JPS63168404A - 共役ジエンの選択的酸化カルボニル化方法 - Google Patents

共役ジエンの選択的酸化カルボニル化方法

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JPS63168404A JP62325647A JP32564787A JPS63168404A JP S63168404 A JPS63168404 A JP S63168404A JP 62325647 A JP62325647 A JP 62325647A JP 32564787 A JP32564787 A JP 32564787A JP S63168404 A JPS63168404 A JP S63168404A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、共役ジエンの選択的酸化カルゲニル化方法に
関するものである。本発明は特に、白金族金属触媒と,
酸化剤としてのキノン銹導体との存在下に、ジエンと、
一酸化炭素と、ヒドロキシル基含有化合物との反応によ
ってアルケンポリカルゲン酸エステルを生成させること
からなる酸化カルビニル化方法に関する。さらにまた本
発明は、この反応に使用される触媒系自体にも関する。
発明の背景 米国特許第先!r75. !rA2号明細書には,メタ
ノールと、高酸化状態の白金族金属の化合物を含有する
触媒と,キノンの如き有機酸化剤と、脱水剤と、好まし
くはl以上のりガンドとの存在下に、かつ反応が可能な
温度、圧力条件下にl,3−ブタジエンを一酸化炭素と
反応させることによって、主としてジメチルへキス−3
−エンジオエート(dioat・)全生成させ、このジ
メチルへキス−3−エンジオエートに真後に水素化反応
を行ってアジピン酸ジメチルを生成させることからなる
アジピン酸ジメチルの製造方法が記載されている。この
反応はパラジウム化合物の存在下に実施するのが好まし
い。有利に使用できるリガンドの例にはトリフェニルホ
スフイン,トリ(p−メトキシフェニル)ホスフイン,
トリ(p−フルオロフェニル)ホスフィン、トリブチル
ホスフィン、トリフェニルアルシン、トリエチルアルシ
ン,ぺ/ジニトリル、アセトニトリル、クロビオニトリ
ル,バレロニトリル、サクシノ二トリル、グルタロニト
リル、トリフェニルホスファイト、塩化リチウム、臭化
ナトリウム、沃化リチウム、沃化カリウム、塩化銅があ
げられる。さらに、この公知方法では。
酢酸、トリフルオロ酢酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸,沃
化水素酸のうちから選択された少量の酸が使用できる。
しかしながら、前記の米国特許明細書中の実施例に記載
のブタジェンの変換率,およびジメチルへキス−3−エ
ンジオエートへの選択率の値カラ当業者には明らかなよ
うに,この公知方法は、所望のアルケンジカルビン酸エ
ステルを高収f(ブタジェンの量を基準として30%を
超える収量)で得る之めの選択的製造方法とは考えられ
ない。
このアルケンゾカルゲン酸エステルは、アジイードの製
造如き化学合成操作の原料として近年特に重要性が増し
てきた物質である。さらに、この公知方法は比較的高い
圧力(3≠−350気圧)および温度CAO−/90°
C)において実施されるので、この高温高圧に耐える反
応装置を使用しなければならず、そのために経費がかさ
む。
国際特許第CWO)101002!;0号明細書には、
共役ジオレフィン(たとえばへ3−ブタジエン)を。
パラジウム触媒、銅(II)塩および塩基の存在下に。
−酸化炭素およびアルコール(たとえばベンジルアルコ
ール)と反応させることによって、この共役ジオレフィ
ン金アルケンポリカルゲン酸エステル(たトエばジメチ
ルへ千スー3−エンジオエート)に変換させる方法が開
示されている。そして、この不飽和ジエステルに加水分
解反応および水素化反応(これらの反応を逆の順序で行
ってもよい)を行うことによって、それに対応する線状
二塩基酸すなわちジー酸(di −acid )(ft
とえはアジピン酸)が製造できる。銅(II)化合物の
使用量は、この公知方法の実施時に生じたノ4ラジウム
