JP2004508522A - プラグイン・ラインコネクタ - Google Patents
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Abstract
本発明は、特に単純でかつ安全な組立体としてのプラグイン・ホースコネクタ装置(1)に関する。この装置は、液密プラグ連結部および保持装置(25)とを含む。保持部品の軸方向連結は、非常に簡単でかつ保持位置にロックされる。リング形状のテンションばねが、保持要素として、また、ロッキング要素としても役立つ。上記の構成により、特に低い作動力で操作できかつ軸方向遊びを最小にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグイン・ラインコネクタに関し、特に、モータービークル(自動車)における流体ライン用のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、自動車の空調システム及び他のシステムには、流体ラインが設けられ、この流体ラインは、互いにシステムの異なる部品を連結している。このような流体ラインは、長時間にわたり漏れ止めが保たれていなければならない。この状態は、特に、ラインの連結間に適用される。一方、流体ラインとこれに連結されるシステム部品との間の流体連結は、組立時、できるだけ容易に作ることができなければならない。
【0003】
これには、自動車のエンジン室内に取り付けられる予定のシステム部品に対していくつかの要求がある。この場合、即ち、空調システム及びそれらの部品に対する要求があり、個々の連結個所への接近は、通常極端に制限される。ドライバー及び他の同類のツールを用いるために連結個所に接近できないことがしばしばある。また、流体連結を確保するための他の特別のツールが、このような場所に挿入されることもあり得る。
【0004】
それゆえ、上記要求は、出来る限り多くの特別なツールを用いることなく、処理のために、最も簡単な方法に従って連結できるように設定される。さらに、この連結技術は、処理のための組立者の特別の訓練によらなければならない。これらの条件は、不適当な組立を排除するのに有効である。
【0005】
さらに、単純な組立て及び長期にわたる安定した強固な連結に対する要求に加えて、連結は、温度変動、湿度による影響、及び振動等の好ましくない環境条件の下でできるだけ低コストとなるようにすべきである。流体保護システムにおける連結個所の数が多くなればなるほど、これらの条件がより重要になる。
【0006】
流体ラインのための連結システムは、米国特許第5,727,304号明細書に開示されている。この米国特許は、上述した要求をほぼ満足している。このシステムは、対応する連結システムに流体ガイドチューブの一端を連結するために使用される。この目的のために、関連するチューブは、チューブ自由端部における環状溝にOリングを担持し、この自由端部は、液密状態に連結されるべき部品システムの開口を有する壁に接触する。チューブ端を取り囲む保持クランプは、ボルトによって部品システムに固定され、開口内にチューブ端を機械的に固定するために用いられる。
【0007】
ボルトは、ロッキングボルトとして用いられ、この目的のために保持クランプ内に設けられた開口を貫通する。このロッキングボルトは、円錐ヘッドを有し、ロッキング肩部に接続される。保持クランプの開口において、径方向内側に開口している環状溝にスナップリングがあり、またロック要素としてボルトの環状肩部の後方を把持する。
【0008】
この連結技術によって1つのチューブを部品システムに連結するために、Oリングを備えるチューブ端は開口内に挿入され、かつ同時にこの開口を有する保持クランプは、スナップリングがリング肩部の後方にグリップされかつ保持クランプがボルトで固定されるまで、保持ボルトの円錐ヘッドを押圧する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、この公知のライン連結装置から始めて、連結を確実にし、要求された挿入、または作動力を減少させることができるような連結装置を改善することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1に従うプラグイン・ラインコネクタを用いて解決される。
【0011】
プラグイン・ラインコネクタは、この組立状態において互いに2つのライン通路を連結する2つのコネクタ部品を含んでいる。この連結を長期わたり維持するために、ロッキング装置として形成される保持装置がある。閉鎖リングとして形成されるテンションばね要素は、ロッキング要素として用いられる。
【0012】
ロッキング要素がロック位置に切換ると、第1に、ばね要素がロッキング突出部上に導かれて、ばねが円周方向に拡がる。このロッキング突出部は、好ましくは回転対称である。同様に、ばね要素がロッキング突出部に接触すると、テンションばね要素は、回転対称形に形成される。ロッキング突出部上での変位に対して、ばね要素は、単に拡がるだけで、その結果、内側に指向する同一の径方向力が、ばね要素全体の周囲に加えられる。その結果、この均一な力の分布は、ロッキング要素が比較的容易にロッキング突出部上を移動できることを意味する。ロッキング連結を確立するためのロッキング力は、相対的に小さい。
【0013】
それゆえ、この連結は、特別の高い力を必要としないで手動で達成できる。こうして、このようなプラグイン・ラインコネクタは、接近が難しい場所で使用することができ、最少の力でそれらの組立てが可能となる。さらに、不適切な組立ての危険性を低下させる。経験によれば、最小の力を備える連結は、不適切な組立ての危険を解消する。
【0014】
本発明に従うプラグイン・ラインコネクタは、自動車の空調システムに使用することができる。例えば、コンデンサの連結、蒸発器の連結、コンプレッサへの連結、あるいは、温度膨張弁への連結に使用できる。ここで、機器部品とラインとの間の連結が確立されるようになる。即ち、コネクタ部品の1つは、所定の機器部品上に配置されまたは形成される。更に、プラグイン・ラインコネクタは、2つのラインを連結するために使用することができる。また、このようなプラグイン・ラインコネクタは、ラインブッシュ、例えば、自動車の防火壁上に形成することができる。低圧の油圧ライン(フィードバックライン)、燃料ライン、オイルライン、または水ライン等の他の流体ラインが、本発明に従うプラグイン・ラインコネクタに連結することができる。
【0015】
本発明に従うプラグイン・ラインコネクタの保持部品の1つは、好ましくは、テンションばね要素が半径方向に移動可能で、本質的に軸方向に移動でないように保持される1つの開口を有する。この開口は、貫通孔の開口であり、例えば、この孔を介して対応する固定ボルト(第2連結部)が突出する。テンションばね要素は、径方向に移動できるが、本質的に軸方向に移動できないので、ばね要素は、対応するポケット内に受け入れられる。このポケットは、保持部の開口の壁に設けた環状溝によって形成することができる。テンションばね要素と環状溝は、互いの直径を適合させており、その結果、テンションばね要素は、開口から落ちることのなく環状溝内で径方向の遊びを有して着座している。
