JP2004507548A - オランザピン水和物の調製方法、及びこれを結晶形態のオランザピンに変換する方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(以下オランザピンと記載する)の水和物を調製する方法に関する。本発明はまた、これら水和物を、1型として表されるオランザピンの純粋な結晶形態へ変換する方法に関する。本発明はまた、オランザピン2型から1型へ変換する方法に関する。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(以下オランザピンと記す)の水和物の調製方法に関する。本発明はまた、これら水和物の、1型(Form−1)と呼ばれる純粋な結晶形態のオランザピンへの変換方法に関する。本発明はまた、オランザピン2型(Form−2)から1型への変換方法に関する。
【0002】
より詳しくは、本発明はオランザピン水和物の調製と、該水和物の溶剤からの再結晶化によるオランザピン1型結晶形態への変換とに関する。
【0003】
【従来の技術】
オランザピンは以下の構造式により表される。
【化1】
【0004】
オランザピンは、精神病患者及び軽症の不安状態を治療するために有用である。とりわけ中枢神経系疾患の治療における薬学的な特性を有するオランザピン及びその酸性塩の調製は、米国特許No.5,229,382に論じられている。
【0005】
米国特許No.5,229,382は、オランザピンの特定の多型性結晶形態について何ら言及していない。欧州特許明細書No.733635A1の特許請求の範囲には2型のオランザピンが記載されている。この特許のもとでの方法には、酢酸エチルからの2型の調製について記載されている。この特許ではまた、米国特許No.5,229,382に記載された方法に従って得られた生成物を1型として記載している。
【0006】
さらにEP 733635A1には、1型及び2型の、X線回折図(diffractograms)からのd値が開示されている。その値は以下の通りである:
d値 d値
1型 2型
9.94 10.26
8.55 8.57
8.24 7.47
6.88 7.12
6.37 6.14
6.24 6.07
5.58 5.48
5.30 5.21
4.98 5.12
4.83 4.98
4.72 4.76
4.62 4.71
4.53 4.47
4.46 4.33
4.29 4.22
4.23 4.14
4.08 3.98
3.82 3.72
3.74 3.56
3.69 3.53
3.58 3.38
3.50 3.25
3.33 3.12
3.28 3.08
3.21 3.06
3.11 3.01
3.05 2.87
2.94 2.81
2.81 2.72
2.75 2.64
2.65 2.60
2.63
2.59
【0007】
言及するべき留意点として、EP 0 831 098 A2には、オランザピンの一連の二水和物、すなわち二水和物B、二水和物D、及び二水和物Eの調製が開示されている。これらの形態についてのX線回折図からのd値は、EP 0 831 098 A2に挙げられる。
【0008】
我々は、米国特許No.5,229,382の例1、副次的な例4に記載された方法を用いて、アセトニトリルからのオランザピンの再結晶化により、オランザピン1型を得るという実験を行った。参考のためにこの方法を以下に記載する:
4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHCl(100g)、N−メチルピペリジン(350mL)、DMSO(465mL)、及びトルエン(465mL)の混合物を、加熱して還流させた。この反応系を還流下に19時間維持し、次いで50℃にまで冷却し、水を添加した。この反応系を0〜10℃にまで冷却し、同温にて6時間撹拌した。分離した粗製のオランザピンを濾過し、固定重量になるまでオーブンで乾燥させた(76.5g)。この粗製化合物をアセトニトリル(750mL)に沸騰温度で添加した。この混合物をさらに5分沸騰させた。この混合物を濾過して不溶性の固体を除去した。濾液を炭素を用いて処理し、濾過した。濾液を最小体積になるまで蒸留させ、0〜5℃にまで冷却し、同温で1.0時間維持し、濾過した。化合物を固定重量になるまでオーブンで乾燥させた(51.6g)。
【0009】
これらの実験から得られた多型形態を、そのX線粉末回折について、Rigaku D/Max 2200上で特徴付けした。明らかに観察されるように、この生成物のd値(図1)は、EP 733635A1の特許請求の範囲に記載のオランザピン2型のものと一致した。したがって、アセトニトリル中のオランザピンの再結晶化は2型を生成するのであって、1型は生成されないと推測される。
【0010】
したがって、本発明は、上記文献に報告されたものとは異なった、オランザピン水和物の新規な調製方法を提供する。これらの水和物は、便宜上、オランザピン一水和物I及びオランザピン二水和物Iと称される。
【0011】
したがって本発明はまた、ジクロロメタン中のオランザピン又はその水和物の再結晶化により、オランザピン1型を調製する新規の方法を提供する。本発明はまた、オランザピン2型をオランザピン1型へ変換する新規の方法を提供する。
【0012】
本発明によれば、オランザピン一水和物Iの調製方法は、
a)4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩、N−メチルピペラジン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びトルエンの混合物を5〜20時間還流させる工程と、
b)前記混合物を20〜90℃にまで冷却する工程と、
c)水を添加する工程と、
d)前記混合物を−5〜25℃にまで冷却し、2〜10時間撹拌する工程と、
