む、および、
    (ii)活性ヒトIL−18ポリペプチドを精製すること、
    を含む方法。
  8. 活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ5をヒトのIL−18ポリペプチド前駆体と接触させて、該ポリペプチド前駆体を活性ヒトIL−18ポリペプチドに変換すること、ここで、該IL−18ポリペプチド前駆体は配列番号1のアミノ酸配列、または配列番号1のアミノ酸配列中のアスパラギン酸36およびチロシン37残基をN末端配列として保持するその部分を含む、および、
    (ii)活性ヒトIL−18ポリペプチドを精製すること、
    を含む方法。
  9. 活性ヒトIL−18ポリペプチドが配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドである、請求項7記載の活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法。
  10. 活性ヒトIL−18ポリペプチドが配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドである、請求項8記載の活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法。
  11. ポリペプチド前駆体から活性ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ4をポリペプチド前駆体と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  12. ポリペプチド前駆体から活性ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ5をポリペプチド前駆体と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  13. IL−18ポリペプチド前駆体から活性IL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)ユビキチナーゼをユビキチン/IL−18融合物と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  14. ポリペプチド前駆体から活性IL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ4をIL−18ポリペプチド前駆体と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  15. IL−18ポリペプチド前駆体から活性IL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)カスパーゼ5をIL−18ポリペプチド前駆体と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  16. IL−18ポリペプチド前駆体がヒトのIL−18ポリペプチド前駆体である、請求項13記載の方法。
  17. IL−18ポリペプチド前駆体がヒトのIL−18ポリペプチド前駆体である、請求項14記載の方法。
  18. IL−18ポリペプチド前駆体がヒトのIL−18ポリペプチド前駆体である、請求項15記載の方法。
  19. 活性ヒトIL−18ポリペプチドが配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドである、請求項16記載の方法。
  20. 活性ヒトIL−18ポリペプチドが配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドである、請求項17記載の方法。
  21. 活性ヒトIL−18ポリペプチドが配列番号3のアミノ酸配列を有するポリペプチドである、請求項18記載の方法。
  22. ヒトIL−18ポリペプチド前駆体から活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)ユビキチンを、配列番号10のアミノ酸配列を有するユビキチン/IL−18と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性ヒトIL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  23. ヒトのIL−18ポリペプチド前駆体から活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)配列番号4のアミノ酸配列を有するカスパーゼ4を、ヒトのIL−18ポリペプチド前駆体と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
  24. ヒトのIL−18ポリペプチド前駆体から活性ヒトIL−18ポリペプチドを製造するための方法であって、
    (i)配列番号6のアミノ酸配列を有するカスパーゼ5を、ヒトのIL−18ポリペプチド前駆体と二シストロン的に共発現させること;および、
    (ii)活性IL−18ポリペプチドを精製すること
    を含む方法。
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