(0)ヲ酸化して元の/ンラジウム(n)に戻すのに充
分な量であるべきである。求核性の塩基の使用量は、少
なくとも1モル当量〔銅(It)塩の使用量基準〕であ
るべきである。前記の銅塩として塩化鋼を使用するのが
好ましい。好ましい塩基はカルビン酸のアルカリ金属塩
およびアルカリ土類金属塩ならびに種々の炭酸塩(たと
えば酢酸ナトリウム、酢酸゛カリウム。
プロピオン酸ナトリウム、ラフ酸ナトリクム、炭酸ナト
リウム)、およびアミン(たとえばトリエチルアミンや
ルチジン)である。
今述ぺ九公知方法の実施例から当業者には明らかなよう
に、この公知方法は、所望のアルケンジカルゲン酸エス
テル(たとえばジメチルヘキス−3−エンジオエート)
を高収量で得る念めの選択的製法とは考えられない。さ
らにまた、この公知方法は、反応時間が比較的長い(実
施例■では799時間)という特徴がある。
発明の目的 したがって本発明の目的は、比較的安価なファインケミ
カルの需要の増大に対処するために、これの化学合成の
際の出発物質であるジエチルまたはジメチルへ中スー3
−エンジオエートおよび/またはジメチルへ中スーコー
エンジオエートの如きアルケンジカルゲン酸ジエステル
を製造する九めに、ブタジェンまたはその同族体をアル
ケ/ジカルゴン酸ジエステルに選択的に変換する新規方
法を開発することである。
発明の構成 本発明者は長年月にわ之って種々の研究を行つ九結果、
前記の所望化合物を選択的に製造する方法を今や見出し
たのである。これは従来の知識からみて全く予想外のこ
とである。
したがって本発明は、少なくとも次の成分、すなわち。
(a)  /[ま九はそれ以上の白金族金属のうちから
選択される金属の化合物、 (b)  アミンおよび/またはその誘導体の形の酸化
剤、および (、)  共触媒(eocatalyst )としての
、マンガンおよびバナジウムのうちから選択される金属
の化合物 を含有してなる触媒系の存在下に、共役ジエンの酸化カ
ルメニル化反応を行い、しかしてこの反応は、ジエン1
モル当シ少なくとも2モル当量のアルコールおよび一酸
化炭素金用いて実施することを特徴とする、次式 %式% (ここにRは低級アルキル基またはアルアルキル基を表
わし。
R′およびR“の各々は水素、低級アルキル基。
アリール基またはアルアルキル基を表わし、R#は水素
または低級アルキル基を表わす)の化合物の選択的製造
方法に関するものである。
容易に理解されるように、用語1低級アルキル基1は炭
素原子l−φ個のアルキル基金意味し、用語“アリール
基mは非置換ま九は置換フェニル基またはナフチル基金
意味し、用語1アルアル中ル基”すなわちアラールキル
基は、低級アルキル基で置換されたフェニル基またはナ
フチル基を意味する。
本発明方法の好ましい具体例では、Rがメチル基または
エチル基でtりb、R’ 、 R“およびR”′が水素
またはメチル基である化合物が製造できる。
共役ジエン(特にへ3−ブタジエン)の酸化カルゲニル
化反応によってへ中スー3−エンジカルlン酸ジエステ
ルおよび/またはへキスーコーエyジカルゲン酸ジエス
テルを製造するのが一層好マしい。
前記の触媒系の成分の他に、もし所望ならば1種または
それ以上の脱水剤が少量使用できる・反応器で反応を実
施した場合に1反応中に水が生じ、この水が反応に悪影
t#ヲ与えるから、このようなときに脱水剤を使用して
水を除去するのが好ましい。
白金族金属の化合物はさらに追加リガンドを含有し得る
。しかしながら、変換反応を最適条件下に行うのにこの
リガンドは不必要であることが見出された。
酸化剤の再生のために酸素が使用できる。酸素は一酸化
炭素と共に反応器に添加でき、あるいは別の反応器に添
加できる。
反応は回分法、連続法または半連続法によって実施でき
る。用語“半連続法”は、反応体を連続的に反応器に供
給し、ただし反応生成物は反応完了時まで反応器から除
去しないという反応実施方法を意味する。アルコールの
使用量は、ジカルぎノ酸エステル生成物の量を基準とし
比化学量論量またはそれ以上の量であるべきである。好
ましくは、このアルコールとしてメタノールおよびエタ
ノールf2−10モル(ジエステル生成物基準)使用す
る。任意的に、少量の脱水剤が反応混合物に添加できる
