JP2004509507A - 光通信システムにおける電力制御方法 - Google Patents

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Abstract

光通信システム(10)、及びこのシステム内(10)に含まれた光学的ファイバ導波路(60,70)における非直線的現象を減少するようにシステム(10)を動作する方法が提供される。この通信システム(10)は、複数のノード(20,40)を備え、それらノード間に通信トラフィック保持放射を誘導するための光学的ファイバ導波手段(60,70)によりそれらノードが一緒に接続されている。更に、システム(10)は、第1ノードで上記通信保持放射の放射電力を調整して、対応する出力放射を発生するための減衰器及び関連光学的増幅器(110,120)と、上記出力放射を、第2ノード(70)へ伝播するために上記光学的導波路(60)へ放出するためのカプラー(130)とを備えている。第2ノードで受け取られた出力放射の放射電力を、それが導波手段を経て搬送された後に測定し、そして対応する電力指示データを発生するための電力モニタ(210)が設けられる。その電力指示データを受け取る電力コントローラ(160)は、第2ノードで測定された放射電力を所定レベルへ調整するよう動作し、この調整は、対応エラーデータを発生しそしてそのエラーデータを減衰器(110)へ通信して該減衰器を制御し、第2ノードで測定される放射電力を、光学的な非直線性が上記光学的ファイバ導波路(60)における所定スレッシュホールド未満へ減少されるところの所定レベルに実質的に安定化させることにより行う。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、光通信システムにおける電力制御方法に係り、又、本発明は、この方法に基づいて動作する光通信システムにも係る。
【0002】
(背景技術)
光通信システムは、公知であり、光ファイバ導波路を経て相互接続された多数の空間的に分散されたノードを備え、導波路は、これらノード間に情報保持放射を搬送するように動作できる。このようなシステムは、ノード間に伝播する通信トラフィックが、対応する相互に異なる波帯域を占有する1つ以上の放射成分に変調されるような波長分割多重化(WDM)技術を使用することがほとんどである。波帯域は、しばしばチャンネルと称される。
【0003】
このようなシステムが動作するときには、使用中のチャンネルの数が、WDM追加/ドロップマルチプレクサとして動的に変化し、そしてノードにおけるWDMクロス接続が、ソフトウェア制御のもとで、アクティブなチャンネルを追加又は除去するように再構成される。又、光学的部品が例えばメンテナンス手順の間に妨げられ又はダメージを受けることからチャンネル故障が生じるために動的な変化も発生することがある。
【0004】
これらのシステムは、システム内の導波路に沿って伝播するアクティブなチャンネルに相互に同様の放射電力を維持して、そこに組み込まれたポンプ型エルビウムドープのファイバ増幅器(EDFA)が急激な入力電力変動も特定チャンネルに集中した過剰な放射も受けることがないように設計される。EDFAは、本来、非直線的なデバイスであるから、このようなEDFAに入力される相対的チャンネル放射電力が不均衡になると、チャンネル放射電力の差が強調されることになる。
【0005】
それ故、これらのシステムのノードにおける従来のやり方は、フィードバックループを含ませて、チャンネルに関連した放射電力を監視及び調整し、それらが相互に同様の電力となるよう確保することである。更に、ノードから放射を出力するときの従来のやり方は、関連導波路にできるだけ多量の放射電力を放出しそしてその放出された放射をその後に受け取るノードに減衰を与えることである。このやり方は、できるだけ高い信号対雑音比をシステムに得て、それらのトラフィック搬送容量を改善するよう試みるために採用される。更に、設計が簡単であることから、各受信ノードに減衰器を含ませて、光学検出器に送られる受信放射の電力を調整することも従来のやり方であり、このような設計上の簡単さから、減衰器、検出器及びそれに関連した電力制御フィードバックループを受信ノードという同じ場所に配置することができる。
【0006】
本発明者は、従来型光通信システムにおいて現在放出される放射電力の量は、ノードを相互接続する光ファイバ導波路に光学的な非直線的効果を生じさせるに充分なものであることが分かった。長さが100kmにも達する長距離光ファイバ導波路では、放射が発射された場所から離れた経路の領域において導波路に沿った減衰が放射の電力を減少するために、放射が発射された場所に最も近い経路の領域においてこのような非直線的効果が主として生じる。更に、このような非直線的効果は、四方混合、クロス位相変調及び同様の相互作用を放射成分間に生じさせる。光学的中継器をもたない長さが100kmにも達する長距離光ファイバ導波路を含むある通信システムでは、そこに放出される放射が100mW以上になる。更に、本発明者は、非直線的効果それ自体がシステムに対して帯域巾を制限することも分かった。更に、通信システムの光ファイバ導波路において放出された放射の電力レベルが1Wを越えると、導波路に欠陥が生じ、例えば、導波路の主要部に沿って広範囲にダメージを生じさせる定在波パターンが生じた場合に導波路に物理的なダメージを及ぼすに充分な電力であるから、導波路の信頼性が低下する。
【0007】
