JP2004516568A - 過圧発生装置及び弁 - Google Patents
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Abstract
本発明は、吐出側20と吸込み側10とを有するポンプPを備えた、周辺外気圧Uに対して少なくとも一時的に過圧をシステムS内に発生させるための装置であって、過圧発生時には前記吐出側20が前記システムSに接続し、かつ前記吸込み側10が少なくとも第1弁MV1、特に第1電磁弁を介して周辺外気圧に接続するようにした形式のものに関する。本発明によれば、過圧発生時に吸込み体積流のために付加的な横断面積を提供する手段が設けられている。更に本発明は、特に本発明の装置と併用するために設けられた弁に関する。
Description
【0001】
技術分野
本発明は、吐出側と吸込み側とを有するポンプを備えた、周辺外気圧に対して少なくとも一時的に過圧をシステム内に発生させるための装置であって、過圧発生時には前記吐出側が前記システムに接続し、かつ前記吸込み側が少なくとも第1弁、特に第1電磁弁を介して周辺外気圧に接続し、しかも前記第1弁がその横断面積に基づいて吸込み体積流を絞るようにした形式のものに関する。更に本発明は、互いに連通可能な弁入口ポートと弁出口ポートとを備えた形式の、本発明の装置用の弁、特に付加弁に関する。
【0002】
背景技術
前記形式の装置としては例えば、圧縮機もしくはポンプの吐出側もしくは吸込み側を、2つの電磁弁を介して1つのシステムと接続して、該システム内に選択的に過圧又は負圧を発生できるようにするために設けられた装置が挙げられる。このために適した公知の装置が図1及び図2に示されている。
【0003】
図1に示した装置は、吸込み側10と吐出側20を有する圧縮機もしくはポンプPを備えている。ポンプPの吐出側20には逆止弁Rが配設されており、該逆止弁は導管L2を介してポンプPの吐出側20に接続されている。図示の装置は、システムS内に過圧又は負圧を発生するために設けられている。この目的のために第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2が設けられており、両電磁弁を介してポンプPを適当な形式でシステムSと接続することが可能である。第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2はそれぞれ不作用位置で図示されている。この不作用位置ではシステムSは導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧に接続されている。
【0004】
図1に示したシステムS内に過圧を発生するためには、第2電磁弁MV2が切換えられる。これによってシステムSは第2電磁弁MV2、導管L3、逆止弁R及び導管L2を介してポンプPの吐出側20に接続されてる。第2電磁弁MV2を切換えた位置では、導管L4は第2電磁弁MV2によって閉鎖されている。導管L6も、不作用位置にある第1電磁弁MV1によって同じく閉鎖されている。ポンプPの吸込み側10は、過圧運転時には導管L1、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧Uに連通している。
【0005】
図1に示したシステムS内に負圧を発生するためには、図1の図示で見て第1電磁弁MV1が切換えられるが、第2電磁弁MV2は、図1に示した不作用位置に残留する。第1電磁弁MV1のこの切換え位置において導管L5が第1電磁弁MV1によって閉鎖されるが、導管L6は第1電磁弁MV1によって導管L8に接続され、ひいては周辺外気圧に接続される。これによってポンプPの吐出側20は導管L8、第1電磁弁MV1、導管L6、導管L3、逆止弁R及び導管L2を介して周辺外気圧に接続している。システムSはその場合、導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4及び導管L1を介してポンプPの吸込み側10に連通している。すでに述べたように、図1に示した公知形式の装置では、第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2が不作用位置にある場合にはシステムSは周辺外気圧Uに接続している。
【0006】
これに対して、図2に示した同じく公知の装置では、両電磁弁が、以下に説明するように不作用位置にある場合には、システムSを封止するようになっている。図2に示した装置も、吸込み側10と吐出側20を有するポンプPを同じく備えている。ポンプPには、やはり逆止弁Rが配設されており、該逆止弁Rは導管L12を介してポンプPの吐出側20に接続されている。過圧又は負圧を発生すべきシステムはこの場合も符号Sで表示されており、周辺外気圧は符号Uで示されている。この装置は第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2を備え、両電磁弁の各不作用位置が図2に示されている。この不作用位置では導管L17が第2電磁弁MV2によって閉止されているのに対して、導管L15は第1電磁弁MV1によって閉止されている。これによって第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2の不作用位置においてシステムSは封止されている。
【0007】
該システムS内に過圧を発生するためには、図2に示した装置の場合、第2電磁弁MV2が切換えられるのに対して、第1電磁弁MV1は、図2に示した不作用位置に残留している。第2電磁弁MV2が切換わると、システムSは導管L17、第2電磁弁MV2、導管L13、逆止弁R及び導管L12を介してポンプPの吐出側20に連通する。導管L15は第1電磁弁MV1によって閉止され、同じく導管L14も第2電磁弁MV2によって閉止されている。ポンプPの吸込み側10は過圧運転時には導管L11、第1電磁弁MV1及び導管L16を介して周辺外気圧Uに接続している。
【0008】
図2に示した装置によってシステムS内に負圧を発生するためには第1電磁弁MV1が、図2の図示に関して切換えられるのに対して、第2電磁弁MV2はその不作用位置に残留する。これによってシステムSは、第2電磁弁MV2によって閉止された導管L17の区分、導管L15、第1電磁弁MV1及び導管L11を介してポンプPの吸込み側10に接続される。ポンプPの吐出側20は負圧運転時には、導管L12、逆止弁R、導管L13、第2電磁弁MV2、導管L14及び、第1電磁弁MV1によって閉止された導管L16の区分を介して周辺外気圧に接続されている。
【0009】
図1及び図2に示した公知の装置の欠点は、吸込み体積流がそれぞれ吸込み側の第1電磁弁MV1によって絞られ、これによって圧縮機もしくはポンプPの空圧出力がより僅かになる点にある。この問題点の然るべき解決手段、つまり充分大きな横断面積を有する吸込み側電磁弁を設けることによって、吸込み体積流の不都合な絞り作用を回避することは、別の問題点を惹起する。充分大きな横断面積を有する斯かる弁は大きな寸法を要求することになり、重量を増大させ、ひいてはコスト高になる。そればかりでなく多くの場合、吐出側にも吸込み側にも共に同一の弁又は類似の弁を使用することが所望されている。