【0016】
第2の保持部は、ロッキング形状を有する延長要素によって形成されており、好ましくは、環状ロッキング肩部を有するロッキングボルトである。このロッキングボルトは、対応する(第2の)コネクタ部と一体に形成することができる。しかし、好ましくは、このボルトは、第2コネクタ部にねじ込まれる。プラグイン・ラインコネクタを外すために、このラインコネクタに関連するボルトまたはコネクタ部を取り外すことができ、それらは、また、プラグイン・ラインコネクタのメンテナンスの目的、分離を可能にする。
【0017】
好ましくは、テンションばね要素が、2つの、例えば、環状表面と接触表面との間のロック状態を保持し、これらの一方は、第1の保持部となり、他方は、第2の保持部となる。そして、鋭い角度の開口の外側を閉鎖し、特に、この位置で、テンションばね要素に接触する。こうして、2つの表面は、テンションばね要素を拡げた状態で互いの間に保持するように配置されている。テンションばね要素を一緒に引っ張ろうとする傾向は、接触表面の互いに対する角度位置によって軸方向の緊張力に変えられる。この緊張力は、互いに対する連結部をロック位置に押圧する。
【0018】
1°〜15°間の鋭角、好ましくは、約5°が、径方向に対して20°〜25°の接触表面の傾斜のために、2つの表面間の角度として特に有効であることがわかった。この角度を用いて、安全なロッキング連結を生じさせ、この連結は、容易に確立できる。そして、連結部間に加えられる軸方向力を介して外すことはできない。こうして、テンションばね要素は、互いに楔のように向けられた接触表面間で作用し、また、コネクタ要素のテンションも互いに対して作用する。
【0019】
テンションばね要素は、好ましくは、円形断面を有する環状体として形成される。このばねは、好ましくは、弾力性のある材料から作られ、この柔軟性は、中心軸のまわりで転がり動作を可能にする。こうして、テンションばね要素は、関連したロッキング突出部上を転がることができ、挿入力、即ち、プラグイン連結を実現するために必要とされる力を非常に低い値に低減する。別に起こる摩擦も、これにより低減する。さらに、はっきりとしたロッキング点が生じ、この点を組立者が監視するので、例えば、別のロッキング要素による完全なロック状態を達成しなくても、不具合な組立を防止できる。
【0020】
環状の、閉じた螺旋ねじをテンションばね要素として用いることは、特に有利であることがわかった。この螺旋ねじは、好ましくは、ばね鋼で作られ、対応するロッキング突出部上で、低い作動力で摺動および転動する。拡張性は、ばね定数および螺旋ばね要素のワイヤ径の選択による必要条件に従って設定される。環状螺旋ばねは、軸方向に対するこれらの値に関係しない。即ち、連結要素の作動方向に対して非常に硬いので、ロッキング連結の安全性に寄与する。縮まった螺旋テンションばねの個々の巻線が拡張方向(周回り方向)に対して直列にある程度配置されるようになるが、これらの巻線は、軸方向に対して平行に配置される。このように、軸方向の硬さに対する周回り方向における硬さつまり拡張性の比率は、非常に大きくなり、これは、ロッキング連結の安全性に対して有利である。
【0021】
保持部品は、コネクタ部品の側面に配置することができる。その結果、一対の連結部の1つ(一方の流体通路)が、いくつかの保持装置を有することが可能であり、また1つの保持装置に対して、いくつかの連結要素を保持して、いくつかの流体通路間の連結を確立することができる。
【0022】
本発明の実施形態における有利な特性は、図面、詳細な説明、及びこれに伴う請求の範囲から導かれる。本発明の実施形態は、図面を参照して以下に詳細に説明される。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1において、自動車の空調システム2は、図2に示すプラグイン・ラインコネクタ1のための応用例として図示されている。空調システムは、機器用部品として、コンプレッサ3、コンデンサ4、フィルタドライヤ5を有する流体容器、および蒸発器6を含んでいる。これらの機器は、互いに流体通路を形成するライン7,8,9,10によって連結されている。蒸発器6は、通常自動車の内部に配置され、一方、残りの機器は、エンジン室内に配置される。自動車の内部およびエンジン室は、防火壁によって互いに分離されている。ライン7,10は、この防火壁を貫通する。
【0024】
したがって、ライン7,10は、ライン分路7a,7b,10a,10bに分割される。防火壁11上には、ブッシュ要素12があり、このブッシュ要素は、ライン7,10のエンジン側部分7a,10aを、対応するライン7,10の乗客側部分7b,10bに連結する。図2に示されているプラグイン・ラインコネクタ1は、ライン7,8,9,10を機器部品3,4,5,6と連結要素12とを連結するために用いることができる。ラインコネクタ1に属する第1コネクタ部14(雌コネクタ部)は、連結用開口15に設けられている。
【0025】
これは、流体通路15aを形成し、この通路にライン、例えば、流体通路8aを含むライン8が連結されるようになっている。ライン8は、第2コネクタ部16(雄コネクタ部)に連結され、この第2コネクタ部は、チューブ状の突出部が連結用開口15に挿入される。第2コネクタ部16は、第1円筒部分17を有し、図5で見ることができるように、コネクタ部の外径がほぼ連結用開口15の内径に一致し、連結用開口15内で僅かの遊びで嵌り合う。コネクタ部の自由端部では、コネクタ部16の外径が縮小されており、外側周辺に、1つまたは2つのロッキングリブ18がある。
【0026】
これらのリブは、端部リング19を捕捉して支持するために用いられる。この端部リングは、例えば、傾斜した円錐入口20を有するプラスチック製のリングとしてコネクタ部16の連結を形成する。このプラスチック製のリング19は、円筒部分17の端部側の環状表面と共通する境界を定め、環状溝21(図2及び図3を参照)内には、1つのOリング(シール部材)23、また、2つあるいはそれ以上のOリング23あるいは他のシール要素が配置されている。このOリング23または他のシール要素は、流体通路24をシールするために用いられ、この流体通路は、流体をシールするために用いられる。この流体通路は、2つのコネクタによって外部から境界が定まり、互いに連結される流体通路8a、15aによって形成される。
【0027】
組立状態において、コネクタ部14,16を一緒に保つために、即ち、コネクタ部16が連結用開口15に挿入されるように、第1、第2の保持部26、27を含む保持装置25がある。図3においてよく見られるように、保持部26は、対応するコネクタ部16と一体に形成することができる。適当な手段、例えば、接着、溶接、波形、または他の手段による各連結によってコネクタ部16に連結することができ、また、コネクタ部と保持部の両方またはいずれか一方に連結することができる。
【0028】
フレキシブルラインが必要とされる場合、チューブ状突出部が図2に示すように設けられ、この突出部は、保持部26から離れて伸び、フレキシブルライン用の軸受として用いられる。
