JP2004508269A - 断熱ガラス板用のスペーサとして用いられる中空プロフィールのための直線接続部材 - Google Patents

断熱ガラス板用のスペーサとして用いられる中空プロフィールのための直線接続部材 Download PDF

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Abstract

直線接続部材(1)は、断熱ガラス板のためのスペーサフレーム又はスペーサを形成するために用いられる。この場合、直線接続部材(1)の横断面は、中空プロフィール(2)を突き合わせ箇所の領域においても部分的に内側から支えて、補強することができるようにするために、中空プロフィール(2)の内側の中空横断面に適合しており、この中空横断面に少なくとも部分的にほぼ相応して構成され、輪郭形成されている。直線接続部材(1)は、使用位置で中空プロフィール(2)の外側のクロスウエブ(3)に向いた後側で凹部(4)を有しており、この凹部(4)内に、中空プロフィール(2)の外側のクロスウエブ(3)の互いに向き合う両端部が侵入して変形可能である。

Description

【0001】
本発明は、スペーサフレームを形成するための又は断熱ガラス板(Isolierglasscheibe)のためのスペーサとして用いられる、互いに端面側で接続しようとする中空プロフィール内にそれぞれ部分的に、有利にはほぼ半分だけ係合させるための直線接続部材(Geradeverbindungsstueck)であって、直線接続部材の横断面が、中空プロフィールの内側の中空横断面内に適合し、この内側の中空横断面に少なくとも部分的にほぼ対応していて、使用位置で中空プロフィールの外側のクロスウエブに向いた後側の中央領域で凹部を有しており、この凹部内に、中空プロフィールの外側のクロスウエブの互いに向き合う端部が侵入して変形可能である形式のものに関する。
【0002】
このような形式の直線接続部材は、ヨーロッパ改良特許第0133655号明細書及びヨーロッパ特許第0330906号明細書により公知であって、特に接続しようとする中空プロフィール又は中空プロフィール部分を互いに合致するように整列させるために適していることが証明された。この公知の直線接続部材の後側に設けられた凹部の深さは浅く、側方の縁部が高くされた領域によって制限されて(仕切られて)いる。また、凹部内には平らなスペーサが突き出すように配置されているので、この箇所において凹部の深さはさらに浅くなる。それによってこの凹部は、接続しようとする中空プロフィールの外側のクロスウエブによる押圧をわずかしか許容しない。それにも拘わらず、接続箇所における中空プロフィールの密接した接合を形成するためには、公知の直線接続部材は、接続しようとする中空プロフィールの端面側の間の間隔を保って保持するストッパ突起を有している。これによって、シール材料は接合部内に侵入することができる。従って、中空プロフィールの密接した突き合わせ箇所を形成するためには、この領域内に十分なシール材料が存在し、狭い中間室を通って供給されるかどうかに依存することになる。このために注意深い作業が必要となる。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許公開第3243692号明細書によれば同様に、このような形式の直線接続部材が公知であって、この場合、この直線接続部材はウエブから形成されている。この直線接続部材は、使用位置で中空プロフィールの内側のクロスウエブに向いた側で、凹部が設けられていない連続的に延びるウエブを有しており、このウエブはサイドウエブと共にU字形横断面を形成している。つまり中空プロフィールの外側のサイドウエブに、この直線接続部材のU字形脚の狭い側が向き合っている。U字形横断面内にはさらにクロスウエブが配置されており、このクロスウエブは直線接続部材の中央領域で互いに間隔を保っているので、それぞれ中空プロフィールの外側のクロスウエブは、この領域内で中空プロフィールのサイドウエブによって許容される程度だけ、直線接続部材の内部に侵入して曲げることができる。従ってこの場合においても、中空プロフィールの外側のクロスウエブはわずかに内方に押し込まれ、それによって、封止材料を侵入させることができるように、この中空プロフィールのクロスウエブの外側に位置する端面側間に狭い開口が形成される。内側に位置する横断面に向いた側で、この直線接続部材も、接続しようとする中空プロフィール間の、突き合わせ箇所を巡って接合するために、スペーサを有している。従って、接続しようとする中空プロフィールの突き合わせ箇所を良好かつ確実にシールすることは困難である。この場合、中空プロフィールを押し込む際に、サイドウエブが外方に膨出する危険性があるので、断熱ガラス板の平行な2つのガラス板間で間隔を保つために必ず必要とされる寸法安定性は保証されなくなる。この場合、外側ウエブの抵抗に抗して中空プロフィールの外側を一緒に押し込むことによって、場合によっては、接続しようとする中空プロフィールを互いにやや離れる方向に押すことになる。
【0004】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の直線接続部材を改良して、堅固な結合が得られるか、若しくは中空プロフィールがその端面側で互いに引き寄せられると同時に良好なシールを得ることができるような形式で、接続しようとする中空プロフィールの接続箇所の領域において精密な変形を可能にすることである。この場合、サイドウエブが膨出してそのシール面が劣化することなしに、中空プロフィールの突き合わせ箇所の領域において外側ウエブを押し込むことができるようにしなければならない。つまり、接続しようとする中空プロフィールの密接した突き合わせを形成する可能性が改善されるようにしなければならない。
【0005】
この課題を解決した本発明によれば、前記凹部が直線接続部材の後側でその幅全体に亘って延びていて、使用位置で外側に配置された、中空プロフィールのクロスウエブに向かって開放しており、凹部が狭く構成されていて、端面側に向かって延びるウエブの急激に降下する端面側によって、又は開口の急激に降下する壁部によって又は横方向に延びる縁部によって仕切られており、接続しようとする中空プロフィールの外側に位置するクロスウエブの互いに向き合う端部が、変形後に凹部内に侵入して曲げられ、塑性的に伸張されるか又は深絞りされている。
【0006】
このような幅全体に亘って延びる、特に側方に向かった開放する凹部を設けたことによって、使用位置で外側に位置する、接続しようとする中空プロフィールのクロスウエブを凹部内に侵入させながら変形させて、凹部の鋭角の仕切部(角縁部)において相応に鋭角に曲げ、この際に凹部内にやや引き込み、つまり深絞りして、接続しようとする中空プロフィールの両端面側を互いに引き寄せて、互いに堅固に押し付けることができる。凹部は外側に向かって開放しているので、サイドウエブの少なくとも一部がこの凹部内にやや引き込まれ、従ってサイドウエブは膨出するのではなく、2つの中空プロフィールが直線接続部材に固定されるようになる。この場合、鋭角の折り曲げ及び深絞りによって、形状接続(形状による束縛)的な結合が得られる。この形状接続的な結合は、断熱ガラス板のためのこのような形式のスペーサ(間隔保持体)において使用中に発生するよりも著しく強い力が発生し得る。
【0007】
深絞りによって、中空プロフィールの外側のクロスウエブに形成された隙間は、前もって又は後からシール材料によって充填され、この際に、直線接続部材の幅全体に亘って延びていることによって、充填材によって相応に隙間なく充填され、この充填材はサイドウエブまで達し、それによって良好なシールが得られる。
【0008】
本発明による直線接続部材の特別な実施例によれば、直線接続部材の後側に、特に中央の凹部に向かって延びる互いに平行な側壁が設けられており、これらの側壁が凹部の両側に存在する切欠を仕切っている。これによって重量を節約することができ、さらに、本来の接続箇所に隣接して、接続しようとする中空プロフィールの外側のクロスウエブを、その機械的な固定を改善するために変形することができる。
【0009】
また、切欠が凹部内に続いていて、特に直線接続部材の後側で、使用位置において中空プロフィールによって閉鎖された通路を形成しており、切欠と凹部とが、変形されたクロスウエブが中空プロフィールの端面側に係合するよりも大きい深さを有していてもよい。クロスウエブの鋭角な折り曲げ及び深絞りは、この場合、長手方向に延びる平行なクロスウエブだけにおいて実施されるが、これは、接続しようとする2つの中空プロフィールを引き寄せる前述のような効果を得るためにも十分である。同時に、直線接続部材の内部に通路が形成され、この通路は乾燥剤で満たされるか、若しくは乾燥剤を充填する際に接続箇所を通って充填することができる。これによって、曲げてフレームを形成する前に、及び最後の接続箇所がこのように曲げようとするフレームにおいて直接接続部材によって閉鎖される前に、中空プロフィールは直線接続部材と既に接続することができる。つまり、直線接続部材を備えた、事実上エンドレスな中空プロフィールが製造され、次いで種々異なる大きさのスペーサフレームを曲げて製造することができる。
【0010】
凹部内への侵入部における縁部はほぼ直角又は場合によっては鋭角であって、凹部の互いに向き合う仕切部が特に互いに平行であって、直線接続部材の長手方向に対してほぼ直角に延びていてよい。凹部まで延びていて、凹部を幅の一部に亘って形成する側壁、或いは幅全体に亘って延びる壁部又は直線接続部材の後側に設けられた凹部は、急勾配でほぼ直角の縁部を有しており、この縁部において、比較的狭い凹部においても、接続しようとする中空プロフィールの外側のクロスウエブは相応に鋭角曲げられ、かつ深絞りされ得る。
【0011】
