JP2004510282A - 光ディスク - Google Patents
光ディスク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004510282A JP2004510282A JP2002529765A JP2002529765A JP2004510282A JP 2004510282 A JP2004510282 A JP 2004510282A JP 2002529765 A JP2002529765 A JP 2002529765A JP 2002529765 A JP2002529765 A JP 2002529765A JP 2004510282 A JP2004510282 A JP 2004510282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- layer
- moisture
- optical disc
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/24018—Laminated discs
- G11B7/24027—Layers; Shape, structure or physical properties thereof
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/2403—Layers; Shape, structure or physical properties thereof
- G11B7/24047—Substrates
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
- G11B33/1446—Reducing contamination, e.g. by dust, debris
- G11B33/1453—Reducing contamination, e.g. by dust, debris by moisture
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/252—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers
- G11B7/253—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates
- G11B7/2533—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates comprising resins
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/252—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers
- G11B7/253—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates
- G11B2007/25303—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of substrates comprising resins
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/20—Disc-shaped record carriers
- G11B2220/25—Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
- G11B2220/2537—Optical discs
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/21—Circular sheet or circular blank
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
本発明は、ある層に読み取り可能な情報が提供される合成樹脂基板からなる光ディスクに関する。防湿層は、合成樹脂基板及び第二の合成樹脂層の間に配置される。第二の合成樹脂層の厚さ及び光ディスクの合計の厚さの間の比θである、その層の位置の適切な選択は、環境の湿度が変化するとき、光ディスクの絶対値の最大の集中モーメント(CM)又はそりが、ある決まった範囲内に減少することを可能にする。この範囲は、好ましくは、小さな正の値及び小さな負の値の間にある。
Description
【0001】
本発明は、読み取り可能な情報が提供される合成樹脂基板、防湿層、及び第二の合成樹脂層を含む光ディスクに関し、前記防湿層は、合成樹脂基板及び第二の合成樹脂層の間に置かれる。
【0002】