更に、本発明者は、将来の高性能光通信システムでは、システムの光ファイバ導波路へ放出される複合WDM放射の合計電力を制御することが重要であると分かり、これは、入力減衰器を使用して過剰な受信電力を制御する従来のやり方から逸脱するものである。このような制御は、導波路の非直線的な光学現象から生じる相互作用を減少し、そして過剰な放射電力が導波路へ放出されたときに信頼性の問題を克服するために必要である。過剰な電力は、例えば、導波路の割れや局部的な電力吸収点のような1つ以上の欠陥が導波路に生じた場合に、導波路に甚だしいダメージを生じさせる。
【0008】
(発明の開示)
本発明の第1の特徴によれば、複数のノードを備え、それらのノード間に通信トラフィック保持放射を誘導するための光学的導波手段によりそれらのノードが一緒に接続されている光通信システムにおいて電力制御を行う方法であって、第1ノードで上記通信トラフィック保持放射の電力を調整して光学的出力放射を発生し、該光学的出力放射を、導波手段を経てシステムの第2ノードへ放出し、その第2ノードで受け取られた出力放射の放射電力を測定して、対応する電力指示データを発生し、その電力指示データを制御手段へ通信し、該制御手段は、上記第2ノードで測定された光学的出力放射を所定の電力レベルへ調整するためのエラーデータを発生するように動作でき、そしてそのエラーデータを上記第1ノードの電力調整手段へ通信して、この電力調整手段を制御し、上記第2ノードに受け取られる出力放射の放射電力を、光学的な非直線性が上記導波手段における所定スレッシュホールド未満へと減少されるところの所定レベルに実質的に安定化させるという段階を備えた方法が提供される。
【0009】
本発明は、上記方法に基づいて通信システムを動作することにより導波手段における光学的非直線性の作用を減少できるという効果を発揮する。
上記所定スレッシュホールドは、システム性能、例えば、ビットエラー率が、導波手段に生じる非直線的光学現象により実質的に制限されず、システムの他のファクタ、例えば、偏光モード散乱により制限されるようなスレッシュホールドとして定義される。
【0010】
上記方法は、通信トラフィック保持放射が複数のチャンネルへと波長分割多重化される光通信システムに適用されるのが好ましい。
上記方法においては、電力指示データ及びエラーデータの少なくとも1つが、通信トラフィックを保持するチャンネルに関連した監視チャンネルにおいて通信されるのが好都合である。監視チャンネルの使用は、電力指示データ及びエラーデータの少なくとも1つを搬送するための別の通信経路を設ける必要性を克服するものである。
【0011】
上記方法の1つの形態において、上記制御手段は、第1ノードに配置されるのが好ましい。このような構成では、調整手段及び制御手段を第1ノードに集め、監視手段を第2ノードに配置し、それ故、第2ノードだけで、上記方法のための電力監視機能を与えるようにすることができる。
或いは又、制御手段を第2ノードに配置することもできるが、このような構成は、調整手段及び制御手段を集合させる場合に比して、より多くの情報をノード間に搬送することをしばしば必要とする。
【0012】
第1ノードは、通信保持放射に存在するアクティブな波長分割多重化チャンネルの数を決定し、そしてそのアクティブなチャンネルの数に応答して所定レベルを変更するための監視手段を含むのが便利である。アクティブなチャンネルの数に応答して所定レベルを変更することにより、導波手段における光学的な非直線的作用を克服することと、信号対雑音比を維持することとの間で妥協点に到達ことができる。
【0013】
所定レベルは、実質的にアクティブなチャンネルの数の線形関数として変更されて、アクティブなチャンネル当たりの放射電力が動作中に第2ノードにおいて実質的に一定に維持されるようにするのが好ましい。或いは又、所定の電力レベルは、出力放射における1つ以上のチャンネルがアクティブであるときに実質的に一定に維持されるのが好都合であり、このような実質的に一定の出力電力が第2ノードに受け取られると、第1及び第2の両ノードにおけるエルビウムドープのファイバ増幅器のような部品が名目上一定の電力で動作するよう確保する。
【0014】
制御手段は、いずれのチャンネルもアクティブでないときに調整手段を−20dBより高い減衰度にセットするように動作できるのが好都合である。いずれのチャンネルもアクティブでないときに適用されるこの減衰度は、導波手段に注入される光学的ノイズの量を減少させる。
又、上記方法において、調整手段は、それを経て伝播する各チャンネルの放射を独立して減衰するように動作でき、そして各チャンネルの放射は、第2ノードにおいて個々に監視されて、上記制御手段が、第1ノードにおいて各チャンネルの減衰を独立して調整して、アクティブなチャンネルに存在する放射電力を実質的に等化できるようにするのが好ましい。
【0015】
チャンネルのこのような独立した制御は、システムが、第2ノードに受け取られる出力放射に対してチャンネルレベリングを実行して、導波手段に生じる差の周波数に依存する減衰現象を修正できるようにする。
システムを簡単化するために、上記方法では、調整手段が光学的増幅器により形成され、その順方向利得は、増幅器に与えられる光学的ポンピング電力を変調するエラーデータにより制御できるのが好ましい。
【0016】
