JPH04305828A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH04305828A JPH04305828A JP3138525A JP13852591A JPH04305828A JP H04305828 A JPH04305828 A JP H04305828A JP 3138525 A JP3138525 A JP 3138525A JP 13852591 A JP13852591 A JP 13852591A JP H04305828 A JPH04305828 A JP H04305828A
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年コンパクトディスク(CD)に記録
機能を付加した追記型CDの開発がなされつつある。市
販のCDプレーヤで再生可能なことを狙っており、従っ
てCDの国際規格を満たす必要がある。CD規格におい
ては70%以上という高い反射率が要求されるため、金
、アルミニウム等反射率の高い金属反射層を含む媒体構
成をとることが多い。
機能を付加した追記型CDの開発がなされつつある。市
販のCDプレーヤで再生可能なことを狙っており、従っ
てCDの国際規格を満たす必要がある。CD規格におい
ては70%以上という高い反射率が要求されるため、金
、アルミニウム等反射率の高い金属反射層を含む媒体構
成をとることが多い。
【0003】特開平2−42652においては基板上に
レーザ光を吸収する色素をスピンコートした光吸収層を
設け、更にこの上に金属反射層を積層した媒体の例が示
されている。この媒体は反射率をはじめ各種信号レベル
がCD規格を満たしており、市販のCDプレーヤで再生
可能である。
レーザ光を吸収する色素をスピンコートした光吸収層を
設け、更にこの上に金属反射層を積層した媒体の例が示
されている。この媒体は反射率をはじめ各種信号レベル
がCD規格を満たしており、市販のCDプレーヤで再生
可能である。
【0004】ところでこの媒体に用いる色素はレーザ光
を吸収する色素ではあるが、レーザ光の波長に吸収極大
をもつような色素ではない。もしレーザ光の波長に吸収
極大をもつような色素を用いると、レーザ光の吸収が大
きすぎて裏面の反射層からの反射光はほとんど利用でき
なくなるため、70%以上の反射率を実現できないから
である。従って実際には吸収極大がレーザ光の波長から
はずれた色素を用い、色素層の表裏両面での多重反射干
渉効果を利用して高反射率を得ている。このように吸収
極大波長がレーザ光の波長からはずれているとはいえ、
レーザ光をある程度は吸収することから得られる反射率
は金属反射層の反射率より低下する。
を吸収する色素ではあるが、レーザ光の波長に吸収極大
をもつような色素ではない。もしレーザ光の波長に吸収
極大をもつような色素を用いると、レーザ光の吸収が大
きすぎて裏面の反射層からの反射光はほとんど利用でき
なくなるため、70%以上の反射率を実現できないから
である。従って実際には吸収極大がレーザ光の波長から
はずれた色素を用い、色素層の表裏両面での多重反射干
渉効果を利用して高反射率を得ている。このように吸収
極大波長がレーザ光の波長からはずれているとはいえ、
レーザ光をある程度は吸収することから得られる反射率
は金属反射層の反射率より低下する。
【0005】そこでCD規格の高反射率を得るためには
、より反射率の高い金属反射層を用いる必要があり、金
属反射層として半導体レーザ波長域(λ≒800nm)
で光吸収が少なく、高反射率が得られる金を用いた例が
実施例に示されている。一方、再生専用CDの反射層と
してはアルミニウムが最もよく使用されており、広く実
用されている。このアルミニウムは金に比べ安価であり
、低コストでCDを生産できる。
、より反射率の高い金属反射層を用いる必要があり、金
属反射層として半導体レーザ波長域(λ≒800nm)
で光吸収が少なく、高反射率が得られる金を用いた例が
実施例に示されている。一方、再生専用CDの反射層と
してはアルミニウムが最もよく使用されており、広く実
用されている。このアルミニウムは金に比べ安価であり
、低コストでCDを生産できる。
【0006】しかし、特開平2−42652に示されて
いるような光吸収層に金属反射層を積層した構成では金
属反射層としてアルミニウムを用いた場合、アルミニウ
ムは金に比べレーザ光波長域での光吸収が多く金より反
