JP2004519805A - 圧力ローラ装置を備える磁気テープ装置及び圧力ローラユニット - Google Patents

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Abstract

磁気テープ装置(1)の場合及び/又は圧力ローラユニット(65)の場合において、圧力ローラスピンドル(55)と、該圧力ローラスピンドル(55)を囲むと共に圧力ローラ(29)を回転可能に支持するために前記圧力ローラスピンドル(55)に対して回転することが可能なベアリング部(60)とが設けられる。該ベアリング部(60)はトロイダル面により形成される第1ベアリング面(63)を有し、該第1ベアリング面は同様にトロイダル面により形成された第2ベアリング面と協動する。各々がトロイダル面により形成された前記2つのベアリング面(63、64)は、圧力ローラ(29)のウォブル運動を可能にするもので、遊び無しで互いに接するように保持される。これら2つのベアリング面(63、64)のうちの少なくとも一方のベアリング面(63)は他方のベアリング面(64)に対して半径方向に順応するような態様で設けられる。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープを駆動するように回転態様で駆動することが可能なテープ駆動軸を有すると共に、圧力ローラ装置を有するような磁気テープ装置に関し、上記圧力ローラ装置の場合、圧力ローラが各々トロイダル面により形成されると共に、この圧力ローラに上記テープ駆動軸の軸方向に対して該圧力ローラの軸方向を整合させるための運動の自由度を与えるような2つのベアリング面により取り付けられるという事実により大きな特徴が得られる。
【0002】
更に、本発明は、圧力ローラが各々トロイダル面により形成された2つのベアリング面により取り付けられ、この圧力ローラのベアリング面が該圧力ローラの軸方向を所望の方向に整合させるための運動の自由度を与えることを大きな特徴とする。
【0003】
【従来の技術】
第1段落及び第2段落における上記記載に関しては、米国特許第5452833号公報を参照されたい。この特許公報は、圧力ローラ装置を有する磁気テープ装置と、圧力ローラユニットとを開示し、圧力ローラは2つのトロイダル面により取り付けられている。米国特許第5452833号公報に開示された構成においては、圧力ローラを回転可能に支持するベアリング部は圧力ローラスピンドル上に回転可能に保持され、該ベアリング部には、圧力ローラの内部に配置されたベアリングスリーブ内に設けられる内側トロイダル面と協動する外側トロイダル面が設けられている。この場合、当該設計は、上記2つのトロイダル面の間に、即ち上記ベアリング部の外側トロイダル面と上記圧力ローラの内側トロイダル面との間に、充分に大きな遊びが設けられるようになされ、このことは、この解決策の場合には必ず当てはまらなければならない。何故なら、この遊び無しでは、整合させる運動、即ち上記ベアリング部に対する圧力ローラのウォブル運動、が全く可能ではないからである。ここで、ベアリング面として設けられた2つのトロイダル面が実質的な剛体に設けられ、これにより、実質的に遊び無しで当接する場合、ウォブル運動は全く可能ではなく、純粋な回転運動しか可能でないことを明確に指摘することができる。この理由は、トロイダル面の幾何学構造に存在する。既知の設計においては、圧力ローラのウォブル運動を可能にするために、ベアリング面としての2つのトロイダル面の間に充分に大きな遊びが入念に設けられる。
【0004】
米国特許第5452833号公報に記載された構成は、磁気テープをテープ駆動軸と圧力ローラとにより駆動する間における許容可能な程度に機能する解決策であることが分かった。しかしながら、該既知の解決策の場合、圧力ローラがテープ駆動軸と動作的な接続状態にされる各時点において、2つのトロイダル面の間に存在する遊び、この場合正確には該遊びの軸方向成分、が問題となることが明らかとなった。これは、特に、圧力ローラがテープ駆動軸に圧接する時点において圧力ローラの軸方向の運動が、確かに僅かにのみであるが生じ、この軸方向の運動が結果として圧力ローラとテープ駆動軸との間にあるテープもテープ駆動軸の軸方向に、即ちテープの長手方向に垂直に僅かに移動されるようにする又はそのようにさせる可能性があり、これが当該磁気テープの走査動作に不利な影響を有するからである。この問題は、特に、圧力ローラからテープ駆動軸への圧力と圧力ローラのテープ駆動軸からの浮揚との間での連続した繰り返し交番が短い時間間隔で生じるような、所謂スタート/ストップモードにおいて磁気テープが駆動される場合に障害的な形で現れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述したような問題を構造的に簡単な方法で且つ簡単な手段を用いて除去し、改善された磁気テープ装置及び改善された圧力ローラユニットを実施化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明による磁気テープ装置の場合、本発明による磁気テープ装置を下記のような所与の方法で規定することにより本発明の特徴が得られる。
【0007】
即ち、磁気テープを駆動するために回転態様で駆動することが可能なテープ駆動軸と、圧力ローラ装置とを有する磁気テープ装置において、前記圧力ローラ装置は、前記テープ駆動軸に押圧することが可能な圧力ローラと、調整可能な圧力ローラキャリアと、該圧力ローラキャリアにより支持される圧力ローラスピンドルと、該圧力ローラスピンドルを囲むと共に前記圧力ローラを回転可能に支持するために前記圧力ローラスピンドルに対して回転することが可能なベアリング部とを有し、該ベアリング部はトロイダル面により形成される第1ベアリング面を有し、前記ベアリング部の前記第1ベアリング面は同様にトロイダル面により形成される相手側ベアリングの第2ベアリング面に動作的に接続され、前記圧力ローラにおける各々がトロイダル面により形成される前記2つのベアリング面が該圧力ローラの軸方向を前記テープ駆動軸の軸方向に一致させるための運動の自由度を与え、前記2つのベアリング面は遊び無しで互いに接するように保持され、これら2つのベアリング面のうちの少なくとも一方のベアリング面は他方のベアリング面に対して半径方向に順応する態様で設けられることを特徴とする磁気テープ装置である。
