JP2004514247A - 燃料電池スタックのマニホールド保持システム - Google Patents
燃料電池スタックのマニホールド保持システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004514247A JP2004514247A JP2002541745A JP2002541745A JP2004514247A JP 2004514247 A JP2004514247 A JP 2004514247A JP 2002541745 A JP2002541745 A JP 2002541745A JP 2002541745 A JP2002541745 A JP 2002541745A JP 2004514247 A JP2004514247 A JP 2004514247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manifold
- fuel cell
- cell stack
- retention system
- strap member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/24—Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
- H01M8/2465—Details of groupings of fuel cells
- H01M8/2484—Details of groupings of fuel cells characterised by external manifolds
- H01M8/2485—Arrangements for sealing external manifolds; Arrangements for mounting external manifolds around a stack
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
Description
(発明の背景)
本発明は、外部マニホールドを有する燃料電池スタックに関し、特に、燃料電池スタックに対してシーリングする関係となるように外部マニホールドを維持するための保持システムに関する。
【0002】
燃料電池は、燃料(たとえば、天然ガス、バイオガス、メタノール、ディーゼル燃料など)の形をした化学エネルギーを電気化学反応により電気エネルギーに直接変換する装置である。燃料電池は、バッテリと同様に、アノードとカソードという2つの電極を含む。バッテリとは異なり、燃料電池は、アノードとカソードのそれぞれに燃料と酸化剤が届けられる限り、電力を発生し続けることになる。より伝統的な発電技術(たとえば、ICエンジン発電機、ガスまたは蒸気タービンなど)を上回る燃料電池の主な利点は、燃料電池は燃料を燃焼せずに化学エネルギーを電気エネルギーに変換することである。したがって、燃料電池の効率は、熱機関のように、カルノー・サイクルによって熱力学的に制限されるわけではない。このため、燃料電池ベースのシステムは、従来の発電装置よりかなり高い効率で動作することができ、それにより、燃料使用量および副産物排出量を削減する。そのうえ、燃料電池内の化学反応は性質が制御され、温度が比較的低いので、このシステムは、炭化水素、一酸化炭素、酸化窒素、酸化硫黄という汚染物質の排出量がほぼゼロになる。
【0003】
燃料電池は通常、スタック関係になるように配置される。1つの燃料電池スタックは、多くの個別電池を含み、内部マニホールド・スタックまたは外部マニホールド・スタックとして区分することができる。内部マニホールド・スタックでは、燃料と酸化剤を届けるためのガス流路が燃料電池プレート自体に組み込まれている。外部マニホールド・スタックでは、燃料電池プレートはその端部が開放されたままであり、ガスは燃料電池スタックのそれぞれの表面に対して封止されたマニホールドまたはパンによって搬送される。したがって、マニホールドは燃料電池に燃料および酸化剤ガスを搬送するためのシール化された通路として機能し、これにより、これらのガスが周辺環境や他のマニホールドに漏れるのを防止している。マニホールドは、燃料電池の動作に必要な条件下でその寿命が持続している間、この機能を提供し続けなければならない。
【0004】
燃料電池スタック・マニホールドの性能の重要な一面は、マニホールド・エッジとスタック表面との間に確立されるガスシールである。スタック表面は通常、導電性であり、その長さに沿って電気電位の傾きを有し、マニホールドは通常、金属で構築されるので、燃料電池スタックからマニホールドを絶縁するための誘電絶縁体が必要である。誘電絶縁体は通常、脆性になりがちなセラミックで形成されるので、スタック表面に対してマニホールドを圧縮する際には誘電体を傷つけないように注意しなければならない。
【0005】
燃料電池スタック・マニホールドのもう1つの要件は、電池構成要素が高温でクリープして高密度になるにつれて、通常、燃料電池スタックがその寿命が尽きるまでに収縮するといった事実に関連している。高さのある燃料電池スタックの場合、全高が2〜3インチだけ減少する可能性がある。これは、そのままでは連続金属マニホールドをスタックの上部と下部の両方に固定することができないため、これらをスタック表面に対してスライド可能な状態にしなければならないことを意味する。したがって、燃料電池スタックに対してマニホールドを圧縮するために使用する保持システムは、マニホールドがスタック表面に沿ってスライド可能な状態にしながらガス漏れを防止するために適度な垂直方向の力を維持しなければならない。その一方で、この力は、誘電絶縁体を壊すほど大きなものにしてはならない。
【0006】
本質的にその温度分布が不均一なので、高さのある燃料電池スタックは曲がる傾向もある。高温時のスタック上部の水平偏向は、スタックのベースに対して1〜2インチにもなる可能性がある。このため、緊密なガスシールを維持するためには、スタックが曲がることで、マニホールドと保持システムも曲げる必要があるため、これらにはさらなる負荷がかかることになる。
【0007】
燃料電池は周囲温度より高い温度で動作する(高分子電解質形燃料電池「PEFC」は〜80℃;リン酸形燃料電池「PAFC」は〜200°;溶融炭酸塩形燃料電池「MCFC」は〜650℃;固体酸化物形燃料電池「SOFC」は〜1000℃)。したがって、材料の選択と機械設計により、構成要素が燃料電池スタックの寿命が尽きるまでの間(通常は数年間)、持続できるようにしなければならない。これらの構成要素が動作しなければならない環境に対する分応力および腐食を考慮しなければならない。MCFCおよびSOFCの場合、金属構成要素の長期クリープをその設計時に考慮しなければならないほど、温度は十分高く、寿命も十分長い。
【0008】
本願の譲受人が炭酸塩形燃料電池スタックに使用する現行の燃料電池マニホールド保持システムには、マニホールドのレールに排他的に垂直荷重を加えようとする剛性機械部材とばねとが含まれている。この構成要素は、ニッケルベースの合金およびステンレス鋼などの高温耐食材料で形成される。複数の位置でマニホールド・レールに対し剛性部材で発生した張力を伝達するために板ばねを使用する。これは、マニホールド・レールの下で可能な限り均一な圧力を提供するために行われる。板ばねは、比較的高い応力レベルにさらされるので、この応力を最小限にしてその寿命を延ばすように、厳しい寸法公差で複雑に設計されている。
【0009】