【0029】
保持部26は、コネクタ部16に強固にまたは脱着可能に連結されており、かつ平らな底部側面28を有し、この側面は、対応する平面29と接触状態に取付け(組み立て)られる。平面29は、コネクタ部14上に形成されるか、または必要ならば保持部27に形成することもできる。ここで、コネクタ部14は、分離した連結要素又は連結すべき部品の一部となることができる。例えば、コンデンサ4上のコネクタ部14、蒸発器6、コンプレッサ3、またはコネクタ要素12、更に、流体容器には、フィルタドライヤ5を設けることができる。
【0030】
コネクタ部26は、1つの開口を有し、本実施形態において、円筒状の孔として形成し得る貫通孔31(図5参照)を有する。開口31の内部壁には環状溝32が設けられ、この環状溝は、図4に良く見えるように、径方向内側に開口している。環状溝42は、台形断面を有し、環状のテンションばね要素を支持する。本発明では、2つの端部33a、33bを有するテンションばね33が互いに連結されている。その結果、閉鎖リングを形成する。端部33a、33bの一方は、他方に挿入することができる。必要であれば、これらの端部は、レーザスポット溶接により互いに連結することができる。さらに、これらの端部は、互いに弾性体によって連結することができる。この弾性体は、内部を完全に満たし、または端部33a、33bの領域を少なくとも満たす。
【0031】
図10に分離して図示されているテンションばね33は、予め設定された引張り力で巻線35が互いに接触するように巻き付けされ、かつ寸法が決められている。このテンションばねは、予め引張り力が与えられており、このばね要素の特性ラインは、要求条件に従って適用される。引張り力が働かない状態において、テンションばねは、開口31の内径よりも幾分大きな外径を有する。こうして、テンションばねは、たとえ、保持部27が開口を通過しなくても環状溝32内に収納されるように保持されており、開口31から落ちることができない。
【0032】
他方、このテンションばね33は、好ましくは、無負荷の緊張力を受けていない状態で、好ましくは、巻径の半分よりもわずかに多く開口31内側に突出できるような長さを有している。このようにして、テンションばねは、その形状に従って別の個所に挿入される保持部27に対するロック要素を形成することができる。
【0033】
環状溝32は、引張りばねを受け入れるためのポケットを形成する。このために、平面28に対面するエッジ34は、円錐表面、即ち、円錐形状の環状表面を形成する。この環状円錐面は、図4に示された軸方向Aに対して、好ましくは70°の角度を有する。即ち、径方向に対して概略20°の角度に配置されている。対照的に、環状溝32に対向する環状縁35は、平らな表面として形成でき、これにより、この表面の傾斜は、二次的に重要である。溝の底部36、即ち、環状溝32の外径は、テンションばね要素33が必要とされる環状溝32内に完全に押圧することができるように配置されかつ寸法付けられている。即ち、ばねが引っ張られる場合、開口31の壁の背後で見えなくなる。
【0034】
コネクタ部27は、平らな表面29から突出するロッキングボルトとして形成される。ロッキングボルト27は、必要ならばコネクタ部14に一端に連結することができる。しかし、好ましくは、本発明の実施形態において、コネクタ部27は、脱着できるようにコネクタ部14に連結される。このために、ねじ孔41があり、このねじ孔は、連結用開口15と平行に配置され、かつこの開口に対して所定の距離だけ離れている。こうして、ロッキングボルト27は、コネクタ部16が連結用開口15内に押し付けられるとき、開口31内で突き出ることがない。
【0035】
コネクタ部27は、ねじ付き支持突出部42を有し、この突出部は、例えば、円筒部分43に連結する。コネクタ部として作用するボルト27がねじ付き孔41にねじ込まれるとき、ねじ付き支持突出部42に結合する円筒部分の環状の端部表面44が、平らな表面29と接触する。こうして、端部表面44は、円筒部分43に連結するロッキング肩部45の位置を設定し、円筒部分は、大きな開口角度を有する円錐表面として形成されることが好ましい。この開口角度は、径方向に、概略25°の角度となる。この最も大きな径は、好ましくは、孔31の内径よりもわずかに小さいのみである。
【0036】
この最も小さい径は、円筒部分43に対する変化で測定される。この円筒部分の外径は、無負荷のテンションばね33の自由端の内径よりも小さくなっている。これは、円筒部分43が円筒でなく、代わりに別の形状、たとえば、プリズムのような場合にも、肯定的な意味で適合する。いずれの場合も、この円筒部分43は、ロックされた状態でテンションばね33と接触しない。
【0037】
1つの挿入コーン(円錐挿入部分)46が環状肩部45に接触し、この肩部の最も大きい径からボルト27の自由端に向けて縮径し、本実施形態では、挿入コーン46の外形表面の傾斜は、軸線Aに対して概略8°である。この角度は、ロッキング連結を確立するために必要とされる作動力に応じて変更することが可能である。自由端では、完全に自由なテンションばね33の内径よりも小さい径を有するように、挿入コーン46の長さが寸法付けられる。こうして、挿入コーン46は、引っ張りばね33によって閉じられる開口内に固定される。円錐形状の代わりに、他の回転対称の形状を用いることができ、その径は、ロッキング肩部に対して増加する。
【0038】
自由端では、作動装置、例えば、内側六角形ヘッド47または外側六角形ヘッド又はトークス(Torx)ヘッドにボルト27が設けられており、そのため、必要ならば、コネクタ部14からボルト27を解放することができる。
【0039】
プラグイン・ラインコネクタ1は、以下の方法で作動するように記載されている。第1に、まだ何も組み立てられていないと仮定する。即ち、コネクタ部16が待たコネクタ部14に挿入されていないされていない。この場合、Oリング23または複数のOリングは、適当な溝21内にあって緊張力を受けていない。このテンションばね33もまた完全に緊張力を受けていないので、ばねは最も小さい内径を有している。しかし、外形は、開口31の内径よりも幾分少なくとも大きくなっている。その結果、図5に示すように環状溝32内に固定されている。
【0040】
連結を達成するために、コネクタ部16が連結用開口15内に挿入される時、開口31を有する保持部26は、ボルト27の円錐ヘッド上で同時に押圧される。環状のテンションばね33は、挿入コーン46に接触し、このコーンによって広げられる。こうして、テンションばね33が図10に示した軸線Sの回りをスライドしかつ回転する。テンションばね33が厚い場合は、径方向内側に向かう比較的大きな力を発生するので、拡げることは難しいが、挿入コーン46における最小抵抗を伴って転がることはできる。この目的のために必要とされる軸方向作動力は、小さく、その結果、エッジ35とテンションばね33との間の摺動摩擦も低い値となる。
【0041】
