JP2004505848A - 車両に荷物を格納するためのシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、車両の内部に荷物を格納するためのシステムに関する。本発明は、車両の荷室(4)に取り付けられた、ないしは取り付け可能な、荷物収納手段(6)のための支持装置(2)を備えていることを特徴とする。この支持装置(2)が、荷室床面(8)の上に位置する使用位置(A)から、荷物収納手段(6)を取り外した後、または荷物収納手段(6)を平坦に折り畳んだ後、荷室床面(8)の近辺でこれに対してほぼ平行に延びる揺動軸(Y)を中心として、荷室(4)を仕切っている車両内壁(10)とほぼ平行かつその近辺に位置する非使用位置(B)へと揺動することによって荷室床面(8)を空けることができる。
Description
【0001】
本発明は、車両の荷室の内部に荷物を(走行時に安全なように)格納するためのシステムに関する。
【0002】
このようなシステムは、さまざまな実施形態のものが公知である。たとえば荷室の内部に、開閉ボックスのような形式で平坦に折り畳むことができる収納容器が取り付けられる。しかし、平坦に折り畳まれた非使用状態のとき、折り畳まれた「容器組み立てセット」の避けられない厚みのために、隣接する荷室床面に対して多少とも高い段差ができてしまい、この段差は、各物品を荷室床面に平坦かつ揺れないように置くのを妨げるので、特に横置きのトランクのような大きな物品を積むときには非常に邪魔になる。
【0003】
本発明の課題は、ほぼ任意の荷物を常に最善かつ安全に、しかも高い使用快適性でそれぞれの荷室に格納することができる、前述した形式のシステムを提供することである。
【0004】
これは本発明によれば、車両の荷室に取り付けられた、ないしは取り付け可能な、荷物収納手段のための新しい支持装置によって達成され、この支持装置は、荷室床面の上に位置する使用位置(この位置のとき、支持装置と連結された、ないしは連結可能な荷物収納手段は、荷物の収納準備が整った状態にある)から、荷物収納手段を取り外した後、または荷物収納手段を平坦に折り畳んだ後、荷室床面の近辺でこれに対してほぼ平行に延びる揺動軸を中心として、荷室を仕切っている車両内壁(隔壁)とほぼ平行かつその近辺に位置する非使用位置へと揺動すること(すなわち跳ね上げ可能であること)によって荷室床面を空けることができる。この際、好ましくは、その揺動軸が車両長手軸に対して横向きに、特に直角に、かつ荷室を車室から分けているとともに荷室開口部に対向している車両内壁の近辺を延びるように、支持装置が構成されるとともに荷室の内部に配置されるとよい。ここで車両内壁とは、荷室が後部にある場合には走行方向で見て前側の車両内壁であり、この車両内壁は、斜め上方に向かって荷室開口部の方向に傾いて延びているのが通常である。
【0005】
本発明のシステムにより、荷室のきわめて多様かつ快適な利用が可能である。たとえば特定の小型の荷物は、特に開閉ボックス型の収納容器である荷物収納手段を用いることによって、支持装置が使用位置にいるときに格納することができる。この場合、荷物収納手段が使用位置(この位置のとき、荷物収納手段は荷物の収納準備ができた状態で、荷室を仕切る車両内壁のできるだけ近くに存在する)から、車両内壁から離れて荷室開口部へと向かう方向へ積載位置へと可動であるように支持装置が構成されていると、格納すなわち積載が容易になるという利点がある。このようにして、非常に簡単かつ快適に積載することができる配置は、その後、向かい合う車両内壁の近くの使用位置まで再び動かすことができるので、そうすれば、本発明の支持装置を介して保持、案内される収納手段(たとえば容器)と、荷室開口部との間のスペースを、たとえば縦置きのバッグ、飲料品箱といった別の荷物のために付加的に利用することができる。横置きのトランクのような大型の品物を平坦に置いて格納するには、支持装置全体を(本来の荷物収納手段を取り外した後に、または好ましくは、収納手段を平坦に折り畳んだ状態でこれと一緒に)揺動軸を中心として上方に、荷室を仕切る車両内壁のほうへ揺動させることができるという利点があり、それにより、結果的にほぼすべての荷室床面が完全に空けられて、主要なシステム部品が床面の上に残ることがない。本発明のシステム部品を格納するには、荷室を仕切る車両内壁とすぐ隣接するわずかなスペースが必要なだけである。ところで、他ならぬこのスペースは経験的に(特に、上述したように車両の隔壁が斜めに延びているために)もともと利用されることがもっとも少ない荷室領域なので、本発明は、実質的に荷室利用の制約を意味するのではなく、むしろ荷室のより良い利用性につながるものである。