e)前記混合物を濾過し、水を用いて洗浄する工程と、
f)固定重量になるまで30〜50℃で乾燥させる工程と
を具備する。
【0013】
本発明によれば、オランザピン二水和物Iの調製方法は、
a)4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩、N−メチルピペラジン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びトルエンの混合物を5〜20時間還流させる工程と、
b)前記混合物を20〜90℃にまで冷却する工程と、
c)水を添加する工程と、
d)前記混合物を−5〜25℃にまで冷却し、2〜10時間撹拌する工程と、
e)前記混合物を濾過し、水を用いて洗浄する工程と、
f)固定重量になるまで周囲温度で乾燥させる工程と
を具備する。
一水和物及び二水和物の調製に用いることのできる、4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHCl、N−メチルピペリジン、DMSO、及びトルエンの好ましい比は、
N−メチルピペリジンは、1.0モルの4−アミノ−2メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHClに対して2.0〜8.4モル、
DMSOは、1.0モルの4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHClに対して体積で2〜8倍、
トルエンは、1.0モルの4−アミノ−2−メチル10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHClに対して体積で3〜8倍
である。
【0014】
本発明によれば、オランザピン1型は、ジクロロメタン中のオランザピン又はその水和物の懸濁液(使用されるジクロロメタンの量は、4.5〜13体積/オランザピン重量)を加熱して還流させる、透明な溶液を得ることにより調製する。次いで、得られた溶液を炭素で処理し、続いて濾過する。この工程が完了した後、濾液を0〜5℃にまで冷却し、同温で60〜90分撹拌する。分離された固体を濾過し、ジクロロメタンを用いて洗浄した。固定重量になるまでオーブンにて60〜70℃で乾燥して得られた生成物がオランザピンの1型である。
【0015】
研究のために、US5,229,382に記載された方法を用いてオランザピン粗成物を調製し、EP 733 635 A1に記載された方法を用いてオランザピン2型を調製した。しかし、オランザピン粗成物及びオランザピン2型を調製するためには他の方法を用いてもよく、オランザピン粗成物及びオランザピン2型を調製するために用い得る他のいかなる方法も、本発明の方法に用いることが可能である。
【0016】
以下の例は、例証を目的として提示されるものであり、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきものではない。
【0017】
オランザピン一水和物Iの調製
例1
4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩(20kg)、N−メチルピペラジン(42リットル)、ジメチルスルホキシド(40リットル)、及びトルエン(95リットル)の混合物を加熱して還流させた。この反応系を、17時間15分還流下に維持し、次いで40〜50℃にまで冷却した。水(95リットル)を40〜50℃でゆっくりと添加した。反応系を−0.6〜1.2℃にまで冷却し、同温で6時間撹拌した。分離されたオランザピン粗成物を濾過し、水(10リットル)を用いて洗浄した。生成物を30.5〜31.8℃で10時間50分乾燥させた。収量:20kg。この物質から試料として20gmをさらに72時間加熱した後、5.22%の湿度を有する生成物を得た。
【0018】
オランザピン二水和物Iの調製
例2
4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩(200g)、N−メチルピペラジン(420mL)、ジメチルスルホキシド(200mL)、及びトルエン(940mL)の混合物を加熱して還流させた。反応系を還流下に12時間維持し、次いで40℃にまで冷却した。水(940mL)を40〜44℃でゆっくり添加した。反応系を0〜5℃にまで冷却し、同温で5時間撹拌した。分離したオランザピン粗成物を濾過し、水(100mL)を用いて洗浄した。得られた固体を大気中で(25〜35℃)24時間乾燥させた(収量:241g)。
【0019】
1型の調製
例3
粗製の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(35.0g)をジクロロメタン(160.0mL)中に懸濁させた。懸濁液を加熱して還流させ、透明な溶液を得た。次いで、得られた溶液を炭素(3.5g)で処理し、続いて濾過した。この工程が完了した後、濾液を0〜5℃にまで冷却し、同温で1時間撹拌した。分離した固体を濾過し、冷却されたジクロロメタン(10.0mL)を用いて洗浄した。得られた生成物をオーブンにて65〜70℃で固定重量になるまで乾燥させ、1型のオランザピンを得た(収量22.0g)。
【0020】
2型から1型への変換
例4
ジクロロメタン(90.0mL)中の純粋な2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン2型(20.0g)の撹拌した懸濁液を、加熱して還流させ、透明な溶液を得た。この透明な溶液を濾過し、次いで濾液を3〜5℃にまで冷却し、同温で1時間撹拌した。分離した結晶状の固体を濾過し、ジクロロメタン(4.0mL)を用いて洗浄した。続いて固定重量になるまで60〜70℃で乾燥させ、オランザピン1型を得た(収量:12.7g)。