本発明による直線接続部材と中空プロフィールとの間の接続が、前記のように中空プロフィールの外側のクロスウエブを深絞りすることによって、凹部の鋭角の縁部で終わっていれば、断熱ガラスのガラス板間を接合する前に、外部からシール材料を、存在するスリット状の開口内に供給して、良好な封止及びシールを用意することができる。個別ガラス板を中空プロフィールの外側若しくは後側に取り付けた後で、封止が行われ、封止材料を、中空プロフィールの接続箇所に存在するスリット状の開口内に侵入させて、良好なシールを形成することができる。
【0012】
直線接続部材はその横断面が、互いに平行なサイドウエブと、互いに間隔を保った2つのクロスウエブとを有する中空プロフィールに合致しており、使用位置において、外側に位置するクロスウエブとサイドウエブとの間に、横断面がそれぞれほぼ斜め又は凸状又は凹状に延びる移行ウエブが設けられており、この場合、凹部の深さが、移行ウエブによってブリッジされた、中空プロフィールの横断面深さにほぼ相当しているか又はこの横断面深さを越えている。それによって、外側に位置するクロスウエブを深絞りする際に、移行ウエブもやや内方に曲げられて、変形されるので、直線接続部材の後側における変形工程は、中空プロフィールのサイドウエブが変位して膨出するような反作用を、サイドウエブにおいて生ぜしめることはない。従って、このサイドウエブにおいて外側面は平行に維持され、それによってその寸法安定性が維持される。この寸法安定性は、断熱ガラスのガラス板をウエブに気密に当接させるために非常に重要である。
【0013】
直線接続部材の長手方向に延びる凹部の幅に関連して、中空プロフィールの外側のクロスウエブの、内方に曲げられ、又は深絞りされた部分の寸法が決められる。深絞りの際、及び接続の際に、並びにシールの際に、相応に良好な効果を得るのに十分に大きい寸法を可能にするためには、凹部の幅が直線接続部材の長手方向で、その深さのほぼ2倍であれば、有利である。場合によっては、幅は深さに対して、2倍より大きくてもよい。従って、中空プロフィールの外側のクロスウエブの内方へ曲げようとする部分は十分なスペースを有している。前述のように、凹部の急勾配で、かつ有利には鋭角の仕切部(角縁部)において深絞りすることによって、サイドウエブが膨らむか又は膨出することは避けられる。何故ならば、凹部内への降下及び、凹部の十分な深さによって、工作物に強い引っ張り力を加えることができ、冷間成形を生ぜしめることができるからである。中空プロフィールの材料は凹部内に引き込まれ、これは移行ウエブにも続くので、側方への膨出は避けられる。
【0014】
その都度の中空プロフィールの供給方向で凹部の手前に少なくとも1つの乗り上げ傾斜面が設けられており、該乗り上げ傾斜面は凹部内への侵入部で終わっていて、凹部内に鋭角に降下していれば、接続しようとする中空プロフィールの互いにガイドしようとする端面側を良好に整列させるために好都合である。これによって、この乗り上げ傾斜面の領域内に直線接続部材の横断面増大部がそれぞれ形成され、この横断面増大部によって、各中空プロフィールは、直線接続部材及びひいては別の中空プロフィールに対する所望の相対位置にもたらされる。この乗り上げ傾斜面は凹部の前に位置しているので、乗り上げ傾斜面は、直線接続部材の、凹部を有する後側にも配置されていて、それぞれ使用位置で外側に位置する、中空プロフィールのクロスウエブと協働する。
【0015】
中空プロフィールを互いの整列をさらに改良するための本発明による直線接続部材の実施態様によれば、凹部とは反対側の下側に、中央のノッチまで延びる乗り上げ傾斜面が設けられており、下側のノッチが、中空プロフィールの接続しようとする端面側に存在する切断バリ(Schneidgrad)を使用位置で受容するようになっている。中空プロフィールを分離する際に、分離工程によって、通常は中空プロフィール内に向けられた切断バリは、特に、使用位置において断熱ガラス板の内部に向けられたクロスウエブにおいて発生する。この切断バリは、前記手段によって、2つの中空プロフィールと直線接続部材との形状接続を改善するために利用され、それと同時に、このようなしばしば妨害となる切断バリは、後作業で変形するによって、中空プロフィールの端面側のできるだけ継ぎ目なしの接続を損なうことなしに、直線接続部材に設けることができる。それと同時に、直線接続部材の下側又は底部に設けられた乗り上げ傾斜面は、中空プロフィールを付加的に互いに整列させ、かつ良好に緊締させるように配慮し、この整列及び緊締によって、自動的な中央配置が得られる。つまり、中空プロフィールを直線接続部材上に被せ嵌める際に、若しくはそれとは逆に、直線接続部材を中空プロフィール内に挿入する際に、乗り上げ傾斜面によって抵抗が次第に増大するので、中空プロフィールを両側から供給する際に、これらの中空プロフィールは自動的に直線接続部材のほぼ中央まで自動的に達して、ここで切断バリも係止することになる。
【0016】
それぞれ互いに向き合って上昇する上側及び/又は底部に設けられた乗り上げ傾斜面は、直線接続部材の長手方向中央に対して側方で互いにずらされていていよい。これによって乗り上げ傾斜面は、長手方向中央に対して非対称的に配置されるので、一方側の乗り上げ傾斜面はそれぞれ、他方側から被せ嵌められた中空プロフィールのためのストッパを形成することができる。これは、直線接続部材の外側又は上側にも、また直線接続部材の底部又は内側にも設けることができるので、それによって中空プロフィールのための中央配置がさらに改善される。
【0017】
後側に設けられた凹部が両側で連続的に壁部によって仕切られている直線接続部材のためには、凹部を両側で仕切る壁部が、その上側の縁部領域で、直線接続部材の長手方向に延びる少なくとも1つの溝又はこれと類似の開口を有しており、この溝又は開口が、被せ嵌められた中空プロフィールと共に通気開口を形成していれば、有利である。凹部が後で、シール材料又は封止材料で満たされて、このシール材料が外側に位置するクロスウエブの深絞りされた部分の後ろに侵入すると、ここに存在する空気は押し退けられ、シール材料の侵入を妨げない。同様の形式で、既に外側のクロスウエブを深絞りする前に直線接続部材に配置されたシール材料は、封入空気によって妨げられることなしに、良好に変位し、接合部、角縁部及び狭い中空スペース内に侵入する。同時に、後でシール性を損なうこのような封入空気は避けられる。
【0018】
前述のように、少なくとも凹部が少なくとも部分的にシール材料で満たされており、該シール材料内に、接続しようとする中空プロフィールの外側のクロスウエブの互いに向き合う縁部が、深絞りの際に押し込み可能である。クロスウエブを深絞りすることによって、前もって直線接続部材に設けられたシール材料が圧力にさらされるようになっているので、シール材料は中空室内に、及び中空プロフィールの変形されたウエブ部分の下に入り込み、自由な横断面領域をシール材料によって最良に充填するようになっている。接続しようとする中空プロフィールの端部を圧縮するための、及び直線接続部材と堅固に接続するための深絞りは、この場合同時に、シール材料を中間室及び中空スペース内に押し込み、このシール材料を最良に分配するために役立つ。
【0019】
前もって凹部の領域内で塑性弾性的なシール材料を有する直線接続部材の実施態様によれば、凹部が直線接続部材の狭い側で平らな延長部を有しており、該延長部内に、少なくとも中空プロフィールを圧縮する際にシール材料が中央の凹部からサイドウエブの領域内に移動可能である。前述のように、外側に位置するクロスウエブの深絞り及び圧縮の過程は、前もって直線接続部材に設けられたシール材料を分配するために利用される。直線接続部材の狭い側に前記のように平らに連続することによって、シール材料は意図的にサイドウエブの領域内に押し込まれるので、この領域は良好にシールさ、この際に、このシール過程は、圧縮作業、深絞り作業及び接続作業を伴い、それぞれ固有の方法段階は必要ない。
【0020】
この考え方の別の実施態様によれば、凹部の底部内に、下側に通じる少なくとも1つの通路が設けられていて、下側に特に面状の凹部が設けられており、該凹部内に通路が開口している。従って、変形過程及び深絞り過程によって、前もって直線接続部材において凹部内に配置された塑性弾性的なシール材料が、凹部とは反対側の、直線接続部材の下側に、及びこの下側と、使用位置において内側に位置する、中空プロフィールのクロスウエブとの間に搬送されるので、特にこのような手段を組み合わせることによって、シール材料は2つの中空プロフィールの突き合わせ箇所の領域で直線接続部材の周囲に分配され、相応に良好なシールが得られる。この場合、シール材料は、直線接続部材と中空プロフィールのウエブとの間の、場合によっては製造技術精度に影響を受ける最小の接合部内にも侵入することができる。
【0021】
直線接続部材の底部の領域内で幅全体に亘ってシール材料を、いずれにしても確実に分配することができるようにするために、凹部を直線接続部材の幅全体に亘って設けることも可能である。
【0022】
凹部を仕切る壁部の足部で、凹部内に少なくともそれぞれ1つの、下側の凹部に通じる通路が設けられていれば、好都合である。これによって、深絞りの際に、凹部を仕切る壁部に沿って圧力にさらされるシール材料は、相応の通路内に押し込まれ、下側の凹部に移動する。
【0023】
直線接続部材は、金属又はダイキャスト又は硬いプラスチック又は打ち抜かれて曲げられた金属薄板部分より成っていてよい。これらのすべての材料及び製造形式は、直線接続部材の後側に凹部を設けることができる。この凹部内に、断熱ガラス板のためのスペーサ又はスペーサフレームを形成する中空プロフィールの、使用位置で外側に位置するクロスウエブが侵入変形し、この際に深絞りされる。
【0024】
この場合、金属薄板として構成された直線接続部材は、ほぼU字形の横断面を有しており、該横断面が中空プロフィールの内側横断面に合致若しくは適合しており、金属薄板の特にU字形クロスウエブが、例えば打ち抜き成形された凹部を有している。これによって非常に簡単な直線接続部材が金属薄板から曲げ成形され、この場合、凹部が、同時に前述の鋭角の縁部を有する打ち抜き又はその他の形状付与によって形成される。これによって簡単な直線接続部材が得られ、この場合、凹部を外側に位置するクロスウエブの領域内において、内側に位置するクロスウエブよりも小さくすることによって、凹部は幅全体に亘って延びるようにすることができる。これは横断面を斜めに形成した移行ウエブによって可能となる。