本発明の第2の特徴においては、複数のノードを備え、それらノード間に通信トラフィック保持放射を誘導するための光学的導波手段によりそれらのノードが一緒に接続されている光通信システムにおいて、更に、第1ノードで通信トラフィック保持放射の放射電力を調整して、対応する出力放射を発生するための電力調整手段と、第1ノードにあって、上記出力放射を、システムの第2ノードへ伝播するために導波手段へ放出するための放出手段と、第2ノードで受け取られた出力放射の放射電力を、それが導波手段を経て搬送された後に測定し、そして対応する電力指示データを発生するための放射電力測定手段と、その電力指示データを受け取りそしてそれを使用して、第2ノードで測定された放射電力を所定レベルへ調整するための制御手段であって、上記調整は、対応エラーデータを発生しそしてそのエラーデータを調整手段へ通信して該調整手段を制御し、第2ノードで測定される放射電力を、光学的な非直線性が導波手段における所定スレッシュホールド未満へ減少されるところの所定レベルに実質的に安定化させることにより行う制御手段とを備えた光通信システムが提供される。
【0017】
上記通信保持放射は、複数のチャンネルへと波長分割多重化されるのが便利である。このような波長分割多重化は、潜在的に比較的大きな通信トラフィックの通信容量をシステムに与える。更に、波長分割多重化を使用することにより、システムは、通信保持放射に、エラーデータ及び電力指示データの少なくとも1つを第1ノードと第2ノードとの間に通信するための監視チャンネルを与えることができる。このような監視チャンネルは、システム内に監視情報を搬送するための別の通信経路を含ませる必要性を回避する。
【0018】
上記制御手段は、第1ノードにおいて調整手段と共通に配置されるのが好ましい。この共通の配置により、第1ノード内でエラーデータを通信することができる。或いは又、制御手段は、第2ノードに配置することもでき、第2ノード内で電力指示データを通信するように測定手段及び制御手段が共通に配置される。
第1ノードは、通信保持放射に存在するアクティブな波長分割多重化チャンネルの数を決定しそしてそのアクティブなチャンネルの数に応答して所定レベルを変更するための監視手段を含むのが効果的である。アクティブなチャンネルの数に応答して所定レベルを変更すると、システムは、導波手段における光学的な非直線性による作用を回避する一方、信号対雑音比を改善することができる。
【0019】
制御手段は、アクティブなチャンネルの数の線形関数として所定レベルを実質的に変更するように動作し、アクティブなチャンネル当たりの放射電力が動作中に実質的に一定に保たれるようにする。アクティブなチャンネル当たり放射電力がこのように一定レベルであることは、アクティブなチャンネルの数が変化するときに各アクティブなチャンネルの信号対雑音比が維持されるように確保する。或いは又、制御手段は、出力放射における1つ以上のチャンネルがアクティブであるときに第2ノードにおいて所定の電力レベルを実質的に一定に維持するように動作するのが好都合であり、実質的に一定の所定電力レベルは、ノードにおける光学的増幅器のような装置が名目上一定のポンピング電力で動作できるように確保する。
【0020】
制御手段は、いずれのチャンネルもアクティブでないときに調整手段を−20dBより大きい減衰度にセットするように動作するのが好ましい。この減衰度は、いずれのチャンネルもアクティブでないときに導波手段に注入される光学的ノイズを減少し、それにより、システム内におけるビットエラー率の発生を減少する。
【0021】
導波手段における周波数に依存する光学的な減衰現象を補償するために、調整手段は、それを経て伝播する各チャンネルに関連した放射の放射電力を独立して調整するよう動作するのが好ましく、そして監視手段は、第2ノードにおいて各チャンネルの放射電力を独立して監視するよう動作し、制御手段が、第1ノードにおいて各チャンネルの放射電力を個々に調整して、アクティブであるチャンネルの放射電力を実質的に相互に等化できるようにする。アクティブなチャンネルは、放射電力が6dB以内に相互に等化されるのが好都合である。
【0022】
(発明を実施するための最良の形態)
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を一例として詳細に説明する。
図1には、第1及び第2ノード各々20、40を備えた光通信システム10の一部分が示されている。第1ノード20は、破線30内に含まれ、そして第2ノード40は、破線50内に含まれる。第1ノード20は、この第1ノード20から第2ノード40へ通信トラフィックを搬送するための光学的ファイバ導波路60を経て第2ノード40に接続される。同様に、第2ノード40も、この第2ノード40から第1ノード20へトラフィックを搬送するための光学的ファイバ導波路70を経て第1ノード20に接続される。これらノード20、40は、互いに通信するための同一のコンポーネントを含む。
【0023】
ノード20、40間の通信を一般的概略的に以下に述べる。
第1ノード20は、N個までの光学的入力放射信号を受け取り、そしてそれらをマルチプレクスして、第1複合放射を形成する。次いで、第1ノード20は、その第1複合放射を増幅し、それにより生じる増幅された第1複合放射をその後に減衰し、そして最終的に、第1監視信号をそれに追加して、第1出力放射を形成し、第2ノード40への導波路60へ放出する。又、第1ノード20は、第2ノード40から第2出力放射も受け取り、そこから第2監視信号を抽出し、第2出力放射を増幅し、そしてその増幅された第2放射をデマルチプレクスして、N個までの光学的出力信号を形成する。ノード20は、第2監視信号を使用して、第1複合放射の減衰を調整し、所定の第1出力放射受信電力レベルを第2ノード40に与える。このような調整は、導波路60に生じる減衰も考慮する。
【0024】