【0021】
オランザピン一水和物Iからの1型の調製
例5
例1により調製された2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾ−ジアゼピン一水和物I(25.0g)を、ジクロロメタン(325.0mL)中に懸濁させた。懸濁液を加熱して還流させ、透明な溶液を得た。次いで、得られた溶液を炭素(2.5g)を用いて処理し、続いて濾過した。この工程が完了した後、濾液を最小体積になるまで蒸留させ、次いで2〜4℃にまで冷却し、同温で90分撹拌した。分離した生成物を濾過し、冷却された(chilled)ジクロロメタン(10mL)を用いて洗浄した。生成物をオーブンにて60〜70℃で固定重量になるまで乾燥させ、1型のオランザピンを得た(収量16.5g)。
【0022】
オランザピン二水和物1からの1型の調製
例6
例2により調製された2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン二水和物1(40.0g)を、ジクロロメタン(520.0mL)中に懸濁させた。懸濁液を加熱して還流させ、透明な溶液を得た。次いで、得られた溶液を炭素(4.0g)を用いて処理し、続いて濾過した。この工程が完了した後、濾液を最小体積になるまで蒸留させ、残留した反応系を0〜2℃にまで冷却し、同温で1時間撹拌した。分離された固体を濾過し、ジクロロメタン(10.0mL)を用いて洗浄した。得られた生成物をオーブンにて65〜70℃で固定重量になるまで乾燥させ、オランザピン1型を得た(収量26.0g)。
【0023】
例1〜6における前述の結晶形態を、それらの構造及び分析データ、すなわち粉末X線回折、示差走査熱量測定法、及び赤外吸収スペクトルについて試験した。得られた結果を検討し、それぞれについて図を添付する(図2〜19)。
【0024】
例1〜6について測定したX線回折パターンは、波長λ=1.54A0 の銅K放射線源を有するRigaku D/Max−2200 X線粉末回折計(diffractometer)を用いて得られた。試料は3〜45゜の2θ間で走査された。例1の一水和物Iのd値を以下に記す(図2)。
d値 I/I0
10.0176 100
6.8995 7
6.3567 12
6.1714 11
4.8756 51
4.7262 22
4.5904 34
4.4937 7
4.4315 13
4.3414 10
4.1411 6
3.9174 9
3.8669 23
3.7857 26
3.6480 9
3.5701 15
3.4451 3
3.2500 4
3.2065 4
2.9646 5
2.8715 3
2.8572 2
例2の二水和物Iのd値を以下に記す(図5)。
d値 I/I0
9.9949 100
9.6887 7
7.0418 2
6.4117 2
6.2495 7
6.1205 6
5.4534 6
5.2358 2
4.8230 33
4.7162 9
4.5717 15
4.4847 6
4.3924 8
4.3080 4
4.2070 3
4.0735 3
3.9974 3
3.9242 9
3.8438 12
3.7699 9
3.7386 13
3.6837 3
3.6509 4
3.6072 5
3.5256 11
3.4242 2
3.1773 2
3.1207 2
2.9917 2
2.9569 3
2.8733 2
2.8483 2
【0025】
例3〜6からの生成物について得られたX線回折パターンは、EP 733 635 A1に報告されたものと同一である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
アセトニトリルを用いた再結晶化で得られた2型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図1B】
アセトニトリルを用いた再結晶化で得られた2型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図2A】
オランザピン一水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図2B】
オランザピン一水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図3】
オランザピン一水和物Iの臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトルである(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))。
【図4】
オランザピン一水和物Iの特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図5A】
オランザピン二水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図5B】
オランザピン二水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図6】
オランザピン二水和物Iの臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図7】