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明による圧力ローラユニットの場合、本発明による特徴は、本発明による圧力ローラユニットが特に下記のように規定することができるようにすることにより提供される。
【0009】
即ち、磁気テープを駆動するために回転態様で駆動することが可能なテープ駆動軸を有するような磁気テープ装置用の圧力ローラユニットにおいて、前記磁気テープは前記圧力ローラユニットの圧力ローラにより前記テープ駆動軸に押圧することができ、前記圧力ローラユニットは前記圧力ローラと、圧力ローラスピンドルと、該圧力ローラスピンドルを囲むと共に前記圧力ローラを回転可能に支持するために前記圧力ローラスピンドルに対して回転することが可能なベアリング部とを有し、該ベアリング部はトロイダル面により形成される第1ベアリング面を有し、前記ベアリング部の前記第1ベアリング面は同様にトロイダル面により形成される相手側ベアリングの第2ベアリング面に動作的に接続され、前記圧力ローラにおける各々がトロイダル面により形成される前記2つのベアリング面は該圧力ローラの軸方向を所望の方向に一致させるための運動の自由度を与え、前記2つのベアリング面は遊び無しで互いに接するように保持され、これら2つのベアリング面のうちの少なくとも一方のベアリング面は他方のベアリング面に対して半径方向に順応する態様で設けられることを特徴とする圧力ローラユニットである。
【0010】
本発明による上記特徴を備える結果、上記圧力ローラを本発明による磁気テープ装置のテープ駆動軸のアライメントに対する位置に関して、構造的に簡単に且つスペースを節約すると共にコスト有効的な方法で、滑らか且つ迅速に適合することができるようになり、それでいて、上記圧力ローラがトロイダル面により形成された上記ベアリング面により正確且つ常に再現性のある開始位置に保持されることが保証されるようにもなる。これにより、上記圧力ローラがテープ駆動軸に押圧される場合に、該圧力ローラは上記テープ駆動軸に対して軸方向には調整され得ず、従って斯様な軸方向の再調整により生じる不所望な現象が高信頼度で防止されるということが有利に達成される。
【0011】
本発明による磁気テープ装置の場合、米国特許第5452833号に開示された構成に対して、外側トロイダル面を備えるベアリング部と内側トロイダル面を備えると共に圧力ローラの内部に配置されるベアリングスリーブが設けられる点で対応するような構成を設けることも可能であるが、ここに提示される本発明によれば、2つのトロイダル面は遊び無しで互いに当接するように保持され、2つのトロイダル面のうちの少なくとも一方は、これら2つのトロイダル面の他方に対して半径方向において順応するような態様で設けられる。しかしながら、当該構成が請求項2又は請求項12に記載されるようなものである場合に特に有利であることが分かった。この構成は、構造的に非常に簡単であり、少ない部品により満足のゆくような構成の点で特に有利であることが分かった。
【0012】
本発明の一実施例によれば、更に請求項3又は請求項13に記載の特徴が付加的に設けられると特に有利であることが分かった。斯様な構成は、斯かるスリーブをプラスチック製部品として簡単な方法で実施化することができるという利点を提供する。
【0013】
上述したようなスリーブを有する本発明による実施例においては、請求項4又は請求項14に記載の特徴が付加的に設けられた場合に有利であることが分かった。この場合、当該順応性は相手側ベアリング面の領域において特に非常に簡単な態様で実施化される。
【0014】
本発明の実施例によれば、請求項5又は請求項15に記載の特徴が付加的に設けられる場合に特に有利であることが分かった。斯様な構成は、特別な簡素さにも拘わらず、付加的な高度の安定性及び長寿命の信頼性により秀でている。
【0015】
ベアリング部に設けられ半径方向に順応性のあるベアリング面を実施化するような解決策は種々存在する。しかしながら、この関連では、請求項6又は請求項16に記載の特徴を持つ構成が実施化される場合に特に有利であることが分かった。斯様な構成は、構造的に、特にプラスチック技術を用いて簡単に実施化することができる。
【0016】
少なくとも2つのベアリング部セクタを有するような実施例においては、請求項7又は請求項17による特徴が付加的に設けられる場合に特に有利であることが分かった。斯様な構成は、実用的に特に有効であることが分かった。
【0017】
上述したような実施例においては、請求項8若しくは請求項18に記載された特徴、及び/又は請求項9若しくは請求項19に記載された特徴が付加的に設けられる場合に特に有利であることが分かった。この構成は、圧力ローラの可能な限り安定した保持及び支持に関して有利である。
【0018】
3つの保持部セクタを有する実施例においては、請求項10又は請求項20に記載の特徴が付加的に設けられる場合に非常に有利であることが分かった。斯様な実施例は、トロイダル面を有するベアリング領域を圧力ローラの外側領域から効果的に密閉するという利点を提供する。
【0019】
