JP2004505584A - 統合された受信器モジュールおよびトランスポンダモジュール - Google Patents
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Abstract
車両ナビゲーション受信器モジュールがナビゲーション無線信号を受信するための第1のプレーナ型アンテナ(12)と、該アンテナ(12)に接続された信号処理回路(2)とを有する。さらにテレマティック無線信号用の第2のアンテナ(9)が前記第1のプレーナ型アンテナ(12)と部分的に重なって配置されており、かつ第2の信号処理回路(3)に接続されている。
Description
【0001】
従来の技術
本発明は、ナビゲーション無線信号を受信するための第1のプレーナ型アンテナと、該アンテナに接続された信号処理回路とを有する車両ナビゲーション受信器モジュールに関する。この種の受信器モジュールは例えば、GPSナビゲーション無線信号を受信するために公知である。
【0002】
自動車で使用される無線サービスの数はますます増大しており、これらサービスにより使用される無線周波数のスペクトルも拡大されている。サービスの周波数が異なれば、異なる構造形式および寸法のアンテナが必要であり、それらを車両に取り付けることがますます問題となっている。
【0003】
ナビゲーション無線サービスGPS(Global Positioning System)は1.57542GHzの周波数で動作する。このサービスの信号を受信するために、通常はアクティブ・パッチアンテナ、正確に言えば遠隔給電されるローノイズ増幅器を備えるマイクロストリップアンテナが使用される。このような受信器モジュールはスペースを節約して、車両外板の領域に配置することができる。無線信号を評価し、位置情報を検出する本来のGPS受信器はこのモジュールに、比較的長いケーブルを介して接続することができ、従って車両の任意の個所に取り付けることができる。
【0004】
車両で使用するためのテレマティックサービスとして、DSRCシステム(Dedicated Short Range Communication for Road Transport Telematics)が公知である。これは5.8GHzの周波数で動作する。これは例えば自動検出ないし有料道路料金の電子装置に使用される。
【0005】
DSRCトランスポンダ、いわゆるOBU(On Board Units)は現在のところもっぱら後付機器であり、自動車の車内のフロントウインドウに取り付けられる。フロントウインドウを通した自由な視線を妨げないようにするため、このトランスポンダは通常、フロントウインドウの上部領域のバックミラーにより隠される領域に取り付けられる。この領域はとりわけ小さく、周波数が異なる複数の無線サービスに対するアンテナを収容するには適さない。しかし自動車の他の個所でも、アンテナを取り付ける可能性は制限ている。なぜなら、車両の金属外板より可能に取り付けることは最初から除外されるからである。
【0006】
発明の利点
本発明により、車両ナビゲーション無線サービスおよびテレマティック無線サービスを、アンテナを車両表面に取り付けるために使用できるスペースを経済的に活用して使用することができる。
【0007】
この目的は本発明により、テレマティック無線サービスを受信するための第2のプレーナ型アンテナが少なくとも部分的に第1のアンテナと重なるように配置されており、第2の信号処理回路に接続されるように構成して解決される。アンテナおよび所属の信号処理回路は1つの組み合わされたモジュールに統合され、車両におけるそのスペース需要は個々のアンテナのそれぞれのスペース需要よりも大きくないか、または僅かしか大きくない。
【0008】
有利には2つのプレーナ型アンテナ、とりわけマイクロストリップアンテナはパッチを有し、このパッチは相互に第1の誘電体により分離され、共通のアース面からは第2の誘電体により分離されている。ここで誘電体の誘電率は異なるように選択されており、比較的高い周波数の無線信号に対するパッチは誘電率の比較的小さなパッチに当接し、比較的低い周波数の無線信号に対するパッチは誘電率の比較的大きいパッチに当接する。
【0009】
従来のマイクロストリップアンテナでは、共振周波数が一方ではマイクロストリップアンテナ自体の寸法により、他方ではマイクロストリップアンテナを対向するアース面から分離する材料の誘電率により決められている。この誘電率が高ければ高いほど、共振周波数が同じ場合にはマイクロストリップアンテナを小さくすることができる。誘電体をアンテナに提案されたように配属することにより、低周波信号に対して定められたアンテナの寸法を低減することができ、それぞれ他方のアンテナに接近させることができる。このことにより最終的にアンテナ装置のとりわけ小型の構造が達成される。
【0010】
簡単な製造のためには、第2のアンテナのパッチを平行な面に配置すると有利である。
【0011】
関与する無線サービスと2つのアンテナの動作周波数が異なるので、処理回路を共通の線路によりパッチと接続することができる。
【0012】
しかし異なる無線サービスの信号間でクロストークが生じるのを回避するため、各パッチを所属の処理回路と、固有の線路によって接続するのが有利である。
【0013】
このことはとりわけ簡単に、2つのパッチの外側の線路を、他方のパッチの外側とアース面とに間にある開口部を通して案内することにより行われる。