このような光ディスクは、特に、例えば米国特許明細書5,490,131及び6,051,298から、それ自体周知である。コンパクトディスク(以後、CDと呼ぶ)及びデジタルビデオディスク(以後、DVDと呼ぶ)は、通例の光情報媒体であると考えられ得る光ディスクの例である。商業的に入手可能な光ディスクは、情報が蓄積される穴が首尾よく提供される合成樹脂基板、ディスクの基板におけるこれらの穴を覆う反射フィルム、及び反射フィルムに形成された保護フィルムを含み、その反射フィルムは、防湿層であると考えられ得る。より具体的には、CDは、実際には、ディスクのおおよそ1.2mmの厚さの基板における穴を覆うおおよそ0.05マイクロメーターの厚さの反射フィルム、おおよそ10マイクロメーターの厚さで反射フィルムに提供される保護フィルムで構成される。両面情報システムのためのDVDは、円盤形状の基板を含み、ここで情報は、ある特定の実施例においては、保護フィルムが提供される反射フィルムによって覆われる、ピットの形態で蓄積される。このようなDVDを、例えば、前記ディスクの二つを、互いの上部に配置することによって得ることができ、前記二つのディスクを、接着層によって保護フィルムの側面で互いに接着する。DVDの別の実施例においては、一つの情報及び反射層がある。
【0003】
光ディスクを製造する方法は、それ自体周知であり、圧縮、注入、光重合などのような、ある一定の工程を用いると共に、円盤形状の基板は、一般的にポリカーボネートから作られる。円盤形状の基板における穴を覆う防湿層は、例えば、真空蒸着又はスパッタリングによって得られると共に、通例、アルミニウムから作られる。保護フィルムとして役立つ第二の合成樹脂層は、結果として一般的な物理的接触及び反射フィルムの酸化から生じる場合もある損傷に対してこの薄いアルミニウムのフィルムを保護するために、アルミニウム防湿層へ層の形態で塗布される。この保護層は、一般的にスピンコート工程によって提供され、ここで、樹脂材料が回転運動を通じて塗布される。このような光ディスクは、一般的に、大気中の湿度が変動を受ける環境で用いられる。このように、周囲空気に存在する水蒸気又は湿気は、比較的乾燥した合成樹脂基板を浸透し得ると共に、周囲の外気における湿度のゆらぎの結果として、平衡の状況が達成されるまで、前記基板から拡散することができると思われる。防湿層の存在の結果として、保護フィルムの側面から合成樹脂基板中への湿気の浸透は、ほとんど起こらないと思われる。代わりに、問題の光ディスクがCDタイプの光ディスクであるとすれば、湿気は、基板の他の側面、即ち光が入射する基板の側面において、基板中に浸透するか、又は基板から吸収するのみである。第二の合成樹脂層が、光が入射する側面である、DVRタイプの光ディスクの場合には、上述の状況は、逆になると思われる。湿気の吸収又は脱離は、水の濃度における差に至り、それによって前記基板のそりを引き起こす基板の体積変化の差を引き起こす。合成樹脂基板を含む光ディスクの実施例において、このようにある角度の湾曲が提供された基板は、入射光線の光軸に関して実質的に斜めに位置決めされる。結果として、光線は、サーボ機構が動作中であるときでさえ、溝の中心に沿って移動しないことになり、信号品質の劣化に帰着する。加えて、基板のさらなるそりの場合には、サーボ機構は、不適切になるかもしれず、それによってディスクを一時的に使用できなくする。このように、半径角に課せられた要求を超えてそりを受ける光ディスクは、一時的に読み出し不可能である。
【0004】
本発明の目的は、湿気の影響下で、そりを全く又はほとんど示さない光ディスクを提供することである。
【0005】
開始の段落で述べたような本発明は、本発明と一致して、光ディスクにおける防湿層の位置が、次の一般式
【0006】
【数8】
が適用され、ここで、
【0007】
【数9】
であるようなものであることを特徴とする。
【0008】
開始の段落で使用される用語“防湿層”は、単一の層だけでなく、所謂このような層、例えば金属、ZnS−SiO2、相変化材料、及びZnS−SiO2、の積層物又は束を含むことに注意しなげればならい。開始の段落において、このような積層物又は層の束は、防湿層であると考えられ得る。加えて、ある特定の実施例において、光ディスクは、所謂スペーサーによって互いに分離される二つの読み取り可能な情報層を含むことが可能である。このような実施例が本発明の保護の範囲の下に属し、ここでこれら二つの情報層は、複合の情報層であると考えられ得ることは明らかであると思われる。
【0009】
本発明は、湿気の含有量における変化によって引き起こされる、そりに関する光ディスクの感度を精査してきたと共に、驚くべきことに、光ディスクが上述の一般式を満たすとすれば、光ディスクにおける防湿層の位置の正しい選択によって、光ディスクの湾曲の角度を最小にすることができることを発見した。
【0010】
光ディスクにおける防湿層の位置が、次の一般式
【0011】
【数10】
が満たされるように選択されることが特に好ましい。
【0012】
θの値を適切に選択することによって、光ディスクが得られ、ここで、基板及び第二の合成樹脂層を通じたそれぞれ正及び負のモーメントは、互いに十分に補償する。
【0013】
添付した図1において、絶対値の最大の集中モーメント(CM)は、パラメーターθの関数として示される。添付した図2において、集中モーメントは、θ=0.2の値に対して時間の関数として示される。図2は、正及び負の集中モーメントは、θ=0.2の周りで互いに実質的に中和すること、並びにその最小及びその最大は、絶対値においておおよそ等しいことを示す。
【0014】
開始の段落で述べたように、光ディスクが、異なる湿気の水準で測定される時間依存のそりから得られる最大のそり及び最小のそりの絶対値は、次の式