【0010】
発明の利点
本発明の装置には、過圧の発生時に吸込み体積流のために付加的な横断面積を提供する手段が設けられていることにより、ポンプでもって、より高い空圧出力が獲得され得る。更にまた第1弁の寸法及び重量を増大させる必要はなく、かつ、第2弁が設けられている場合には、同一の又は類似の第1弁と第2弁を使用することが可能になる。
【0011】
本発明の装置の有利な実施形態では、本発明の手段が、過圧発生時に第1弁に対して並列に接続された少なくとも1つの付加弁から成っている。これによって、吸込み体積流のために全体的に使用される横断面積を、付加弁の横断面積分だけ増大させることが可能になる。
【0012】
特に第1弁が電磁弁である場合には、付加弁は、システム内に発生した過圧によって開弁されるのが有利である。このようにすれば、付加弁を作動するために付加的なエネルギー源を設ける必要がなくなり、例えばシステムに通じる導管又はシステム自体を適当な形式で付加弁と接続するだけでよくなる。
【0013】
更に本発明の装置では、有利には、付加弁は、システム内の圧力低減時に、殊に自動的に例えば低減する圧力自体によって、閉弁される。
【0014】
本発明の装置の殊に有利な実施形態では、第2弁、特に第2電磁弁が設けられており、しかもポンプの吐出側が、過圧発生時に前記第2弁を介してシステムに連通する。
【0015】
特にこの場合、本発明の装置は更に、周辺外気圧に対して負圧をシステム内に発生するためにも適している。その場合負圧発生時にはポンプの吐出側が第1弁を介して周辺外気圧に接続するのに対して、前記ポンプの吸込み側は第2弁を介して前記システムに連通するようにすることができる。これによって、明細書冒頭で図1及び図2に基づいて説明した従来技術の欠点が除かれる。
【0016】
本発明の装置の特定の実施形態では、付加弁が過圧発生時には過圧弁の機能を付加的に有するようにすることができる。この実施形態が得られるのは特に、付加弁が1本の導管を介してシステムと接続されており、かつ、これによって付加弁の少なくとも1つの弁区分内に、システム内とほぼ等しい圧力関係が生じる場合である。
【0017】
本発明は更に弁、特に明細書冒頭ですでに述べたように本発明の装置用の付加弁にも関する。本発明の弁は、制御室に連通する制御圧入口ポートを有し、かつ、制御室内の圧力が設定値を超えると、弁入口ポートが弁出口ポートと連通するようにした。本発明の前記装置に関連して、このような弁は例えばシステム内に支配する圧力によって作動され、かつこれによって過圧発生時には、弁を作動するために付加的なエネルギー源を必要とすることなしに、吸込み体積流のための付加的な横断面積を提供することができる。
【0018】
本発明の弁では殊に有利なことに、弁入口ポートは、制御室の空間的な拡張によって、弁出口ポートと連通させられる。
【0019】
この目的のために制御室は例えば、該制御室の空間的な拡張を可能にするダイヤフラムによって画定することができる。制御室はその場合例えば、片側の開いたケーシングによって形成することができ、しかも制御室の開放側がその場合ダイヤフラムによって画定される。ケーシングは、当然のことながら、例えば制御室と、過圧を発生させようとするシステムとの接続を可能にするために適当な接続部を有することができる。
【0020】
本発明の弁では更に、ダイヤフラムの、制御室とは反対の方の側に、弁出口ポートと連通する弁室が設けられており、かつ該弁室が前記ダイヤフラムの不作用状態では弁入口ポートに対して封止されている。
【0021】
特にこの場合、弁室は、弁皿と協働する弁座を有しているのが有利である。弁座と弁皿はその場合、弁の閉弁状態では相互封止作用を生ぜしめる。
【0022】
これに関連して更に、ダイヤフラムは制御室の空間的拡張時に、弁室を弁入口ポートと連通させるように、弁皿に作用する。この目的のために弁皿は原則として弁座から離間運動する。
【0023】
これに関連してダイヤフラムは例えば棒状エレメントを介して弁皿に作用することができる。
【0024】
ダイヤフラム及び/又は棒状エレメント及び/又は弁皿は一体に構成することもできる。
【0025】
更にまたダイヤフラム及び/又は棒状エレメント及び/又は弁皿は、ゴム弾性質の材料から成ることもできる。しかしながら本実施形態の場合も棒状エレメントは、必要な力をダイヤフラムから弁皿に伝達し得るのに充分な曲げ剛さに構成されねばならない。
【0026】
更に本発明の弁の有利な実施形態では、弁は、制御室内の最大圧力を超えると、制御圧入口ポートを弁入口ポート及び/又は弁出口ポートと連通するように構成されている。このようにすれば本発明の弁は、過圧弁の機能を付加的に満たすことができる。
【0027】
特にこの目的のために支持プレートは、制御室内の最大圧力を超えない限りダイヤフラムによって前記制御室を弁室に対して封止するように、前記ダイヤフラムに対して作用することができる。
【0028】
前記支持プレートはその場合、適当な形式でダイヤフラムに作用するために、ばねエレメント、例えばコイルばねによって予荷重をかけることができる。本発明の弁が過圧弁の機能も実現する場合、このようなばねエレメントのばね力によって、過圧弁を開弁させる最大圧力に影響を及ぼすことが可能である。
【0029】
特に弁の不作用位置において弁入口ポート及び/又は弁出口ポートに対する封止作用を保証するために、弁皿は、ばねエレメントによって弁座の方向に予荷重をかけるようにすることも可能である。
【0030】
実施例の説明
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0031】
図3には、図1に示した従来技術による装置に本発明の基本思想を適用する場合に得られる本発明の装置の1実施形態が示されている。従って図3に示した実施形態は、吸込み側10と吐出側20とを有する圧縮機もしくはポンプPを備えた装置である。ポンプPの吐出側20には逆止弁Rが配設されており、該逆止弁Rは導管L2を介してポンプPの吐出側20に接続されている。図示の装置は、システムS内に過圧又は負圧を発生するために設けられている。この目的のために第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2が設けられており、両電磁弁を介してポンプPを適当な形式でシステムSに接続することが可能である。第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2は共にそれぞれ不作用位置で図示されている。この不作用位置においてシステムSは導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧に接続されている。
【0032】