。これは、所望の無水条件を維持するのに役立つ。適当
な脱水剤の例にはオルト蟻酸メチル、メタ硼酸、2,2
−ジメトキシグロ/9ノ。
へグージメトキシシクロヘキサン、メチルビニルエーテ
ルおよびl−エトキシ−シクロへ中センがあげられる。
用語1白金族金属の化合物1は、ルテニウム、ロジウム
、パラジウム、オスミウム、イリジウム。
白金の化合物(およびその混合物)t−意味する。
適当な白金族金属の化合物の例には臭化白金、塩化白金
、沃化・9ラジウム、塩化/ダラシ9ム、臭化/#ラジ
ウム、酢酸パラジウムがあげられる。適当な触媒金属塩
が反応中に生ずるような反応条件下に反応を行う場合に
は、金属または金属酸化物が使用できる。本発明に従っ
て変換反応を行うときには、金属化合物としてパラジウ
ム化合物を使用するのが好ましく、酢酸パラジウムが特
に好ましい。この白金族金属触媒は均質または不均質に
作用するものであり得る。不均質型のものは、スラリー
として使用でき、あるいは、酸化珪素、酸化アルばニウ
ム、炭素等や、天然または合成ゼオライトや他の不活性
材料中に含浸させて使用できる。
金属触媒はま九、重合体に結合させた形で使用すること
もできる。白金族金属触媒の使用量は0.001−10
 /”5h原子、好−*シ<dO,0/−10グラム原
子である(ジエン100モル当す)。
白金族金属をその酸化状態に保つために使用される酸化
剤の例には、l、ターベンゾ苧ノン、ム5−ジクロロ−
/、4−ベンゾ千ノン、2,6−ジクロロ−1.ψ−ベ
ンゾキノン、テトラクロロ−/、U −べ/ゾ千ノン(
クロラニル)、2,J−ジシアノー7Iターベンゾキノ
ン、テトラメチル−/l弘−ヘンゾキノン、2.3−ジ
クロロ−,5−,6−ジシアツー/、% −ヘンゾキノ
ン、 2.!;−ジフェニルー八へ−ベンゾキノンsu
n弘−す7トキノン、ふ3−ジクロロ−1,ターナフト
キノン、2,J−ジメチルー/、%−ナフトキノンおよ
びその混合物があげられる。上記の酸化剤は内部(In
t@rnal )酸化剤であると考えられる。好ましい
内部酸化剤はテトラクロロ−/、≠−ペンツキノン(ク
ロラニル) テ=S 71゜任意的に、キノン/ハイド
ロ千ノン混介物が使用できる。キノン(または、キノン
とハイドロキノンとの混合物)は天然または合成ゼオラ
イトの如き不活性材料中に吸着でき、あるいは、有機重
合体中に混入し得る。内部酸化剤と白金族金属成分との
モル比は広い範囲内で徨々変えることができ、一般に1
00−700.好ましくは300−bo。
である。
適当なマンガンおよびバナジウムの化合物の例には塩化
マンガン、塩化バナジウム、臭化マンガン、臭化バナジ
ウム、酢酸1ンガン、酢酸バナジウム(およびその混合
物)があげられる。塩化マンf/または塩化バナジウム
を使用するのが好ましい。
共触媒と白金族金属触媒との使用量の比率は臨界条件で
はなく、広い範囲内で種々変えることができる。変換率
および選択率の両者を高い値にするために、パラジウム
/グラム原子当りマンガン塩またはバナジウム塩を5−
50モル使用するのが好ましい。この共触媒を10モル
よシ多く、グ5モルより少なく使用し念ときに()臂う
ジウム/グラム原子当シ)、選択率が高くなj)(>g
係)、かつ変換率も高くなる。
反応体のうちの/橿(一般にアルコール)を大過94j
#使用した場合、ま九は反応生成物のうちの1種が適当
な液相を形成するものである場合には、本発明方法の実
施のときに追加溶媒は不必要である。しかし本発明の好
ましい具体例では、追加溶媒が使用される。この目的の
ために、任意の不活性溶媒が使用できる。この溶媒は、
たとえばスルホン〔たとえばシクロビルスルホン、テト
ラヒドロチオフェン−へ/−ジオキサイド(スルホラン
)、コーメチルー≠−ブチルスルホラン、3−メチルス
ル示ラン、コーメチルー弘−!チルスルホラン〕;ニト
リル(たとえばアセトニトリル、グロピオニトリル、ベ
ンゾニトリル);炭化水素(たとえばベンゼン、トルエ
イ、キシレン、インオクタン、n−へ中サン、シフロイ
/タン、シクロヘキサン。
シクロオクタン);エステル(九とえば酢酸メチル、酢
酸エチル、グロピオン酸メチル、グロピオン酸ブチル、
安息香酸メチル、アジピン酸ジメチル、ブチロラクトン
