JP2004520109A - 位置決定装置 - Google Patents

Abstract

一方では、骨のモデル（１）内または上の固定具ダミー（６）に対する垂直方向の、他方では固定具ダミーの長手軸（１３）に対する横方向の、スリーブの位置を決定するための装置。伸縮スペーサ（７）が、固定具ダミーおよびスリーブ（４）と協働する。伸縮ねじは、それを作動させたときに、それが今度は伸縮スペーサを作動させて後者がスリーブの、したがって顎骨と固定具に対するテンプレートの位置を決定するように設計される。
【選択図】図１

Description

【０００１】
本発明は、一方では、骨、例えば顎骨、または骨のモデル内または上の固締部品または構造部品、例えば固定具または固定具ダミーに対する垂直方向の、他方では該部品の長手軸に対する横方向の、要素、例えばスリーブの位置を決定するための装置に関する。
【０００２】
本発明は、とりわけ、顎骨の穴形成手段（単数／複数のドリル、アタッチメント等）に使用されるアセンブリテンプレートの生産および使用に関連して用いるように意図されている。該アセンブリテンプレートは、顎骨のモデルに関連して、および／または患者の顎骨に関連して使用することができる。本発明は、さらに詳しくは、炭素繊維強化プラスチックから作られたテンプレートまたはアセンブリテンプレートで使用することができ、アセンブリテンプレート材料はテンプレートの生産中に特定の成形性を持つ。テンプレートは初期段階で、シェルおよび後者に配置された炭素繊維ワイヤを用いて生産される。母材はシェル（チューブ）内に注入される。顎骨モデルへの適用に関連して、このように形成された穴にガイドスリーブを当てがい、前記穴形成手段用のガイド部材を構成することができるように、ブリッジ材に貫通穴を配置することができなければならない。
【０００３】
アセンブリテンプレートは歯肉上に載るように形作ることもでき、場合によっては、顎骨または歯槽弓の頂部に接触する水平方向に置かれたピンを介して顎骨と接触することができる。本発明はまた、そのようなアセンブリテンプレートの固締にも関する。
【０００４】
かなりの繊維含有率を持つ複合材料から作られる口腔および口外補綴構造物の製作について記載したスウェーデン特許第４５７６９１号を特に参照する。
【０００５】
また、同一出願人によって出願された、とりわけ歯科用ブリッジまたは他の歯の代用物取付具用のアセンブリテンプレートに関連して穴にスリーブを当てがうための装置または構成に関するスウェーデン特許出願も参照する。前記出願の発明の名称は、「歯科アタッチメント部品に組み込まれたユニットに穴を形成してスリーブを挿入するための装置」である。
【０００６】
当該アセンブリテンプレートまたはこの種の別の補助装置の生産に関連して、実際の固定具または固定具ダミーに対してよく固定された空間位置にテンプレートまたは類似物の部品を維持することが好都合である。前記位置決定機能には、垂直位置および固定具またはダミーに対する側方変位位置の両方に関して、高い精度がなければならない。一実施形態では、当該スリーブまたは類似物は、固定具または固定具ダミーの上の位置をとることができなければならず、その位置は固定具または固定具ダミーの長手軸に対して同心とすることができる。テンプレートは顎骨モデル上でそれを生産した後で患者に移載し、そこで顎骨モデル上に存在した位置に非常に正確に一致する患者の顎骨の位置をとらなければならないので、前記位置の精度は卓越していなければならない。本発明は、なかんずくこの問題を解決することを目的とする。
【０００７】
アセンブリテンプレート材料の位置が顎モデル内または上でこうして決定された状態で、アセンブリテンプレートは、形状を変化させるために、または材料追加のために作動させることができなければならない。これは、顎骨モデルの上部表面と協働することのできる支持部材がテンプレートに与えられることを意味する。この上部表面は患者の顎骨の表面と一致する。前記支持部材には、位置決定部材の取外し後にアセンブリテンプレートが顎骨モデルの表面上でその正確な位置を維持することを可能にする形状および位置を与えることができなければならず、アセンブリテンプレートは、患者の顎骨への移載後に、支持部材の助けにより、顎骨モデル上でテンプレートがとった対応する位置を維持することができるようになる。この場合、顎骨モデルおよび患者の顎骨の表面の不規則性は、横方向の前記位置決定を得るのに役立ち、前記高さ決定機能によって、アセンブリテンプレートは、患者の顎骨でモデル内またはモデル上の位置に非常に正確に一致する位置に固定具用の穴を形成させることができる。この場合、精度は０．０５ｍｍ程度とすることができる。本発明はこの問題も解決する。