過圧の発生時に吸込み体積流のために付加的な横断面積を提供するために、図3に示した実施形態では更に1つの付加弁ZVが設けられており、該付加弁ZVは2つの導管L9,L10を介して第1電磁弁MV1に対して並列に接続されている。前記付加弁ZVは本発明の弁によって構成することができ、この場合、導管L9が付加弁ZVの弁出口ポートに接続されているのに対して、導管L10は付加弁ZVの弁入口ポートに接続されている。付加弁ZVの制御室はこの場合、制御導管SLを介して、システムSにか、もしくは該システムSに通じる導管L7に連通している。図3に示した付加弁ZVの不作用位置では、導管L9も導管L10も共に付加弁ZVによって閉止されている。過圧の発生は、図3に示した装置では、第2電磁弁MV2の切換えによって始まり、その場合第1電磁弁MV1は図示の不作用位置に残留している。その際、付加弁ZVも差し当たってはなお閉弁されている。ポンプPの吐出側20は、第2電磁弁MV2が切換わると、導管L2、逆止弁R、導管L3、第2電磁弁MV2及び導管L7を介してシステムSに連通する。ポンプPの吸込み側10はこの時点では、すでに説明したように導管L1、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧に接続している。ポンプPの運転によってシステムS内には、周辺外気圧に対して過圧が増成され、該過圧は制御導管SLを介して付加弁ZVにも給圧される。システムS内の過圧、ひいては付加弁ZVの領域内、例えば制御室内の過圧が設定値を超えると即座に、付加弁ZVは開弁し、これに伴って弁入口ポートを弁出口ポートに連通し、ひいては導管L9と導管L10を接続する。これによって付加的な横断面積、つまり付加弁ZVの横断面積が吸込み体積流のために提供されるので、第1電磁弁MV1による吸込み体積流の絞り作用が、もはやネガティブには作用しなくなる。システムS内の過圧、ひいては付加弁ZV内の過圧が再び低下すると即座に付加弁ZVは、導管L9及びL10を閉止した不作用位置へ戻る。
【0033】
システムS内の負圧発生には付加弁ZVはいかなる作用も及ぼさない。それというのは付加弁は、負圧発生時には図示の不作用位置に残留しており、該付加弁ZVによって導管L9,L10が閉止されているからである。従ってシステムS内に負圧を発生するためには、図3の図示に対して第1電磁弁MV1が切換えられ、これに対して第2電磁弁MV2及び付加弁ZVは、図1に図示した不作用位置に残留する。第1電磁弁MV1のこの切換え位置において導管L5が第1電磁弁MV1によって閉止されるが、導管L6は第1電磁弁MV1によって導管L8に連通し、ひいては周辺外気圧に接続される。従ってポンプPの吐出側20は導管L8、第1電磁弁MV1、導管L6、導管L3、逆止弁R及び導管L2を介して周辺外気圧に接続している。システムSはその場合導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4及び導管L1を介してポンプPの吸込み側10に連通している。
【0034】
図4には、両電磁弁が不作用位置にあってシステムSが封止された状態の、図2に示した公知の装置に、本発明の基本思想を適用した場合に得られる装置が図示されている。従って図4に示した装置は、吸込み側10と吐出側20とを有するポンプPを同様に備えている。該ポンプPには逆止弁Rがやはり配設されており、該逆止弁Rは導管L12を介してポンプPの吐出側に接続されている。過圧又は負圧を発生すべきシステムは符号Sで表わされており、さらに周辺外気圧は符号Uで示されている。該装置は、図2において夫々不作用位置で示した第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2を備えている。この不作用位置では導管L17が第2電磁弁MV2によって閉止されているのに対して、導管L15は第1電磁弁MV1によって閉止されている。これによって第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2の不作用位置ではシステムSは封止された状態にある。
【0035】
図4に示した実施形態の場合も、過圧発生時に吸込み体積流のために付加的横断面積を提供する手段が、付加弁ZVによって形成されており、該付加弁は、図3に示した実施形態の場合と同様に、本発明の弁によって構成され得る。付加弁ZV並びに第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2がそれぞれ不作用位置に在る図4の図示状態を起点とし、第2電磁弁MV2の切換えと相俟ってシステムS内における過圧発生が始まる。この切換えによってシステムSが導管L17、第2電磁弁MV2、導管L13、逆止弁R及び導管L12を介してポンプPの吐出側20に連通されるのに対して、ポンプPの吸込み側10は導管L11、第1電磁弁MV1及び導管L16を介して周辺外気圧に接続する。まず最初に付加弁ZVは、前述のように閉弁されている。つまり付加弁は、該付加弁を第1電磁弁MV1に対して並列に接続した導管L18,L19を閉止している。付加弁ZVの少なくとも1つの領域、例えば制御室が、制御導管SLを介して、システムSにか、もしくは該システムに通じる導管L17に接続している。システムS内の圧力、ひいては付加弁ZVの相当領域(制御室)内の圧力が或る所定値以上に昇圧すると即座に付加弁ZVは開弁して導管L18と導管L19を接続し、これによって付加的な横断面積が吸込み体積流のために提供されるので、第1電磁弁MV1による吸込み体積流の絞り作用が、もはやネガティブに作用することはない。システムS内、もしくは付加弁ZVの相当領域内の圧力が再び低減すると即座に、付加弁ZVは、図4に示したような導管L18と導管L19とを閉止する不作用位置へ再び復帰する。
【0036】
本実施形態の場合も付加弁ZVは、システムS内における負圧の発生に作用を及ぼすことはない。それというのは該付加弁ZVは、導管L18と導管L19を閉止する図示の不作用位置に留まるからである。従って図4に示した装置によってシステムS内に負圧を発生するためには、第1電磁弁MV1が、図4の図示位置に対して切換えられる一方で、第2電磁弁MV2及び付加弁ZVは不作用位置に残留する。これによってシステムSは、第2電磁弁MV2によって閉止された導管L17の1区分、導管L15、第1電磁弁MV1及び導管L11を介してポンプPの吸込み側10に連通される。ポンプPの吐出側20は負圧運転時には導管L12、逆止弁R、導管L13、第2電磁弁MV2、導管L14及び、第1電磁弁MV1によって閉止された導管L16の1区分を介して周辺外気圧Uに接続する。
【0037】