【0014】
従って特に有利な構成では、2つのプレーナ型アンテナがそれぞれ異なる主ビーム方向を有する。主ビーム方向が異なることにより、2つの無線信号のそれぞれの適用状況が考慮される。GPS無線信号は平均して天頂方向から到来するのに対し、テレマティック信号は通常、車両の走行方向を中心にする角度領域から変化する仰角を以て受信される。従ってナビゲーション信号に対して定められたアンテナを車両の走行方向に対して垂直に、またこれに対してテレマティック信号に対するアンテナをより車両の走行方向に向くように配向するのが有利である。
【0015】
このような相違は簡単に次のようにして達成される。すなわち、2つのアンテナのパッチの、アース面に投影される面重心が相互にずれるようにするのである。
【0016】
主ビーム方向の所望の配向を達成するために、取り付け状態を次のように配向すると有利である。すなわち、投影された面重心の接続線が実質的にアース面のもっとも勾配の強い方向に延在するように配向すると有利である。言い替えると、パッチの配向は、その表面がナビゲーション信号とテレマティック信号の予想される平均的入射方向の間にあるようにするのである。
【0017】
さらにテレマティック信号に配属された第2のプレーナ型アンテナのパッチが、第1のプレーナ型アンテナのパッチとアース面との間の面に配置されると有利である。このことにより遠く離れた衛星から制限された送信出力で送信されるナビゲーション信号の受信が、テレマティック無線信号用のアンテナによって損なわれることが回避される。この信号を第1のプレーナ型アンテナにより受信した場合の減衰は十分に許容される程度に改善される。なぜなら通常のテレマティック使用の場合、車両はテレマティック無線信号の送信器を近距離で通過するからである。従ってテレマティック無線信号はいずれにしろ高いダイナミックスを以て受信され、場合により受信レベルが不足しても僅かに送信出力を増大することによって、ナビゲーション無線信号の場合よりも格段に容易に調整することができる。
【0018】
モジュールを自動車電子回路の接続するために、有利には共通の接続器を用いる。この接続器を介してナビゲーション信号およびテレマティック信号が異なる周波数領域で伝送される。このことにより、テレマティック信号とナビゲーション信号の統合処理、例えばナビゲーションシステムのデータに基づく通行料金計算が簡単になる。
【0019】
テレマティック無線信号の処理回路を送信動作と受信動作との間で切り替えるための制御信号は有利には別の周波数領域で、この接続器を介して供給される。
【0020】
さらに外部から接続器に印加される信号の直流電圧成分は、モジュールの信号処理回路のエネルギー供給に適する。
【0021】
これらの信号はすべて個別の同軸ケーブルを介して快適に供給することができる。従って接続器は有利には同軸接続器として構成される。
【0022】
本発明のさらなる特徴および利点は、図面を参照した以下の実施例の説明から明かとなる。
【0023】
図面
図1は、本発明により組み合わされたGPS受信器RSRCトランスポンダの概略的断面図である。
【0024】
図2は、有利な実施例にしたがって車両に取り付けられたモジュールの同様の断面図である。
【0025】
図3は、アナログ出力信号を送出するモジュールの機能要素のブロック回路図である。
【0026】
図4は、図3のモジュールの出力信号の周波数スペクトル図である。
【0027】
図5は、デジタル出力信号を送出するモジュールのブロック回路図である。
【0028】
実施例の説明
図1に示された受信器/トランスポンダモジュールは導体路基板1を有し、この導体路基板は図で下方の側に、GPS無線信号ないしDSRC無線信号に対する信号処理回路2,3を有する。これらの信号処理回路2,3はそれぞれ受信信号の前置増幅器として、およびDSRC信号の場合はベースバンドへの変換器として機能する。従って信号処理回路2,3は実質的に単に受信信号を処理するために用いられる。このとき受信信号は相互に影響することもなく、共通のケーブルを介して最終処理回路(これは本発明の対象ではなく、図示されていない)に伝送される際に障害的に減衰されることもない。このような形式の前処理された信号を導くための差し込み接続器5がモジュールのケーシング4に設けられている。
【0029】
導体路基板1の信号処理回路2,3とは反対側に金属アース面6が設けられている。この金属アース面は導体路基板を、2つの開口部7を除いて実質的に全長にわたって覆っている。
【0030】
アース面6には誘電材料からなる第1のプレート8が固定されており、この第1のプレートはアース面6の反対側の表面に第1のパッチ13を支持する。この第1のパッチはアース面6および誘電体8と共に第1のプレーナ型アンテナ、正確に言えばマイクロストリップアンテナ9を形成する。第1のパッチ13は、アース面6の開口部7の1つを通って延在する供給線10を介して受信信号を信号処理回路3に送出する。または信号処理回路3がテレマティック無線信号に対するトランスポンダの一部である場合には、パッチ13は選択的に受信信号を送出するか、またはパッチには信号処理回路3から相応の応答信号が供給される。
【0031】