オランザピン二水和物Iの特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図8A】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図8B】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図9】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図10】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の、特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図11A】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図11B】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図12】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図13】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける、特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図14A】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図14B】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図15】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図16】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図17A】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図17B】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図18】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図19】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なof 示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【発明の属する技術分野】
本発明は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(以下オランザピンと記す)の水和物の調製方法に関する。本発明はまた、これら水和物の、1型(Form−1)と呼ばれる純粋な結晶形態のオランザピンへの変換方法に関する。本発明はまた、オランザピン2型(Form−2)から1型への変換方法に関する。
【0002】
より詳しくは、本発明はオランザピン水和物の調製と、該水和物の溶剤からの再結晶化によるオランザピン1型結晶形態への変換とに関する。
【0003】
【従来の技術】
オランザピンは以下の構造式により表される。
【化1】
【0004】
オランザピンは、精神病患者及び軽症の不安状態を治療するために有用である。とりわけ中枢神経系疾患の治療における薬学的な特性を有するオランザピン及びその酸性塩の調製は、米国特許No.5,229,382に論じられている。
【0005】
米国特許No.5,229,382は、オランザピンの特定の多型性結晶形態について何ら言及していない。欧州特許明細書No.733635A1の特許請求の範囲には2型のオランザピンが記載されている。この特許のもとでの方法には、酢酸エチルからの2型の調製について記載されている。この特許ではまた、米国特許No.5,229,382に記載された方法に従って得られた生成物を1型として記載している。
【0006】
さらにEP 733635A1には、1型及び2型の、X線回折図(diffractograms)からのd値が開示されている。その値は以下の通りである:
d値 d値
1型 2型
9.94 10.26
8.55 8.57
8.24 7.47
6.88 7.12
6.37 6.14
6.24 6.07
5.58 5.48
5.30 5.21
4.98 5.12
4.83 4.98
4.72 4.76
4.62 4.71
4.53 4.47
4.46 4.33
4.29 4.22
4.23 4.14
4.08 3.98
3.82 3.72
3.74 3.56
3.69 3.53
3.58 3.38
3.50 3.25
3.33 3.12
3.28 3.08
3.21 3.06
3.11 3.01
3.05 2.87
2.94 2.81
2.81 2.72
2.75 2.64
2.65 2.60
2.63
2.59
【0007】
言及するべき留意点として、EP 0 831 098 A2には、オランザピンの一連の二水和物、すなわち二水和物B、二水和物D、及び二水和物Eの調製が開示されている。これらの形態についてのX線回折図からのd値は、EP 0 831 098 A2に挙げられる。
【0008】
我々は、米国特許No.5,229,382の例1、副次的な例4に記載された方法を用いて、アセトニトリルからのオランザピンの再結晶化により、オランザピン1型を得るという実験を行った。参考のためにこの方法を以下に記載する:
4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHCl(100g)、N−メチルピペリジン(350mL)、DMSO(465mL)、及びトルエン(465mL)の混合物を、加熱して還流させた。この反応系を還流下に19時間維持し、次いで50℃にまで冷却し、水を添加した。この反応系を0〜10℃にまで冷却し、同温にて6時間撹拌した。分離した粗製のオランザピンを濾過し、固定重量になるまでオーブンで乾燥させた(76.5g)。この粗製化合物をアセトニトリル(750mL)に沸騰温度で添加した。この混合物をさらに5分沸騰させた。この混合物を濾過して不溶性の固体を除去した。濾液を炭素を用いて処理し、濾過した。濾液を最小体積になるまで蒸留させ、0〜5℃にまで冷却し、同温で1.0時間維持し、濾過した。化合物を固定重量になるまでオーブンで乾燥させた(51.6g)。