図5に概略図で示した本発明の弁は、例えば図3の装置及び図4の装置において付加弁として使用され得る。図5の図示によれば弁は、閉弁状態の不作用位置にある。この閉弁位置では、弁入口ポート100と弁出口ポート101は互いに連通していない。符号110で総体的に示した弁ケーシングは特に、制御室103の下部区分を形成し、該下部区分に制御圧入口ポート102が開口している。制御室103の上限はダイヤフラム104によって形成され、該ダイヤフラムの円周はケーシング110に固着されて封止されている。前記ダイヤフラム104の上位に弁室105が位置し、該弁室に弁出口ポート101が開口している。図5の図示では閉鎖状態にある弁室105は、上端区分によって弁座108を形成している。弁座108は弁皿107と協働し、該弁皿は棒状エレメント106によってダイヤフラム104と結合されている。図示の実施形態では弁皿107は、弁座108の方に向かって、ばねエレメント109によって予荷重をかけられているので、弁皿107と弁座108との間に良好な封止が生じる。図5に示した実施形態では、弁入口室111が設けられており、該弁入口室内に弁入口ポート100が開口している。このような弁入口室111は、例えば弁入口ポートを弁周壁によって形成せねばならない場合には、省くこともできる。ばねエレメント109が弁皿107を弁座108の方に向かって予荷重をかけていることによって、弁入口ポート100も弁出口ポート101も共に弁の不作用位置において封止されている。
【0038】
図6には、図5に示した弁が、弁入口ポート100を弁出口ポート101と連通させる作業位置で図示されている。制御室103内の過圧によって変形されるダイヤフラム104が、棒状エレメント106を介して弁皿107に対して作用し、該弁皿を、ばねエレメント109による予荷重に抗して弁座108から離間させる。これによって弁入口ポート100は、弁入口室111と弁室105とを介して弁出口ポート101と連通するので、弁の開弁状態が生じる。制御室103内の過圧が再び低減すると直ちに、ダイヤフラム104は再びその不作用位置に復帰し、その結果、弁皿107は降下して弁座108に座着して封止する。
【0039】
図7は、本発明による弁の可能な実際的な実施形態の断面図である。該弁は、やはり総体的に符号110で示した弁ケーシングを有している。弁出口ポート101は弁室105に開口している。弁入口ポート100は、図7に示した実施形態では、弁皿107と弁座108との間の間隙(図示せず)によって形成され、該間隙は開弁時に生じる。制御圧入口ポート102が制御室103に開口しており、該制御室は上限をダイヤフラム104によって画成される。図7に示した実施形態の弁は付加的に過圧弁として作業する。この目的のために支持プレート112が設けられており、該支持プレートは、ばね113の作用を受けて、ダイヤフラム104が標準運転時には弁室105に対して制御室103を封止するように、ダイヤフラム104の外周縁域に作用する。図7に示した弁の弁出口ポート101と弁入口ポート100とを連通させる機能態様は、図5及び図6に基づいて説明したような機能態様に相当している。制御室103内の圧力が或る所定値を超えると即座にダイヤフラム104は変形して、棒状エレメント106及び、これと一体成形された弁皿107が上向運動するので、弁皿107と弁座108との間に前記の間隙が生じる。制御室103内の圧力が、予め設定された最大圧を超えると、タイヤフラム104の外周縁域が、ばね113を介して加えられる予荷重に抗して上向運動して制御圧入口ポート102を弁出口ポート101と連通するので、こうして過圧弁の機能が得られる。図7に示した実施形態では弁皿107は、棒状エレメント106と一体的に、例えば強固なプラスチック材料から成形されているのに対して、ダイヤフラム104は弾性材料から形成されている。しかしながら例えばダイヤフラム104、棒状エレメント106及び弁皿107を、ダイヤフラム104の機能を受け継ぐために少なくとも薄い横断面においては十分な弾性を有している1つの弾性材料から、一体的に成形することも同じく考えられる。
【0040】
以上の説明において、第1弁及び第2弁は適当な電磁弁の形で説明された。しかし本発明は、このような電磁弁の使用に限定されるものではなく、任意の別の弁、例えば空圧弁でもって実現することもできる。
【0041】
本発明の装置の導管を通流する媒体と、システムS内に収容された増圧又は減圧すべき媒体とは、同じであっても異なっていてもよい。特に両媒体が異なっている場合には、システムS内には、例えばダイヤフラムなどの形の適当な隔離装置を設けておくことが可能である。流動媒体としては、あらゆる適当な液状物質又はガス状物質を使用することができる。
【0042】
周辺外気圧Uは必ずしも周辺大気圧である必要はなく、周辺外気圧として、別のシステムにおいて支配する圧力も当然考えられる。
【0043】
本発明による実施例について以上行った説明は、図解目的のためにすぎず、本発明を限定する目的のためのものではない。本発明は、発明の範囲並びにその等価性を逸脱することなしに、種々異なった変化態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の形式による従来技術の装置の第1実施形態の構成図である。
【図2】
本発明の形式による従来技術の装置の第2実施形態の構成図である。
【図3】
本発明による装置の第1実施形態の構成図である。
【図4】
本発明による装置の第2実施形態の構成図である。
【図5】
閉弁状態にある不作用位置で示した本発明による弁の1実施形態の概略図である。
【図6】
開弁状態にある作業位置で示した本発明による弁の図5相当の概略図である。
【図7】
本発明による弁の可能な実際的な実施形態の断面図である。
技術分野
本発明は、吐出側と吸込み側とを有するポンプを備えた、周辺外気圧に対して少なくとも一時的に過圧をシステム内に発生させるための装置であって、過圧発生時には前記吐出側が前記システムに接続し、かつ前記吸込み側が少なくとも第1弁、特に第1電磁弁を介して周辺外気圧に接続し、しかも前記第1弁がその横断面積に基づいて吸込み体積流を絞るようにした形式のものに関する。更に本発明は、互いに連通可能な弁入口ポートと弁出口ポートとを備えた形式の、本発明の装置用の弁、特に付加弁に関する。
【0002】
背景技術
前記形式の装置としては例えば、圧縮機もしくはポンプの吐出側もしくは吸込み側を、2つの電磁弁を介して1つのシステムと接続して、該システム内に選択的に過圧又は負圧を発生できるようにするために設けられた装置が挙げられる。このために適した公知の装置が図1及び図2に示されている。
【0003】
図1に示した装置は、吸込み側10と吐出側20を有する圧縮機もしくはポンプPを備えている。ポンプPの吐出側20には逆止弁Rが配設されており、該逆止弁は導管L2を介してポンプPの吐出側20に接続されている。図示の装置は、システムS内に過圧又は負圧を発生するために設けられている。この目的のために第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2が設けられており、両電磁弁を介してポンプPを適当な形式でシステムSと接続することが可能である。第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2はそれぞれ不作用位置で図示されている。この不作用位置ではシステムSは導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧に接続されている。
【0004】