【0006】
本発明による支持装置は、ほぼ任意の荷物収納手段を保持するための、実質的に汎用的に利用可能な「プラットフォーム」を形成する。しかもこの支持装置は、種々の車両で汎用的に用いることができ、そのためには、車両固有の形態に適合化された支持装置の取り付けのための別個のアダプタ部品、および、場合により各車両の荷室内部でのその他の付属機能部品が必要となるにすぎない。
【0007】
本発明のその他の好適な構成要件は、従属請求項ならびに以下の説明に記載されている。
【0008】
次に、図面を参照しながら本発明の一例を詳しく説明する。
各図において、同じ部材には必ず同じ符号が付されており、したがって通常はそれぞれ1回しか説明されていない。
【0009】
本発明のシステムは、主要なシステムモジュールとして、支持装置2を有している。この支持装置2は、一方の側では、車両の荷室4(特に図1および図8参照)に取り付け可能である。他方の側では、荷物収納手段6を支持装置2に取り付け可能である。このように支持装置6は、荷室4の内部で収納手段6を位置調節可能に保持する役目を果たす。そのために、本発明によれば支持装置2が、荷室床面8とほぼ平行に位置する使用位置(図1に記号Aで示す)から、荷物収納手段6を取り外した後、または荷物収納手段6を平坦に折り畳んだ後、荷室床面8の近辺でこれとほぼ平行に延びる揺動軸Yを中心として非使用位置Bへと揺動可能であり、この非使用位置では、支持装置2は実質的に完全に、かつ場合により平坦に折り畳まれた収納手段6と一緒に、荷室4を仕切る車両内壁(隔壁)10と平行かつその近辺に位置している。それにより、実質的に荷室床面8の全体が空くことになる。
【0010】
好ましくは、揺動軸Yは車両長手軸Xに対して直角に延びており、車両内壁10は荷室4を車室から分離しており、そのようにして荷室開口部12と向き合っている(特に図1参照)。今日、大半の車両で荷室4は後部領域に設けられているので、車両内壁10は、荷室4の走行方向で前側の仕切りということになる。
【0011】
さらに図1からわかるように、本発明の別の好適な実施形態では、荷物収納手段6が本発明の支持装置2によって使用位置Aから、車両内壁10から離れて荷室開口部12に向かう方向に、積載位置Cへも移動するように構成することができる。
【0012】
そして、さらに特に図2から図5から明らかなように、支持装置2は実質的に、荷室4に取り付け可能な揺動ジョイント14と、特に荷物収納手段6と着脱可能に取り付け連結するための保持手段16とで構成されている。その際、保持手段16はスライド案内機構18を介して揺動ジョイント14と連結されている。保持手段16は、好ましくは、ベースプレートの形態で構成されていてよい。このとき保持手段16はその下面に、荷室床面8の上でスライド可能ないし転動可能に支えるための支持ロール20を有している(図3参照)。有利には少なくとも4つの支持ロール20が、保持手段16として用いられるベースプレートの下面のコーナー領域に配置される。
【0013】
図3および図4によればスライド案内機構18は、少なくとも1つの、図示した実施形態ではちょうど1つの、中央に配置された入れ子式伸縮レール案内機構22で構成されている。このような入れ子式伸縮レール案内機構は、たとえば家具業界における引き出しの案内部と類似の形態のものが用いられている。すなわち入れ子式伸縮レール案内機構22は、互いに入れ子式に組み合わされたレール部材で構成されており、これらのレール部材が、保持手段16の運動およびこれと連結された収納手段6の運動を運動軸Xの方向で可能にする。このことは、図1、図2、および図4ではそれぞれ二重矢印24によって示唆されている。
【0014】
図示した好適な実施形態の別案として、スライド案内機構18は別の手段によって、たとえばクロスリンク機構によって構成されてもよい。
【0015】
さらに本発明によれば、支持装置2をそれぞれの可能な位置A,B,Cで着脱可能にロックするためのロック手段が設けられている。これは一方ではレールロック部26であり、このレールロック部によって、システムを入れ子式伸縮レール案内機構22の領域において使用位置Aか、または非使用位置Bに揺動させるための基準位置B’かのいずれかで選択的にロック可能である。また他方では、揺動ジョイント14の領域に揺動ロック部26が設けられており、この揺動ロック部によって、支持装置2が跳ね上げられた非使用位置Bでロックされる(特に図4参照)。
【0016】