【0009】
これらの実験から得られた多型形態を、そのX線粉末回折について、Rigaku D/Max 2200上で特徴付けした。明らかに観察されるように、この生成物のd値(図1)は、EP 733635A1の特許請求の範囲に記載のオランザピン2型のものと一致した。したがって、アセトニトリル中のオランザピンの再結晶化は2型を生成するのであって、1型は生成されないと推測される。
【0010】
したがって、本発明は、上記文献に報告されたものとは異なった、オランザピン水和物の新規な調製方法を提供する。これらの水和物は、便宜上、オランザピン一水和物I及びオランザピン二水和物Iと称される。
【0011】
したがって本発明はまた、ジクロロメタン中のオランザピン又はその水和物の再結晶化により、オランザピン1型を調製する新規の方法を提供する。本発明はまた、オランザピン2型をオランザピン1型へ変換する新規の方法を提供する。
【0012】
本発明によれば、オランザピン一水和物Iの調製方法は、
a)4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩、N−メチルピペラジン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びトルエンの混合物を5〜20時間還流させる工程と、
b)前記混合物を20〜90℃にまで冷却する工程と、
c)水を添加する工程と、
d)前記混合物を−5〜25℃にまで冷却し、2〜10時間撹拌する工程と、
e)前記混合物を濾過し、水を用いて洗浄する工程と、
f)固定重量になるまで30〜50℃で乾燥させる工程と
を具備する。
【0013】
本発明によれば、オランザピン二水和物Iの調製方法は、
a)4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩、N−メチルピペラジン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びトルエンの混合物を5〜20時間還流させる工程と、
b)前記混合物を20〜90℃にまで冷却する工程と、
c)水を添加する工程と、
d)前記混合物を−5〜25℃にまで冷却し、2〜10時間撹拌する工程と、
e)前記混合物を濾過し、水を用いて洗浄する工程と、
f)固定重量になるまで周囲温度で乾燥させる工程と
を具備する。
一水和物及び二水和物の調製に用いることのできる、4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHCl、N−メチルピペリジン、DMSO、及びトルエンの好ましい比は、
N−メチルピペリジンは、1.0モルの4−アミノ−2メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHClに対して2.0〜8.4モル、
DMSOは、1.0モルの4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHClに対して体積で2〜8倍、
トルエンは、1.0モルの4−アミノ−2−メチル10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンHClに対して体積で3〜8倍
である。
【0014】
本発明によれば、オランザピン1型は、ジクロロメタン中のオランザピン又はその水和物の懸濁液(使用されるジクロロメタンの量は、4.5〜13体積/オランザピン重量)を加熱して還流させる、透明な溶液を得ることにより調製する。次いで、得られた溶液を炭素で処理し、続いて濾過する。この工程が完了した後、濾液を0〜5℃にまで冷却し、同温で60〜90分撹拌する。分離された固体を濾過し、ジクロロメタンを用いて洗浄した。固定重量になるまでオーブンにて60〜70℃で乾燥して得られた生成物がオランザピンの1型である。
【0015】
研究のために、US5,229,382に記載された方法を用いてオランザピン粗成物を調製し、EP 733 635 A1に記載された方法を用いてオランザピン2型を調製した。しかし、オランザピン粗成物及びオランザピン2型を調製するためには他の方法を用いてもよく、オランザピン粗成物及びオランザピン2型を調製するために用い得る他のいかなる方法も、本発明の方法に用いることが可能である。
【0016】
以下の例は、例証を目的として提示されるものであり、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきものではない。
【0017】
オランザピン一水和物Iの調製
例1
4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩(20kg)、N−メチルピペラジン(42リットル)、ジメチルスルホキシド(40リットル)、及びトルエン(95リットル)の混合物を加熱して還流させた。この反応系を、17時間15分還流下に維持し、次いで40〜50℃にまで冷却した。水(95リットル)を40〜50℃でゆっくりと添加した。反応系を−0.6〜1.2℃にまで冷却し、同温で6時間撹拌した。分離されたオランザピン粗成物を濾過し、水(10リットル)を用いて洗浄した。生成物を30.5〜31.8℃で10時間50分乾燥させた。収量:20kg。この物質から試料として20gmをさらに72時間加熱した後、5.22%の湿度を有する生成物を得た。
【0018】
オランザピン二水和物Iの調製
例2