コネクタ部16が連結用開口15内に完全に挿入される直前、即ち、保持部26の平らな表面28が平面29に達して接触する直前に、テンションばね33は、ロッキング肩部45に到達する。言い換えれば、ロッキング肩部45は、図11に良く見えるように、リング肩部45の外側端部45aに配置される。径方向におけるリング肩部45の外側端45a間の距離(距離A1)は、テンションばね33のの直径Dよりも大きい(図10参照)。一方、ロッキング肩部に対向するエッジ34の最も小さい直径(内側端34a)の距離(図12における距離A2)は、テンションばね33の直径Dよりも小さい。図11で見られように、関連する表面34,35の傾斜した位置により、軸方向Aに対して表面45,34を重ねることなく円形断面を有するテンションばね33を介して径方向に対するロックを与える。
【0042】
テンションばね33がロッキング肩部45の後にあると、直ちに、このばねが、図11に示す中間スペース内にきちんと嵌り、そして一緒に引っ張る。エッジ34とロッキング肩部45の間のギャップ内にテンションばねが無理に押し込まれ、そして、コネクタ部14に対する大きな力で保持部26を引っ張る。これは、軸方向の緊張力を介して解放できないロッキング連結を作り出す。ボルト27を取り外すことによって再び開くことができる。さもなければ、永久連結がなされる。特に、低い作動力(挿入力)に対する大きいロッキング力が生じる。傾斜表面45,34間の割り込ませるテンションばね33の引張り(テンション)作用は、保持装置25に対する軸方向の、遊びのある支持を与える。
【0043】
前の実施形態は、1つの通路の流体連結及びこれを固定するための単一の保持装置に関係する。図6、図7で見られるように、流体通路、特に、高圧を供給する通路は、2つの保持装置25,25aによって固定することができる。2つの保持装置25,25aは、互いに整合するように形成されかつ上記実施形態に従う保持装置25に対応する。図7に示すように、保持装置は、ライン8に対して互いに対向して直径方向に配置することができる。保持部26は、幾何学的にかつ力に対して対称に形成される。さらに、保持部はトーション負荷に整合される。Oリング23によって引止められる。特に、径方向負荷を受けないで、密着性を与える。これは、2つ以上の保持装置25を有する全ての実施形態に適用される(図7及び図8参照)。
【0044】
対応する保持装置25,25aのテンションばね要素33が径方向にある程度の遊びを許容するので、共通の保持部26上のいくつかの同様に形成された保持装置25,25aを配置することが可能となる。コネクタ部14,16の間の同軸配置および整合性は、保持装置25,25aからではなくOリング23によって決定される。これは、他の実施形態にも適用される。こうして、Oリング23は、保持装置25,25aを介して付加的な径方向負荷を受けることがなく、また、その結果、最適なシールを実現できる。このOリングは、径方向位置を決定し、かつ同軸性に影響する。こうして、要求に従ってOリングの設置位置を作り出す。保持装置は、これらの条件に適合する。
【0045】
ラインコネクタ装置の別の実施形態が図8に示されている。これは、防火壁11の両側にあるライン7a、10aを適当なライン端部に連結するために、たとえば、図1からのブッシュまたは連結要素12を用いることができる。このプラグイン・ラインコネクタ12の構成は、コネクタ部26が2つのライン連結部7a、10aを有する図6のコネクタにほぼ対応する。これに対応して、コネクタ部14には、ライン7,10に同軸配置される2つの連結用開口が設けられる。
【0046】
図9に見られるように、図7の実施形態に対して、2つの保持装置25,25aは、保持部26に対して設けることができるが、一方、この連結は、また単一の保持装置25によって固定することもできる。ここで示される連結要素12aは、連結ボルト27を備えるコネクタ部14と、互いに対向して直径方向に配置される2つの連結用開口とを有する。2つの連結用開口については更なる記載はない。保持部26は、この保持部26の対応する位置に配置されている2つのライン7,10のための連結部を有する。保持装置25は、2つの連結部7,10の間の中心に配置されている。その結果、力に関して対称関係となる。
【0047】
プラグイン・ラインコネクタ1は、特に単純でかつ安全に組立られ、流体的に気密なプラグイン連結部とロッキング装置25を有し、保持装置は、保持部品が軸方向に組立てられるとき、非常に容易に接近することができ、かつ、保持装置が離脱できないようにロック位置を通過するとき、ロック状態にする。リングとして形成されかつ1つのブロックとして作用するテンションばねは、ロッキング用要素として用いられる。これは、特に、低作動力と最少の軸方向遊びを与えることを補償する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、自動車の空調システムを概略的に示すブロック回路図である。
【図2】
図2は、図1で概略的に示した空調システムのプラグイン・ラインコネクタの長手方向断面図である。
【図3】
図3は、図2におけるプラグイン・ラインコネクタの透視的に見た断面図である。
【図4】
図4は、図2,3におけるプラグイン・ラインコネクタに属するロッキング装置を異なる寸法で示す断面図である。
【図5】
図5は、図2,3におけるプラグイン・ラインコネクタの分解図である。
【図6】
図6は、プラグイン・ラインコネクタの変形例を示す斜視図である。
【図7】
図7は、図6のプラグイン・ラインコネクタの上面図である。
【図8】
図8は、プラグイン・ラインコネクタの更に別の変形例を示す斜視図である。
【図9】
図9は、別の実施形態におけるプラグイン・ラインコネクタの上面図である。
【図10】
図10は、閉じたリングばねとして形成されたテンションばねの透視的に見た断面図である。
【図11】
図11は、プラグイン・ラインコネクタに属する保持装置の幾何学的関係を示す概略図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグイン・ラインコネクタに関し、特に、モータービークル(自動車)における流体ライン用のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、自動車の空調システム及び他のシステムには、流体ラインが設けられ、この流体ラインは、互いにシステムの異なる部品を連結している。このような流体ラインは、長時間にわたり漏れ止めが保たれていなければならない。この状態は、特に、ラインの連結間に適用される。一方、流体ラインとこれに連結されるシステム部品との間の流体連結は、組立時、できるだけ容易に作ることができなければならない。
【0003】
これには、自動車のエンジン室内に取り付けられる予定のシステム部品に対していくつかの要求がある。この場合、即ち、空調システム及びそれらの部品に対する要求があり、個々の連結個所への接近は、通常極端に制限される。ドライバー及び他の同類のツールを用いるために連結個所に接近できないことがしばしばある。また、流体連結を確保するための他の特別のツールが、このような場所に挿入されることもあり得る。
【0004】
