JP2004511738A - キャリパ型ディスクブレーキ・アセンブリにおけるパッドの引込み及び保持のためのスプリング - Google Patents
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Abstract
ディスクブレーキに、ブレーキパッドの移動方向に対して横方向に配置された引込み用のスプリングが用いられる。該スプリングはブレーキパッドに対して接線方向及び半径方向の力を付与し、これによって、ブレーキパッドを引込ませるとともにガタつきを減少する。好ましい実施形態において、スプリングはS字形をなすとともに、バックプレートに形成した穴にスプリングの端部を挿入することにより、ブレーキパッドのバックプレートに取付けられる。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリパ型のディスクブレーキに係り、特に、当該ディスクブレーキ内で発生するガタつきの減少ならびにブレーキパッドの引込みを可能とするスプリングに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
キャリパ型ディスクブレーキ・アセンブリ内でのパッドのガタつきは、3つの方法により対策が施されていた。その第1の対策は、ブレーキパッドをブレーキピストンあるいはキャリパ本体に固定することである。第2の対策は、パッドと支持ブラケットの間の間隙を減少させるか、あるいはこの間隙に緩衝材を配置することである。第3の対策は、パッドに対して接線方向に負荷を与えるように特別のパッドクリップを設けることである。
【0003】
上記の従来の方法は、いずれも、より大きなディスク厚変化(DTV)を発生させる傾向があり、これは例えば、増大するスライド負荷のために構成部品のコストアップを招き、構造が複雑になり、従って、当該装置の組立ならびに保守点検を困難にするといった問題を発生させるために、望ましくない。
【0004】
従って、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ガタつきを減少させることのできるディスクブレーキ・キャリパのための新規なアセンブリを提供することを目的とする。
又、本発明の他の目的は、ガタつきを減少させるとともに引込み力を付与し得るディスクブレーキ・キャリパのためのスプリングアセンブリを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明においては、対向する2つのブレーキパッドの間にスプリングが配置され、このスプリングによってブレーキパッドに対して接線方向の力及び半径方向の力の両方の力が付与されるように構成される。ここにおいて用いられる「接線方向」とは、キャリパピストン運動の方向に対して横方向に相当する。又、「半径方向」とは、キャリパピストン運動の方向に相当する。上記構成において、スプリングの各端部は、、パッドのためのバックプレートにそれぞれ設けた穴に係合するようにするのが望ましい。スプリングはパッドに対して接線方向ならびに半径方向の力を付与するように形成され、好ましい具体例において、S字形のスプリングが2つ用いられる。
【0006】
本発明において、スプリングに付与される接線方向の力によってパッド・アセンブリのスライド負荷が増大し、半径方向の力によってパッドはブレーキ動作から外れた状態の間、ロータから離れるように引込まれる。これらの利点は、一般的なスプリングを用いる以外に複雑な構成を伴うことなく達成され、組立作業や保守点検に悪影響を及ぼすことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において、図示のディスクブレーキはロータ2及びその両側にあって対向する2つのディスクブレーキパッド4を有する。両ディスクブレーキパッド4は、それぞれのバックプレート8上に設けられている。バックプレート8は、図中に部分的に図示したキャリパ内の溝12に係合する耳部10を有する。この耳部10は他の形状でも構成し得る。耳部10は、図示しないキャリパピストンによって付与されるブレーキ力を受け、その結果として公知の態様で溝12内をスライドする。この耳部10とキャリパの溝12との係合によって、図において矢印14で示す半径方向に沿うブレーキパッド4の移動ないし運動が抑制される。
【0008】
ロータ2上でのドラグないし引きずりを阻止するためにブレーキ力が解放された場合、ブレーキパッド4とロータ2との間の間隙を形成するために、通常ブレーキパッドに対して引込み力を付与する必要がある。又、ブレーキパッド4の振動あるいは「ガタつき」を減少させるためにブレーキパッドに対して力を付与することも望まれる。ここにおいて、本発明ではこのために単一のスプリングが配置され、これによって、ブレーキパッドに対して引込み力が付与されるとともにガタつきを減少させる力が付与されるのである。すなわち、単一のスプリングが両方の力を付与するのである。
【0009】
