JP2004514535A - 改善された保護タンポン及びその製作方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(発明の分野)
本発明は、吸収性タンポン、そのようなタンポンと共に使用するためのアプリケータ、及び、そのようなタンポンを製作するための方法に関する。より詳細には、本発明は、改善された膨張特性により、改善された漏れ防御性を有するタンポン及び、独立した防御機構の使用に関する。
【0002】
(発明の背景)
多種多様の吸収性月経用タンポンが当該技術分野において長い間既知であった。現在、最も商業的に入手可能なタンポンは、実質的に円筒形態に圧縮されたタンポンプレジットから製作される。様々なタイプ及び構成のタンポンプレジットが、当該技術分野において記載されてきた。圧縮前に、プレジットは、巻かれる、螺旋状に巻かれる、折り畳まれる、または、吸収性材料の長方形のパッドとして集められてもよい。吸収性材料の、一般に長方形のプレジットから製作されるタンポンは評判がよく、市場で成功してきた。
【0003】
現在使用されている吸収性月経用タンポンは、一般に、約3/8〜1/2インチ(約1.0〜1.3cm)の直径と、約2〜7cmの長さの一般的な円筒形態に圧縮される吸収性部材を具備している。所望の総吸収性を提供するために、これらの吸収部材は、通常、膣のオリフィスよりサイズの大きいバット(芯)から形成され、その後、挿入を容易にするために、上記で指示されるサイズまで(相応してより堅くなる)圧縮される。流体が吸収される時、これらの圧縮されたタンポンは、それらの最初の圧縮前のサイズになるように再膨張することが予期され、結果として、流体の漏れまたは通過に備えて膣腔を有効に覆うのに充分大きくなる。これらの圧縮されたタンポンは、それらの意図される機能を、許容できる程度に良好に行うことが見出される一方、それらの最良のものでも、漏れに対する良好な適用範囲を提供するために、必ずしも充分にまたは充分迅速に再膨張するわけではない。
【0004】
内部の膣腔は、その正常な閉じた状態で、その垂直方向の平面よりその横断方向の平面において非常に広い面積であることが、かなり以前から認識されてきた。膣の最小寸法が膣口の近くである一方、最大寸法は、子宮頚部の近くであることが、同じく周知である。従って、月経用タンポンを考察する時、その最初の状態は、不快感なく膣オリフィスを通過するサイズ及び/又は形状であり、一旦膣腔の内側に入ると、、オリフィスの制限を超えて特に側面方向に膨張して、膣腔の一つの側面から別の側面まで膣壁表面の実質的に全体と接触し、子宮頚部からの月経排泄物が早く通過するのを防ぐ可能性がある構造体を提供することが望ましい。
先行技術は、様々な機構をかなり以前から認識してきたが、その機構ではタンポンが優れた性能を提供することはできなかった。そのような機構の一つは、当該技術分野において、多々「バイパス」の失敗と呼ばれている。バイパスの失敗は、経血がタンポンに接触することなく膣の縦に沿って進む時、すなわち、タンポンが流れる経血を遮れない時、発生する。
【0005】
圧縮されたタンポンが充分機能するために、できるだけ早く充分に再膨張するべきであり、また、可能な限り解剖学的適合を提供する形態であるべきである。にもかかわらず、これらの必要性は必ずしも、簡単な挿入を容易にするのに充分小さくて堅いタンポンを提供する要望と一致するわけではない。その上、使用後でもタンポンは、膣腔から取り出すのができるだけ快適であるべきである。従って、先行技術のタンポンは、一つの目的に関するある性能を別の目的に関する改善された性能と交換する必要があることが多々あったため、0これらの設計目的のバランスを取るよう試みた。
現在市販されている典型的なタンポンは、通常、使用中に約15mm〜約26mmの範囲の幅寸法まで膨張する。これは、膣腔の閉じた状態の幅よりも小さいこともある。特に、膣の最大幅寸法は、子宮頚部に近いので、膣溝の上方の第三区分内(タンポンが配置されることが多い場所)に配置されるタンポンは、特に幅方向において必ずしも充分に膨張せず、優れた適用範囲を常に提供しているとは限らない。更に、一般的な現在市販されているタンポンは、圧力を受ける時(使用中の膣の圧力による、というような)、上記に述べられた幅寸法を達成することさえできないこともある。他の考慮すべき事項は、現在入手可能なタンポンでは必ずしも最善ではない、タンポンの再膨張の速度及び性質についてである。
【0006】
従って、特に幅寸法において改善された膨張特性を有するタンポンを提供することが望ましい。そのようなタンポンは、快適にタンポンを取り除く能力の低減のような、新しい欠点を持ち込むべきではない。理想的には、そのようなタンポンは、現在タンポンに使用されている材料に類似する材料から製造され得るべきである。これらの材料は、人の使用への好適性の立証された記録、受け入れ可能な価格、及び現在商業的に入手可能な製造装置への過度の変更なしにタンポンを製造する能力、という利点を有する。
最良に設計された、現在入手可能なタンポンでさえも、完全に漏れを排除する方法で設計されたようには、必ずしも再膨張しないことがことが見出された。従って、改善された膨張特性に加えて、タンポンの再膨張から独立している、改善された漏れ防御機構を備えるタンポンを提供することが望ましい。理想的には、そのようなタンポンは、タンポンの利点が多数のユーザにより獲得される可能性を増すために、改善されたアプリケータも備える。
【0007】
(発明の概要)
本発明は、月経用タンポンに関し、より詳細には、特に所望される膨張特性を有するタンポンに関する。
「レギュラー」吸収性タンポンとして販売されることがある、本発明のタンポンは一般的に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含してもよい。この圧縮の後、この吸収性材料は、好ましくは、約15mm未満の直径を有する。得られるタンポンは、約6〜約9グラムの間の標準シンジナ(syngyna)試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、流体膨張性であり、好ましくは、流体吸収で少なくとも約20mmの膨張後の幅を有する。
【0008】
好ましい実施例では、吸収性材料の直径と、タンポンの膨張後の幅との差は、少なくとも約6mmである。吸収性材料の直径と、タンポンの膨張後の幅との差は、少なくとも約10mmであってもよい。好ましくは、吸収性材料の塊は、タンポンの形成中にマイクロ波が放射される。
他の実施例は、「スーパー」吸収性タンポンとして販売されることがある、本発明のタンポンである。そのようなタンポンは、一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含してもよい。この圧縮の後、吸収性材料は、好ましくは、約19mm未満の直径を有する。得られるタンポンは、約9〜約12グラムの間の標準シンジナ試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、流体膨張性があり、好ましくは、流体吸収で少なくとも約24mmの膨張後の幅を有する。
【0009】
好ましい実施例では、吸収性材料の直径と、タンポンの膨張後の幅との差は、少なくとも約8mmである。吸収性材料の直径と、タンポンの膨張後の幅との差は、少なくとも約12mmであってもよい。好ましくは、吸収性材料の塊には、完成タンポンの形成中にマイクロ波が放射される。