均一に分散した垂直荷重をマニホールドに加えるための要件を満足するとともにスタック収縮とスタックの曲がりの両方を実現するために、現行設計では多数の各種部品を使用している。材料の選択、幾何形状の複雑さや、この設計で使用する部品の多さにより、高価、かつ重くなり、また難しい取り付け作業となる。また、現行システムは、マニホールドから完全に独立して機能するように設計され、このため、所与の材料の冗長性によって燃料電池スタックのコスト、重量、および複雑さを増している。
【0010】
その他の燃料電池スタックのマニホールド保持システムは様々な発行特許に記載されている。これらの特許のいくつかを以下に列挙する。
米国特許第4345009号 米国特許第4670361号
特公平6−129075号 米国特許第4212929号
米国特許第4849308号 米国特許第4407904号
米国特許第4337571号 米国特許第4794055号
米国特許第4794055号 米国特許第4873155号
米国特許第4260067号 米国特許第5811202号
米国特許第4467018号 米国特許第4444851号
米国特許第4738905号 米国特許第4490442号
したがって、本発明の一目的は、上記欠点を持たない燃料電池スタックのマニホールド保持システムを提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、あまり高価ではなく、あまり複雑ではなく、かつ組み立てやすい燃料電池スタックのマニホールド保持システムを提供することにある。
【0012】
また、本発明の一目的は、より適切にスタックの曲がりおよびスタック収縮を見込んだ燃料電池スタックのマニホールド保持システムを提供することにある。
【0013】
本発明のさらに他の目的は、重量がより軽く、結果的により効果的にガスシールを行う燃料電池スタックのマニホールド保持システムを提供することにある。
【0014】
(発明の概要)
本発明の原理によれば、上記及び他の目的は、対応するスタック表面に対してスタック・マニホールドを保持するためのいくつかのストラップ部材を含む燃料電池スタックのマニホールド保持システムにより実現される。各ストラップ部材は1つのマニホールドの範囲上で延びており、取付けアセンブリによりストラップ部材を燃料電池スタックに取り付ける。さらにストラップ部材は、伸張し、収縮し、スライドするように適合している。このようにして、ストラップ部材は、温度変化および材料のクリープによって発生する燃料電池スタックの幾何形状の変化に対処して、燃料電池スタックの表面に対しマニホールドを保持することができる。
【0015】
以下に開示すべき本発明の実施形態では、各ストラップ部材が1つのマニホールドに接続され、隣接マニホールドの周囲に延び、取付けアセンブリはスタックの反対側にストラップ部材を接続する。また、開示した実施形態では、ストラップ部材が、伸張および収縮を可能にするために、ばね荷重式になっている。そのうえ、取付けアセンブリは、マニホールドの上に延びるストラップ部材の長さを支持するためのトラス部材と、ストラップ部材の両端を保持するためのヨーク・アセンブリおよびフック部材とを含む。これらの構成要素の一部は、溶接などによりマニホールドに固く固定されるが、あるいはマニホールド自体の一部として設計することもできる。
【0016】
本発明の上記その他の特徴および態様は、添付図面に関連して以下の詳細な説明を読めば、より明らかになるだろう。
【0017】
(詳細な説明)
図1〜4は、本発明の原理による燃料電池スタックのマニホールド保持システム100を含む燃料電池スタック1を示している。燃料電池スタック1は複数のスタック式燃料電池を含み、それに対してプロセス・ガスが供給され、ガス・マニホールドを介して排気ガスが排出される。また、スタックの上部と下部には端板11および12も位置する。
【0018】
図1〜4の例示的な燃料電池スタックの場合、3つのマニホールド21、22、23が使用されている。これらのマニホールドは、燃料注入および排出マニホールドならびに酸化剤排出マニホールドとしてそれぞれ機能し、スタック表面2、3、4に隣接して位置する。酸化剤注入口として機能する第4のマニホールドは、第4のスタック表面5に関連づけられ、その中にスタックが挿入される容器によって提供される。この容器は添付図面には図示していない。
【0019】
それぞれのスタック表面に隣接するそれぞれのマニホールドをすべて有するスタックにも本発明の原理が同様に適用されることに留意されたい。そのうえ、本発明の原理は、任意の数の表面およびマニホールドを有するスタックに適用されることを意図している。
【0020】
図示の事例では、それぞれのマニホールド21、22、23は、上部および下部の水平レールならびに左右の垂直レールを介してそれぞれのスタック表面2、3、4に接している。各マニホールドのレールは、スタック1の様々な動作条件下でそれぞれのスタック表面とのガスシール(封止)インタフェースを可能にするために必要なものである。図示の通り、マニホールド21は垂直レール21A、21Bと水平レール21C、21Dを有し、マニホールド22は垂直レール22A、22Bと水平レール22C、22Dを有し、マニホールド23は垂直レール23A、23Bと水平レール23C、23Dを有する。
【0021】
見えない状態になっているが、各マニホールド・レールとそのそれぞれのスタック表面との間には誘電絶縁体がある。これらの絶縁体はスタックからマニホールドを電気的に隔離するものであり、マニホールドとスタック表面との間のガスシールを実現する際にその完全性を維持しなければならない。
【0022】
本発明の原理によれば、スタック・マニホールド保持システム100は、ストラップ部材101とストラップ取付けアセンブリ200とを含む。ストラップ部材101はスタック表面と封止係合した状態にマニホールド21、22、23を保持し、取付けアセンブリ200はストラップ部材101をスタック1に取り付ける。
【0023】
各ストラップ部材101は、対応するマニホールドの範囲の上に延び、スタックの動作条件の結果として発生するスタックの幾何形状およびスタック構成要素の変化に対処するために伸張し、収縮し、スライドするように適合されている。このようにして、ストラップ部材101は、マニホールド21、22、23の水平レールおよび垂直レールに対して所望の圧力を付与するように作ることができ、それにより、誘電絶縁体の完全性を維持しながら、スタック表面に対してレールをシールする。
【0024】
図示した事例では、燃料電池スタック1は長方形であり、すなわち、スタック表面4および5はスタック表面2および3の等幅aより大きい等幅bを有し、ストラップ部材101はスタックの短い方の表面2および3の周囲のみに経路が定められている。このため、ストラップ部材の長さは最小限になり、したがって、時間の経過につれてストラップ部材で発生するクリープが最小限になる。そのうえ、ストラップ部材101は、囲まれているマニホールド21および22を所定の位置に保持するだけでなく、マニホールド23も保持する。
【0025】
より具体的には、それぞれのマニホールド21および22の長さに沿って6つのストラップ部材101が分散して配置されている。さらに、各ストラップ部材101は、それぞれのマニホールドの幅の上に延びる範囲を有し、各ストラップ部材101は端部セクション101Aおよび101Bを有する。
【0026】
各ストラップ部材は、マルチワイヤ・ロープ(ケーブル)として、または積層フラット・ストリップとして、あるいはマニホールドを取り囲み、マニホールドに対してスライドするために必要な柔軟性をもたらすその他の任意の部材として設計することができる。ストラップ部材とその支持表面との摩擦を低減し、腐食くずがストラップ部材から周囲環境に落ちるのを防止するためには、各ストラップ部材101を柔軟なセラミック管に収める(編み組にする)ことで可能となろう。別の手法として、適切な高温耐食コーティングでストラップ部材をコーティングしてもよい。