【0025】
U字形横断面が、凹部とは反対側でそのU字形脚間において、少なくとも、凹部を両側で越える領域内で、シール例えば挿入された発泡材シールによって充填され、また特に凹部を備えたU字形脚と前記シールとの間に配置された塑性弾性的なシール材料によって充填されている。これによって、深絞りの際にこの箇所において、内方に開放するU字形を有する横断面形状にも拘わらず、良好なシールが得られ、それと同時に塑性弾性的なシール材料を深絞り過程によって押し退けることができる。この押し退けられたシール材料が、前述のように、場合によっては突き合わせ領域に存在する接合部及び中空スペースを満たすことができる。
【0026】
この場合、事実上すべての実施例において得られる利点は、接続しようとする中空プロフィールの外側に位置するクロスウエブの領域付近における突き合わせ箇所を深絞りすることによって、凹部が形成され、この凹部は、シール材料で良好に満たすことができ、又は断熱ガラス板を封止する際に封止材料で満たすことができ、次いで、丁度この突き合わせ箇所の領域内で、封止材料の相応に大きい横断面厚さを考慮することができる。つまり、この箇所において、外側に位置するクロスウエブの深絞りによって、封止材料のより厚い層が得られ、これが、この環状に延びる封止材料の厚さを全体的により少なくするために利用される。何故ならば、それでも、突き合わせ領域では、一般的に必要とされる封止層の厚さが得られるからである。
【0027】
直線接続部材を用いて、2つの中空プロフィールの端面側又は、折り曲げられてスペーサフレームを形成する1つの中空プロフィールの端面側を接続するための方法であって、前記直線接続部材を、接続しようとする端面側内にそれぞれ特にほぼ半分だけ差込み、次いで中空プロフィールの接続しようとする端部の少なくとも外側を変形して、直線接続部材と形状接続が得られるように圧縮する方法においては、中空プロフィールの外側を形成する、中空プロフィールの互いに向き合う端面側のクロスウエブを、両方同時に、直線接続部材の幅全体に亘って延びる凹部内に侵入して変形させ、この際にその変形領域内で深絞りすることを特徴としている。これによって、2つの中空プロフィールに、直線接続部材のそれぞれ一部が挿入されるか、若しくは2つの中空プロフィールが直線接続部材を介して差し込まれ、それによって2つの中空プロフィールが、中央部に存在する凹部まで達するようにすることによって、2つの中空プロフィールを、その端面側で非常に簡単に接続することができる。次いで、例えば外側からプレス工具によって突き合わせ箇所を前記形式で深絞りすることができる。これによって、2つの中空プロフィールが材料流に基づいて及び材料に加えられる引張力に基づいてさらに良好に互いに引き寄せられて、側面領域で膨出することが避けられる。
【0028】
この場合、接続しようとする中空プロフィールのクロスウエブの互いに向き合う縁部を、凹部の縁部における鋭い角縁を巡って、つまりこの鋭い角縁に沿って曲げ、この際に深絞りされるようにすれば、特に有利である。これによって、このクロスウエブの互いに向かう端面側領域に、相応の鋭角の変形部が得られる。これが、2つの中空プロフィールの引き寄せを促進する。
【0029】
変形しようとするクロスウエブをそれぞれその縁部領域で、直線接続部材の外側に延びる通路を側方で仕切っている壁部を巡って曲げ、かつ深絞りすることができる。この場合、同時に、この凹部を形成する通路内に存在するシール材料が圧縮されて、中空スペース内に押し込まれ、それと同時にこの中空スペース内に存在する空気を押し退ける。直線接続部材の外側で直線接続部材の長手方向に延びる通路は、凹部の領域を越えて延びるように構成することもできる。それによって、乾燥剤を充填する際に、この乾燥剤は深絞り過程後にも直線接続部材を通過することができる。
【0030】
変化実施態様によれば、接続しようとする中空プロフィールの、外側に位置するクロスウエブの互いに向き合う縁部を、直線接続部材の凹部を仕切り、特に直線接続部材の幅全体に亘って延びる壁部又は角縁を巡って曲げ、かつ深絞りするようになっている。
【0031】
また、外側に位置するクロスウエブの互いに向き合う端部を、深絞りの際に凹部内に存在するシール材料に押し込み、それによってシール材料を、クロスウエブの曲げられた領域の後ろで、及び/又は直線接続部材とサイドウエブとの間、又は直線接続部材と中空プロフィールの、変形部とは反対側の内側のクロスウエブとの間に押し込むようにすれば、特に有利である。
【0032】
シール材料は、前もって直線接続部材に設けられているか、又は接続後に、及び特に断熱ガラス板のガラス板を取り付けた後で射出してもよい。
【0033】
シール材料が前もって設けられているか、又はそうでないかとは関係なしに、接続後に封止工程を行うことができる。この封止工程において、封止材料が有利な形式で、突き合わされたクロスウエブの領域内で外側で、深絞りによって形成された開口を通って侵入し、まだ存在している中空スペースをシールすることができる。この場合同時にこの領域内で、封止材料の増大した厚さが得られるので、このようなスペーサフレームの全外周部において封止材料のより小さい厚さが可能となり、しかも接合領域では必要な最小厚さが得られる。
【0034】
クロスウエブの両端部を、これらの両端部間に存在かつ/又は残存する間隔が小さく、特に充填された又は充填しようとする乾燥剤物体又は乾燥剤粒子の寸法よりも小さくなるように、深絞りすることができる。これによって、一方では、中空プロフィールと直線接続部材との十分な圧縮及び接続が得られ、他方では、シール材料及び/又は封止材料が中空プロフィール内及び直線接続部材内に侵入し、しかもそこに存在する乾燥剤物体又は乾燥剤粒子が押し出されることはない。
【0035】
以下に図面を用いて本発明の実施例を説明する。図面は一部概略的に示されている。
【0036】
図1乃至図24は、本発明による面接続部材若しくは直線接続部材(Geradverbindungsstueck)の実施例であって、この直線接続部材のほぼ中央領域に、幅全体を横切って延びる凹部が設けられていて、この凹部は両側が急激に降下する壁部によって制限されており、組み付け前に凹部内に挿入された塑性弾性的なシール材料無しの状態及び有りの状態で、しかも単独状態及び使用位置状態で、種々異なる方向で見た図面で及び断面図して示されており、
図25乃至図33は、本発明による直線接続部材の実施例であって、中央の凹部に対してガイドされたウエブが設けられており、これらのウエブは、これらのウエブ間で凹部の領域内にも、乾燥剤のための貫通する中間室又は通路が形成されており、
図34乃至図43は、本発明による直線接続部材で、金属薄板より成形されていて、その横断面輪郭が、接続しようとする中空プロフィールの内側輪郭に合わされており、この場合2つのU字形脚は、その自由縁部が外側又は後側に配置されていて、横方向に延びる凹部を有しており、直接接続部材は乾燥剤のための通ることができるようになっているか、又は組み付け前に凹部の領域内に入れられた塑性弾性的なシール材料を備えており、
図44乃至図48は、金属薄板より成形された直線接続部材の実施例であって、この直線接続部材は、U字形横断面を有しており、この場合、U脚はその自由縁部がスペーサフレームの内側に向けられていて、U字形のクロスウエブは後側若しくは外側に配置されていて、横方向に延びる凹部を有しており、凹部の領域内にシールと、特に塑性弾性的なシール材料も配置されている。
【0037】
図1は縦断面図、
図2は平面図、
図3には、接続しようとする中空プロフィールに合致した本発明による直接接続部材の下側が示されており、この下側には、中央領域内にある幅全体に亘って延びる凹部が設けられていて、この凹部は両側が、急激に降下する壁部によって制限されていて、使用位置で断熱ガラス板のためのスペーサフレームの後側又は外側に向かって開放しており、それによって、接続しようとする中空プロフィールの外側に位置するクロスウエブが凹部内に突入し変形(成形)されて、深絞りされるようになっており、
図4は、凹部の上側で通気溝又は通気開口を備えた、凹部を仕切る壁部から見た、図2のA−B線に沿った直線接続部材の横断面図、
図5は、直線接続部材の端面図、
図6は、図2のE−F線に沿った直線接続部材の横断面図、
図7は、図2のG−H線に沿った直線接続部材の別の横断面図、つまり凹部の両端部に(図4にも示されているように)、接続しようとする中空プロフィールの内側横断面に合致させるために面取りされた、凹部を仕切る一方の壁部から見た図、
図8は、端面側が閉じられている直線接続部材の変化実施例の端面図、
図9は、内部に図2に示した直線接続部材を備えた、接続しようとする2つの中空プロフィール内に配置された突き合わせ箇所の平面図であって、この場合、凹部の領域内、及びひいては中空プロフィールの両端面側の接触領域内に、使用位置で外側に位置するクロスウエブが凹部内に突入して変形され、深絞りされている、
図10は、図9のC−C線に沿った横断面図、つまり、接続しようとする中空プロフィールの横断面図及び、中空プロフィールの内側輪郭形状が合致した直接接続部材の横断面図が示されており、この場合、中空プロフィールは中空室に加えてさらに2つの、内側のクロスウエブを越えて突き出す延長ウエブを有している、
図11は、図9のA−B線に沿った横断面図、つまり、2つの中空プロフィールの突き合わせ箇所の領域、及びこの突き合わせ箇所に存在する直接接続部材の凹部の領域の、この突き合わせ箇所に隣接する、接続しようとする中空プロフィールの領域の変形後の横断面図、
図12は、突き合わせ箇所内に配置された直線接続部材を備えた、接続しようとする中空プロフィールの、差込み後の縦断面図、