【0015】
【数11】
を満たし、ここで、
【0016】
【数12】
、及び
【0017】
【数13】
であることを特徴とすることは特に好適である。
【0018】
【数14】
に対しては特に好ましい。
【0019】
以後、本発明を例によって説明するつもりである。しかしながら、本発明は、このような具体的な例に限定されず、添付した請求項の保護によってのみ限定されることに注意しなければならない。
【0020】
[比較例1]
一つの側面に情報層が提供されたポリカーボネートの1.2mmの厚さの基板、0.05マイクロメーターの厚さのアルミニウムの反射層、及び、第二の合成樹脂層として役立つおおよそ10マイクロメーターの厚さの樹脂層を含む商業的に入手可能なコンパクトディスクを、湿気の影響について検査する。長期間の時間、ある比の相対的な湿度における空間に保管されてきた後、ここで、その期間は、光ディスクにおける空気の湿度が平衡濃度に達するようなものであるように選択されるが、ディスクは、引き続き、異なる相対的な湿度を伴う空間に移動し、ディスクのそりに至り、その後、最大のそりが時間の関数として測定される。最大の時間依存の湾曲の角度は、0.29°である。θ値は、おおよそ0.008である。
【0021】
[比較例2]
情報層が提供されたおおよそ1.1mmの厚さのポリカーボネートの基板を含むDVRタイプの光ディスクは、その情報層が、順にポリカーボネートの0.1mmの厚さの第二の合成樹脂層が提供される0.05マイクロメーターの厚さの反射層でコートされるが、比較例1に記載されるのと同じ条件下で湿気にさらされる。相対的な湿度の段階の後、DVRタイプの光ディスクは、おおよそ0.15°のそりを示す。θ値は、おおよそ0.083である。
【0022】
[例1]
DVRタイプの光ディスクを、第二の合成樹脂層の厚さを0.1mmから0.25mmまで変化させることを除いて、比較例2で使用したように製造する。このディスクは、比較例2に記載したのと同じ条件下で湿気にさらされると共に、相対的な湿度の段階の後で、測定された最大の時間依存のそりは、おおよそ0°である。θ値は、おおよそ0.185である。
【0023】
[例2]
DVRタイプの光ディスクを、ポリカーボネート基板の通例の厚さのみを1.1mmから0.4mmの基板の厚さまで変化させることを除いて、比較例2で使用したように製造する。このDVRディスクは、比較例2に記載したのと同じ条件下で可変な湿度にさらされると共に、時間依存のそりの測定の結果は、実質的なそりが起こらなかったことを示す。θ値は、おおよそ0.20である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
本発明は、読み取り可能な情報が提供される合成樹脂基板、防湿層、及び第二の合成樹脂層を含む光ディスクに関し、前記防湿層は、合成樹脂基板及び第二の合成樹脂層の間に置かれる。
【0002】
このような光ディスクは、特に、例えば米国特許明細書5,490,131及び6,051,298から、それ自体周知である。コンパクトディスク(以後、CDと呼ぶ)及びデジタルビデオディスク(以後、DVDと呼ぶ)は、通例の光情報媒体であると考えられ得る光ディスクの例である。商業的に入手可能な光ディスクは、情報が蓄積される穴が首尾よく提供される合成樹脂基板、ディスクの基板におけるこれらの穴を覆う反射フィルム、及び反射フィルムに形成された保護フィルムを含み、その反射フィルムは、防湿層であると考えられ得る。より具体的には、CDは、実際には、ディスクのおおよそ1.2mmの厚さの基板における穴を覆うおおよそ0.05マイクロメーターの厚さの反射フィルム、おおよそ10マイクロメーターの厚さで反射フィルムに提供される保護フィルムで構成される。両面情報システムのためのDVDは、円盤形状の基板を含み、ここで情報は、ある特定の実施例においては、保護フィルムが提供される反射フィルムによって覆われる、ピットの形態で蓄積される。このようなDVDを、例えば、前記ディスクの二つを、互いの上部に配置することによって得ることができ、前記二つのディスクを、接着層によって保護フィルムの側面で互いに接着する。DVDの別の実施例においては、一つの情報及び反射層がある。
【0003】
光ディスクを製造する方法は、それ自体周知であり、圧縮、注入、光重合などのような、ある一定の工程を用いると共に、円盤形状の基板は、一般的にポリカーボネートから作られる。円盤形状の基板における穴を覆う防湿層は、例えば、真空蒸着又はスパッタリングによって得られると共に、通例、アルミニウムから作られる。保護フィルムとして役立つ第二の合成樹脂層は、結果として一般的な物理的接触及び反射フィルムの酸化から生じる場合もある損傷に対してこの薄いアルミニウムのフィルムを保護するために、アルミニウム防湿層へ層の形態で塗布される。この保護層は、一般的にスピンコート工程によって提供され、ここで、樹脂材料が回転運動を通じて塗布される。このような光ディスクは、一般的に、大気中の湿度が変動を受ける環境で用いられる。このように、周囲空気に存在する水蒸気又は湿気は、比較的乾燥した合成樹脂基板を浸透し得ると共に、周囲の外気における湿度のゆらぎの結果として、平衡の状況が達成されるまで、前記基板から拡散することができると思われる。