【0027】
ストラップ部材のスライド機能は、燃料電池スタックの熱膨張および収縮の結果としてスタックの外周部に変化が生じるときに、マニホールドの周りに伸びるストラップの範囲が増減できるようにする際に有利である。特に、ストラップ部材が占める経路の長さの変動は、マニホールドに対するストラップの相対スライドによって反映される。このようにして、スタックの温度にかかわらず、すべてのマニホールドに所望の荷重を加えることができる。
【0028】
各ストラップ部材101がそのそれぞれの長さまたは範囲を伸張し収縮できるようにするため、各ストラップ部材はばね荷重式になっている。より具体的には、各ストラップ部材101には、その端部部分101Aにばねアセンブリ102が設けられている。ばねアセンブリ102は、そのそれぞれのストラップ部材101を緊密に保持し、スタック表面で誘電絶縁体に対して所望のマニホールド圧力を達成するために所定の温度で適切な荷重を加えるように設計されている。そのうえ、お分かりのように、各ばねアセンブリは、システムの熱膨張によるストラップ部材経路長の差を補償し、熱収縮または高温での材料クリープなどのその他の影響によって発生するストラップ部材のたるみも吸収する。
【0029】
開示した実施形態では、図6により明確に示すように、ばねアセンブリ102は、圧縮状態のコイルばね102Aを含む。ばね102Aは、端部セクション101Aでそれぞれのストラップ部材を取り囲む関係にあり、一方の端部が停止部材102Bに取り付けられている。停止部材102Bもストラップ部材の端部セクション101Aを取り囲み、その終端部に固く取り付けられている。第2の停止部材102Cは、ばねのもう一方の端部に位置し、やはりストラップ部材の端部セクションを取り囲んでいる。
【0030】
図示の通り、停止部材102Bおよび102Cは座金であり、停止部材102Cは自動調心座金である。各座金が球形であることにより、各座金は旋回して製造時および組立時の変動によるストラップ角度のわずかな差を補償することができる。円筒形その他の湾曲形状も使用することができる。
【0031】
同様に、その他のタイプのばねもばね102Aとして使用することができる。したがって、たとえば、引張りばね、皿ばね、ねじりばね、板ばねによる構成も使用できるだろう。
【0032】
また、各ストラップ部材101がそれに関連するばねの軸に平行になっていることは重要なことである。これにより、ばねを傾ける可能性のある横荷重は一切加えられないことが保証され、高い曲げ応力がストラップ端部に伝えられないことも保証される。
【0033】
そのそれぞれのマニホールドの周りに各ストラップ部材101の経路を定めるための経路は、マニホールド・レールで望ましい圧力分布によって決まる。この実施形態では、マニホールド・レールのすべての領域で均一かつ等しい圧力が望ましい。このような実情なので、マニホールドの垂直レールに圧力を加えるストラップ部材の場合、すなわち、最上部ストラップ部材と最下部ストラップ部材の間に位置するストラップ部材の場合、隣接マニホールドの垂直レールに隣接するストラップ部材の各セクションがスタックの関連表面と45°の角度を形成するようにストラップ部材の経路が定められる。この結果、ストラップの張力はすべての垂直マニホールド・レールに等しく分散される。特に、各垂直レールに加えられる力は、ストラップ部材の張力の√2/2倍に等しくなる。
【0034】
これに対して、マニホールドの水平レールに圧力を加えるように経路が定められたストラップ部材、すなわち、マニホールドを取り囲む最上部および最下部ストラップ部材については、対応する隣接スタック表面の幅のアスペクト比によって決まる角度でもって経路を定めなければならない。これについては、図5に図解されている。
【0035】
隣接スタック表面がそれぞれ異なる幅aおよびbを有する図1のスタック1の場合、すなわち、長方形の設置面積を有するスタックの場合、短い方の表面で測定した角度は、長い方の表面の幅bに対する短い方の表面の幅aの比の逆正接に等しい。図5にも示すこの角度により、等しい封止圧力が達成されるように、ストラップ部材の張力を短い方と長い方の水平マニホールド・レール間で分割することができる。また、スタック表面の長さが等しいこの図からお分かりのように、正方形の設置面積を有するスタックの場合、経路設定角度θは45°になる。
【0036】
ストラップ部材101が上記のようにマニホールド21、22、23を所定の位置に保持できるようにするために、取付けアセンブリ200は、トラス部材201と、ヨーク・アセンブリ203と、フック部材204とを含む。それぞれのトラス部材は上部湾曲セクション201Aと脚部材201Bとを含む。各ヨーク・アセンブリは、そのそれぞれの端部にばね支持イヤーまたは部材203Bを有するベルト部材203Aを含む。
【0037】
トラス部材201は、それぞれのマニホールド21および22の幅の上に延びている。フック部材204は、マニホールド23の垂直レール23Aおよび23Bに接続されている。好ましくは、トラス部材とフック部材はそれぞれのマニホールドと一体になっている。これは、トラス部材とフック部材をマニホールドに溶接することによって達成することができる。別の手法としては、トラス部材とフック部材をそれぞれのマニホールドの一部として一体に設計してもよいだろう。
【0038】
図7および図8においてより明確に示すように、マニホールドの水平レール23Cおよび23Dはスロット202Aを有し、フック部材204は関連ストラップ部材101の端部101Bすなわちデッド・エンドを捕捉するためのスロット204Aを含む。その場合、これらのストラップ部材101は、トラス部材201のそれぞれの湾曲セクション201Aを通り越す。各トラス・セクション201Aの湾曲は、ストラップ部材101の上記の所望の経路設定を実現して、実質的に等しい一定圧力をマニホールド・レールで達成するようなものになっている。
【0039】
特に、各セクション201Aは円形セクタの湾曲を有する。前述したようにストラップ部材101がスタック表面に隣接して通過するときにストラップ部材101に所望の角度をもたらす接点において、各ストラップ部材はセクション201Aを離れるようにすることができる。
【0040】
同じく前述したように、各ストラップ部材101のデッド・エンド101Bは、フック部材204あるいは水平レール23Cまたは23Dの一方のいずれかのスロットに捕捉される。
【0041】
これらのストラップ部材のデッド・エンドは、旋回して製造時および組立時の変動によるストラップ角度のわずかな差を補償するように設計されている。これは、形状が円筒形になるようにデッド・エンドを構成することによって実現されるが、たとえば球形などのその他の形状も使用できるだろう。
【0042】
ストラップ部材101のばねアセンブリ102は、燃料電池スタックの表面5まで導かれ、そこで支持される。特に、スタック表面からの電気的絶縁を維持しながら、ばねアセンブリ102をそれぞれの適切な位置および向きに支持するために、上記のヨーク・アセンブリ203を使用する。
【0043】
より具体的には、各ヨーク・アセンブリ203のベルト部材203Aはスタックの表面5の幅にまたがっている。そのうえ、各ベルト部材203Aと、それに対応し、ばねアセンブリ102を保持するばね支持イヤー203B(図6を参照)は、すべての荷重条件下でもばねアセンブリが適切な方向に向けられ、ヨーク・アセンブリ203に関連する誘電アセンブリ205にいかなる横荷重または回転も加えられないように設計されている。
【0044】
