JPH04214386A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH04214386A JPH04214386A JP2409641A JP40964190A JPH04214386A JP H04214386 A JPH04214386 A JP H04214386A JP 2409641 A JP2409641 A JP 2409641A JP 40964190 A JP40964190 A JP 40964190A JP H04214386 A JPH04214386 A JP H04214386A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、特にCD
規格に準じた信号の記録再生が可能な追記型ディスクに
関する。
規格に準じた信号の記録再生が可能な追記型ディスクに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年コンパクトディスク(CD)に記録
機能を付加した追記型CDの開発がなされつつある。市
販のCDプレーヤで再生可能なことを目的としており、
従ってCDの国際規格を満たす必要がある。CD規格に
おいては70%以上という高い反射率が要求されるため
、金、アルミニウム等反射率の高い金属反射層を含む媒
体構成をとることが多い。特開平2−42652におい
ては基板上にレーザー光を吸収する色素をスピンコート
した光吸収層を設け、更にこの上に金属反射層を積層し
た媒体の例が示されている。この媒体は反射率をはじめ
各種信号レベルがCD規格を満たしており、市販のCD
プレーヤで再生可能である。ところで、この媒体に用い
る色素はレーザ光を吸収する色素ではあるが、レーザ光
の波長に吸収極大をもつような色素ではない。もしレー
ザ光の波長に吸収極大をもつような色素を用いると、レ
ーザ光の吸収が大きすぎて裏面の反射層からの反射光は
ほとんど利用できなくなるため、70%以上の反射率を
実現できないからである。従って実際には吸収極大がレ
ーザ光の波長からはずれた色素を用い、色素層の表裏両
面での多重反射干渉効果を利用して高反射率を得ている
。このように吸収極大波長がレーザ光の波長からはずれ
ているとはいえ、レーザ光をある程度は吸収することか
ら再生光による劣化が生ずる。CDの場合低線速でかつ
比較的高いパワー(例えば0.5mW)で再生を行うの
で再生劣化は特に生じやすい。又、色素層と反射層を積
層する構成になっており製造工程が複雑であるという欠
点を有している。
機能を付加した追記型CDの開発がなされつつある。市
販のCDプレーヤで再生可能なことを目的としており、
従ってCDの国際規格を満たす必要がある。CD規格に
おいては70%以上という高い反射率が要求されるため
、金、アルミニウム等反射率の高い金属反射層を含む媒
体構成をとることが多い。特開平2−42652におい
ては基板上にレーザー光を吸収する色素をスピンコート
した光吸収層を設け、更にこの上に金属反射層を積層し
た媒体の例が示されている。この媒体は反射率をはじめ
各種信号レベルがCD規格を満たしており、市販のCD
プレーヤで再生可能である。ところで、この媒体に用い
る色素はレーザ光を吸収する色素ではあるが、レーザ光
の波長に吸収極大をもつような色素ではない。もしレー
ザ光の波長に吸収極大をもつような色素を用いると、レ
ーザ光の吸収が大きすぎて裏面の反射層からの反射光は
ほとんど利用できなくなるため、70%以上の反射率を
実現できないからである。従って実際には吸収極大がレ
ーザ光の波長からはずれた色素を用い、色素層の表裏両
面での多重反射干渉効果を利用して高反射率を得ている
。このように吸収極大波長がレーザ光の波長からはずれ
ているとはいえ、レーザ光をある程度は吸収することか
ら再生光による劣化が生ずる。CDの場合低線速でかつ
比較的高いパワー(例えば0.5mW)で再生を行うの
で再生劣化は特に生じやすい。又、色素層と反射層を積
層する構成になっており製造工程が複雑であるという欠
点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は製造工程が単
純でかつ再生劣化のない追記型CDメディアを提供しよ
うとするものである。
純でかつ再生劣化のない追記型CDメディアを提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】製造工程が単純でかつ再
生劣化のない高反射率光記録媒体を実現するため、本発
明者らはAuを主体とする金属単層記録層を種々検討し
た。Auのみでは反射率は非常に高いがレーザ光に対し
ほとんど吸収をもたないため通常のレーザパワーでは記
録はもちろん不可能である。そこで、添加物を加えるこ
とにより高反射率を維持したままレーザ光に対する吸収
を増加させることを試みた。先ず種々金属元素との合金
を検討した結果Sn、Sb、Te等レーザ光に対する吸
収の大きな材料を適量加えることにより高反射率でかつ
レーザ光を吸収する薄膜が得られた。しかしいずれの薄
膜も通常の追記型CDの記録条件、すなわち線速1.3
m/sec、記録パワー10mW以下(波長780nm
)では記録不可能であった。そこで有機物の添加を検討
し、金とテフロンの共スパッタを試みたところ、高反射