図2および図4から図7よりわかるように、レールロック部26はロック部材30を有しており(図7)、このロック部材は、入れ子式に互いに組み合わさったレール部材の1つ(22a)に保持手段32を介して取り付けられており、両方の位置AまたはB’の各々のとき、有利にはばね力によってロック開口部34a(位置B’)または34b(位置A)へ、運動方向Xに対して横向きに係合する(図4も参照)。このレールロック部26を外すために、レール案内部18の、揺動ジョイント14と向き合っている自由端にはロック解除体36が配置されており、このロック解除体は運動伝達部材を介して、好ましくはボーデンワイヤ38を介して、ロック部材30に作用し、それにより、ばね力に抗してロック部材を各ロック開口部34aまたは34bから出るように動かすことで、スライド案内機構18を位置調節することができる。
【0017】
揺動ロック部28も、図示した例では揺動軸Yと平行に作用するロック部材40を有している(図2および図5)。あるいは、半径方向に作用する施工形態も可能である(揺動軸Yに対して垂直)。ロック部材40は、好ましくは、別個のハンドレバーによって解除可能であり、この(図面には図示しない)ハンドレバーはアクセス性の良い個所、特に荷室4の開口領域に配置されていてよい。この場合にも、操作は有利にはボーデンワイヤ42(図2)を介して行われる。このとき、ハンドレバーが揺動ロック部28の適正なロックに関する視覚的な表示機能も同時に果たすように、ハンドレバーを配置、設計するのが格別に有利である。跳ね上げたときにロック位置(位置B)まで完全に達していないと、ロック部材40はまだ係止されない。そのときハンドレバーは、まだロックが行われていないことを利用者に表示する特定の位置にいる。ロック部材40が係止されたときに初めて、ハンドレバーはロックを認識することができる位置にくる。
【0018】
本発明のさらに別の好適な実施形態では終端ロック部44が設けられ(特に図6参照)、この終端ロック部は、入れ子式伸縮レール案内機構22の自由端にロック解除体36の領域で配置されるとともに、荷室4に堅固に取り付けられたロック部材46と協働して、入れ子式伸縮レール案内機構22を積載位置Cでロックする。このロックは、一方では車両長手軸Xの走行方向で作用するとともに、他方では有利には横軸Yの方向でも作用し、それにより、優れた荷物固定によって高い走行安全性が実現される。入れ子式伸縮レール案内機構22の端部領域には、ロックスライダ48がたとえば垂直方向に案内しており、これにロック部材46が係合する(図6参照)。好ましくは、ロックスライダ48は同じくロック解除体36によって、この終端ロック部44を外すために操作可能である。このようにして、この実施形態ではロック解除体36は好適なことに二重の機能を備えており、すなわち、終端ロック部44のロック解除をする役目と、レールロック部26をロック解除する役目とを果たす。ロックスライダ48の操作は、ロック解除体36の偏心区域50を介して行われる。それにより、ロック解除体36を矢印52の方向へ押圧操作すると、ロックスライダ48はロック部材46から解放されるために矢印54の方向に(復帰ばねの力に抗して)動く。
【0019】
さらに揺動ロック部28との関連で、支持装置2が跳ね上げられてロックされた非使用位置Bから、揺動ロック部28のロック解除後に揺動力によって、ただし制動されながらゆっくりと、荷室床面8の方向へ下方に向かって揺動するように、緩衝装置(図示せず)が設けられていると有利である。その際好ましくは、積載位置Cの方向へスライドさせる目的で下から持つための握り隙間として、下側の位置のときにまだわずかな垂直方向の間隔を残すことができる。このわずかな垂直方向の間隔は、荷物収納手段6に荷物を積めば解消される。
【0020】
さらに好ましくは、工具を使わずに迅速に着脱可能な荷物収納手段6の取り付けのために、支持装置2の保持手段16に適当なクイックカップリングが設けられていると好都合である。このクイックカップリングについて詳しくこれ以上説明はしない。
【0021】
図示した実施形態では、荷物収納手段6は、平坦に折畳み可能な容器部分からなる開閉ボックス式の収納容器56として構成されている。設置されて収納準備が整っている収納容器56の状態を、支持装置2の積載位置Cで示す図8によれば、収納容器56は、互いに開閉可能に連結された壁部分58,60,62および64と、図8の設置位置では同じく壁部分をなしている蓋部分66とで構成されている。蓋部分66は、側方の2つの壁部分58および60を介して前側の壁部分62とリンク結合されており、それにより、平行四点リンク状に開く運動をさせることによって、それぞれの壁部分が、蓋部分66の内側に位置する互いに平坦な状態から、少なくとも1つの収納ボックス68を形成する状態へと(およびこの逆へと)移行するようになっている。したがって、折り畳まれた状態のときには一種の薄いケース体が形成されており、閉じられた非使用状態ではそれぞれの壁部分が蓋部分66によって覆われる(これに関しては図3も参照)。少なくとも1つの隔壁64により、分割された収納ボックス68をつくることができる。さらに操作グリップ70が設けられており、この操作グリップは、好ましくは前側の壁部分62に取り付けられており、非使用状態のときには、これに適合するように構成された蓋部分66の切欠き72の領域に位置するようになっている。この好適な実施形態により、操作グリップ70を一方では蓋部分66を開くのに利用できるとともに、他方では、それぞれの壁部分を平行四点リンク状に開放運動させるのにも利用できることによって、快適な仕方で片手操作が可能である。