同様に、逆の状態で、第2ノード40は、N個までの光学的入力放射信号を受け取り、そしてそれらをマルチプレクスして、第2複合放射を発生する。第2ノード40は、次いで、この第2複合放射を増幅し、それにより生じる増幅された第2複合放射をその後に減衰し、そして最終的に、第2監視信号をそれに追加して、第2出力放射を形成し、第2ノード20への導波路70へ放出する。第2ノードは、第1ノード20から第1出力放射も受け取り、そこから第1監視信号を抽出し、第1出力放射を増幅し、そしてその増幅された第1出力放射をデマルチプレクスして、N個までの光学的出力信号を形成する。ノード40は、第1監視信号を使用して、第2複合放射の減衰を調整し、所定の第2放射受信電力を第1ノード20に与える。このような調整は、導波路70に沿って生じる減衰も考慮する。
【0025】
第1ノード20は、受け取った第2出力放射の電力を監視して、第1監視信号を発生する。同様に、第2ノード40も、受け取った第1出力放射の電力を監視して、第2監視信号を発生する。従って、第1ノード20は、第2ノード40から受け取った第2出力放射を監視し、そして第2ノード40へフィードバックを与えて、第2ノードがその減衰度を調整し、第2放射が第1ノード20によって監視されて所定の電力レベルに維持されるようにする。同様に、逆のやり方で、第2ノード40は、第1ノード20から受け取った第1出力放射を監視し、そして第1ノード20へフィードバックを与えて、第1ノードがその減衰度を調整し、第1放射が第2ノード40によって監視されて所定の電力レベルに維持されるようにする。ノード20、40における出力放射を、導波路60、70における光学的な非直線的現象が実質的に回避される領域へと調整する結果として、システム10の性能が向上される。
【0026】
ノード20、40のコンポーネント部品について以下に詳細に述べる。ノード20、40は、同様に構成され、そして同様のコンポーネント部品を含み、その類似性を考慮して、第1ノード20のコンポーネント部品のみを説明する。第1ノード20のコンポーネント部品は、限定詞「a」で識別され、一方、第2ノード40の対応するコンポーネント部品は、限定詞「b」で識別される。
【0027】
第1ノード20は、N個までの入力放射信号を受け取るためのN個の光学的入力ポートを含む光学的マルチプレクサ100aを備えている。このマルチプレクサ100aの光学的出力ポートは、エルビウムドープのファイバ増幅器(EDFA)110aを経て搬送され、そして減衰器120aを経てカプラー130aの第1光学的入力ポートに搬送される。カプラー130aの第2光学的入力ポートは、監視チャンネルデータ挿入ユニット140aの光学的出力ポートに接続される。カプラー130aの光学的出力ポートは、ファイバ導波路60に接続され、カプラー130aからの第1出力放射が第2ノード40へ接続される。又、N個の入力ポートは、電力検出アレー150aの対応する光学的入力ポートにも接続され、その電力監視の電気的出力は、電力コントローラ160aへ搬送される。コントローラ160aの電気的出力は、減衰器120aの電気的制御入力に接続され、減衰器120aにより与えられる減衰度を制御する。コントローラ160aへの更に別の電気的入力は、監視チャンネルデータ抽出ユニット170aの電気的出力に接続され、該ユニットの光学的入力は、カプラー180aの第1光学的出力ポートに接続される。カプラー180aの第2光学的出力ポートは、EDFA190aを経て光学的デマルチプレクサ200aの光学的入力ポートに接続される。デマルチプレクサ200aは、N個の光学的出力ポートを含み、動作中にN個までの放射信号が出力される。又、カプラー180aの第2の光学的出力ポートは、電力モニタ210aの光学的入力にも搬送される。電力モニタ210aの電気的出力は、データ挿入ユニット140aの電気的入力に接続される。カプラー180aの光学的入力ポートは、ファイバ導波路70に接続される。
【0028】
ファイバ導波路60、70に沿って搬送される放射は、WDM形態のもので、N個の放射信号が相互に異なる波長範囲に含まれ、各信号は、その関連チャンネルに対応する波長の範囲を占有する。更に、導波路60、70における放射は、1つ以上の監視チャンネルに対応する放射も含み、監視チャンネルは、他の監視情報の中でも、減衰器120aを制御するのに使用するための放射電力データを搬送するのに使用される。監視チャンネルは、N個の放射信号に関連したものとは異なる波長範囲にセットされる。もし必要であれば、監視チャンネルは、チャンネルN+1に対応する波長範囲、即ち通信トラフィックを搬送するのに使用されるチャンネル1からNまで単調に続く波長範囲を占有することができる。
【0029】
図1を参照して、第1ノード20の動作を以下に詳細に説明する。第2ノード40は、逆ではあるが同様に動作する。
第1ノード20は、ノード40からファイバ導波路70を経て入力放射を受信する。この放射は、カプラー180aへ伝播し、そこで、第1及び第2の成分に分割され、第1成分は、データ抽出ユニット170aへ通され、そして第2成分は、電力モニタ210aへ接続されると共に、EDFA190aを経てデマルチプレクサ200aにも接続される。デマルチプレクサ200aに受け取られた放射はフィルタされ、そして放射波長に基づいて各光学的出力に向けられる。電力モニタ210aは、カプラー180aの第2ポートから出力された放射における合計電力を測定して、それに対応する電力データを形成し、そしてそれをデータ挿入ユニット140aへ通す。データ挿入ユニット140aは、第1ノード20からファイバ導波路60に沿って第2ノード40へ出力される放射に存在する監視チャンネルにその電力データを挿入し、従って、第2ノード40は、第1ノード20に受け取られた合計放射電力を確立し、そしてその電力コントローラ160bは、その合計放射電力を所定の電力レベルと比較し、そして第1ノード20aで測定される合計電力を所定の電力レベルに安定化するようにその減衰器120bを調整するためのエラー信号を発生する。