第1のマイクロストリップアンテナ9は、誘電材料からなる第2のプレート11により覆われている。この第2のプレート11の外側には第2のパッチ14が配置されている。この第2のパッチは、アース面の第2開口部7と第1のパッチ13の相応の開口部を通って延在する供給線路を介して前処理回路2と接続されている。前処理回路は、アース面6および誘電体8,11と共に第2のプレーナ型アンテナ、ないしマイクロストリップアンテナ12を形成する。
【0032】
ここに図示した実施例では、第2のマイクロストリップアンテナ12は周波数1.57542GHzのGPS信号を受信するために設けられており、一方、そのパッチ13がアース面に近接するアンテナ9は約5.8GHzのDSRC無線信号の送受信に用いられる。第2の誘電プレート11の誘電率を、第1のプレート8の誘電率よりも格段に高く選択することにより、第1のアンテナの寸法が第2のアンテナの寸法よりも大きくても2つのアンテナがそれぞれそれらの受信のために設けられた周波数で共振するようになる。この構成の利点は、第2のアンテナ12がGPS信号信号に実質的に直接されされており、その間に減衰性の素子が存在しないことである。これに対して、第1のアンテナ8により送受信されるDSRC無線信号のある程度の減衰は比較的容易に許容することができる。
【0033】
もちろん図1に示した構造において、外側にある第2アンテナ12を周波数が比較的に高いDSRC信号を受信するために寸法を比較的小さくし、その下にある比較的に大きなアンテナをGPS信号信号の受信に使用することもできる。この場合は、アンテナをGPS信号とDSRC信号の共振周波数に同調するために、前の実施例の場合よりも誘電率の差を小さくすればよいだけである。
【0034】
従って外側にDSRCアンテナを、内側にGPSアンテナを有するモジュールは、GPSアンテナが外側にあるモジュールの場合よりも小型かつ安価に構成することができる。
【0035】
図2は、本発明の受信器/トランスポンダモジュールが自動車に組み込まれた様子を、車両の運動方向に対して平行な断面で示す。レードーム25,すなわちGPS信号とDSRC信号に対して透過性のカバーは周囲の車両外皮26と面一で閉鎖している。レードームは周囲の外皮26と同じように塗装することができる。従って、車両におけるアンテナの位置は外からは識別することができない。
【0036】
車両の通常の走行方向は矢印20により示されている。このモジュールは車両に斜めに配向して、例えばフロントウインドウに平行な表面に取り付けられている。従ってアンテナおよびアース面6はそれぞれ走行方向20に対して傾斜している。
【0037】
図2のモジュールの構造は、図1のそれにほぼ相当する。従って図1のモジュールに対して上で説明したことは図2のモジュールに対しても当てはまる。これら2つのモジュールの実質的相違は、図2のモジュールでは第2のマクロストリップアンテナ12が横方向にずらして配置されていることである。これにより2つのマイクロストリップアンテナ9,12のアース面6への面重心21,22は一致しておらず、走行方向20を基準にして前後している。
【0038】
このような構成の結果、第2のマイクロストリップアンテナ12の周辺領域では誘電性プレート11内にスペースが生じ、このスペースでは送受信信号の電界線が2つのアンテナの表面に対して垂直ではなく斜角を以て延在する。このことにより、送受信によって誘電体11に誘導される磁束が誘電体11の側面に対して平行でなくなり、これに対して角度を有するようになる。その結果、図2に破線の輪郭23により示した、アンテナ12の主ビーム方向がその面垂線を中心にするのではなく、面垂線よりも高い仰角を有するようになる。
【0039】
これと相補的に第1のマイクロストリップアンテナ9では、一方ではパッチ13とアース面6との間で、他方では2つのパッチ13と14の間で誘導される磁界流が重なるようになり、ここに一点鎖線で示した輪郭24のように主ビーム方向は面垂線から仰角の比較的小さい方向にずれる。従ってアンテナ12は平均して垂直に入射するGPS無線信号を受信するのに特に適する。これに対してアンテナ9の主ビーム方向は地上にある送信器との通信に適し、これは例えばDSRC無線信号に対する通信である。DSRC無線信号は車両が送信器の直接近傍にない限り、小さな仰角で車両に到達するからである。
【0040】
図示されていない択一的実施例では、図2に示されたモジュールを180゜だけ、アンテナの1つの面垂線を中心にして回転させた位置に取り付けることができる。この場合、外側の第2マイクロストリップアンテナ12の主ビーム方向は水平方向にシフトされ、外側アンテナ12とアース面6との間にある第1マイクロストリップアンテナ9は垂直方向にシフトされることとなる。このような構成は、第2アンテナがDSRC通信に使用され、第1アンテナがGPS受信に使用される場合に適する。
【0041】
図3は、機能素子を有するモジュールのブロック回路図を示す。アンテナの構成は図1または図2に示されたものと同じである。単に分かり易くするために、アンテナは別個に図示されている。GPS信号に対する信号処理回路2は前置増幅器、正確に言えば遠隔給電される低ノイズ増幅器と場合によりフィルタを有する。回路2により前処理された高周波受信信号は周波数分波器(デュプレクサ)30を介して同軸ケーブルに供給され、この同軸ケーブルを介して適切な受信器を有する外部装置31に達する。
【0042】