射率が低いので、CD規格の高反射率を得ることが困難
になる。
いるような光吸収層に金属反射層を積層した構成では金
属反射層としてアルミニウムを用いた場合、アルミニウ
ムは金に比べレーザ光波長域での光吸収が多く金より反
射率が低いので、CD規格の高反射率を得ることが困難
になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、反射層を積層構成とし、光吸収層の表面両面及び
反射層界面の光反射干渉効果を利用することにより、従
来の媒体に比べ低コストな反射層であり、かつCD規格
の高反射率を得ることが可能な追記型光記録媒体を提供
することを目的とする。
鑑み、反射層を積層構成とし、光吸収層の表面両面及び
反射層界面の光反射干渉効果を利用することにより、従
来の媒体に比べ低コストな反射層であり、かつCD規格
の高反射率を得ることが可能な追記型光記録媒体を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光記録媒体の構
成を図1に示す。図1中、1は基板、2は光吸収層、3
は反射層で4の第1の層と5の第2の層からなる。又、
従来の媒体は図2に示すように光反射層は単層である。 本発明の光記録媒体においては反射層が第1の層と第2
の層の積層であること以外は、従来の媒体と同じ構成で
あり、基板(1)、光吸収層(2)の材料についても従
来の媒体材料をそのまま使用できる。
成を図1に示す。図1中、1は基板、2は光吸収層、3
は反射層で4の第1の層と5の第2の層からなる。又、
従来の媒体は図2に示すように光反射層は単層である。 本発明の光記録媒体においては反射層が第1の層と第2
の層の積層であること以外は、従来の媒体と同じ構成で
あり、基板(1)、光吸収層(2)の材料についても従
来の媒体材料をそのまま使用できる。
【0009】反射層材料としては、第1の層(4)は高
反射率が得られる金属(Au、Ag、Cu)やこれらの
合金を用いることができる。また、第2の層(5)とし
ては、第1の層と同じものをそのまま使用できるが、さ
らにAl,Al合金などの第1の層の材料よりも反射率
の低い材料も使用することができる。好ましくは第1の
層としては耐候性に優れたAuがよく、第2の層として
は、安価なAlがよい。さらにAlには耐候性を向上す
る等の理由で、他の元素(O、C、N、F、Ti)など
を含有させることが望ましい。
反射率が得られる金属(Au、Ag、Cu)やこれらの
合金を用いることができる。また、第2の層(5)とし
ては、第1の層と同じものをそのまま使用できるが、さ
らにAl,Al合金などの第1の層の材料よりも反射率
の低い材料も使用することができる。好ましくは第1の
層としては耐候性に優れたAuがよく、第2の層として
は、安価なAlがよい。さらにAlには耐候性を向上す
る等の理由で、他の元素(O、C、N、F、Ti)など
を含有させることが望ましい。
【0010】反射層の膜厚は第1の層(4)は第1の層
と第2の層の界面から反射効果が得られる膜厚であり、
第2の層は、第2の層裏面からの反射効果が得られない
膜厚である。具体的には、第1の層にAuを第2の層に
Alを用いた場合は、第1の層を500Å以下、第2の
層を500Å以上の膜厚で形成することが好ましい。こ
の値より膜厚が薄くなった場合は、高反射率を得ること
が困難となる。
と第2の層の界面から反射効果が得られる膜厚であり、
第2の層は、第2の層裏面からの反射効果が得られない
膜厚である。具体的には、第1の層にAuを第2の層に
Alを用いた場合は、第1の層を500Å以下、第2の
層を500Å以上の膜厚で形成することが好ましい。こ
の値より膜厚が薄くなった場合は、高反射率を得ること
が困難となる。
【0011】反射層の形成方法としては、真空蒸着、ス
パッタ、EB蒸着などの従来より知られる真空製膜方法
が採用できる。好ましくは製膜時間の短縮及び不純物の
混入による膜欠陥を低減するために、同一の真空チャン
バー内で第1の層と第2の層を連続してスパッタ製膜す
ることがよい。
パッタ、EB蒸着などの従来より知られる真空製膜方法
が採用できる。好ましくは製膜時間の短縮及び不純物の
混入による膜欠陥を低減するために、同一の真空チャン
バー内で第1の層と第2の層を連続してスパッタ製膜す
ることがよい。
【0012】金属反射層の上には、更に保護層を設ける
ことができ、その材料としては、ポリアミド樹脂、ビニ
