JP2004516167A - 移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法、ケーシング及び移動通信端末装置 - Google Patents
移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法、ケーシング及び移動通信端末装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004516167A JP2004516167A JP2002551146A JP2002551146A JP2004516167A JP 2004516167 A JP2004516167 A JP 2004516167A JP 2002551146 A JP2002551146 A JP 2002551146A JP 2002551146 A JP2002551146 A JP 2002551146A JP 2004516167 A JP2004516167 A JP 2004516167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- antenna
- conductive material
- area
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0053—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0053—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
- B29C2045/0079—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping applying a coating or covering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/34—Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
- B29L2031/3431—Telephones, Earphones
- B29L2031/3437—Cellular phones
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/34—Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
- B29L2031/3456—Antennas, e.g. radomes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
本発明は、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、ワイヤレステレフォン等のケーシング(10)を製造するための方法で、ケーシングに組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナ(18)を設ける方法において、次のステップによって実施する、つまり:A)ケーシング中間製品を、アンテナ(18)によって占められるアンテナ領域を備えた非導電性の材料より製造し、B)ケーシングにアンテナ領域内で、導電性のアンテナ材料(18)を備える、ステップによって実施することを特徴とする方法に関する。また本発明は、上記本発明の方法に従って製造された移動通信端末装置のためのケーシング(10)、並びにこのような形式のケーシングを備えた移動通信端末装置に関する。
Description
【0001】
移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法、ケーシング及び移動通信端末装置
本発明は、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等のケーシングを製造するための方法に関する。
【0002】
移動通信端末装置を製造する際には、情報を送受信するための送信及び/又は受信アンテナを準備する必要がある。このアンテナはその幾何学形状を、移動通信端末装置が上方を送信若しくは受信する周波数帯域に合わせなければならない。さらにまた、大量の移動通信端末装置を製造する場合には、個別のアンテナが、寸法のずれを避けながらそれぞれ同じ幾何学形状を有するようにしなければならない。何故ならば、移動無線端末装置の送受信エレクトロニクスを各アンテナ幾何学形状に調節しなければならないからである。従って、所定のアンテナ幾何学形状に対する製造技術的に制限されたずれが存在する場合には、各個別の通信端末装置において送受信エレクトロニクスに個別に合致させる必要があり、これは、大量の個数を製造する場合に、要求できない程度のコストがかかるということを意味する。
【0003】
以上の要求を満たすために、移動通信端末装置をケーシングに組み付ける際に挿入される、従来形式のアンテナ構造群が製造される。この場合、ケーシングの寸法を大きくし、移動通信端末装置の視覚的な外観に悪影響を及ぼす、ケーシングに固定可能な外部のへリックスアンテナ(螺旋形アンテナ)又はロッドアンテナが用いられる。さらに、面アンテナをケーシングに挿入して、この面アンテナが移動通信端末装置の組み付け後に外から見えないようにすることも可能である。このような形式の面アンテナは、パッチアンテナ(Patch−Antennen)とも呼ばれており、従来では、前もって製造された面状の金属体として構成されており、この金属体は、ケーシング内に直接挿入されるか、又は別個のアンテナ体に固定されていて、このアンテナ体と共にケーシング内に取り付けられている。このような形式のパッチアンテナは、移動通信端末装置のケーシング内に付加的な構造スペースを必要とする。ケーシングは、その幾何学形状をパッチアンテナに合致させる必要があり、これは、視覚的な外観及び、移動通信端末装置の人間工学に不都合な影響を及ぼす。
【0004】
さらにまた、通信端末装置の送受信エレクトロニクスのアースとパッチアンテナとの間の十分に大きい間隔を保証するために、ケーシングに構造的に手段を設ける必要がある。何故ならば、この間隔が十分に大きい場合にだけ、十分に大きい帯域幅を有するアンテナの実現することができるからである。
【0005】
そこで本発明の課題は、冒頭に述べた方法を改良して、同品質で製造可能な幾何学形状を有する有能なアンテナを、ケーシングの構造的な状態に合わせてスペースを節約して製造できるようにすることである。
【0006】
この課題を解決した本発明の方法の手段によれば、ケーシングに組み込んで一体化された(integral)、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナを有する移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、ワイヤレステレフォン等のケーシングを製造するための方法において、
次のステップ、つまり、
A)ケーシング中間製品を、アンテナによって占められるアンテナ領域を備えた非導電性の材料より製造し、
B)ケーシングにアンテナ領域内で、導電性のアンテナ材料を備える、
ステップによって実施するようにした。
【0007】
本発明によればまず、ケーシング中間製品を非導電性の材料より製造し、このケーシング中間製品に、アンテナによって占められるアンテナ領域を設ける。このアンテナ領域のために、従来のように通信端末装置ケーシングの内部に配置された面状の2次元のパッチアンテナに、アンテナのための付加的な構造スペースを設ける必要はない。むしろ、ステップB)においてケーシング中間製品がアンテナ領域内で一体的に導電性のアンテナ材料を備えているので、ケーシング中間製品に、場合によっては3次元の面状の領域をアンテナ領域として準備し、次いで、直接的に導電性のアンテナ材料を備えることができる。本発明は、アンテナ材料が、ケーシング内の送受信エレクトロニクスに対して最大可能な間隔を保って配置されており、それによって良好な受信特性が得られる、という利点を有している。
【0008】