それゆえ、上記要求は、出来る限り多くの特別なツールを用いることなく、処理のために、最も簡単な方法に従って連結できるように設定される。さらに、この連結技術は、処理のための組立者の特別の訓練によらなければならない。これらの条件は、不適当な組立を排除するのに有効である。
【0005】
さらに、単純な組立て及び長期にわたる安定した強固な連結に対する要求に加えて、連結は、温度変動、湿度による影響、及び振動等の好ましくない環境条件の下でできるだけ低コストとなるようにすべきである。流体保護システムにおける連結個所の数が多くなればなるほど、これらの条件がより重要になる。
【0006】
流体ラインのための連結システムは、米国特許第5,727,304号明細書に開示されている。この米国特許は、上述した要求をほぼ満足している。このシステムは、対応する連結システムに流体ガイドチューブの一端を連結するために使用される。この目的のために、関連するチューブは、チューブ自由端部における環状溝にOリングを担持し、この自由端部は、液密状態に連結されるべき部品システムの開口を有する壁に接触する。チューブ端を取り囲む保持クランプは、ボルトによって部品システムに固定され、開口内にチューブ端を機械的に固定するために用いられる。
【0007】
ボルトは、ロッキングボルトとして用いられ、この目的のために保持クランプ内に設けられた開口を貫通する。このロッキングボルトは、円錐ヘッドを有し、ロッキング肩部に接続される。保持クランプの開口において、径方向内側に開口している環状溝にスナップリングがあり、またロック要素としてボルトの環状肩部の後方を把持する。
【0008】
この連結技術によって1つのチューブを部品システムに連結するために、Oリングを備えるチューブ端は開口内に挿入され、かつ同時にこの開口を有する保持クランプは、スナップリングがリング肩部の後方にグリップされかつ保持クランプがボルトで固定されるまで、保持ボルトの円錐ヘッドを押圧する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、この公知のライン連結装置から始めて、連結を確実にし、要求された挿入、または作動力を減少させることができるような連結装置を改善することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1に従うプラグイン・ラインコネクタを用いて解決される。
【0011】
プラグイン・ラインコネクタは、この組立状態において互いに2つのライン通路を連結する2つのコネクタ部品を含んでいる。この連結を長期わたり維持するために、ロッキング装置として形成される保持装置がある。閉鎖リングとして形成されるテンションばね要素は、ロッキング要素として用いられる。
【0012】
ロッキング要素がロック位置に切換ると、第1に、ばね要素がロッキング突出部上に導かれて、ばねが円周方向に拡がる。このロッキング突出部は、好ましくは回転対称である。同様に、ばね要素がロッキング突出部に接触すると、テンションばね要素は、回転対称形に形成される。ロッキング突出部上での変位に対して、ばね要素は、単に拡がるだけで、その結果、内側に指向する同一の径方向力が、ばね要素全体の周囲に加えられる。その結果、この均一な力の分布は、ロッキング要素が比較的容易にロッキング突出部上を移動できることを意味する。ロッキング連結を確立するためのロッキング力は、相対的に小さい。
【0013】
それゆえ、この連結は、特別の高い力を必要としないで手動で達成できる。こうして、このようなプラグイン・ラインコネクタは、接近が難しい場所で使用することができ、最少の力でそれらの組立てが可能となる。さらに、不適切な組立ての危険性を低下させる。経験によれば、最小の力を備える連結は、不適切な組立ての危険を解消する。
【0014】
本発明に従うプラグイン・ラインコネクタは、自動車の空調システムに使用することができる。例えば、コンデンサの連結、蒸発器の連結、コンプレッサへの連結、あるいは、温度膨張弁への連結に使用できる。ここで、機器部品とラインとの間の連結が確立されるようになる。即ち、コネクタ部品の1つは、所定の機器部品上に配置されまたは形成される。更に、プラグイン・ラインコネクタは、2つのラインを連結するために使用することができる。また、このようなプラグイン・ラインコネクタは、ラインブッシュ、例えば、自動車の防火壁上に形成することができる。低圧の油圧ライン(フィードバックライン)、燃料ライン、オイルライン、または水ライン等の他の流体ラインが、本発明に従うプラグイン・ラインコネクタに連結することができる。
【0015】
本発明に従うプラグイン・ラインコネクタの保持部品の1つは、好ましくは、テンションばね要素が半径方向に移動可能で、本質的に軸方向に移動でないように保持される1つの開口を有する。この開口は、貫通孔の開口であり、例えば、この孔を介して対応する固定ボルト(第2連結部)が突出する。テンションばね要素は、径方向に移動できるが、本質的に軸方向に移動できないので、ばね要素は、対応するポケット内に受け入れられる。このポケットは、保持部の開口の壁に設けた環状溝によって形成することができる。テンションばね要素と環状溝は、互いの直径を適合させており、その結果、テンションばね要素は、開口から落ちることのなく環状溝内で径方向の遊びを有して着座している。
【0016】
第2の保持部は、ロッキング形状を有する延長要素によって形成されており、好ましくは、環状ロッキング肩部を有するロッキングボルトである。このロッキングボルトは、対応する(第2の)コネクタ部と一体に形成することができる。しかし、好ましくは、このボルトは、第2コネクタ部にねじ込まれる。プラグイン・ラインコネクタを外すために、このラインコネクタに関連するボルトまたはコネクタ部を取り外すことができ、それらは、また、プラグイン・ラインコネクタのメンテナンスの目的、分離を可能にする。
【0017】
好ましくは、テンションばね要素が、2つの、例えば、環状表面と接触表面との間のロック状態を保持し、これらの一方は、第1の保持部となり、他方は、第2の保持部となる。そして、鋭い角度の開口の外側を閉鎖し、特に、この位置で、テンションばね要素に接触する。こうして、2つの表面は、テンションばね要素を拡げた状態で互いの間に保持するように配置されている。テンションばね要素を一緒に引っ張ろうとする傾向は、接触表面の互いに対する角度位置によって軸方向の緊張力に変えられる。この緊張力は、互いに対する連結部をロック位置に押圧する。
【0018】
1°〜15°間の鋭角、好ましくは、約5°が、径方向に対して20°〜25°の接触表面の傾斜のために、2つの表面間の角度として特に有効であることがわかった。この角度を用いて、安全なロッキング連結を生じさせ、この連結は、容易に確立できる。そして、連結部間に加えられる軸方向力を介して外すことはできない。こうして、テンションばね要素は、互いに楔のように向けられた接触表面間で作用し、また、コネクタ要素のテンションも互いに対して作用する。
【0019】