防湿層の存在の結果として、保護フィルムの側面から合成樹脂基板中への湿気の浸透は、ほとんど起こらないと思われる。代わりに、問題の光ディスクがCDタイプの光ディスクであるとすれば、湿気は、基板の他の側面、即ち光が入射する基板の側面において、基板中に浸透するか、又は基板から吸収するのみである。第二の合成樹脂層が、光が入射する側面である、DVRタイプの光ディスクの場合には、上述の状況は、逆になると思われる。湿気の吸収又は脱離は、水の濃度における差に至り、それによって前記基板のそりを引き起こす基板の体積変化の差を引き起こす。合成樹脂基板を含む光ディスクの実施例において、このようにある角度の湾曲が提供された基板は、入射光線の光軸に関して実質的に斜めに位置決めされる。結果として、光線は、サーボ機構が動作中であるときでさえ、溝の中心に沿って移動しないことになり、信号品質の劣化に帰着する。加えて、基板のさらなるそりの場合には、サーボ機構は、不適切になるかもしれず、それによってディスクを一時的に使用できなくする。このように、半径角に課せられた要求を超えてそりを受ける光ディスクは、一時的に読み出し不可能である。
【0004】
本発明の目的は、湿気の影響下で、そりを全く又はほとんど示さない光ディスクを提供することである。
【0005】
開始の段落で述べたような本発明は、本発明と一致して、光ディスクにおける防湿層の位置が、次の一般式
【0006】
【数8】
が適用され、ここで、
【0007】
【数9】
であるようなものであることを特徴とする。
【0008】
開始の段落で使用される用語“防湿層”は、単一の層だけでなく、所謂このような層、例えば金属、ZnS−SiO2、相変化材料、及びZnS−SiO2、の積層物又は束を含むことに注意しなげればならい。開始の段落において、このような積層物又は層の束は、防湿層であると考えられ得る。加えて、ある特定の実施例において、光ディスクは、所謂スペーサーによって互いに分離される二つの読み取り可能な情報層を含むことが可能である。このような実施例が本発明の保護の範囲の下に属し、ここでこれら二つの情報層は、複合の情報層であると考えられ得ることは明らかであると思われる。
【0009】
本発明は、湿気の含有量における変化によって引き起こされる、そりに関する光ディスクの感度を精査してきたと共に、驚くべきことに、光ディスクが上述の一般式を満たすとすれば、光ディスクにおける防湿層の位置の正しい選択によって、光ディスクの湾曲の角度を最小にすることができることを発見した。
【0010】
光ディスクにおける防湿層の位置が、次の一般式
【0011】
【数10】
が満たされるように選択されることが特に好ましい。
【0012】
θの値を適切に選択することによって、光ディスクが得られ、ここで、基板及び第二の合成樹脂層を通じたそれぞれ正及び負のモーメントは、互いに十分に補償する。
【0013】
添付した図1において、絶対値の最大の集中モーメント(CM)は、パラメーターθの関数として示される。添付した図2において、集中モーメントは、θ=0.2の値に対して時間の関数として示される。図2は、正及び負の集中モーメントは、θ=0.2の周りで互いに実質的に中和すること、並びにその最小及びその最大は、絶対値においておおよそ等しいことを示す。
【0014】
開始の段落で述べたように、光ディスクが、異なる湿気の水準で測定される時間依存のそりから得られる最大のそり及び最小のそりの絶対値は、次の式
【0015】
【数11】
を満たし、ここで、
【0016】
【数12】
、及び
【0017】
【数13】
であることを特徴とすることは特に好適である。
【0018】
【数14】
に対しては特に好ましい。
【0019】
以後、本発明を例によって説明するつもりである。しかしながら、本発明は、このような具体的な例に限定されず、添付した請求項の保護によってのみ限定されることに注意しなければならない。
【0020】
[比較例1]
一つの側面に情報層が提供されたポリカーボネートの1.2mmの厚さの基板、0.05マイクロメーターの厚さのアルミニウムの反射層、及び、第二の合成樹脂層として役立つおおよそ10マイクロメーターの厚さの樹脂層を含む商業的に入手可能なコンパクトディスクを、湿気の影響について検査する。長期間の時間、ある比の相対的な湿度における空間に保管されてきた後、ここで、その期間は、光ディスクにおける空気の湿度が平衡濃度に達するようなものであるように選択されるが、ディスクは、引き続き、異なる相対的な湿度を伴う空間に移動し、ディスクのそりに至り、その後、最大のそりが時間の関数として測定される。最大の時間依存の湾曲の角度は、0.29°である。θ値は、おおよそ0.008である。
【0021】
[比較例2]
情報層が提供されたおおよそ1.1mmの厚さのポリカーボネートの基板を含むDVRタイプの光ディスクは、その情報層が、順にポリカーボネートの0.1mmの厚さの第二の合成樹脂層が提供される0.05マイクロメーターの厚さの反射層でコートされるが、比較例1に記載されるのと同じ条件下で湿気にさらされる。相対的な湿度の段階の後、DVRタイプの光ディスクは、おおよそ0.15°のそりを示す。θ値は、おおよそ0.083である。
【0022】
[例1]