図1に示すように、このスプリング6はS字形をなす構成のものが望ましく、このスプリング6が2つ、対向する2つのブレーキパッド4の間に配置される。そして、これらスプリング6の一端をパッドのバックプレート8に形成した穴16に係合させることにより配置状態に保持される。これらのスプリング6はブレーキパッド4に対して接線方向の力を付与し、これによってパッドの耳部10が溝12と係合する方向に押圧されるとともに、この力によりガタつきが減少する。更に、これらのスプリング6はブレーキパッド4に対して半径方向の力も付与し、この半径方向の力は溝12の長手方向に沿う方向であり、これによりブレーキパッドをブレーキ力の解放の際に引込ませる。
【0010】
スプリング6による接線方向及び半径方向の力の付与が得られるのは、スプリング6がキャリパの溝12の長手方向に関して横方向に整合した位置をとる結果である。すなわち、図示のように対向するバックプレート8に形成された対向する穴16は、矢印14で示すバックプレートの移動方向に沿っては整合しておらず、それに代えて、これらスプリング6の端部を受入れる穴16が接線方向にシフトないし変位し、図1において18で示す線上に配置されている。
【0011】
ブレーキ動作の間、ブレーキパッド4が半径方向に沿って内方に移動するにつれて、スプリング6が圧縮され、このスプリング6によりバックプレート8に付与される復帰力が線18の方向に沿って付与される。この力は半径方向に対して傾斜した横方向になっているので、このスプリングの力は半径方向及び接線方向の両方の成分を含む。各バックプレート8に対してスプリングに付与される接線方向の力は、対向するバックプレート8の穴16をつなぐ線18の接線方向の成分に相当するとともに半径方向の力はこの線18の半径方向の成分に相当する。図において矢印20,20’は接線方向の力の成分を示し、矢印22,22’は半径方向の成分を示す。従って、バックプレート8に形成された穴16は、ブレーキパッド4の引込み及びガタつきの除去を好適に成し得るに必要な半径方向及び接線方向の負荷を考慮してその位置が決められるべきである。
【0012】
ブレーキパッド4が磨耗するにつれて、休止位置にある両ブレーキパッドの間の半径方向の間隙が短くなる。すなわち、両穴16をつなぐ線18の角度がパッドの磨耗につれて変化し、この変化が、スプリング6によって付与される半径方向と接線方向の力の割合を変化させる。ブレーキパッドのライニング磨耗が進むにつれ、スプリング6の力の成分は、両穴16の相対位置の変化により、半径方向の力が減少し接線方向の力が増大する。このスプリング6として、通常のバネ材料を用いた場合、その直径は2mmで、かつS字形のものが効果的であることを見出した。
【0013】
図示のようにS字形のスプリングは、その湾曲形状によって上記の変化を緩和ないし調整することができる利点がある。しかし、このS字形のスプリングに代えて、V字形あるいはコイル状のスプリングも本発明において採用し得る。又、穴16は、バックプレート8へのスプリング6の取付けを容易にするために、図示のように斜めの溝状に形成されているが、他の形状も可能である。例えば、該穴をキャリパの移動方向に延出させることも可能であり、あるいは、クリップやファスナー等の全く異なった取付機構を採用してもよい。
【0014】
図示のように、2つのスプリング6は同じ向きで用いられるのが望ましい。これによって、それぞれのスプリング6の接線方向及び半径方向の力が重なって加えられ、より強い力を付与することができる。しかし、このような対称構成以外の構成も可能である。
【0015】
なお、上記の実施形態において、部材6をスプリングと称して説明したが、ここにおけるスプリングの概念には、加えられる力に対して弾性的に抵抗し、その原形位置に復帰し得る機能を有する種々の弾性部材をも包含するものである。又、スプリングが圧縮状態で動作する構成のものを、引張り状態で動作するものに代えることも可能である。
【0016】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の変形構成をも含み得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のキャリパ型ディスクブレーキの実施形態を示す概要図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリパ型のディスクブレーキに係り、特に、当該ディスクブレーキ内で発生するガタつきの減少ならびにブレーキパッドの引込みを可能とするスプリングに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
キャリパ型ディスクブレーキ・アセンブリ内でのパッドのガタつきは、3つの方法により対策が施されていた。その第1の対策は、ブレーキパッドをブレーキピストンあるいはキャリパ本体に固定することである。第2の対策は、パッドと支持ブラケットの間の間隙を減少させるか、あるいはこの間隙に緩衝材を配置することである。第3の対策は、パッドに対して接線方向に負荷を与えるように特別のパッドクリップを設けることである。
【0003】
