JP2004508346A - カルボン酸ベンジルエステルの製法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ヘテロポリ酸の存在で、ジベンジルエーテルからカルボン酸ベンジルエステルを製造する方法に関する。

Description

【0001】
本発明は、ジベンジルエーテルからカルボン酸ベンジルエステルを製造する方法に関する。
【0002】
ジャスミン油の主成分である酢酸ベンジルは、香気組成物を製造するため、かつフルーツエーテルを製造するための出発物質として重要な香料である。
【0003】
酢酸ベンジルの製造は、すでに度々報告されている。従って、例えば、ベンジルアルコールと酢酸との反応による酢酸ベンジルの製造は長い間公知である。酢酸ベンジルは、場合により相間移動試薬の存在で塩化ベンジルとアルカリ金属アセテートとを反応させることにより製造することもできる(Wand等、Chem. Eng. Commun. 100, (1991), 135〜147ページ)。廃棄しなくてはならない塩の形成は欠点であり、この方法の採算性を低減させてしまう。
【0004】
DD−A5−286577には、ジベンジルエーテルを無水酢酸と反応させることによる酢酸ベンジルの製造が記載されている。著しい反応条件(300℃/20MPa)および良好とは言えない収率は欠点である。
【0005】
本発明の課題は、緩やかな反応条件下で実施でき、かつ良好な収率を生じることができる、ジベンジルエーテルから出発するジカルボン酸ベンジルエステルの製法を提供することである。
【0006】
意外にも、触媒としてのヘテロポリ酸の存在でジベンジルエーテルとカルボン酸とを反応させることを特徴とする、ジベンジルエーテルからのカルボン酸ベンジルエステルの製法が見出された。
【0007】
本発明による方法において使用されるジベンジルエーテルは、不飽和または置換ベンジルエーテルであり、かつこれは例えば、分枝または直鎖のC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、CN、CO(C〜C−アルキル)、NOまたはハロゲンの系列からの1個以上の置換基を有することができる。有利な置換基は、メチル、メトキシまたは塩素である。特に非置換ジベンジルエーテルを使用するのが有利である。
【0008】
本発明による方法において、例えば塩化ベンジルからベンジルアルコールを製造する際に生じるようなジベンジルエーテルまたはジベンジルエーテル/ベンジルアルコール混合物を使用することができる。ジベンジルエーテル/ベンジルアルコール混合物のジベンジルエーテルの含量は、例えば、50〜100質量%であり、有利には60〜100質量%であり、特に有利には70〜100質量%であることができる。
【0009】
本発明による方法の場合に使用されるカルボン酸は、飽和または不飽和であり、かつ1〜50個の炭素原子、有利には2〜30個の炭素原子、特に有利には2〜10個の炭素原子を含有する、直鎖または分枝鎖のアルキル−、アリール−またはアラルキルカルボン酸である。本発明による方法において、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、バレリアン酸、イソバレリアン酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチル酸、ステアリン酸、オレイン酸、アクリル酸、ケイ皮酸、フェニル酢酸、安息香酸またはサリチル酸を使用することができる。特に有利なカルボン酸は酢酸またはプロピオン酸である。
【0010】
本発明による方法は、形成された水を除去して実施するのが有利である。水の除去は、蒸留によるかまたは不活性ガス、例えば窒素を通導することにより行うのが有利である。形成された水を除去するために、脱水剤、例えば、ゼオライト、酸化アルミニウムまたはアルミナを使用するのが有利である。特に有利には、形成された水は、使用されたカルボン酸の相応する無水物を脱水剤とする存在で反応を行うことにより除去される。特に有利な無水物は、無水酢酸および無水プロピオン酸である。
【0011】
本発明による方法において、有利にはジベンジルエーテルに対して、カルボン酸2〜50当量、有利には3〜30当量、特に有利には4〜20当量を使用する。
【0012】
本発明による方法を使用されたカルボン酸の相応する無水物の存在で実施する場合には、ジベンジルエーテルに対して、無水物0.1〜10当量、有利には0.5〜7.5当量、特に有利には1〜5当量が使用される。使用される無水物1分子は、水の吸収下に2分子のカルボン酸を生じるため、本発明による方法において適切なカルボン酸の量を使用することができる。従って、ジベンジルエーテルに対して、カルボン酸1〜25当量、有利には1.5〜15当量、特に有利にはカルボン酸2〜10当量が使用される。
【0013】
本発明による方法において、ヘテロポリ酸としては式(I)
     (I)
[式中、
Aはプロトンおよび/または金属カチオンを表し、
XはP、Si、B、Ge、As、I、SeまたはTeを表し、
MはW、Mo、VまたはCrを表し、
aは3、4、5または6であり、その結果ヘテロポリ酸またはそれらの塩が電気的に中性になり、
bは1または2を表し、
cは12または18を表し、かつ
dは40または62を表す]