カプラー180aからの放射の第1成分は、データ抽出ユニット170aへ通され、該ユニットは、第1ノード20から受け取られて電力モニタ210bで測定された放射における合計電力に関連して第2ノード40から供給された監視情報をそこから抽出する。合計電力情報は、抽出ユニット170aから電力コントローラ160aへ通され、該コントローラは、アレー150aから放射電力情報も受け取り、即ちアレー150aからの電力情報は、電力コントローラ160aにより使用されて、減衰器120aの適当な減衰度をセットし、これは、例えば、放射を受け取り、ひいては、アクティブであるマルチプレクサ100aの光学的入力の数に基づいて行う。電力コントローラ160aは、フィードバックループの一部分を形成し、そして減衰器120aにより与えられる減衰度を調整するためのエラー信号を発生し、第2ノード40に受け取られる放射における合計電力を所定の電力レベルに維持する。第1の動作領域では、少なくとも1つのチャンネルがアクティブであれば、アクティブなチャンネルの数に関わりなく、所定の電力レベルを一定に維持することができる。或いは又、第2の動作領域では、マルチプレクサ100aへのアクティブな入力の数の線形関数として所定の電力レベルを変化させて、アクティブなチャンネル当たりの放射電力を実質的に一定に、例えば、6dBエラー余裕以内に維持することができる。
【0030】
ノード20、40に受け取られるN個までの入力放射信号は、マルチプレクサ100a、100bへ入力される前に電力が相互に等化されるのが好ましく、このような等化は、ある相対的に強力なチャンネルの放射をEDFA110a、110bが強調するのを回避するために必要である。必要に応じて、光学的な電力レベリングユニットをノード20、40に含ませ、マルチプレクサ100a、100bに先行するように構成することができる。
【0031】
ノード20、40の変形形態では、EDFA110a、110bは、可変増幅機能を与えるよう変更することができ、それにより、減衰器120a、120bを含む必要性を回避し、ひいては、ノード20、40を簡単化することができ、即ちEDFA110a、110bにより与えられる利得は、例えば、EDFA110a、110bに送られるポンピング電力を調整することにより電力コントローラ160a、160bから制御することができる。更に、デマルチプレクサ200a、200bがそれらの光学的出力ポートに充分な放射電力を出力するのに充分な放射電力が受け取られるならば、EDFA190a、190bを省略して、ノード20、40を更に簡単化することもできる。
【0032】
ノード20において電力コントローラ160aにより一部分が形成される電力制御フィードバックループは、例えば、1秒より大きな比較的長い時定数を有するように構成される。このような比較的長い時定数は、フィードバックループに過渡オーバーシュートが発生するのを回避するよう試みるために選択される。ノード20、40に互いに受け取られる放射電力におけるほとんどの変化は、チャンネルを慎重に挿入及び除去することにより生じるのではなく、例えば、数分の時間周期にわたって徐々に発生する環境温度の変化の結果として生じる。従って、ノード20、40は、ファイバ導波路60、70に沿って生じる変化する電力ロスや、EDFA110a、110bにより与えられる光学的利得の変動を補償するのに有効である。
【0033】
上述したように、第1の動作領域では、ノード20、40は、通常、受信放射電力を所定の電力限界に維持するように動作される。或いは又、第2の動作領域では、上記所定レベルは、ノード20、40間に搬送されるアクティブなチャンネルの数に基づいて、ノード20、40の各々に対して可変にすることができ、即ち電力コントローラ160a、160bは、検出器アレー150a、150bから各々受け取られた電力情報からアクティブなチャンネルの数を決定することができる。マルチプレクサ100a、100bへの入力放射を搬送するアクティブな入力がない場合には、それらの各電力コントローラ160a、160bは、減衰器120a、120bが最小減衰度にセットされ、ひいては、光学的ノイズをファイバ導波路60、70に注入するのを防止するために、例えば−35dB程度の、そして少なくとも−20dBより大きな、比較的高い減衰度をその関連減衰器120a、120bに与えるように動作することができる。第1領域は、EDFA110a、110bが名目上一定の電力出力で動作するよう確保する。第2領域は、ファイバ導波路60、70を経て搬送される各WDMチャンネルに関連した放射が名目上一定電力のものであるよう確保する。
【0034】
本発明は、図1に示したものとは別の形態でも実施できる。図2には、300で示された通信システムの一部分が図示されており、この部分300は、第1ノード及び第2ノードを備えている。第1ノードは、310で示され、そして破線320内に含まれている。同様に、第2ノードは、330で示され、そして破線340内に含まれている。第1ノード310は、第1ノード310から第2ノード330へ通信トラフィックを搬送するために光学的ファイバ導波路350を経て第2ノード330へ接続される。同様に、第2ノード330は、光学的ファイバ導波路360を経て第1ノード310へ接続される。
【0035】
ファイバ導波路350、360に沿って相互通信するのに使用するためにノード310、330に含まれるコンポーネント部品は、同一のもので、同様に構成される。これらの部品は、第1ノード310のコンポーネントを指すのに限定詞「a」を使用し、そして第2ノード330のコンポーネントを指すのに限定詞「b」を使用して以下に説明する。