図13は、突き合わせ箇所上に配置された工具を有する、図12に示した図であって、この工具によって、この工具がまず接触する、接続しようとする中空プロフィールの外側ウエブが直線接続部材の凹部内に挿入されて変形されるようになっている、
図14は、図1〜図7に示した直線接続部材を備えた中空プロフィールの変形及び圧縮後の、図13に対応する図、つまり図9に示した配置の縦断面図、
図15は、凹部を仕切る壁部の上側に配置された乗り上げ斜面と、接続しようとする中空プロフィールのカット角縁を係止させるための下側の溝と、通気開口又は通気溝の断面を示す、図14に円で示した箇所の詳細を示す拡大図、
図16は、スペーサフレームの両側に配置された、断熱ガラスの個別ガラスの外側をシールし、封止(Versiegelung)する封止部を、中空プロフィールの外側又は後側、及びこの中空プロフィールによって形成されたスペーサの外側又は後側に取り付けた後の、図15に対応する図、
図17は、組み付け前に凹部内に塑性弾性的なシール材料が配置されている、図1〜図16に示した直接接続部材の縦断面図、
図18は、図17に示した、接続しようとする2つの中空プロフィール及び中空プロフィール内に差し込まれた直接接続部材の縦断面図、
図19は、塑性弾性的なシール材料が充填された直接接続部材及び工具の、図13に対応する図であって、工具が、使用位置で外側に位置する、接続しようとする中空プロフィールのクロスウエブを内方に向かって凹部内に変形させ、深絞りし、ここに位置するシール材料をやや押し退ける、
図20は、直線接続部材の凹部の領域内で中空プロフィールのクロスウエブを変形させ、次いで封止した後の、図19に対応する図であって、この場合、図16と同様に、中空プロフィールの狭い側若しくは中空プロフィールによって形成されたスペーサ又はスペーサフレームの狭い側に配置された、断熱ガラスのガラス板は見えていない、
図21は、シール材料を凹部内に入れる前の、図17に示した直線接続部材の拡大した横断面図、
図22は、図18に示した、シール材料が充填された直線接続部材を組み付ける前の、凹部領域の拡大した縦断面図、
図23は、直線接続部材の縦断面図、及びこの直線接続部材に接続された、図19及び図20に示した接続しようとする2つの中空プロフィールの端部の縦断面図であって、この場合、外側に位置するクロスウエブを凹部の領域内で変形し深絞りすることによってシール材料が長手方向で、及び凹部の底部に位置する通路を通って押し退けられている、
図24は、図20の円で示した部分の拡大図、つまり端面側で互いに向き合って接触し合っている2つの中空プロフィールを、本発明による直線接続部材を用いて、この中空プロフィールの外側に延びる2つのクロスウエブを凹部内に侵入させて変形及び深絞りさせることによって、凹部内に存在するシール材料が押し退けられ、すべての断熱ガラスが封止された後の、接続部の縦断面図であって、この場合、封止材料は、クロスウエブを深絞りすることによって形成された中空室内に押しやられ、そこで図16に示したように、封止部の厚さが比較的大きくなる、
図25は、縦断面図、
図26は、平面図、
図27は、変化実施例による直線接続部材の端面図であって、横方向に延びる凹部が長手方向に延びる2つの縦ウエブを中断することによって形成されており、これら2つの縦ウエブ間に乾燥剤のための貫通孔が形成されている、
図28は、2つの中空プロフィールの接続箇所の平面図であって、この中空プロフィールの端面側の両端部に、図25〜図27に示した直線接続部材がそれぞれ半分だけ係合している、
図29は、直線接続部材の領域内にも充填された乾燥剤を備えた、図28に示した装置の横断面図、
図30は、互いに接続しようとする、端面側で接触している2つの中空プロフィール、及びこの領域内に差し込まれている、図25〜図29に示した本発明による直接接続部材の縦断面図、
図31は、図30に示した装置及び、直線接続部材の縦ウエブの凹部若しくは中断部(破断部)の領域内に存在する、中空プロフィールのクロスウエブを内方に変形させ、部分的に深絞りする工具を示す図、
図32は、外側のクロスウエブの周囲を巡って封止を設けた後の図31に示した装置、
図33は、中空プロフィールの深絞りされたクロスウエブ間に挿入された封止材料を備えた、図23の円で示した箇所の詳細を示す図であって、この場合、中空プロフィールの変形されたクロスウエブ間に、このクロスウエブを変形させることによって形成された開口が、充填乾燥剤の乾燥剤粒子よりも小さい、
図34は、金属薄板より成形された直線接続部材の縦断面図であって、この場合、切断ラインは、使用位置において断熱ガラスの内側に向けられたU字形クロスウエブを通って延びていて、U字形脚はその自由縁部で、直線接続部材のほぼ中央に位置する、打ち抜き部又は切欠としての凹部を有している、
図35は、図34に示した直線接続部材の、接続しようとする2つの中空プロフィールの突き合わせ箇所の領域を示しており、同時に充填乾燥剤も示されており、この充填乾燥剤は直線接続部材を越えて充填されている、
図36は、図35に示した部分、及び図34に示したU字形の直線接続部材の横断面図であって、この場合、この金属薄板より成形された直線接続部材のU字脚は、その自由端部の領域内で互いに接近するように延びていて、それによって中空プロフィールの移行ウエブに合致されている、
図37は、接続しようとする中空プロフィールの接合領域に存在する、外側に位置するクロスウエブを変形した後の、図35に示した図、
図38は、断熱ガラス板の外側を環状に封止した後の、図37に示した図、
図39は、金属薄板より成形されて、ほぼU字形の横断面を有する、図34に対応する直線接続部材の縦断面図であって、この場合、U字脚に設けられた封止部の領域に塑性弾性的なシール材料が設けられている、
図40は、図35に対応する図で、この場合シール材料は直接接続部材の内部で、乾燥剤のための貫通孔が遮断されており、それによって乾燥剤は、側方からのみこの接続箇所に供給可能であるか、又は中空プロフィールは互いに差し込む前に既に乾燥剤で充填されており、
図41は、図40のA−B線に沿った横断面図であって、金属薄板より成形されたU字形の直線接続部材を、接続しようとする中空プロフィールの内側輪郭形状に適合させるだけでなく、その横断面を、塑性弾性的なシール材料で充填することも示されている、
図42は、中空プロフィールの、外側に存在するクロスウエブを変形し深絞りした後の、図40に相当する図、
図43は、中空プロフィールの外側を封止した後のその接続箇所の領域の、図42に相当する図、
図44は、U字形横断面を有していて、金属薄板より成形された、変化実施例による直線接続部材の縦断面図であって、この場合、U字形クロスウエブは、使用位置において外側又は後側に配置されていて、横方向に延びる凹部を有しており、U字形脚はその横断面が、この直線接続部材の内部に向けられたスペーサフレームの内部に向けられている、
図45は、2つの中空プロフィールの接続箇所の、この領域内に配置された図44に示した直線接続部材を備えた縦断面図であって、この場合、凹部の領域内に配置されたシール材料の両側に乾燥剤が示されている、
図46は、図44に示した金属薄板より成形された直線接続部材の横断面図を有する、図45に示した接続箇所の横断面図、
図47は、接続しようとする中空プロフィールの、外側に存在するクロスウエブを、図44に示した直線接続部材の後側に設けられた凹部内に挿入して変形し、深絞りした後の、図45に示した部分を示す図、
図48は、接続しようとする中空プロフィールを封止した後の、変形されたクロスウエブの領域の、図45に相当する図であって、この場合、封止材料は、中空プロフィールのクロスウエブを深絞りしたことによって形成された凹部内に押し込まれている状態を示している。
【0038】
直線接続部材の種々異なる実施例、及びこの直線接続部材によって製造されたスペーサ又はスペーサフレームの種々異なる実施例の以下の説明において、その機能に関して同じ部材には、変化実施例であっても同じ符号を使用した。しかも、場合によっては、すべての実施例との関連性において説明されていない特徴及び手段は、それでもこれが先行する図面において明白な変化実施例によって除外されないものである限り、そのような変化実施例においても適用される。
【0039】
先行する図面の説明の種々異なる実施例に従って形成された、これらの実施例中において符号1で記された面接続部材若しくは直線接続部材は、図9〜図20、図22〜図24,図28〜図33、図35〜図38、図40〜図43、図45から図48によれば、それぞれ部分的に、互いに端面側で接続しようとする中空プロフィール2内にほぼ半分だけ係合するためのものである。この中空プロフィール2は、ヨーロッパ特許第133655号明細書又はヨーロッパ特許第0330906号明細書により公知なように、図示していない断熱ガラス板のためのスペーサフレームを形成するために又はスペーサとして用いられるものである。
【0040】
例えば図10、図29、図36及び図41の、多くの横断面で示した図によれば、横断面は、種々異なる直線接続部材1の、それぞれの中空プロフィール2の内側の中空横断面に相当し、この中空プロフィールを少なくとも部分的に十分に満たしており、つまり少なくともこの中空プロフィールの一部に相当する。この場合、使用位置において、中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3に向けられた後側で、直線接続部1はその中央領域内で凹部4を有しており、この凹部4内で、中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3の互いに向き合う端部が、詳しく記載していない形式で、図9、図11、図13〜図16、図19、図20、図23、図24、図28、図31〜図33、図37及び図38、図42、図43並びに図47及び図48に従って、内方に変形可能である。これによって、前記図面中で、中空プロフィール2と直線接続部材1との互いに固定が得られ、この固定は、場合によっては別の変形部5(例えば図19)によってさらに高められる。従って、接続しようとする中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3を、直線接続部材1の凹部4内に挿入して変形させることによって、この直線接続部材1を介して、中空プロフィール2の端面側を互いに所望に接続することができる。