ル系樹脂、シリコーン、液状ゴム等の各種高分子材料。 SiO、SiO2、TiO2、TiN、Si3N4等の
無機化合物、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等を単独又は
積層して用いることができる。本発明の光記録媒体は反
射層を第1の層と第2の層の積層構成とし、第1の層と
第2の層の界面からの反射効果をも媒体反射率に利用す
ることができるので、従来の媒体に比べて低コストな反
射層材料構成で、高反射率を得ることができる。
ことができ、その材料としては、ポリアミド樹脂、ビニ
ル系樹脂、シリコーン、液状ゴム等の各種高分子材料。 SiO、SiO2、TiO2、TiN、Si3N4等の
無機化合物、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等を単独又は
積層して用いることができる。本発明の光記録媒体は反
射層を第1の層と第2の層の積層構成とし、第1の層と
第2の層の界面からの反射効果をも媒体反射率に利用す
ることができるので、従来の媒体に比べて低コストな反
射層材料構成で、高反射率を得ることができる。
【0013】以下、第1の層をAu、第2の層をAlと
した場合において動作を詳しく説明する。本発明の光記
録媒体に基板側から半導体レーザ波長(λ=780nm
)の光を入射したときに得られる反射率とAu反射層(
第1の層)膜厚の関係を図3に示す。また、従来の媒体
(図2)において反射層にAuを用いた構成での反射率
とAu反射層膜厚の関係を図4に示す。
した場合において動作を詳しく説明する。本発明の光記
録媒体に基板側から半導体レーザ波長(λ=780nm
)の光を入射したときに得られる反射率とAu反射層(
第1の層)膜厚の関係を図3に示す。また、従来の媒体
(図2)において反射層にAuを用いた構成での反射率
とAu反射層膜厚の関係を図4に示す。
【0014】なお、構成材料の光学定数および膜厚は以
下のようにして計算した。
下のようにして計算した。
【表1】
【0015】本発明の光記録媒体と従来の媒体では、得
られる最大反射率(約80%)は同じであるが、本発明
の光記録媒体では、最大反射率が得られる時のAu反射
層膜厚は約400Å以上であるのに対し(図3)、従来
の媒体では約700Å以上であり(図4)、本発明の光
記録媒体は従来の媒体に比べ薄いAu反射層で高反射率
が得られる。
られる最大反射率(約80%)は同じであるが、本発明
の光記録媒体では、最大反射率が得られる時のAu反射
層膜厚は約400Å以上であるのに対し(図3)、従来
の媒体では約700Å以上であり(図4)、本発明の光
記録媒体は従来の媒体に比べ薄いAu反射層で高反射率
が得られる。
【0016】また、本発明の光記録媒体はAu反射層の
膜厚が700Å以下の場合においても、従来の媒体に比
べAu反射層の膜厚変化に対する反射率の変化が小さい
ので、製造バラツキ(Au反射層の膜厚バラツキによる
反射率のバラツキ)を小さくすることができる。以上の
効果により、本発明の光記録媒体では、従来の媒体に比
べAu反射層の膜厚を薄く設定することが可能である。 また、Al反射層はAu反射層に比べ低コストで形成で
きるので、本発明の光記録媒体は、従来の媒体に比べ低
コスト製造できる。
膜厚が700Å以下の場合においても、従来の媒体に比
べAu反射層の膜厚変化に対する反射率の変化が小さい
ので、製造バラツキ(Au反射層の膜厚バラツキによる
反射率のバラツキ)を小さくすることができる。以上の
効果により、本発明の光記録媒体では、従来の媒体に比
べAu反射層の膜厚を薄く設定することが可能である。 また、Al反射層はAu反射層に比べ低コストで形成で
きるので、本発明の光記録媒体は、従来の媒体に比べ低
コスト製造できる。
【0017】
【実施例】表面に溝幅0.8μm、深さ700Å、トラ
ックピッチ1.6μmのプリグルーブが設けられたポリ
カーボネート射出成形ディスク基板を用意し、その上に
メタノールと1,2ジクロルエタンの混合溶媒を用いて
、下記一般式の色素をスピンコートすることにより約1
200Åの厚さの光吸収層を形成した。
ックピッチ1.6μmのプリグルーブが設けられたポリ
カーボネート射出成形ディスク基板を用意し、その上に
メタノールと1,2ジクロルエタンの混合溶媒を用いて
、下記一般式の色素をスピンコートすることにより約1
200Åの厚さの光吸収層を形成した。
【0018】
【化1】
(商品名NK3047日本感光色素)