誘電アセンブリ205については、以下により詳しく述べるが、スタック表面5からばね支持イヤーを電気的に絶縁し、スタック表面5に対してばね支持イヤーがスライドできるようにしている。これを達成するため、各ばね支持イヤー203Bは、荷重を受けたときに大幅に偏向しないように十分固いものになっている。さらに、ばね支持イヤーの受け膝からベルト部材203Aまでの高さhは、受け膝あたりでゼロ・モーメントになるように選択されている。
【0045】
特に、図9に示すように、高さhは、ストラップ部材101から支持イヤー203Bの受け膝までの垂直長lを取り、ストラップ部材が隣接スタック表面とともに形成する角度(図9に角度θとして示すもの)の余弦で割ることによって得られる。この幾何形状によって、ばね支持イヤーと誘電アセンブリの接点でゼロ・モーメントが得られ、それにより、ばねは適切な向きを維持できるようになり、ベルト部材203Aは純粋な伸張状態に置かれる。これにより、ベルト部材203Aは比較的薄く軽いものにすることができる。
【0046】
前述のように、各ばね支持イヤー203Bは、誘電アセンブリ205の使用により、燃料電池スタック表面5から電気的に隔離され、それに対して滑ることができるようになっている。図10に示すように、各誘電アセンブリ205は、第1および第2のセラミック・スラブ205Aおよび205Bを含む。これらのスラブは、スラブ間に位置するセラミック・クロスの層205Cによって分離されている。
【0047】
この事例では、一方のスラブ205Aは受け膝でイヤー支持部に取り付けられ、もう一方はスタック表面に固定され、両者の間にクロスが位置する。スタックが収縮するにつれて、セラミック・クロス平面でスタックとイヤーの間の相対運動が発生する。この平面は、腐食や溶融の見込みのない低摩擦表面をもたらすものである。
【0048】
お分かりのように、最上部および最下部ストラップ部材101と、関連トラス部材201およびヨーク・アセンブリ203は、マニホールド21および22の水平レールに所望の均一荷重圧力を加える。マニホールド23の水平レールが同様の保持圧力を受けるためには、水平レールは、動作圧力の荷重を受けたときに大幅に偏向しないように十分な固さで設計しなければならない。
【0049】
ストラップ部材101のデッド・エンドを保持するように水平レール23Cおよび23Dを構成することに代わる別の手法として、水平レールを平らなものにしてもよく、ストラップ部材101のデッド・エンドを捕捉するためのスロット202Aを有するテンション・バーをレールに接して位置決めすることができる。これらのテンション・バーは、2通りの技法のいずれか一方により、レールの均一荷重を可能にするように構成することができる。一方の技法は、その部材が偏向するときにバーが均一圧力を加えるように、各バーを機械加工してそれに適切な輪郭を与えることを企図するものである。第2のより単純な技法は、バーが偏向した後で各シムの下で均一圧力を発生するように、特定の厚さのシムを各バーの下に配置することである。
【0050】
お分かりのように、燃料電池スタックのマニホールド保持システム100において最高応力の構成要素は、柔軟なストラップ部材101とばね102Aである。これらの構成要素が妥当な重量とコストを有するようにするためには、比較的高い応力でこれらを設計しなければならない。スタック1の燃料電池は温度が高く、寿命が長いので、ストラップ部材101の長期クリープとばね102Aの応力緩和を反映して、保持システム100の設計に取り入れなければならない。ストラップ部材とばねの設計を最適化し、スタックの寿命が維持されている間、適当なマニホールド・ガスケット(誘電絶縁体)の圧力を提供するために、ストラップ部材101の高温クリープと、ばね102Aの応力緩和と、すべての構成要素の熱膨張を取り入れた数学モデルが開発されている。このモデルに基づいて、スタックの寿命の持続時間について予測されるストラップの張力とマニホールド・ガスケットの圧力を示す代表的な曲線が作成され、図11に示されている。
【0051】
高温での材料のクリープは、温度と応力レベルにつれて指数関数的に増加する非線形現象である。この事実は、保持システム100で有利に使用されている。ばねとストラップ部材のこの配置により、両方の構成要素のクリープは自己制御式プロセスになる(図11を参照)。各ストラップ部材がクリープすると、ばねの偏向が減少し、その後、ストラップ部材とばねの応力も減少する。ばねが応力を緩和すると、ストラップ部材に加えられる荷重も緩和され、それにより、両方の構成要素におけるクリープ速度が低減される。ストラップ部材とばねの幾何形状を適切に選択し、開始ばね偏向を指定することにより、燃料電池スタックの寿命の間、適当な誘電絶縁体圧力が維持される。スタックの寿命の始めには、スタックを出荷する間にマニホールドが下に滑らないことを保証するために、より高い圧力が必要である。取付け後は、この圧力はガス漏れを防止するのに十分なものであればよい。
【0052】
図12は、図1〜4に示された燃料電池スタックのマニホールド保持システムの代替的な実施形態を示しており、同図において、酸化剤注入マニホールドとして機能するマニホールド24は、燃料電池スタック1の表面5に隣接して配置されている。マニホールド24は、垂直レール24A、24Bおよび水平レール24C、24Dを介して表面5に接している。
【0053】
この実施形態では、ばね支持イヤーまたは部材203Bは、溶接またはマニホールド成形のいずれかにより、マニホールド24と一体に形成されている。したがって、ばね支持イヤー203Bは、ベルト部材203Aおよび誘電アセンブリ205を必要とせずに、ばねアセンブリ102を支持することができる。
【0054】
いずれの場合でも、上記の構成は、本発明の応用例を表す多くの可能な具体的実施形態を例示するものにすぎないことは言うまでもないことである。本発明の思想および範囲を逸脱せずに本発明の原理により他にも多数の様々な構成を容易に考案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】、
【図2】、
【図3】、
【図4】
図1〜4は、本発明の原理による燃料電池スタックのマニホールド保持システムを含む燃料電池スタックの様々な図である。
【図5】
図1〜4の燃料電池スタックのマニホールド保持システムのストラップ部材の一部がたどる経路を絵画的に示す図である。
【図6】、
【図7】、
【図8】
図6〜8は、図1〜4の燃料電池スタックのマニホールド保持システムのストラップ部材の様々な端部の構成を示す図である。
【図9】
図1〜4の燃料電池スタックのマニホールド保持システムのヨーク・アセンブリの一部の構成を示す図である。
【図10】
図1〜4の燃料電池スタックのマニホールド保持システムで使用するヨーク・アセンブリの誘電インタフェースを示す図である。
【図11】
図1〜4の燃料電池スタックのマニホールド保持システム用のストラップ部材の張力とマニホールド・ガスケットの圧力に関する予測特性を示す図である。
【図12】
図1〜4の燃料電池スタックのマニホールド保持システムの変更態様を示す図である。
Claims (37)
- いくつかの表面と、該表面にそれぞれ接するいくつかのマニホールドとを有する燃料電池スタックとともに使用され、該マニホールドのそれぞれを該燃料電池スタックの対応する表面に対して保持する燃料電池スタックのマニホールド保持システムであって、
それぞれ前記燃料電池スタックの対応するマニホールドの範囲上に延びており、伸張・収縮・スライドするように適合したいくつかのストラップ部材と、
前記ストラップ部材を前記燃料電池スタックに取り付けるための取付けアセンブリとを含み、