他の実施例は、「スーパープラス」吸収性タンポンとして販売されることがある、本発明のタンポンである。そのようなタンポンは、一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含してもよい。この圧縮の後、吸収性材料は、好ましくは、約22mm未満の直径を有する。得られるタンポンは、約12〜約15グラムの間の標準シンジナ試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、流体膨張性があり、好ましくは、流体吸収で少なくとも約27mmの膨張後の幅を有する。
【0010】
好ましい実施例では、吸収性材料の直径とタンポンの膨張後の幅との差は、少なくとも約10mmである。吸収性材料の直径と、タンポンの膨張後の幅との差は、少なくとも約15mmであってもよい。好ましくは、吸収性材料の塊には、完成タンポンの形成中にマイクロ波が放射される。
他の実施例は、「ジュニア」吸収性タンポンとして販売されることがある、本発明のタンポンである。このようなタンポンは、一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含してもよい。この圧縮の後、吸収性材料は、好ましくは、約15mm未満の直径を有する。得られるタンポンは、約6グラム未満の標準シンジナ試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、流体膨張性であり、好ましくは、流体吸収で少なくとも約20mmの膨張後の幅を有する。好ましくは、吸収性材料の塊には、完成タンポンの形成中にマイクロ波が放射される。
【0011】
「レギュラー」吸収性タンポンとして販売されることがある、本発明のタンポンの追加的実施例では、タンポンは、一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含している。得られるタンポンは、約6グラム〜約9グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、少なくとも約1.25mm/分の0分〜2分の圧力下の膨張試験により測定されるような膨張速度を示す。他の実施例では、タンポンは、少なくとも約0.58mm/分の0分〜7分の圧力下の膨張試験により測定されるような膨張速度を示す可能性がある。
「スーパー」吸収性タンポンとして販売される、本発明のタンポンのさらなる実施例では、タンポンは、一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含している。得られるタンポンは、約9グラムと約12グラムとの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、少なくとも約1.6mm/分の0分〜2分の圧力下の膨張試験により測定されるような膨張速度を示す。他の実施例では、タンポンは、少なくとも約0.82mm/分の0分〜7分の圧力下の膨張試験により測定されるような膨張速度を示す可能性がある。
【0012】
「スーパープラス」吸収性タンポンとして販売される、本発明のタンポンのさらなる実施例では、タンポンは、一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含している。得られるタンポンは、約12グラムと約15グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有する。タンポンは、少なくとも約1.39mm/分の0分〜2分の圧力試験での膨張により測定されるような膨張速度を示す。他の実施例では、タンポンは、少なくとも約0.87mm/分の0分〜7分の圧力下の膨張試験により測定されるような膨張速度を示す。
本発明のタンポンのさらなる実施例は、山形形状の薄層パッドを具備してもよい。パッドは、幅と長さを有し、幅は長さより長い。パッドは、最上層、最下層、及び、前記最上層と前記最下層の間に配置される少なくとも一つの中間層を含む、吸収性材料の少なくとも三層を具備する。最上層と最下層の各々は、主に、レーヨンから構成され、少なくとも一つの中間層は、主に、木綿から構成されている。
【0013】
タンポンは、薄層パッドに取り付けられる引き抜き紐も具備する。引き抜き紐は、その長さの少なくとも一部分に沿って引き抜き紐に接合される、第二吸収性部材を具備している。好ましくは、第二吸収性部材は、引き抜き紐の少なくとも一部分の一体部分であってもよい。
【0014】
(詳細な説明)
本明細書は、本発明を形成すると見なす主題を特定して指摘し明確に請求する請求の範囲にて結論とするが、本発明は、添付図面と関連させた次の説明で更によく理解されると考える。本発明は、独立した防御機構により、改善された漏れ防御性を有する吸収性タンポンに関する。図1は、そのような吸収性タンポンの一実施例、タンポン20を示している。しかし、本発明は、図面に表示される特定の形体を有する構造体に限定されない。
本明細書において使用される時、用語「タンポン」は、膣溝または他の身体の腔内に挿入されて、そこからの流体を吸収するためのいずれかのタイプの吸収性構造体を指す。一般に、タンポンは、膣または他の体腔内への挿入を可能にするサイズ及び安定度のあるタンポンを提供するために、幅方向、放射方向、及び軸方向のいずれか、または全ての方向に圧縮された吸収性材料から構成されている。このように圧縮されたタンポンは、本明細書では、「自己支持」形状と呼ばれる。
【0015】
つまり、タンポンプレジットの吸収性材料に適用される圧縮の程度が充分であるので、その後の外力なしに、得られるタンポンはその一般形状及びサイズを保持する傾向がある。この自己支持形態は、タンポンの実際の使用中には必要がなく、また好ましくは、持続しないことは、当該技術分野における当業者には明らかであろう。つまり、一旦タンポンが挿入されて、流体を吸収し始めると、タンポンは膨張し始め、その自己支持形態を失ってもよい。好ましくは、本発明により製作されたタンポンは流体膨張性である。本明細書で使用する時、用語「流体膨張性」は、自己支持形態まで圧縮されたタンポンが、体液のような流体との接触で膨張する、あるいは、圧縮されなくなることを意味する。流体膨張性タンポンは、膨張するために、ばねまたは他の力の機械的供給元を利用するタンポンである「機械的に膨張する」タンポンとは対照的である。このような機械的に膨張するタンポンの例は、コークス(Kohx)らへの米国特許第3,706,311号に記載されている。
【0016】
本明細書で使用される時、用語「プレジット」または「タンポンプレジット」は、互換性があり、また、構成体が上記のようなタンポンに圧縮される前の吸収性材料の構成体を指すことを意図している。タンポンプレジットは、タンポン半加工品、または、ソフトワインド(巻き)と呼ばれることがあり、用語「プレジット」はこのような用語も同様に含むことを意図している。
一般に、本明細書では、用語「タンポン」は、上記で言及した圧縮方法の後の、完成したタンポンを指すために使用されている。一般に、用語「プレジット」または「タンポンプレジット」は、先に言及した、圧縮前の吸収性材料を指すために使用されている。幾つかの文脈では、これらの用語は互換性があることが、当該技術分野における当業者によって認識される。タンポン製造の様々な段階が、可能な限りの明確さを提供するという見地で本明細書に記載されている。
【0017】
従って、使用される用語は、読者が本発明の特徴を最良に理解する一助となるものであり、本明細書の中で使用される文脈と一致しない用語に限界を持ち込むものではない。