DSRC信号の信号処理回路3はトランスポンダを有する。このトランスポンダは受信した信号を直流成分のないベースバンド信号に変換し、このベースバンド信号も同様に周波数分波器30と同軸ケーブル32を介し外部装置31へ供給される。応答信号は反対方向に、外部装置31から周波数分波器30を介してトランスポンダに伝送され、これを介して放射される。トランスポンダの入力信号および出力信号は帯域幅制限されている。すなわちこれらは下側限界周波数と上側限界周波数を有し、直流成分はない。
【0043】
図4は、周波数分波器30と外部装置31との間の同軸ケーブル32における種々の周波数領域を示す。100kHzから5MHzの周波数領域にあるブロックはトランスポンダベースバンド信号を表す。GPS受信器の高周波信号は1575MHzを中心に分布している。5kHzまでの低周周波領域の信号はトランスポンダの制御に用いられ、さらに(図示しない)電圧供給部から給電される直流電圧成分も存在し、この直流電圧成分は周波数分波器30により分離され、信号処理回路2,3のエネルギー供給のために線路DCを介して用いられる。トランスポンダベースバンド信号の上側限界周波数はGPS受信器の動作周波数よりも格段に低い。また下側限界周波数は、トランスポンダの受信モードと送信モードとの切り替えを定める制御信号の最大周波数の半分よりも格段に高い。
【0044】
図5に示したモジュールのブロック回路図では回路2が完全なGPS受信器を有し、このGPS受信器は、受信したGPS無線信号を完全に評価することができる。この受信器はデジタルインタフェースを介してインタフェースコントローラ50と接続されている。このインタフェースを介して、評価された受信データは受信器からインタフェースコントローラ50へ、そして制御指示はインタフェースコントローラ50から回路2の受信器へ伝送される。回路3のトランスポンダも同様にデジタルインタフェースを介してインタフェースコントローラ50と接続されている。インタフェースを介して受信モード(ダウンリンク)では、トランスポンダにより検知された受信信号がインタフェースコントローラへ伝送される。応答モード(アップリンク)では、トランスポンダにより送信すべき応答信号がインタフェースコントローラ50からトランスポンダへインタフェースを介して伝送される。インタフェースはさらに、インタフェースコントローラ50がトランスポンダに瞬時の動作モード(受信または応答)をシグナリングできるようにし、これによりインタフェースコントローラは自分の動作を相応に調整することができる。
【0045】
択一的に図5の回路3は、完全な(DSRC)トランスポンダモデムを含む。このトランスポンダモデムは全体プロトコルスタックおよびテレマティックアプリケーション(例えば電子的料金徴収、進入許可)を実行する。
【0046】
インタフェースコントローラは、信号処理回路2と3を別のデジタルインタフェース、例えばタイプRS422,RS485,MOSTまたはファイヤワイヤを介して通信バスまたは外部機器と接続し、場合により必要なプロトコル適合を実行する。
【0047】
このように完全にデジタルで動作するモジュールはとりわけナビゲーションサービスとテレマティックサービスの組み合わされた使用に適する。このような統合によって例えば、DSRCビーコン局では車両の通過を検出するだけではなく、車両の走行したルートを問い合わせ、概算的料金ではなく実際の走行性能に依存する料金を徴収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明により組み合わされたGPS受信器RSRCトランスポンダの概略的断面図である。
【図2】
図2は、有利な実施例にしたがって車両に取り付けられたモジュールの同様の断面図である。
【図3】
図3は、アナログ出力信号を送出するモジュールの機能要素のブロック回路図である。
【図4】
図4は、図3のモジュールの出力信号の周波数スペクトル図である。
【図5】
図5は、デジタル出力信号を送出するモジュールのブロック回路図である。
従来の技術
本発明は、ナビゲーション無線信号を受信するための第1のプレーナ型アンテナと、該アンテナに接続された信号処理回路とを有する車両ナビゲーション受信器モジュールに関する。この種の受信器モジュールは例えば、GPSナビゲーション無線信号を受信するために公知である。
【0002】
自動車で使用される無線サービスの数はますます増大しており、これらサービスにより使用される無線周波数のスペクトルも拡大されている。サービスの周波数が異なれば、異なる構造形式および寸法のアンテナが必要であり、それらを車両に取り付けることがますます問題となっている。
【0003】
ナビゲーション無線サービスGPS(Global Positioning System)は1.57542GHzの周波数で動作する。このサービスの信号を受信するために、通常はアクティブ・パッチアンテナ、正確に言えば遠隔給電されるローノイズ増幅器を備えるマイクロストリップアンテナが使用される。このような受信器モジュールはスペースを節約して、車両外板の領域に配置することができる。無線信号を評価し、位置情報を検出する本来のGPS受信器はこのモジュールに、比較的長いケーブルを介して接続することができ、従って車両の任意の個所に取り付けることができる。
【0004】
車両で使用するためのテレマティックサービスとして、DSRCシステム(Dedicated Short Range Communication for Road Transport Telematics)が公知である。これは5.8GHzの周波数で動作する。これは例えば自動検出ないし有料道路料金の電子装置に使用される。