本発明の上述した態様及び他の態様は、以下に記載する実施例から明らかとなり、これら実施例を参照して説明されるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す3つの実施例に関連して説明するが、本発明は斯かる実施例に限定されるものではない。
【0021】
図1及び図2は磁気テープ装置1を図示し、該装置は磁気テープに対してテレビジョン信号及びオーディオ信号を記録及び再生するように設計されると共に、以下においては簡略化のために装置1と呼ばれる。磁気テープはカセット2に収容され、該カセットは装置1に開口4を介して手操作により矢印5の方向に挿入することができ、上記開口は内側に変位させることが可能なカバー3により閉じることができる。カセット2が装置1に挿入されると、該カセット2は図示せぬ調節可能なカセット受容器に導入され、カセット2は、装置1に完全に導入された後、該受容器により該カセット2のカセット主壁に略垂直な態様で装置1内の図2に概略図示する動作位置に降下される。装置1は、当該装置1の動作モードをスイッチオンするための第1群の操作キー6を有している。また、装置1は該装置1をプログラムすると共に他のデータを入力するための第2群の操作キー7も有している。また、装置1は2つの表示ユニット8及び9も有し、これら表示ユニットは磁気テープの使用を測定すると共に日における時間を表示するためのレジスタの読みを表示するように作用する。
【0022】
図2に見られるように、カセット2には2つの隣り合う巻取スプール10及び11が収容され、これらスプールは回転態様で駆動することができると共に、これらスプールの間には磁気テープ12がカセット2内において鎖線13により部分的に示される経路に沿って延びることができ、これらスプール上には磁気テープ12が矢印14及び15により示されるように、任意選択的に該テープの進行方向に対応する態様で、及び反対の巻取方向で巻き取ることができる。カセット2を装置1内の動作位置へ下降させる場合、2つの巻取ピン16及び17が、カセット2内に収容された巻取スプール10及び11に動作的に接続されるが、これらピンは装置1の取付板18に回転可能に取り付けられている。巻取ピン16及び17に同軸的に取り付けられた2つの巻取スプール10及び11は、巻取ピン16及び17により回転態様で駆動することができる。2つの巻取ピン16及び17を駆動する目的で、駆動装置19が設けられ、該装置は図2では概念的にのみ示され、装置1内に静的に配置されると共にモータにより駆動することが可能な駆動輪20と、該駆動輪により駆動することができると共に上記取付板18に平行に調節し得るように保持された駆動輪21とを有している。駆動輪21は、2つの巻取ピンホイール22及び23の一方に任意選択的に外周で駆動接続することができ、これら巻取ピンホイールは前記巻取ピン16及び17と同軸的に配置されると共に、これら巻取ピン16及び17に回転的に固定態様で接続されている。
【0023】
カセット2を装置1内の動作位置に下降させる場合、図2には図示されていないがカセット2の端面24に設けられているカセットカバー蓋が開放され、その結果、上記端面24にカセット開口が開かれ、該開口を介してカセット2内に収容された磁気テープ12が該カセット2から導出される。カセット2が下降された場合、各々が図2では鎖線により示される休止位置にあるような4つのテープガイド25、25、27及び28並びに圧力ローラ29が、カセット2の3つの切り欠き30、31及び32に入り、その場合に、これらテープガイド及び圧力ローラはライン13により示される経路の領域において磁気テープ12を背後で把持する。カセット2の下降が完了した後、テープガイド25、26、27及び28は、各々、図2に実線で示す動作位置に合わせられる。更に、圧力ローラ29は、テープ駆動軸33の近傍の(図示せぬ)中間位置に合わすことができる。この場合、磁気テープ12は、カセット2の端面24におけるカセット開口を介して該カセットから導出される。圧力ローラ29は上記中間位置から、図2に実線で示す動作位置へと調整する(合わす)ことができ、該位置において上記圧力ローラは磁気テープ2をテープ駆動軸33に押圧する。該圧力ローラ29は圧力ローラ装置の構成要素であり、以下に図3を参照して更に詳細に説明する。
【0024】
テープガイド25、26、27及び28並びに圧力ローラ29の各動作位置への位置合わせの後、磁気テープ12は図2に実線で示す経路をとる。この場合、磁気テープ12は巻取スプール10から巻取スプール11へ、カセット2に含まれる2つのテープガイド34及び35を介して、テープ張力感知ピン36を介して、可調整テープガイド25、27及び26を介して、固定磁気ヘッド37、ドラム状走査ユニット38、固定テープガイド39、2つの固定磁気ヘッド40及び41並びに圧力ローラ29により磁気テープ12が押圧されるテープ駆動軸33を介して、並びに可調整テープガイド28、固定テープガイド42並びにカセット2に含まれる2つの更なるテープガイド43及び44を介して延在する。
【0025】
テープ駆動軸33はフライホイール45に接続され、任意選択的に(図示せぬ)駆動手段により2つの回転方向の一方に一定の回転速度で駆動することができる。磁気テープ12は、“通常走行”と呼ばれるように、テープ駆動軸33と圧力ローラ29とにより矢印46の方向に駆動される。
【0026】
既に述べたように、圧力ローラ29は圧力ローラ装置47の構成要素であるが、該装置は図2にはそれ以上示されていない。ここで、該圧力ローラ装置47を、図3を参照して更に詳細に説明する。図3は、圧力ローラ装置47を、圧力ローラ29がテープ駆動軸33に押圧されていないような動作状況において示している。
【0027】