);ケト/(たとえばアセトン、アセトフェノン、コー
プタノン、シクロヘキサノン、メチルインブチルケトン
);エーテル〔たとえばアニソール、2,り、を−トリ
オキサノン(別名ジグリム)、ジフェニルエーテル、ジ
イングロビルエーテル〕のうちから選択できる。エーテ
ル型溶媒九とえはジグリム全使用するのが好ましい。
本発明方法は比較的穏和な反応条件下に実施できる。適
当な温度は!rO−200℃、好ましくはりo−1so
℃であるが、KO−/2り℃の温度が一層好ましい。本
発明方法では、白金族金属錯体を所望の高酸化状態に保
つために、すなわちカルボニル化反応のための高触媒活
性を保つ九めに内部酸化剤全使用するが、この酸化剤の
濃度を充分高い値に保つ九めに酸素が使用できる。酸素
は一酸化炭素と共に添加できるが、この場合には、爆発
性の酸素/−酸化炭素混合物の生成を防止するための注
意を払わなければならない。あるいは酸素は別の反応器
に添加できる。別の具体例では、反応器に一酸化炭素お
よび酸素を交互に添加できる。
容易に理解され得るように1本発明方法のカルボニル化
反応自体では水は生成しないが、ハイドロキノン誘導体
からの千ノン誘導体の再生(これは酸化反応である)の
際に水が生ずる。カルボニル化反応とキノン再生反応と
が同一反応器内で行われる場合には、充分な量の脱水剤
を添加して、ブタンまたはその同族体もしくは誘導体の
酸化反応の如き副反応を最小限に抑制するのが1ましい
カルボニル化反応と千ノンの再生反応とをそれぞれ別々
の反応器で行う場合には、カルボニル化反応の反応器中
の千ノン含有原料は実質的に無水のものでなければなら
ない。
上記の目的のために必要な脱水操作は、1種またはそれ
以上の同じ種族の前記脱水剤を用いて実施でき、あるい
は、キノン含有原料を適白な固体脱水剤の中を通過させ
ることによって実施でき、あるいは、水を留去させるこ
ともできる。
−酸化炭素は実質的に純粋なものが使用でき、あるいは
酸素および/″またけ1種またはそれ以上の不活性ガス
(たとえば窒素または貴ガス)と混合して使用できる。
本発明方法における一酸化炭素の圧力は一般に、公知の
方法の場合の圧力よシも低い値であってよい。SOパー
ルを念はそれ以上の圧力が好ましい。
アルコールと共役ジエン(特にブタジェン)とのモル比
は広い範囲内で種々変えることができるが、一般に2:
lないし10:/である。このアルコールは脂肪族、環
式脂肪族または芳香族アルコールであシ得、そしてこの
アルコールは1またはそれ以上の不活性置換基を含んで
いてもよい。
適当なアルコールは、炭素原子20個までのものである
。メタノール、エタノール、ノロ/4ノール。
2,2−ジヒドロキシメチルー/−!タノールの如キア
ルカノールオヨヒヘンジルアルコールが、!当な出発化
合物である。これらのうちで、メタノールおよびエタノ
ールが特に好ましい。
後記の実施例から明らかなように、マンガンまたはバナ
ジウムの化合物を共触媒として使用した場合には、アル
カノールからヘキス−3−工ンジカルlン酸および/を
次はヘキスーコーエンジヵルボン酸のジエステルへの選
択的変換反応の平均変換率および選択率が、塩化鋼、ク
ロム化合物または鉄化合物(これらは、マンガンやバナ
ジウムの化合物と等価な共触媒であると今迄思われてい
たものである)′に使用した場合に比して、予想外に高
い値になることが判明した。
本発明はまた、共役ジエンの酸化カルメニル化反応を、
−酸化炭素およびアルコールを用いて行うときに使用さ
れる触媒系において、少なくとも次の成分、すなわち。
<h>isまたはそれ以上の白金族金属のうちから選択
される金属の化合物。
(b)  −?ノンおよび/またはその誘導体の形の酸
化剤、および (c)  共触媒としての、マンガンおよびバナシ1ウ
ムのうちから選択される金属の化合物 を含有することを特徴とする触媒系にも関する。
触媒系の前記成分の他に、既述の1種ま九はそれ以上の
脱水剤を少量配合できる。
適当な白金族金属化合物、酸化剤および共触媒化合物に
ついては既に述べた。
本発明の触媒系には、白金族金属触媒成分1グラム原子
当りマンガンまたはバナジウムの化合物(好ましくは塩