図1に示したシステムS内に過圧を発生するためには、第2電磁弁MV2が切換えられる。これによってシステムSは第2電磁弁MV2、導管L3、逆止弁R及び導管L2を介してポンプPの吐出側20に接続されてる。第2電磁弁MV2を切換えた位置では、導管L4は第2電磁弁MV2によって閉鎖されている。導管L6も、不作用位置にある第1電磁弁MV1によって同じく閉鎖されている。ポンプPの吸込み側10は、過圧運転時には導管L1、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧Uに連通している。
【0005】
図1に示したシステムS内に負圧を発生するためには、図1の図示で見て第1電磁弁MV1が切換えられるが、第2電磁弁MV2は、図1に示した不作用位置に残留する。第1電磁弁MV1のこの切換え位置において導管L5が第1電磁弁MV1によって閉鎖されるが、導管L6は第1電磁弁MV1によって導管L8に接続され、ひいては周辺外気圧に接続される。これによってポンプPの吐出側20は導管L8、第1電磁弁MV1、導管L6、導管L3、逆止弁R及び導管L2を介して周辺外気圧に接続している。システムSはその場合、導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4及び導管L1を介してポンプPの吸込み側10に連通している。すでに述べたように、図1に示した公知形式の装置では、第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2が不作用位置にある場合にはシステムSは周辺外気圧Uに接続している。
【0006】
これに対して、図2に示した同じく公知の装置では、両電磁弁が、以下に説明するように不作用位置にある場合には、システムSを封止するようになっている。図2に示した装置も、吸込み側10と吐出側20を有するポンプPを同じく備えている。ポンプPには、やはり逆止弁Rが配設されており、該逆止弁Rは導管L12を介してポンプPの吐出側20に接続されている。過圧又は負圧を発生すべきシステムはこの場合も符号Sで表示されており、周辺外気圧は符号Uで示されている。この装置は第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2を備え、両電磁弁の各不作用位置が図2に示されている。この不作用位置では導管L17が第2電磁弁MV2によって閉止されているのに対して、導管L15は第1電磁弁MV1によって閉止されている。これによって第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2の不作用位置においてシステムSは封止されている。
【0007】
該システムS内に過圧を発生するためには、図2に示した装置の場合、第2電磁弁MV2が切換えられるのに対して、第1電磁弁MV1は、図2に示した不作用位置に残留している。第2電磁弁MV2が切換わると、システムSは導管L17、第2電磁弁MV2、導管L13、逆止弁R及び導管L12を介してポンプPの吐出側20に連通する。導管L15は第1電磁弁MV1によって閉止され、同じく導管L14も第2電磁弁MV2によって閉止されている。ポンプPの吸込み側10は過圧運転時には導管L11、第1電磁弁MV1及び導管L16を介して周辺外気圧Uに接続している。
【0008】
図2に示した装置によってシステムS内に負圧を発生するためには第1電磁弁MV1が、図2の図示に関して切換えられるのに対して、第2電磁弁MV2はその不作用位置に残留する。これによってシステムSは、第2電磁弁MV2によって閉止された導管L17の区分、導管L15、第1電磁弁MV1及び導管L11を介してポンプPの吸込み側10に接続される。ポンプPの吐出側20は負圧運転時には、導管L12、逆止弁R、導管L13、第2電磁弁MV2、導管L14及び、第1電磁弁MV1によって閉止された導管L16の区分を介して周辺外気圧に接続されている。
【0009】
図1及び図2に示した公知の装置の欠点は、吸込み体積流がそれぞれ吸込み側の第1電磁弁MV1によって絞られ、これによって圧縮機もしくはポンプPの空圧出力がより僅かになる点にある。この問題点の然るべき解決手段、つまり充分大きな横断面積を有する吸込み側電磁弁を設けることによって、吸込み体積流の不都合な絞り作用を回避することは、別の問題点を惹起する。充分大きな横断面積を有する斯かる弁は大きな寸法を要求することになり、重量を増大させ、ひいてはコスト高になる。そればかりでなく多くの場合、吐出側にも吸込み側にも共に同一の弁又は類似の弁を使用することが所望されている。
【0010】
発明の利点
本発明の装置には、過圧の発生時に吸込み体積流のために付加的な横断面積を提供する手段が設けられていることにより、ポンプでもって、より高い空圧出力が獲得され得る。更にまた第1弁の寸法及び重量を増大させる必要はなく、かつ、第2弁が設けられている場合には、同一の又は類似の第1弁と第2弁を使用することが可能になる。
【0011】
本発明の装置の有利な実施形態では、本発明の手段が、過圧発生時に第1弁に対して並列に接続された少なくとも1つの付加弁から成っている。これによって、吸込み体積流のために全体的に使用される横断面積を、付加弁の横断面積分だけ増大させることが可能になる。
【0012】
特に第1弁が電磁弁である場合には、付加弁は、システム内に発生した過圧によって開弁されるのが有利である。このようにすれば、付加弁を作動するために付加的なエネルギー源を設ける必要がなくなり、例えばシステムに通じる導管又はシステム自体を適当な形式で付加弁と接続するだけでよくなる。
【0013】
更に本発明の装置では、有利には、付加弁は、システム内の圧力低減時に、殊に自動的に例えば低減する圧力自体によって、閉弁される。
【0014】
本発明の装置の殊に有利な実施形態では、第2弁、特に第2電磁弁が設けられており、しかもポンプの吐出側が、過圧発生時に前記第2弁を介してシステムに連通する。
【0015】
特にこの場合、本発明の装置は更に、周辺外気圧に対して負圧をシステム内に発生するためにも適している。その場合負圧発生時にはポンプの吐出側が第1弁を介して周辺外気圧に接続するのに対して、前記ポンプの吸込み側は第2弁を介して前記システムに連通するようにすることができる。これによって、明細書冒頭で図1及び図2に基づいて説明した従来技術の欠点が除かれる。
【0016】
本発明の装置の特定の実施形態では、付加弁が過圧発生時には過圧弁の機能を付加的に有するようにすることができる。この実施形態が得られるのは特に、付加弁が1本の導管を介してシステムと接続されており、かつ、これによって付加弁の少なくとも1つの弁区分内に、システム内とほぼ等しい圧力関係が生じる場合である。
【0017】
本発明は更に弁、特に明細書冒頭ですでに述べたように本発明の装置用の付加弁にも関する。本発明の弁は、制御室に連通する制御圧入口ポートを有し、かつ、制御室内の圧力が設定値を超えると、弁入口ポートが弁出口ポートと連通するようにした。本発明の前記装置に関連して、このような弁は例えばシステム内に支配する圧力によって作動され、かつこれによって過圧発生時には、弁を作動するために付加的なエネルギー源を必要とすることなしに、吸込み体積流のための付加的な横断面積を提供することができる。