【０００８】
顎骨モデルに対するまたはその上での当該アセンブリテンプレートと関連スリーブの位置決定および固定は、テンプレートまたはテンプレート部品が顎骨モデルにねじ込まれるときに、テンプレートまたはテンプレート部品がねじ込み中または締付け中にスリーブの位置を変化させることが起こり得ないようにも行わなければならない。スリーブは、前記締付け中に傾いたり他の方法で単数または複数の固定具ダミーに対するその位置を変えることができないようにしなければならない。本発明はこの問題も解決する。
【０００９】
本発明に係る装置を第一に特徴付けるものとみなすことができる特色は、例えば伸縮スペーサの形の第１部材が、固締部品または構造部品すなわち図示した実施形態では固定具または固定具ダミーと前記要素／スリーブの両方と協働すること、および第２部材、例えば伸縮ねじが、それを作動させたときに、それが今度は第１部材／伸縮スペーサを作動させて後者が要素／スリーブの位置を決定するように設計されることである。
【００１０】
本発明の実施形態は、請求の範囲の従属請求項に記載されている。したがって、例えば、該装置は、それぞれのスリーブの対向面と協働する伸縮スペーサの外面が半径方向に外側に変位し、かつ協働により高レベルの精度でスリーブの内面と平行になるように、伸縮ねじによって作動する伸縮スペーサを含むことができる。
【００１１】
上に提示したものにより、実際の固定具ダミーまたは固定具への締付けのためにアセンブリテンプレートが傾いたり位置を変える危険性無しに、アセンブリテンプレートを所定の位置に固定する位置決定装置が得られる。装置によりこうして得られた位置で、アセンブリテンプレートに支持または協働部品を割り当てることができ、それを介してアセンブリテンプレートは、高い精度で当該表面の正確な位置を得るために顎骨モデルと協働する。装置はまた技術的に比較的単純な構造を持ち、伸縮スペーサおよび歯科用ブリッジのスリーブの協働する面間に平行性が存在し、その後の歯科用ブリッジの作業中に維持されるように、例えば伸縮ねじ上の外部円錐体および伸縮面上の内部円錐体と協力して働くことができる。
【００１２】
本発明を特徴付ける特色を持つ装置の現在提案する実施形態について、以下で、添付の図面を参照しながら説明する。
図１は、顎骨モデル内または上の固定具ダミー内のアセンブリテンプレートのための位置決定装置の部分切欠き垂直断面図である。
図２は、顎骨モデルの部品およびその上に伸長するアセンブリテンプレートの部分水平断面図である。
図３は、装置に含まれる伸縮スペーサの部分切欠き垂直断面図である。
図４は、図３の伸縮スペーサと協働することのできる伸縮ねじの垂直断面図である。
図５は、ブリッジに嵌め込まれたスリーブの一実施形態の側面図である。
図６は、図５のスリーブの水平断面図である。
【００１３】
図１は、１と標記された顎骨モデルを示す。顎骨モデルは患者の顎骨を表す。モデルは様々な原理で製作することができ、したがって一実施形態では、顎モデルは、それ自体公知である立体リソグラフィー装置を用いて製作することができる。アセンブリテンプレート２はモデルの頂部表面１ａに当てがわれる。アセンブリテンプレートには多数の貫通穴が設けられ、そのうちの１つの穴３が図に示されている。穴はスリーブ４の助けをかりて得られ、該スリーブは、テンプレートに関連して線図式にまたは象徴的に図示された穴形成部材５のための案内部材を構成する。スリーブは金属（チタン）または合金で作ることができる。テンプレートは固定具ダミーに固定され、そのうちの１つの固定具ダミーが図１に６で示されている。固定具ダミーはそれ自体公知の種類とすることができ、公開市場で市販されており、例えばＮｏｂｅｌ Ｂｉｏｃａｒｅ ＡＢから入手可能である。アセンブリテンプレートは、それ自体公知の方法で炭素繊維強化材２ｂを含むシェル２ａから構成することができる。