のようなものを使用するのが有利である。
【0014】
適切なカチオンAとしては、例えば、アルカリ金属、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウムまたはセシウムのカチオン、または金属マンガン、ニッケル、コバルト、銅またはランタンのカチオンまたはプロトンを挙げることができる。
【0015】
有利なヘテロポリ酸は、リンモリブデン酸、リンタングステン酸、リンバナジン酸、ケイモリブデン酸、ケイタングステン酸またはケイバナジン酸であり、特に有利なヘテロポリ酸は、リンモリブデン酸、リンタングステン酸、ケイモリブデン酸およびケイタングステン酸である。
【0016】
有利なヘテロポリ酸は、さらにケギンタイプのもの、すなわち、bが1であり、cが12であり、かつdが40である式(I)の化合物およびドーソンタイプのもの、すなわち、bが2であり、cが18であり、かつdが62である式(I)の化合物有利である。特に有利な化合物は、A[PMo1240]、A[PW1240]、A[SiMo1240]およびA[SiW1240]である。
【0017】
ヘテロポリ酸の製法は公知であり、例えば、Roempp, Lexikon der Chemie 第3巻, 10. Auflage, Stuttgart/New York 1997、1741ページ;Chemical Reviews 98, 1998、1ページ以降またはCatal. Rev. Sci. Eng. 37, 1995、311ページ以降に記載されている。
【0018】
ヘテロポリ酸は、水化物の形で使用することもできる。ヘテロポリ酸の混合物を本発明による方法において使用することもできる。
【0019】
本発明による方法では、ヘテロポリ酸を均一触媒としてまたは不均一触媒として存在させるかまたは使用することができる。ヘテロポリ酸が均一または不均一触媒として存在するかに応じて、使用されるヘテロポリ酸の種類と量は左右される。さらにヘテロポリ酸を不均一触媒として不活性な担体上に設置して使用することもできる。担体材料としては、例えば活性炭、シリカゲル、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、例えば、ゼオライトまたは層状ケイ酸塩、アルミナ、酸化チタンまたは酸化ジルコニウムが適切である。
【0020】
本発明による方法において担持されたヘテロポリ酸を使用する場合には、これらを乾燥した形で使用するのが有利である。乾燥は熱および/または真空により達成することができる。さらに、乾燥は、親水性液体、例えば、方法中で使用されたカルボン酸または相応する無水カルボン酸で洗浄することにより、または共沸蒸留により有機溶剤、例えば、トルエン、キシレンまたは塩化メチレンを用いて行うことができる。
【0021】
担持されたヘテロポリ酸は、粉末または成形体として、例えば、球体、円筒形、桿状体、中空円筒またはリングとして使用することができる。この場合に、担持されたヘテロポリ酸を本発明による方法において懸濁した形でまたは固定床として使用することができる。
【0022】
場合により担持されたヘテロポリ酸を懸濁した形で使用するか、またはヘテロポリ酸が均一な形で存在する場合には、これらは有利にはジベンジルエーテルに対して、0.1〜100質量%、有利には0.5〜90質量%、特に有利には0.1〜80質量%の量で使用される。有利には、反応装置を強力に混和させながら運転する。強力な混和は、当業者に公知の種々の方法により、例えば、撹拌機、ノズル、邪魔板、スタティックミキサー、ポンプ、狭い管中への乱流を用いることにより、または超音波により達成される。
【0023】
本発明の方法による有利な実施態様において、場合により担持されたヘテロポリ酸を、使用されたカルボン酸、有利には使用されたカルボン酸と相応する無水カルボン酸との混合物中に懸濁させるか、またはこれを前記酸と混合し、引き続きジベンジルエーテルを添加する。反応の終了後に、場合により担持された懸濁ヘテロポリ酸を、例えば、濾過または遠心分離により分離することができる。使用されたヘテロポリ酸が均一な形で存在する場合には、これらを有利には塩基の添加により中和し、引き続き反応混合物を蒸留により単離する。
【0024】
担持されたヘテロポリ酸を固定床触媒として使用する場合には、有利にはジベンジルエーテル0.05〜5000g/触媒1リットル・h、有利にはジベンジルエーテル0.1〜4000g/触媒1リットル・h、特に有利にはジベンジルエーテル1.0〜3000g/触媒1リットル・hの触媒負荷を使用する。
【0025】
本発明による方法の有利な実施態様では、担持されたヘテロポリ酸を固定床触媒として存在させ、かつ有利には触媒パッキングとして管中に配置させる。出発材料であるジベンジルエーテルおよびカルボン酸は、有利には相応する無水カルボン酸との混合物の形で、フラッジングにより並流または向流で触媒と接触させることができる。
【0026】
本発明による方法の更に有利な実施態様では、これを細流相中で実施し、かつ担持されたヘテロポリ酸は固定床触媒の形で存在する。有利には、液流を良好に分配するため、かつ触媒パッキングを良好に湿らすための中間プレートを含む垂直管反応器中に、触媒パッキングを配置させる。出発材料は、有利には並流で、例えば上から触媒パッキングに設置する。管の末端において反応生成物を排出することができる。