本発明によれば、ステップBにおいて、ケーシング中間製品の表面が、この表面に設けられたアンテナ領域内で選択的に金属化されるようになっていてよい。このことはつまり、アンテナ領域内のケーシング中間製品に金属層が被着され、次いでこの金属層が、送受信エレクトロニクスを装着する際に接触されて、アンテナとして働くようになっている、ということである。
【0009】
本発明の実施態様によれば、アンテナ領域を、ケーシング中間製品に設けられた、少なくとも1つのアンテナの幾何学形状に相当する幾何学形状を有する少なくとも1つの凹部又は切欠によって形成するようにした。この場合、凹部の深さは浅いので、この凹部又は切欠は、その外側に位置する側面からわからないようになっている。切欠を形成する際には、この切欠はステップBで又はその後で閉じられるが、その詳細については後述されている。
【0010】
部分的に複雑なケーシング幾何学形状及び、移動通信端末装置における多数の構成部材数に基づいて、プラスチックより成るケーシング中間製品は、特に射出成形法によって製造される。これに関連して、本発明の別の実施態様によれば、前記ステップA及びBを2成分射出成形法によって行い、この場合、ステップAで第1の成分としての非導電性のプラスチック材料をケーシング中間製品に加工し、ステップBで第2の成分としての導電性のプラスチック材料をアンテナ領域に射出するようにした。この場合、まず型内に第1の成分を充填する。この型内に取り出し可能なコアを挿入する。このコアは、アンテナ領域が第1の成分で充填されないように配慮する。第1の成分が部分的に又は完全に硬化してから、取り出し可能なコアが型から取り出されて、アンテナ領域に相応する凹部が形成される。次いで、このアンテナ領域に相当する凹部が第2の成分で満たされる。2つの成分が硬化した後で、ケーシングは型から取り出される。これによってアンテナはケーシング内に組み込んで一体化される。この方法の主要な利点は、ケーシング幾何学形状及びアンテナ幾何学形状に関連して非常に高い同品質性が得られるという点にある。さらにこの方法によって、大量の個数で、アンテナのために提供される構造スペースを経済的及び効果的に利用することができる3次元のアンテナ構造が簡単に得られる。
【0011】
本発明の別の実施態様によれば、前記2成分射出成形法に対して選択的に、ステップBで、導電性の材料をホットスタンピングによってケーシング中間製品に被着するようにした。この製造法においては、前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)過大な寸法を有する導電性で面状の材料をアンテナ領域に載せ、
B2)アンテナ領域の幾何学形状の寸法に従って構成された押型によって、ケーシング中間製品の表面に、導電性の材料を面状に押し付け、
B3)押型の領域内で導電性の材料に接触する表面において、ケーシング中間製品材料を局所的に溶融させ、
B4)溶融されたケーシング中間製品材料を硬化させ、
B5)アンテナ領域を超えて突き出す導電性の材料を取り除く、
というサブステップを実施するようにした。
【0012】
サブステップB1において、導電性の材料として、特に純粋な銅又はSn,Pb,Ni,Ag及び/又はAuがコーティングされた銅より成る金属シート材料が用いられる。次いでこの面状の導電性の材料は、アンテナ領域の面に亘って完全に、又は部分的に、アンテナ領域に対応する幾何学形状を有する押型(Stempel)によって押し付けられる。有利には、この押型は加熱可能に構成されていて、面状の導電性の材料の押し付ける間加熱されて、ケーシング中間材料が局所的に溶融するようになっている。次いで、溶融された領域は、能動的又は受動的に再び硬化され、硬化時に、面状の導電性の材料が、硬化されたケーシング中間材料に融着することによって固着する。硬化中又は鋼か後に、押型は取り除かれる。次いで、サブステップB5において、アンテナ領域を超えて突き出す導電性の材料が、次に行われる幾何的な処理例えば切断ステップによって取り除かれる。本発明の有利な実施態様では、面状の導電性の材料として、脆い金属材料が使用され、この金属材料は、そのアンテナ領域を超えて突き出す区分が、溶融されたケーシング中間材料の硬化後に、その脆さに基づいて、わずかな機械的な手段で破壊、引きちぎり又はその他の形式で取り除かれる。
【0013】
選択的に、ステップBにおいて、アンテナ領域のケーシング中間製品にレーザー構造化によって導電性の材料が設けられるようにした。この方法においては、ステップBが次のサブステップを有している。つまり、
B1)アンテナ領域内で、このアンテナ領域を包囲する領域内に導電性の材料を被着し、
B2)アンテナ領域を包囲する領域内の導電性の材料を、レーザー光線による局所的な燃焼によって取り除く、
というサブステップを有している。
【0014】
本発明の変化実施態様によれば、まずアンテナ領域に導電性の材料を塗布するようになっている。この場合の材料は、導電性の塗料を用い、この塗料がケーシング中間製品の内側に塗布される。選択的に、導電性の材料は、ケーシング中間製品の表面に電気メッキ的に施される金属であってもよい。いずれにしても、前述のように、ケーシング中間製品に凹部を設け、この凹部内に、塗布された導電性の塗料又は電気メッキ的に施された導電性の材料の大部分が集まるようになっていれば有利である。導電性の材料は、これをサブステップB1に従って塗布した後で、硬化させる。次いで導電性の材料を、アンテナ領域を包囲する領域内でレーザー光線によって局所的に燃焼させる。この製造方法の変化実施例によれば、アンテナ幾何学形状を正確に維持することが保証される。何故ならば導電性の材料がまず過剰に、ケーシング中間製品の表面に被着され、次いで、アンテナ輪郭形状が正確に、場合によってはコンピュータを利用してレーザー光線で確定されるようになっているからである。
【0015】
ステップBに関連した前記変化実施態様、つまり2成分射出成形法、金属シート材料による熱間圧刻及びレーザー構造化に対して選択的に、本発明の方法の別の変化実施態様によれば、前記ステップB)において次のサブステップつまり、
B1)マスクをケーシング中間製品に載せ、この際にマスクの幾何学形状をアンテナ領域の幾何学形状に合致させ、
B2)アンテナ切欠の領域内で導電性の材料をマスクに被着して、この被着された導電性の材料でケーシング中間製品のアンテナ領域が完全に覆われるようにし、
B3)マスクを取り除く、
というサブステップを実施するようにした。
【0016】
この場合、サブステップB1で、前もって製造されたケーシング中間製品の、有利には所定の位置に、このケーシング中間製品に合致したマスクが載せられる。サブステップB2で、レーザー構造化のために既に前記で提案されているように、導電性の塗料又は導電性の材料を、電気メッキによってケーシング中間製品上に及びマスク上に被着することができる。マスクを取り除くと、マスクによって覆われていないアンテナ領域だけに導電性の材料が施されていることになる。この変化実施態様においても、ケーシングに前もって凹部を設け、次いでこの凹部内に、塗布しようとする導電性の材料が集められるようになっている。しかしながらこの場合、凹部がマスクのアンテナ切欠と正確に合致して整列されるように配慮しなければならない。
【0017】
ステップBを実現することに関連した別の選択的な実施態様によれば、前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)ケーシング中間製品にマスクを載せ、この際に、マスクにアンテナ切欠を設け、該アンテナ切欠の幾何学形状をアンテナ領域の幾何学形状に合致させ、
B2)露光感応性の材料特に電気泳動性のフォトレジストを、アンテナ切欠の領域内でマスクに被着して、ケーシング中間製品のアンテナ領域が被着された露光感応性の材料で覆われるようにし、この場合、露光感応性の材料が露光によって導電状態に置換可能であって、
B3)被着された材料を露光し、
B4)マスクを取り外す、
というサブステップを実施するようにした。
【0018】
前もって導電性の塗料又は電気メッキ的に施される材料の代わりに、本発明のこの変化実施態様によれば、露光感応性の材料がケーシング中間製品に施され、このケーシング中間製品が露光によって導電状態に置換されて、ケーシング中間製品に固着されるようになっている。固着は、サブステップB2,B3又はB4に従って実施される。しかしながらマスクを取り除く前に固着することは薦められない。何故ならば、マスクを取り除く際に、必要な機械的作用によって、アンテナの幾何学形状が変えられるか又は破壊されるからである。