【0041】
種々異なる直線接続部材1の基本的な形状を示した種々の図面によって、凹部4が、直線接続部材1のそれぞれの後側の領域に、その幅全体に亘って延びていて、使用位置で外側に配置されたクロスウエブ3に向かって、及びこのクロスウエブ3に接続された移行ウエブ6に向かって開放されている。ヨーロッパ特許第0133655号明細書又はヨーロッパ特許第0330906号明細書、又はドイツ連邦共和国特許公開第3243692号明細書による、直線接続部材1の後側で、その幅の一部だけに亘って延びる凹部とは異なり、幅全体に亘って連続的に上方に(各クロスウエブ3に向かって)及び側方に開放する凹部4は、接続しようとする中空プロフィール2の突き合わせ箇所の領域内でクロスウエブ3を、移行ウエブ6をも含んで、相応に十分に変形させることが可能である。
【0042】
この場合、この凹部4は比較的狭く、種々異なって構成された急激に降下する制限部(仕切部)を有しているので、接続しようとする中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3の互いに向き合う端部は、凹部4内で変形されて鋭角に折り曲げられ、塑性的に伸張されるか又は深絞りされている。変形(成形)されたクロスウエブ3を示す前記図面中において、これらのクロスウエブ3は、クロスウエブ3の変形されていない延長部に対して明確な角度を保って折り曲げられている。この場合、深絞り作用は一方では、鋭角の折り曲げによって、他方では工具7によって加えられる。この工具7によって、クロスウエブ3の相応の部分が折り曲げられて、強制的に深絞りされるか又は圧縮される。
【0043】
凹部4の前記のような鋭角に降下する仕切部は、実施例によって異なって形成されている。
【0044】
図1から図24に示した実施例では、凹部4は、互いに向き合う側部において比較的鋭い縁部を有する、急激に降下する壁部8によって仕切られており、この壁部8は、直線接続部1の幅全体に亘って延びていて、それによって、凹部4の領域内で頑丈で強い構成が得られる。さらに、クロスウエブ3の折り曲げ及び変形は、事実上その幅全体に亘って行われ、移行ウエブ6も含めて行われる。何故ならば、前記壁部8は、中空プロフィール2の横断面プロフィールに適合して(前述のように)、例えば図7に示したようにその両端部に相応の面取り部8aを有している。このような形式の直線接続部1が使用されているスペーサフレームにおいては、乾燥剤を充填する際に、直線接続部材1を差し込む前に既に乾燥剤が入れられているか、或いは一方側又は両側から直線接続部材1まで乾燥剤が充填されるようになっていなければならない。
【0045】
図25〜図33による直線接続部材1においては、凹部4は、直線接続部材の中央領域で、凹部に向かって長手方向に延在するウエブ10の急激に降下する端面側9によって仕切られている。つまり、互いに平行に延びる2つのウエブ10が、直線接続部材1の中央領域内で中断されていて、この中断部が凹部4を形成しており、この場合、ウエブ10の中断部の領域内に、それぞれ鋭角の折り曲げ部と、中空プロフィール2の外側に位置するクロスウエブ3の変形部とを取り付けることができる。この場合、ウエブ10だけが凹部4の領域内で成形工具7に対応する対抗部材を形成しているが、ウエブ10間に、またウエブ10の側方に、連続的に延びる工具7に基づいて相応の変形部が形成される。この変形部は、特に、ウエブ10の領域内で所望の深絞り過程を生ぜしめ、この深絞り過程によって、図1〜図24に示した前記実施例におけるように、2つの中空プロフィール2が互いに引き寄せられて、その端面側同士が、直線接続部材1の領域内で互いに堅固に押し付けられて、形状接続(形状による束縛)的に結合される。
【0046】
図34〜図38に示した実施例においても、凹部4は、急激に降下する端面側9によって、凹部に向かって延在するウエブ10に対して仕切られており、この場合、直線接続部材1の長手方向の延在方向に延びるウエブ10は、U字形横断面を有する直線接続部材1のU字形脚であって、このU字形脚は、図34〜図43に示されているように、金属薄板より相応に曲げ成形され、折り曲げられていてよい。これは、図39〜図43に示した実施例のためにも当てはまる。
【0047】
比較的鋭い縁部及び急激に降下する制限部(仕切部)を有する凹部4を形成する別の可能性は、図44〜図48に示した実施例において、凹部4が、開口12の横方向に延びる縁部11によって仕切られていることによって実現される。この場合、開口12は、直線接続部材1のU字形クロスウエブ13内に配置されており、このU字形クロスウエブ13は、図44〜図48に示されているように、後側を形成しており、この場合、U字形クロスウエブ13は、中空プロフィール2の移行ウエブ6と同様に移行部14を介して、下方に向けられた(完成された断熱ガラス板においては内方に向けられた)U字形脚15に結合されている。それによって、このU字形クロスウエブ13内に、横断面全体に亘って延在する開口12を設けることができ、しかもこの開口12は、この場合でも、図47及び図48に示した中空プロフィール2の外側に位置するクロスウエブ3を前記縁部11において鋭角に内方に折り曲げ、深絞りすることができるように、移行部1を掴むか若しくは移行部13を貫通する。
【0048】
すべての実施例において、直線接続部材1の凹部4には、前記成形及び深絞り工程によって、接続しようとする中空プロフィール2に同時に引張力が加えられ、この引張力によって中空プロフィールはその端面側が互いに強く引き寄せられて、固定され、それによってこの領域内で取付けようとするシール材料と共に、2つの中空プロフィール2のシールされ、しかも高い強度を有する接合部が得られる。
【0049】
図1〜図24並びに図25〜図33に示した実施例は、有利にはプラスチック又は金属から、射出成形法又はダイキャスト法で製造することができる直線接合部材1の実施例である。これに対して、その他の実施例は有利には金属薄板より曲げ成形することができるが、射出成形部分であってもよい。
【0050】
すべての実施例において、一方では直線接続部材1の高い形状安定性が得られ、それによって接続箇所を可能な限り形状安定的に、かつ頑丈に構成することができ、それと同時に重量を節減することができるようにするために、特に中央の凹部4まで延びる平行な側壁16(図1以下)が設けられており、この側壁16は、凹部4の両側に存在する切欠17によって制限され(仕切られ)ている。ここれらの切欠17が、中空プロフィール2の後側に向かって若しくはクロスウエブ3に向かって開放していれば(図1以下及び図25以下並びに図34以下の実施例に相当する)、クロスウエブ3は場合によっては凹部4の領域内でもまだ内方に変形されることができる。これは特に図1以下、図13及び図14に示した凹部の端部側の閉鎖部18によれば、中空プロフィール2と直線接続部材1との間の形状接続的な結合をさらに強くすることができる。図25以下の実施例におけるように、このような端部側の閉鎖部18及び、凹部4の領域内で連続的に延びる壁部8も設けられていない場合には、前記側壁16は長手(縦)方向に延びるウエブ10によって形成されるか、又はこのウエブ10によって置き換えられる。
【0051】
図25以下の実施例では、切欠17が凹部4内に続いていて、特にそれぞれの直線接続部材1の後側に、使用位置で中空プロフィール2によって閉鎖された連続的な通路を形成している。これは、図44〜図48に示した実施例に従って、側壁16間若しくはこの側壁を形成するU字形脚15間に配置された対応する切欠17が、直線接続部材1の、後側とは反対側に配置されていて、開放されている場合にも当てはまる。このような閉じた通路は、図31〜33並びに図35〜図38に示されているように、乾燥剤粒子19のための貫通孔及び供給通路を開放する。それによって、このような形式の直線接続部材1を用いて複数の中空プロフィール2から構成される1つの中空プロフィール内に、スペーサフレームに折り曲げられる前に、又は折り曲げられた後で、乾燥剤粒子19が充填され、従って、この乾燥剤粒子19は直線接続部1が存在するにも拘わらず、このような中空プロフィールのすべての区分内に達する。
【0052】
例えば図1、図12〜図14に示され、特に図15及び図16並びに図17〜図20,及び図22〜図24の拡大図、並びに図25、図30から図33、及び図34〜図38、及び図39〜図43の側面図及び縦断面図に示されているように、凹部4の両側で上縁部を形成する、凹部4内への入口における縁部は、ほぼ直角であって、図15及び図16並びに図22及び図23で特によく分かるように鋭角であって、凹部4の互いに向き合う制限部は互いに平行で、かつ直線接続部1の長手方向に対してほぼ直角に延びている。凹部の制限部、つまり端面側9又は壁部8又は縁部11はほぼ平行であって、これに対して凹部4に向かって延びる上側は水平であるか又は凹部4に向かって斜めに上昇して配置されている。外側のクロスウエブ3の突き合わせ箇所を前記深絞りによって相応に鋭角に折り曲げることも可能である。
【0053】
