JP2004509932A - 弱酸カチオン交換樹脂を使用するプロセス溶液からベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール及びアミノ酸を回収するための多段階プロセス - Google Patents
弱酸カチオン交換樹脂を使用するプロセス溶液からベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール及びアミノ酸を回収するための多段階プロセス Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、対応する出発材料からベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール及びアミノ酸を回収するための多段階プロセスを含む方法に関するものである。本発明は前記多段階プロセスにおけるクロマトグラフィーカラム中での弱酸カチオン交換樹脂の使用を含む。前記出発材料はとりわけ甜菜(ビート)モラセス、ベタイン・モラセス、シロップ、濃厚ジュース、生ジュース、コーン・スティープ及びサトウキビをベースとする溶液である。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラム中で弱酸カチオン交換樹脂を使用することにより、対応する出発物質からベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール及びアミノ酸を回収する多段階プロセスを含む方法に関するものである。より特別には本発明は、ビート(甜菜)・モラセス(糖蜜)、ベタイン・モラセス及び蒸溜ビナスのような、甜菜由来の溶液の加工から得られた溶液から生成物を回収するための多段階プロセスのための方法における、クロマトグラフィーカラム中での弱酸カチオン交換樹脂の使用に関するものである。対応する出発物質はとりわけ、ビート・モラセス、ベタイン・モラセス、サトウキビ・モラセス、シロップ、濃厚ジュース、生ジュース、コーン・スティープ(corn steep)及びサトウキビをベースとする溶液類である。
【0002】
【従来の技術】
クロマトグラフィー分離は、ビート・モラセス、ベタイン・モラセス及び蒸溜ビナスのような天然材料からベタイン、イノシトール及びスクロースを回収するために使用されている。既知のクロマトグラフィー分離において最も一般的に使用される樹脂は強酸カチオン交換樹脂、すなわち、ジビニルベンゼンを用いて3.5ないし8質量%架橋され、一価又は二価の形態で存在するスルホン化ポリスチレンであった。しかしながら、強酸カチオン交換樹脂を使用することによるイノシトールの分離は、困難であることが判った。ビート由来の溶液からエリトリトール及びマンニトールが分離された実績はない。水は一般的に好ましい溶離剤であるが、しかし、水を使用する時の問題は、ベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、アミノ酸及びアミノ酸混合物のような種々の生成物が同一の滞留時間を有し、それにより、フラクションが重複することである。
【0003】
国際特許第94/17213号公報は、クロマトグラフィー的シミュレーテッド(simulated) 移動床プロセスを使用してモラセスを分画する方法を記載している。生成物又は生成物群は、モラセスの供給、溶離及び再循環の各段階を含む多段階配列の間に捕集される。モラセスの分画は、ビート・モラセス、サトウキビ・モラセス、スチレイジ(stillage)、蒸溜ビナス、蒸溜廃液、ウッド・モラセス、コーン・スティープ・リカー(corn steep liquor) 、小麦、大麦及びコーン・モラセス(加水分解されたトウモロコシ澱粉)のような、食品及び醗酵産業の種々の野菜由来の副生成物の分画を示す。強酸カチオン交換樹脂は好ましくは、クロマトグラフィーのカラム充填剤として使用され、この例で使用される樹脂は、ポリスチレン/ジビニルベンゼン骨格を有し、そしてスルホン酸基により活性化された。この樹脂は好ましくは、ナトリウム形態又はカリウム形態として、或いはそれらの形態の混合物として、一価形態で存在した。前記方法の生成物は、残渣及びスクロース及び/又はベタインを含む。
【0004】
国際特許第98/53089号明細書は、転換された糖及び未転換の糖及び/又は非糖生成物、とりわけイソマルツロース及び/又はトレハルロース及びベタイン又は植物由来の溶液からの転化糖、を同時に得る方法を記載している。スクロース含有溶液にはトランスグルコシル化が行われ、そして次の相中で、前記のトランスグルコシル化された溶液から、イソマルツロース及び/又はトレハルロース及び未転換の糖及び/又は非糖生成物が、別のクロマトグラフィー回収を包含する方法により回収される。Na+ 形態の、DVBで架橋された強酸カチオン交換樹脂が使用された。
【0005】