【0019】
本発明はさらに、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等のためのケーシングに関するものであって、ケーシングに組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナを有しており、前記ケーシングが、前記形式の方法で製造されている。
【0020】
本発明はさらに、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等に関するものであって、ケーシングと、該ケーシングに組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナとを有しており、前記ケーシングが、前記形式の方法で製造されている。
【0021】
次に本発明の実施例を任意の図面を用いて説明する。
【0022】
図1は、移動無線放送端末装置の本発明によるケーシングの概略的な部分平面図、
図2は本発明の1実施例のII−II線に沿った断面図、
図3は、アンテナ領域内に設けられた切欠を備えたケーシング中間製品の、図2に相当する断面図、
図4は、導電性のアンテナ材料を備えた、図3に相当する断面図である。
【0023】
図1には、本発明によるケーシングシェル10が示されている。このケーシングシェル10は、縁部12と、この縁部12によって包囲された内部領域14とを有している。内部領域14内には、送受信エレクトロニクスの構成部材16が挿入されており、さらにこの構成部材16内の、図1の上側の領域に送受信アンテナ18が設けられている。この送受信アンテナ18は、ケーシングシェル10の内側表面20に被着された導電性の層によって形成されている。
【0024】
さらに送受信アンテナ18について、並びに送受信アンテナを取り付けるための可能な方法について、図2〜図4に図示されている。図2には、図1のII−II線に沿って断面した、ケーシングシェル10の断面図が示されている。図2に示されているように、ケーシングシェル19は2つの縁部区分121,122と1つの底部区分22とを有している。内側表面20上には、前記図1に関連して説明したように、送受信アンテナ18が組み込んで一体化されて(integral)被着されており、この場合、送受信アンテナ18の部分領域181,182,183,184は断面で示されている。これらの部分領域は、ケーシングシェル10の底部領域22から小さい高さxだけ突き出すように、ケーシングシェル10の底部領域22の内側表面20に被着されている。図2に示した高さxは、正しい縮尺比で図示されているのではなく、本発明の本質を明らかにするために誇張して大きく図示されている。実際には、高さxは、金属被膜において電気メッキ的な表面の数μm〜150μmまでの範囲であり、これに対してケーシングシェル12の材料厚さdは数mmの範囲内である。
【0025】
送受信アンテナ18のために導電性の材料例えば導電性の塗料、金属又は導電性のプラスチックが使用される。これらの材料は、ケーシングシェル10の製造時に底部領域22上に組み込んで被着される。これは例えば、底部領域22の内側表面20に電気メッキ的な被着によって金属層が設けられることによって行われる。この金属層は、既に送受信アンテナ18の輪郭形状を有しているか、又は図1の平面図で示されているような送受信アンテナ18の輪郭形状を、後加工によって金属層に後から形成される。
【0026】
図3及び図4には、本発明の方法に従って行われる2つの状態が示されている。繰り返しを避けるために、以下では、図1及び図2において使用された符号に100を付け足した符号が使用されている。
【0027】
図3には、縁部区分1121及び1122並びに底部領域122を備えたケーシング中間製品124が示されている。縁部領域122内には横断面が方形の凹部1261,1262,1263,及び1264が形成されている。このような形式のケーシング中間製品124は例えば射出成形法によって製造される。この射出成形法では、非導電性のプラスチック材料が、ケーシング中間製品124に対応する、凹部1261〜1264に相当する型領域を備えた型内に射出される。
【0028】
次いで図3に示したケーシング中間製品124は、別の製造ステップによって、凹部1261〜1264が導電性の材料で満たされ、図4に示したアンテナ領域1181,1182,1183及び1184を備えたアンテナ118が形成される。
【0029】
これは例えば、導電性の塗料が凹部1261〜1264内に満たされるか、又は金属が電気メッキ的にこの凹部内に被着されることによって行われる。
【0030】
アンテナ118を形成するために、アンテナ区分1181〜1184を備えたケーシング中間製品124を設けた後でケーシングシェル110が得られ、このケーシングシェル110は、移動通信端末装置の最終組み付け時にさらに加工される。この最終組み付けは、ケーシングシェル110内に組み込んで一体化されたアンテナ118を相応の接点によって送受信エレクトロニクスに接続するためだけに必要な作業である。
【0031】
前記本発明は、面状のパッチアンテナ(Patch−Antenne)のように移動通信端末装置においてケーシング部分に組み込んで一体化して取り付けることができ、それによって、大量の移動通信端末装置を製造することができるような方法について記載されている。前記方法によれば、パッチアンテナが三次元構造で、スペースを効果的に利用して従来のケーシング内に形成することができる。これによって、特別な部分として構成された従来のパッチアンテナを取り付ける際に必要な構造的な手段、並びに付加的な組み付けステップが避けられる。前記方法によって、得ようとするアンテナ幾何学形状に関連して十分良好な反復精度で大量のパッチアンテナを備えたケーシングシェルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
移動無線放送端末装置の本発明によるケーシングの概略的な部分平面図である。
【図2】
本発明の1実施例のII−II線に沿った断面図である。
【図3】
アンテナ領域内に設けられた切欠を備えたケーシング中間製品の、図2に相当する断面図である。
【図4】
導電性のアンテナ材料を備えた、図3に相当する断面図である。
移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法、ケーシング及び移動通信端末装置
本発明は、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等のケーシングを製造するための方法に関する。
【0002】
移動通信端末装置を製造する際には、情報を送受信するための送信及び/又は受信アンテナを準備する必要がある。このアンテナはその幾何学形状を、移動通信端末装置が上方を送信若しくは受信する周波数帯域に合わせなければならない。さらにまた、大量の移動通信端末装置を製造する場合には、個別のアンテナが、寸法のずれを避けながらそれぞれ同じ幾何学形状を有するようにしなければならない。何故ならば、移動無線端末装置の送受信エレクトロニクスを各アンテナ幾何学形状に調節しなければならないからである。従って、所定のアンテナ幾何学形状に対する製造技術的に制限されたずれが存在する場合には、各個別の通信端末装置において送受信エレクトロニクスに個別に合致させる必要があり、これは、大量の個数を製造する場合に、要求できない程度のコストがかかるということを意味する。
【0003】
以上の要求を満たすために、移動通信端末装置をケーシングに組み付ける際に挿入される、従来形式のアンテナ構造群が製造される。この場合、ケーシングの寸法を大きくし、移動通信端末装置の視覚的な外観に悪影響を及ぼす、ケーシングに固定可能な外部のへリックスアンテナ(螺旋形アンテナ)又はロッドアンテナが用いられる。さらに、面アンテナをケーシングに挿入して、この面アンテナが移動通信端末装置の組み付け後に外から見えないようにすることも可能である。このような形式の面アンテナは、パッチアンテナ(Patch−Antennen)とも呼ばれており、従来では、前もって製造された面状の金属体として構成されており、この金属体は、ケーシング内に直接挿入されるか、又は別個のアンテナ体に固定されていて、このアンテナ体と共にケーシング内に取り付けられている。このような形式のパッチアンテナは、移動通信端末装置のケーシング内に付加的な構造スペースを必要とする。ケーシングは、その幾何学形状をパッチアンテナに合致させる必要があり、これは、視覚的な外観及び、移動通信端末装置の人間工学に不都合な影響を及ぼす。