率でレーザ光を吸収する薄膜が得られ、上記の条件で記
録が可能であることを見出した。このとき基板はポリカ
ーボネートであった。ガラス基板を用いて同じ膜を作製
し記録を試みたが記録できなかった。以上のような実験
事実に基づき本発明をなすに至った。金とテフロンのタ
ーゲット面積比をいろいろに変えて記録層組成の異なる
種々の記録層を作製評価した結果有効な記録層の組成が
特定できた。すなわち、本発明の構成は、プラスチック
基板上に直接または下引層を介してAu、C及びFから
なる記録層を設け、必要に応じ更にその上に直接または
他の層を介して保護層を設けてなる光記録媒体であって
、該記録層の組成が下記で表わされることを特徴とする
光記録媒体である。
生劣化のない高反射率光記録媒体を実現するため、本発
明者らはAuを主体とする金属単層記録層を種々検討し
た。Auのみでは反射率は非常に高いがレーザ光に対し
ほとんど吸収をもたないため通常のレーザパワーでは記
録はもちろん不可能である。そこで、添加物を加えるこ
とにより高反射率を維持したままレーザ光に対する吸収
を増加させることを試みた。先ず種々金属元素との合金
を検討した結果Sn、Sb、Te等レーザ光に対する吸
収の大きな材料を適量加えることにより高反射率でかつ
レーザ光を吸収する薄膜が得られた。しかしいずれの薄
膜も通常の追記型CDの記録条件、すなわち線速1.3
m/sec、記録パワー10mW以下(波長780nm
)では記録不可能であった。そこで有機物の添加を検討
し、金とテフロンの共スパッタを試みたところ、高反射
率でレーザ光を吸収する薄膜が得られ、上記の条件で記
録が可能であることを見出した。このとき基板はポリカ
ーボネートであった。ガラス基板を用いて同じ膜を作製
し記録を試みたが記録できなかった。以上のような実験
事実に基づき本発明をなすに至った。金とテフロンのタ
ーゲット面積比をいろいろに変えて記録層組成の異なる
種々の記録層を作製評価した結果有効な記録層の組成が
特定できた。すなわち、本発明の構成は、プラスチック
基板上に直接または下引層を介してAu、C及びFから
なる記録層を設け、必要に応じ更にその上に直接または
他の層を介して保護層を設けてなる光記録媒体であって
、該記録層の組成が下記で表わされることを特徴とする
光記録媒体である。
【0005】
上記本発明の光記録媒体の構成の具体例を図面を参
照して具体的に説明すると図1に例示するように、プラ
スチック基板1の上に記録層2、反射層3よび保護層4
を有するものである。
照して具体的に説明すると図1に例示するように、プラ
スチック基板1の上に記録層2、反射層3よび保護層4
を有するものである。
【0006】基板1の材料はレーザ光に対して透明なプ
ラスチックであればよいが。PMMA、ポリカーボネー
ト等の熱可塑性樹脂が好ましい。記録層2の成分である
Auの含有量(xの数値)が70より小さいと70%以
上の反射率が得られなくなり、これが95より大きいと
記録感度が大幅に低下する。Cの含有量(yの数値)が
2より小さいと記録感度が大幅に低下し、これが15よ
り大きいと70%以上の反射率が得られなくなる。Fの
含有量(zの数値)が2より小さいと記録感度が大幅に
低下し、これが15より大きいと70%以上の反射率が
得られなくなる。記録層の厚さは200〜2000Åで
あり、好ましくは500〜1500Åである。記録層の
形成方法は金とテフロンの共スパッタが好ましい。記録
層2の上に設けられた反射層3の材料としてはPt、A
u、Ag、Al、あるいはこれらにCr、Ti、Ni等
を添加したものが挙げられる。この反射層の厚さは30
0〜3000Å好ましくは500〜1500Åであり、
その形成方法は蒸着、スパッタ等が挙げられる。
ラスチックであればよいが。PMMA、ポリカーボネー
ト等の熱可塑性樹脂が好ましい。記録層2の成分である
Auの含有量(xの数値)が70より小さいと70%以
上の反射率が得られなくなり、これが95より大きいと
記録感度が大幅に低下する。Cの含有量(yの数値)が
2より小さいと記録感度が大幅に低下し、これが15よ
り大きいと70%以上の反射率が得られなくなる。Fの
含有量(zの数値)が2より小さいと記録感度が大幅に
低下し、これが15より大きいと70%以上の反射率が
得られなくなる。記録層の厚さは200〜2000Åで
あり、好ましくは500〜1500Åである。記録層の
形成方法は金とテフロンの共スパッタが好ましい。記録
層2の上に設けられた反射層3の材料としてはPt、A
u、Ag、Al、あるいはこれらにCr、Ti、Ni等
を添加したものが挙げられる。この反射層の厚さは30
0〜3000Å好ましくは500〜1500Åであり、
その形成方法は蒸着、スパッタ等が挙げられる。
【0007】反射層3の上には更に保護層4を設けるこ
とができ、その材料としては、ポリアミド樹脂、ビニル
系樹脂、シリコーン、液状ゴム等の各種高分子材料、S
iO、SiO2、TiO2、TiN、Si3N4等の無
機化合物、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等を単独または
積層して用いることができる。この保護層3の厚さは1
〜20μmが適当であり、その形成方法はスピンコート
、ロールコート、蒸着等材料に適して選べばよい。以下
、実施例及び比較例によって、本発明を具体的に説明す
る。