【0027】
後処理は、場合により担持された不均一懸濁ヘテロポリ酸が存在する場合にも、固定床の変法の場合にも、水と混合不可能な溶剤、例えば、トルエンを反応生成物に添加して実施することができる。粗製カルボン酸ベンジルエーテルを含有する有機相を分離した後に、これを例えば蒸留によりさらに精製することができる。
【0028】
本発明による方法は、不連続的に、部分的に連続的にまたは連続的に実施することができる。
【0029】
本発明による方法を実施する温度は、有利には15〜200℃、特に有利には25〜190℃、とりわけ有利には30〜180℃である。
【0030】
本発明による方法を約115℃を上回って実施する場合には、蒸気圧に相応して高めた圧力下で運転しなくてはならない。従って、必要な過圧は、反応混合物の蒸気圧に少なくとも等しい。これは、約50バールであり、有利には25バールまでである。
【0031】
場合により、本発明による方法は通常の保護ガス、例えば、窒素、ヘリウムまたはアルゴン下に実施することができる。
【0032】
本発明による方法により、カルボン酸ベンジルエステルが良好な収率で、高い転化率および良好な選択性で得られる。本発明による方法は、高価な装置の出費がなく簡単に実施可能である。
【0033】
以下の実施例中のデータは質量を表す。
【0034】
実施例
例1
ジベンジルエーテル99.2g(0.5mol)、酢酸120.0g(2.0mol)およびリンタングステン酸(Johnson Matthey社)0.5gを、邪魔板およびパドルミキサーを備えたフラスコ中で、強力に撹拌(250rpm)しながら、かつ窒素下に120℃で加熱した。5時間の反応時間後、素早く冷却し、トルエンと水を添加した後に有機相を分離し、かつガスクロマトグラフィーにより分析した。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを58:19の比で含有していた。
【0035】
例2
例2は例1と同様に実施した。酢酸240.0g(4.0mol)を使用し、かつ反応時間は3時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを67:15の比で含有していた。
【0036】
例3
例3は例1と同様に実施した。酢酸600.0g(10.0mol)を使用した。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを82:5の比で含有していた。
【0037】
例4
例4は例1と同様に実施した。酢酸300.0g(5.0mol)およびケイタングステン酸(Aldrich社)0.5gを使用し、反応時間は7時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを81:4の比で含有していた。
【0038】
例5
例5は例1と同様に実施した。ジベンジルエーテル99.2g(0.5mol)、酢酸30.0g(0.5mol)、無水酢酸51.1g(0.5mol)およびリンタングステン酸(Johnson Mattey社)0.5gを100℃で反応させた。反応継続時間は1時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを80:1の比で含有していた。
【0039】
例6
例6は例5と同様に実施した。ケイタングステン酸(Aldrich社)0.5gを使用した。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを81:1の比で含有していた。
【0040】
例7
例7は例5と同様に実施した。リンモリブデン酸(Aldrich社)0.5gを使用し、反応時間は7時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを50:29の比で含有していた。
【0041】
例8
例8は例5と同様に実施した。ケイモリブデン酸(Aldrich社)0.5gを使用した。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを47:30の比で含有していた。
【0042】
例9
例9は例5と同様に実施した。リンタングステン酸(Johnson Mattey社)0.1gを使用し、反応を23℃で実施した。反応時間は3時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを70:5の比で含有していた。
【0043】
例10
例10は例4と同様に実施した。ジベンジルエーテル79.3g(0.4mol)およびベンジルアルコール21.6g(0.2mol)を使用し、反応時間は5時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを70:18の比で含有していた。
【0044】
例11
例11は例5と同様に実施した。リンタングステン酸(Johnson Mattey)75gを酸化アルミニウムSPH 512(Rhone−Poulenc社)1000mlの上に設置することにより製造した触媒3.0gを使用し、反応時間は7時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを62:19の比で含有していた。
【0045】