前記ストラップ部材は、前記燃料電池スタックの幾何形状の変化に対処するよう前記燃料電池スタックに対して前記マニホールドを保持する、燃料電池スタックのマニホールド保持システム。 - 前記伸張および収縮を可能にするために、それぞれの前記ストラップ部材がばね荷重式になっている、請求項1に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記ストラップ部材が前記マニホールドに均一荷重をもたらすよう、前記ストラップ部材が、前記取付けアセンブリへの接続点間の経路に沿って配置されている、請求項2に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 各ストラップ部材が、第1の端部と;記第1の端部にあるばねと;前記取付けアセンブリによって保持される第2の端部とを含み、前記ばねは、前記ストラップ部材と、前記ばねの反対側の端に接する第1および第2の停止部材とを取り囲み、前記第1の停止部材は前記ストラップ部材の第1の端部の終端点から最も遠くに配置され前記取付けアセンブリによって保持され、前記第2の停止部材は前記ストラップ部材の第1の端部の前記終端点に最も接近して配置され前記ストラップ部材に取り付けられている、請求項2に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- それぞれの第1および第2の停止部材が、対応するストラップ部材を取り囲む座金を含む、請求項4に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- それぞれの第1の停止部材が自動調心座金である、請求項3に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 各第1の停止部材と、各ストラップ部材の第2の端部とが旋回可能である、請求項4に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 各第1の停止部材と、各ストラップ部材の第2の端部の形状とが、球形および円筒形のうちの1つである、請求項7に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記取付けアセンブリは、いくつかのトラス部材を含み、該トラス部材は、上部湾曲セクションと脚とを含み、該脚は前記湾曲セクションから下に延びて対応するマニホールドに接し、
各マニホールドに対応するトラス部材は、そのトラス部材の上部湾曲セクション上でそのマニホールドに対応するストラップ部材を支持する、請求項4に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。 - 各トラス部材が、そのトラス部材の脚を介して対応マニホールドに接続される、請求項9に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 各トラス部材が、そのトラス部材の脚を介して対応マニホールドに溶接される、請求項10に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記取付けアセンブリが、前記燃料電池スタックに取り付けられ、ストラップ部材の第2の端部を保持するいくつかのフック部材と;前記燃料電池スタックに取り付けられ、第1の停止部材と係合するいくつかのばね支持部材とをさらに含む、請求項9に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記トラス部材のそれぞれと前記フック部材のそれぞれが1つのマニホールドに接続される、請求項12に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記ばね支持部材のそれぞれが、前記スタックの一表面に対して保持される、請求項13に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記トラス部材のそれぞれと前記フック部材のそれぞれが1つのマニホールドに溶接される、請求項14に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記燃料電池スタックが、第1および第2の対向表面と、第3および第4の対向表面とを有し、
前記燃料電池スタックが、前記燃料電池スタックの前記第1、第2、および第3の表面に接する第1、第2、および第3のマニホールドを含み、前記第1、第2、および第3のマニホールドのそれぞれが、そのマニホールドの幅方向の両端にある垂直レールと、そのマニホールドの長さ方向の両端にある水平レールとを含み、
前記いくつかのトラス部材が前記第1のマニホールドの長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置され、それぞれ前記第1のマニホールドの幅方向に沿って延び、
前記いくつかのトラス部材が前記第2のマニホールドの長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置され、それぞれ前記第2のマニホールドの幅方向に沿って延び、
いくつかのフック部材が前記第3のマニホールドの各垂直レールの長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置され、
いくつかのばね支持部材が前記スタックの第4の表面の各垂直側の長さ方向に沿って互いに間隔を置いて配置される、請求項14に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。 - 前記第1および第2のマニホールドが等幅のものであり、
前記第3および第4のマニホールドが、前記第1および第2のマニホールドの幅より大きい等幅のものである、請求項16に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。 - 各ばね支持部材と前記第4の表面との間に配置され、そのばね支持部材を前記第4の表面から電気的に絶縁し、前記ばね支持部材が前記第4の表面に対して滑ることができるようにするための誘電アセンブリをさらに含む、請求項16に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 各誘電アセンブリが、第1および第2のセラミック・スラブと;前記第1および第2のスラブ間に位置する誘電クロスとを含む、請求項18に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記取付けアセンブリがいくつかのベルト部材をさらに含み、各ベルト部材が前記スタックの第4の表面に対向する側のばね支持部材を接続する、請求項18に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 1つのベルト部材と対応するばね支持部材との組合せのそれぞれが1つのヨーク部材を形成し、前記ヨーク部材がそのばね支持部材の前記第4のスタック表面への接点に対しゼロ・モーメントを提供するように適合し、それによりそこで垂直力のみ加えられ、支持されたばねを適切な位置に維持し、前記ベルト部材を伸張状態にしてその断面積を最小限にする、請求項20に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 第1および第2のトラス部材が前記第1のマニホールドの上部および下部水平レールに沿って位置し、
第3および第4のトラス部材が前記第2のマニホールドの上部および下部水平レールに沿って位置し、