【0019】更にその上に抵抗加熱方式の真空蒸着装置
により金を300Å、アルミニウムを800Åの膜厚で
順次積層形成することにより本発明の光記録媒体を作製
した。また、上記においてアルミニウム反射層を形成し
ないこと以外同じ条件で光記録媒体を作製し、比較用サ
ンプルとした。
により金を300Å、アルミニウムを800Åの膜厚で
順次積層形成することにより本発明の光記録媒体を作製
した。また、上記においてアルミニウム反射層を形成し
ないこと以外同じ条件で光記録媒体を作製し、比較用サ
ンプルとした。
【0020】これらの光記録媒体の記録面の反射率(波
長780nm)を分光光度計で測定した。また、線速1
.3m/s、記録レーザパワー4〜8mW、再生レーザ
パワー0.5mW(波長780nm)でEFM信号を記
録し、再生波形を観察してCD規格を満足する信号が得
られるか記録特性を調べた。結果は表1のとおりであり
、本発明の光記録媒体は、CD規格を満足する信号及び
70%上の反射率が得られたが、比較用サンプルは、記
録特性、反射率を同時に満足することはできない。
長780nm)を分光光度計で測定した。また、線速1
.3m/s、記録レーザパワー4〜8mW、再生レーザ
パワー0.5mW(波長780nm)でEFM信号を記
録し、再生波形を観察してCD規格を満足する信号が得
られるか記録特性を調べた。結果は表1のとおりであり
、本発明の光記録媒体は、CD規格を満足する信号及び
70%上の反射率が得られたが、比較用サンプルは、記
録特性、反射率を同時に満足することはできない。
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光記録媒
体は反射層を第1の層と第2の層との積層とすることに
より、低コストで高反射率を実現することができる。
体は反射層を第1の層と第2の層との積層とすることに
より、低コストで高反射率を実現することができる。
【図1】本発明の光記録媒体の構成説明図。
【図2】従来の光記録媒体の構成説明図。
【図3】本発明の光記録媒体における反射率と第1層(
Au)膜厚の関係を表わすグラフ。
Au)膜厚の関係を表わすグラフ。
【図4】従来の光記録媒体における反射率とAu反射層
膜厚の関係を表わすグラフ。
膜厚の関係を表わすグラフ。
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に直接または他の層を介して光
吸収層を設け、更にその上に直接又は他の層を介して反
射層を設けてなる光記録媒体において、前記反射層が第
1の層と第2の層の積層であり、光吸収層の表裏両面及
び第1の層と第2の層の界面の光反射干渉効果を利用し
て高反射率を得るように構成されていることを特徴とす
る光記録媒体。 - 【請求項2】 反射層において基板側に形成した第1
の層を金、第2の層をアルミニウムを主成分とする材料
で形成したことを特徴とする請求項1記載の光記録媒体
。 - 【請求項3】 反射層を第1の層が500Å以下、第
2の層が500Å以上の膜厚で形成したことを特徴とす
る請求項2記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138525A JPH04305828A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138525A JPH04305828A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04305828A true JPH04305828A (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=15224193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138525A Pending JPH04305828A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04305828A (ja) |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP3138525A patent/JPH04305828A/ja active Pending
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