テンションばね要素は、好ましくは、円形断面を有する環状体として形成される。このばねは、好ましくは、弾力性のある材料から作られ、この柔軟性は、中心軸のまわりで転がり動作を可能にする。こうして、テンションばね要素は、関連したロッキング突出部上を転がることができ、挿入力、即ち、プラグイン連結を実現するために必要とされる力を非常に低い値に低減する。別に起こる摩擦も、これにより低減する。さらに、はっきりとしたロッキング点が生じ、この点を組立者が監視するので、例えば、別のロッキング要素による完全なロック状態を達成しなくても、不具合な組立を防止できる。
【0020】
環状の、閉じた螺旋ねじをテンションばね要素として用いることは、特に有利であることがわかった。この螺旋ねじは、好ましくは、ばね鋼で作られ、対応するロッキング突出部上で、低い作動力で摺動および転動する。拡張性は、ばね定数および螺旋ばね要素のワイヤ径の選択による必要条件に従って設定される。環状螺旋ばねは、軸方向に対するこれらの値に関係しない。即ち、連結要素の作動方向に対して非常に硬いので、ロッキング連結の安全性に寄与する。縮まった螺旋テンションばねの個々の巻線が拡張方向(周回り方向)に対して直列にある程度配置されるようになるが、これらの巻線は、軸方向に対して平行に配置される。このように、軸方向の硬さに対する周回り方向における硬さつまり拡張性の比率は、非常に大きくなり、これは、ロッキング連結の安全性に対して有利である。
【0021】
保持部品は、コネクタ部品の側面に配置することができる。その結果、一対の連結部の1つ(一方の流体通路)が、いくつかの保持装置を有することが可能であり、また1つの保持装置に対して、いくつかの連結要素を保持して、いくつかの流体通路間の連結を確立することができる。
【0022】
本発明の実施形態における有利な特性は、図面、詳細な説明、及びこれに伴う請求の範囲から導かれる。本発明の実施形態は、図面を参照して以下に詳細に説明される。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1において、自動車の空調システム2は、図2に示すプラグイン・ラインコネクタ1のための応用例として図示されている。空調システムは、機器用部品として、コンプレッサ3、コンデンサ4、フィルタドライヤ5を有する流体容器、および蒸発器6を含んでいる。これらの機器は、互いに流体通路を形成するライン7,8,9,10によって連結されている。蒸発器6は、通常自動車の内部に配置され、一方、残りの機器は、エンジン室内に配置される。自動車の内部およびエンジン室は、防火壁によって互いに分離されている。ライン7,10は、この防火壁を貫通する。
【0024】
したがって、ライン7,10は、ライン分路7a,7b,10a,10bに分割される。防火壁11上には、ブッシュ要素12があり、このブッシュ要素は、ライン7,10のエンジン側部分7a,10aを、対応するライン7,10の乗客側部分7b,10bに連結する。図2に示されているプラグイン・ラインコネクタ1は、ライン7,8,9,10を機器部品3,4,5,6と連結要素12とを連結するために用いることができる。ラインコネクタ1に属する第1コネクタ部14(雌コネクタ部)は、連結用開口15に設けられている。
【0025】
これは、流体通路15aを形成し、この通路にライン、例えば、流体通路8aを含むライン8が連結されるようになっている。ライン8は、第2コネクタ部16(雄コネクタ部)に連結され、この第2コネクタ部は、チューブ状の突出部が連結用開口15に挿入される。第2コネクタ部16は、第1円筒部分17を有し、図5で見ることができるように、コネクタ部の外径がほぼ連結用開口15の内径に一致し、連結用開口15内で僅かの遊びで嵌り合う。コネクタ部の自由端部では、コネクタ部16の外径が縮小されており、外側周辺に、1つまたは2つのロッキングリブ18がある。
【0026】
これらのリブは、端部リング19を捕捉して支持するために用いられる。この端部リングは、例えば、傾斜した円錐入口20を有するプラスチック製のリングとしてコネクタ部16の連結を形成する。このプラスチック製のリング19は、円筒部分17の端部側の環状表面と共通する境界を定め、環状溝21(図2及び図3を参照)内には、1つのOリング(シール部材)23、また、2つあるいはそれ以上のOリング23あるいは他のシール要素が配置されている。このOリング23または他のシール要素は、流体通路24をシールするために用いられ、この流体通路は、流体をシールするために用いられる。この流体通路は、2つのコネクタによって外部から境界が定まり、互いに連結される流体通路8a、15aによって形成される。
【0027】
組立状態において、コネクタ部14,16を一緒に保つために、即ち、コネクタ部16が連結用開口15に挿入されるように、第1、第2の保持部26、27を含む保持装置25がある。図3においてよく見られるように、保持部26は、対応するコネクタ部16と一体に形成することができる。適当な手段、例えば、接着、溶接、波形、または他の手段による各連結によってコネクタ部16に連結することができ、また、コネクタ部と保持部の両方またはいずれか一方に連結することができる。
【0028】
フレキシブルラインが必要とされる場合、チューブ状突出部が図2に示すように設けられ、この突出部は、保持部26から離れて伸び、フレキシブルライン用の軸受として用いられる。
【0029】
保持部26は、コネクタ部16に強固にまたは脱着可能に連結されており、かつ平らな底部側面28を有し、この側面は、対応する平面29と接触状態に取付け(組み立て)られる。平面29は、コネクタ部14上に形成されるか、または必要ならば保持部27に形成することもできる。ここで、コネクタ部14は、分離した連結要素又は連結すべき部品の一部となることができる。例えば、コンデンサ4上のコネクタ部14、蒸発器6、コンプレッサ3、またはコネクタ要素12、更に、流体容器には、フィルタドライヤ5を設けることができる。
【0030】
コネクタ部26は、1つの開口を有し、本実施形態において、円筒状の孔として形成し得る貫通孔31(図5参照)を有する。開口31の内部壁には環状溝32が設けられ、この環状溝は、図4に良く見えるように、径方向内側に開口している。環状溝42は、台形断面を有し、環状のテンションばね要素を支持する。本発明では、2つの端部33a、33bを有するテンションばね33が互いに連結されている。その結果、閉鎖リングを形成する。端部33a、33bの一方は、他方に挿入することができる。必要であれば、これらの端部は、レーザスポット溶接により互いに連結することができる。さらに、これらの端部は、互いに弾性体によって連結することができる。この弾性体は、内部を完全に満たし、または端部33a、33bの領域を少なくとも満たす。
【0031】
図10に分離して図示されているテンションばね33は、予め設定された引張り力で巻線35が互いに接触するように巻き付けされ、かつ寸法が決められている。このテンションばねは、予め引張り力が与えられており、このばね要素の特性ラインは、要求条件に従って適用される。引張り力が働かない状態において、テンションばねは、開口31の内径よりも幾分大きな外径を有する。こうして、テンションばねは、たとえ、保持部27が開口を通過しなくても環状溝32内に収納されるように保持されており、開口31から落ちることができない。
【0032】