【0022】
好ましくは、さらに複数のフック部材74が特に蓋部分66の内側に配置され、それにより、たとえば買物袋などの物品を吊り下げて固定することも可能になる。
【0023】
この好適な実施形態とは異なり、他の任意の種類の荷物収納手段6も設けることができ、たとえば飲料箱のための保持部や、その他の物品に合わせた保持装置を設けることができる。
【0024】
本発明による支持装置2は、事実上任意の車両の荷室4の内部に、さまざまな種類の荷物収納手段6を位置調節可能に取り付けるために工夫することで、一種の「プラットフォームシステム」を形成している。そのためには、車両固有の形態に適合化した支持装置2の取り付けのための専用のアダプタ部品と、さらにこれに付属する(特にロック部材46の)機能部品とを、それぞれの車両の内部に設けるだけでよい。このとき保持手段16は、利用されるべき荷物収納手段6に合わせて適合化することができる。
【0025】
本発明は、図示および説明した各実施例に限定されるものではなく、本発明の意味において同じ働きをするあらゆる実施形態を包含するものである。さらに本発明は現在まで、請求項1に定義されている構成要件の組み合わせにまだ限定されてはおらず、全体に開示されているすべての個別構成要件のうち、特定の構成要件のあらゆる他の任意の組合せによって定義することもできる。このことは、原則として請求項1の事実上どの個別構成要件でも省くことができ、ないしは、本件出願の他の個所に開示されている少なくとも1つの個別構成要件で置き換えることができることを意味している。その意味で請求項1は、本発明にとって最初の文章化の試みであるにすぎないとみなすべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムを構築している車両荷室の領域のさまざまな使用位置の図を同時に含んでいる模式的な側面図
【図2】本発明による支持装置を示す斜視図
【図3】特定の部品は省略している、図2の矢印方向IIIから見た部分前面図
【図4】2通りの異なる揺動位置の図を含んでいる、図2の矢印方向Vから見た支持装置の側面図
【図5】図4の矢印方向Vから見た平面図
【図6】図2の矢印方向VIから見た、模式的に「透明に」示された側面図
【図7】図4ないし図5の平面VII−VIIの断面図
【図8】積載位置における本発明のシステムを備える車両荷室を示す外観図
本発明は、車両の荷室の内部に荷物を(走行時に安全なように)格納するためのシステムに関する。
【0002】
このようなシステムは、さまざまな実施形態のものが公知である。たとえば荷室の内部に、開閉ボックスのような形式で平坦に折り畳むことができる収納容器が取り付けられる。しかし、平坦に折り畳まれた非使用状態のとき、折り畳まれた「容器組み立てセット」の避けられない厚みのために、隣接する荷室床面に対して多少とも高い段差ができてしまい、この段差は、各物品を荷室床面に平坦かつ揺れないように置くのを妨げるので、特に横置きのトランクのような大きな物品を積むときには非常に邪魔になる。
【0003】
本発明の課題は、ほぼ任意の荷物を常に最善かつ安全に、しかも高い使用快適性でそれぞれの荷室に格納することができる、前述した形式のシステムを提供することである。
【0004】
これは本発明によれば、車両の荷室に取り付けられた、ないしは取り付け可能な、荷物収納手段のための新しい支持装置によって達成され、この支持装置は、荷室床面の上に位置する使用位置(この位置のとき、支持装置と連結された、ないしは連結可能な荷物収納手段は、荷物の収納準備が整った状態にある)から、荷物収納手段を取り外した後、または荷物収納手段を平坦に折り畳んだ後、荷室床面の近辺でこれに対してほぼ平行に延びる揺動軸を中心として、荷室を仕切っている車両内壁(隔壁)とほぼ平行かつその近辺に位置する非使用位置へと揺動すること(すなわち跳ね上げ可能であること)によって荷室床面を空けることができる。この際、好ましくは、その揺動軸が車両長手軸に対して横向きに、特に直角に、かつ荷室を車室から分けているとともに荷室開口部に対向している車両内壁の近辺を延びるように、支持装置が構成されるとともに荷室の内部に配置されるとよい。ここで車両内壁とは、荷室が後部にある場合には走行方向で見て前側の車両内壁であり、この車両内壁は、斜め上方に向かって荷室開口部の方向に傾いて延びているのが通常である。