本明細書で使用される時、用語「膣腔」、「膣内」、及び、「膣内部」は、同義であることを意図し、また、人間の女性の外陰部における体内部生殖器を指す。用語「膣腔」が本明細書で使用される時、膣口(膣の括約筋と呼ばれることもある)と子宮頚部との間に位置する空間を指すことを意図し、膣腔前庭の床部を含む陰唇間空間を含むことを意図していない。外から見える生殖器は、一般に、本明細書で使用されるような用語「膣腔」内には含まれない。
【0018】
図1に表示されるタンポン20の主要吸収部材21(「吸収性コア」とも呼ばれることがある)は、挿入末端部30と引き抜き末端部34を有する。主要吸収性部材21は、幅方向、放射方向、軸方向、または、これらの方向のいずれかの組み合わせの方向において、一般に円筒形の形体に圧縮されてもよい。好ましくは、主要吸収部材21の最大圧縮は、幅方向において起こる。完成タンポンのヘッド形成は、好ましくは、軸方向におけるその後の(また、余り本質的でない)圧縮により達成される。
主要吸収性部材21は、好ましくは、実質的に円筒形の形体に圧縮される一方、他の形状も可能である。これらは、長方形、三角形、台形、半円形、または、他の好適な形状として記載される横断面を有する形状を含んでもよい。
【0019】
本発明のタンポン20の主要吸収性部材21は、図2に表示されるタンポンプレジット28のような、いずれかの好適なタンポンプレジットから形成されてもよい。タンポンプレジット28と、結果として生じる完成タンポン20は、第二吸収性材料60のような、任意の第二吸収性材料も備えてもよい。この特徴は、下記に更に記載される。圧縮されて主要吸収性部材21を形成する、タンポン20のタンポンプレジット部分28は、いずれかの好適な形状、サイズ、材料、または、構成であってもよい。図2に表示される実施例では、プレジット28は、一般に吸収性材料の「山形形状の」パッドである、吸収性材料のバットである。
【0020】
図2に表示されるプレジット28は、一般に、山形形状である一方、台形、三角形、半円形、及び、長方形のような他の形状も受け入れ可能である。好ましくは、プレジット28は、頂上部領域6、中間領域8、及び、底部領域9の、三領域に分けられてもよい。好ましい実施例では、プレジット28は、中間領域8が頂上部領域6または底部領域9より多くの吸収性材料を有する領域であるように形成される。図2に表示されるように、プレジット28の山形形状は、吸収性材料の量におけるそのような変化形を提供する。この変化形をつくる傾向もある他の形状も可能である。例えば、プレジットは、図3に表示されるような、一般的な「H」形であってもよい。図4に表示されるような「蝶タイ」形状も好適である。山形形状プレジット28が好適である一方、山形の縁部は、高速の製造操作を容易にするために、幾分「丸く」てもよい。プレジットの上記の形状の代替案として、本発明のタンポンプレジットは、長方形のような均一の形状を有してもよいが、プレジットの軸の長さに沿う吸収性材料の密度または厚さが変化してもよい。
【0021】
好ましい実施例では、プレジット28は、一体式のまたは別個の層から構成される薄層構造体であってもよい。図5に、より明確に表示されるように、プレジット28は、外側層79及び、外側層の間に配置される少なくとも一つの中間層81を具備してもよい。他の実施例では、パッドは、層構造を有する必要は全くない。プレジット28は、折った構造を備えてもよく、巻かれてもよく、「ぺタル」構造、または、タンポンプレジットに関して当該技術分野において既知の他のいかなる構造を備えてもよい。
プレジット28と、得られるタンポン20の主要吸収性部材21は、レーヨン、木綿、または、一般にエアフェルトと呼ばれる粉砕木材パルプのような、吸収製品に一般的に使用される多種多様の液体吸収性材料から構成されてもよい。他の好適な吸収性材料の例には、縮みセルロース詰め物;コフォームを含むメルトブローンポリマー;化学的に剛化、変性若しくは架橋されたセルロースファイバー、けん縮ポリエステル繊維のような合成繊維;ピートモス;発泡体;ティッシュラップ及びティシュラミネートを含むティッシュ;又は、いずれかの同価値の材料若しくは材料の組み合わせ、または、それらの混合物が挙げられる。
【0022】
好ましい吸収性材料には、木綿、レーヨン(3葉レーヨン繊維及び従来のレーヨン繊維、並びに、ニードルパンチレーヨンを含めて)、折ったティッシュ、織布材料、不織布ウェブ、合成繊維及び/又は天然繊維が挙げられる。タンポン20及び、そのいずれかの構成成分は、単一材料または複数材料の組み合わせを包含してもよい。更に、超吸収性ポリマーまたは吸収性ゲル材料のような超吸収性材料は、タンポン20内に組み込まれてもよい。
図1〜図2に表示される好ましい実施例では、プレジット28、及び結果として得られる主要吸収性部材21は、レーヨン、木綿、または、他の好適な天然繊維若しくは合成繊維またはシート、のような柔軟な吸収性材料から形成される。タンポン20用材料は、エアレイイング、カーディング、ウェットレイイング、水流交路させる、または他の既知の技術、のようないずれか好適な方法により、プレジット28における使用に好適であるファブリック、ウェブ、またはバットに形成されることができる。
【0023】
一般的な好ましい一実施例では、タンポンプレジット28及び、結果として得られる主要吸収性部材21は、レーヨン、木綿、または両方の材料の組み合わせを包含する。タンポンプレジット28に使用されるレーヨンは、生体内の使用を意図される使い捨て吸収製品において一般的に使用されるいずれか好適な種類であってもよい。そのようなレーヨンの受け入れ可能な種類には、アコーディスファイバー社(Acordis Fibers Ltd.)(英国、Hollywall)から6140レーヨンとして入手可能なギャラクシー(GALAXY)レーヨン(3葉レーヨン構造)が挙げられる。同様にアコーディスファイバー社(Acordis Fibers Ltd.)から入手可能なサリレ(SARILLE)Lレーヨン(丸い繊維のレーヨン)も、好適である。いずれか好適な木綿材料が、タンポンプレジット28において使用されてもよい。好適な木綿材料には、長繊維木綿、短繊維木綿、綿リンター、T繊維木綿、カードストリップ、及びコーマ綿が挙げられる。好ましくは、木綿層は、グリセリン仕上げ、レミン仕上げ、または他の好適な仕上げを伴う、研磨及び漂白した木綿吸収剤であるべきである。
【0024】
プレジット28の吸収材料は、所望する場合は、液体透過性のくるむ材料で囲まれてもよい。このようなくるむ材料は、レーヨン、木綿、2成分繊維、または、当該技術分野において既知の他の好適な天然繊維若しくは合成繊維を包含してもよい。レーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレン、及び、これらの混合物は、くるむ材料としての使用に特に好適である。本発明のプレジット28が層状である場合、それらの層は異なる材料を包含してもよい。例えば、図5に表示される実施例では、外側層79は、主にレーヨンを包含してもよい一方、単数または複数の中間層81は、主に木綿を包含してもよい。任意選択的に、全プレジット28は、材料の隅から隅まで均質の、または不均質の混合物を包含してもよい。好ましい層状の実施例では、それらの層の各層は、レーヨン100%の外側層79及び木綿100%の中間層81のような同一材料を、本質的に100%包含してもよい。
【0025】