)ts;−soモル配合するのが好ましい。触媒系内に
おける内部酸化剤対白金族金属成分のモル比は一般に1
00−りOO1好ましくは300−600である。既述
の如くこの触媒系はさらに、追加溶媒(好ましくはジグ
リム)t−含有し得る。
次に、本発明の実施例を示す。
例  l 磁力攪拌機を付けたハステロイ−C(登録商標)製オー
トクレーブ(容量2!;0m1)に、ジグリム弘0−、
ブタジェン10m1.エタノール/ 5m/。
酢酸パラジウムa/ミリモル、クロラニル5049モル
および塩化マンガン(MnC12) eばリモルを入れ
た。このオートクレーブに一酸化炭素’frl、0パー
ルの圧力で入れ、オートクレーブを閉鎖し。
710℃の温度に加熱した。コ時間の反応時間の経過後
に、オートクレーブの内容物全気液クロマトグラフィに
より分析した。エタノールからジエチルへ中スー3−エ
ンジオエートおヨヒシエチルヘキスーコーエ/ジオエー
トへの変換反応における選択率は19%であった。平均
変換反応速度は200モル/g亀t、Pd、時であった
例  コ 例1の場合と実質的に同様な方法に従って実験を行った
。ただし今回はMnC12弘ミリモルの代りに、これ’
ft2ミリモル含む触媒系を使用した。エタノールカラ
ジエチルへキス−3−エンジオエートおよびジエチルへ
千スーコーエンジオエートへの変換反応における選択率
はgS俤であった。平均変換速度は155モル/gat
−Pd一時であった。
例  3 例/の場合と実質的に同様な方法によって実験?行った
、ただし今回は、−酸化炭素の圧力を60パールでなく
70パールとした。エタノールカラジエチルへキス−3
−エンジオエートおよびジエチルへキスーコーエンジオ
エートへの変換反応における選択率はq/チであつ九。
平均変換反応速度は/70モル/ gat、 Pd、時
であつ九。
例  ≠ 例/の場合と実質的に同様な方法によって実験を行つ念
。ただし今回は、MnC1z (ダばリモル)の代りに
塩化パナジクム(VCI、)2ミリモルヲ使用し、かつ
、−酸化炭素の圧力を60パールでなく50バールとし
た。エタノールからジエチルへキス−3−エンジオエー
トおヨヒシエチルへキス−2−エンジオエートへの変換
反応における選択率はgO俤であった。平均変換反応速
度は/30モル/ gat、Pd、時であった。
参考例 例/の場合と実質的に同様な方法に従って実験を行つ九
。ただし今回使用された触媒系は、MnCl2タハリモ
ルの代シに、塩化鋼(cuc12)2<リモル、アセト
酢酸クロム(cr(Acae)3)  2ミリモルまt
は塩化第二鉄(F@CI5 ) −2’リモルを含むも
のであつ念。反応時間は、CuC12t−使用した場合
には、夕晴間であり、他の上記無機塩を使用した場合に
は2時間であった。この変換反応における選択率はそれ
ぞれ72壬、qO係および30%であり、平均変換速度
はそれぞれ/θO1!rOおよび750モル/gat、
Pd、時であつt0アセト酢酸クロム全使用し次理由は
、塩化クロムの溶解度が非常に低いためである。
共触媒全使用しないことを除いて、同様な実験を行った
。選択率は11であり、平均変換反応速度は75モル/
 g 亀t 、 P d 、時であった。
これらの実験結果から明らかなように、共触媒としての
マンガンおよびパナジクムの化合物は、鋼、クロム、お
よび鉄の化合物と比較して、予想外にすぐれた特性を有
するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも次の成分、すなわち、 (a)1種またはそれ以上の白金族金属のうちから選択
    される金属の化合物、 (b)キノンおよび/またはその誘導体の形の酸化剤、
    および (c)共触媒としての、マンガンおよびバナシウムのう
    ちから選択される金属の化合物 を含有してなる触媒系の存在下に、共役ジエンの酸化カ
    ルボニル化反応を行い、しかしてこの反応は、ジエン1
    モル当り少なくとも2モル当量のアルコールおよび一酸
    化炭素を用いて実施することを特徴とする、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) および/または ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ここにRは低級アルキル基またはアルアルキル基を表