とができ、その材料としては、ポリアミド樹脂、ビニル
系樹脂、シリコーン、液状ゴム等の各種高分子材料、S
iO、SiO2、TiO2、TiN、Si3N4等の無
機化合物、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等を単独または
積層して用いることができる。この保護層3の厚さは1
〜20μmが適当であり、その形成方法はスピンコート
、ロールコート、蒸着等材料に適して選べばよい。以下
、実施例及び比較例によって、本発明を具体的に説明す
る。
【0008】
【実施例】表面に溝巾0.8μm、深さ700Å、トラ
ックピッチ1.6μmのプレグルーブを有するポリカー
ボネート射出成形デイスク基板を用意し、その上に金と
テフロンのターゲットを共スパッタすることによりAu
90C4F6なる組成の記録層2を約700Åの厚さに
設けた。その上に反射層3としてEVA(エチレンビニ
ルアセテート)をロールコート法で50μmの厚さに設
け、更にその上に保護層4として厚さ約10μmの紫外
線硬化樹脂コート層を設けて記録媒体とした。
ックピッチ1.6μmのプレグルーブを有するポリカー
ボネート射出成形デイスク基板を用意し、その上に金と
テフロンのターゲットを共スパッタすることによりAu
90C4F6なる組成の記録層2を約700Åの厚さに
設けた。その上に反射層3としてEVA(エチレンビニ
ルアセテート)をロールコート法で50μmの厚さに設
け、更にその上に保護層4として厚さ約10μmの紫外
線硬化樹脂コート層を設けて記録媒体とした。
【0009】
【比較例】実施例1と同様の基板上に下式で表わされる
色素のトリフロロエタノール溶液をスピンコートし、厚
さ約1300Åの光吸収層を設けた。更にその上に真空
蒸着法によりAu反射層を約600Å設けた、更にその
上に紫外線硬化型樹脂コートを約10μm設けて記録媒
体とした。
色素のトリフロロエタノール溶液をスピンコートし、厚
さ約1300Åの光吸収層を設けた。更にその上に真空
蒸着法によりAu反射層を約600Å設けた、更にその
上に紫外線硬化型樹脂コートを約10μm設けて記録媒
体とした。
【化1】
【0010】これらの媒体に線速1.3m/sec、記
録パワー6mW(波長780nm)でEFM信号を記録
し、再生パワー0.5mWで再生波形を観測した結果ど
ちらもCD規格を満足する信号レベルが得られ、反射率
もともに70%以上有していた。次に同一トラックを何
度も再生する再生劣化テストを行ったところ比較例は徐
々に光吸収層の退色が進み、100万回再生後の信号レ
ベルはCD規格ぎりぎりでほとんどマージンがなくなっ
てしまったのに対し実施例は全く変化がみられず、本発
明の効果が確かめられた。
録パワー6mW(波長780nm)でEFM信号を記録
し、再生パワー0.5mWで再生波形を観測した結果ど
ちらもCD規格を満足する信号レベルが得られ、反射率
もともに70%以上有していた。次に同一トラックを何
度も再生する再生劣化テストを行ったところ比較例は徐
々に光吸収層の退色が進み、100万回再生後の信号レ
ベルはCD規格ぎりぎりでほとんどマージンがなくなっ
てしまったのに対し実施例は全く変化がみられず、本発
明の効果が確かめられた。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光記録媒
体は製造工程が簡単で、かつ、再生劣化のない追記型C
Dである。
体は製造工程が簡単で、かつ、再生劣化のない追記型C
Dである。
【図1】本発明の光記録媒体の構成例を示す断面の模式
図である。
図である。
1 プラスチック基板
2 記録層
3 反射層
4 保護層
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチック基板上に直接または下引
層を介してAu、C及びFからなる記録層を設け、必要
に応じ更にその上に直接または他の層を介して保護層を
設けてなる光記録媒体であって、該記録層の組成が下記
で表わされることを特徴とする光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409641A JPH04214386A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2409641A JPH04214386A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04214386A true JPH04214386A (ja) | 1992-08-05 |
Family
ID=18518957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2409641A Pending JPH04214386A (ja) | 1990-12-11 | 1990-12-11 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04214386A (ja) |
-
1990
- 1990-12-11 JP JP2409641A patent/JPH04214386A/ja active Pending
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