本発明のタンポンは、当該技術分野において既知のタンポンにまさる幾つかの利点を提供している。これらの利点は、幾つかの範疇に入り、また、各々の有利さは別個に検討される。本発明のタンポンが、本明細書に記載される利点の全てを組み込んでいる必要はない。記載及び請求される、新しく有用な特徴の任意の組み合わせが、いずれか所望の組み合わせで含まれてもよい。最も好ましい実施例では、本発明の特徴の最大の有利さを達成するために、記載される新規な特徴の全てを、組み合わせて利用してもよい。にもかかわらず、タンポンは、本明細書に記載されている特徴の全てではないが幾つかを組み込んでいる本発明により製作されてもよい。そのようなタンポンは、たとえ残存する好ましい特徴を組み込むことによって更なる利益を達成したとしても、なお現在入手可能なタンポンにまさる、改善された性能を提供する。
【0026】
本発明のタンポンは、多くの点において、現在入手可能なものに類似していることを、当該技術分野における当業者により認められるであろう。にもかかわらず、本発明のタンポンと現行のタンポンとの間には、重要で見た目には分かりにくい違いがある。これらの違いは、タンポンの性能において驚異的で有意な違いをもたらす。更に、現行のタンポンとの類似性もまた、本発明の利点である。例えば、本発明のタンポンは、レーヨン及び木綿のような、月経用タンポンに現在使用されている材料から製作されることが好ましい。これらの材料は、人体における使用について好適性が立証されている記録を有する。本発明のタンポンは、米国食品薬品局及び、タンポンの吸収性を規定する他の多くの政府対応機関により現在求められている吸収性の範囲内で製作されることも望ましい。事実、本発明の利益の一つは、それが、吸収性における対応する増加なしに、改善された防御特性を有するタンポンを提供することである。本発明のタンポンは、現在のタンポンに世間一般に使用されている方法に類似する方法で製造されてもよい。本発明の全ての特徴を利用するために、典型的には多少の装置の改良が必要とされるが、例えば、完全に新しい製造工場を始動させる必要はない。この特徴は、本発明のタンポンと現在入手可能なタンポンとの間の幾つかの類似性の、他の利点である。
【0027】
本発明の特徴を記載する一方、本明細書は本発明のタンポンと、先行技術のタンポンとの間の違い(及び、これらからもたらされる付随する利点)に焦点を合わせる。従来のあらゆる特徴が不必要に詳細に記載されるわけではないが、当該技術分野における当業者は、本発明の様々な特徴を組み込むタンポンの作り方と使い方を、この説明により認識されるであろう。
本発明をより良く理解するために、幾つかの好ましい実施例の詳細な記載を提供する。この記載は、例として挙げることを意図しており、本発明をこれらの好ましい実施例に限定することを意図していない。図1〜図2は、各々、本発明のタンポンプレジット28から製作されるタンポン(タンポン20のような)の主要吸収性部材21の好ましい一実施例を一般に表示している。プレジット28は、幅W及び長さLを有し、その両方が図2に表示されている。プレジットの厚さは、幅W及び長さLの両方に垂直であり、また、図5において厚さTと表されている寸法である。好ましくは、幅W及び長さLの各々は、圧縮前に一般に「平たい縫ったパッド」の形状であるプレジット28に結果として生じる厚さTを超える。
【0028】
先に記載したように、合衆国及びその他で、タンポンに関する政府の規定により規制される吸収性の範囲にある、本発明のタンポンを提供することが望ましい。従って、「スーパープラス」吸収性タンポンは、12〜15グラムの産業標準シンジナ試験により測定されるような総吸収性を有するべきである。「スーパー」吸収性タンポンは、9〜12グラムのシンジナ試験により測定されるような総吸収性を有するべきである。「レギュラー」吸収性タンポンは、6〜9グラムのシンジナ吸収性を有するべきである。「ジュニア」吸収性タンポンは、6グラム未満のシンジナ吸収性を有するべきである。これらの吸収性の範囲内に適切に入るタンポンを提供するためには、吸収性材料の総量及び種類が調整されることが必要である。各範囲について総吸収性に制限がある場合、課題は、容易に挿入されることができ、また、使用されてもよい吸収性材料の制限量を最大限に利用することができるタンポンを設計することである。
【0029】
本発明のタンポンは、好ましくは、先行技術のタンポンと比較して改善された膨張特性を示す。これらの改善された膨張特性は、幾つかの異なる方法で記述され、また、測定されてもよい。例えば、本発明のタンポンは、好ましくは、類似の吸収性の先行技術のタンポンにより見られるものより大きい最終幅寸法まで膨張する。好ましくは、この増加した幅方向の膨張は、体内における実際の使用中にタンポンにより経験されるような圧力をタンポンが受ける時にも見られる。理想的には、本発明のタンポンは、先行技術の装置により示される速度を超える速度で幅寸法に膨張する。好ましくは、本発明のタンポンの幅方向の膨張は、装置の頂上部分に向かって集中しているよりも、その長さの隅から隅まで本質的に均一である。
これらの改善された膨張特性の各々及びそれらの重要性は、順次、説明される。先に記載したように、膣の溝は、垂直平面におけるより横断平面において広いことが既知である。これは、挿入されたタンポンの、より大きい幅方向の膨張は、タンポン使用の初期段階における「バイパス」漏れの可能性を低減する傾向があることを指し示している。換言すれば、幅寸法において迅速に膨張することにより、タンポンの吸収表面は、膣の溝の充分な幅を横切る流体に接触するのにより役立つ傾向がある。
【0030】
体の中のタンポンの幅が増加され得る一方法は、タンポンプレジットを構成する、かなり幅の広い吸収性材料または大量の吸収性材料を使用することである。しかし、この方法は、幾つかの理由のため容認されないことがある。大量過ぎる吸収性材料または幅の広すぎる材料の塊を使用することは、受け入れ可能な初期サイズまで圧縮され得るタンポンを生じない可能性がある。実際、初期のタンポン(例:1960年代及び1970年代頃の先行技術において表示されるもの)は、所望の幅方向の膨張を有していない傾向があった。残念ながら、これらのタンポンは、圧縮された時、本発明のタンポンよりかなり嵩高であった。この最初の嵩高さが、挿入の快適さの問題、及び取り出しの快適さの問題の一因にもなる。更に、追加材料の使用は、タンポン装置の総吸収能力を増さないという要望のための改善された幅方向の膨張を達成するための容認可能な方法ではない。
【0031】
最初のうちは現行のタンポンより著しく幅広くはないが、流体獲得によってこれらのタンポンより大きい程度にまで幅寸法において膨張することができるタンポンを提供することが、本発明により満たされる課題である。これらの目的は、達成されるべきである一方、同時に、装置の総吸収能力を増すべきではない。このような改善は、膨張で改善された幅を達成するための、総寸法及び/又は質量における単純な増加よりも、吸収性材料の有効な使用における改善として考えられてもよい。
【0032】
下記の表1は、本発明のタンポン及び、様々な先行技術のタンポンで行われた幅方向膨張試験(下記の試験方法の箇所に記載される、膨張幅試験を使用する)の結果を表示している。表は、各タンポンについて、初期の、又は「乾燥」直径を表示している。これは、いずれかの流体が獲得される前の、圧縮されたタンポンの直径である。表1は、膨張幅も表示している。簡潔には、この膨張幅は、各タンポンを、標準連邦医薬品局が規定するシンジナ装置内に配置し、タンポンがその漏れ点に到達し、試験装置から取り出される時、その最も幅の広い点でタンポンの幅(又は最大線状寸法)を測定することにより決定された。表に示される様々なタンポンの、多数の吸収性が表示されている。
【0033】
【表1】
【0034】