【0004】
さらにまた、通信端末装置の送受信エレクトロニクスのアースとパッチアンテナとの間の十分に大きい間隔を保証するために、ケーシングに構造的に手段を設ける必要がある。何故ならば、この間隔が十分に大きい場合にだけ、十分に大きい帯域幅を有するアンテナの実現することができるからである。
【0005】
そこで本発明の課題は、冒頭に述べた方法を改良して、同品質で製造可能な幾何学形状を有する有能なアンテナを、ケーシングの構造的な状態に合わせてスペースを節約して製造できるようにすることである。
【0006】
この課題を解決した本発明の方法の手段によれば、ケーシングに組み込んで一体化された(integral)、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナを有する移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、ワイヤレステレフォン等のケーシングを製造するための方法において、
次のステップ、つまり、
A)ケーシング中間製品を、アンテナによって占められるアンテナ領域を備えた非導電性の材料より製造し、
B)ケーシングにアンテナ領域内で、導電性のアンテナ材料を備える、
ステップによって実施するようにした。
【0007】
本発明によればまず、ケーシング中間製品を非導電性の材料より製造し、このケーシング中間製品に、アンテナによって占められるアンテナ領域を設ける。このアンテナ領域のために、従来のように通信端末装置ケーシングの内部に配置された面状の2次元のパッチアンテナに、アンテナのための付加的な構造スペースを設ける必要はない。むしろ、ステップB)においてケーシング中間製品がアンテナ領域内で一体的に導電性のアンテナ材料を備えているので、ケーシング中間製品に、場合によっては3次元の面状の領域をアンテナ領域として準備し、次いで、直接的に導電性のアンテナ材料を備えることができる。本発明は、アンテナ材料が、ケーシング内の送受信エレクトロニクスに対して最大可能な間隔を保って配置されており、それによって良好な受信特性が得られる、という利点を有している。
【0008】
本発明によれば、ステップBにおいて、ケーシング中間製品の表面が、この表面に設けられたアンテナ領域内で選択的に金属化されるようになっていてよい。このことはつまり、アンテナ領域内のケーシング中間製品に金属層が被着され、次いでこの金属層が、送受信エレクトロニクスを装着する際に接触されて、アンテナとして働くようになっている、ということである。
【0009】
本発明の実施態様によれば、アンテナ領域を、ケーシング中間製品に設けられた、少なくとも1つのアンテナの幾何学形状に相当する幾何学形状を有する少なくとも1つの凹部又は切欠によって形成するようにした。この場合、凹部の深さは浅いので、この凹部又は切欠は、その外側に位置する側面からわからないようになっている。切欠を形成する際には、この切欠はステップBで又はその後で閉じられるが、その詳細については後述されている。
【0010】
部分的に複雑なケーシング幾何学形状及び、移動通信端末装置における多数の構成部材数に基づいて、プラスチックより成るケーシング中間製品は、特に射出成形法によって製造される。これに関連して、本発明の別の実施態様によれば、前記ステップA及びBを2成分射出成形法によって行い、この場合、ステップAで第1の成分としての非導電性のプラスチック材料をケーシング中間製品に加工し、ステップBで第2の成分としての導電性のプラスチック材料をアンテナ領域に射出するようにした。この場合、まず型内に第1の成分を充填する。この型内に取り出し可能なコアを挿入する。このコアは、アンテナ領域が第1の成分で充填されないように配慮する。第1の成分が部分的に又は完全に硬化してから、取り出し可能なコアが型から取り出されて、アンテナ領域に相応する凹部が形成される。次いで、このアンテナ領域に相当する凹部が第2の成分で満たされる。2つの成分が硬化した後で、ケーシングは型から取り出される。これによってアンテナはケーシング内に組み込んで一体化される。この方法の主要な利点は、ケーシング幾何学形状及びアンテナ幾何学形状に関連して非常に高い同品質性が得られるという点にある。さらにこの方法によって、大量の個数で、アンテナのために提供される構造スペースを経済的及び効果的に利用することができる3次元のアンテナ構造が簡単に得られる。
【0011】
本発明の別の実施態様によれば、前記2成分射出成形法に対して選択的に、ステップBで、導電性の材料をホットスタンピングによってケーシング中間製品に被着するようにした。この製造法においては、前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)過大な寸法を有する導電性で面状の材料をアンテナ領域に載せ、
B2)アンテナ領域の幾何学形状の寸法に従って構成された押型によって、ケーシング中間製品の表面に、導電性の材料を面状に押し付け、
B3)押型の領域内で導電性の材料に接触する表面において、ケーシング中間製品材料を局所的に溶融させ、
B4)溶融されたケーシング中間製品材料を硬化させ、
B5)アンテナ領域を超えて突き出す導電性の材料を取り除く、
というサブステップを実施するようにした。
【0012】
サブステップB1において、導電性の材料として、特に純粋な銅又はSn,Pb,Ni,Ag及び/又はAuがコーティングされた銅より成る金属シート材料が用いられる。次いでこの面状の導電性の材料は、アンテナ領域の面に亘って完全に、又は部分的に、アンテナ領域に対応する幾何学形状を有する押型(Stempel)によって押し付けられる。有利には、この押型は加熱可能に構成されていて、面状の導電性の材料の押し付ける間加熱されて、ケーシング中間材料が局所的に溶融するようになっている。次いで、溶融された領域は、能動的又は受動的に再び硬化され、硬化時に、面状の導電性の材料が、硬化されたケーシング中間材料に融着することによって固着する。硬化中又は鋼か後に、押型は取り除かれる。次いで、サブステップB5において、アンテナ領域を超えて突き出す導電性の材料が、次に行われる幾何的な処理例えば切断ステップによって取り除かれる。本発明の有利な実施態様では、面状の導電性の材料として、脆い金属材料が使用され、この金属材料は、そのアンテナ領域を超えて突き出す区分が、溶融されたケーシング中間材料の硬化後に、その脆さに基づいて、わずかな機械的な手段で破壊、引きちぎり又はその他の形式で取り除かれる。
【0013】
選択的に、ステップBにおいて、アンテナ領域のケーシング中間製品にレーザー構造化によって導電性の材料が設けられるようにした。この方法においては、ステップBが次のサブステップを有している。つまり、
B1)アンテナ領域内で、このアンテナ領域を包囲する領域内に導電性の材料を被着し、
B2)アンテナ領域を包囲する領域内の導電性の材料を、レーザー光線による局所的な燃焼によって取り除く、
というサブステップを有している。
【0014】
本発明の変化実施態様によれば、まずアンテナ領域に導電性の材料を塗布するようになっている。この場合の材料は、導電性の塗料を用い、この塗料がケーシング中間製品の内側に塗布される。選択的に、導電性の材料は、ケーシング中間製品の表面に電気メッキ的に施される金属であってもよい。いずれにしても、前述のように、ケーシング中間製品に凹部を設け、この凹部内に、塗布された導電性の塗料又は電気メッキ的に施された導電性の材料の大部分が集まるようになっていれば有利である。導電性の材料は、これをサブステップB1に従って塗布した後で、硬化させる。次いで導電性の材料を、アンテナ領域を包囲する領域内でレーザー光線によって局所的に燃焼させる。この製造方法の変化実施例によれば、アンテナ幾何学形状を正確に維持することが保証される。何故ならば導電性の材料がまず過剰に、ケーシング中間製品の表面に被着され、次いで、アンテナ輪郭形状が正確に、場合によってはコンピュータを利用してレーザー光線で確定されるようになっているからである。
【0015】