特に多くの横断面図(図番も参照)から分かるように、直線接続部材の横断面は、平行なサイドウエブ20と互いに間隔を保っている2つのクロスウエブつまり外側のクロスウエブ3と内側のクロスウエブ21とを有する中空プロフィール2に適合されており、この中空プロフィール2において、使用位置において外側のクロスウエブ3とサイドウエブ20との間に、前述のようなほぼ斜め又は凹状又は凸状に延びる移行ウエブ6が設けられている。この場合、凹部4の深さは、移行ウエブ6によってブリッジされた中空プロフィール2の横断面深さに相当するか、又はこの中空プロフィール2の横断面深さをやや越えている。これによって、突き合わせ箇所の領域における移行ウエブ6も、深絞りの際にやや内方及び下方に変形され、引っ込まれている。この場合、間隔を維持し、かつシールしようとする、断熱ガラスのガラス板のための相応に幅の広い側面当てつけ(Seitenanlage)を形成するために、サイドウエブ20は延長ウエブ22によって内側のクロスウエブ21を越えて突き出していてもよい(図10〜図24)。
【0054】
この場合、凹部4の幅、つまり凹部4の、直線接続部材1の長手方向の寸法は、その深さの2倍であるか又は深さよりもやや大きいので、外側のクロスウエブ3の湾曲され深絞りされた部分のために十分なスペースが提供され、その端部が、場合によって凹部4の底部4aのやや上側に位置している。
【0055】
多くの図面特に図15及び図16でよく分かるように、各中空プロフィール2の挿入方向で凹部4の前に乗り上げ傾斜面23が設けられており、この乗り上げ傾斜面23は、凹部4内に侵入することによって終わっていて、この場合に凹部4内に鋭角に落下している。これによって、直線接続部材1と中空プロフィール2との間の遊びが取り除かれる。
【0056】
さらにまた、多くの図面特に図15及び図16でよく分かるように、直線接続部材は、その凹部4とは反対の下側で、中央のノッチ(切り込み)24まで延びる乗り上げ傾斜面25を有しており、この場合、下側のノッチ24は、中空プロフィール2の、接続しようとする端面側に存在する切断バリ(Schneidgrat)を使用位置で受容する。この切断バリはノッチ24と共に係止部さえ形成する。
【0057】
図2及び図3によれば、それぞれ互いに逆方向に上昇する、上側の乗り上げ傾斜面23と、直線接続部材の底部の乗り上げ傾斜面25とは、直線接続部材1の長手方向中央に対してそれぞれ側方で互いにずらされている。これによって、接続しようとする中空プロフィール2を整列し、その横断面で互いに合致させることができる。
【0058】
図2、図6、図7及び図8には(その他の図面でも分かるが)、凹部4の両側を制限する(仕切る)壁部8がその上側の縁部領域で少なくとも1つの、図示の実施例では3つの、直線接続部材1の長手方向に延びる溝26又はこれと類似の開口部若しくは凹部を有しており、これらの開口若しくは凹部は、外側に位置するクロスウエブ3の両端部が変形され、その際にシール材料が押し退けられるか又は後から充填されると、それぞれ被せ嵌められた中空プロフィール2と共に1つの通気開口を形成している。これらの溝26によって、シール材料内に、時間の経過に伴って非気密性を引き起こすエアポケットが存在することは避けられる。
【0059】
多くの実施例つまり図17〜図24、図39〜図43に示した実施例、また図44〜図48に示した実施例においても、直線接続部材と中空プロフィール2とが接合される前に、少なくとも凹部4が少なくとも部分的にシール材料27で満たされる。このシール材料27内に、接続しようとする中空プロフィールの外側のクロスウエブ3の互いに向き合う縁部が、深絞り工程時に押し込まれ、それに応じてシール材料27が押し退けられる(特に図23に分かるように示されている)。この場合、それによってシール材料が溝26を通って切欠17内に部分的に押し出されて、クロスウエブ3の深絞りされた両端部の領域及びその近傍領域が、内側からシール材料によってシールされるようになっている。特に図21に示されているように、凹部4は直線接続部材1の狭幅側(幅の狭い方の側)で扁平な延長部28を有しており、この延長部28内に、中空プロフィール2が押圧される際に、シール材料27が中央の凹部4から各中空プロフィール2のサイドウエブ20の領域内に移動可能及び押し退け可能であり、それによってこの箇所で、2つの中空プロフィール間の接合部が、内方からもシールされる。
【0060】
図22及び図23によれば、凹部4の底部4aに、下側から延びる少なくとも1つの通路29が設けられていて、下側に面状の凹部30が設けられており、この凹部30内に通路29が開口しており、それによってシール材料27が押し退けられる際に、シール材料27がこれらの通路29を通って、この下側の凹部30内にも達し、ここで直線接続部材1と中空プロフィール2との間のシールが内側からさらに改良される。つまり特に中空プロフィール2の突き合わせ箇所において確実なシールが得られる。この場合、この凹部30は、直線接続部材1の幅全体に亘っていて、場合によっては、平らな側方の延長部28内に押し込まれるシール材料まで達している。
【0061】
図1、図22及び図23に示されているように、それぞれ凹部4を仕切る壁部8の側部に少なくとも1つの、下側の凹部30まで延びる通路29が設けられているので、シール材料は、押圧時に多かれ少なかれ、中空プロフィール2の突き合わせ箇所の両側で対称的に、中空プロフィール2の下側に達し、及びひいては内側に位置するクロスウエブ21の内側にも達する。
【0062】
直線接続部材1の種々異なる実施例によって、種々異なる製造法が可能である。この場合それでもそれぞれ1つの直線接続部材1が得られ、この直線接続部材に、有利な形式で外側のクロスウエブの互いに向き合う端部が内方に変形され、この際に深絞りされ、それによって、接続しようとする2つの中空プロフィール2をより強く互いに引き寄せて固定することができる。図1〜図33の実施例に関する限り、直線接続部材1は例えば、金属又はダイキャストから成っているか、或いは硬いプラスチックより成っている。しかしながら、図34〜図48に示され、以下に説明されているように、直線接続部材1は湾曲された金属薄板部分より成っていてもよい。
【0063】
図34〜図38、特に図36によれば、金属薄板部分として構成された直線接続部材1は、やはり中空プロフィール2の内側横断面に合致した、つまり移行ウエブ36も考慮した、ほぼU字形の横断面を有している。この場合、図示の実施例ではU字形脚は、その移行ウエブ6に合致した両端部で凹部4を有しているので、この直線接続部材1は、乾燥剤19の供給も可能にする。さらに、この直線接続部材1においては図39〜図43によれば凹部4の領域がシール材料27で満たされており、このシール材料27は、中空プロフィール2のクロスウエブ3の互いに向き合う端部が変形する際に凹部4内に押しやられ(図42及び図43)、シールが改善される。この場合、乾燥剤はそれぞれ側方から満たされるか、又は予め中空プロフィール2内に存在しており、次いで、この中空プロフィール2内に直線接続部材1がそれぞれ側方から差し込まれる。
【0064】
図44〜図48に示されているように、金属薄板部分として構成された直線接続部材1は同様にU字形横断面を有していて、この横断面は、前述のように、同様に中空プロフィール2及びその移行ウエブ6の内側横断面に合致しており、この場合、U字形クロスウエブ13は、例えば打ち抜き成形された凹部4を有している。凹部4及びU字形クロスウエブ13とは反対側で、前記U字形横断面は、そのU字形脚15間において、凹部4を両側から長手方向で越える領域内で、シール31例えば発泡材(フォーム材)によって、及びこのシール31とU字形クロスウエブ13との間に配置された塑性弾性的なシール材料27によって満たされている。このシール材料27は、中空プロフィール2の外側に位置するクロスウエブ3の両端部が変形する際に凹部4内に押しやられ、シール性がさらに改善される。この場合、乾燥剤がどのようにして、凹部4のシールされた領域まで両側から満たされるかが分かる。
【0065】
中空プロフィールの接続しようとする端面側内のそれぞれほぼ半分だけ差込み可能又は挿入可能な前記直接接続部材1を用いて、2つの中空プロフィール2の端面側を接続する方法は、すべての場合で同じである。中空プロフィール2を直線接続部材1に被せ嵌めてから、若しくはそれとは逆に、接続しようとする中空プロフィール2の端面側に直線接続部材1を差し込んでから、中空プロフィールはその外側が変形され、直線接続部材1と形状接続が得られるように押圧される。これは図示の実施例では、中空プロフィールの互いに向き合う端面側の、中空プロフィール2の外側を形成するクロスウエブ3が、同時に直線接続部材1の幅全体に亘って延びる凹部4内に侵入変形し、押圧され、この際に、その変形領域内でやや延長されるか若しくは深絞りされる。1つの小さい凹部が形成されるだけでなく、大きく変形され、この変形によって、幅全体に亘って延びる凹部に基づいて少なくとも移行領域又は移行ウエブ6が一緒にやや変形されるので、側面の膨らみは避けられる。それに応じて良好に、クロスウエブ21(延長ウエブ22を備えた)に設置されたガラス板のシールが得られる。
【0066】
この場合、接続しようとする中空プロフィール2のクロスウエブ3の互いに向き合う縁部又は端部は、凹部4の縁部における鋭角の角縁を巡って曲げられ、この時に深絞りされる。この場合、クロスウエブ3の変形しようとする領域は、それぞれその縁部領域において、壁部8又は端面側9を巡って、凹部4に通じるウエブ10から曲げられて、深絞りされる。つまり直線接続部材1の外側に沿って延びる、凹部4を形成する通路を側方で仕切る領域又は部分を巡って曲げられて、深絞りされる。
【0067】
相応の図面を用いて前述され、かつこれらの相応の図面に示されているように、接続しようとする中空プロフィール2の外側に位置するクロスウエブ3の互いに向き合う縁部が、凹部4を両側で仕切り、かつ幅全体に亘って延びる壁部8又はその縁部を巡って曲げられて、深絞りされるようになっていれば、特に好都合である。
【0068】
この場合、外側に位置するクロスウエブ3の互いに向き合う端部は、深絞りの際に、凹部4内に存在するシール材料27内に押し込まれ、それによってシール材料27は、クロスウエブ3の曲げられた領域の後ろに、及び/又は直線接続部材1とサイドウエブ20との間、又は中空プロフィール2の、変形部とは反対側の内側のクロスウエブ21との間に押しやられる。
【0069】