A=本発明による山形形状のプレジットタンポン
B=プレイテクスジェントルグライド(PLAYTEX GENTLE GLIDE)タンポン
C=OBデジタル(Digital)タンポン
D=タンパックスサティン(TAMPAX SATIN)タンポン
E=ユニチャームチャームソフト(CHARMSOFT)タンポン
【0035】
各吸収性について、本発明のタンポンは、現行のタンポンの初期直径と類似する初期直径を有することが容易に認められる。しかし、本発明のタンポンは、各吸収性について、他のタンポンより有意に大きい幅寸法における膨張を示している。これについての一つの理由は、現行のタンポンは幾つかの方向に膨張する一方、本発明のタンポンは、最大の側面から側面までの適用範囲を達成するために、その膨張を主に一方向(すなわち、幅方向)に集中するように設計されている。これが、流体獲得のために役立つ、吸収性材料の(制限される)量のより有効な使用となる。
本発明によるタンポンは、スーパープラスより大きい吸収性と対照されてもよい。幾つかの地域でこれらのタンポンは、何人かの消費者により使用されている。好ましくは、本発明のこのように高い吸収性のタンポンは、19mm以下の初期幅を有する。好ましくは、このように高い吸収性のタンポンの膨張幅は、少なくとも約30mmである。そのようなタンポンは、一般に、スーパープラスの吸収性の範囲に関して、本明細書で提供される指示に従って、しかし、吸収性材料の量では相応して構成されてもよい。
【0036】
理論に縛られることを願っているのではなく、本発明のタンポンのデザインにおける幾つかの要因が、上記の改善された幅方向の膨張を導きだすと考えられている。この実施例で使用される時、用語「改善された幅方向の膨張」は、最大初期直径、最小膨張幅(シンジナ試験における流体獲得で)、及び、連邦医薬品局により規定される特定の範囲内の吸収性(規定された吸収性の範囲はすでに上記に記載された)に特徴がある、本発明により製作されるタンポンを指すことに注意しなければならない。本発明のタンポンプレジット28は、一般的に、多くの現行の入手可能なタンポンより、長さ寸法Lにおいて短く、幅寸法Wにおいて広く製作されている。例えば、「スーパープラス」の、または「スーパー」の吸収性の範囲(すなわち、各々12〜15グラムと9〜12グラム)のタンポンについて、約46mm×約70mmの長さ寸法及び幅寸法が、良好に働くことが見出された。
【0037】
しかし、単純に、タンポンプレジット28を幅広く製作することは、本発明のタンポンにより示される、改善された幅方向の膨張を達成するのに充分ではない。タンポンプレジット28の長さ寸法Lが大きく低減されすぎる場合、タンポンは圧縮により安定性が不充分になり、また、確実な挿入が困難になることが、本発明の開発中に見出された。従って、プレジット28の幅が増加する時でさえも、有効な圧縮が危うくならないように、プレジットの長さを短くしすぎないことが重要である。
【0038】
総吸収性を目標範囲内に保つために、吸収性材料の総量が調整されねばならないことが注意される時、これらの考察には、問題がある場合がある。図2に表示されるプレジットの山形形状は、受け入れ不可能な大きい総量の吸収性材料を有するプレジット28をつくることなく、プレジット28の幅Wと長さLの両方が、最大化される可能性がある一方法である。図3及び図4に表示される代替プレジットの形状は、得られるタンポンの所望の総能力を超えることなく、プレジットの全幅及び全長の増加も可能にする。図2に表示される山形形状のプレジット及び図3〜図4に表示される代替形状の他の有利さは、これらの形状が、中間領域8においてプレジット28の充分な幅Wを横切る大量の吸収性材料となる。これが、圧縮の最大エネルギーが吸収性コア21の中間領域8に蓄えられる、吸収性コア21となる。その結果、中間領域8は、最大量の膨張エネルギーを放つ傾向があり、また、全タンポンの側面方向の膨張を推進する。記載されているように、これは、側面方向の膨張が、その充分な長さを横切るよりも装置の頂上部でのみ集中する傾向がある、先行のタンポン装置と対照をなす。図2〜図4に表示される形状が望ましい一方、記載されている改善された膨張特性は、吸収性材料の単位長当たりの高い坪量をプレジット28に与えることによって達成されてもよい。換言すれば、特に中間領域8における大量の、及び/又は高濃度の吸収性材料は、圧縮エネルギーが増加するのを助け、結果として完成タンポン20の膨張エネルギーが増加するのを助ける。吸収性材料の坪量は、プレジット28の頂上部領域6または底部領域9におけるよりも、中間領域8において大きくてもよい。
【0039】
図2に表示される山形形状は、完成タンポンのヘッドの形成を容易にする方法で頂上部部分39に刻み目が付けられているので、特に好ましい。相応して、山形の反対に屈曲した底部分33は、タンポンが使用後に取り出される時、膣口を徐々に広げることを助けることにより快適な取り出しを容易にする方法で形成される。
プレジット28のサイズ及び形状の選択に加えて、プレジット28が調湿及び圧縮される方法に注意を払うべきである。プレジットが主に幅方向において圧縮される時、タンポンの改善された幅方向の膨張が増すことが、本発明の開発中に見出された。この方向は、図2において、この圧縮の方向を示す矢印Cで指し示されている。幅方向Cの圧縮の後、プレジットは、ヘッドの形成を達成するために、ヘッド形成型に対して軸方向に圧縮されてもよい。しかし、好ましくは、いずれかの軸方向の圧縮は、軸方向よりも幅方向においてタンポンの最大再膨張を可能にするために、最小化される。
【0040】
先行技術のタンポンは、本発明のタンポンにより表示される幅方向の膨張の効力にならない方法で、圧縮される傾向がある。例えば、多くのタンポンは螺旋状に巻かれ、その後、放射状に圧縮される(すなわち、全方向において本質的に均一に側面から圧縮される)。このようなタンポンは、圧縮中全方向において、本質的に等量のエネルギーを有する。従って、再膨張中、このエネルギーは、タンポンの放射軸の周囲の様々な方向に放たれる。膣の溝が、その幅においてよりもその側面から側面までの寸法において大きいことが知られる時、これは、最適でない可能性がある。幾つかの方向に膨張するタンポンは、側面から側面までの適用範囲に関して狭すぎる傾向があり、また、単純に、タンポンが膨張する別の方向に膣腔を引き伸ばす傾向がある。従って、本発明のタンポンは、より有効であることが期待される幅寸法に、再膨張を集中することにより、膣内部の適用範囲を最大化する。他の先行技術のタンポンは、放射方向よりも軸方向において最も有意に圧縮される。これが結果として、主にこの軸方向において再膨張する傾向があるタンポンとなり、それによってタンポンの最初の幅を充分に回復する能力を低減する。
【0041】
図1〜図2に表示される(及び、表1に記載される)、本発明の好ましい実施例では、スーパー及びスーパープラス吸収性プレジット28は、約70mmの幅W及び約46mmの長さLであってもよい。レギュラー吸収性プレジット28は、約50mmの幅W及び約40mmの長さLであってもよい。ジュニア吸収性プレジットは、約40mmの幅W及び約30mmの長さLであってもよい。これらの寸法は、圧縮前のプレジット28の初期寸法である。本発明のタンポンのための好ましい材料組成物は、上記のような木綿繊維を有する、上記のギャラクシー(GALAXY)レーヨンである。本発明のスーパープラス吸収性タンポンは、レーヨン約67%及び木綿繊維約33%を含むプレジット28から製作されてもよい。本発明のスーパー吸収性タンポンまたはレギュラー吸収性タンポンは、木綿約50%及びレーヨン繊維約50%を含むプレジット28から製作されてもよい。ジュニア吸収性タンポンは、木綿約67%及びレーヨン繊維約33%を含むプレジット28から製作されてもよい。