【0005】
DSRCトランスポンダ、いわゆるOBU(On Board Units)は現在のところもっぱら後付機器であり、自動車の車内のフロントウインドウに取り付けられる。フロントウインドウを通した自由な視線を妨げないようにするため、このトランスポンダは通常、フロントウインドウの上部領域のバックミラーにより隠される領域に取り付けられる。この領域はとりわけ小さく、周波数が異なる複数の無線サービスに対するアンテナを収容するには適さない。しかし自動車の他の個所でも、アンテナを取り付ける可能性は制限ている。なぜなら、車両の金属外板より可能に取り付けることは最初から除外されるからである。
【0006】
発明の利点
本発明により、車両ナビゲーション無線サービスおよびテレマティック無線サービスを、アンテナを車両表面に取り付けるために使用できるスペースを経済的に活用して使用することができる。
【0007】
この目的は本発明により、テレマティック無線サービスを受信するための第2のプレーナ型アンテナが少なくとも部分的に第1のアンテナと重なるように配置されており、第2の信号処理回路に接続されるように構成して解決される。アンテナおよび所属の信号処理回路は1つの組み合わされたモジュールに統合され、車両におけるそのスペース需要は個々のアンテナのそれぞれのスペース需要よりも大きくないか、または僅かしか大きくない。
【0008】
有利には2つのプレーナ型アンテナ、とりわけマイクロストリップアンテナはパッチを有し、このパッチは相互に第1の誘電体により分離され、共通のアース面からは第2の誘電体により分離されている。ここで誘電体の誘電率は異なるように選択されており、比較的高い周波数の無線信号に対するパッチは誘電率の比較的小さなパッチに当接し、比較的低い周波数の無線信号に対するパッチは誘電率の比較的大きいパッチに当接する。
【0009】
従来のマイクロストリップアンテナでは、共振周波数が一方ではマイクロストリップアンテナ自体の寸法により、他方ではマイクロストリップアンテナを対向するアース面から分離する材料の誘電率により決められている。この誘電率が高ければ高いほど、共振周波数が同じ場合にはマイクロストリップアンテナを小さくすることができる。誘電体をアンテナに提案されたように配属することにより、低周波信号に対して定められたアンテナの寸法を低減することができ、それぞれ他方のアンテナに接近させることができる。このことにより最終的にアンテナ装置のとりわけ小型の構造が達成される。
【0010】
簡単な製造のためには、第2のアンテナのパッチを平行な面に配置すると有利である。
【0011】
関与する無線サービスと2つのアンテナの動作周波数が異なるので、処理回路を共通の線路によりパッチと接続することができる。
【0012】
しかし異なる無線サービスの信号間でクロストークが生じるのを回避するため、各パッチを所属の処理回路と、固有の線路によって接続するのが有利である。
【0013】
このことはとりわけ簡単に、2つのパッチの外側の線路を、他方のパッチの外側とアース面とに間にある開口部を通して案内することにより行われる。
【0014】
従って特に有利な構成では、2つのプレーナ型アンテナがそれぞれ異なる主ビーム方向を有する。主ビーム方向が異なることにより、2つの無線信号のそれぞれの適用状況が考慮される。GPS無線信号は平均して天頂方向から到来するのに対し、テレマティック信号は通常、車両の走行方向を中心にする角度領域から変化する仰角を以て受信される。従ってナビゲーション信号に対して定められたアンテナを車両の走行方向に対して垂直に、またこれに対してテレマティック信号に対するアンテナをより車両の走行方向に向くように配向するのが有利である。
【0015】
このような相違は簡単に次のようにして達成される。すなわち、2つのアンテナのパッチの、アース面に投影される面重心が相互にずれるようにするのである。
【0016】
主ビーム方向の所望の配向を達成するために、取り付け状態を次のように配向すると有利である。すなわち、投影された面重心の接続線が実質的にアース面のもっとも勾配の強い方向に延在するように配向すると有利である。言い替えると、パッチの配向は、その表面がナビゲーション信号とテレマティック信号の予想される平均的入射方向の間にあるようにするのである。
【0017】
さらにテレマティック信号に配属された第2のプレーナ型アンテナのパッチが、第1のプレーナ型アンテナのパッチとアース面との間の面に配置されると有利である。このことにより遠く離れた衛星から制限された送信出力で送信されるナビゲーション信号の受信が、テレマティック無線信号用のアンテナによって損なわれることが回避される。この信号を第1のプレーナ型アンテナにより受信した場合の減衰は十分に許容される程度に改善される。なぜなら通常のテレマティック使用の場合、車両はテレマティック無線信号の送信器を近距離で通過するからである。従ってテレマティック無線信号はいずれにしろ高いダイナミックスを以て受信され、場合により受信レベルが不足しても僅かに送信出力を増大することによって、ナビゲーション無線信号の場合よりも格段に容易に調整することができる。
【0018】