    わし、 R′およびR″の各々は水素、低級アルキル基、アリー
    ル基またはアルアルキル基を表わし、R′″は水素また
    は低級アルキル基を表わす)の化合物の選択的製造方法
    。 (2)Rがメチル基またはエチル基であり、R′、R″
    およびR′″が水素またはメチル基であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 (3)1,3−ブタジエンの変換反応を行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の方法
    。 (4)触媒系の前記成分の他に、少量の、1種またはそ
    れ以上の脱水剤をも使用することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項−第3項のいずれか一項に記載の方法。 (5)脱水剤として、オルト蟻酸メチル、メタ硼酸、2
    ,2−ジメトキシプロパン、1,4−ジメトキシシクロ
    ヘキサン、メチルビニルエーテルまたは1−エトキシ−
    シクロヘキセンを使用することを特徴とする特許請求の
    範囲第4項に記載の方法。 (6)白金族金属の化合物として、沃化パラジウム、塩
    化パラジウム、臭化パラジウム、酢酸パラジウム、臭化
    白金または塩化白金を使用することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項−第5項のいずれか一項に記載の方法。 (7)白金族金属触媒成分の使用量が0.001−10
    グラム原子(ジエン100モル当り)であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項−第6項のいずれか一項に
    記載の方法。 (8)白金族金属触媒成分の使用量が0.01−1.0
    グラム原子(ジエン100モル当り)であることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項に記載の方法。 (9)使用される酸化剤が、1,4−ベンゾキノン、2
    ,5−ジクロロ−1,4−ベンゾキノン、2,6−ジク
    ロロ−1,4−ベンゾキノン、テトラクロロ−1,4−
    ベンゾキノン(クロラニル)、2,3−ジシアノ−1,
    4−ベンゾキノン、テトラメチル−1,4−ベンゾキノ
    ン、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベ
    ンゾキノン、2,5−ジフエニル−1,4−ベンゾキノ
    ン、1,4−ナフトキノン、2,3−ジクロロ−1,4
    −ナフトキノン、2,3−ジメチル−1,4−ナフトキ
    ノンおよびその混合物のうちから選択されたものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項−第8項のいず
    れか一項に記載の方法。 (10)内部酸化剤対白金族金属成分のモル比が100
    −700好ましくは300−600であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項−第9項のいずれか一項に記
    載の方法。 (11)塩化マンガン、塩化バナジウム、臭化マンガン
    、臭化バナジウム、酢酸マンガン、酢酸バナジウムのう
    ちから選択された化合物またはその混合物を、共触媒と
    して使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項−
    第10項のいずれか一項に記載の方法。 (12)マンガン塩またはバナジウム塩の使用量が5−
    50モル(白金族金属触媒成分1グラム原子当り)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の方法
    。 (13)アルコール対共役ジエンのモル比が2:1ない