圧力ローラ装置47は可調整圧力ローラキャリア48を有し、該キャリアは本例では調整可能に保持されるレバー48により形成されている。レバー48はベアリングシリンダ49を有し、該シリンダは上記レバー48と共にベアリングスリーブ50に取り付けられ、これにより、該ベアリングシリンダ49は、従ってレバー48はベアリングスリーブ50に対して回転的に固定された態様で接続されている。ベアリングスリーブ50はベアリングピン51に嵌め込まれ、該ベアリングピン51に対して回転可能である。ベアリングピン51は取付板18に圧入され、該取付板18から垂直に突出する。レバー48には、該レバーの自由端52に固定シリンダ53が設けられている。鋼製スピンドル54が固定シリンダ53に圧入されている。該鋼製スピンドル54は圧力ローラスピンドル55の構成要素である。鋼製スピンドル54に加えて、該圧力ローラスピンドル55はプラスチックからなるスリーブ56を含んでいる。該スリーブ56は、ディスク状シール部58が端部に接続されているようなスリーブ部57を、レバー48から離れた側に有している。スリーブ56は上記シール部58によりレバー48上に支持される。スリーブ56には、スリーブ部57の上記シール部58から遠い側の端部にスリーブヘッド59が設けられている。当該圧力ローラ装置47は、更に、ベアリング部60を有し、該ベアリング部は圧力ローラスピンドル55を囲むと共に、該圧力ローラスピンドル55に対して回転可能であり、該ベアリング部は圧力ローラ29を回転可能に支持すると共に、この場合には更に、該圧力ローラがウォブルすることが可能なように支持する目的で設けられている。圧力ローラ29は内側圧力ローラスリーブ61を有し、該スリーブ上にはゴム被覆62が加硫処理されている。圧力ローラスリーブ61は、本例では、炭素繊維により補強されたプラスチックからなっている。しかしながら、圧力ローラスリーブ61は、ガラス繊維で補強されたプラスチック又は金属からなることもできる。
【0028】
ベアリング部60は第1ベアリング面63を有し、該ベアリング面はトロイダル面により形成されている。ベアリング部60の第1ベアリング面63は相手側ベアリング(counterbearing)の第2ベアリング面64と動作的に接続され、該第2ベアリング面も同様にトロイダル面により形成されている。上記相手側ベアリングは、本例では、スリーブヘッド59により形成されている。上記2つのベアリング面63及び64は、本例では、各々がトロイダル面により形成された圧力ローラ29の該2つのベアリング面63及び64が、該圧力ローラ29の軸方向をテープ駆動軸33の軸方向に一致させるための運動の自由度を与えるように設けられる。
【0029】
更に、鋼製スピンドル54及びスリーブ56を有する圧力ローラスピンドル55並びに圧力ローラ29は、該ローラのベアリング部60と共に、圧力ローラユニット65を形成し、該ユニットは別個の部品として製造することができると共に、一旦製造されたら、所望の場合、圧力ローラキャリア48として設けられたレバー48に接続することができると言うことができる。
【0030】
図1及び図2による磁気テープ装置1並びに図3による圧力ローラ装置47の圧力ローラユニット65の場合、設計は好ましくは、各々がトロイダル面により形成される2つのベアリング面63及び64が互いに遊び無しで当接するように保持されると共に、各々がトロイダル面により形成される2つのベアリング面63及び64のうちの(本例では)一方のベアリング面63、即ちベアリング部60に設けられる第1ベアリング面63が、他方のベアリング面64、即ち圧力ローラスピンドル55上に(特にスリーブ56のスリーブヘッド59上に)設けられる第2ベアリング面64に対して半径方向に順応する態様で設けられるようになされる。これは、圧力ローラ29が遊び無しで設計されるため、該圧力ローラが、トロイダル面として設計された2つのベアリング面63及び64により精密に規定された休止位置に、特に半径方向及び軸方向の両方向において精密に規定された休止位置に保持されるという大きな利点を提供する。
【0031】
図3による実施例においては、ベアリング部60が圧力ローラ29に接続されると共に、該ベアリング部60の第1ベアリング面63が外側トロイダル面により形成されている。更に、第2ベアリング面64は圧力ローラスピンドル55上に設けられると共に、該第2ベアリング面64は内側トロイダル面により形成されている。既に述べた通り、圧力ローラスピンドル55はスリーブ56を用いて形成され、該スリーブは鋼製スピンドル54を介して圧力ローラキャリア48に回転的に固定された態様で接続されており、該スリーブは第2ベアリング面64が設けられたスリーブヘッド59を有している。
【0032】
圧力ローラ装置47、従って圧力ローラユニット65の場合、以下に構成を詳述するような組合せ部品66が設けられている。該組合せ部品66は、圧力ローラ29を保持すると共に、この圧力ローラ29を該圧力ローラが回転及びウォブル運動することができるように支持するように作用し、従って圧力ローラユニット56又は圧力ローラ装置47の特別に重要な構成要素を構成する。該組合せ部品66が図4ないし12に最も多様な形で図示されている。
【0033】
組合せ部品66は、既述したベアリング部60を含んでいる。該ベアリング部60は3つのベアリング部セクタ67、68及び69を有し、これらは本例では弧状であるが、必ずしもそのようである必要はない。これら3つのベアリング部セクタ67、68及び69の間には、軸方向及び半径方向に延びる3つの分離ゾーン70、71及び72が設けられ、2つの隣接するベアリング部セクタ67、68、又は68、69、又は69、67は、各々、分離ゾーン70、71又は72により互いから分離されている。この場合、各ベアリング部セクタ67、68及び69は半径方向に調整可能な態様で保持されるが、これの何らかについては後に詳述する。3つの弧状ベアリング部セクタ67、68及び69によるベアリング部60の構成の結果として、状況は、第1ベアリング面63、即ち外側トロイダル面63が3つのベアリング面区域73、74及び75を有することになる。