コンポーネント部品及びそれらの相互接続は、第1ノード310について以下に説明する。第2ノード330に関するコンポーネント部品及び相互接続も同様である。
【0036】
第1ノード310は、光学的マルチプレクサ400aを備え、これは、N個までの入力放射信号を受け取るためのN個の光学的入力ポートと、EDFA410aを経て光学的減衰器420aの光学的入力ポートに接続された光学的出力とを有する。減衰器420aの光学的出力ポートは、光学的カプラー430aの第1入力ポートに接続される。このカプラー430aの第2入力ポートは、データ挿入ユニット440aの光学的出力ポートに接続される。N個の入力ポートは、マルチプレクサ400aに接続されると共に、光学的検出アレー450aにも搬送され、各ポートは、アレー450aにその対応検出器を有する。アレー450aからの電気的測定出力は、監視チャンネル挿入ユニット440aの電気的入力に接続される。
【0037】
第1ノード310は、更に、光学的デマルチプレクサ460aを備え、これは、N個の光学的出力ポートと、EDFA470aの光学的出力ポートに接続された光学的入力ポートとを有する。EDFA470aの光学的入力ポートは、480aで示された光学的カプラーの第1出力ポートに接続される。カプラー480aの第2出力ポートは、電力モニタ490aの光学的入力ポートに接続される。カプラー480aの入力ポートは、光学的カプラー500aの第1出力ポートに接続される。カプラー500aの第2出力ポートは、データ抽出ユニット510aの光学的入力ポートに接続される。最後に、カプラー500aの入力ポートは、ファイバ導波路360に接続される。
【0038】
第1ノード310は、更に、電力コントローラ520aも備え、これは、電力モニタ490aからの電力監視出力信号と、データ抽出ユニット510aからの信号存在出力とを受け取るように接続される。電力コントローラ520aからの電気的出力は、データ挿入ユニット440aの電気的入力に接続される。最終的に、データ抽出ユニット510aは、電力コントローラの電気的入力に接続される第1信号存在出力を含むと共に、減衰器420aの制御入力に接続される第2出力も含む。
【0039】
ノード310、330の動作を、一般的概略的に以下に説明する。
第1ノード310は、N個までの光学的放射信号をマルチプレクサ400aで受け取り、そしてそれらをマルチプレクスして第1複合放射を形成し、これは、次いで、EDFA410aによって増幅される。増幅された複合放射は、減衰器420aへ伝播し、該減衰器は、それを制御可能に減衰して、対応する第1出力放射を形成し、これは、カプラー430aを経てファイバ導波路350へ送られる。この第1出力放射は、第2ノード330へ伝播し、そのカプラー500bで受け取られる。このカプラー500bは、受け取った放射の一部分をデータ抽出ユニット510bへ転向し、そして別の一部分を、カプラー480bを経て電力モニタ490b及びEDFA470bへ転向する。EDFA470bは、カプラー480bから受け取った放射を増幅し、そしてそれに対応する増幅された放射をデマルチプレクサ460bへ出力する。デマルチプレクサ460bは、EDFA470bから受け取った放射をフィルタし、それにより、放射成分をそれらの波長に基づいてN個の関連光学出力へと分離する。
【0040】
ファイバ導波路350を経てノード330に受け取られた放射は、カプラー480bを経て電力モニタ490bへ転向され、該モニタは、受け取った電力を測定し、そしてそれに対応する電力指示データを発生する。この電力指示データは、その後、電力コントローラ520bへ通される。この電力コントローラ520bは、フィードバックループの一部分として機能して、減衰器420aにより与えられる減衰度を制御し、電力モニタ490bにより測定される放射電力を所定レベルに安定化させる。電力コントローラ520bは、減衰器420aにより与えられる減衰度を調整するためのエラーデータを出力し、このエラーデータは、監視チャンネルデータ挿入ユニット440bへ通され、該ユニットは、第2ノード330からファイバ導波路360へ放出される第2出力放射に関連した監視チャンネルにエラーデータを挿入する。第2放射は、第1ノード310へ伝播し、そして放射の一部分は、カプラー500aを経て監視チャンネルデータ抽出ユニット510aへ接続され、該ユニットは、電力コントローラ520bに発生されたエラーデータを分離しそしてそれを減衰器420aの制御入力へ通す。
【0041】
検出アレー450aは、マルチプレクサ400aに入力された放射信号における放射電力を監視し、そしてそれに対応する放射電力指示データをデータ挿入ユニット440aへ通し、該ユニットは、電力指示データを適当なデジタルフォーマットで第1出力放射において出力し、これは、例えば、監視チャンネルを経て第2ノード330へ伝播する。この電力指示データは、ノード310、330において、マルチプレクサ400aへのN個の入力のうちどれがアクティブであるか決定するのに使用される。電力指示データは、第2ノード330においてデータ抽出ユニット510bにより検索され、即ちそのデータは、電力コントローラ520bへ搬送され、電力モニタ490bで監視される所定の放射電力レベルを達成するために、減衰器420aにより与えられるべき減衰度を決定するための適当なエラーデータを計算するのに使用される。
【0042】