【0042】
ハウニマシンズ(Hauni Machines)(バージニア州 リッチモンド)から入手可能なタンポンコンプレッサのような、標準装置を使用する、従来の圧縮温度及び圧縮圧力が好適である。好ましくは、圧縮の方向は、主に、上記のような側面方向である。特に好ましい実施例では、プレジット28は、タンポン形成中にマイクロ波調湿を受ける。理論に縛られることを望むことなく、この工程は、プレジットの繊維内の水分を加熱すると考えられる。これにより、圧縮工程において、より大きい可撓性が可能になる。例えば、マイクロ波調湿が使用される場合、最終タンポン20の形成のためには、圧縮工程中、より低い温度で充分になる。自己支持形態への圧縮は、熱と圧力の両方をタンポンプレジット28に付与することを必要とすることが、当該技術分野の当業者により認められるであろう。このような熱及び圧力は、繊維を「硬化」させ、また、この自己支持形態を流体膨張性にする。一般的に、熱及び圧力は、加熱された圧縮型で同時に提供される。しかし、これが、幾つかの欠点ともなる可能性がある。圧縮型に接触するプレジットの外側部分は、局所化した熱のために、焦げる傾向がある。更に、型により付与された熱は、均一な方法でタンポン内に貫通しない可能性がある。マイクロ波の調湿は、より冷たい(例えば、室温の)型で圧力が付与されるのを可能にすることにより、これらの欠点を克服する。必要な熱は、より均一にタンポンを貫通し、タンポンの繊維を焦がす傾向のないマイクロ波により付与される。このマイクロ波の調湿は、本発明と関連する、改善された膨張特性の一因にもなることが考えられる。
【0043】
好ましくは、本発明のタンポンプレジット28は、約18秒+/−約5秒間マイクロ波源の調湿を受ける。ジュニア吸収性タンポンは、約3kWの電力水準でこのマイクロ波源を受けてもよい。レギュラー吸収性タンポンは、好ましくは、約5kWの電力水準でマイクロ波を受ける。スーパー吸収性タンポンは、好ましくは、約7kWの電力水準でマイクロ波を受ける。スーパー吸収性タンポンは、好ましくは、約8.5kWの電力水準でマイクロ波を受ける。
先に記載したように、最終的な幅方向の膨張の増加に加えて、本発明のタンポンは、好ましくは、当該技術分野において入手可能なタンポンよりも、圧力下の幅方向の膨張の増加も示す。圧力下で幅寸法において膨張する能力は、実際の使用の状態に近い状態中に(すなわち、膣溝自体によりタンポンに働く圧力を受ける時)タンポンがうまく機能する(また、膣溝の優れた適用範囲を提供する)ことの表れである。最終的な幅方向の膨張に関する、上記の本発明のタンポンの好ましいデザイン特性は、圧力下で幅方向の膨張の増加となる、本発明によるタンポンを製作するための好適なデザインの考察でもある。
【0044】
下記の表2は、本発明のタンポン及び様々な先行技術のタンポンで行われた、圧力下の膨張試験の結果を表している。この試験のために使用された方法は、標準シンジナ試験の修正型である。この方法は、下記の試験方法の箇所で、より詳細に記載され、また、「圧力下の膨張試験」と呼ばれる。表は、表1におけるような各タンポン用の、初期の、または「乾燥」直径を表示している。表2は、各タンポンについて、漏れる時の圧力下の膨張幅も表示している。
【0045】
【表2】
【0046】
A=本発明による山形形状のプレジットタンポン
B=プレイテックスジェントルグライド(PLAYTEX GENTLE GLIDE)タンポン
C=OBデジタル(Digital)タンポン
D=タンパックスサティン(TAMPAX SATIN)タンポン
E=ユニチャームチャームソフト(CHARMSOFT)タンポン
【0047】
表2では、本発明のタンポンは、圧力下で流体を充填した時でも、その幅方向の性能の利点を保持することが見られる。
本発明のタンポンにより示される膨張特性における他の利点は、膨張速度である。つまり、側面から側面までの優れた適用範囲を達成することに加えて、本発明のタンポンは、第一の流体との接触でより迅速に膨張もする。このことにより、それらが着用の最も早い段階で流れに接触して吸収することがより早くなる。下記のテスト方法の箇所で記載されているように、配置される流体の流速が試験中に調整される時、圧力下の膨張試験は、膨張速度を決定するために使用されてもよい。下記の表3は、圧力下の膨張試験により測定される時、mm/分で先行技術のタンポンと比較される、本発明のタンポンの膨張速度を提供する。
【0048】
【表3】
【0049】
A=本発明による山形形状のプレジットタンポン
B=OBデジタル(Digital)タンポン
C=プレイテックスジェントルグライド(PLAYTEX GENTLE GLIDE)タンポン
D=ユニチャームチャームソフト(CHARMSOFT)タンポン
【0050】
表3に表示されるように、本発明のタンポンの膨張速度は、先行技術のタンポンより有意に大きい。例えば、本発明のレギュラー吸収性タンポンは、0分から2分、3分、及び、7分各々まで、次に速い先行技術のタンポンより、約50%、約80%、及び、約96%速い速度で膨張する。
【0051】
本発明の他の有意な膨張特性は、タンポンの軸方向の長さに沿う幅方向の膨張の実質的な均一性である。例えば、ジェサップ(Jessup)らに付与された米国特許第6,039,716号は、改善された幅方向の膨張(本発発明のタンポンにより達成される程度ではないが)を達成することを主張するタンポンを記載している。しかし、ジェサップ(Jessup)らの特許に記載されるタンポン装置は、装置の挿入末端部の近くでその膨張の大部分を経験し、引き抜き末端部の近くではほとんど、または、全く膨張を表示していない。対照的に、本発明のタンポンは、好ましくは、タンポンの全長に沿ってほぼ同じ幅まで膨張する。好ましくは、膨張したタンポンの幅は、流体の充填で膨張した後、その全長Lに沿って約5mm以内で均一である。膨張がタンポンの頂上部のみに集中する場合、有意なバイパスの流れが結果として生じる可能性があるので、この特性は重要である。例えば、流体がタンポンの頂上部を通過し、最初にタンポンの中間領域8の、ある位置でタンポンに接触する場合、主にその頂上部領域で膨張するタンポンは、バイパスの流れが発生する位置で膣の溝を覆う傾向がない。
【0052】
上記で検討したように、本明細で記載され、請求される指示に従って構成される主要吸収性部材21を有する、本発明のタンポンは、先行技術で入手可能なタンポンにまさる、意義のある改善を提供する。これらの改善された膨張特性と、複数の独立した防御機構を組み合わせて使用する他のタンポンの特徴とを組み合わせることにより、これらの有利さは、更に増加させられ得ることも見出された。例えば、本発明のタンポンプレジット28の実施例のいずれかから製作される主要吸収性部材21の実施例のいずれかは、第二吸収性部材、または図1〜図2に表示される第二吸収性部材60のような材料、を任意選択的に備えてもよい。
【0053】