【0034】
圧力ローラ29は該ローラの内側において2つの保持部76及び77に対し、特に、これら2つの保持部76及び77が圧力ローラスリーブ61内に導入され、スリーブ56のシール部58の近くに位置する第1保持部76は、締りしろが圧力ローラスリーブ61に嵌入された状態で保持されるように、接続される。第1保持部76は略環状の形態で、該保持部の内側領域も、該第1保持部76がスリーブ部57に対して充分に遊離されて、圧力ローラ29の充分に大きなウォブル運動を可能にするように寸法決めされる。第1保持部76及び第2保持部77の両者は、3つの保持部セクタ78、79及び80並びに81、82及び83を有し、これらは本例では弧状であるが、必ずしもそのようである必要はない。
【0035】
これら保持部セクタ78ないし83のうち、第1保持部76の第1保持部セクタ78及び第3保持部セクタ80、並びに第2保持部77の第1保持部セクタ81及び第3保持部セクタ83は、軸方向又は半径方向に延びる分離ゾーン84又は85の領域において互いに隣接する。関連する分離ゾーン84、85に隣接する2つの保持部セクタ78、80又は81、83は、これらの2つの分離ゾーン84及び85の各々に対して互いに分離することができる。
【0036】
更に、当該組合せ部品66の場合、保持部セクタ78、79、80又は81、82、83に関し当該設計は、第1保持部76の第1保持部セクタ78及び第2保持部セクタ79並びに第2保持部セクタ79及び第3保持部セクタ80、並びに第2保持部77の第1保持部セクタ81及び第2保持部セクタ82並びに第2保持部セクタ82及び第3保持部セクタ83が、軸方向及び半径方向に延びる2つのヒンジゾーン86及び87又は88及び89の領域において互いに隣接すると共に、これらヒンジゾーン86及び87又は88及び89の領域において、上記各セクタが互いに回動可能であると共に互いに分離不可能に接続されるように、接続されるようになされる。この目的のために、上記2つのヒンジゾーン86及び87には、周方向に延びる板状の可撓性ウェブ90又は91が設けられている。更に、上記2つのヒンジゾーン88及び89の各々には、この目的のために、同様に周方向に延びるU字状弓部92又は93が設けられている。
【0037】
図3ないし9から分かるように、ベアリング部セクタ67、68、69は、軸方向において保持部セクタ78、79、80又は81、82、83の各々に対向して位置するように配置されている。この場合、保持部セクタ78、79、80又は81、82、83の各々は軸方向において対向して位置するベアリング部セクタ67、68、69に対し、各々、3つのウェブ94、95、96又は97、98、99又は100、101、102又は103、104、105又は106、107、108又は109、110、111により接続され、これらウェブは軸方向では非順応的に設計されると共に、軸方向に垂直には弾性的に順応する態様で設計される。上記ウェブ94ないし111の配設の結果、ベアリング部セクタ67、68及び69は半径方向において調整可能であり、このことは当該動作モードに関しては必須である。何故なら、ベアリング部セクタ67、68及び69の調整可能性のみが、整合運動、特に外側トロイダル面63と内側トロイダル面64との間のウォブル運動、従って当該圧力ローラ29のウォブル運動を可能にするからである。
【0038】
上記圧力ローラ装置47の組立を、以下に簡単に検討する。圧力ローラ装置47を構成するために、圧力ローラキャリア48として設けられたレバー48に、鋼製スピンドル54が圧入される。次いで、スリーブ56が鋼製スピンドル54上に押し込まれ、これにより、レバー48に当接され、鋼製スピンドル54とスリーブ56との間の締まり嵌め合わせが実施される。続いて、最初は展開されている状態の組合せ部品66が、スリーブ56の周囲に、ベアリング部セクタ67、68及び69が該スリーブ56の内側トロイダル面64の領域に位置するように、且つ、第1保持部76が該スリーブ56のシール部58と隣り合うようにして、配置される。次いで、圧力ローラスリーブ61がゴム被覆62と共に、図6ないし12に従うような中空円柱状に保持された組合せ部品66上に押し込められるが、該組合せ部品66の第2保持部77の領域に設けられた閉止キャップ112は未だ非閉成状態であり、これは幾らか重要である。何故なら、このことは、圧力ローラスリーブ61を介してガイドする間に該組合せ部品にとり第2保持部77を圧縮することを可能にし、結果として該組合せ部品が圧力ローラスリーブ61を介して押し込まれるのを可能にする前提条件であるからである。圧力ローラスリーブ61は、図3に示すような状態に到達するまで組合せ部品66上に押し込まれる。この状態において、第1保持部76と圧力ローラスリーブ61との間の圧入が実施される。閉止キャップ112を依然として開放したまま、第2保持部77と半径方向に固定されていない圧力ローラスリーブ61との間の接続が、該第2保持部77の領域において先ずなされる。
【0039】
閉止キャップ112に関しては、この時点で、該閉止キャップ112は第2保持部77の第2保持部セクタ82に、特に図9から分かるような膜状ヒンジ113を介して弾性的に接続されていると述べることができる。該閉止キャップ112は2つの切り欠き114及び115を有するが、これら切り欠きは掛け留めフック116及び117を各々受け入れるために設けられており、第1掛け留めフック116は第2保持部77の第2保持部セクタ83から突出する一方、第2掛け留めフック117は第2保持部77の第1保持部セクタ81から突出している。圧力ローラスリーブ61が該組合せ部品66上に完全に押し込まれ、かくして図3に示すような状況を生じた後に、軸方向に押し下げられることにより、閉止キャップ112は図3に示すような位置にされ、該位置においては上記掛け留めフック116及び117が該閉止キャップ112の切り欠き114及び115内に掛け留めされる。結果として、閉止キャップ112は、該閉止キャップ112に弾性的に接続された保持部セクタ82に隣接する2つの保持部セクタ81及び83により自己閉成接続状態に保持される。かくして、その結果として第2保持部77と圧力ローラスリーブ61との間に半径方向において固定された接続が形成される。閉止キャップ112、及び該キャップの開放及び閉成状態に関しては、図13、14及び15も参照されたい。