モジュールを自動車電子回路の接続するために、有利には共通の接続器を用いる。この接続器を介してナビゲーション信号およびテレマティック信号が異なる周波数領域で伝送される。このことにより、テレマティック信号とナビゲーション信号の統合処理、例えばナビゲーションシステムのデータに基づく通行料金計算が簡単になる。
【0019】
テレマティック無線信号の処理回路を送信動作と受信動作との間で切り替えるための制御信号は有利には別の周波数領域で、この接続器を介して供給される。
【0020】
さらに外部から接続器に印加される信号の直流電圧成分は、モジュールの信号処理回路のエネルギー供給に適する。
【0021】
これらの信号はすべて個別の同軸ケーブルを介して快適に供給することができる。従って接続器は有利には同軸接続器として構成される。
【0022】
本発明のさらなる特徴および利点は、図面を参照した以下の実施例の説明から明かとなる。
【0023】
図面
図1は、本発明により組み合わされたGPS受信器RSRCトランスポンダの概略的断面図である。
【0024】
図2は、有利な実施例にしたがって車両に取り付けられたモジュールの同様の断面図である。
【0025】
図3は、アナログ出力信号を送出するモジュールの機能要素のブロック回路図である。
【0026】
図4は、図3のモジュールの出力信号の周波数スペクトル図である。
【0027】
図5は、デジタル出力信号を送出するモジュールのブロック回路図である。
【0028】
実施例の説明
図1に示された受信器/トランスポンダモジュールは導体路基板1を有し、この導体路基板は図で下方の側に、GPS無線信号ないしDSRC無線信号に対する信号処理回路2,3を有する。これらの信号処理回路2,3はそれぞれ受信信号の前置増幅器として、およびDSRC信号の場合はベースバンドへの変換器として機能する。従って信号処理回路2,3は実質的に単に受信信号を処理するために用いられる。このとき受信信号は相互に影響することもなく、共通のケーブルを介して最終処理回路(これは本発明の対象ではなく、図示されていない)に伝送される際に障害的に減衰されることもない。このような形式の前処理された信号を導くための差し込み接続器5がモジュールのケーシング4に設けられている。
【0029】
導体路基板1の信号処理回路2,3とは反対側に金属アース面6が設けられている。この金属アース面は導体路基板を、2つの開口部7を除いて実質的に全長にわたって覆っている。
【0030】
アース面6には誘電材料からなる第1のプレート8が固定されており、この第1のプレートはアース面6の反対側の表面に第1のパッチ13を支持する。この第1のパッチはアース面6および誘電体8と共に第1のプレーナ型アンテナ、正確に言えばマイクロストリップアンテナ9を形成する。第1のパッチ13は、アース面6の開口部7の1つを通って延在する供給線10を介して受信信号を信号処理回路3に送出する。または信号処理回路3がテレマティック無線信号に対するトランスポンダの一部である場合には、パッチ13は選択的に受信信号を送出するか、またはパッチには信号処理回路3から相応の応答信号が供給される。
【0031】
第1のマイクロストリップアンテナ9は、誘電材料からなる第2のプレート11により覆われている。この第2のプレート11の外側には第2のパッチ14が配置されている。この第2のパッチは、アース面の第2開口部7と第1のパッチ13の相応の開口部を通って延在する供給線路を介して前処理回路2と接続されている。前処理回路は、アース面6および誘電体8,11と共に第2のプレーナ型アンテナ、ないしマイクロストリップアンテナ12を形成する。
【0032】
ここに図示した実施例では、第2のマイクロストリップアンテナ12は周波数1.57542GHzのGPS信号を受信するために設けられており、一方、そのパッチ13がアース面に近接するアンテナ9は約5.8GHzのDSRC無線信号の送受信に用いられる。第2の誘電プレート11の誘電率を、第1のプレート8の誘電率よりも格段に高く選択することにより、第1のアンテナの寸法が第2のアンテナの寸法よりも大きくても2つのアンテナがそれぞれそれらの受信のために設けられた周波数で共振するようになる。この構成の利点は、第2のアンテナ12がGPS信号信号に実質的に直接されされており、その間に減衰性の素子が存在しないことである。これに対して、第1のアンテナ8により送受信されるDSRC無線信号のある程度の減衰は比較的容易に許容することができる。
【0033】
もちろん図1に示した構造において、外側にある第2アンテナ12を周波数が比較的に高いDSRC信号を受信するために寸法を比較的小さくし、その下にある比較的に大きなアンテナをGPS信号信号の受信に使用することもできる。この場合は、アンテナをGPS信号とDSRC信号の共振周波数に同調するために、前の実施例の場合よりも誘電率の差を小さくすればよいだけである。
【0034】
従って外側にDSRCアンテナを、内側にGPSアンテナを有するモジュールは、GPSアンテナが外側にあるモジュールの場合よりも小型かつ安価に構成することができる。
【0035】
図2は、本発明の受信器/トランスポンダモジュールが自動車に組み込まれた様子を、車両の運動方向に対して平行な断面で示す。レードーム25,すなわちGPS信号とDSRC信号に対して透過性のカバーは周囲の車両外皮26と面一で閉鎖している。レードームは周囲の外皮26と同じように塗装することができる。従って、車両におけるアンテナの位置は外からは識別することができない。
【0036】