ステップBに関連した前記変化実施態様、つまり2成分射出成形法、金属シート材料による熱間圧刻及びレーザー構造化に対して選択的に、本発明の方法の別の変化実施態様によれば、前記ステップB)において次のサブステップつまり、
B1)マスクをケーシング中間製品に載せ、この際にマスクの幾何学形状をアンテナ領域の幾何学形状に合致させ、
B2)アンテナ切欠の領域内で導電性の材料をマスクに被着して、この被着された導電性の材料でケーシング中間製品のアンテナ領域が完全に覆われるようにし、
B3)マスクを取り除く、
というサブステップを実施するようにした。
【0016】
この場合、サブステップB1で、前もって製造されたケーシング中間製品の、有利には所定の位置に、このケーシング中間製品に合致したマスクが載せられる。サブステップB2で、レーザー構造化のために既に前記で提案されているように、導電性の塗料又は導電性の材料を、電気メッキによってケーシング中間製品上に及びマスク上に被着することができる。マスクを取り除くと、マスクによって覆われていないアンテナ領域だけに導電性の材料が施されていることになる。この変化実施態様においても、ケーシングに前もって凹部を設け、次いでこの凹部内に、塗布しようとする導電性の材料が集められるようになっている。しかしながらこの場合、凹部がマスクのアンテナ切欠と正確に合致して整列されるように配慮しなければならない。
【0017】
ステップBを実現することに関連した別の選択的な実施態様によれば、前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)ケーシング中間製品にマスクを載せ、この際に、マスクにアンテナ切欠を設け、該アンテナ切欠の幾何学形状をアンテナ領域の幾何学形状に合致させ、
B2)露光感応性の材料特に電気泳動性のフォトレジストを、アンテナ切欠の領域内でマスクに被着して、ケーシング中間製品のアンテナ領域が被着された露光感応性の材料で覆われるようにし、この場合、露光感応性の材料が露光によって導電状態に置換可能であって、
B3)被着された材料を露光し、
B4)マスクを取り外す、
というサブステップを実施するようにした。
【0018】
前もって導電性の塗料又は電気メッキ的に施される材料の代わりに、本発明のこの変化実施態様によれば、露光感応性の材料がケーシング中間製品に施され、このケーシング中間製品が露光によって導電状態に置換されて、ケーシング中間製品に固着されるようになっている。固着は、サブステップB2,B3又はB4に従って実施される。しかしながらマスクを取り除く前に固着することは薦められない。何故ならば、マスクを取り除く際に、必要な機械的作用によって、アンテナの幾何学形状が変えられるか又は破壊されるからである。
【0019】
本発明はさらに、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等のためのケーシングに関するものであって、ケーシングに組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナを有しており、前記ケーシングが、前記形式の方法で製造されている。
【0020】
本発明はさらに、移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等に関するものであって、ケーシングと、該ケーシングに組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナとを有しており、前記ケーシングが、前記形式の方法で製造されている。
【0021】
次に本発明の実施例を任意の図面を用いて説明する。
【0022】
図1は、移動無線放送端末装置の本発明によるケーシングの概略的な部分平面図、
図2は本発明の1実施例のII−II線に沿った断面図、
図3は、アンテナ領域内に設けられた切欠を備えたケーシング中間製品の、図2に相当する断面図、
図4は、導電性のアンテナ材料を備えた、図3に相当する断面図である。
【0023】
図1には、本発明によるケーシングシェル10が示されている。このケーシングシェル10は、縁部12と、この縁部12によって包囲された内部領域14とを有している。内部領域14内には、送受信エレクトロニクスの構成部材16が挿入されており、さらにこの構成部材16内の、図1の上側の領域に送受信アンテナ18が設けられている。この送受信アンテナ18は、ケーシングシェル10の内側表面20に被着された導電性の層によって形成されている。
【0024】
さらに送受信アンテナ18について、並びに送受信アンテナを取り付けるための可能な方法について、図2〜図4に図示されている。図2には、図1のII−II線に沿って断面した、ケーシングシェル10の断面図が示されている。図2に示されているように、ケーシングシェル19は2つの縁部区分121,122と1つの底部区分22とを有している。内側表面20上には、前記図1に関連して説明したように、送受信アンテナ18が組み込んで一体化されて(integral)被着されており、この場合、送受信アンテナ18の部分領域181,182,183,184は断面で示されている。これらの部分領域は、ケーシングシェル10の底部領域22から小さい高さxだけ突き出すように、ケーシングシェル10の底部領域22の内側表面20に被着されている。図2に示した高さxは、正しい縮尺比で図示されているのではなく、本発明の本質を明らかにするために誇張して大きく図示されている。実際には、高さxは、金属被膜において電気メッキ的な表面の数μm〜150μmまでの範囲であり、これに対してケーシングシェル12の材料厚さdは数mmの範囲内である。
【0025】
送受信アンテナ18のために導電性の材料例えば導電性の塗料、金属又は導電性のプラスチックが使用される。これらの材料は、ケーシングシェル10の製造時に底部領域22上に組み込んで被着される。これは例えば、底部領域22の内側表面20に電気メッキ的な被着によって金属層が設けられることによって行われる。この金属層は、既に送受信アンテナ18の輪郭形状を有しているか、又は図1の平面図で示されているような送受信アンテナ18の輪郭形状を、後加工によって金属層に後から形成される。
【0026】
図3及び図4には、本発明の方法に従って行われる2つの状態が示されている。繰り返しを避けるために、以下では、図1及び図2において使用された符号に100を付け足した符号が使用されている。
【0027】
図3には、縁部区分1121及び1122並びに底部領域122を備えたケーシング中間製品124が示されている。縁部領域122内には横断面が方形の凹部1261,1262,1263,及び1264が形成されている。このような形式のケーシング中間製品124は例えば射出成形法によって製造される。この射出成形法では、非導電性のプラスチック材料が、ケーシング中間製品124に対応する、凹部1261〜1264に相当する型領域を備えた型内に射出される。
【0028】
次いで図3に示したケーシング中間製品124は、別の製造ステップによって、凹部1261〜1264が導電性の材料で満たされ、図4に示したアンテナ領域1181,1182,1183及び1184を備えたアンテナ118が形成される。
【0029】
これは例えば、導電性の塗料が凹部1261〜1264内に満たされるか、又は金属が電気メッキ的にこの凹部内に被着されることによって行われる。
【0030】
アンテナ118を形成するために、アンテナ区分1181〜1184を備えたケーシング中間製品124を設けた後でケーシングシェル110が得られ、このケーシングシェル110は、移動通信端末装置の最終組み付け時にさらに加工される。この最終組み付けは、ケーシングシェル110内に組み込んで一体化されたアンテナ118を相応の接点によって送受信エレクトロニクスに接続するためだけに必要な作業である。
【0031】
前記本発明は、面状のパッチアンテナ(Patch−Antenne)のように移動通信端末装置においてケーシング部分に組み込んで一体化して取り付けることができ、それによって、大量の移動通信端末装置を製造することができるような方法について記載されている。前記方法によれば、パッチアンテナが三次元構造で、スペースを効果的に利用して従来のケーシング内に形成することができる。これによって、特別な部分として構成された従来のパッチアンテナを取り付ける際に必要な構造的な手段、並びに付加的な組み付けステップが避けられる。前記方法によって、得ようとするアンテナ幾何学形状に関連して十分良好な反復精度で大量のパッチアンテナを備えたケーシングシェルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