【0018】
本発明の弁では殊に有利なことに、弁入口ポートは、制御室の空間的な拡張によって、弁出口ポートと連通させられる。
【0019】
この目的のために制御室は例えば、該制御室の空間的な拡張を可能にするダイヤフラムによって画定することができる。制御室はその場合例えば、片側の開いたケーシングによって形成することができ、しかも制御室の開放側がその場合ダイヤフラムによって画定される。ケーシングは、当然のことながら、例えば制御室と、過圧を発生させようとするシステムとの接続を可能にするために適当な接続部を有することができる。
【0020】
本発明の弁では更に、ダイヤフラムの、制御室とは反対の方の側に、弁出口ポートと連通する弁室が設けられており、かつ該弁室が前記ダイヤフラムの不作用状態では弁入口ポートに対して封止されている。
【0021】
特にこの場合、弁室は、弁皿と協働する弁座を有しているのが有利である。弁座と弁皿はその場合、弁の閉弁状態では相互封止作用を生ぜしめる。
【0022】
これに関連して更に、ダイヤフラムは制御室の空間的拡張時に、弁室を弁入口ポートと連通させるように、弁皿に作用する。この目的のために弁皿は原則として弁座から離間運動する。
【0023】
これに関連してダイヤフラムは例えば棒状エレメントを介して弁皿に作用することができる。
【0024】
ダイヤフラム及び/又は棒状エレメント及び/又は弁皿は一体に構成することもできる。
【0025】
更にまたダイヤフラム及び/又は棒状エレメント及び/又は弁皿は、ゴム弾性質の材料から成ることもできる。しかしながら本実施形態の場合も棒状エレメントは、必要な力をダイヤフラムから弁皿に伝達し得るのに充分な曲げ剛さに構成されねばならない。
【0026】
更に本発明の弁の有利な実施形態では、弁は、制御室内の最大圧力を超えると、制御圧入口ポートを弁入口ポート及び/又は弁出口ポートと連通するように構成されている。このようにすれば本発明の弁は、過圧弁の機能を付加的に満たすことができる。
【0027】
特にこの目的のために支持プレートは、制御室内の最大圧力を超えない限りダイヤフラムによって前記制御室を弁室に対して封止するように、前記ダイヤフラムに対して作用することができる。
【0028】
前記支持プレートはその場合、適当な形式でダイヤフラムに作用するために、ばねエレメント、例えばコイルばねによって予荷重をかけることができる。本発明の弁が過圧弁の機能も実現する場合、このようなばねエレメントのばね力によって、過圧弁を開弁させる最大圧力に影響を及ぼすことが可能である。
【0029】
特に弁の不作用位置において弁入口ポート及び/又は弁出口ポートに対する封止作用を保証するために、弁皿は、ばねエレメントによって弁座の方向に予荷重をかけるようにすることも可能である。
【0030】
実施例の説明
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
【0031】
図3には、図1に示した従来技術による装置に本発明の基本思想を適用する場合に得られる本発明の装置の1実施形態が示されている。従って図3に示した実施形態は、吸込み側10と吐出側20とを有する圧縮機もしくはポンプPを備えた装置である。ポンプPの吐出側20には逆止弁Rが配設されており、該逆止弁Rは導管L2を介してポンプPの吐出側20に接続されている。図示の装置は、システムS内に過圧又は負圧を発生するために設けられている。この目的のために第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2が設けられており、両電磁弁を介してポンプPを適当な形式でシステムSに接続することが可能である。第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2は共にそれぞれ不作用位置で図示されている。この不作用位置においてシステムSは導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧に接続されている。
【0032】
過圧の発生時に吸込み体積流のために付加的な横断面積を提供するために、図3に示した実施形態では更に1つの付加弁ZVが設けられており、該付加弁ZVは2つの導管L9,L10を介して第1電磁弁MV1に対して並列に接続されている。前記付加弁ZVは本発明の弁によって構成することができ、この場合、導管L9が付加弁ZVの弁出口ポートに接続されているのに対して、導管L10は付加弁ZVの弁入口ポートに接続されている。付加弁ZVの制御室はこの場合、制御導管SLを介して、システムSにか、もしくは該システムSに通じる導管L7に連通している。図3に示した付加弁ZVの不作用位置では、導管L9も導管L10も共に付加弁ZVによって閉止されている。過圧の発生は、図3に示した装置では、第2電磁弁MV2の切換えによって始まり、その場合第1電磁弁MV1は図示の不作用位置に残留している。その際、付加弁ZVも差し当たってはなお閉弁されている。ポンプPの吐出側20は、第2電磁弁MV2が切換わると、導管L2、逆止弁R、導管L3、第2電磁弁MV2及び導管L7を介してシステムSに連通する。ポンプPの吸込み側10はこの時点では、すでに説明したように導管L1、導管L5、第1電磁弁MV1及び導管L8を介して周辺外気圧に接続している。ポンプPの運転によってシステムS内には、周辺外気圧に対して過圧が増成され、該過圧は制御導管SLを介して付加弁ZVにも給圧される。システムS内の過圧、ひいては付加弁ZVの領域内、例えば制御室内の過圧が設定値を超えると即座に、付加弁ZVは開弁し、これに伴って弁入口ポートを弁出口ポートに連通し、ひいては導管L9と導管L10を接続する。これによって付加的な横断面積、つまり付加弁ZVの横断面積が吸込み体積流のために提供されるので、第1電磁弁MV1による吸込み体積流の絞り作用が、もはやネガティブには作用しなくなる。システムS内の過圧、ひいては付加弁ZV内の過圧が再び低下すると即座に付加弁ZVは、導管L9及びL10を閉止した不作用位置へ戻る。
【0033】
システムS内の負圧発生には付加弁ZVはいかなる作用も及ぼさない。それというのは付加弁は、負圧発生時には図示の不作用位置に残留しており、該付加弁ZVによって導管L9,L10が閉止されているからである。従ってシステムS内に負圧を発生するためには、図3の図示に対して第1電磁弁MV1が切換えられ、これに対して第2電磁弁MV2及び付加弁ZVは、図1に図示した不作用位置に残留する。第1電磁弁MV1のこの切換え位置において導管L5が第1電磁弁MV1によって閉止されるが、導管L6は第1電磁弁MV1によって導管L8に連通し、ひいては周辺外気圧に接続される。従ってポンプPの吐出側20は導管L8、第1電磁弁MV1、導管L6、導管L3、逆止弁R及び導管L2を介して周辺外気圧に接続している。システムSはその場合導管L7、第2電磁弁MV2、導管L4及び導管L1を介してポンプPの吸込み側10に連通している。
【0034】