前記第3のマニホールドの上部および下部水平レールが前記取付けアセンブリの一部を形成し、前記第3のマニホールドの前記上部および下部水平レールの各端部が前記第1ないし第4のトラス部材の1つに位置するストラップ部材の第2の端部を保持する、請求項20に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。 - 前記ストラップ部材によって前記第1、第2、および第3のマニホールドの垂直レールの長さに沿って均一な圧力を発生し、前記ストラップ部材が前記第1および第2のマニホールドの水平レールの長さに沿って均一圧力を発生するように、前記トラス部材の上部湾曲セクションの湾曲が選択されている、請求項22に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記第1および第2のマニホールドの長さに沿って配置され、前記第1ないし第4のトラス部材以外のトラス部材によって支持されるストラップ部材の第2の端部は、該端部が交差する燃料電池スタックの隣接表面に対して45度の角度になるように、そのトラス部材の上部湾曲セクションの湾曲が選択されている、請求項22に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記第1ないし第4のトラス部材によって支持されるストラップ部材の第2の端部は、該端部が交差する燃料電池スタックの隣接表面に対して一定の角度になるように、隣接表面の幅同士の比に基づいて、前記第1ないし第4のトラス部材の上部湾曲セクションの湾曲が選択されている、請求項23に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記燃料電池スタックが、第1および第2の対向表面と、第3および第4の対向表面とを有し、
前記燃料電池スタックは、該燃料電池スタックの前記第1、第2、第3、および第4の表面に接する第1、第2、第3、および第4のマニホールドを含み、前記第1、第2、第3、および第4のマニホールドのそれぞれが、そのマニホールドの幅寸法の両端にある垂直レールと、そのマニホールドの長さ寸法の両端にある水平レールとを含み、
前記いくつかのトラス部材は、前記第2のマニホールドの長さ寸法に沿って互いに間隔を置いて配置され、それぞれ前記第2のマニホールドの幅寸法に沿って延び、
前記いくつかのトラス部材は、前記第2のマニホールドの長さ寸法に沿って互いに間隔を置いて配置され、それぞれ前記第2のマニホールドの幅寸法に沿って延び、
いくつかのフック部材が前記第3のマニホールドの各垂直レールの長さに沿って互いに間隔を置いて配置され、
いくつかのばね支持部材が前記第4のマニホールドの各垂直レールの長さに沿って互いに間隔を置いて配置される、請求項14に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。 - 前記ばね支持部材が前記第4のマニホールドと一体に形成される、請求項22に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記ばね支持部材が前記第4のマニホールドに溶接される、請求項27に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記取付けアセンブリがいくつかのトラス部材を含み、該トラス部材が、対応するマニホールドに接し、そのマニホールドに関連するストラップ部材を支持する、請求項2に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記トラス部材が、対応するマニホールドに取り付けられる、請求項29に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記トラス部材が、対応するマニホールドに溶接され、対応するマニホールドの一部として形成される、請求項30に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記トラス部材によって支持される前記ストラップ部材により前記マニホールドに均一圧力を提供するように、前記トラス部材が構成される、請求項30に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記トラス部材のそれぞれが、ストラップ部材を支持するための上部湾曲セクションを有する、請求項29に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記上部湾曲セクションによって支持されるストラップ部材が前記マニホールドの均一荷重を提供するように、前記トラス部材の上部湾曲セクションの湾曲が選択される、請求項33に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 各上部湾曲セクションの湾曲が円形である、請求項33に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記燃料電池スタックの寿命の終わりに前記マニホールドに対して必要な圧力が提供されるように、前記ストラップ部材とばね荷重が高温クリープについて自己制御式になるよう適合された請求項2に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
- 前記ストラップ部材のそれぞれが、編み組セラミック管として形成された外装を含む、請求項1に記載の燃料電池スタックのマニホールド保持システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/636,452 US6461756B1 (en) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | Retention system for fuel-cell stack manifolds |
PCT/US2001/025067 WO2002039532A1 (en) | 2000-08-11 | 2001-08-10 | Retention system for fuel-cell stack manifolds |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004514247A true JP2004514247A (ja) | 2004-05-13 |
JP2004514247A5 JP2004514247A5 (ja) | 2005-04-14 |
JP3736765B2 JP3736765B2 (ja) | 2006-01-18 |
Family
ID=24551967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002541745A Expired - Fee Related JP3736765B2 (ja) | 2000-08-11 | 2001-08-10 | 燃料電池スタックのマニホールド保持システム |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6461756B1 (ja) |
EP (1) | EP1316123B1 (ja) |
JP (1) | JP3736765B2 (ja) |
CN (1) | CN1237642C (ja) |
DE (1) | DE60140371D1 (ja) |
WO (1) | WO2002039532A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008525963A (ja) * | 2004-12-27 | 2008-07-17 | フュエルセル エナジー, インコーポレイテッド | 燃料電池スタックの動きの相違に対応するマニホルドガスケット |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6887611B2 (en) * | 2000-08-11 | 2005-05-03 | Michael Cramer | Flexible fuel cell gas manifold system |