【0005】
本発明のシステムにより、荷室のきわめて多様かつ快適な利用が可能である。たとえば特定の小型の荷物は、特に開閉ボックス型の収納容器である荷物収納手段を用いることによって、支持装置が使用位置にいるときに格納することができる。この場合、荷物収納手段が使用位置(この位置のとき、荷物収納手段は荷物の収納準備ができた状態で、荷室を仕切る車両内壁のできるだけ近くに存在する)から、車両内壁から離れて荷室開口部へと向かう方向へ積載位置へと可動であるように支持装置が構成されていると、格納すなわち積載が容易になるという利点がある。このようにして、非常に簡単かつ快適に積載することができる配置は、その後、向かい合う車両内壁の近くの使用位置まで再び動かすことができるので、そうすれば、本発明の支持装置を介して保持、案内される収納手段(たとえば容器)と、荷室開口部との間のスペースを、たとえば縦置きのバッグ、飲料品箱といった別の荷物のために付加的に利用することができる。横置きのトランクのような大型の品物を平坦に置いて格納するには、支持装置全体を(本来の荷物収納手段を取り外した後に、または好ましくは、収納手段を平坦に折り畳んだ状態でこれと一緒に)揺動軸を中心として上方に、荷室を仕切る車両内壁のほうへ揺動させることができるという利点があり、それにより、結果的にほぼすべての荷室床面が完全に空けられて、主要なシステム部品が床面の上に残ることがない。本発明のシステム部品を格納するには、荷室を仕切る車両内壁とすぐ隣接するわずかなスペースが必要なだけである。ところで、他ならぬこのスペースは経験的に(特に、上述したように車両の隔壁が斜めに延びているために)もともと利用されることがもっとも少ない荷室領域なので、本発明は、実質的に荷室利用の制約を意味するのではなく、むしろ荷室のより良い利用性につながるものである。
【0006】
本発明による支持装置は、ほぼ任意の荷物収納手段を保持するための、実質的に汎用的に利用可能な「プラットフォーム」を形成する。しかもこの支持装置は、種々の車両で汎用的に用いることができ、そのためには、車両固有の形態に適合化された支持装置の取り付けのための別個のアダプタ部品、および、場合により各車両の荷室内部でのその他の付属機能部品が必要となるにすぎない。
【0007】
本発明のその他の好適な構成要件は、従属請求項ならびに以下の説明に記載されている。
【0008】
次に、図面を参照しながら本発明の一例を詳しく説明する。
各図において、同じ部材には必ず同じ符号が付されており、したがって通常はそれぞれ1回しか説明されていない。
【0009】
本発明のシステムは、主要なシステムモジュールとして、支持装置2を有している。この支持装置2は、一方の側では、車両の荷室4(特に図1および図8参照)に取り付け可能である。他方の側では、荷物収納手段6を支持装置2に取り付け可能である。このように支持装置6は、荷室4の内部で収納手段6を位置調節可能に保持する役目を果たす。そのために、本発明によれば支持装置2が、荷室床面8とほぼ平行に位置する使用位置(図1に記号Aで示す)から、荷物収納手段6を取り外した後、または荷物収納手段6を平坦に折り畳んだ後、荷室床面8の近辺でこれとほぼ平行に延びる揺動軸Yを中心として非使用位置Bへと揺動可能であり、この非使用位置では、支持装置2は実質的に完全に、かつ場合により平坦に折り畳まれた収納手段6と一緒に、荷室4を仕切る車両内壁(隔壁)10と平行かつその近辺に位置している。それにより、実質的に荷室床面8の全体が空くことになる。
【0010】
好ましくは、揺動軸Yは車両長手軸Xに対して直角に延びており、車両内壁10は荷室4を車室から分離しており、そのようにして荷室開口部12と向き合っている(特に図1参照)。今日、大半の車両で荷室4は後部領域に設けられているので、車両内壁10は、荷室4の走行方向で前側の仕切りということになる。
【0011】
さらに図1からわかるように、本発明の別の好適な実施形態では、荷物収納手段6が本発明の支持装置2によって使用位置Aから、車両内壁10から離れて荷室開口部12に向かう方向に、積載位置Cへも移動するように構成することができる。
【0012】