例えば図25〜図27に示された相応に構成された直線接続部材1を通過することができる乾燥剤粒子19を、接続領域を通って充填することもできる、前述の実施例において、クロスウエブ3の両端部は、これらの端部間に存在し、かつ/又は残存する間隔が小さくなるまで、特に、充填されたか又は充填しようとする乾燥剤粒子19よりも小さくなるまで、深絞りされるので、接続しようとする中空プロフィール2のクロスウエブ間に、深絞りによって形成される開口は生じない。
【0070】
多くの実施例においてはさらに、中空プロフィール2の外側に、直線接続部材1によって押圧された後に、シール材料を取り付ける前でも後でも封止層32を設けることができる。この封止層32は部分的にクロスウエブ3の深絞りされた部分間に存在する開口内に侵入し、それによってこの特に良好にシールされた箇所に相応に大きい層圧が得られるので、残りの領域内では、この封止層32の厚さを小さく維持することができる。つまり封止のためには、接続しようとする中空プロフィール2のクロスウエブ3の互いに向かう端部を深絞りすることによって、このような形式で製造されたスペーサ又はスペーサフレームの外側に、内方に向けられた凹部が形成される。何故ならば、この箇所において、封止層32は、空気又は湿気がもはや侵入することができない相応に大きい厚さを有しているからである。
【0071】
この封止層32は、図16に示されているように、相応の開口内に直接又は直線接続部材1の凹部4内にも直接侵入することができるか、又は図24又は図48に示されているように、既に設けられているシール材料27と協働することもできる。
【0072】
以上のように、深い位置に達し、幅全体に亘っての延びる、相応の鋭い縁部を備えた凹部4に基づいて、接続しようとする中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3の両端部の変形及び押圧を可能にする直線接続部材1が得られる。この場合、移行ウエブ6も一緒に凹部4内に引き込まれるので、クロスウエブ3が内方に曲げられる反動としてのサイドウエブ20の膨らみは避けられる。それと同時に、接続しようとする中空プロフィールの端面側は深絞り過程によって互いに引き寄せられ、つまり互いに押し付けられ、この際に押し退けられたシール材料又は後で射出されるシール材料及び/又は封止材料によって気密に閉鎖される。このような非常に簡単な直線接続部材1によって、接続しようとする2つの中空プロフィール2の突き合わせ箇所が著しく改善される。
【0073】
直線接続部材1は、有利には部分的に、スペーサフレームを形成するために又は断熱ガラス板のためのスペーサとして用いられる、互いに接続しようとする、端面側に開放する中空プロフィール2内にほぼ半分だけ係合する。この場合、中空プロフィール2を突き合わせ箇所の領域でも部分的に内側から支持し、かつ補強するために、直線接続部材1の横断面は、中空プロフィール2の内側の中空横断面に合致し、この中空横断面に少なくとも部分的に相応して形成され、輪郭形成されている。使用位置において、中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3に向いた後ろ側で、直線接続部材1は、その中央領域で、中空プロフィール2の突き合わせ箇所の両側を越えて延びる凹部4を有しており、この凹部4内に、中空プロフィール2の外側のクロスウエブ3の互いに向き合う両端部が変形して侵入可能である。この場合、その全長に亘って両側で壁部8によって仕切られているか、又は長手方向ウエブの端面側によって或いは開口の縁部だけによって仕切られた凹部4が、直線接続部材1の幅全体に亘って延びているので、中空プロフィール2の外側に位置するクロスウエブ3は、この凹部4内に相応の鋭角状の仕切部に沿って侵入変形されて、深絞りされ、この際に中空プロフィール2に存在する移行ウエブ6は同様に、凹部4内に侵入変形し、それによって中空プロフィール2のサイドウエブ20における圧縮又は膨出が避けられるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による直線接続部材の縦断面図である。
【図2】
図1の平面図である。
【図3】
接続しようとする中空プロフィールに合致した本発明による直接接続部材の下側を示す図である。
【図4】
凹部の上側で通気溝又は通気開口を備えた、凹部を仕切る壁部から見た、図2のA−B線に沿った直線接続部材の横断面図である。
【図5】
直線接続部材の端面図である。
【図6】
図2のE−F線に沿った直線接続部材の横断面図である。
【図7】
図2のG−H線に沿った直線接続部材の別の横断面図である。
【図8】
端面側が閉じられている直線接続部材の変化実施例の端面図である。
【図9】
内部に図2に示した直線接続部材を備えた、接続しようとする2つの中空プロフィール内に配置された突き合わせ箇所の平面図である。
【図10】
図9のC−C線に沿った横断面図である。
【図11】
図9のA−B線に沿った横断面図である。
【図12】
突き合わせ箇所内に配置された直線接続部材を備えた、接続しようとする中空プロフィールの、差込み後の縦断面図である。
【図13】
突き合わせ箇所上に配置された工具を有する、図12に示した図である。
【図14】
図1〜図7に示した直線接続部材を備えた中空プロフィールの変形及び圧縮後の、図13に対応する図である。
【図15】
図14に円で示した箇所の詳細を示す拡大図である。
【図16】
スペーサフレームの両側に配置された、断熱ガラスの個別ガラスの外側をシールし封止する封止部を、中空プロフィールの外側又は後側、及びこれによって形成されたスペーサの外側又は後側に取り付けた後の、図15に対応する図である。
【図17】
組み付け前に凹部内に塑性弾性的なシール材料が配置されている、図1〜図16に示した直接接続部材の縦断面図である。
【図18】
図17に示した、接続しようとする2つの中空プロフィール及び中空プロフィール内に差し込まれた直接接続部材の縦断面図である。
【図19】
塑性弾性的なシール材料が充填された直接接続部材及び工具の、図13に対応する図である。
【図20】
直線接続部材の凹部の領域内で中空プロフィールのクロスウエブを変形させ、次いで封止した後の、図19に対応する図である。
【図21】
シール材料を凹部内に入れる前の、図17に示した直線接続部材の拡大した横断面図である。
【図22】
図18に示した、シール材料が充填された直線接続部材を組み付ける前の、凹部領域の拡大した縦断面図である。
【図23】
直線接続部材の縦断面図、及びこの直線接続部材に接続された、図19及び図20に示した接続しようとする2つの中空プロフィールの端部の縦断面図である。
【図24】
図20の円で示した部分の拡大図である。
【図25】
直線接続部材の縦断面図である。
【図26】
直線接続部材の平面図である。
【図27】
変化実施例による直線接続部材の端面図である。
【図28】
2つの中空プロフィールの接続箇所の平面図である。
【図29】
直線接続部材の領域内にも充填された乾燥剤を備えた、図28に示した装置の横断面図である。
【図30】
互いに接続しようとする、端面側で接触している2つの中空プロフィール、及びこの領域内に差し込まれている、図25〜図29に示した本発明による直接接続部材の縦断面図である。
【図31】
図30に示した装置及び、直線接続部材の縦ウエブの凹部若しくは中断部(破断部)の領域内に存在する、中空プロフィールのクロスウエブを内方に変形させ、部分的に深絞りする工具を示す概略図である。
【図32】
外側のクロスウエブの周囲を巡って封止を設けた後の図31に示した装置を示す概略図である。
【図33】
中空プロフィールの深絞りされたクロスウエブ間に挿入された封止材料を備えた、図23の円で示した箇所の詳細を示す図である。
【図34】
金属薄板より成形された直線接続部材の縦断面図である。
【図35】
図34に示した直線接続部材の、接続しようとする2つの中空プロフィールの突き合わせ箇所の領域を示す図である。
【図36】
図35に示した部分、及び図34に示したU字形の直線接続部材の横断面図である。
【図37】
接続しようとする中空プロフィールの接合領域に存在する、外側に位置するクロスウエブを変形した後の、図35に示した図である。
【図38】
断熱ガラス板の外側を環状に封止した後の、図37に示した図である。
【図39】
金属薄板より成形されて、ほぼU字形の横断面を有する、図34に対応する直線接続部材の縦断面図である。
【図40】
シール材料が直接接続部材の内部で、乾燥剤のための貫通孔が遮断されている、図35に対応する図である。
【図41】
図40のA−B線に沿った横断面図である。
【図42】
中空プロフィールの、外側に存在するクロスウエブを変形し深絞りした後の、図40に相当する図である。
【図43】
中空プロフィールの外側を封止した後のその接続箇所の領域の、図42に相当する図である。
【図44】
U字形横断面を有していて、金属薄板より成形された、変化実施例による直線接続部材の縦断面図である。
【図45】
2つの中空プロフィールの接続箇所の、この領域内に配置された図44に示した直線接続部材を備えた縦断面図である。
【図46】
図44に示した金属薄板より成形された直線接続部材の横断面図を有する、図45に示した接続箇所の横断面図である。
【図47】
図44に示した直線接続部材の後側に設けられた凹部内に挿入して変形し、深絞りした後の、図45に示した部分を示す図である。
【図48】
接続しようとする中空プロフィールを封止した後の、変形されたクロスウエブの領域の、図45に相当する図である。

Claims (25)

  1. スペーサフレームを形成するための又は断熱ガラス板のためのスペーサとして用いられる、互いに端面側で接続しようとする中空プロフィール(2)内にそれぞれ部分的に、有利にはほぼ半分だけ係合させるための直線接続部材(1)であって、直線接続部材(1)の横断面が、中空プロフィール(2)の内側の中空横断面内に適合し、この内側の中空横断面に少なくとも部分的にほぼ対応していて、使用位置で中空プロフィール(2)の外側のクロスウエブ(3)に向いた後側の中央領域で凹部(4)を有しており、この凹部(4)内に、中空プロフィール(2)の外側のクロスウエブ(3)の互いに向き合う端部が侵入して変形可能である形式のものにおいて、