タイラー(Taylor)らの名前で、199年5月10日に出願され、共に譲渡された同時係属の米国特許出願シリアル番号09/309,467は、様々な第二吸収性部材を有するタンポンを非常に詳細に記載している。この出願において与えられた形体のいずれも、本発明において任意の第二吸収性部材として使用されるのに好適である。特に、組み合わせ引き抜き紐48及び第二吸収性部材60の「ファンシーヤーン」タイプは、好適であり、また、本発明と共に使用するための第二吸収性部材の可能性のある一実施例である。図1〜図2に表示されるように、このファンシーヤーンは、普通に編んだ(または撚り合わされた)引き抜き紐を具備してもよい。従来タイプの引き抜き紐は、吸収性繊維性材料の厚いスラブ(より糸)で周期的に編まれ、「ファンシーヤーン」タイプの第二吸収性部材60を形成してもよい。そのような実施例では、引き抜き紐として働き、第二吸収性部材として働かない紐の部分は、非吸収性または疎水性にさえなるように処理されてもよい。
【0054】
先に参照したタイラー(Taylor)らの出願で検討したように、タンポンの漏れの一因となる可能性のある単純なバイパスの流れを超える幾つかの可能性のある機構があることが見出された。理論に縛られることを願うのではなく、これらの機構の幾つかが、下記の観察により説明されている。多くの現行のタンポンは、タンポンの漏れの事象に結びつく引き抜き紐の汚れを示すことが見出された。従って、多くの現行のタンポンの引き抜き紐は、膣の基部に存在する経血のための「逃げ」道を提供している可能性がある。
タンポンの取替え中に、残りの経血が幾らか、膣口の近くに残される可能性がある。これは、前に吸収されたが、その後、タンポンが引き抜かれた時に、膣の括約筋を通してタンポンから押し出された流体である可能性がある。このような残りの流体は、特に膣口(すなわち、膣の低い方のボールト(半円筒形))の近くに位置する場合、替えのタンポンにより有効に吸収されない可能性がある。これは、膣溝内で、より深く一般的に挿入される多くの現行のタンポンで特に真実である。これらの機構、並びに、上記のバイパス及び他の漏れ機構は、任意の第二吸収性部材60を有するタンポン20を提供することにより対処される。
【0055】
先に引用したタイラー(Taylor)らの出願において記載される、様々な第二吸収性部材60のいずれかを有する本発明のタンポンを提供することは、結果として、その出願に記載されるような第二吸収性材料に関連する有利さを生じる。更に、第二吸収性部材60に関連する防御性の有利さと、本発明の改善された膨張特性との組み合わせは、組み合わせにより特に良好に働いて、防御性の前もって予期されない水準を達成することが見出された。
再度、理論に縛られることを願うのではなく、第二吸収性材料60及び本発明のタンポンの、改善された膨張特性が、互いに独立して働き、各々の利点を補足するために組み合わさって作用することを願っている。例えば、主要吸収性コア21による、流体との第一の接触の前に、第二部材は、流体を吸収するのに役立ち、また、好ましくは、流体を主要コア21の方にも向ける。この特徴が、主要コア21の有意で急速な膨張と組み合わされる時、主要コア21または第二吸収性部材60の少なくとも一つにより遮られることなく、流体がタンポン20から漏れ出す可能性は、実質的に低減される。
【0056】
本発明のタンポン20は、指で、または、アプリケータの使用により、挿入されてもよい。現行の入手可能なタンポンアプリケータのいずれかは、本発明のタンポンの挿入用にも使用されてもよい。一般的な「管及びプランジャー」タイプの配置の、そのようなアプリケータは、プラスチック、紙、または、他の好適な材料であってもよい。追加的に、「コンパクト」タイプのアプリケータも、好適である。
好ましくは、特に指向的なアプリケータが、本発明のタンポンの挿入用に使用されてもよい。好適なアプリケータの例は、ハリーヘイズ(Harry Hayes)らに1999年10月19日に付与された米国意匠第415,565号に表示され、また、記載されている。ヘイズ(Hayes)の特許に表示されるもののようなアプリケータの利点は、それが方向性を有することである。例えば、多くのタンポンのアプリケータは、一般に円筒形の形体を有し、従ってユーザによりいずれかの方向に保持されてもよい。ヘイズ(Hayes)の特許に記載されるものようなアプリケータは、ユーザがインサータ(挿入部)を保持する方向を指示する平たいグリップ表面を有する。従って、好ましい実施例では、タンポン20は、膨張の主要方向が側面から側面まで(ユーザの体に関して)であるような方向を向いてもよい。
これは、指向性アプリケータで確実に達成されることができる。
【0057】
試験方法
膨張幅試験
この試験は、標準シンジナ装置を使用する標準連邦医薬品局シンジナ試験により行われる。標準シンジナ試験は、試験されるタンポンに行われる。タンポンがその漏れ点に達する時、タンポンはシンジナ装置から取り出される。長さ寸法に垂直な方向でタンポンの最大寸法を測定するために、好適な定規またはスケール(好ましくは、デジタルカメラまたは同様の装置を使用する電子スケール)が使用される。最大寸法(この試験の目的のために「幅」と定義される)は、タンポンの最も幅の広い点で測定される。膨張したタンポンが一般に円筒形である場合、最も幅の広い直径が、幅として取られる。
【0058】
圧力下の膨張試験
この試験は、標準シンジナ試験の修正型である。試験は、本発明により製作されるタンポンの、圧力下の幅方向の膨張を決定するために使用されてもよい。更に、この試験は、試験開始から時間の関数として、タンポン幅の測定を行う。これらの測定は、0時の幅を引いた、所定の時間間隔の幅を、そのような時間間隔で経過した総時間で割ることによって幅方向の膨張速度を計算するために使用されてもよい。
【0059】
手順:
1.次の装置を使用する。
【0060】
a)リングスタンド
b)クランプ、チェーン;VWR #21573−275
c)度盛りしたシンジナ部屋
d)クランプ、スイベル;21572−603 VWR
e)PSIゲージを有する圧縮空気ステーション
f)40インチの6409−13管(サイズ13:タイゴン)
g)スチールシリンダ標準器
h)コンドーム、カラテックス(Calatex)
i)スチールカニューレ、蠕動ポンプヘッド、及び駆動モータ
j)ビーカー
k)追跡可能タイマー
l)定規
m)内径3/8インチの部屋を空気加圧するための06429−18管(3/8インチ=0.9525cm)
n)管状クランプ
o)デジタルカメラ
p)水準分度器
q)KLC 9−25−00必要ではなかった
【0061】
2.図6に描写されているように装置を組み立てる。
3.シンジナ部屋100の前に、三脚及びカメラを組み立てる。ファインダーで全室を見ることができている間に、カメラをできるだけ部屋近くに置く。
4.部屋の角度を、図7に表示されるような直立(分度器で60°)から30°に調整する。
5.カメラが部屋に平行であるように、カメラの角度を30°に調整する。ファインダーを通して見て、補正線110は、水平で均一であるべきである。
6.ポンプヘッド及びモータを組み立て、管を挿入し、管の中にカニューレを挿入する。
7.コンドームをシンジナ部屋内に挿入し、先端を切断し、部屋の末端部の周囲で、頂上部及び底部を輪ゴムで固定する。(シンジナ方法と同じ手順)コンドームの前の部屋の内側に小さい定規を置き、その後コンドームの底部を部屋の開口部の周囲に固定する。
8.ポンプモータをオンにし、設定時間の間、風袋を測ったビーカーに試験流体(脱繊維素した羊の血液)を分配する。ビーカーの重量を測り、流速を決定する。目標は、1分当たり1グラムである。
【0062】
9.タンポンを部屋の中に入れ、補正線110を使用してセンタリングする。
10.エアチューブのクランプを閉じ、空気圧をオンにする。0.25psi(0.0176kg/cm2)に調整する。
11.カニューレを、部屋112の頂上部内に挿入する。必ずカニューレがタンポンの頂上部に触れること。