4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩(200g)、N−メチルピペラジン(420mL)、ジメチルスルホキシド(200mL)、及びトルエン(940mL)の混合物を加熱して還流させた。反応系を還流下に12時間維持し、次いで40℃にまで冷却した。水(940mL)を40〜44℃でゆっくり添加した。反応系を0〜5℃にまで冷却し、同温で5時間撹拌した。分離したオランザピン粗成物を濾過し、水(100mL)を用いて洗浄した。得られた固体を大気中で(25〜35℃)24時間乾燥させた(収量:241g)。
【0019】
1型の調製
例3
粗製の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(35.0g)をジクロロメタン(160.0mL)中に懸濁させた。懸濁液を加熱して還流させ、透明な溶液を得た。次いで、得られた溶液を炭素(3.5g)で処理し、続いて濾過した。この工程が完了した後、濾液を0〜5℃にまで冷却し、同温で1時間撹拌した。分離した固体を濾過し、冷却されたジクロロメタン(10.0mL)を用いて洗浄した。得られた生成物をオーブンにて65〜70℃で固定重量になるまで乾燥させ、1型のオランザピンを得た(収量22.0g)。
【0020】
2型から1型への変換
例4
ジクロロメタン(90.0mL)中の純粋な2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン2型(20.0g)の撹拌した懸濁液を、加熱して還流させ、透明な溶液を得た。この透明な溶液を濾過し、次いで濾液を3〜5℃にまで冷却し、同温で1時間撹拌した。分離した結晶状の固体を濾過し、ジクロロメタン(4.0mL)を用いて洗浄した。続いて固定重量になるまで60〜70℃で乾燥させ、オランザピン1型を得た(収量:12.7g)。
【0021】
オランザピン一水和物Iからの1型の調製
例5
例1により調製された2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾ−ジアゼピン一水和物I(25.0g)を、ジクロロメタン(325.0mL)中に懸濁させた。懸濁液を加熱して還流させ、透明な溶液を得た。次いで、得られた溶液を炭素(2.5g)を用いて処理し、続いて濾過した。この工程が完了した後、濾液を最小体積になるまで蒸留させ、次いで2〜4℃にまで冷却し、同温で90分撹拌した。分離した生成物を濾過し、冷却された(chilled)ジクロロメタン(10mL)を用いて洗浄した。生成物をオーブンにて60〜70℃で固定重量になるまで乾燥させ、1型のオランザピンを得た(収量16.5g)。
【0022】
オランザピン二水和物1からの1型の調製
例6
例2により調製された2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン二水和物1(40.0g)を、ジクロロメタン(520.0mL)中に懸濁させた。懸濁液を加熱して還流させ、透明な溶液を得た。次いで、得られた溶液を炭素(4.0g)を用いて処理し、続いて濾過した。この工程が完了した後、濾液を最小体積になるまで蒸留させ、残留した反応系を0〜2℃にまで冷却し、同温で1時間撹拌した。分離された固体を濾過し、ジクロロメタン(10.0mL)を用いて洗浄した。得られた生成物をオーブンにて65〜70℃で固定重量になるまで乾燥させ、オランザピン1型を得た(収量26.0g)。
【0023】
例1〜6における前述の結晶形態を、それらの構造及び分析データ、すなわち粉末X線回折、示差走査熱量測定法、及び赤外吸収スペクトルについて試験した。得られた結果を検討し、それぞれについて図を添付する(図2〜19)。
【0024】
例1〜6について測定したX線回折パターンは、波長λ=1.54A0 の銅K放射線源を有するRigaku D/Max−2200 X線粉末回折計(diffractometer)を用いて得られた。試料は3〜45゜の2θ間で走査された。例1の一水和物Iのd値を以下に記す(図2)。
d値 I/I0
10.0176 100
6.8995 7
6.3567 12
6.1714 11
4.8756 51
4.7262 22
4.5904 34
4.4937 7
4.4315 13
4.3414 10
4.1411 6
3.9174 9
3.8669 23
3.7857 26
3.6480 9
3.5701 15
3.4451 3
3.2500 4
3.2065 4
2.9646 5
2.8715 3
2.8572 2
例2の二水和物Iのd値を以下に記す(図5)。
d値 I/I0
9.9949 100
9.6887 7
7.0418 2
6.4117 2
6.2495 7
6.1205 6
5.4534 6
5.2358 2
4.8230 33
4.7162 9
4.5717 15
4.4847 6
4.3924 8
4.3080 4
4.2070 3
4.0735 3
3.9974 3
3.9242 9
3.8438 12
3.7699 9
3.7386 13
3.6837 3
3.6509 4
3.6072 5
3.5256 11
3.4242 2
3.1773 2
3.1207 2
2.9917 2
2.9569 3
2.8733 2
2.8483 2
【0025】
例3〜6からの生成物について得られたX線回折パターンは、EP 733 635 A1に報告されたものと同一である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
アセトニトリルを用いた再結晶化で得られた2型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図1B】
アセトニトリルを用いた再結晶化で得られた2型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図2A】
オランザピン一水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図2B】