    し10:1であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項−第12項のいずれか一項に記載の方法。 (14)メタノールまたはエタノールを使用することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項−第13項のいずれか
    一項に記載の方法。 (15)前記の触媒系の成分の他に、追加の溶媒として
    ジグリムをも存在させてこの方法を実施することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項−第14項のいずれか一項
    に記載の方法。 (16)反応を80−125℃の温度において実施する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項−第15項のい
    ずれか一項に記載の方法。 (17)反応を50バールまたはそれ以上の圧力下に実
    施することを特徴とする特許請求の範囲第1項−第16
    項のいずれか一項に記載の方法。 (18)共役ジエンの酸化カルボニル化反応を、一酸化
    炭素およびアルコールを用いて行うときに使用される触
    媒系において、少なくとも次の成分、すなわち、 (a)1種またはそれ以上の白金族金属のうちから選択
    される金属の化合物、 (b)キノンおよび/またはその誘導体の形の酸化剤、
    および (c)共触媒としての、マンガンおよびバナジウムのう
    ちから選択される金属の化合物 を含有することを特徴とする触媒系。 (19)触媒系の前記成分の他に、少量の、1種または
    それ以上の脱水剤をも存在させたことを特徴とする特許
    請求の範囲第18項に記載の触媒系。 (20)白金族金属の化合物として、沃化パラジウム、
    塩化パラジウム、臭化パラジウム、酢酸パラジウム、臭
    化白金または塩化白金を存在させたことを特徴とする特
    許請求の範囲第18項または第19項に記載の触媒系。 (2)添加された酸化剤が、1,4−ベンゾキノン、2
    ,5−ジクロロ−1,4−ベンゾキノン、2,6−ジク
    ロロ−1,4−ベンゾキノン、テトラクロロ−1,4−
    ベンゾキノン(クロラニル)、2,3−ジシアノ−1,
    4−ベンゾキノン、テトラメチル−1,4−ベンゾキノ
    ン、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベ
    ンゾキノン、2,3−ジクロロ−1,4−ナフトキノン
    、2,5−ジフエニル−1,4−ベンゾキノン、1,4
    −ナフトキノン、2,3−ジメチル−1,4−ナフトキ
    ノンおよびその混合物のうちから選択されたものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第18項−第20項の
    いずれか一項に記載の触媒系。 (22)塩化マンガン、塩化バナジウム、臭化マンガン
    、臭化バナジウム、酢酸マンガン、酢酸バナジウムおよ
    び/またはその混合物を、共触媒として存在させたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第18項−第21項のいず
    れか一項に記載の触媒系。 (23)マンガン塩またはバナジウム塩の存在量が5−
    50モル(白金族金属触媒成分1グラム原子当り)であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第18項−第22項
    のいずれか一項に記載の触媒系。 (24)内部酸化剤対白金族金属成分のモル比が100
    −700であることを特徴とする特許請求の範囲第18
    項−第23項のいずれか一項に記載の触媒系。 (25)さらにまたジグリムも含有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第18項−第24項のいずれか一項に
    記載の触媒系。
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