12.部屋の角度を再度チェックする。カメラのファインダーを通して見ることにより、組み立てをチェックする。あらゆるものがまっすぐで水平であることを確認する。タイマーがフレーム内に見えることを確認する。
13.部屋の中の乾燥タンポンの写真を撮る。これが、時間=0である。
14.ポンプ及びタイマーを同時に始動させる。
15.タンポンが漏れるまで毎分、タンポンの写真を撮る。
16.漏れた点で、部屋の圧力を解放し、タンポンを取り出す。
17.画像をコンピュータにダウンロードする。
18.サイオン(Scion)画像分析ソフトウエアを使用して、各画像を開いて、少なくとも一つまたは二つの定規で測定する。すなわち、測定線を使用して、画像の中で定規の、あるミリメートルの上に線を引く。その後、メニューバーの「分析」、その後「スケールを設定する」を選択する。画像で測定したミリメートル数をタイプで打ち込む。ソフトウエアはその後、1ミリメートル当たりの画素のスケールを設定する。
【0063】
19.同じ測定線の道具を使用して、画像のタンポンを測定する。タンポンの最も幅の広い部分、並びに、タンポンの頂上部及び底部における幅を測定する。
このインストラクションの目的としては、部屋の補正線の上の、タンポンの「頂上部」から最も幅の広い部分まで。「底部」はほぼ、タンポンの底部の最も縁から7mmまでである。
20.測定結果を記録する。
21.確認の測定が、シリンダのような既知の標準器で行われることができる。
22.特記:カメラの角度を定期的にチェックし、組み立てが乱れていないか確認する。各タンポンの挿入後、部屋の角度をチェックする。各画像についてスケールを設定する必要はない一方、頻繁にそうすることが勧められる。少なくとも二つおきの画像を定規で測定することによりスケールをチェックすることが勧められる。
これで試験を終了する。
【0064】
本明細書において参照された全ての特許、特許出願(及び、その中のいずれの特許も)の開示(関連出願を相互参照する箇所で挙げたものを含めて)は、本明細書で詳細に述べられているかのように、参考として引用し本明細書に組み込む。本発明の特定の実施形態について図示し説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多種多様の他の変更及び修正が可能であることが、当業者には明白である。しかし、本説明に参考として組み込んだ文献のいずれも、本発明を教示又は開示していないことを明言する。又、本明細書で記載する商業的に入手可能な素材及び製品のいずれも、本発明の教示及び開示を行っていないことを明言する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタンポンの正面図である。
【図2】好適な圧縮により本発明のタンポンが製作されてもよいタンポンプレジットの正面図である。
【図3】タンポンプレジットのための代替形状の正面図である。
【図4】タンポンプレジットのための他の代替形状の正面図である。
【図5】図2に表示されるタンポンプレジットの層を表示する斜視図である。
【図6】シンジナ試験、膨張幅試験、及び、本明細書に記載される幅方向の膨張試験、を行うために使用されるシンジナ試験装置の正面図である。
【図7】図6に表示される装置の側面図である。
Claims (10)
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記圧縮の後、前記吸収性材料は、15mm未満の直径を有し、前記タンポンは、6〜9グラムの間のシンジナ(syngyna)試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは流体膨張性であり、また、前記タンポンは、少なくとも20mmの流体吸収で膨張幅を有する、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記圧縮の後、前記吸収性材料は19mm未満の直径を有し、前記タンポンは9〜12グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは、流体膨張性であり、また、前記タンポンは、少なくとも24mmの流体吸収で膨張幅を有する、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記圧縮の後、前記吸収性材料は22mm未満の直径を有し、前記タンポンは12〜15グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは、流体膨張性であり、また、前記タンポンは、少なくとも27mmの流体吸収で膨張幅を有する、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記圧縮の後、前記吸収性材料は15mm未満の直径を有し、前記タンポンは6グラム未満のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは、流体膨張性であり、また、前記タンポンは、少なくとも20mmの流体吸収で膨張幅を有する、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記タンポンは6〜9グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは、少なくとも1.25mm/分の0分〜2分の圧力試験で、膨張により測定されるような膨張速度を示す、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記タンポンは6〜9グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記は、少なくとも0.58mm/分の0分〜7分の圧力試験で、膨張により測定されるような膨張速度を示す、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記タンポンは9〜12グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは、少なくとも1.6mm/分の0分〜2分の圧力試験で、膨張により測定されるような膨張速度を示す、吸収性タンポン。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記タンポンは12〜15グラムの間のシンジナ試験により測定されるような吸収能力を有し、前記タンポンは、少なくとも0.87mm/分の0分〜7分の圧力試験で、膨張により測定されるような膨張速度を示す、吸収性タンポン。
- 幅と長さを有し、前記幅は、前記長さより大きい山形形状の薄層パッドであって、前記パッドは、吸収性材料の少なくとも三層を具備し、前記三層は、最上層、最下層、及び、前記最上層と前記最下層との間に配置される少なくとも一つの中間層を具備し、前記最上層と前記最下層の各々は、主にレーヨンから構成され、前記少なくとも一つの中間層は主に木綿から構成される、パッド、及び、前記薄層パッドに取り付けられる引き抜き紐であって、その長さの少なくとも一部分に沿って前記引き抜き紐に接合される第二の吸収性部材を具備する前記引き抜き紐を包含する、吸収性タンポンプレジット。
- 一般に円筒形の、自己支持形態に圧縮された吸収性材料の塊を包含する吸収性タンポンであって、前記圧縮の後、前記吸収性材料は、19mm未満の直径を有し、前記タンポンは流体膨張性であり、また、前記タンポンは、少なくとも30mmの流体吸収で膨張幅を有する、吸収性タンポン。
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