オランザピン一水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図3】
オランザピン一水和物Iの臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトルである(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))。
【図4】
オランザピン一水和物Iの特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図5A】
オランザピン二水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図5B】
オランザピン二水和物Iの特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図6】
オランザピン二水和物Iの臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図7】
オランザピン二水和物Iの特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図8A】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図8B】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図9】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図10】
ジクロロメタン中の粗製オランザピンを再結晶化することにより生成された1型の、特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図11A】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図11B】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図12】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図13】
ジクロロメタン中のオランザピン2型から1型への変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける、特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図14A】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図14B】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図15】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図16】
ジクロロメタン中のオランザピン一水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的な示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
【図17A】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図17B】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なX線粉末回折パターンである(縦軸:強度(CPS);横軸:2θ(゜))。
【図18】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、臭化カリウムにおける特徴的な赤外吸収スペクトル(縦軸:透過率(%);横軸:波数(cm−1))である。
【図19】
ジクロロメタン中のオランザピン二水和物Iから1型オランザピンへの変換で得られた1型の、特徴的なof 示差走査熱量測定の温度記録図である(縦軸:mW;横軸:温度(℃))。
Claims (21)
- オランザピン一水和物Iである化合物。
- オランザピン二水和物Iである化合物。
- オランザピン一水和物Iである化合物であって、以下に示されるようなX線粉末回折パターンを有する化合物:
d値 I/I0
10.176 100
6.8995 7
6.3567 12
6.1714 11
4.8756 51
4.7262 22
4.5905 34
4.4937 7
4.4315 13
4.3414 10
4.1411 6
3.9174 9
3.8669 23
3.7857 26
3.6480 9
3.5701 15
3.4451 3
3.2500 4
3.2065 4
2.9646 5
2.8715 3
2.8572 3
2.6868 3
2.6743 3 - オランザピン二水和物Iである化合物であって、以下に示されるようなX線粉末回折パターンを有する化合物:
D値 I/I0
9.9949 100
9.6887 7
7.0418 2
6.4117 2
6.2495 7
6.1205 6
5.4534 6
5.2358 2
4.8230 33
4.7162 9
4.5717 15
4.4847 6
4.3924 8
4.3080 4
4.2070 3
4.0735 3
3.9974 3
3.9242 9
3.8438 12
3.7699 9
3.7386 13
3.6837 3
3.6509 4
3.6072 5
3.5256 11
3.4242 2
3.1773 2
3.1207 2
2.9917 2
2.9569 3
2.8733 2
2.8483 2
2.7895 2 - オランザピン一水和物Iを調製する方法であって、