CA2431238C (en) * | 2001-03-27 | 2009-09-01 | Global Thermoelectric Inc. | Sofc stack with thermal compression |
US6696193B2 (en) * | 2001-08-02 | 2004-02-24 | Utc Fuel Cells, Llc | Manifold attachment system for a fuel cell stack |
JP4238532B2 (ja) * | 2002-07-15 | 2009-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池 |
US7645537B2 (en) * | 2003-10-15 | 2010-01-12 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Multi-cell fuel cell layer and system |
US7241526B2 (en) * | 2004-03-16 | 2007-07-10 | Utc Power Corporation | Fuel cell manifold cable end clamp |
US7291415B2 (en) * | 2004-11-23 | 2007-11-06 | Versa Power Systems, Ltd. | Solid oxide fuel cell with external manifolds |
EP1705738A1 (de) * | 2005-03-21 | 2006-09-27 | Sulzer Hexis AG | Anlage mit Hochtemperatur-Brennstoffzellen und einer Multikomponenten-Hülle zu einem Zellenstapel |
KR100700633B1 (ko) | 2006-04-20 | 2007-03-28 | 현대에너셀 주식회사 | 핸들을 구비한 엔드 플레이트 |
KR100988108B1 (ko) * | 2008-01-04 | 2010-10-19 | 두산중공업 주식회사 | 연료전지 스택의 외부 매니폴드 체결장치 |
DE102009058226B4 (de) * | 2009-12-14 | 2011-12-15 | Mtu Onsite Energy Gmbh | Brennstoffzellenanordnung |
US9637397B2 (en) | 2011-10-27 | 2017-05-02 | Pentair Residential Filtration, Llc | Ion removal using a capacitive deionization system |
US8961770B2 (en) | 2011-10-27 | 2015-02-24 | Pentair Residential Filtration, Llc | Controller and method of operation of a capacitive deionization system |
US9695070B2 (en) | 2011-10-27 | 2017-07-04 | Pentair Residential Filtration, Llc | Regeneration of a capacitive deionization system |
US8671985B2 (en) | 2011-10-27 | 2014-03-18 | Pentair Residential Filtration, Llc | Control valve assembly |
US9010361B2 (en) | 2011-10-27 | 2015-04-21 | Pentair Residential Filtration, Llc | Control valve assembly |
WO2013100696A1 (ko) * | 2011-12-30 | 2013-07-04 | 두산중공업 주식회사 | 체결장치가 구비된 연료전지 |
US20140342266A1 (en) * | 2011-12-30 | 2014-11-20 | Doosan Heavy Industries & Construction Co., Ltd. | Fuel cell including coupling device |
US9029040B2 (en) | 2012-04-17 | 2015-05-12 | Intelligent Energy Limited | Fuel cell stack and compression system therefor |
GB2501706B (en) * | 2012-05-01 | 2019-09-25 | Intelligent Energy Ltd | A fuel cell assembly |
DK2679805T3 (en) * | 2012-06-29 | 2015-03-23 | Gen Electric | Cone angle insert for wind turbine rotor |
WO2014145795A2 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Pittsburgh Electric Engine, Inc. | Solid oxide fuel cell bundle assembly with insulation end pieces and tilt pad tie down clamp |
EP3014686A4 (en) | 2013-06-29 | 2016-12-21 | Saint-Gobain Ceram And Plastics Inc | SOLID OXIDE FUEL CELL COMPRISING A DENSE BARRIER LAYER |
US10060577B2 (en) * | 2013-10-28 | 2018-08-28 | Alternative Fuel Containers, Llc | Fuel gas storage tank with supporting filter tube(s) |
EP3375035A4 (en) * | 2015-11-13 | 2019-06-19 | Saint-Gobain Ceramics&Plastics, Inc. | INSULATION AND COMPRESSION OF A HIGH-TEMPERATURE DEVICE |
DE102018208981B4 (de) * | 2018-06-07 | 2020-10-08 | Audi Ag | Brennstoffzellenvorrichtung |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4345009A (en) * | 1979-08-17 | 1982-08-17 | United Technologies Corporation | Fuel cell stack compressive loading system |