車両の通常の走行方向は矢印20により示されている。このモジュールは車両に斜めに配向して、例えばフロントウインドウに平行な表面に取り付けられている。従ってアンテナおよびアース面6はそれぞれ走行方向20に対して傾斜している。
【0037】
図2のモジュールの構造は、図1のそれにほぼ相当する。従って図1のモジュールに対して上で説明したことは図2のモジュールに対しても当てはまる。これら2つのモジュールの実質的相違は、図2のモジュールでは第2のマクロストリップアンテナ12が横方向にずらして配置されていることである。これにより2つのマイクロストリップアンテナ9,12のアース面6への面重心21,22は一致しておらず、走行方向20を基準にして前後している。
【0038】
このような構成の結果、第2のマイクロストリップアンテナ12の周辺領域では誘電性プレート11内にスペースが生じ、このスペースでは送受信信号の電界線が2つのアンテナの表面に対して垂直ではなく斜角を以て延在する。このことにより、送受信によって誘電体11に誘導される磁束が誘電体11の側面に対して平行でなくなり、これに対して角度を有するようになる。その結果、図2に破線の輪郭23により示した、アンテナ12の主ビーム方向がその面垂線を中心にするのではなく、面垂線よりも高い仰角を有するようになる。
【0039】
これと相補的に第1のマイクロストリップアンテナ9では、一方ではパッチ13とアース面6との間で、他方では2つのパッチ13と14の間で誘導される磁界流が重なるようになり、ここに一点鎖線で示した輪郭24のように主ビーム方向は面垂線から仰角の比較的小さい方向にずれる。従ってアンテナ12は平均して垂直に入射するGPS無線信号を受信するのに特に適する。これに対してアンテナ9の主ビーム方向は地上にある送信器との通信に適し、これは例えばDSRC無線信号に対する通信である。DSRC無線信号は車両が送信器の直接近傍にない限り、小さな仰角で車両に到達するからである。
【0040】
図示されていない択一的実施例では、図2に示されたモジュールを180゜だけ、アンテナの1つの面垂線を中心にして回転させた位置に取り付けることができる。この場合、外側の第2マイクロストリップアンテナ12の主ビーム方向は水平方向にシフトされ、外側アンテナ12とアース面6との間にある第1マイクロストリップアンテナ9は垂直方向にシフトされることとなる。このような構成は、第2アンテナがDSRC通信に使用され、第1アンテナがGPS受信に使用される場合に適する。
【0041】
図3は、機能素子を有するモジュールのブロック回路図を示す。アンテナの構成は図1または図2に示されたものと同じである。単に分かり易くするために、アンテナは別個に図示されている。GPS信号に対する信号処理回路2は前置増幅器、正確に言えば遠隔給電される低ノイズ増幅器と場合によりフィルタを有する。回路2により前処理された高周波受信信号は周波数分波器(デュプレクサ)30を介して同軸ケーブルに供給され、この同軸ケーブルを介して適切な受信器を有する外部装置31に達する。
【0042】
DSRC信号の信号処理回路3はトランスポンダを有する。このトランスポンダは受信した信号を直流成分のないベースバンド信号に変換し、このベースバンド信号も同様に周波数分波器30と同軸ケーブル32を介し外部装置31へ供給される。応答信号は反対方向に、外部装置31から周波数分波器30を介してトランスポンダに伝送され、これを介して放射される。トランスポンダの入力信号および出力信号は帯域幅制限されている。すなわちこれらは下側限界周波数と上側限界周波数を有し、直流成分はない。
【0043】
図4は、周波数分波器30と外部装置31との間の同軸ケーブル32における種々の周波数領域を示す。100kHzから5MHzの周波数領域にあるブロックはトランスポンダベースバンド信号を表す。GPS受信器の高周波信号は1575MHzを中心に分布している。5kHzまでの低周周波領域の信号はトランスポンダの制御に用いられ、さらに(図示しない)電圧供給部から給電される直流電圧成分も存在し、この直流電圧成分は周波数分波器30により分離され、信号処理回路2,3のエネルギー供給のために線路DCを介して用いられる。トランスポンダベースバンド信号の上側限界周波数はGPS受信器の動作周波数よりも格段に低い。また下側限界周波数は、トランスポンダの受信モードと送信モードとの切り替えを定める制御信号の最大周波数の半分よりも格段に高い。
【0044】
図5に示したモジュールのブロック回路図では回路2が完全なGPS受信器を有し、このGPS受信器は、受信したGPS無線信号を完全に評価することができる。この受信器はデジタルインタフェースを介してインタフェースコントローラ50と接続されている。このインタフェースを介して、評価された受信データは受信器からインタフェースコントローラ50へ、そして制御指示はインタフェースコントローラ50から回路2の受信器へ伝送される。回路3のトランスポンダも同様にデジタルインタフェースを介してインタフェースコントローラ50と接続されている。インタフェースを介して受信モード(ダウンリンク)では、トランスポンダにより検知された受信信号がインタフェースコントローラへ伝送される。応答モード(アップリンク)では、トランスポンダにより送信すべき応答信号がインタフェースコントローラ50からトランスポンダへインタフェースを介して伝送される。インタフェースはさらに、インタフェースコントローラ50がトランスポンダに瞬時の動作モード(受信または応答)をシグナリングできるようにし、これによりインタフェースコントローラは自分の動作を相応に調整することができる。