a)4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンヒドロ塩酸塩、N−メチルピペラジン、ジメチルスルホキシド、及びトルエンの混合物を5〜20時間還流させる工程と、
b)前記混合物を20〜90℃にまで冷却する工程と、
c)水を添加する工程と、
d)前記混合物を−5〜25℃にまで冷却し、2〜10時間撹拌する工程と、
e)前記混合物を濾過し、水を用いて洗浄する工程と、
f)固定ウェイトになるまで30〜50℃で乾燥させる工程と
を具備する方法。 - 4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩及びN−メチルピペリジンの量は、1:2.0〜8.4の比であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- ジメチルスルホキシドの体積は、4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩のモル数の2〜8倍であることを特徴とする、請求項5記載の方法。
- トルエンの体積は、4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩及びジメチルスルホキシドのモル数の3〜8倍であることを特徴とする、請求項5記載の方法。
- オランザピン二水和物Iを調製する方法であって、
a)4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩、N−メチルピペラジン、ジメチルスルホキシド、及びトルエンの混合物を5〜20時間還流させる工程と、
b)混合物を20〜90℃にまで冷却する工程と、
c)水を添加する工程と、
d)前記混合物を−5〜25℃にまで冷却し、2〜10時間撹拌する工程と、
e)前記混合物を濾過し、水を用いて洗浄する工程と、
固定ウェイトになるまで周囲温度で乾燥させる工程と
を具備する方法。 - 4−アミノ−2メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]−ベンゾジアゼピン塩酸塩及びN−メチルピペリジンの量は、その比が1:2.0〜8.4であることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
- ジメチルスルホキシドの体積は、4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩のモル数の2〜8倍であることを特徴とする、請求項9記載の方法。
- トルエンの体積は、4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩のモル数の3〜8倍であることを特徴とする、請求項9記載の方法。
- オランザピン二水和物Iからオランザピン1型を調製する方法であって、
a)ジクロロメタン中の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(オランザピン一水和物I)を還流しながら撹拌し、透明な溶液を得る工程と、
b)前記溶液を炭素で処理する工程と、
c)前記溶液を濾過して濾液を得る工程と、
d)前記濾液を0〜5℃にまで冷却する工程と、
e)60〜90分撹拌する工程と、
f)濾過して固体を得、これを洗浄し、固定重量になるまで60〜70℃で乾燥させる工程と
を具備する方法。 - 前記工程f)において、前記固体をジクロロメタンを用いて洗浄することを特徴とする、請求項13記載の方法。
- 前記工程a)で用いたジクロロメタンの量は、4.5〜13体積/2−メチル−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩重量であることを特徴とする、請求項13記載の方法。
- オランザピン一水和物Iからオランザピン1型を調製する方法であって、
a)ジクロロメタン中の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを還流しながら撹拌し、透明な溶液を得る工程と、
b)前記溶液を炭素で処理する工程と、
c)前記溶液を濾過して濾液を得る工程と、
d)前記濾液を0〜5℃を下回る温度にまで冷却する工程と、
e)60〜90分撹拌する工程と、
f)濾過して固体を得、これを洗浄し、固定重量になるまで60〜70℃で乾燥させる工程と
を具備する方法。 - 用いたジクロロメタンの量は、4.5〜13体積/2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩重量であることを特徴とする、請求項16記載の方法。
- 前記工程f)において、固体をジクロロメタンを用いて洗浄することを特徴とする、請求項16記載の方法。
- オランザピン2型からオランザピン1型を調製する方法であって、
a)ジクロロメタン中の2−メチル−10H−チエノ−[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩(オランザピン2型)を還流しながら撹拌し、透明な溶液を得る工程と、
b)濾過し、濾液を0〜5℃にまで冷却する工程と、
c)60〜90分撹拌する工程と、
d)濾過して固体を得、これを洗浄し、固定重量になるまで60〜70℃で乾燥させる工程と
を具備する方法。 - 用いたジクロロメタンの量は、4.5〜13体積/2−メチル−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩重量であることを特徴とする、請求項19記載の方法。
- 前記工程d)において、前記固体をジクロロメタンを用いて洗浄することを特徴とする、請求項19記載の方法。
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