移動無線放送端末装置の本発明によるケーシングの概略的な部分平面図である。
【図2】
本発明の1実施例のII−II線に沿った断面図である。
【図3】
アンテナ領域内に設けられた切欠を備えたケーシング中間製品の、図2に相当する断面図である。
【図4】
導電性のアンテナ材料を備えた、図3に相当する断面図である。
Claims (20)
- 信号を送信及び/又は受信するための、ケーシング(10;110)に組み込まれて一体化された少なくとも1つのアンテナ(18;118)を有する移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、ワイヤレステレフォン等のケーシング(10;110)を製造するための方法において、
次のステップによって実施する、つまり、
A)ケーシング中間製品(124)を、アンテナ(18;118)によって占められるアンテナ領域(1261,1262,1263,1264)を備えた非導電性の材料より製造し、
B)ケーシング(124)にアンテナ領域内で、導電性のアンテナ材料(1181,1182,1183,1184)を備える、
ステップによって実施することを特徴とする、移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法。 - ステップBにおいてケーシング中間製品の表面(20)を、このケーシング中間製品に設けられたアンテナ領域内で選択的に金属化する、請求項1記載の方法。
- アンテナ領域を、ケーシング中間製品(124)に設けられた、少なくとも1つのアンテナ(118)の幾何学形状に相当する幾何学形状を有する少なくとも1つの凹部(1261,1262,1263,1264)又は切欠によって形成する、請求項1又は2記載の方法。
- ケーシング中間製品(124)を、特に射出成形によってプラスチックより製造する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 前記ステップA及びBを2成分射出成形法によって行い、この場合、ステップAで第1の成分としての非導電性のプラスチック材料をケーシング中間製品に加工し、ステップBで第2の成分としての導電性のプラスチック材料をアンテナ領域に被着する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- ステップBで導電性の材料(1181,1182,1183,1184)をホットスタンピングによってケーシング中間製品に被着する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- 前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)過大な寸法を有する面状の導電性材料をアンテナ領域に載せ、
B2)アンテナ領域の幾何学形状の寸法に従って構成された押型によって、ケーシング中間製品の表面に、導電性の材料を面状に押し付け、
B3)押型の領域内で導電性の材料に接触する表面において、ケーシング中間製品材料を局所的に溶融させ、
B4)溶融されたケーシング中間製品材料を硬化させ、
B5)アンテナ領域を超えて突き出す導電性の材料を取り除く、
というサブステップを実施する、請求項6記載の方法。 - サブステップB1において導電性の材料として、特に純粋な銅又はSn,Pb,Ni,Ag及び/又はAuがコーティングされた銅より成る金属シート材料を用いる、請求項6又は7記載の方法。
- ステップBにおいて、アンテナ領域のケーシング中間製品にレーザー構造化によって導電性の材料を設ける、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)アンテナ領域内で、このアンテナ領域を包囲する領域内に導電性の材料を被着し、
B2)アンテナ領域を包囲する領域内の導電性の材料を、レーザー光線による局所的な燃焼によって取り除く、
というサブステップを実施する、請求項9記載の方法。 - サブステップB1において、導電性の塗料をアンテナ領域内に被着する、請求項10記載の方法。
- サブステップB1において、導電性の材料特に金属を電気メッキ的に被着する、請求項10記載の方法。
- 前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)マスクをケーシング中間製品に載せ、この際にマスクの幾何学形状をアンテナ領域の幾何学形状に合致させ、
B2)アンテナ切欠の領域内で導電性の材料をマスクに被着して、この被着された導電性の材料でケーシング中間製品のアンテナ領域が完全に覆われるようにし、
B3)マスクを取り除く、
というサブステップを実施する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 - 前記サブステップB2において導電性の塗料をマスクに被着する、請求項1記載の方法。
- 前記サブステップB2において、導電性の材料特に金属を電気メッキ的に被着する、請求項11記載の方法。
- 前記サブステップB2において導電性の材料特に金属を電気メッキ的に被着する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- 前記ステップBにおいて次のサブステップつまり、
B1)ケーシング中間製品にマスクを載せ、この際に、マスクにアンテナ切欠を設け、該アンテナ切欠の幾何学形状をアンテナ領域の幾何学形状に合致させ、
B2)露光感応性の材料特に電気泳動性のフォトレジストを、アンテナ切欠の領域内でマスクに被着して、ケーシング中間製品のアンテナ領域が被着された露光感応性の材料で覆われるようにし、この場合、露光感応性の材料が露光によって導電状態に置換可能であって、
B3)被着された材料を露光し、
B4)マスクを取り外す、
というサブステップを実施する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 - 前記サブステップB2,B3又はB4の後で、被着された材料をケーシング中間製品に固着する、請求項16記載の方法。
- 移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等のためのケーシング(10;110)であって、ケーシング(10;110)に組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナ(18;118)を有しており、前記ケーシング(10;110)が、前記請求項1から18までのいずれか1項記載の方法で製造されていることを特徴とする、移動通信端末装置のためのケーシング。
- 移動通信端末装置、特に移動無線端末装置、コードレステレフォン等であって、ケーシング(10,110)と、該ケーシングに組み込んで一体化された、信号を送信及び/又は受信するための少なくとも1つのアンテナ(18;118)とを有しており、前記ケーシング(10,110)が、前記請求項1から17までのいずれか1項記載の方法で製造されていることを特徴とする、移動通信端末装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10063696A DE10063696A1 (de) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | Verfahren zur Herstellung eines Gehäuses eines mobilen Kommunikations-Endgerätes, Gehäuse und mobiles Kommunikations-Endgerät |