【0040】
上述した実施例の動作モードを以下に説明する。圧力ローラ29が可調整圧力ローラキャリア48によりテープ駆動軸33に押圧されると、その結果は、ゴム被覆62がテープ駆動軸33上に押接されるということである。結果として、次から次へと続くような態様で、前記各ベアリング部セクタの外側に設けられた弧状に延びる支持リブ118、119又は120、121又は122、123により支持される3つのベアリング部セクタ67、68及び69の各々が交互に、圧力ローラスリーブ61における上記テープ駆動軸33に対向する領域で押接される。この結果、上記圧力ローラがテープ駆動軸33に対して所望の接触圧力で押圧されるような、圧力ローラスピンドル55と圧力ローラ29との間の力の閉じた(force−closed)接続が得られる。これによって、前記の可撓性ウェブ94ないし111により、3つの全てのベアリング部セクタ67、68及び69がベアリング面セクタ73、74及び75で以って、2つのベアリング面63及び64の間に遊びのない相互作用が常に保証されるような形で、第2ベアリング面64に対して常に当接保持されることが保証される。
【0041】
図10及び11を参照して、下記の状況、特にベアリング面区域73、74及び75の圧力ローラスピンドル55に対して垂直に延びる半径が、スリーブヘッド59の図10及び11において鎖線で示す内側トロイダル面64の極致領域における半径より大きい状況を説明する。上述した実施例の開発の過程において実際に実施された解決策の場合、スリーブヘッド59のトロイダル面64の極致領域における直径は2.0mmに選択され、ベアリング面区域(トロイダル面区域)73、74及び75の圧力ローラスピンドル55に対して垂直に延びる半径は、各々、1.15mmに選択された。
【0042】
圧力ローラユニット65の第2実施例が図16に概略的に示されている。この圧力ローラユニット65と図3ないし15を参照して説明した圧力ローラユニット65との間の本質的な差は、図16による圧力ローラユニット65の場合にはベアリング面の順応が半径方向において、圧力ローラスピンドル55の領域で、特に圧力ローラスピンドル55のスリーブ56のスリーブヘッド59の領域で果たされる点にある。
【0043】
本例の場合、スリーブヘッド59は、該スリーブヘッド59が第1スリーブへッド区域125及び第2スリーブヘッド区域126を有するように分割された形態で構成されている。第2スリーブヘッド区域126は、ネジ127により第1スリーブヘッド区域125及び該スリーブ56の残りの部分に接続されている。スリーブヘッド59は、この場合、内部において且つ第2ベアリング面64の軸方向レベル領域において中空構造のものであり、これは第1スリーブヘッド区域125及び第2スリーブヘッド区域126の両方に各々1つの切り欠き128又は129を設けることにより達成されている。スリーブヘッド59の内部且つ第2ベアリング面64の軸方向レベル領域における該中空構造の結果、第2ベアリング面64の半径方向における順応性が得られ、遊び無しで互いに隣接状態に保持された2つのベアリング面63及び64の間のウォブル運動を可能にする。かくして、圧力ローラ29の整列を所望の方向に、特にテープ駆動軸の軸方向に一致させることが可能になり、その場合には、斯様なウォブル運動の発生により内側トロイダル面64の上記切り欠き128及び129の方向への半径方向のゆがみが生じる。
【0044】
圧力ローラユニット65の第3実施例が図17に示されている。この圧力ローラユニット65の場合、図3による圧力ローラユニット65との本質的な差は、圧力ローラスピンドル55が鋼製スピンドル54無しで構成され、従ってスリーブ130のみからなる点にある。該スリーブ130は、中空円柱状の延長部131を備え、該延長部は圧力ローラキャリア48の孔132を介して案内され、挿通された後に、内部に圧入される固定球133により固定される。
【0045】
上述した組合せ部品66を参照すれば、斯様な組合せ部品の場合に4以上のベアリング部セクタ及び保持部セクタを設けることも可能であると言うことができる。更に、上述した組合せ部品66の場合、ベアリング部セクタと保持部セクタとの間に設けられる前記ウェブは設計的に葉体、即ち板バネに似ているが、これは必ずしもそうである必要はないと言うことができる。何故なら、これらウェブは設計的に棒体、即ちロッドスプリングに似たものとすることもできるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の一実施例による磁気テープ装置を上方から見た概略斜視図で示し、該装置には磁気テープを収容したカセットを挿入することができる。
【図2】
図2は、図1による装置の一部の概略平面図を示し、該部分は圧力ローラ装置を含んでいる。
【図3】
図3は、図1及び図2による装置の圧力ローラ装置の断面図を示し、該圧力ローラ装置は本発明の第1実施例による圧力ローラユニットを有し、該ユニットは圧力ローラに対するベアリング部と2つの保持部とを有する組合せ部品を含んでいる。
【図4】
図4は、図3による圧力ローラ装置の組合せ部品の内側の上方からの斜視図を示し、該組合せ部品は展開された状態をとっている。