ドイツ国特許第2232093号明細書は、イオン排除樹脂を使用することにより、モラセスから砂糖を分離する方法を開示している。このプロセスにおいて使用される溶離剤は水及び砂糖含有溶液である。この溶離剤は前記プロセスに戻して再循環される。低純度のフラクションもまた、前記樹脂を再生させるために使用される。強酸カチオン交換樹脂は実施例で言及されている。
【0006】
日本国特許第39−5429号公報は、砂糖含有溶液、とりわけイオン交換樹脂により得られたビートから誘導されるベタインを分離する方法を記載している。この方法において、Na+ 形態の強酸カチオン交換樹脂を使用し、如何なる再生剤も用いずに水を用いて溶離することにより、ベタインは分離される。
【0007】
ドイツ国特許第2362211号明細書は、液体クロマトグラフィーにより、モラセスから砂糖を分離する方法を記載している。Ca2+形態のカチオン交換体がこの方法で使用される。エリトリトール、イノシトール及びマンニトールは前記特許明細書で述べられていないのみならず、前記特許明細書はベタインの分画を示唆していない。実施例において、強酸カチオン交換樹脂が使用されている。
【0008】
アメリカ合衆国特許第4359430号明細書は、DVBで架橋されたポリスチレンスルホネートのカチオン交換樹脂の塩のクロマトグラフィーカラムを使用し、そして水を用いて溶離することにより、モラセスからベタインを回収する方法を開示している。分離された第一フラクションは廃水フラクションであり、そして第二フラクションは供給溶液の砂糖の実質的な割合を含有し、第三フラクションは主にベタインを含む。
【0009】
ムニル,エム.(Munir,M.)は、1975年のツッカー(Zucker)第28巻No.6の第286〜294頁に、液体分配クロマトグラフィーによるモラセスの脱糖を記載した。この文献において、ベタインは述べられているが、しかし糖アルジトール類は述べられておらず、そしてベタインは述べられているけれども、ベタインを回収すべきであることは示唆されなかった。強酸カチオン交換樹脂はCa2+形態で使用される。
【0010】
アメリカ合衆国特許第5127957号明細書から、連結された少なくとも3本のクロマトグラフィーカラムを有するクロマトグラフィー的疑似移動床システムを使用してビート・モラセスからベタインが分離される方法が知られている。スルホン酸基を含有する強酸カチオン交換樹脂が使用された。この樹脂はナトリウム形態に再生された。
【0011】
アメリカ合衆国特許第4358322号明細書は、フルクトース及びグルコースを含む供給混合物からフルクトースを分離する方法を開示している。この方法は、前記混合物を、アルミノシリケート又はゼオライトを含む吸着剤と接触させることを含む。この吸着剤は、交換可能なカチオン部位に、1種又はそれより多くの選択されたカチオンを含有する。このカチオンは、ナトリウム、バリウム及びストロンチウムからなる群から選択される。前記カチオン部位で使用されるカチオンの組みは、バリウムとカリウム及びバリウムとストロンチウムからなる群から選択される。
【0012】
アメリカ合衆国特許第4405377号明細書から、少なくとも1種の他の単糖類から単糖類を分離する方法が知られている。単糖類の水性供給溶液はエタノールで希釈され、そして結晶性アルミノシリケートを含む吸着剤と接触される。この結晶性アルミノシリケートはXゼオライト又はYゼオライトから選択される。
【0013】
アメリカ合衆国特許第4333770号明細書から、モラセスの水溶液を選択的にスクロースを吸着する吸着剤で処理することによる、種々の糖類及び特にスクロースが、グルコース、フルクトース、ラフィノース類を含む糖類混合物から分離され得ることが知られている。この吸着剤は、無機の支持粒子凝集体の成形複製を含む。この吸着剤は、少なくとも炭素原子及び水素原子を含む炭素質の焼成ポリマーからなる。アルコール溶液は溶離剤として使用される。好ましいアルコールはメタノール及びエタノールを包含する。
【0014】
アメリカ合衆国特許第4405378号明細書から、スクロースとベタインと鉱物塩とを含む水溶液からスクロースを分離する方法が知られている。供給溶液は、結合剤物質を用いて結合された活性炭粉末を含む吸着剤と接触される。この結合剤物質は基本的に、硝酸セルロース、セルロースエステル及び硝酸セルロースとセルロースエステルとの混合物からなる群から選択された水透過性有機ポリマーからなる。スクロースは、水とメタノールとの混合物を含む脱着剤物質を用いて処理することにより、前記吸着剤から除去される。前記鉱物塩からベタインを分離することは可能でなく、スクロースの分離のみが可能である。
【0015】
サヤマコウジらは、1980年の日本砂糖精製技術研究会の講演録、第29巻、第1〜27頁に、ナトリウム形態の強酸カチオン交換樹脂を使用する、モラセスからのスクロースの回収を記載している。彼らはまたベタインの分離及びCa2+形態の強酸カチオン交換樹脂を使用することによる、モラセスからのイノシトールの回収も記載している。
【0016】