DVRタイプの光ディスクを、第二の合成樹脂層の厚さを0.1mmから0.25mmまで変化させることを除いて、比較例2で使用したように製造する。このディスクは、比較例2に記載したのと同じ条件下で湿気にさらされると共に、相対的な湿度の段階の後で、測定された最大の時間依存のそりは、おおよそ0°である。θ値は、おおよそ0.185である。
【0023】
[例2]
DVRタイプの光ディスクを、ポリカーボネート基板の通例の厚さのみを1.1mmから0.4mmの基板の厚さまで変化させることを除いて、比較例2で使用したように製造する。このDVRディスクは、比較例2に記載したのと同じ条件下で可変な湿度にさらされると共に、時間依存のそりの測定の結果は、実質的なそりが起こらなかったことを示す。θ値は、おおよそ0.20である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
Claims (5)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP00203310 | 2000-09-21 | ||
PCT/EP2001/010259 WO2002025647A1 (en) | 2000-09-21 | 2001-09-05 | Optical disc |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004510282A true JP2004510282A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=8172056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002529765A Pending JP2004510282A (ja) | 2000-09-21 | 2001-09-05 | 光ディスク |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6596367B2 (ja) |
EP (1) | EP1323159A1 (ja) |
JP (1) | JP2004510282A (ja) |
KR (1) | KR100830947B1 (ja) |
CN (1) | CN1227657C (ja) |
TW (1) | TWI231935B (ja) |
WO (1) | WO2002025647A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6972143B2 (en) * | 2003-10-27 | 2005-12-06 | Kyle Baldwin | Protective U.V. curable cover layer for optical media |
US6967049B1 (en) * | 2004-05-28 | 2005-11-22 | Tdk Corporation | Optical recording medium |
JP2006031811A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Tdk Corp | Rom型光記録媒体 |
JP2006277828A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tdk Corp | 光記録媒体 |
US7906194B2 (en) * | 2005-03-31 | 2011-03-15 | Cinram International Inc. | Optical disc with textured edge |
JP6056402B2 (ja) * | 2012-11-15 | 2017-01-11 | ソニー株式会社 | 光記録媒体用基板の製造方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08203126A (ja) * | 1995-01-27 | 1996-08-09 | Nec Corp | 光学的情報記録媒体ならびに光学的情報再生方法および 光学的情報記録再生消去方法 |
JPH08221802A (ja) * | 1995-02-10 | 1996-08-30 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク |
JP3241560B2 (ja) * | 1995-02-24 | 2001-12-25 | ソニー株式会社 | 光学記録媒体及びその製造方法 |
JPH10326435A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-12-08 | Sony Corp | 光学記録媒体及び光学ディスク装置 |
US6124011A (en) * | 1998-09-03 | 2000-09-26 | Wea Manufacturing, Inc. | Information-bearing discs and methods of fabrication |
KR20010075534A (ko) * | 1999-08-31 | 2001-08-09 | 니시무로 타이죠 | 광디스크와 이 광디스크로부터 데이터를 재생하는 방법 및장치 |