【図5】
図5は、図4による組合せ部品の外側の下方からの斜視図を示し、該組合せ部品は同様に展開された状態をとっている。
【図6】
図6は、図4及び図5による組合せ部品の組み立てられた状態での上方からの斜視図を示す。
【図7】
図7は、図4、5及び6による組合せ部品の組み立てられた状態での下方からの斜視図を示す。
【図8】
図8は、図4ないし7による組合せ部品を図6のVIII−VIII線に沿う断面図で示す。
【図9】
図9は、図4ないし8による組合せ部品を図6及び7のIX−IX線に沿う断面図で示す。
【図10】
図10は、図4ないし9による組合せ部品を図9のX−X線に沿う断面図で示す。
【図11】
図11は、図4ないし10による組合せ部品を図9のXI−XI線に沿う断面図で示す。
【図12】
図12は、図4ないし11による組合せ部品を図9のXII−XII線に沿う断面図で示す。
【図13】
図13は、図3による圧力ローラ装置の構成要素である圧力ローラユニットの下からの斜視図を示し、該圧力ローラユニットにおける組合せ部品の閉止キャップは未だ閉じられていない位置にある。
【図14】
図14は、図13による圧力ローラユニットを図13と同様な方法で示し、閉止キャップは閉位置にある。
【図15】
図15は、図13及び14による圧力ローラユニットの組合せ部品の図14の矢印XVと対応させた下からの図を示す。
【図16】
図16は、本発明の第2実施例による圧力ローラユニットの断面図を示す。
【図17】
図17は、本発明の第3実施例による圧力ローラユニットを図16と同様の方法で示す。

Claims (20)

  1. 磁気テープを駆動するために回転態様で駆動することが可能なテープ駆動軸と、圧力ローラ装置とを有する磁気テープ装置において、前記圧力ローラ装置は、前記テープ駆動軸に押圧することが可能な圧力ローラと、調整可能な圧力ローラキャリアと、該圧力ローラキャリアにより支持される圧力ローラスピンドルと、該圧力ローラスピンドルを囲むと共に前記圧力ローラを回転可能に支持するために前記圧力ローラスピンドルに対して回転することが可能なベアリング部とを有し、該ベアリング部はトロイダル面により形成される第1ベアリング面を有し、前記ベアリング部の前記第1ベアリング面は同様にトロイダル面により形成される相手側ベアリングの第2ベアリング面に動作的に接続され、前記圧力ローラにおける各々がトロイダル面により形成される前記2つのベアリング面は該圧力ローラの軸方向を前記テープ駆動軸の軸方向に一致させるための運動の自由度を与え、前記2つのベアリング面は遊び無しで互いに接するように保持され、これら2つのベアリング面のうちの少なくとも一方のベアリング面は他方のベアリング面に対して半径方向に順応する態様で設けられることを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 請求項1に記載の磁気テープ装置において、前記ベアリング部は前記圧力ローラに接続され、前記ベアリング部の前記第1ベアリング面は外側トロイダル面により形成され、前記第2ベアリング面は前記圧力ローラスピンドル上に設けられ、前記第2ベアリング面は内側トロイダル面により形成されることを特徴とする磁気テープ装置。
  3. 請求項2に記載の磁気テープ装置において、前記圧力ローラスピンドルは前記圧力ローラキャリアに回転的に固定な態様で接続されたスリーブを用いて形成され、該スリーブが前記第2ベアリング面を備えたスリーブヘッドを有していることを特徴とする磁気テープ装置。
  4. 請求項3に記載の磁気テープ装置において、前記スリーブヘッドは、前記第2ベアリング面の半径方向における順応性を達成するために、内部且つ前記第2ベアリング面の軸方向レベル領域において中空構造であることを特徴とする磁気テープ装置。
  5. 請求項2に記載の磁気テープ装置において、前記圧力ローラスピンドル上に設けられた前記第2ベアリング面が、半径方向に非順応な態様で設けられ、前記ベアリング部上に設けられる前記第1ベアリング面が半径方向に順応する態様で設けられることを特徴とする磁気テープ装置。
  6. 請求項5に記載の磁気テープ装置において、前記ベアリング部は少なくとも2つのベアリング部セクタを有し、これら少なくとも2つのベアリング部セクタの間には略軸方向及び半径方向に延びる少なくとも2つの分離ゾーンが設けられ、2つの隣接するベアリング部セクタは各分離ゾーンにおいて互いに分離され、各ベアリング部セクタは半径方向に調整可能な態様で保持されていることを特徴とする磁気テープ装置。
  7. 請求項6に記載の磁気テープ装置において、前記圧力ローラは内部において、少なくとも2つの保持部セクタを有するような少なくとも1つの保持部に接続され、前記少なくとも2つの保持部セクタは少なくとも略軸方向及び半径方向に延びる分離ゾーンの領域において互いに隣接し、前記分離ゾーンにおいては該分離ゾーンに隣接する前記2つの保持部セクタは互いに分離され、前記少なくとも2つの保持部セクタは互いに回動可能であると共に、軸方向及び半径方向に延びる少なくとも1つのヒンジゾーンの領域において互いに分離不可能に接続されており、前記ベアリング部セクタは軸方向において各保持部セクタに対向して配置され、各保持部セクタは軸方向に対向して位置する前記ベアリング部セクタに対して少なくとも弾性的なウェブにより接続され、該ウェブは軸方向においては非順応的構成であるが該軸方向を横切る少なくとも1つの方向においては順応的構成であることを特徴とする磁気テープ装置。
  8. 請求項7に記載の磁気テープ装置において、前記圧力ローラは内部において2つの保持部に接続され、これら保持部の各々は少なくとも2つの保持部セクタを有し、前記ベアリング部は前記2つの保持部の間に位置することを特徴とする磁気テープ装置。