加えて、シェルは母材２ｃ、例えばアクリル系プラスチックを含むことができ、それはシェル２ａの内部に注入される。テンプレートは、テンプレートが硬化形態をとるように重合されているか、重合される。テンプレートに、顎骨モデルの前記表面１ａと協働する協働部材２ｄおよび２ｅが設けられる。協働部品の底面２ｄ’および２ｅ’は、完成状態のテンプレートを患者の顎骨に移載するときに前記頂部表面１ａの不規則性を固定または位置決定部材として使用することができるように、高い精度で頂部表面１ａの高低に従う。前記協働部材が確立されるテンプレート製作段階中に、テンプレートが固定具に対して厳密な位置をとり、かつ維持することができることが重要である。本発明では、これは、伸縮スペーサ７および伸縮ねじ８を含む位置決定部材の助けをかりて達成される。当てがい手順では、伸縮スペーサがスペーサをスリーブ内で上から（矢印９参照）押し下げて固定具ダミーの上端６ａと接触させることができる周方向寸法をとるときに、伸縮スペーサをスリーブの凹所４ａ内に押し下げる。伸縮スペーサはこうしてその下部７ａを固定具ダミーの上部６ａに押し付ける。スペーサとダミーとの間の協働面は、それ自体公知の方法で、スペーサに固定具ダミーに対して明確な横方向位置を与えるように設計することができる。スリーブ内でのスペーサの押下げはしたがって、挿入後の段階でスペーサを半径方向に外向きに拡張したときに、スペーサの上部７ｄの２つの外方突起フランジ７ｂおよび７ｃがスリーブの周りに係合できることを意味する程度である。こうして挿入された位置で、伸縮ねじ８が上から当てられる（矢印９参照）。伸縮ねじにはねじ山が、この場合雄ねじ８ａが切られており、それによってねじは固定具ダミーの対応する雌ねじ６ｂ内にねじ込むことができる。この例示的実施形態では、伸縮スペーサおよび伸縮ねじを同時に凹所４ａ内に押し下げることができる。すなわち伸縮ねじは伸縮スペーサ内の仮位置をとる。この場合、伸縮スペーサには、伸縮ねじが取扱いにより伸縮スペーサから分離するのを防止する内部フランジ７ｆを設けることができる。伸縮ねじは外部円錐形状部８ｂを有し、伸縮スペーサは内部円錐形状部７ｅを有する。伸縮ねじがスペーサに対する回転運動１０を与えられてねじ６ｂ内にねじ込まれていくときに、前記円錐形状部は相互に協働する。前記円錐形状分間の協働は、伸縮スペーサの上部の部分７ｄ’が半径方向（半径Ｒ参照）に外向きに圧迫されることを意味する。半径方向に外向きの圧迫は、外面７ｄ’’が圧迫されてスリーブ４の内壁４ａに押し付けられて、テンプレートが固定具ダミーに対して固定され、またはその位置が決定されることを確実にする。伸縮スペーサおよび伸縮ねじの助けをかりて行われる半径方向に外向きの圧迫および内部締付けは、傾斜運動、例えば破線矢印１１、１２によって示される傾斜運動が発生しないことを意味する。固定具ダミーならびにスペーサおよびねじの共通長手軸は１３で示される。上記の手段に従って達成される位置の決定は、スペーサおよびねじ７および８がそれぞれ前記共通長手軸を高い精度で使用できることを意味する。
【００１４】
アセンブリテンプレートがこうして顎骨モデルの頂部表面１ａに対して正確に固定された位置についた状態で、アセンブリテンプレートにこうして最終形状を与えることができる。
【００１５】
図２で、参照番号１４は下から見た患者の上顎骨を示す。図１に係るブリッジ２が前記顎に移載されて、水平方向にテンプレート２の広がりに沿って多数設けることができる協働部品２ｄおよび２ｅによって高い精度でその表面１４ａに押し付けられる。表面１４ａの不規則性はこうして、テンプレートを顎骨表面１４ａに対して横方向１５および１６に固定するために使用することができる。図２で、テンプレートの長手方向の広がりに沿って配列された３つのスリーブが、４’、４’’、および４’’’で示されている。協働部品は、テンプレートの製作と同時に、またはその後で、シリコーン材で作ることができる。
【００１６】