PCT/DE2001/004780 WO2002049823A1 (de) | 2000-12-20 | 2001-12-19 | Verfahren zur herstellung eines gehäuses eines mobilen kommunikations-endgerätes, gehäuse und mobiles kommunikations-endgerät |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004516167A true JP2004516167A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=7668065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002551146A Withdrawn JP2004516167A (ja) | 2000-12-20 | 2001-12-19 | 移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法、ケーシング及び移動通信端末装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040082370A1 (ja) |
EP (1) | EP1343618B1 (ja) |
JP (1) | JP2004516167A (ja) |
CN (1) | CN1272158C (ja) |
DE (2) | DE10063696A1 (ja) |
WO (1) | WO2002049823A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007012031A (ja) * | 2005-05-31 | 2007-01-18 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | アンテナの製造方法及び半導体装置の作製方法 |
US8357598B2 (en) | 2005-05-31 | 2013-01-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing antenna and method for manufacturing semiconductor device |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10232947A1 (de) * | 2002-07-19 | 2004-01-29 | Siemens Ag | Behältnis, insbesondere Gehäuse für ein Telefonmobilteil sowie Verfahren zur Herstellung eines Gehäuseteils |
US7181172B2 (en) * | 2002-09-19 | 2007-02-20 | Centurion Wireless Technologies, Inc. | Methods and apparatuses for an integrated wireless device |
FR2853789B1 (fr) * | 2003-04-09 | 2005-06-24 | Sagem | Coque d'objet et procede de realisation |
DE102005054286B4 (de) * | 2005-11-11 | 2011-04-07 | Delphi Delco Electronics Europe Gmbh | Antennenanordnung |
KR100824012B1 (ko) | 2008-01-03 | 2008-04-21 | 주식회사금강코엔 | 합성수지재 인테나 수용부를 구비한 무선통신기기용프레임의 인서트 사출방법 |
CN102005638A (zh) * | 2009-09-03 | 2011-04-06 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 电子装置壳体及其制作方法 |
CN101908667A (zh) * | 2009-09-10 | 2010-12-08 | 深圳富泰宏精密工业有限公司 | 电子装置壳体及其制作方法 |
USD657056S1 (en) | 2009-10-02 | 2012-04-03 | Medline Industries, Inc. | Medical port |
US8764731B2 (en) * | 2009-10-02 | 2014-07-01 | Medline Industries, Inc. | Connector for fluid conduit with integrated luer access port |
CN201758176U (zh) | 2010-07-12 | 2011-03-09 | 华为终端有限公司 | 天线组件以及电子通信设备 |
US9571612B2 (en) | 2010-11-12 | 2017-02-14 | venyard GmbH | Wrist phone with improved voice quality |
TWI558293B (zh) * | 2011-02-25 | 2016-11-11 | Taiwan Green Point Entpr Co | A touch case and its manufacturing method |
KR101240273B1 (ko) * | 2011-06-01 | 2013-03-11 | 엘지전자 주식회사 | 이동 단말기 |
CN103702529B (zh) * | 2013-12-16 | 2016-09-07 | 东莞劲胜精密组件股份有限公司 | 电子产品外壳制造方法 |
DE102019113973B4 (de) * | 2019-05-24 | 2024-02-08 | Ensinger Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Formkörpers und Bauteil mit elektrischer Funktionalität |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60109926U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-25 | アロン化成株式会社 | 二層構造 |
DE4416986A1 (de) * | 1993-10-29 | 1995-05-04 | Albert Schmidbauer | Verfahren zum Herstellen eines Bauteils aus thermoplastischem Kunststoff mit wenigstens einem integrierten, elektrisch leitenden Abschnitt sowie nach diesem Verfahren hergestelltes Bauteil |
US5689276A (en) * | 1994-04-07 | 1997-11-18 | Nippon Steel Corporation | Housing for antenna device |
US6095820A (en) * | 1995-10-27 | 2000-08-01 | Rangestar International Corporation | Radiation shielding and range extending antenna assembly |
TW295733B (ja) * | 1994-09-15 | 1997-01-11 | Motorola Inc | |
DE19729972A1 (de) * | 1997-07-12 | 1999-01-14 | Menzolit Fibron Gmbh | Faserverstärktes Kunststoff-Formteil mit integrierter Antenne |
US6097339A (en) * | 1998-02-23 | 2000-08-01 | Qualcomm Incorporated | Substrate antenna |
SE512524C2 (sv) * | 1998-06-24 | 2000-03-27 | Allgon Ab | En antennanordning, en metod för framställning av en antennenordning och en radiokommunikationsanordning inkluderande en antennanordning |