ノード20、40と同様に、第1の動作領域では、マルチプレクサ400a、400bへのアクティブな入力の数に関わりなく、所定の電力レベルを電力コントローラ520a、520bにより一定レベルに維持することができる。或いは又、第2の動作領域では、検出器アレー450a、450bによって決定されたアクティブな入力の数の線形関数として所定の電力レベルを変更することができる。第1領域は、EDFA410a、410bが名目上一定の電力で動作するよう確保し、一方、第2領域は、ファイバ導波路350、360を経て搬送されるWDMチャンネル当たりの放射電力が名目上一定であるよう確保する。マルチプレクサ400a、400bへの入力ポートがどれもアクティブでないときには、それに関連した電力コントローラ520b、520aが、各々、それに関連した減衰器420a、420bを、例えば−35dB程度の、そして少なくとも−20dBより大きな、比較的高い減衰度を与えるようにセットすることができ、このような高い減衰度は、フィードバックループによりセットされる減衰器420a、420bが最小限の減衰度しか与えず、その結果、著しい光学的ノイズがファイバ導波路350、360に注入されるのを防止する。このような光学的ノイズは、例えば、システムの通信トラフィックビットエラー率の増加を招く。
【0043】
以上の説明から明らかなように、ノード20、40と、ノード310、330の両方において、受信放射電力をフィードバックループにより安定化させ、そして入力減衰器を省略することにより、電力制御が達成されて、必要な量の放射電力のみが導波路60、70、350、360に出力されるよう確保し、それにより、導波路に生じる光学的な非直線性を最小限に保持することができる。導波路60、70、350、360に出力される放射電力が減少されるときには、放射電力のスレッシュホールドレベルがあって、それより低いと、システム性能が改善されず、又、偏光モード分散や色分散のような他のファクタは、そのスレッシュホールドレベルにおいて、システム性能に影響し始める。それに比して、従来のやり方は、できるだけ多量の電力を導波路へ放出し、次いで、放射受信位置において過剰な電力を消散することであり、このような解決策は、必要以上に大きなファイバ導波路の非直線性を招く。
【0044】
又、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱せずに、ノード20、40、310、330に変更がなされ得ることが明らかであろう。例えば、減衰器120a、120b、420a、420bの1つ以上は、それを経て伝播する放射に存在する各WDMチャンネルに対して独立した減衰調整を許すマルチチャンネル減衰器でよい。この点について、電力モニタ210a、210b、490a、490bの1つ以上は、そこに受け取られる各WDMチャンネルに存在する放射電力を測定するように変更することができる。このような変更は、ノード20、40、310、330に設けられたフィードバックループが、ファイバ導波路60、70、350、360における光学的な非直線性を減少するだけでなく、電力レベリング機能も与えることができるようにする。電力レベリング機能は、アクティブなチャンネルに存在する電力を実質的に相互に等化するのに使用され、この等化とは、アクティブなチャンネル間の相互電力差が6dB未満であることに対応するものとして定義される。このような電力レベリングは、より顕著なチャンネルへの電力ホッジングがEDFA190a、190b、470a、470bに生じるのを回避する。更に、この電力レベリングは、ファイバ導波路60、70、350、360内に生じることのある波長従属減衰作用も補償する。
【0045】
N、即ちマルチプレクサ100a、100b、400a、400bへの入力ポートの数及びデマルチプレクサ200a、200b、460a、460bの出力ポートの数については、ノード20、40、310、330を将来の光通信システムに適合させるために、Nは、8ないし128の範囲であるのが好ましい。
ノード20、40、310、330は、それがクロス接続及び追加/ドロップマルチプレクサとして働くような光通信システムの一部分を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
光通信システムの2つのノードが関連光ファイバ導波路を経て相互に接続された本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】
光通信システムの2つのノードが関連光ファイバ導波路を経て相互に接続された本発明の第2実施形態を示す図である。

Claims (22)

  1. 複数のノードを備え、それらのノード間に通信トラフィック保持放射を誘導するための光学的導波手段によりそれらノードが一緒に接続されている光通信システムにおいて電力制御を行う方法であって、第1ノードで上記通信トラフィック保持放射の電力を調整して光学的出力放射を発生し、該光学的出力放射を、上記導波手段を経てシステムの第2ノードへ放出し、該第2ノードで受け取られた出力放射の放射電力を測定して、対応する電力指示データを発生し、その電力指示データを制御手段へ通信し、該制御手段は、上記第2ノードで測定された光学的出力放射を所定の電力レベルへ調整するためのエラーデータを発生するように動作でき、そしてそのエラーデータを上記第1ノードの電力調整手段へ通信して、該電力調整手段を制御し、上記第2ノードに受け取られる出力放射の放射電力を、光学的な非直線性が上記導波手段における所定スレッシュホールド未満へ減少されるところの所定レベルに実質的に安定化させるという段階を備えた方法。
  2. 上記通信トラフィック保持放射は、複数のチャンネルへ波長分割多重化される請求項1に記載の方法。
  3. 上記電力指示データ及びエラーデータの少なくとも1つは、通信トラフィックを保持するチャンネルに関連した監視チャンネルにおいて通信される請求項2に記載の方法。