そして、さらに特に図2から図5から明らかなように、支持装置2は実質的に、荷室4に取り付け可能な揺動ジョイント14と、特に荷物収納手段6と着脱可能に取り付け連結するための保持手段16とで構成されている。その際、保持手段16はスライド案内機構18を介して揺動ジョイント14と連結されている。保持手段16は、好ましくは、ベースプレートの形態で構成されていてよい。このとき保持手段16はその下面に、荷室床面8の上でスライド可能ないし転動可能に支えるための支持ロール20を有している(図3参照)。有利には少なくとも4つの支持ロール20が、保持手段16として用いられるベースプレートの下面のコーナー領域に配置される。
【0013】
図3および図4によればスライド案内機構18は、少なくとも1つの、図示した実施形態ではちょうど1つの、中央に配置された入れ子式伸縮レール案内機構22で構成されている。このような入れ子式伸縮レール案内機構は、たとえば家具業界における引き出しの案内部と類似の形態のものが用いられている。すなわち入れ子式伸縮レール案内機構22は、互いに入れ子式に組み合わされたレール部材で構成されており、これらのレール部材が、保持手段16の運動およびこれと連結された収納手段6の運動を運動軸Xの方向で可能にする。このことは、図1、図2、および図4ではそれぞれ二重矢印24によって示唆されている。
【0014】
図示した好適な実施形態の別案として、スライド案内機構18は別の手段によって、たとえばクロスリンク機構によって構成されてもよい。
【0015】
さらに本発明によれば、支持装置2をそれぞれの可能な位置A,B,Cで着脱可能にロックするためのロック手段が設けられている。これは一方ではレールロック部26であり、このレールロック部によって、システムを入れ子式伸縮レール案内機構22の領域において使用位置Aか、または非使用位置Bに揺動させるための基準位置B’かのいずれかで選択的にロック可能である。また他方では、揺動ジョイント14の領域に揺動ロック部26が設けられており、この揺動ロック部によって、支持装置2が跳ね上げられた非使用位置Bでロックされる(特に図4参照)。
【0016】
図2および図4から図7よりわかるように、レールロック部26はロック部材30を有しており(図7)、このロック部材は、入れ子式に互いに組み合わさったレール部材の1つ(22a)に保持手段32を介して取り付けられており、両方の位置AまたはB’の各々のとき、有利にはばね力によってロック開口部34a(位置B’)または34b(位置A)へ、運動方向Xに対して横向きに係合する(図4も参照)。このレールロック部26を外すために、レール案内部18の、揺動ジョイント14と向き合っている自由端にはロック解除体36が配置されており、このロック解除体は運動伝達部材を介して、好ましくはボーデンワイヤ38を介して、ロック部材30に作用し、それにより、ばね力に抗してロック部材を各ロック開口部34aまたは34bから出るように動かすことで、スライド案内機構18を位置調節することができる。
【0017】
揺動ロック部28も、図示した例では揺動軸Yと平行に作用するロック部材40を有している(図2および図5)。あるいは、半径方向に作用する施工形態も可能である(揺動軸Yに対して垂直)。ロック部材40は、好ましくは、別個のハンドレバーによって解除可能であり、この(図面には図示しない)ハンドレバーはアクセス性の良い個所、特に荷室4の開口領域に配置されていてよい。この場合にも、操作は有利にはボーデンワイヤ42(図2)を介して行われる。このとき、ハンドレバーが揺動ロック部28の適正なロックに関する視覚的な表示機能も同時に果たすように、ハンドレバーを配置、設計するのが格別に有利である。跳ね上げたときにロック位置(位置B)まで完全に達していないと、ロック部材40はまだ係止されない。そのときハンドレバーは、まだロックが行われていないことを利用者に表示する特定の位置にいる。ロック部材40が係止されたときに初めて、ハンドレバーはロックを認識することができる位置にくる。
【0018】
本発明のさらに別の好適な実施形態では終端ロック部44が設けられ(特に図6参照)、この終端ロック部は、入れ子式伸縮レール案内機構22の自由端にロック解除体36の領域で配置されるとともに、荷室4に堅固に取り付けられたロック部材46と協働して、入れ子式伸縮レール案内機構22を積載位置Cでロックする。このロックは、一方では車両長手軸Xの走行方向で作用するとともに、他方では有利には横軸Yの方向でも作用し、それにより、優れた荷物固定によって高い走行安全性が実現される。入れ子式伸縮レール案内機構22の端部領域には、ロックスライダ48がたとえば垂直方向に案内しており、これにロック部材46が係合する(図6参照)。好ましくは、ロックスライダ48は同じくロック解除体36によって、この終端ロック部44を外すために操作可能である。このようにして、この実施形態ではロック解除体36は好適なことに二重の機能を備えており、すなわち、終端ロック部44のロック解除をする役目と、レールロック部26をロック解除する役目とを果たす。ロックスライダ48の操作は、ロック解除体36の偏心区域50を介して行われる。それにより、ロック解除体36を矢印52の方向へ押圧操作すると、ロックスライダ48はロック部材46から解放されるために矢印54の方向に(復帰ばねの力に抗して)動く。