DE19843425A1 (de) * | 1998-09-22 | 2000-03-23 | Kunz Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer kontaktlosen Chipkarte |
KR100345534B1 (ko) * | 1998-10-07 | 2002-10-25 | 삼성전자 주식회사 | 플립업타입휴대폰에서플립커버에설치된안테나장치 |
GB2345022B (en) * | 1998-12-23 | 2003-06-11 | Nokia Mobile Phones Ltd | Method for manufacturing an antenna body for a phone |
GB2345196B (en) * | 1998-12-23 | 2003-11-26 | Nokia Mobile Phones Ltd | An antenna and method of production |
DE19943276A1 (de) * | 1999-09-10 | 2001-04-05 | Advanced Applic Technology Inc | Mobiltelefonantenne |
-
2000
- 2000-12-20 DE DE10063696A patent/DE10063696A1/de not_active Ceased
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2002551146A patent/JP2004516167A/ja not_active Withdrawn
- 2001-12-19 WO PCT/DE2001/004780 patent/WO2002049823A1/de active IP Right Grant
- 2001-12-19 DE DE50104045T patent/DE50104045D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-12-19 CN CNB018227899A patent/CN1272158C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-12-19 EP EP01990308A patent/EP1343618B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-12-19 US US10/451,343 patent/US20040082370A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007012031A (ja) * | 2005-05-31 | 2007-01-18 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | アンテナの製造方法及び半導体装置の作製方法 |
US8357598B2 (en) | 2005-05-31 | 2013-01-22 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing antenna and method for manufacturing semiconductor device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE50104045D1 (de) | 2004-11-11 |
EP1343618B1 (de) | 2004-10-06 |
US20040082370A1 (en) | 2004-04-29 |
CN1491156A (zh) | 2004-04-21 |
WO2002049823A1 (de) | 2002-06-27 |
DE10063696A1 (de) | 2002-07-18 |
CN1272158C (zh) | 2006-08-30 |
EP1343618A1 (de) | 2003-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004516167A (ja) | 移動通信端末装置のケーシングを製造するための方法、ケーシング及び移動通信端末装置 | |
EP1221737B1 (en) | Compact antenna and producing method thereof | |
US20060197712A1 (en) | Method for mounting a radiator in a radio device and a radio device | |
CH698479B1 (de) | Verfahren zur Herstellung piezoelektrischer Schwingkörper, piezoelektrischer Schwingkörper, Wafer, piezoelektrischer Schwingungserzeuger, Oszillator, elektronisches Gerät sowie Funkuhr. | |
JPH08148872A (ja) | プラスチックシールド筐体 | |
JPH02220314A (ja) | フレキシブル基板内蔵の電子部品樹脂モールドケース及びその製造方法 | |
CN100358184C (zh) | 小型天线及其制造方法 | |
CN104934690A (zh) | 制备天线连接结构的方法和天线连接结构及移动通讯终端 | |
JP2001293813A (ja) | 金属箔表面を有するプラスチック材コンポネントと、その射出成形方法 | |
CH698480B1 (de) | Verfahren zur Herstellung piezoelektrischer Schwingkörper, piezoelektrischer Schwingkörper, Wafer, piezoelektrischer Schwingungserzeuger, Oszillator, elektronisches Gerät sowie Funkuhr. | |
KR101318723B1 (ko) | 안테나용 금속패턴 제조방법 | |
CA2241851A1 (en) | Method for manufacturing a housing part with a screening effect for radio communication equipment | |
JPH05299815A (ja) | 回路部品及びその製造方法 | |
WO2013137404A1 (ja) | マルチバンドアンテナ及びその製造方法 | |
GB2349598A (en) | Moulded electrical components | |
CN107069192A (zh) | 3d成型的激光直接成型衬垫以及制造衬垫的方法 | |
GB2082397A (en) | Process for producing a casing for an electronic component | |
CN110718743B (zh) | 一种多次注塑成型天线以及其制备方法 | |
JP2006344818A (ja) | 電子部品用基体及びその製造方法 | |
KR20230008297A (ko) | 메탈 포일을 이용한 사출 성형 방법 | |
JP2624536B2 (ja) | 複数の接続導電リードを有する電気部品の製造方法およびその製造方法に用いる製造型 | |
US20050076499A1 (en) | Method for producing an electrical conductor element | |
JP2020010179A (ja) | 高周波受動部品の製造方法 | |
JP2002290140A (ja) | アンテナ装置 | |
KR20140058193A (ko) | 인서트 몰딩을 이용한 밀폐형 인서트 안테나, 그 제조방법 및 제조금형 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040914 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061212 |