図4には、両電磁弁が不作用位置にあってシステムSが封止された状態の、図2に示した公知の装置に、本発明の基本思想を適用した場合に得られる装置が図示されている。従って図4に示した装置は、吸込み側10と吐出側20とを有するポンプPを同様に備えている。該ポンプPには逆止弁Rがやはり配設されており、該逆止弁Rは導管L12を介してポンプPの吐出側に接続されている。過圧又は負圧を発生すべきシステムは符号Sで表わされており、さらに周辺外気圧は符号Uで示されている。該装置は、図2において夫々不作用位置で示した第1電磁弁MV1と第2電磁弁MV2を備えている。この不作用位置では導管L17が第2電磁弁MV2によって閉止されているのに対して、導管L15は第1電磁弁MV1によって閉止されている。これによって第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2の不作用位置ではシステムSは封止された状態にある。
【0035】
図4に示した実施形態の場合も、過圧発生時に吸込み体積流のために付加的横断面積を提供する手段が、付加弁ZVによって形成されており、該付加弁は、図3に示した実施形態の場合と同様に、本発明の弁によって構成され得る。付加弁ZV並びに第1電磁弁MV1及び第2電磁弁MV2がそれぞれ不作用位置に在る図4の図示状態を起点とし、第2電磁弁MV2の切換えと相俟ってシステムS内における過圧発生が始まる。この切換えによってシステムSが導管L17、第2電磁弁MV2、導管L13、逆止弁R及び導管L12を介してポンプPの吐出側20に連通されるのに対して、ポンプPの吸込み側10は導管L11、第1電磁弁MV1及び導管L16を介して周辺外気圧に接続する。まず最初に付加弁ZVは、前述のように閉弁されている。つまり付加弁は、該付加弁を第1電磁弁MV1に対して並列に接続した導管L18,L19を閉止している。付加弁ZVの少なくとも1つの領域、例えば制御室が、制御導管SLを介して、システムSにか、もしくは該システムに通じる導管L17に接続している。システムS内の圧力、ひいては付加弁ZVの相当領域(制御室)内の圧力が或る所定値以上に昇圧すると即座に付加弁ZVは開弁して導管L18と導管L19を接続し、これによって付加的な横断面積が吸込み体積流のために提供されるので、第1電磁弁MV1による吸込み体積流の絞り作用が、もはやネガティブに作用することはない。システムS内、もしくは付加弁ZVの相当領域内の圧力が再び低減すると即座に、付加弁ZVは、図4に示したような導管L18と導管L19とを閉止する不作用位置へ再び復帰する。
【0036】
本実施形態の場合も付加弁ZVは、システムS内における負圧の発生に作用を及ぼすことはない。それというのは該付加弁ZVは、導管L18と導管L19を閉止する図示の不作用位置に留まるからである。従って図4に示した装置によってシステムS内に負圧を発生するためには、第1電磁弁MV1が、図4の図示位置に対して切換えられる一方で、第2電磁弁MV2及び付加弁ZVは不作用位置に残留する。これによってシステムSは、第2電磁弁MV2によって閉止された導管L17の1区分、導管L15、第1電磁弁MV1及び導管L11を介してポンプPの吸込み側10に連通される。ポンプPの吐出側20は負圧運転時には導管L12、逆止弁R、導管L13、第2電磁弁MV2、導管L14及び、第1電磁弁MV1によって閉止された導管L16の1区分を介して周辺外気圧Uに接続する。
【0037】
図5に概略図で示した本発明の弁は、例えば図3の装置及び図4の装置において付加弁として使用され得る。図5の図示によれば弁は、閉弁状態の不作用位置にある。この閉弁位置では、弁入口ポート100と弁出口ポート101は互いに連通していない。符号110で総体的に示した弁ケーシングは特に、制御室103の下部区分を形成し、該下部区分に制御圧入口ポート102が開口している。制御室103の上限はダイヤフラム104によって形成され、該ダイヤフラムの円周はケーシング110に固着されて封止されている。前記ダイヤフラム104の上位に弁室105が位置し、該弁室に弁出口ポート101が開口している。図5の図示では閉鎖状態にある弁室105は、上端区分によって弁座108を形成している。弁座108は弁皿107と協働し、該弁皿は棒状エレメント106によってダイヤフラム104と結合されている。図示の実施形態では弁皿107は、弁座108の方に向かって、ばねエレメント109によって予荷重をかけられているので、弁皿107と弁座108との間に良好な封止が生じる。図5に示した実施形態では、弁入口室111が設けられており、該弁入口室内に弁入口ポート100が開口している。このような弁入口室111は、例えば弁入口ポートを弁周壁によって形成せねばならない場合には、省くこともできる。ばねエレメント109が弁皿107を弁座108の方に向かって予荷重をかけていることによって、弁入口ポート100も弁出口ポート101も共に弁の不作用位置において封止されている。
【0038】
図6には、図5に示した弁が、弁入口ポート100を弁出口ポート101と連通させる作業位置で図示されている。制御室103内の過圧によって変形されるダイヤフラム104が、棒状エレメント106を介して弁皿107に対して作用し、該弁皿を、ばねエレメント109による予荷重に抗して弁座108から離間させる。これによって弁入口ポート100は、弁入口室111と弁室105とを介して弁出口ポート101と連通するので、弁の開弁状態が生じる。制御室103内の過圧が再び低減すると直ちに、ダイヤフラム104は再びその不作用位置に復帰し、その結果、弁皿107は降下して弁座108に座着して封止する。
【0039】
図7は、本発明による弁の可能な実際的な実施形態の断面図である。該弁は、やはり総体的に符号110で示した弁ケーシングを有している。弁出口ポート101は弁室105に開口している。弁入口ポート100は、図7に示した実施形態では、弁皿107と弁座108との間の間隙(図示せず)によって形成され、該間隙は開弁時に生じる。制御圧入口ポート102が制御室103に開口しており、該制御室は上限をダイヤフラム104によって画成される。図7に示した実施形態の弁は付加的に過圧弁として作業する。この目的のために支持プレート112が設けられており、該支持プレートは、ばね113の作用を受けて、ダイヤフラム104が標準運転時には弁室105に対して制御室103を封止するように、ダイヤフラム104の外周縁域に作用する。図7に示した弁の弁出口ポート101と弁入口ポート100とを連通させる機能態様は、図5及び図6に基づいて説明したような機能態様に相当している。制御室103内の圧力が或る所定値を超えると即座にダイヤフラム104は変形して、棒状エレメント106及び、これと一体成形された弁皿107が上向運動するので、弁皿107と弁座108との間に前記の間隙が生じる。制御室103内の圧力が、予め設定された最大圧を超えると、タイヤフラム104の外周縁域が、ばね113を介して加えられる予荷重に抗して上向運動して制御圧入口ポート102を弁出口ポート101と連通するので、こうして過圧弁の機能が得られる。図7に示した実施形態では弁皿107は、棒状エレメント106と一体的に、例えば強固なプラスチック材料から成形されているのに対して、ダイヤフラム104は弾性材料から形成されている。しかしながら例えばダイヤフラム104、棒状エレメント106及び弁皿107を、ダイヤフラム104の機能を受け継ぐために少なくとも薄い横断面においては十分な弾性を有している1つの弾性材料から、一体的に成形することも同じく考えられる。