マックリーディ,アール.エム.(MaCready,R.M.) 他は、1965年に、カチオン交換樹脂上のクロマトグラフィーによる、ビート・シロップからのガラクチノール及びミオイノシトールの製造を記載している。カリウム形態の強酸カチオン交換樹脂は、ミオイノシトールとガラクチノールとの分離のために使用された。水が溶離剤として使用された。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
驚くべきことに、多段階プロセスにおいて弱酸カチオン交換樹脂が使用される時、生成物は、例えばビート・モラセス、ベタイン・モラセス及び蒸溜ビナスの加工から得られた溶液から回収され得ることが見出された。クロマトグラフィーカラムにおける価値ある炭水化物の溶離の順番は、それ以前に知られていたのとは異なっている。更なる特徴は、弱酸カチオン交換樹脂による成分の溶離の順番は、生成物の成分と前記樹脂との疎水性/親水性の干渉により強く影響され、そしてこれが多段階プロセスにおいて都合良く使用され得ると思われる。クロマトグラフィーカラムにおいて、他の特徴、例えばイオン排除及び寸法排除は好ましい。多段階プロセスにおいて使用される他のプロセス段階は、例えば、結晶化、蒸発、イオン交換及び濾過である。前記樹脂が親水性の形態で存在する場合、最も疎水性の単糖類が先ず溶離され、そして最も親水性のものが最後に溶離される。これは、強酸カチオン交換樹脂を使用する場合よりも明らかに異なる分離順を生じさせると思われる。これは、他成分溶液を分画する時、とりわけ都合が良い。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述の目的及び他は、弱酸カチオン交換樹脂がクロマトグラフィー分離のために使用される少なくとも1段階を含むクロマトグラフィー分離を使用することにより、ベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール、アミノ酸及びそれらの混合物からなる群から選択される1種又はそれより多くの成分を含有する溶液から1種又はそれより多くの生成物を回収するための多段階プロセスに関する本発明により達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
下記の図面は本発明の具体的な態様を示しており、そして本請求項において定義された本発明の範囲を限定することを意味するものではない。
図1は実施例1の溶離特性及びpHの図による提示である。
図2は実施例2の溶離特性及びpHの図による提示である。
図3は実施例3の溶離特性及びpHの図による提示である。
図4は実施例4の溶離特性及びpHの図による提示である。
図5は異なるプロセスユニットを結合する幾つかの可能性の図による提示である。
【0020】
本発明に従って、少なくとも一つのクロマトグラフィー分離段階において、弱酸カチオン交換樹脂が使用される多段階プロセスが使用される。更に本発明に従って、例えばビート由来のモラセス、ベタイン・モラセス及び蒸溜ビナスの加工から得られた溶液にクロマトグラフィー分離が行われる。本発明の方法により回収するために適する生成物は、例えば、ベタイン、アミノ酸、エリトリトール、イノシトール、マンニトール、グリセロール及びスクロース並びにそれらの混合物からなる群から選択されたものである。樹脂が親水性形態で存在する時、最も疎水性の生成物が最初に溶離され、そして最も親水性の生成物が最後に溶離されると思われる。
【0021】
前記多段階プロセスにおける他の段階は、強酸カチオン交換樹脂を使用するクロマトグラフィー分離、結晶化、蒸発、イオン交換、濾過、沈澱、又は何らかの既知のプロセスユニットであってよい。
【0022】
本発明の方法において使用されるクロマトグラフィーカラム又はそのカラムの一部分は、弱酸カチオン交換樹脂、好ましくはカルボキシル官能性基を有するアクリルカチオン交換樹脂が充填される。このようなアクリル樹脂は好ましくは、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート又はアクリロニトリル又はアクリル酸或いはそれらの混合物から誘導される。この樹脂は、架橋剤、例えばジビニルベンゼン(DVB)を用いて架橋されていてよい。適する架橋度は1ないし20%、3ないし8%である。前記樹脂の平均粒径は通常10ないし2000μm、好ましくは100ないし400μmである。前記樹脂はH+ 形態、Na+ 形態、K+ 形態、Mg2+形態又はCa2+形態に再生され得る。しかしながら、他のイオン形態もまた使用可能である。
【0023】
前記カラムは好ましくは10ないし95℃、より好ましくは30ないし95℃、更に好ましくは65ないし95℃の温度で溶離される。分離温度が高い程、粘度が低下し、且つ分離特性が向上することが知られている。
【0024】
本発明に基づくクロマトグラフィー分離において使用される溶離剤は、好ましくは水である。
【0025】
分画されるプロセス溶液は、加圧フィルター及びフィルター助剤として珪藻土を使用することにより行うことができる濾過により、クロマトグラフィー分離の前に所望により前処理される。供給溶液のpHは所望により6ないし11、好ましくは9ないし11に調節される。例えば、pHが高い、すなわち7を越える時、ベタインは、例えばイノシトール及びマンニトールの前に溶離される。pHが調節された後、前記溶液は濾過され得る。クロマトグラフィー分離の前に、供給溶液の乾燥物質は望ましいレベルに調節される。
【0026】
供給装置は溶液をカラムに供給するために使用される。カラム、供給溶液及び溶離液の温度は、最も好ましくは、約65ないし95℃である。これは供給溶液を予備加熱することにより行われる。供給溶液は水、例えば脱ミネラル水又は凝縮水又は何らかの他の水溶液をカラムに供給することにより、カラムにおいて溶離される。好ましくは、予備加熱された溶離液が使用される。カラム中の流速は、望ましいレベルに調節される。流出する溶液のフラクションは適する間隔で捕集され、そして分析される。カラムからの流出流はオンライン装置により監視されてよい。分画された生成物、例えばベタイン、エリトリトール、マンニトール及びイノシトールは、結晶化により単離され得る。
【0027】
結晶化、蒸発及び濾過は、多成分溶液を分離するための分離ユニット並びに他の周知のプロセスユニットとしてもまた使用することができる。更に、少なくとも1本のカラム又はカラムの一部分が弱酸カチオン交換樹脂を含有し、他のカラムは可能であれば強酸カチオン交換樹脂を含有する、2本又はそれより多くのクロマトグラフィーカラムを順に配列することが可能である。使用されるクロマトグラフィーシステムはバッチプロセス又は疑似移動床プロセスであってよい。前記疑似移動床プロセスは連続式又は逐次式であってよい。本発明の好ましい態様において、強酸カチオン交換樹脂を含有する第一クロマトグラフィーカラムは、弱酸カチオン交換樹脂を含有する第二クロマトグラフィーカラムに接続されている。このような配列は更に、分離特性を改善し、そして生成物の収率及び純度を向上させる。ベタインの収率はまた、前記プロセスから副生成物を除去することによってもまた改善される。
【0028】
弱酸カチオン交換樹脂を含有する2本のクロマトグラフィーカラム又はそのカラムの一部分を、何らかの他のプロセスユニットにより互いに接続することも可能である。このプロセスユニットは、例えば、濾過、pH−調整又は蒸発による濃縮であってよい。前記プロセスユニットの順序は選択され且つ変更され得ることは、当業者に明らかである。可能なプロセスユニットのフロースキームの幾つかの例を図5に示す。これらの例は、如何なる意味においても、本請求項を限定するために示されているのではない。
【0029】
図5中の例1は、ビート・モラセスの分離プロセスを示す。ラフィネート、スクロース、ベタイン、アミノ酸混合物及び/又はマンニトール・フラクションは、弱酸カチオン交換樹脂を使用する第一段階で捕集される。アミノ酸フラクション及び/又はマンニトール・フラクションは結晶化され得る。スクロース−ベタイン・フラクションは、ラフィネート、スクロース及びベタインを製造するため、次の工程において強酸カチオン交換樹脂を用いて分離される。アミノ酸もまた、この段階の間に捕集されてよい。スクロース及びベタインは結晶化され得る。
【0030】
図5中の例2は、ベタイン・モラセスの分離プロセスを示す。第一段階は、ラフィネート・フラクションとベタイン・フラクションとを分離するために、強酸カチオン交換樹脂を使用する。ベタインは結晶化することができ、そしてベタイン流出液は、第二段階で弱酸カチオン交換樹脂を用いて分離される。ラフィネート、エリトリトール、マンニトール、ベタイン及びイノシトールは捕集され得る。精製されたイノシトールもまた結晶化され得る。
【0031】
図5中の例3において、蒸溜ビナスは、強酸カチオン交換樹脂を使用することにより、最初に分離される。ラフィネート・フラクション及びベタイン・フラクションは捕集される。ベタイン・フラクションは更に、ラフィネート、エリトリトール、イノシトール及びベタインを製造するために、弱酸カチオン交換樹脂を用いて分離される。
【0032】
前記多段階プロセスにおいて、本発明におけるクロマトグラフィーカラム中で分離される成分の溶離順は、都合良くは、例えば、強酸カチオン交換樹脂の使用に基づく従来法により得られる順序と異なり、そしてこの特徴は、都合良くは、多段階プロセスにおいて使用することができる。本発明に従って、ベタインは、エリトリトール、マンニトール及びイノシトールの前に溶離される。これは、本発明の多段階プロセスにおいて、高純度を伴う良好な収率で、それらが回収されることを可能にする。
【0033】
本発明の方法は、例えば、強酸カチオン交換樹脂、ゼオライト及び焼成ポリマーを使用する既知の方法によっては非常に困難であった、ベタイン、エリトリトール、イノシトール、マンニトール、グリセロール、スクロース、アミノ酸及びアミノ酸混合物のような生成物を良好な収率でプロセス溶液から分離し且つ回収することを、可能にする。本発明の方法により達成される、先行技術に対する利点の一つは、弱酸カチオン交換樹脂の使用は、溶離剤として水を使用することにより、効果的な分離を可能にすることである。溶離剤として水が使用される時、取り扱いは容易であり、そしてコストは低く且つ安全性は非常に高い。
【0034】
本発明の方法の一つの利点は、唯一の溶離剤である水は、異なるクロマトグラフィー段階に対して効果的に使用することができることである。炭水化物の分離における異なる溶離順は、クロマトグラフィー分離において使用する本発明の方法は、ベタイン及びアミノ酸のような炭水化物以外の他の成分もまた効果的に回収することを可能にする更なる利益を与える。
【0035】
【実施例及び発明の効果】
下記の実施例により、本発明を説明する。本実施例は、如何なる方法においても本請求項を限定するために示されるのではない。
【0036】
実施例1
弱酸カチオン交換樹脂を用いる、ベタイン結晶化流出液のクロマトグラフィー分離
ビート・モラセスのクロマトグラフィー分離に由来するベタイン結晶化流出液のクロマトグラフィー分離を行った。この分離は、バッチプロセスとして実験室用クロマトグラフィー分離カラム中で行った。直径0.045mのカラムに、フィンランド国のフィネックス社(Finex Oy)により製造されたアクリル弱酸カチオン交換樹脂(フィネックス(R)CA12GC)を充填した。この樹脂は、エチルアクリレートをベースとする樹脂であった。樹脂床の高さは約0.7mであった。この樹脂の架橋度は6%DVBであり、そしてこの樹脂の平均粒径は0.26mmであった。この樹脂はNa+ 形態で存在していた。この樹脂のpHは製造プロセスの後に高かった。供給装置を前記樹脂床の上部に配置した。前記のカラムと供給溶液と溶離水の温度は約80℃であった。前記カラム中の流速は4mL/分に調節された。濾過助剤として珪藻土を使用することにより、前記供給溶液をフィルターを通して濾過した。前記供給溶液のpHは8.9であった。
【0037】
前記クロマトグラフィー分離は以下のように行われた。
段階1:供給溶液の乾燥物質を、この溶液の屈折率(RI)に基づいて、溶液100g中乾燥物質25gに調節した。
段階2:予備加熱された供給溶液100mLを樹脂床の上部にポンプ移送した。
段階3:予備加熱されたイオン交換水をカラムの上部に供給することにより、供給溶液をカラムの下方に溶離した。
段階4:流出溶液の試料10mLを3分間隔で捕集した。この試料の組成を、HPLC(Ca2+形態の樹脂、0.6mL/分、0.001MCa(NO3 )2 、85℃)を用いて分析した。
【0038】
ベタインは塩類の後にカラムから溶離した。エリトリトール、マンニトール及びグリセロールは、ベタインの後に殆ど単一のピークとして溶離する殆ど同一の滞留時間を有していた。イノシトールは別のピークとして最後に溶離した。ベタイン及びアルジトール類の溶離順は、成分の疎水性/親水性の性質に合致すると思われる。この樹脂は、他の成分からベタイン及びイノシトールを上手く分離した。カラムから流出する溶液、すなわち流出液のpHは8ないし11である。結果を図1にグラフ的に示す。
【0039】
実施例2
Na+ 形態の樹脂を用いる、塩化ナトリウム、ベタイン、エリトリトール及びイノシトールのクロマトグラフィー分離
ベタイン、エリトリトール、イノシトール及び塩化ナトリウムを含有する溶液のクロマトグラフィー分離を行った。この溶液は、脱ミネラル水に純粋なベタイン、エリトリトール、イノシトール及び塩化ナトリウムを溶解することにより製造した。この分離は、バッチプロセスとして実験室用クロマトグラフィー分離カラム中で行った。直径0.045mのカラムに、フィンランド国のフィネックス社により製造されたアクリル弱酸カチオン交換樹脂(フィネックス(R)CA12GC)を充填した。この樹脂は、エチルアクリレートをベースとする樹脂であった。樹脂床の高さは約0.7mであった。この樹脂の架橋度は6%DVBであり、そしてこの樹脂の平均粒径は0.26mmであった。この樹脂はNa+ 形態で存在していた。この樹脂のpHは製造プロセスの後に高かった。供給装置を前記樹脂床の上部に配置した。前記のカラムと供給溶液と溶離水の温度は約80℃であった。前記カラム中の流速は4mL/分に調節された。
【0040】
前記クロマトグラフィー分離は以下のように行われた。
段階1:供給溶液の乾燥物質(DS)を、この溶液の屈折率(RI)に基づいて、溶液100g中乾燥物質25gに調節した。この供給溶液は、乾燥物質(DS)ベタイン30%、DSイノシトール30%、DSエリトリトール30%及びDS塩化ナトリウム10%からなっていた。
段階2:予備加熱された供給溶液100mLを樹脂床の上部にポンプ移送した。
段階3:予備加熱されたイオン交換水をカラムの上部に供給することにより、供給溶液をカラムの下方に溶離した。
段階4:流出溶液の試料10mLを3分間隔で捕集した。この試料の組成を、HPLC(Ca2+形態の樹脂、0.8mL/分、0.001MCa(NO3 )2 、85℃)を用いて分析した。
【0041】
成分は塩化ナトリウム、ベタイン、エリトリトール及びイノシトールの順にカラムから溶離した。ベタイン及びアルジトール類の溶離順は、成分の疎水性/親水性の性質に合致すると思われる。この樹脂は、他の成分からベタイン及びイノシトールを上手く分離した。カラムから流出する溶液、すなわち流出液のpHは6.5ないし11である。結果を図2にグラフ的に示す。
【0042】
実施例3
Na+ 形態の樹脂を用いる、塩化ナトリウム、ベタイン、スクロース及びマンニトールのクロマトグラフィー分離
ベタイン、スクロース、マンニトール及び塩化ナトリウム(NaCl)を含有する溶液のクロマトグラフィー分離を行った。この溶液は、脱ミネラル水に純粋なベタイン、スクロース、マンニトール及び塩化ナトリウムを溶解することにより製造した。この分離は、バッチプロセスとして実験室用クロマトグラフィー分離カラム中で行った。直径0.045mのカラムに、フィンランド国のフィネックス社により製造されたアクリル弱酸カチオン交換樹脂(フィネックス(R)CA12GC)を充填した。この樹脂は、エチルアクリレートをベースとする樹脂であった。樹脂床の高さは約0.65mであった。この樹脂の架橋度は6%DVBであり、そしてこの樹脂の平均粒径は0.26mmであった。この樹脂はNa+ 形態で存在していた。この樹脂のpHは製造プロセスの後に高かった。供給装置を前記樹脂床の上部に配置した。前記のカラムと供給溶液と溶離水の温度は約80℃であった。前記カラム中の流速は4mL/分に調節された。
【0043】
前記クロマトグラフィー分離は以下のように行われた。
段階1:供給溶液の乾燥物質を、この溶液の屈折率(RI)に基づいて、溶液100g中乾燥物質25gに調節した。この供給溶液は、乾燥物質(DS)ベタイン30%、DSスクロース30%、DSマンニトール30%及びDS塩化ナトリウム10%からなっていた。
段階2:予備加熱された供給溶液100mLを樹脂床の上部にポンプ移送した。
段階3:予備加熱されたイオン交換水をカラムの上部に供給することにより、供給溶液をカラムの下方に溶離した。
段階4:流出溶液の試料10mLを3分間隔で捕集した。この試料の組成を、HPLC(Na+ 形態の樹脂、0.8mL/分、0.003MNa2 SO4 、85℃)を用いて分析した。
【0044】
最初に塩化ナトリウム、スクロース次いでベタインが一つのピークとして一緒にカラムから溶離した。マンニトールは、スクロース及びベタインの後に別のピークとしてカラムから溶離した。樹脂は、スクロース及びベタインからマンニトールを上手く分離した。カラムから流出する溶液、すなわち流出液のpHは7ないし11である。結果を図3にグラフ的に示す。
【0045】
実施例4
弱酸カチオン交換樹脂を用いるビート・モラセスのクロマトグラフィー分離
ビート・モラセスのクロマトグラフィー分離を行った。この分離は、バッチプロセスとして実験室用クロマトグラフィー分離カラム中で行った。直径0.045mのカラムに、フィンランド国のフィネックス社により製造されたアクリル弱酸カチオン交換樹脂(フィネックス(R)CA16GC)を充填した。この樹脂は、メチルアクリレートをベースとする樹脂であった。この樹脂の架橋度は8%DVBであり、そしてこの樹脂の平均粒径は0.23mmであった。この樹脂はNa+ 形態で存在していた。
【0046】
樹脂床の高さは約0.70mであった。この樹脂のpHは製造プロセスの後に非常に高かった(pHは約9ないし10)。供給装置を前記樹脂床の上部に配置した。前記のカラムと供給溶液と溶離水の温度は約80℃であった。前記カラム中の流速は4mL/分に調節された。供給溶液は、分離前にフィルターを通して濾過された。供給溶液のpHは約8.2であった。
【0047】
前記クロマトグラフィー分離は以下のように行われた。
段階1:供給溶液の乾燥物質を、この溶液の屈折率(RI)に基づいて、溶液100g中乾燥物質25gに調節した。
段階2:予備加熱された供給溶液100mLを樹脂床の上部にポンプ移送した。
段階3:予備加熱されたイオン交換水をカラムの上部に供給することにより、供給溶液をカラムの下方に溶離した。
段階4:流出溶液の試料10mLを3分間隔で捕集した。この試料の組成を、HPLC(Na+ 形態の樹脂、0.8mL/分、0.003MNa2 SO4 、85℃)を用いて分析した。
【0048】
塩類が最初にカラムから溶離した。スクロース及びベタインは同一の滞留時間で溶離し、そして幾分かの範囲は前記塩類と重複している。α−アミノ酸はグラフの後勾配において主に溶離する。カラムから流出する溶液、すなわち流出液のpHは8ないし11である。結果を図4にグラフ的に示す。下記表1は、試料21ないし39のアミノ酸濃度を示す。
【表1】
【0049】
実施例5
弱酸カチオン交換樹脂を用いるビート・モラセスのクロマトグラフィーSMB分離
試験装置は、一連の供給ポンプ、再循環ポンプ、溶離水ポンプ並びに種々のプロセス・ストリームのための供給入口バルブ及び生成物出口バルブに接続された4本のカラムを含む。各カラムの高さは3mであり、そして各カラムは0.2mの直径を有していた。前記カラムを、Na+ 形態の弱酸ゲルタイプ・カチオン交換樹脂で充填した。平均ビーズ径は0.23mmであり、そしてDVB含有率は6.0%であった。
【0050】
供給物質はビート・モラセスであった。このモラセスを45Bxに希釈し、そして炭酸ナトリウムを用いて炭酸塩にした(乾燥物質基準で1.5%、温度60℃、反応時間3時間)。炭酸塩にした溶液を、濾過助剤としてケナイト(R)300(Kenite 300)を使用し、ザイツ(R)加圧フィルター(Seitz pressure filter) を用いて濾過した(プレコート1kg/m2 、乾燥物質基準でボディ・フィード0.5%)。供給乾燥物質濃度を56g/100mLに調節した。組成を、%が乾燥物質質量基準で与えられている下記表に示す。
【表2】
【0051】
分画は、下記に示すような6段階手順により行った。供給液を温度80℃で使用し、そして水を溶離剤として使用した。
段階1:供給溶液8.1Lを流速90L/時間で第一カラムにポンプ移送し、そしてスクロース・フラクションをカラム4から捕集した。
段階2:供給溶液19Lを流速90L/時間で第一カラムにポンプ移送し、そして残部フラクション(ラフィネート・フラクション)をカラム1から捕集した。
同時に、水19Lを流速90L/時間でカラム2にポンプ移送し、そして残部フラクションをカラム3から捕集した。同時に、水26Lを流速123L/時間でカラム4にポンプ移送し、そしてスクロース・フラクションをカラム4から捕集した。
段階3:10.8Lを流速120L/時間で循環した。
段階4:水20.2Lを流速20L/時間で第一カラムにポンプ移送し、そしてアミノ酸フラクションをカラム4から捕集した。
段階5:水18.8Lを流速120L/時間で第一カラムにポンプ移送し、そして残部フラクションをカラム2から捕集した。同時に、水18.9Lを流速12L/時間でカラム3にポンプ移送し、そして残部フラクションをカラム4から捕集した。
段階6:23.0Lを流速120L/時間で循環した。システムの平衡の後、下記フラクション:各カラムからの残部フラクション、カラム4からのスクロース含有フラクション及びカラム4からのアミノ酸含有フラクション、を前記システムから収集した。全ての残部フラクションを結合した。結果を以下の表に示す。
【表3】
【0052】
実施例6
ベタインの結晶化
ベタイン含有供給液を、400リットル沸騰結晶化装置に添加した。蒸発を開始した。最初の自発的な結晶は乾燥物質約79%、温度99℃で見られた。自発的な種結晶形成の後、沸騰結晶化を温度約100℃で3時間継続し、そして新しい供給液を前記沸騰結晶化装置に連続して添加した。沸騰結晶化により得られたマスの400リットル・バッチ(マスの乾燥物質87%)を排出した。このマスを遠心し、そしてベタインの無水生成物を乾燥した。
【0053】
実施例7
イノシトールの結晶化
イノシトール含有供給液を、400リットル沸騰結晶化装置に添加した。温度50℃で蒸発を開始した。この沸騰液を、温度50℃で、乾燥物質42%の種懸濁液5mL(イソプロパノール500mL中のミル粉砕したイノシトール150g)を用いて種結晶形成した。種結晶形成の後、沸騰結晶化を温度50℃で2時間継続し、そして新しい供給液を前記沸騰結晶化装置に連続して添加した。沸騰結晶化により得られたマスの400リットル・バッチ(マスの乾燥物質44%)を排出した。このマスを遠心し、そして結晶を乾燥した。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は実施例1の溶離特性及びpHを示す図である。
【図2】
図2は実施例2の溶離特性及びpHを示す図である。
【図3】
図3は実施例3の溶離特性及びpHを示す図である。
【図4】
図4は実施例4の溶離特性及びpHを示す図である。
【図5】
図5は異なるプロセスユニットを結合する幾つかの可能性を示す図である。
Claims (43)
- 弱酸カチオン交換樹脂がクロマトグラフィー分離のために使用される少なくとも1段階を含むクロマトグラフィー分離を使用することにより、ベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール、アミノ酸及びそれらの混合物からなる群から選択される1種又はそれより多くの成分を含有する溶液から1種又はそれより多くの生成物を回収する多段階プロセスを含む方法。
- 処理される前記溶液が甜菜(ビート)から誘導されたプロセス溶液である請求項1記載の方法。
- 前記甜菜から誘導されたプロセス溶液が蒸溜ビナス、糖蜜(モラセス)又はベタイン・モラセスである請求項2記載の方法。
- 回収される前記生成物がベタイン、エリトリトール、イノシトール、スクロース、マンニトール、グリセロール、アミノ酸及びそれらの混合物からなる群から選択される請求項1記載の方法。