  4. 上記制御手段は、第1ノードに配置されている請求項1、2又は3に記載の方法。
  5. 上記制御手段は、第2ノードに配置されている請求項1、2又は3に記載の方法。
  6. 上記第1ノードは、上記通信トラフィック保持放射に存在するアクティブな波長分割多重化チャンネルの数を判断しそしてそのアクティブなチャンネルの数に応答して上記所定レベルを変更するための監視手段を備えた請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 上記所定のレベルは、実質的にアクティブなチャンネルの数の線形関数として変更されて、アクティブなチャンネル当たりの放射電力が動作中に上記第2ノードにおいて実質的に一定に維持されるようにする請求項6に記載の方法。
  8. 上記所定の電力レベルは、上記出力放射における1つ以上のチャンネルがアクティブであるときに実質的に一定に維持される請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  9. 上記制御手段は、いずれのチャンネルもアクティブでないときに上記調整手段を−20dBより大きい減衰度にセットするように動作できる請求項2に記載の方法。
  10. 上記調整手段は、それを経て伝播する各チャンネルの放射を独立して減衰するように動作でき、そして各チャンネルの放射は第2ノードにおいて個々に監視されて、上記制御手段が、第1ノードにおいて各チャンネルの減衰を独立して調整して、アクティブなチャンネルに存在する放射電力を実質的に等化できるようにする請求項2に記載の方法。
  11. 上記調整手段は、光学的増幅器によって形成され、その順方向利得は、その増幅器に送られるポンピング電力を変調するエラーデータにより制御できる請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
  12. 複数のノード(20,40;310,330)を備え、それらのノード間に通信トラフィック保持放射を誘導するための光学的導波手段(60,70;350,360)によりそれらノードが一緒に接続されている光通信システム(10;300)において、第1ノードで上記通信トラフィック保持放射の放射電力を調整して、対応する出力放射を発生するための電力調整手段(120,420)と、第1ノードにあって、上記出力放射を、システムの第2ノードへ伝播するために上記導波手段へ放出するための放出手段と、第2ノードで受け取られた出力放射の放射電力を、それが導波手段を経て搬送された後に測定し、そして対応する電力指示データを発生するための放射電力測定手段(210,490)と、その電力指示データを受け取りそしてそれを使用して、第2ノードで測定された放射電力を所定レベルへ調整するための制御手段(160,520)であって、上記調整は、対応エラーデータを発生しそしてそのエラーデータを調整手段(120,420)へ通信して該調整手段を制御し、上記第2ノードで測定される放射電力を、光学的な非直線性が上記導波手段における所定スレッシュホールド未満へ減少されるところの所定レベルに実質的に安定化させることにより行う制御手段(160,520)とを備えた光通信システム(10,300)。
  13. 上記通信トラフィック保持放射は、複数のチャンネルへと波長分割多重化される請求項12に記載のシステム。
  14. 上記通信保持放射には、上記エラーデータ及び電力指示データの少なくとも1つを第1及び第2ノード(20,40;310,330)間で通信するための監視チャンネルが設けられる請求項13に記載のシステム。
  15. 上記制御手段(160)は、第1ノード(20)に配置される請求項12、13又は14に記載のシステム。
  16. 上記制御手段(520)は、第2ノード(330)に配置される請求項12、13又は14に記載のシステム。
  17. 上記第1ノードは、上記通信トラフィック保持放射に存在するアクティブな波長分割多重化チャンネルの数を決定しそしてそのアクティブなチャンネルの数に応答して所定レベルを変更するための監視手段(150,450)を備えた請求項12ないし16のいずれかに記載のシステム。
  18. 上記制御手段(160,520)は、上記所定のレベルを、実質的にアクティブなチャンネルの数の線形関数として変更して、アクティブなチャンネル当たりの放射電力が動作中に第2ノードにおいて実質的に一定に維持されるように動作できる請求項17に記載のシステム。
  19. 上記制御手段(160,520)は、上記所定の電力レベルを、出力放射における1つ以上のチャンネルがアクティブであるときに実質的に一定に維持するように動作できる請求項12ないし16のいずれかに記載のシステム。
  20. 上記制御手段(160,520)は、いずれのチャンネルもアクティブでないときに上記調整手段(120;420)を−20dBより大きい減衰度にセットするように動作できる請求項13に記載のシステム。
  21. 上記調整手段(120,420)は、それを経て伝播する各チャンネルに関連した放射の放射電力を独立して調整するように動作でき、そして上記監視手段(210,490)は、各チャンネルの放射電力を第2ノードにおいて独立して監視するように動作して、上記制御手段が、第1ノードにおいて各チャンネルの放射電力を個々に調整して、アクティブであるチャンネルの放射電力を実質的に相互に等化できるようにする請求項13に記載のシステム。
  22. 上記アクティブなチャンネルは、その放射電力が6dB以内に相互に等化される請求項21に記載のシステム。
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