【0040】
以上の説明において、第1弁及び第2弁は適当な電磁弁の形で説明された。しかし本発明は、このような電磁弁の使用に限定されるものではなく、任意の別の弁、例えば空圧弁でもって実現することもできる。
【0041】
本発明の装置の導管を通流する媒体と、システムS内に収容された増圧又は減圧すべき媒体とは、同じであっても異なっていてもよい。特に両媒体が異なっている場合には、システムS内には、例えばダイヤフラムなどの形の適当な隔離装置を設けておくことが可能である。流動媒体としては、あらゆる適当な液状物質又はガス状物質を使用することができる。
【0042】
周辺外気圧Uは必ずしも周辺大気圧である必要はなく、周辺外気圧として、別のシステムにおいて支配する圧力も当然考えられる。
【0043】
本発明による実施例について以上行った説明は、図解目的のためにすぎず、本発明を限定する目的のためのものではない。本発明は、発明の範囲並びにその等価性を逸脱することなしに、種々異なった変化態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の形式による従来技術の装置の第1実施形態の構成図である。
【図2】
本発明の形式による従来技術の装置の第2実施形態の構成図である。
【図3】
本発明による装置の第1実施形態の構成図である。
【図4】
本発明による装置の第2実施形態の構成図である。
【図5】
閉弁状態にある不作用位置で示した本発明による弁の1実施形態の概略図である。
【図6】
開弁状態にある作業位置で示した本発明による弁の図5相当の概略図である。
【図7】
本発明による弁の可能な実際的な実施形態の断面図である。
Claims (20)
- 吐出側(20)と吸込み側(10)とを有するポンプ(P)を備えた、周辺外気圧(U)に対して少なくとも一時的に過圧をシステム(S)内に発生させるための装置であって、過圧発生時には前記吐出側(20)が前記システム(S)に接続し、かつ前記吸込み側(10)が少なくとも第1弁(MV1)、特に第1電磁弁を介して周辺外気圧(U)に接続し、しかも前記第1弁(MV1)がその横断面積に基づいて吸込み体積流を絞るようにした形式のものにおいて、
過圧発生時に吸込み体積流のために付加的な横断面積を提供する手段(ZV)が設けられていることを特徴とする、過圧を発生させるための装置。 - 前記手段が、過圧発生時に第1弁(MV1)に対して並列に接続された少なくとも1つの付加弁(ZV)から成っている、請求項1記載の装置。
- 付加弁(ZV)が、システム内に発生した過圧によって開弁される、請求項1又は2記載の装置。
- 付加弁(ZV)が、システム(S)内の圧力低減時に閉弁される、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
- 第2弁(MV2)、特に第2電磁弁が設けられており、かつポンプ(P)の吐出側が、過圧発生時に前記第2弁(MV2)を介してシステム(S)に連通する、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
- 装置が更に、周辺外気圧(U)に対して負圧をシステム(S)内に発生させるためにも適しており、負圧発生時にはポンプ(P)の吐出側(20)が第1弁(MV1)を介して周辺外気圧(U)に接続するのに対して、前記ポンプ(P)の吸込み側が第2弁(MV2)を介して前記システム(S)に連通する、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
- 付加弁(ZV)が、過圧発生時には付加的に過圧弁の機能を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
- 互いに連通可能な弁入口ポート(100)と弁出口ポート(101)とを備えた形式の、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置用の弁、特に付加弁において、
弁が、制御室(103)に連通する制御圧入口ポート(102)を有し、かつ、制御室(103)内の圧力が設定値を超えると、弁入口ポート(100)が弁出口ポート(101)と連通することを特徴とする、弁、特に付加弁。 - 弁入口ポート(100)が、制御室(103)の空間的な拡張によって、弁出口ポート(101)と連通させられる、請求項8記載の弁。
- 制御室(103)が、該制御室(103)の空間的な拡張を可能にするダイヤフラム(104)によって画定される、請求項8又は9記載の弁。
- ダイヤフラム(104)の、制御室(103)とは反対の方の側に、弁出口ポート(101)と連通する弁室(105)が設けられており、かつ該弁室(105)が前記ダイヤフラム(104)の不作用状態では弁入口ポート(100)に対して封止されている、請求項8から10までのいずれか1項記載の弁。
- 弁室(105)が、弁皿(107)と協働する弁座(108)を有している、請求項8から11までのいずれか1項記載の弁。
- ダイヤフラム(104)が制御室(103)の空間的拡張時に、弁室(105)を弁入口ポート(100)と連通させるように、弁皿(107)に作用する、請求項8から12までのいずれか1項記載の弁。
- ダイヤフラム(104)が、棒状エレメント(106)を介して弁皿(107)に作用する、請求項8から13までのいずれか1項記載の弁。
- ダイヤフラム(104)及び/又は棒状エレメント(106)及び/又は弁皿(107)が一体に成形されている、請求項8から14までのいずれか1項記載の弁。
- ダイヤフラム(104)及び/又は棒状エレメント(106)及び/又は弁皿(107)が、ゴム弾性質材料から形成されている、請求項8から15までのいずれか1項記載の弁。
- 制御室(103)内の最大圧力を超えると、弁が、制御圧入口ポート(102)を弁入口ポート(100)及び/又は弁出口ポート(101)と連通する、請求項8から16までのいずれか1項記載の弁。
- 制御室(103)内の最大圧力を超えない限り、支持プレート(112)が、ダイヤフラム(104)によって前記制御室(103)を弁室(105)に対して封止するように、前記ダイヤフラム(104)に対して作用する、請求項8から17までのいずれか1項記載の弁。
- 支持プレート(112)が、ダイヤフラム(104)に対して作用するために、ばねエレメント(113)によって予荷重をかけられる、請求項8から18までのいずれか1項記載の弁。
- 弁皿(107)がばねエレメント(109)によって、弁座(108)の方に向かって予荷重をかけられる、請求項8から19までのいずれか1項記載の弁。
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