JPS5975576A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-28 | Toshiba Corp | 燃料電池 |
JPS6084774A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-14 | Hitachi Ltd | 燃料電池 |
JPS61116769A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 燃料電池のスタツク枠体締付装置 |
JPS6398968A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-04-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 燃料電池 |
US4973531A (en) * | 1988-02-19 | 1990-11-27 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Arrangement for tightening stack of fuel cell elements |
US5419981A (en) * | 1993-11-01 | 1995-05-30 | Ergenics, Inc. | Hydrogen electrochemical cell housing |
WO1999022413A1 (fr) * | 1997-10-28 | 1999-05-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cellule electrochimique comprenant un distributeur de gaz |
-
2000
- 2000-08-11 US US09/636,452 patent/US6461756B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-08-10 WO PCT/US2001/025067 patent/WO2002039532A1/en active Application Filing
- 2001-08-10 DE DE60140371T patent/DE60140371D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-10 JP JP2002541745A patent/JP3736765B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2001-08-10 EP EP01963880A patent/EP1316123B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-10 CN CNB018135331A patent/CN1237642C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008525963A (ja) * | 2004-12-27 | 2008-07-17 | フュエルセル エナジー, インコーポレイテッド | 燃料電池スタックの動きの相違に対応するマニホルドガスケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2002039532A8 (en) | 2003-01-16 |
EP1316123A1 (en) | 2003-06-04 |
CN1444780A (zh) | 2003-09-24 |
WO2002039532A1 (en) | 2002-05-16 |
CN1237642C (zh) | 2006-01-18 |
US6461756B1 (en) | 2002-10-08 |
EP1316123B1 (en) | 2009-11-04 |
EP1316123A4 (en) | 2007-01-24 |
DE60140371D1 (de) | 2009-12-17 |
JP3736765B2 (ja) | 2006-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3736765B2 (ja) | 燃料電池スタックのマニホールド保持システム | |
US6797425B2 (en) | Fuel cell stack compressive loading system | |
US9985310B2 (en) | Multi-function solid oxide fuel cell bundle and method of making the same | |
US6492053B1 (en) | Planar fuel cell assembly | |
US6887611B2 (en) | Flexible fuel cell gas manifold system | |
JP5188755B2 (ja) | 圧縮アセンブリ、固体酸化物燃料電池スタック、固体酸化物燃料電池の圧縮方法及びそれの使用 | |
US20070248855A1 (en) | Fuel-Cell Stack Comprising a Tensioning Device | |
CA2962229C (en) | Solid oxide fuel cell stack | |
KR20070100688A (ko) | 고체 산화물 연료 전지 시스템 | |
JP2019527922A (ja) | 平面状固体酸化物燃料ユニットセルおよびスタック | |
US10333154B2 (en) | Solid oxide fuel cell bundle assembly with insulation end pieces and tilt pad tie down clamp | |
WO2006077762A1 (ja) | 平板積層型燃料電池および燃料電池スタック | |
JP2017517837A (ja) | Sfocユニットのための電気絶縁性の三層ガスケット | |
JP7236675B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池セル、及び電気化学セル | |
JP7144368B2 (ja) | 電気化学反応セルスタック | |
JP7095425B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池のセルユニット、および固体酸化物形燃料電池 | |
JPH10247509A (ja) | 円筒形セルタイプ固体電解質型燃料電池 | |
JP2022081266A (ja) | 電気化学反応セルスタック | |
JP2021057109A (ja) | 集電体および電気化学セルスタック | |
Cramer et al. | Flexible fuel cell gas manifold system | |
JP2017107644A (ja) | 高温動作型燃料電池 | |
JP2000087277A (ja) | 面圧付与装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050613 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091104 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101104 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |