JP2004509763A - 熱間圧延ラインの作動方法と装置 - Google Patents
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Abstract
少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識するための少なくとも1つのセンサとを有する熱間圧延ラインを作動させる方法および装置に関し、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節の最適化を達成する方法と装置に関する。本発明によれば、ストリップ端位置の認識が圧延ストリップの赤外線放射の行状の捕捉により行われる。この結果、圧延ストリップ上に水やスケールが存在するときもストリップ端を正しく認識することができる。
Description
【0001】
本発明は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを持つ熱間圧延ラインの作動方法であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節を最適化する方法に関する。
【0002】
さらに本発明は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを有する熱間圧延ラインを作動させる装置であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節を最適化する装置に関する。
【0003】
ストリップ、例えばストリップ鋼を圧延する際の主な課題の1つは、ストリップの全長にわたり一定な幅を持つ長方形の基本形状を達成することである。熱間圧延ラインでは、エッジャスタンドとも呼ばれる垂直なロールスタンドがストリップ幅を制御する役割をする。望ましいストリップ端形成および良いストリップ幅一定性を全ストリップ全長にわたり達成し得るように、エッジャスタンドは高速の油圧式設定システムを備えている。
【0004】
エッジャスタンドが一定の設定により運転されるならば、圧延ストリップは通常ストリップ端、即ちストリップ前端およびストリップ後端において非対称な材料の流れと他の効果とに基づき中央部分よりも狭くなる。長方形の圧延ストリップ形態から出発してエッジング過程の後に、即ち圧延ストリップのエッジャスタンド通過の際に、ストリップ端に幅狭縮が生ずる。
【0005】
エッジング過程中の応力状態はストリップ前端の先細り、従ってエッジングの度合いに関係し、エッジャスタンドの設定よりはるかに狭い幅を生ずる。
【0006】
類似の方法でこの変形プロセスは、エッジングの度合いに関係して、後ろのストリップ端、即ちストリップ後端においても不利な幅偏差を生じさせ、その際水平スタンド内で後に続くフラットパスがフィッシュテイル形状として知られる圧延ストリップ輪郭を生ずる。
【0007】
ストリップ端に生ずる幅不足、即ち先細りは第一にエッジャスタンドにより導入されるストリップ端の範囲内の非対称な圧縮と剪断応力に起因する。これら応力は、材料支えがない故ストリップ縁範囲内での材料長さの変動を引き起こす。変形が進行する際、長さ形状変化の減衰と同時に、ストリップ縁に沿って隆起を形成する高さ形状変化の増大が始まる。ストリップ縁に沿うこの隆起は、所謂ドッグボーン形状とも呼ばれる。
【0008】
フィッシュテイルおよび所謂ドッグボーン形状の形成を阻止すべく、エッジャスタンドの設定位置はストリップ通過の間に調節可能であり、エッジャスタンドの設定は圧延ストリップ端の通過時に短いストローク、所謂“short strokes ”の形態で、中央部分に対し相対的に、更にドライブされる。圧延ストリップの端部、即ちストリップ前端と後端におけるこの設定補正は、予め定めた運転曲線パラメータにより定義される運転曲線に相応して行われる。
【0009】
フィッシュテイルの形成とドッグボーン形状を避けるための基本的な条件は、運転曲線の時間的に正しい重畳である。圧延ストリップの位置に関係して、圧延ストリップ端、即ちストリップ前端と後端において、設定補正がエッジャスタンドに重畳される。エッジャスタンドの設定位置の補正を実行するには、ストリップ端の正確な認識が不可欠である。従来はこの範囲内に、例えば水およびスケールのような不利な周囲条件に基づきストリップ端認識のための確実な測定信号を発生し得ないセンサを使用せざるを得なかった。
【0010】
本発明の課題は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサを持つ熱間圧延ラインの作動方法であって、圧延ストリップのストリップ端の確実な認識が可能な方法を提供することである。
【0011】
本発明の更なる課題は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを有する熱間圧延ラインを作動させる装置であって、圧延ストリップのストリップ端の確実な認識が可能な装置を提供することである。
【0012】
上記の課題は、本発明によれば請求項1の方法により解決される。更に上記の課題は、本発明によれば請求項7の装置により解決される。方法と装置の有利な実施例はその他の請求項に挙げてある。
【0013】
請求項1に示す本発明の方法は、ストリップ端位置の認識のために、圧延ストリップの赤外線放射の行状の捕捉を含む。
【0014】
請求項7の本発明の装置は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを持つ熱間圧延ラインを作動させる装置であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節の最適化を達成する装置において、センサがエッジャスタンドの前および/又は後に配置した赤外線行センサとして構成される。
【0015】
圧延ストリップのストリップ端位置の認識が悪い周囲条件、例えば圧延ストリップ上に存在する水やスケールにより困難になると言う冒頭にあげた問題は、赤外線行センサにより解決される。赤外線行センサは予め定めた測定範囲上に照射される赤外線放射を行状に捕捉する。
【0016】
赤外線行センサを使用する際の有利な実施例では、赤外線行センサの測定範囲がストリップの走行方向に対して横方向に延びる。
【0017】
赤外線行センサを使用する際の別の有利な実施例では、赤外線行センサの測定範囲がストリップの走行方向に沿って延びる。この向きでは圧延ストリップに対して横方向に位置する冷個所は、ストリップ端認識に影響しない。何故なら、ストリップの走行方向に沿う測定範囲は圧延ストリップの拡大された長さ範囲を捕捉し、またこうして有意な検査を可能にするからである。これら有意な検査は、同時に測定値認識の確実さと精度をより高度に実現する。
【0018】
請求項4の実施例では、エッジャスタンドの前でストリップ端位置を捕える。
【0019】
別の実施例では、エッジャスタンドの後でストリップ端位置を捕捉する。
【0020】
請求項6の方法では、ストリップ端位置をエッジャスタンドの前後で捕える。
【0021】
本発明および他の利点と詳細を、以下に概要を図示する実施例に基づき一層詳細に説明する。
【0022】
図1中に概要を示す熱間圧延ラインは、逆転するブルーミングトレインとも呼ばれる。図1中には簡潔に、逆転するブルーミングトレインへの機械的装置と赤外線行センサ5、6の配置の例を示す。機械的装置として、トンネル炉1、エッジランナ2と7、エッジャスタンド3、水平スタンド4、2つの赤外線行センサ5と6および逆転するブルーミングトレインに続く仕上げライン8を示す。図1に示さない圧延ストリップがトンネル炉1からエッジランナ7の方向に運ばれるなら、これは非直線の圧延パスと呼ばれる。圧延方向に応じ赤外線行センサ5、6が利用される。非直線の圧延パスでは赤外線行センサ5が、直線の圧延パスでは赤外線行センサ6がストリップ端の認識に使用される。各圧延パスは、所望の圧延ストリップ厚みが達成される迄、何回も繰り返す。次に圧延ストリップはエッジランナ7により仕上げライン8の方向に運ばれる。
【0023】
図2に示す熱間圧延ラインは、連続するブルーミングトレインとも呼ばれる。図2中には簡潔に、連続するブルーミングトレインに付属の機械的装置と、赤外線行センサ12、12′および12″の配置の例を示す。機械的装置としてトンネル炉10、エッジランナ11、赤外線放射行センサ12、12′、12″、エッジャスタンド13、13′、13″、水平スタンド14、14′、14″と連続するブルーミングトレインに続く仕上げライン15を示す。圧延ストリップはトンネル炉10から仕上げライン15の方向に運ばれる。各エッジャスタンド13、13′、13″の前に配置された赤外線放射行センサ12、12′、12″はストリップ端を捕捉する。ストリップ端の認識に応じアンシュテル補正がエッジャスタンド13、13′、13″に重畳される。圧延ストリップの通過後、即ち圧延ストリップのストリップ後端が最後の水平スタンド14″を去った後、圧延ストリップは仕上げライン15の方向に運ばれる。
【0024】
図3は赤外線行センサにより求めた信号経過を示す。横軸は、約2分50秒にわたる時間経過を示す。縦軸は、赤外線行センサで測定した圧延ストリップの熱放射の強度を示す。圧延ストリップのストリップ前端は放射の強度の認識により求められる。熱放射の強度の減少は赤外線行センサによるストリップ後端の認識を示す。図のなかには4つの圧延ストリップ通過を示している。即ち赤外線行センサは4つのストリップ前端信号と4つのストリップ後端信号を捕捉している。図中に4番目に示す圧延ストリップ通過は、赤外線行センサにより求められる信号の強い変動を示す。圧延ストリップの熱放射の捕捉される強度のこれらの変動は、例えば水蒸気等の悪い環境条件に基づき生ずる。しかしこれらの影響は一義的に圧延ストリップの熱放射から区別可能であり、またこうして圧延ストリップの一義的なストリップ後端の認識に影響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による装置の第1の実施例を有する熱間圧延ライン。
【図2】
本発明による装置の第2の実施例を有する熱間圧延ライン。
【図3】
赤外線行センサにより求められる信号経過。
【符号の説明】
10:トンネル炉、2、7、11:エッジランナ、13、13’、13”:エッジャスタンド、4、14、14’、14”:水平スタンド、5、6、12、12’、12”:赤外線行センサ、7:エッジランナ、8、15:仕上げライン
本発明は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを持つ熱間圧延ラインの作動方法であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節を最適化する方法に関する。
【0002】
さらに本発明は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを有する熱間圧延ラインを作動させる装置であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節を最適化する装置に関する。
【0003】
ストリップ、例えばストリップ鋼を圧延する際の主な課題の1つは、ストリップの全長にわたり一定な幅を持つ長方形の基本形状を達成することである。熱間圧延ラインでは、エッジャスタンドとも呼ばれる垂直なロールスタンドがストリップ幅を制御する役割をする。望ましいストリップ端形成および良いストリップ幅一定性を全ストリップ全長にわたり達成し得るように、エッジャスタンドは高速の油圧式設定システムを備えている。
【0004】
エッジャスタンドが一定の設定により運転されるならば、圧延ストリップは通常ストリップ端、即ちストリップ前端およびストリップ後端において非対称な材料の流れと他の効果とに基づき中央部分よりも狭くなる。長方形の圧延ストリップ形態から出発してエッジング過程の後に、即ち圧延ストリップのエッジャスタンド通過の際に、ストリップ端に幅狭縮が生ずる。
【0005】
エッジング過程中の応力状態はストリップ前端の先細り、従ってエッジングの度合いに関係し、エッジャスタンドの設定よりはるかに狭い幅を生ずる。
【0006】
類似の方法でこの変形プロセスは、エッジングの度合いに関係して、後ろのストリップ端、即ちストリップ後端においても不利な幅偏差を生じさせ、その際水平スタンド内で後に続くフラットパスがフィッシュテイル形状として知られる圧延ストリップ輪郭を生ずる。
【0007】
ストリップ端に生ずる幅不足、即ち先細りは第一にエッジャスタンドにより導入されるストリップ端の範囲内の非対称な圧縮と剪断応力に起因する。これら応力は、材料支えがない故ストリップ縁範囲内での材料長さの変動を引き起こす。変形が進行する際、長さ形状変化の減衰と同時に、ストリップ縁に沿って隆起を形成する高さ形状変化の増大が始まる。ストリップ縁に沿うこの隆起は、所謂ドッグボーン形状とも呼ばれる。
【0008】
フィッシュテイルおよび所謂ドッグボーン形状の形成を阻止すべく、エッジャスタンドの設定位置はストリップ通過の間に調節可能であり、エッジャスタンドの設定は圧延ストリップ端の通過時に短いストローク、所謂“short strokes ”の形態で、中央部分に対し相対的に、更にドライブされる。圧延ストリップの端部、即ちストリップ前端と後端におけるこの設定補正は、予め定めた運転曲線パラメータにより定義される運転曲線に相応して行われる。
【0009】
フィッシュテイルの形成とドッグボーン形状を避けるための基本的な条件は、運転曲線の時間的に正しい重畳である。圧延ストリップの位置に関係して、圧延ストリップ端、即ちストリップ前端と後端において、設定補正がエッジャスタンドに重畳される。エッジャスタンドの設定位置の補正を実行するには、ストリップ端の正確な認識が不可欠である。従来はこの範囲内に、例えば水およびスケールのような不利な周囲条件に基づきストリップ端認識のための確実な測定信号を発生し得ないセンサを使用せざるを得なかった。
【0010】
本発明の課題は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサを持つ熱間圧延ラインの作動方法であって、圧延ストリップのストリップ端の確実な認識が可能な方法を提供することである。
【0011】
本発明の更なる課題は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを有する熱間圧延ラインを作動させる装置であって、圧延ストリップのストリップ端の確実な認識が可能な装置を提供することである。
【0012】
上記の課題は、本発明によれば請求項1の方法により解決される。更に上記の課題は、本発明によれば請求項7の装置により解決される。方法と装置の有利な実施例はその他の請求項に挙げてある。
【0013】
請求項1に示す本発明の方法は、ストリップ端位置の認識のために、圧延ストリップの赤外線放射の行状の捕捉を含む。
【0014】
請求項7の本発明の装置は、少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサとを持つ熱間圧延ラインを作動させる装置であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節の最適化を達成する装置において、センサがエッジャスタンドの前および/又は後に配置した赤外線行センサとして構成される。
【0015】
圧延ストリップのストリップ端位置の認識が悪い周囲条件、例えば圧延ストリップ上に存在する水やスケールにより困難になると言う冒頭にあげた問題は、赤外線行センサにより解決される。赤外線行センサは予め定めた測定範囲上に照射される赤外線放射を行状に捕捉する。
【0016】
赤外線行センサを使用する際の有利な実施例では、赤外線行センサの測定範囲がストリップの走行方向に対して横方向に延びる。
【0017】
赤外線行センサを使用する際の別の有利な実施例では、赤外線行センサの測定範囲がストリップの走行方向に沿って延びる。この向きでは圧延ストリップに対して横方向に位置する冷個所は、ストリップ端認識に影響しない。何故なら、ストリップの走行方向に沿う測定範囲は圧延ストリップの拡大された長さ範囲を捕捉し、またこうして有意な検査を可能にするからである。これら有意な検査は、同時に測定値認識の確実さと精度をより高度に実現する。
【0018】
請求項4の実施例では、エッジャスタンドの前でストリップ端位置を捕える。
【0019】
別の実施例では、エッジャスタンドの後でストリップ端位置を捕捉する。
【0020】
請求項6の方法では、ストリップ端位置をエッジャスタンドの前後で捕える。
【0021】
本発明および他の利点と詳細を、以下に概要を図示する実施例に基づき一層詳細に説明する。
【0022】
図1中に概要を示す熱間圧延ラインは、逆転するブルーミングトレインとも呼ばれる。図1中には簡潔に、逆転するブルーミングトレインへの機械的装置と赤外線行センサ5、6の配置の例を示す。機械的装置として、トンネル炉1、エッジランナ2と7、エッジャスタンド3、水平スタンド4、2つの赤外線行センサ5と6および逆転するブルーミングトレインに続く仕上げライン8を示す。図1に示さない圧延ストリップがトンネル炉1からエッジランナ7の方向に運ばれるなら、これは非直線の圧延パスと呼ばれる。圧延方向に応じ赤外線行センサ5、6が利用される。非直線の圧延パスでは赤外線行センサ5が、直線の圧延パスでは赤外線行センサ6がストリップ端の認識に使用される。各圧延パスは、所望の圧延ストリップ厚みが達成される迄、何回も繰り返す。次に圧延ストリップはエッジランナ7により仕上げライン8の方向に運ばれる。
【0023】
図2に示す熱間圧延ラインは、連続するブルーミングトレインとも呼ばれる。図2中には簡潔に、連続するブルーミングトレインに付属の機械的装置と、赤外線行センサ12、12′および12″の配置の例を示す。機械的装置としてトンネル炉10、エッジランナ11、赤外線放射行センサ12、12′、12″、エッジャスタンド13、13′、13″、水平スタンド14、14′、14″と連続するブルーミングトレインに続く仕上げライン15を示す。圧延ストリップはトンネル炉10から仕上げライン15の方向に運ばれる。各エッジャスタンド13、13′、13″の前に配置された赤外線放射行センサ12、12′、12″はストリップ端を捕捉する。ストリップ端の認識に応じアンシュテル補正がエッジャスタンド13、13′、13″に重畳される。圧延ストリップの通過後、即ち圧延ストリップのストリップ後端が最後の水平スタンド14″を去った後、圧延ストリップは仕上げライン15の方向に運ばれる。
【0024】
図3は赤外線行センサにより求めた信号経過を示す。横軸は、約2分50秒にわたる時間経過を示す。縦軸は、赤外線行センサで測定した圧延ストリップの熱放射の強度を示す。圧延ストリップのストリップ前端は放射の強度の認識により求められる。熱放射の強度の減少は赤外線行センサによるストリップ後端の認識を示す。図のなかには4つの圧延ストリップ通過を示している。即ち赤外線行センサは4つのストリップ前端信号と4つのストリップ後端信号を捕捉している。図中に4番目に示す圧延ストリップ通過は、赤外線行センサにより求められる信号の強い変動を示す。圧延ストリップの熱放射の捕捉される強度のこれらの変動は、例えば水蒸気等の悪い環境条件に基づき生ずる。しかしこれらの影響は一義的に圧延ストリップの熱放射から区別可能であり、またこうして圧延ストリップの一義的なストリップ後端の認識に影響しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による装置の第1の実施例を有する熱間圧延ライン。