図３は、図１にかかる伸縮スペーサの詳細な実施形態を示す。伸縮スペーサは、その垂直方向の寸法Ｈにより、ダミー６の上のスリーブ４の位置を画定する（図１参照）。その上半部（図３に対して）に、スペーサは、スペーサの長手方向に伸長する１つまたは複数のスリットを持つ。好適な例示的実施形態では、２つのそのようなスリット７ｇがある。スリットは少なくとも、スリーブ４の内面４ａと協働する外面７ｄ’’に沿って伸長する（図１参照）。好適な実施形態では、単数または複数のスリット７ｇは、伸縮スペーサの長さの少なくとも半分または半分以上に沿って伸長する。したがってスリット構成および伸縮ねじ用の内部凹所７ｈならびに凹所の内壁と内部円錐形状部７ｅとの間の変化は、伸縮スペーサが前記円錐形状部７ｅおよび８ｂを介して伸縮ねじによって作動したときに（図１参照）、図３に示した位置から半径方向に外側に実質的に平行な変位が生じるように構成される。平行な変位に関連して、側部７ｉは、スリーブの内面４ａと平行な協働が行われる位置７ｄ’’’をとる（図１参照）。一実施形態では、側面７ｄ’’は最初から前記内面４ａと非平行にすることができる。半径方向に位置７ｄ’’’まで変位した状態で、内面４ａ全体に沿って内側からの締付けが得られるように、表面７ｄ’’は４ａと平行な位置をとる。スペーサはまた上記に従ってそれ自体公知の種類とすることができる外部分７ａ’をも持ち、該部分は、それ自体公知である固定具ダミーの対応する頂部と協働する。前記部分７ａ’は、固定具に対する垂直および横方向の正確な位置を維持するために、固定具ダミーの対応するガイドフランジと協働するガイドフランジを持つかまたは備えることができる。こうして前記構成は、固定具ダミーの締付け中および締付け後にスペーサが固定具ダミーに対して傾斜することを防止する。外向きの平行な変位により、上記のフランジ７ｂおよび７ｃはスリーブの端面の周囲に係合状態になるので、垂直方向の固定が得られる。内向きに突起するフランジ７ｆもまた、伸縮ねじのねじ切り部の挿入を可能にするように構成される。円錐形状部７ｅは、例えば１５゜の半円錐角αを持つことができる。
【００１７】
図４に、ねじ回し用スロットが８ｃで示され、外部円錐形状部８ｂの半円錐角がβで示される。前記角度βは、スペーサの内部円錐体７ｅの大きさに実質的に一致する大きさ、すなわち本例では１５゜を持つことができる。雄ねじ８ａも図４に示されている。
【００１８】
図５および６は、スリーブ４の内面４ａの広がりを示す。加えて、伸縮スペーサの外方突起フランジ７ｂおよび７ｃ（図３参照）と協働することができる前記表面４ｂおよび４ｃも示されている。スリーブの外面４ｄには、テンプレートにおけるスリーブの当てがいに関連してアセンブリテンプレートの材料への適切な固締を確実にするために、小さい凹所が設けられる。
【００１９】
本発明は、例として上述した実施形態に限定されず、代わりに、添付の特許請求および発明の概念の範囲内で変形することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２０】
【図１】顎骨モデル内または上の固定具ダミー内のアセンブリテンプレートのための位置決定装置の部分切欠き垂直断面図である。
【図２】顎骨モデルの部品およびその上に伸長するアセンブリテンプレートの部分水平断面図である。
【図３】装置に含まれる伸縮スペーサの部分切欠き垂直断面図である。
【図４】図３の伸縮スペーサと協働することのできる伸縮ねじの垂直断面図である。
【図５】ブリッジに嵌め込まれたスリーブの一実施形態の側面図である。
【図６】図５のスリーブの水平断面図である。

Claims (14)

1. 一方では、骨、例えば顎骨、または骨のモデル（１）内または上の固締部品または構造部品、例えば固定具または固定具ダミー（６）に対する垂直方向の、他方では前記部品の長手軸に対する横方向の（１５，１６）、要素、例えばスリーブ（４）の位置を決定するための装置であって、第１部材、例えば伸縮スペーサ（７）が、固締部品または構造部品と前記要素の両方と協働すること、および第２部材、例えば伸縮ねじ（８）が、それを作動させたときに、それが今度は第１部材を作動させて後者が要素の位置を決定するような方法で設計されることを特徴とする装置。
2. 要素はテンプレート（１）、例えばアセンブリテンプレートに組み込まれるよう設計される、またはそのように意図されるスリーブ（４）からなり、前記アセンブリテンプレートはその初期の生産中は、降伏材料または弾性材料からなり、テンプレートの最終形状において固化状態をとることを特徴とする請求項１記載の装置。