【0019】
さらに揺動ロック部28との関連で、支持装置2が跳ね上げられてロックされた非使用位置Bから、揺動ロック部28のロック解除後に揺動力によって、ただし制動されながらゆっくりと、荷室床面8の方向へ下方に向かって揺動するように、緩衝装置(図示せず)が設けられていると有利である。その際好ましくは、積載位置Cの方向へスライドさせる目的で下から持つための握り隙間として、下側の位置のときにまだわずかな垂直方向の間隔を残すことができる。このわずかな垂直方向の間隔は、荷物収納手段6に荷物を積めば解消される。
【0020】
さらに好ましくは、工具を使わずに迅速に着脱可能な荷物収納手段6の取り付けのために、支持装置2の保持手段16に適当なクイックカップリングが設けられていると好都合である。このクイックカップリングについて詳しくこれ以上説明はしない。
【0021】
図示した実施形態では、荷物収納手段6は、平坦に折畳み可能な容器部分からなる開閉ボックス式の収納容器56として構成されている。設置されて収納準備が整っている収納容器56の状態を、支持装置2の積載位置Cで示す図8によれば、収納容器56は、互いに開閉可能に連結された壁部分58,60,62および64と、図8の設置位置では同じく壁部分をなしている蓋部分66とで構成されている。蓋部分66は、側方の2つの壁部分58および60を介して前側の壁部分62とリンク結合されており、それにより、平行四点リンク状に開く運動をさせることによって、それぞれの壁部分が、蓋部分66の内側に位置する互いに平坦な状態から、少なくとも1つの収納ボックス68を形成する状態へと(およびこの逆へと)移行するようになっている。したがって、折り畳まれた状態のときには一種の薄いケース体が形成されており、閉じられた非使用状態ではそれぞれの壁部分が蓋部分66によって覆われる(これに関しては図3も参照)。少なくとも1つの隔壁64により、分割された収納ボックス68をつくることができる。さらに操作グリップ70が設けられており、この操作グリップは、好ましくは前側の壁部分62に取り付けられており、非使用状態のときには、これに適合するように構成された蓋部分66の切欠き72の領域に位置するようになっている。この好適な実施形態により、操作グリップ70を一方では蓋部分66を開くのに利用できるとともに、他方では、それぞれの壁部分を平行四点リンク状に開放運動させるのにも利用できることによって、快適な仕方で片手操作が可能である。
【0022】
好ましくは、さらに複数のフック部材74が特に蓋部分66の内側に配置され、それにより、たとえば買物袋などの物品を吊り下げて固定することも可能になる。
【0023】
この好適な実施形態とは異なり、他の任意の種類の荷物収納手段6も設けることができ、たとえば飲料箱のための保持部や、その他の物品に合わせた保持装置を設けることができる。
【0024】
本発明による支持装置2は、事実上任意の車両の荷室4の内部に、さまざまな種類の荷物収納手段6を位置調節可能に取り付けるために工夫することで、一種の「プラットフォームシステム」を形成している。そのためには、車両固有の形態に適合化した支持装置2の取り付けのための専用のアダプタ部品と、さらにこれに付属する(特にロック部材46の)機能部品とを、それぞれの車両の内部に設けるだけでよい。このとき保持手段16は、利用されるべき荷物収納手段6に合わせて適合化することができる。
【0025】
本発明は、図示および説明した各実施例に限定されるものではなく、本発明の意味において同じ働きをするあらゆる実施形態を包含するものである。さらに本発明は現在まで、請求項1に定義されている構成要件の組み合わせにまだ限定されてはおらず、全体に開示されているすべての個別構成要件のうち、特定の構成要件のあらゆる他の任意の組合せによって定義することもできる。このことは、原則として請求項1の事実上どの個別構成要件でも省くことができ、ないしは、本件出願の他の個所に開示されている少なくとも1つの個別構成要件で置き換えることができることを意味している。その意味で請求項1は、本発明にとって最初の文章化の試みであるにすぎないとみなすべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムを構築している車両荷室の領域のさまざまな使用位置の図を同時に含んでいる模式的な側面図