【図2】
本発明による装置の第2の実施例を有する熱間圧延ライン。
【図3】
赤外線行センサにより求められる信号経過。
【符号の説明】
10:トンネル炉、2、7、11:エッジランナ、13、13’、13”:エッジャスタンド、4、14、14’、14”:水平スタンド、5、6、12、12’、12”:赤外線行センサ、7:エッジランナ、8、15:仕上げライン
Claims (10)
- 少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識する少なくとも1つのセンサを有する熱間圧延ラインの作動方法であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節の最適化を達成する方法において、
ストリップ端位置の認識を、圧延ストリップの赤外線放射を行状に捕捉することにより行うことを特徴とする方法。 - 赤外線行センサの測定範囲が、ストリップの走行方向に対し横方向に延びることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 赤外線行センサの測定範囲が、ストリップの走行方向に沿って延びることを特徴とする請求項1記載の方法。
- ストリップ端位置を、エッジャスタンドの前で捕捉することを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
- ストリップ端位置を、エッジャスタンドの後で捕捉することを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
- ストリップ端位置を、エッジャスタンドの前および後で捕捉することを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
- 少なくとも1つのエッジャスタンドと、ストリップ端位置を認識するための少なくとも1つのセンサとを有する熱間圧延ラインを作動させる装置であって、計算機システムにより圧延ストリップの少なくとも1つのストリップ端のストリップ幅調節の最適化を達成し得る装置において、センサが赤外線行センサとして構成されたことを特徴とする装置。
- 赤外線行センサが、エッジャスタンドの前に配置されたことを特徴とする請求項7記載の装置。
- 赤外線行センサが、エッジャスタンドの後に配置されたことを特徴とする請求項7記載の装置。
- 赤外線行センサが、エッジャスタンドの前および後に配置されたことを特徴とする請求項7記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE10048470A DE10048470A1 (de) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Warmwalzstraße mit mindestens einem Stauchgerüst |
PCT/DE2001/003582 WO2002026408A1 (de) | 2000-09-29 | 2001-09-17 | Verfahren und vorrichtung zum betreiben einer warmwalzstrasse mit mindestens einem stauchgerüst |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004509763A true JP2004509763A (ja) | 2004-04-02 |
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---|---|---|---|
JP2002530228A Abandoned JP2004509763A (ja) | 2000-09-29 | 2001-09-17 | 熱間圧延ラインの作動方法と装置 |
Country Status (7)
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US (1) | US6786071B2 (ja) |
EP (1) | EP1320425B1 (ja) |
JP (1) | JP2004509763A (ja) |
AT (1) | ATE327057T1 (ja) |
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ES (1) | ES2263666T3 (ja) |
WO (1) | WO2002026408A1 (ja) |
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