上記の従来の方法は、いずれも、より大きなディスク厚変化(DTV)を発生させる傾向があり、これは例えば、増大するスライド負荷のために構成部品のコストアップを招き、構造が複雑になり、従って、当該装置の組立ならびに保守点検を困難にするといった問題を発生させるために、望ましくない。
【0004】
従って、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ガタつきを減少させることのできるディスクブレーキ・キャリパのための新規なアセンブリを提供することを目的とする。
又、本発明の他の目的は、ガタつきを減少させるとともに引込み力を付与し得るディスクブレーキ・キャリパのためのスプリングアセンブリを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明においては、対向する2つのブレーキパッドの間にスプリングが配置され、このスプリングによってブレーキパッドに対して接線方向の力及び半径方向の力の両方の力が付与されるように構成される。ここにおいて用いられる「接線方向」とは、キャリパピストン運動の方向に対して横方向に相当する。又、「半径方向」とは、キャリパピストン運動の方向に相当する。上記構成において、スプリングの各端部は、、パッドのためのバックプレートにそれぞれ設けた穴に係合するようにするのが望ましい。スプリングはパッドに対して接線方向ならびに半径方向の力を付与するように形成され、好ましい具体例において、S字形のスプリングが2つ用いられる。
【0006】
本発明において、スプリングに付与される接線方向の力によってパッド・アセンブリのスライド負荷が増大し、半径方向の力によってパッドはブレーキ動作から外れた状態の間、ロータから離れるように引込まれる。これらの利点は、一般的なスプリングを用いる以外に複雑な構成を伴うことなく達成され、組立作業や保守点検に悪影響を及ぼすことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において、図示のディスクブレーキはロータ2及びその両側にあって対向する2つのディスクブレーキパッド4を有する。両ディスクブレーキパッド4は、それぞれのバックプレート8上に設けられている。バックプレート8は、図中に部分的に図示したキャリパ内の溝12に係合する耳部10を有する。この耳部10は他の形状でも構成し得る。耳部10は、図示しないキャリパピストンによって付与されるブレーキ力を受け、その結果として公知の態様で溝12内をスライドする。この耳部10とキャリパの溝12との係合によって、図において矢印14で示す半径方向に沿うブレーキパッド4の移動ないし運動が抑制される。
【0008】
ロータ2上でのドラグないし引きずりを阻止するためにブレーキ力が解放された場合、ブレーキパッド4とロータ2との間の間隙を形成するために、通常ブレーキパッドに対して引込み力を付与する必要がある。又、ブレーキパッド4の振動あるいは「ガタつき」を減少させるためにブレーキパッドに対して力を付与することも望まれる。ここにおいて、本発明ではこのために単一のスプリングが配置され、これによって、ブレーキパッドに対して引込み力が付与されるとともにガタつきを減少させる力が付与されるのである。すなわち、単一のスプリングが両方の力を付与するのである。
【0009】
図1に示すように、このスプリング6はS字形をなす構成のものが望ましく、このスプリング6が2つ、対向する2つのブレーキパッド4の間に配置される。そして、これらスプリング6の一端をパッドのバックプレート8に形成した穴16に係合させることにより配置状態に保持される。これらのスプリング6はブレーキパッド4に対して接線方向の力を付与し、これによってパッドの耳部10が溝12と係合する方向に押圧されるとともに、この力によりガタつきが減少する。更に、これらのスプリング6はブレーキパッド4に対して半径方向の力も付与し、この半径方向の力は溝12の長手方向に沿う方向であり、これによりブレーキパッドをブレーキ力の解放の際に引込ませる。
【0010】
スプリング6による接線方向及び半径方向の力の付与が得られるのは、スプリング6がキャリパの溝12の長手方向に関して横方向に整合した位置をとる結果である。すなわち、図示のように対向するバックプレート8に形成された対向する穴16は、矢印14で示すバックプレートの移動方向に沿っては整合しておらず、それに代えて、これらスプリング6の端部を受入れる穴16が接線方向にシフトないし変位し、図1において18で示す線上に配置されている。
【0011】
ブレーキ動作の間、ブレーキパッド4が半径方向に沿って内方に移動するにつれて、スプリング6が圧縮され、このスプリング6によりバックプレート8に付与される復帰力が線18の方向に沿って付与される。この力は半径方向に対して傾斜した横方向になっているので、このスプリングの力は半径方向及び接線方向の両方の成分を含む。各バックプレート8に対してスプリングに付与される接線方向の力は、対向するバックプレート8の穴16をつなぐ線18の接線方向の成分に相当するとともに半径方向の力はこの線18の半径方向の成分に相当する。図において矢印20,20’は接線方向の力の成分を示し、矢印22,22’は半径方向の成分を示す。従って、バックプレート8に形成された穴16は、ブレーキパッド4の引込み及びガタつきの除去を好適に成し得るに必要な半径方向及び接線方向の負荷を考慮してその位置が決められるべきである。