他方、このテンションばね33は、好ましくは、無負荷の緊張力を受けていない状態で、好ましくは、巻径の半分よりもわずかに多く開口31内側に突出できるような長さを有している。このようにして、テンションばねは、その形状に従って別の個所に挿入される保持部27に対するロック要素を形成することができる。
【0033】
環状溝32は、引張りばねを受け入れるためのポケットを形成する。このために、平面28に対面するエッジ34は、円錐表面、即ち、円錐形状の環状表面を形成する。この環状円錐面は、図4に示された軸方向Aに対して、好ましくは70°の角度を有する。即ち、径方向に対して概略20°の角度に配置されている。対照的に、環状溝32に対向する環状縁35は、平らな表面として形成でき、これにより、この表面の傾斜は、二次的に重要である。溝の底部36、即ち、環状溝32の外径は、テンションばね要素33が必要とされる環状溝32内に完全に押圧することができるように配置されかつ寸法付けられている。即ち、ばねが引っ張られる場合、開口31の壁の背後で見えなくなる。
【0034】
コネクタ部27は、平らな表面29から突出するロッキングボルトとして形成される。ロッキングボルト27は、必要ならばコネクタ部14に一端に連結することができる。しかし、好ましくは、本発明の実施形態において、コネクタ部27は、脱着できるようにコネクタ部14に連結される。このために、ねじ孔41があり、このねじ孔は、連結用開口15と平行に配置され、かつこの開口に対して所定の距離だけ離れている。こうして、ロッキングボルト27は、コネクタ部16が連結用開口15内に押し付けられるとき、開口31内で突き出ることがない。
【0035】
コネクタ部27は、ねじ付き支持突出部42を有し、この突出部は、例えば、円筒部分43に連結する。コネクタ部として作用するボルト27がねじ付き孔41にねじ込まれるとき、ねじ付き支持突出部42に結合する円筒部分の環状の端部表面44が、平らな表面29と接触する。こうして、端部表面44は、円筒部分43に連結するロッキング肩部45の位置を設定し、円筒部分は、大きな開口角度を有する円錐表面として形成されることが好ましい。この開口角度は、径方向に、概略25°の角度となる。この最も大きな径は、好ましくは、孔31の内径よりもわずかに小さいのみである。
【0036】
この最も小さい径は、円筒部分43に対する変化で測定される。この円筒部分の外径は、無負荷のテンションばね33の自由端の内径よりも小さくなっている。これは、円筒部分43が円筒でなく、代わりに別の形状、たとえば、プリズムのような場合にも、肯定的な意味で適合する。いずれの場合も、この円筒部分43は、ロックされた状態でテンションばね33と接触しない。
【0037】
1つの挿入コーン(円錐挿入部分)46が環状肩部45に接触し、この肩部の最も大きい径からボルト27の自由端に向けて縮径し、本実施形態では、挿入コーン46の外形表面の傾斜は、軸線Aに対して概略8°である。この角度は、ロッキング連結を確立するために必要とされる作動力に応じて変更することが可能である。自由端では、完全に自由なテンションばね33の内径よりも小さい径を有するように、挿入コーン46の長さが寸法付けられる。こうして、挿入コーン46は、引っ張りばね33によって閉じられる開口内に固定される。円錐形状の代わりに、他の回転対称の形状を用いることができ、その径は、ロッキング肩部に対して増加する。
【0038】
自由端では、作動装置、例えば、内側六角形ヘッド47または外側六角形ヘッド又はトークス(Torx)ヘッドにボルト27が設けられており、そのため、必要ならば、コネクタ部14からボルト27を解放することができる。
【0039】
プラグイン・ラインコネクタ1は、以下の方法で作動するように記載されている。第1に、まだ何も組み立てられていないと仮定する。即ち、コネクタ部16が待たコネクタ部14に挿入されていないされていない。この場合、Oリング23または複数のOリングは、適当な溝21内にあって緊張力を受けていない。このテンションばね33もまた完全に緊張力を受けていないので、ばねは最も小さい内径を有している。しかし、外形は、開口31の内径よりも幾分少なくとも大きくなっている。その結果、図5に示すように環状溝32内に固定されている。
【0040】
連結を達成するために、コネクタ部16が連結用開口15内に挿入される時、開口31を有する保持部26は、ボルト27の円錐ヘッド上で同時に押圧される。環状のテンションばね33は、挿入コーン46に接触し、このコーンによって広げられる。こうして、テンションばね33が図10に示した軸線Sの回りをスライドしかつ回転する。テンションばね33が厚い場合は、径方向内側に向かう比較的大きな力を発生するので、拡げることは難しいが、挿入コーン46における最小抵抗を伴って転がることはできる。この目的のために必要とされる軸方向作動力は、小さく、その結果、エッジ35とテンションばね33との間の摺動摩擦も低い値となる。
【0041】
コネクタ部16が連結用開口15内に完全に挿入される直前、即ち、保持部26の平らな表面28が平面29に達して接触する直前に、テンションばね33は、ロッキング肩部45に到達する。言い換えれば、ロッキング肩部45は、図11に良く見えるように、リング肩部45の外側端部45aに配置される。径方向におけるリング肩部45の外側端45a間の距離(距離A1)は、テンションばね33のの直径Dよりも大きい(図10参照)。一方、ロッキング肩部に対向するエッジ34の最も小さい直径(内側端34a)の距離(図12における距離A2)は、テンションばね33の直径Dよりも小さい。図11で見られように、関連する表面34,35の傾斜した位置により、軸方向Aに対して表面45,34を重ねることなく円形断面を有するテンションばね33を介して径方向に対するロックを与える。
【0042】
テンションばね33がロッキング肩部45の後にあると、直ちに、このばねが、図11に示す中間スペース内にきちんと嵌り、そして一緒に引っ張る。エッジ34とロッキング肩部45の間のギャップ内にテンションばねが無理に押し込まれ、そして、コネクタ部14に対する大きな力で保持部26を引っ張る。これは、軸方向の緊張力を介して解放できないロッキング連結を作り出す。ボルト27を取り外すことによって再び開くことができる。さもなければ、永久連結がなされる。特に、低い作動力(挿入力)に対する大きいロッキング力が生じる。傾斜表面45,34間の割り込ませるテンションばね33の引張り(テンション)作用は、保持装置25に対する軸方向の、遊びのある支持を与える。
【0043】
前の実施形態は、1つの通路の流体連結及びこれを固定するための単一の保持装置に関係する。図6、図7で見られるように、流体通路、特に、高圧を供給する通路は、2つの保持装置25,25aによって固定することができる。2つの保持装置25,25aは、互いに整合するように形成されかつ上記実施形態に従う保持装置25に対応する。図7に示すように、保持装置は、ライン8に対して互いに対向して直径方向に配置することができる。保持部26は、幾何学的にかつ力に対して対称に形成される。さらに、保持部はトーション負荷に整合される。Oリング23によって引止められる。特に、径方向負荷を受けないで、密着性を与える。これは、2つ以上の保持装置25を有する全ての実施形態に適用される(図7及び図8参照)。