- 前記生成物がベタインである請求項1記載の方法。
- 前記生成物がイノシトールである請求項1記載の方法。
- 前記生成物がマンニトールである請求項1記載の方法。
- 少なくとも1本のカラム又はカラムの一部分が弱酸カチオン交換樹脂を含有する請求項1記載の方法。
- 少なくとも1本のカラム又はカラムの一部分が強酸カチオン交換樹脂を含有する請求項1記載の方法。
- 前記弱酸カチオン交換樹脂がアクリル樹脂である請求項1記載の方法。
- 前記アクリル樹脂がメチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート及びアクリロニトリル又はアクリル酸或いはそれらの混合物からなる群から誘導される請求項10記載の方法。
- 前記樹脂がNa+ 、K+ 、H+ 、Mg2+及びCa2+からなる群から選択された形態で存在する請求項11記載の方法。
- 前記樹脂がNa+ 及び/又はK+ の形態で存在する請求項12記載の方法。
- 前記樹脂がジビニルベンゼン(DVB)を用いて架橋されている請求項10記載の方法。
- 前記樹脂の架橋度が3ないし8質量%である請求項14記載の方法。
- 前記クロマトグラフィー分離において使用される溶離剤が水である請求項1記載の方法。
- 前記プロセス溶液を、弱酸カチオン交換樹脂を含有する第一クロマトグラフィーカラムに供給し、次いで前記第一クロマトグラフィーカラムからのフラクションを、強酸カチオン交換樹脂を含有する第二クロマトグラフィーカラムに供給することを含む請求項1記載の方法。
- 前記プロセス溶液を、強酸カチオン交換樹脂を含有する第一クロマトグラフィーカラムに供給し、次いで前記第一クロマトグラフィーカラムからのフラクションを、弱酸カチオン交換樹脂を含有する第二クロマトグラフィーカラムに供給することを含む請求項1記載の方法。
- 前記第二クロマトグラフィーカラムからのフラクションを、弱酸カチオン交換樹脂を含有する第三クロマトグラフィーカラムに供給し、そして前記第三クロマトグラフィーカラムからのフラクションを、弱酸カチオン交換樹脂を含有する第四クロマトグラフィーカラムに供給することを含む請求項18記載の方法。
- 濃縮又は濾過ユニットがクロマトグラフィーカラム類の間に配置されている請求項1記載の方法。
- フラクションを次のクロマトグラフィーカラムに供給する前に、前記フラクションが蒸発により濃縮される請求項17記載の方法。
- フラクションを次のクロマトグラフィーカラムに供給する前に、前記フラクションが蒸発により濃縮される請求項18記載の方法。
- フラクションを次のクロマトグラフィーカラムに供給する前に、前記フラクションが蒸発により濃縮される請求項19記載の方法。
- フラクションを次のクロマトグラフィーカラムに供給する前に、前記フラクションが蒸発により濃縮される請求項20記載の方法。
- 前記多段階プロセスが結晶化、イオン交換、沈殿を更に含む請求項1記載の方法。
- 前記クロマトグラフィー分離において使用される溶離剤の温度が10℃ないし95℃である請求項1記載の方法。
- 前記溶離剤の温度が65℃ないし95℃である請求項26記載の方法。
- 前記弱酸カチオン交換樹脂の粒径が10ないし2000μmである請求項1記載の方法。
- 前記弱酸カチオン交換樹脂の粒径が100ないし400μmである請求項28記載の方法。
- 供給溶液のpHが6ないし11である請求項1記載の方法。
- 前記供給溶液の前記pHが9ないし11である請求項30記載の方法。
- 前記クロマトグラフィー分離がバッチプロセスである請求項1記載の方法。
- 前記クロマトグラフィー分離がシミュレーテッド(simulated) 移動床プロセスである請求項1記載の方法。
- 前記シミュレーテッド移動床プロセスが逐次プロセスである請求項33記載の方法。
- 前記シュミレーテッド移動床プロセスが連続プロセスである請求項33記載の方法。
- 弱酸カチオン交換樹脂が少なくとも1本のカラムにおいて使用される請求項34記載の方法。
- 弱酸カチオン交換樹脂が少なくとも1本のカラムにおいて使用される請求項35記載の方法。
- 強酸カチオン交換樹脂が少なくとも1本のカラムにおいて使用される請求項34記載の方法。
- 強酸カチオン交換樹脂が少なくとも1本のカラムにおいて使用される請求項35記載の方法。
- 第一クロマトグラフィーカラムからベタインを、そして第二クロマトグラフィーカラムからイノシトール、エリトリトール及びマンニトールを回収することを含む請求項1記載の方法。
- 結晶化によるベタイン、イノシトール、エリトリトール、マンニトール及びグリセロールの単離を更に含む請求項1記載の方法。
- スクロースフラクションを回収することを含む請求項1記載の方法。
- 前記スクロースフラクションからアミノ酸及び/又はベタインを回収することを含む請求項42記載の方法。
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