  9. 請求項7に記載の磁気テープ装置において、前記ベアリング部は3つのベアリング部セクタを有し、前記少なくとも1つの保持部が3つの保持部セクタを有していることを特徴とする磁気テープ装置。
  10. 請求項9に記載の磁気テープ装置において、1つの保持部セクタが閉止キャップに弾性的に接続され、前記閉止キャップは該閉止キャップに弾性的に接続された前記保持部セクタに隣接する2つの保持部セクタにインターロック接続状態で保持されることを特徴とする磁気テープ装置。
  11. 磁気テープを駆動するために回転態様で駆動することが可能なテープ駆動軸を有するような磁気テープ装置用の圧力ローラユニットにおいて、前記磁気テープは前記圧力ローラユニットの圧力ローラにより前記テープ駆動軸に押圧することができ、前記圧力ローラユニットは前記圧力ローラと、圧力ローラスピンドルと、該圧力ローラスピンドルを囲むと共に前記圧力ローラを回転可能に支持するために前記圧力ローラスピンドルに対して回転することが可能なベアリング部とを有し、該ベアリング部はトロイダル面により形成される第1ベアリング面を有し、前記ベアリング部の前記第1ベアリング面は同様にトロイダル面により形成される相手側ベアリングの第2ベアリング面に動作的に接続され、前記圧力ローラにおける各々がトロイダル面により形成される前記2つのベアリング面は該圧力ローラの軸方向を所望の方向に一致させるための運動の自由度を与え、前記2つのベアリング面は遊び無しで互いに接するように保持され、これら2つのベアリング面のうちの少なくとも一方のベアリング面は他方のベアリング面に対して半径方向に順応する態様で設けられることを特徴とする圧力ローラユニット。
  12. 請求項11に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記ベアリング部は前記圧力ローラに接続され、前記ベアリング部の前記第1ベアリング面は外側トロイダル面により形成され、前記第2ベアリング面は前記圧力ローラスピンドル上に設けられ、前記第2ベアリング面は内側トロイダル面により形成されることを特徴とする圧力ローラユニット。
  13. 請求項12に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記圧力ローラスピンドルはスリーブを用いて形成され、該スリーブが前記第2ベアリング面を備えたスリーブヘッドを有していることを特徴とする圧力ローラユニット。
  14. 請求項13に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記スリーブヘッドは、前記第2ベアリング面の半径方向における順応性を達成するために、内部且つ前記第2ベアリング面の軸方向レベル領域において中空構造であることを特徴とする圧力ローラユニット。
  15. 請求項12に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記圧力ローラスピンドル上に設けられた前記第2ベアリング面が、半径方向に非順応な態様で設けられ、前記ベアリング部上に設けられる前記第1ベアリング面が半径方向に順応する態様で設けられることを特徴とする圧力ローラユニット。
  16. 請求項15に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記ベアリング部は少なくとも2つのベアリング部セクタを有し、これら少なくとも2つのベアリング部セクタの間には略軸方向及び半径方向に延びる少なくとも2つの分離ゾーンが設けられ、2つの隣接するベアリング部セクタは各分離ゾーンにおいて互いに分離され、各ベアリング部セクタは半径方向に調整可能な態様で保持されていることを特徴とする圧力ローラユニット。
  17. 請求項16に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記圧力ローラは内部において、少なくとも2つの保持部セクタを有するような少なくとも1つの保持部に接続され、前記少なくとも2つの保持部セクタは少なくとも略軸方向及び半径方向に延びる分離ゾーンの領域において互いに隣接し、前記分離ゾーンにおいては該分離ゾーンに隣接する前記2つの保持部セクタは互いに分離され、前記少なくとも2つの保持部セクタは互いに回動可能であると共に、軸方向及び半径方向に延びる少なくとも1つのヒンジゾーンの領域において互いに分離不可能に接続されており、前記ベアリング部セクタは軸方向において各保持部セクタに対向して配置され、各保持部セクタは軸方向に対向して位置する前記ベアリング部セクタに対して少なくとも弾性的なウェブにより接続され、該ウェブは軸方向においては非順応的構成であるが該軸方向を横切る少なくとも1つの方向においては順応的構成であることを特徴とする圧力ローラユニット。
  18. 請求項17に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記圧力ローラは内部において2つの保持部に接続され、これら保持部の各々は少なくとも2つの保持部セクタを有し、前記ベアリング部は前記2つの保持部の間に位置することを特徴とする圧力ローラユニット。
  19. 請求項17に記載の圧力ローラユニットにおいて、前記ベアリング部は3つのベアリング部セクタを有し、前記少なくとも1つの保持部が3つの保持部セクタを有していることを特徴とする圧力ローラユニット。
  20. 請求項19に記載の圧力ローラユニットにおいて、1つの保持部セクタが閉止キャップに弾性的に接続され、前記閉止キャップは該閉止キャップに弾性的に接続された前記保持部セクタに隣接する2つの保持部セクタにインターロック接続状態で保持されることを特徴とする圧力ローラユニット。
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