    前記凹部(4)が直線接続部材(1)の後側でその幅全体に亘って延びていて、使用位置で外側に配置された、中空プロフィールのクロスウエブ(3)に向かって開放しており、凹部(4)が狭く構成されていて、端面側(9)に向かって延びるウエブ(10)の急激に降下する端面側(9)によって、又は開口(12)の急激に降下する壁部(8)によって又は横方向に延びる縁部(11)によって仕切られており、接続しようとする中空プロフィール(2)の外側に位置するクロスウエブ(3)の互いに向き合う端部が、変形後に凹部(4)内に侵入して曲げられ、塑性的に伸張されるか又は深絞りされていることを特徴とする、断熱ガラス板用のスペーサとして用いられる中空プロフィールのための直線接続部材。
  2. 特に中央の凹部(4)に向かって延びる互いに平行な側壁(16)が設けられており、これらの側壁(16)が凹部(4)の両側に存在する切欠(17)を仕切っている、請求項1記載の直線接続部材。
  3. 切欠(17)が凹部(4)内に続いていて、特に直線接続部材(1)の後側で中空プロフィール(2)によって閉鎖された通路を形成しており、切欠と凹部とが、変形されたクロスウエブ(3)が中空プロフィール(2)の端面側に係合するよりも大きい深さを有している、請求項1又は2記載の直線接続部材。
  4. 凹部(4)内への侵入部における縁部がほぼ直角又は場合によっては鋭角であって、凹部(4)の互いに向き合う仕切部が特に互いに平行であって、直線接続部材(1)の長手方向に対してほぼ直角に延びている、請求項1から3までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  5. 直線接続部材の横断面が、互いに平行なサイドウエブ(20)及び互いに間隔を保った2つのクロスウエブ(3,21)を有する中空プロフィール(2)に合致しており、使用位置において、外側に位置するクロスウエブ(3)とサイドウエブ(20)との間に、横断面がそれぞれほぼ斜め又は凸状又は凹状に延びる移行ウエブ(6)が設けられており、凹部(4)の深さが、移行ウエブ(6)によってブリッジされた、中空プロフィール(2)の横断面深さにほぼ相当しているか又はこの横断面深さを越えている、請求項1から4までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  6. 凹部(4)の幅が直線接続部材(1)の長手方向で、その深さのほぼ2倍である、請求項1から5までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  7. その都度の中空プロフィール(2)の供給方向で凹部(4)の手前に少なくとも1つの乗り上げ傾斜面(23)が設けられており、該乗り上げ傾斜面(23)は凹部(4)内への侵入部で終わっていて、凹部(4)内に鋭角に降下している、請求項1から6までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  8. 凹部(4)とは反対側の下側に、中央のノッチ(24)まで延びる乗り上げ傾斜面(25)が設けられており、下側のノッチ(24)が、中空プロフィール(2)の接続しようとする端面側に存在する切断バリを使用位置で受容する、請求項1から7までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  9. 乗り上げ傾斜面(23,25)が、それぞれ互いに向き合って上昇する上側及び/又は底部で、直線接続部材(1)の長手方向中央に対して側方で互いにずらされている、請求項1から8までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  10. 凹部を両側で仕切る壁部(9)が、その上側の縁部領域で、直線接続部材(1)の長手方向に延びる少なくとも1つの溝(26)又はこれと類似の開口を有しており、この溝又は開口が、被せ嵌められた中空プロフィール(2)と共に通気開口を形成している、請求項1から9までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  11. 少なくとも凹部(4)が少なくとも部分的にシール材料(27)で満たされており、該シール材料(27)内に、接続しようとする中空プロフィール(2)の外側のクロスウエブ(3)の互いに向き合う縁部が、深絞りの際に押し込み可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  12. 凹部(4)が直線接続部材(1)の狭い側で平らな延長部(28)を有しており、該延長部(28)内に、少なくとも中空プロフィール(2)を圧縮する際にシール材料(27)が中央の凹部(4)からサイドウエブ(20)の領域内に移動可能である、請求項1から11までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  13. 凹部(4)の底部(4a)内に、下側に通じる少なくとも1つの通路(29)が設けられていて、下側に特に面状の凹部(30)が設けられており、該凹部(30)内に通路(29)が開口している、請求項1から12までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  14. 凹部(30)が直線接続部材(1)の幅全体に亘って設けられている、請求項13記載の直線接続部材。
  15. 凹部(4)を仕切る壁部の足部で、凹部内に少なくともそれぞれ1つの、下側の凹部(30)に通じる通路(29)が設けられている、請求項1から14までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  16. 金属又はダイキャスト又は硬いプラスチック又は打ち抜かれ曲げられた金属薄板部分より成っている、請求項1から15までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  17. 金属薄板として構成された直線接続部材がほぼU字形の横断面を有しており、該横断面が中空プロフィール(2)の内側横断面に適合しており、金属薄板の特にU字形クロスウエブ(13)が、例えば打ち抜き成形された凹部(4)を有している、請求項1から16までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  18. U字形横断面が、凹部(4)とは反対側でそのU字形脚(15)間において、少なくとも、凹部(4)を両側で越える領域内で、シール(31)例えば発泡材シールによって充填され、また特に凹部(4)を備えたU字形脚(13)と前記シール(31)との間に配置された塑性弾性的なシール材料(27)によって充填されている、請求項1から17までのいずれか1項記載の直線接続部材。
  19. 直線接続部材(1)を用いて、2つの中空プロフィール(2)の端面側又は、折り曲げられてスペーサフレームを形成する1つの中空プロフィールの端面側を接続するための方法であって、前記直線接続部材(1)を、接続しようとする端面側内にそれぞれ特にほぼ半分だけ差込み、次いで中空プロフィールの接続しようとする端部の少なくとも外側を変形して、直線接続部材(1)と形状接続が得られるように圧縮する方法において、
    中空プロフィール(2)の外側を形成する、中空プロフィールの互いに向き合う端面側のクロスウエブ(3)を、両方同時に、直線接続部材(1)の幅全体に亘って延びる凹部(4)内に侵入して変形させ、この際にその変形領域内で深絞りすることを特徴とする、直線接続部材を用いて、2つの中空プロフィールの端面側又は、折り曲げられてスペーサフレームを形成する1つの中空プロフィールの端面側を接続するための方法。
  20. 接続しようとする中空プロフィール(2)のクロスウエブ(3)の互いに向き合う縁部を、凹部(4)の縁部における鋭い角縁を巡って曲げ、この際に深絞りされる、請求項19記載の方法。
  21. 変形しようとするクロスウエブ(3)をそれぞれその縁部領域で、直線接続部材(1)の外側に延びる通路を側方で仕切っている壁部(18)を巡って曲げ、かつ深絞りする、請求項19又は20記載の方法。
  22. 接続しようとする中空プロフィール(2)の、外側に位置するクロスウエブ(3)の互いに向き合う縁部を、直線接続部材の凹部(4)を仕切り、特に直線接続部材の幅全体に亘って延びる壁部(8)又は角縁を巡って曲げ、かつ深絞りする、請求項19から21までのいずれか1項記載の方法。
  23. 外側に位置するクロスウエブ(3)の互いに向き合う端部を、深絞りの際に凹部(4)内に存在するシール材料(27)に押し込み、それによってシール材料(27)を、クロスウエブ(3)の曲げられた領域の後ろで、及び/又は直線接続部材(1)とサイドウエブ(20)との間、又は直線接続部材(1)と中空プロフィール(2)の、変形部とは反対側の内側のクロスウエブ(21)との間に押し込む、請求項19から22までのいずれか1項記載の方法。
  24. クロスウエブ(3)の両端部を、これらの両端部間に存在かつ/又は残存する間隔が小さく、特に充填された又は充填しようとする乾燥剤物体(19)の寸法よりも小さくなるように、深絞りする、請求項19から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. 中空プロフィールの外側と、これらの外側の接続箇所と、外側に位置するクロスウエブ(3)を深絞りすることによって生じる凹部とを、封止層(32)によってシールする、請求項19から24までのいずれか1項記載の方法。
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