【0044】
対応する保持装置25,25aのテンションばね要素33が径方向にある程度の遊びを許容するので、共通の保持部26上のいくつかの同様に形成された保持装置25,25aを配置することが可能となる。コネクタ部14,16の間の同軸配置および整合性は、保持装置25,25aからではなくOリング23によって決定される。これは、他の実施形態にも適用される。こうして、Oリング23は、保持装置25,25aを介して付加的な径方向負荷を受けることがなく、また、その結果、最適なシールを実現できる。このOリングは、径方向位置を決定し、かつ同軸性に影響する。こうして、要求に従ってOリングの設置位置を作り出す。保持装置は、これらの条件に適合する。
【0045】
ラインコネクタ装置の別の実施形態が図8に示されている。これは、防火壁11の両側にあるライン7a、10aを適当なライン端部に連結するために、たとえば、図1からのブッシュまたは連結要素12を用いることができる。このプラグイン・ラインコネクタ12の構成は、コネクタ部26が2つのライン連結部7a、10aを有する図6のコネクタにほぼ対応する。これに対応して、コネクタ部14には、ライン7,10に同軸配置される2つの連結用開口が設けられる。
【0046】
図9に見られるように、図7の実施形態に対して、2つの保持装置25,25aは、保持部26に対して設けることができるが、一方、この連結は、また単一の保持装置25によって固定することもできる。ここで示される連結要素12aは、連結ボルト27を備えるコネクタ部14と、互いに対向して直径方向に配置される2つの連結用開口とを有する。2つの連結用開口については更なる記載はない。保持部26は、この保持部26の対応する位置に配置されている2つのライン7,10のための連結部を有する。保持装置25は、2つの連結部7,10の間の中心に配置されている。その結果、力に関して対称関係となる。
【0047】
プラグイン・ラインコネクタ1は、特に単純でかつ安全に組立られ、流体的に気密なプラグイン連結部とロッキング装置25を有し、保持装置は、保持部品が軸方向に組立てられるとき、非常に容易に接近することができ、かつ、保持装置が離脱できないようにロック位置を通過するとき、ロック状態にする。リングとして形成されかつ1つのブロックとして作用するテンションばねは、ロッキング用要素として用いられる。これは、特に、低作動力と最少の軸方向遊びを与えることを補償する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、自動車の空調システムを概略的に示すブロック回路図である。
【図2】
図2は、図1で概略的に示した空調システムのプラグイン・ラインコネクタの長手方向断面図である。
【図3】
図3は、図2におけるプラグイン・ラインコネクタの透視的に見た断面図である。
【図4】
図4は、図2,3におけるプラグイン・ラインコネクタに属するロッキング装置を異なる寸法で示す断面図である。
【図5】
図5は、図2,3におけるプラグイン・ラインコネクタの分解図である。
【図6】
図6は、プラグイン・ラインコネクタの変形例を示す斜視図である。
【図7】
図7は、図6のプラグイン・ラインコネクタの上面図である。
【図8】
図8は、プラグイン・ラインコネクタの更に別の変形例を示す斜視図である。
【図9】
図9は、別の実施形態におけるプラグイン・ラインコネクタの上面図である。
【図10】
図10は、閉じたリングばねとして形成されたテンションばねの透視的に見た断面図である。
【図11】
図11は、プラグイン・ラインコネクタに属する保持装置の幾何学的関係を示す概略図である。
Claims (10)
- 第1のコネクタ部(14)と第2のコネクタ部(16)を有するプラグイン・ラインコネクタであって、
前記2つのコネクタ部(14,16)が組み立てられるとき、連続するライン通路(24)を形成し、更に、前記組立状態において、前記コネクタ部(14,16)を保持するのに使用される保持装置(25)を有し、
この保持装置(25)は、ロッキング装置として形成され、ロッキング要素としての閉鎖リングを形成するテンションばね要素(33)を有することを特徴とするプラグイン・ラインコネクタ。 - 第1の保持部(26)が一方の前記コネクタ部(16)に連結され、第2の保持部(27)が他方の前記コネクタ部(14)に連結され、これらの第1,第2の保持部は、保持装置(25)に含まれており、
前記第1の保持部(26)は、開口(31)を有し、この開口内にテンションばね要素(33)が保持され、このばね要素が、径方向に移動可能でかつ軸方向にはほとんど移動できないように保持されており、
前記第2の保持部(27)は、前記開口(31)に挿入できる突出部を有し、かつ前記突出部に環状ロッキング肩部(45)が形成されていることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。 - テンションばね要素(33)は、2つの接触表面(45,34)の間でロック状態に保たれ、この2つの接触表面は、互いに関して外側に開く鋭角(α)を有することを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- テンションばね要素(33)は、円形断面を有する環状体として形成されることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- テンションばね要素(33)は、弾力性があり、かつばねの中心軸(S)の回りで転がり動きができることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- テンションばね要素(33)は、互いに端部(33a,33b)が連結された螺旋ばねであることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- 第2の保持部(27)は、ロッキング肩部(45)に直接接触する円錐挿入部分(46)を有することを特徴とする請求項2記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- ライン通路(24)は、流体通路であり、組立て状態において外側から互いに連結される前記コネクタ部(14,16)をシールするために、軸方向に移動できるシール部材(23)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- コネクタ部(14,16)は、互いに同軸に配置されており、かつ保持装置(25)が前記コネクタ部(14,16)に対して横方向に距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
- 連結装置(25)は、ロック状態において横方向移動が可能であることを特徴とする請求項1記載のプラグイン・ラインコネクタ。
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