【図2】本発明による支持装置を示す斜視図
【図3】特定の部品は省略している、図2の矢印方向IIIから見た部分前面図
【図4】2通りの異なる揺動位置の図を含んでいる、図2の矢印方向Vから見た支持装置の側面図
【図5】図4の矢印方向Vから見た平面図
【図6】図2の矢印方向VIから見た、模式的に「透明に」示された側面図
【図7】図4ないし図5の平面VII−VIIの断面図
【図8】積載位置における本発明のシステムを備える車両荷室を示す外観図
Claims (12)
- 車両の内部に荷物を格納するためのシステムにおいて、
車両の荷室(4)に取り付けられた、ないしは取り付け可能な、荷物収納手段(6)のための支持装置(2)を備えており、この支持装置(2)が、荷室床面(8)の上に位置する使用位置(A)から、荷物収納手段(6)を取り外した後、または荷物収納手段(6)を平坦に折り畳んだ後、荷室床面(8)の近辺でこれに対してほぼ平行に延びる揺動軸(Y)を中心として、荷室(4)を仕切っている車両内壁(10)とほぼ平行かつその近辺に位置する非使用位置(B)へと揺動することによって荷室床面(8)を空けることができることを特徴とするシステム。 - その揺動軸(Y)が車両長手軸(X)に対して横向きに、かつ荷室(4)を車室から分けているとともに荷室開口部に対向している車両内壁(10)の近辺を延びるように、支持装置(2)が構成されるとともに荷室(4)の内部に配置されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記荷物収納手段(6)が、荷物を収納する準備が整った状態で車両内壁(10)の近辺に位置する使用位置(A)から、車両内壁(10)から離れて荷室開口部(12)に向かう方向で積載位置(C)へと移動可能であるように、支持装置(2)が構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
- 前記支持装置(2)が、荷室(4)に取り付け可能な揺動ジョイント(14)と、荷物収納手段(6)と特に着脱可能な取り付け連結をするための保持手段(16)とを有しており、この保持手段(16)はスライド案内機構(18)を介して揺動ジョイント(14)と連結されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシステム。
- 好ましくはベースプレートの形態で構成された保持手段(16)が、荷室床面(8)の上でスライド可能に支えるための支持ロール(20)を有していることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
- 前記スライド案内機構(18)が少なくとも1つの入れ子式伸縮レール案内機構(22)で構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載のシステム。
- 前記スライド案内機構(18)がクロスリンク機構で構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載のシステム。
- 好ましくは可能な位置(A,B,C)の各々で支持装置(2)を着脱可能にロックするためにロック手段(26,28,44)が備えられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記支持装置(2)が跳ね上げられてロックされた非使用位置(B)から、付属のロック手段(28)のロック解除後に揺動力によって、ただし制動されながらゆっくりと、荷室床面(8)の方向へ下方に向かって揺動するように緩衝装置が備えられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記支持装置(2)に荷物収納手段(6)を着脱可能に取り付けるためにクイックカップリングを備えていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記荷物収納手段(6)が、平坦に折畳み可能な容器部分からなる開閉ボックス式の収納容器(56)として構成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記支持装置(2)を車両固有の形態に適合化して取り付けるためのアダプタ部品と、別の付属機能部品とが車両荷室(4)の内部に備えられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のシステム。
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