【0012】
ブレーキパッド4が磨耗するにつれて、休止位置にある両ブレーキパッドの間の半径方向の間隙が短くなる。すなわち、両穴16をつなぐ線18の角度がパッドの磨耗につれて変化し、この変化が、スプリング6によって付与される半径方向と接線方向の力の割合を変化させる。ブレーキパッドのライニング磨耗が進むにつれ、スプリング6の力の成分は、両穴16の相対位置の変化により、半径方向の力が減少し接線方向の力が増大する。このスプリング6として、通常のバネ材料を用いた場合、その直径は2mmで、かつS字形のものが効果的であることを見出した。
【0013】
図示のようにS字形のスプリングは、その湾曲形状によって上記の変化を緩和ないし調整することができる利点がある。しかし、このS字形のスプリングに代えて、V字形あるいはコイル状のスプリングも本発明において採用し得る。又、穴16は、バックプレート8へのスプリング6の取付けを容易にするために、図示のように斜めの溝状に形成されているが、他の形状も可能である。例えば、該穴をキャリパの移動方向に延出させることも可能であり、あるいは、クリップやファスナー等の全く異なった取付機構を採用してもよい。
【0014】
図示のように、2つのスプリング6は同じ向きで用いられるのが望ましい。これによって、それぞれのスプリング6の接線方向及び半径方向の力が重なって加えられ、より強い力を付与することができる。しかし、このような対称構成以外の構成も可能である。
【0015】
なお、上記の実施形態において、部材6をスプリングと称して説明したが、ここにおけるスプリングの概念には、加えられる力に対して弾性的に抵抗し、その原形位置に復帰し得る機能を有する種々の弾性部材をも包含するものである。又、スプリングが圧縮状態で動作する構成のものを、引張り状態で動作するものに代えることも可能である。
【0016】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の変形構成をも含み得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のキャリパ型ディスクブレーキの実施形態を示す概要図である。
Claims (12)
- ディスクブレーキ・アセンブリにおけるガタつきを減少させる方法であって、ブレーキパッドにスプリングを取付け、該スプリングによって該ブレーキパッドに対して接線方向の力及び半径方向の力を付与してなる方法。
- 前記ブレーキパッドは、対向する2つのブレーキパッドよりなり、前記スプリングは、これら対向する2つのブレーキパッドの各々に取付けられてなる請求項1に記載の方法。
- 前記スプリングは、対向する2つのブレーキパッドの間に取付けられてなる請求項1に記載の方法。
- 前記スプリングは、S字形をなしてなる請求項3に記載の方法。
- ロータと、該ロータの各々の側に設けられたそれぞれのブレーキパッドと、これらブレーキパッドに接線方向の力及び半径方向の力を付与するために、これらブレーキパッドの各々に取付けられた少なくとも1つのスプリングとよりなるブレーキ・アセンブリ。
- 前記スプリングは、前記これらのブレーキパッドの間にあって、S字形をなしてなる請求項5に記載のブレーキ・アセンブリ。
- 前記ブレーキパッドの各々は、対応するそれぞれのバックプレートに設けられ、各バックプレートは、前記スプリングの一端を受入れる少なくとも1つの穴を有し、該穴の軸線は前記ブレーキパッドの移動方向に対して横方向に向けられてなる請求項6に記載のブレーキ・アセンブリ。
- 前記ブレーキパッドは、ブレーキ動作の間、第1の方向に移動するとともに、前記スプリングは該第1の方向に対して横方向の第2の方向に沿って前記ブレーキパッドに力を付与するように配置されてなる請求項5に記載のブレーキ・アセンブリ。
- 第1の方向に移動するようにキャリパによって支持された2つのブレーキパッドと、これら2つのブレーキパッドの間に配置され該ブレーキパッドを休止位置に復帰させるスプリングとを有する型式のディスクブレーキ・アセンブリにおいて、前記スプリングは前記ブレーキパッドに前記第1の方向に対して横方向に力を付与するように、これらブレーキパッドの間に配置されてなるディスクブレーキ・アセンブリ。
- 前記スプリングは、S字形をなしてなる請求項9に記載のディスクブレーキ・アセンブリ。
- 前記スプリングは、2つのスプリングよりなる請求項10に記載のディスクブレーキ・アセンブリ。
- 前記ブレーキパッドの各々は、バックプレートによって支持され、各バックプレートには該スプリングの一端を受入れる穴が設けられてなる請求項10に記載のディスクブレーキ・アセンブリ。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041008 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071016 |