3. 数個の要素／スリーブ（４）はそれぞれ、伸縮スペーサ（７）および伸縮ねじ（８）からなるそれらの第１および第２部材に固定されることができること、テンプレートは顎骨の形状に対応する形状を与えられること、およびテンプレート内のスリーブ（４’，４’’，４’’’）はモデル内の、対応する数の固定具ダミー（６）に対向して存在するよう配設されることを特徴とする請求項１または２記載の装置。
4. 各伸縮スペーサ（７）は垂直方向に個々のスリーブ（４）の位置を決定する構成のある第１部分を有することを特徴とする請求項１，２または３記載の装置。
5. 前記構成はフランジ（７ｂ，７ｃ）を含み、それらのフランジは相互に距離をおいて配設され、完全にまたは部分的に個々のスリーブの端面（４ｂ，４ｃ）の上を伸長して高さ固定機能を可能とすることを特徴とする請求項４記載の装置。
6. 第２部材は伸縮スペーサ（７）の内側に伸長する伸縮ねじ（８）を含むこと、および伸縮ねじは外部円錐形状部（８ｂ）を有し、それはねじがスペーサを作動させたときに、伸縮スペーサの対向かつ対応する内部円錐形状部（７ｅ）と協働することを特徴とする請求項１〜５のいずれか記載の装置。
7. 伸縮ねじの作動時に、伸縮スペーサの側壁（７ｄ’’）は、実質的に半径方向（Ｒ）に外側に作動させられて、第１要素／スリーブの対応する内面（４ａ）を内側に支えるか、またはそれに作用するために相互に平行な状態をとるか、または維持することができることを特徴とする請求項１〜６のいずれか記載の装置。
8. 伸縮ねじ（８）は作動されたときに、モデルの部品／固定具に向かう方向に伸縮スペーサ（７）を作動させるように設計されることを特徴とする請求項１〜７のいずれか記載の装置。
9. 数個の固定具に固定された数個の伸縮スペーサおよび伸縮ねじは顎骨のモデルにテンプレートを維持し、モデルの外側に向いた表面に面する側で所望の形状をモデルに与えることができ、前記表面と協働するテンプレート支持部品（２ｄ，２ｅ）を与えて、伸縮ねじ（８）および伸縮スペーサ（７）を取り外す時に、テンプレートが、スリーブの位置が良好に画定されている正確な側方変位位置（１５，１６）を得ることができることを特徴とする請求項１〜８のいずれか記載の装置。
10. テンプレートの本体（２）は、周囲のシェルに炭素繊維強化プラスチックを含み、硬化可能な手段はその中に注入され、別個の永久の形状をテンプレートに与えるために硬化することができることを特徴とする請求項１〜９のいずれか記載の装置。
11. 連結されたスリーブ（４，４’，４’’，４’’’）を有するテンプレート（２）はモデルがまねる患者の顎骨（１４）に移載されることができること、その後テンプレートのスリーブは患者の顎骨の穴を形成するためのガイドを構成することを特徴とする請求項１記載の装置。
12. 各伸縮スペーサ（７）は、作動されていない位置または状態において、実際のスリーブを介してテンプレートからスペーサを取り外すことを可能とする周方向寸法を有すること、各スペーサは伸縮ねじによって作動される位置に各スリーブの位置を決定し、その位置で周方向の増大（７ｄ’’’）が存在し、スリーブ（４）との協働が行われることを特徴とする請求項１〜１１のいずれか記載の装置。
13. 各伸縮ねじ（７）は、それぞれのスリーブ（４）と協働する部分（７ｉ）に２以上のスリット（７ｇ）を有し、それはスリーブの長手方向に、スリーブの壁に連続的に伸長し、および好ましくはスペーサの長手方向に伸長し、スリット（７ｇ）はスリーブの内面と協働することができる外面の実質的に平行な位置を維持または採用することにより、スペーサの構造の残りの部分と一緒に半径方向に向けられた変位を可能とすることを特徴とする請求項１〜１２のいずれか記載の装置。
14. 各スペーサは，固定具ダミーの上部（６ａ）と協働することができる端部（７ａ，７ａ’）に、ガイドフランジを有し、それは固定具ダミーの対応するガイドフランジと協働し、垂直方向および横方向に固定具に対して正確な位置を維持し、その結果スペーサが固定具ダミーに対して傾斜することを防ぐことを特徴とする請求項１〜１３のいずれか記載の装置。

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