例12
例12は例5と同様に実施した。リンタングステン酸(Johnson Mattey)75gを活性炭ROX 0.8(Norit社)1000mlの上に設置することにより製造した触媒3.0gを使用し、反応時間は1時間であった。反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを77:1の比で含有していた。
【0046】
例13
例13は例5と同様に実施した。プロピオン酸37.0g(0.5mol)および無水プロピオン酸65.1g(0.5mol)を使用し、反応時間は1時間であった。反応混合物は、ベンジルプロピオネートとジベンジルエーテルを78:1の比で含有していた。
【0047】
例14(連続的方法)
固定床として配置され、リンタングステン酸(Johnson Matthey社)75質量部を酸化チタンHSA(Norton社)1000体積部の上に設置することにより製造した触媒60体積部を有する反応器中に、反応器の上端から100℃の温度で触媒床を通してジベンジルエーテル11.9質量部/hと酢酸37.6質量部/hから成る混合物を充填した。反応器を出た反応混合物は、酢酸ベンジルとジベンジルエーテルを63.5:21.2の比で含有していた。空時収率:0.084kg/1h(触媒に対して)。

Claims (18)

  1. ジベンジルエーテルからカルボン酸ベンジルエステルを製造する方法において、ヘテロポリ酸の存在でジベンジルエーテルをカルボン酸と反応させることを特徴とする、ジベンジルエーテルからカルボン酸ベンジルエステルを製造する方法。
  2. 式(I)
         (I)
    [式中、
    Aはプロトンおよび/または金属カチオンを表し、
    XはP、Si、B、Ge、As、I、SeまたはTeを表し、
    MはW、Mo、VまたはCrを表し、
    aは3、4、5または6であり、その結果ヘテロポリ酸またはそれらの塩が電気的に中性になり、
    bは1または2を表し、
    cは12または18を表し、かつ
    dは40または62を表す]
    のヘテロポリ酸を使用する、請求項1に記載の方法。
  3. Aは、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マンガン、ニッケル、コバルト、銅およびランタンの系列からのカチオンを表す、請求項2に記載の方法。
  4. ヘテロポリ酸として、リンモリブデン酸、リンタングステン酸、リンバナジン酸、ケイモリブデン酸、ケイタングステン酸またはケイバナジン酸を使用する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. ジベンジルエーテルは非置換ジベンジルエーテルである、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. ジベンジルエーテルは、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、CN、CO(C〜C−アルキル)、NOまたはハロゲンの系列からの1個以上の置換基を有する置換ジベンジルエーテルである、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. ジベンジルエーテルをベンジルアルコールとの混合物の形で使用する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. ジベンジルエーテルに対してカルボン酸2〜50当量を使用する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 反応を形成された水を除去しながら行う、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 形成された水を蒸留または不活性ガスの通導により除去する、請求項7に記載の方法。
  11. 反応を、使用されたカルボン酸の相応する無水物の存在で実施する、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. ジベンジルエーテルに対して、無水物0.1〜10当量を使用する、請求項11に記載の方法。
  13. ヘテロポリ酸をジベンジルエーテルに対して0.1〜100質量%の量で使用する、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. ヘテロポリ酸は、担持された形で存在する、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 担持されたヘテロポリ酸は反応混合物中で懸濁された形で存在する、請求項14に記載の方法。
  16. 担持されたヘテロポリ酸を固定床触媒として使用する、請求項14に記載の方法。
  17. 1時間あたり担持されたヘテロポリ酸1リットルあたり、ジベンジルエーテル0.05〜5000gの触媒負荷を使用する、請求項16に記載の方法。
  18. 反応を15〜200℃の温度で実施する、請求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。
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