JP2004508399A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
糖尿病性疾患の治療薬を製造するための、少なくとも１つのリポ酸、生理学的に許容されるその誘導体又は塩と、式Ｉ：
Ｈ_３Ｃ−（ＣＨ_２）_ｎ１−（ＣＨ＝ＣＨ）_ｎ３−（ＣＨ_２）_ｎ２−ＣＯＯＨ I
（式中、ｎ１、ｎ２は互いに独立して３〜９の整数の値を有し、ｎ３は２〜６の整数の値を有し、炭素原子数は１８、２０又は２２である。）
で表される少なくとも１つの化合物、生理学的に許容されるその誘導体又は塩の使用。
【請求項２】
式Iで表される化合物が式IV：
Ｈ_３Ｃ−（ＣＨ_２）_ｎ１−ＣＨ＝ＣＨ−ＣＨ＝ＣＨ−（ＣＨ_２）_ｎ２−ＣＯＯＨ IV
（式中、ｎ１、ｎ２は互いに独立して３〜９の整数の値を有し、（ｎ１＋ｎ２）の和が１２である。）
で表される化合物である請求項１に記載の使用。
【請求項３】
式I又はIV：
（式中、ｎ１は３，４，５であり、ｎ２は７，８，９である。）
で表される少なくとも１つの化合物である請求項１又は２に記載の使用。
【請求項４】
式IVで表される化合物が９ｃ，１１ｔ−オクタデカジエン酸及び１０ｔ，１２ｃ−オクタデカジエン酸から選択される請求項２又は３に記載の使用。
【請求項５】
II型糖尿病の治療のための請求項１〜４のいずれか１つに記載の使用。
【請求項６】
インスリン抵抗性の治療のための請求項１〜５のいずれか１つに記載の使用。
【請求項７】
高血糖症の治療のための請求項１〜６のいずれか１つに記載の使用。
【請求項８】
糖尿病が発症原因である微小血管及び巨大血管性疾患の治療のための請求項１〜７のいずれか１つに記載の使用。
【請求項９】
糖尿病性ニューロパシー、糖尿病性腎障害、糖尿病性網膜症、アテローム動脈硬化症の治療のための請求項８に記載の使用。
【請求項１０】
糖尿病が発症原因である白内障、失明、腎不全及び切断の予防的処置のための請求項１〜９のいずれか１つに記載の使用。
【請求項１１】
以下のｉ）及びｉｉ）：
ｉ）少なくとも１つのリポ酸、生理学的に許容されるその誘導体又は塩；及び
ｉｉ）式I：
Ｈ_３Ｃ−（ＣＨ_２）_ｎ１−（ＣＨ＝ＣＨ）_ｎ３−（ＣＨ_２）_ｎ２−ＣＯＯＨ I
（式中、ｎ１、ｎ２は互いに独立して３〜９の整数の値を有し、ｎ３は２〜６の整数の値を有し、炭素原子数は１８、２０又は２２である。）
で表される少なくとも１つの化合物、生理学的に許容されるその誘導体又は塩;
並びに
場合によっては少なくとも１つのその他の作用物質及び調合用基剤、
を含む組成物。
【請求項１２】
有効成分の割合が０．０５重量％を超える請求項１１に記載の組成物。
【請求項１３】
以下のｉ）及びｉｉ）：
ｉ）少なくとも１つのリポ酸、生理学的に許容されるその誘導体又は塩；及び
ｉｉ）式I：
Ｈ_３Ｃ−（ＣＨ_２）_ｎ１−（ＣＨ＝ＣＨ）_ｎ３−（ＣＨ_２）_ｎ２−ＣＯＯＨ I
（式中、ｎ１、ｎ２は互いに独立して３〜９の整数の値を有し、ｎ３は２〜６の整数の値を有し、炭素原子数は１８、２０又は２２である。）
で表される少なくとも１つの化合物、生理学的に許容されるその誘導体又は塩、
をベースとする少なくとも１つの組成物と、
場合によってはリポ酸、生理学的に許容されるその誘導体又は塩と式Iで表される化合物、生理学的に許容されるその誘導体又は塩との組合せの治療用途についての指示書、
とを有する商用包装。