【0045】
択一的に図5の回路3は、完全な(DSRC)トランスポンダモデムを含む。このトランスポンダモデムは全体プロトコルスタックおよびテレマティックアプリケーション(例えば電子的料金徴収、進入許可)を実行する。
【0046】
インタフェースコントローラは、信号処理回路2と3を別のデジタルインタフェース、例えばタイプRS422,RS485,MOSTまたはファイヤワイヤを介して通信バスまたは外部機器と接続し、場合により必要なプロトコル適合を実行する。
【0047】
このように完全にデジタルで動作するモジュールはとりわけナビゲーションサービスとテレマティックサービスの組み合わされた使用に適する。このような統合によって例えば、DSRCビーコン局では車両の通過を検出するだけではなく、車両の走行したルートを問い合わせ、概算的料金ではなく実際の走行性能に依存する料金を徴収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明により組み合わされたGPS受信器RSRCトランスポンダの概略的断面図である。
【図2】
図2は、有利な実施例にしたがって車両に取り付けられたモジュールの同様の断面図である。
【図3】
図3は、アナログ出力信号を送出するモジュールの機能要素のブロック回路図である。
【図4】
図4は、図3のモジュールの出力信号の周波数スペクトル図である。
【図5】
図5は、デジタル出力信号を送出するモジュールのブロック回路図である。
Claims (15)
- ナビゲーション無線信号を受信するための第1のプレーナ型アンテナ(12)と、該アンテナ(12)に接続された信号処理回路(2)とを有する車両ナビゲーション受信器モジュールにおいて、
テレマティック無線信号用の第2のアンテナ(9)が前記第1のプレーナ型アンテナ(12)と部分的に重なって配置されており、かつ第2の信号処理回路(3)に接続されている、
ことを特徴とする車両ナビゲーション受信器モジュール。 - アンテナ(12,9)はそれぞれ1つのパッチ(14,13)と共通のアース面(6)を有しており、
前記一方のアンテナのパッチ(13)は、他方のアンテナのパッチ(14)とアース面(6)との間に配置されている、請求項1記載のモジュール。 - 2つのパッチ(13,14)は相互に第1の誘電体(11)によって分離されており、アース面(6)からは第2の誘電体(8)によって分離されており、
プレート状の誘電体(11,8)の誘電率は異なるように選択されており、
高周波無線信号用のアンテナ(9)のパッチ(13)は誘電率の比較的低い誘電体(8)に、低周波無線信号用のアンテナ(12)のパッチ(14)は誘電率の比較的高い誘電体(11)に当接している、請求項1または2記載のモジュール。 - 2つのパッチ(13,14)は平行な面に配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のモジュール。
- 各パッチ(13,14)は所属の処理回路(2,3)と固有の線路(10)によって接続されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のモジュール。
- 2つのプレーナ型アンテナ(9,12)は異なる主ビーム方向を有する、請求項1から5までのいずれか1項記載のモジュール。
- 車両に斜めに取り付けるように設けられており、
ナビゲーション信号用に定められた第1プレーナ型アンテナ(12)の主ビーム方向は中央に配向されており、
テレマティック無線信号用に定められた第2プレーナ型アンテナ(9)の主ビーム方向は実質的に走行方向に配向されている、請求項6記載のモジュール。 - 2つのパッチ(13,14)のアース面(6)に投影される面重心(27,28)は相互にずらされている、請求項6または7記載のモジュール。
- 投影された面重心(27,28)の接続線は実質的に、アース面(6)の傾斜の最も強い方向に延在している、請求項8記載のモジュール。
- 2つの処理回路(2,3)は共通の導体路基板(1)に配置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のモジュール。
- 2つのパッチのうち外側のパッチ(14)の供給線(10)は他方のパッチ(13)の開口部を通って案内されている、請求項1から10mAでのいずれか1項記載のモジュール。
- 共通の接続器(5)がナビゲーション信号に対する出力側およびテレマティック信号に対する入出力側として設けられており、
該接続器を介してナビゲーション信号およびテレマティック信号が異なる周波数領域で伝送される、請求項1から11までのいずれか1項記載のモジュール。 - テレマティック信号の信号処理回路(3)を送信モードと受信モードとの間で切り替えるための制御信号は別の周波数領域で、接続器(5)を介して伝送される、請求項12記載のモジュール。
- 接続器(5)に印加される信号の直流電圧成分が信号処理回路のエネルギー供給に用いられる、請求項12または13記載のモジュール。
- 接続器(5)は、同軸ケーブルを接続するように構成されている、請求項12から14までのいずれか1項記載のモジュール。
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