US6436503B1 (en) * | 1999-09-08 | 2002-08-20 | General Electric Company | Data storage medium containing polyestercarbonate |
-
2001
- 2001-08-22 TW TW090120614A patent/TWI231935B/zh not_active IP Right Cessation
- 2001-09-05 JP JP2002529765A patent/JP2004510282A/ja active Pending
- 2001-09-05 KR KR1020027006413A patent/KR100830947B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2001-09-05 WO PCT/EP2001/010259 patent/WO2002025647A1/en active Application Filing
- 2001-09-05 EP EP01972010A patent/EP1323159A1/en not_active Ceased
- 2001-09-05 CN CNB01802808XA patent/CN1227657C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-09-19 US US09/955,854 patent/US6596367B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1393015A (zh) | 2003-01-22 |
EP1323159A1 (en) | 2003-07-02 |
TWI231935B (en) | 2005-05-01 |
KR100830947B1 (ko) | 2008-05-20 |
KR20020062645A (ko) | 2002-07-26 |
US20020048647A1 (en) | 2002-04-25 |
WO2002025647A1 (en) | 2002-03-28 |
CN1227657C (zh) | 2005-11-16 |
US6596367B2 (en) | 2003-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02226533A (ja) | 情報記録媒体 | |
JP2004510282A (ja) | 光ディスク | |
US20080273441A1 (en) | Optical Data Storage Medium and Combi-Foil Cover for the Production Thereof | |
US20030108711A1 (en) | Optical information recording medium, method for manufacturing the same, and method for recording and/or reproducing optical information | |
JP2532274B2 (ja) | 光ディスク | |
JPS60121549A (ja) | 情報記録担体 | |
JPS58111141A (ja) | 情報記録媒体 | |
JP2003303444A (ja) | 光ディスクおよびその製造方法 | |
JPH03263625A (ja) | 情報記録用媒体 | |
JPH02289933A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPH0454570Y2 (ja) | ||
JP2562428B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2003059097A (ja) | 光記録媒体 | |
JPH04209343A (ja) | 光ディスク | |
JPH04349241A (ja) | 追記形光記録媒体 | |
JPH01137441A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JPS6110489A (ja) | 光記録媒体及びその製造方法 | |
JPS5968850A (ja) | 情報記憶媒体 | |
JPH01298544A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2004030748A (ja) | 光学記録媒体およびその製造方法 | |
JP2003091883A (ja) | 光記録媒体の検査方法 | |
JPS63224051A (ja) | 情報記録用担体形成法 | |
JPH04214386A (ja) | 光記録媒体 | |
JPS58185050A (ja) | 円盤状情報記録担体 | |
WO2003025926A1 (fr) | Procede d'inspection de support d'enregistrement optique |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090908 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100223 |