JP2004505183A - アイロン掛け補助組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、スチームアイロンの水タンクチャンバに直接注入するための適当なアイロン掛け補助組成物に関する。

Description

【0001】
本発明は、スチームアイロンの水タンクチャンバに直接注入するための適当なアイロン掛け補助組成物に関する。組成物は水タンクチャンバで気化してアイロンの蒸気孔から放出される。本発明はまた、アイロン掛け補助組成物の製造方法、及び、適正な希釈後にそのまま使用できるアイロン掛け補助組成物となる濃縮アイロン掛け補助組成物を目的とする。
【0002】
スチームアイロンのチャンバに直接注入することができ、アイロン掛け中の衣類に香料を有効に放出し得る製品は消費者によって久しく要望されている。これらの製品は一般に水を基剤とする。しかしながら、多様な香り成分の大半は本質的に水不溶性であり、従って、等方性溶液(またはマイクロエマルジョン)にするためには追加の可溶化剤が必要である。例えば、西独特許DE296 00 628は、難溶性または完全に不溶性の油性芳香剤を含む組成物を開示している。
【0003】
香料を水に可溶化する常用の手段は、アニオン性、カチオン性、両性、双性の界面活性剤または特に非イオン性界面活性剤によって代表される界面活性剤/乳化剤、最も特定的にはアルコールエトキシラートを含有させることである。市場に広く出回っている多くの製品は、香料を可溶化し香りをあるレベルに到達させるためにこのような手段を使用している。例えば、英国特許GB2 333 302は、疎水性芳香剤を分散させるために非イオン性界面活性剤を含むアイロン掛け補助組成物を記載している。
【0004】
しかしながら発明者が行った試験では、スチームアイロンのチャンバに投入される公知製品は、組成物が極度の高温になることが原因で問題を生じることが判明した。スチームアイロンの蒸気チャンバの内部温度は標準的に150℃−270℃の範囲であり、木綿布のアイロン掛け用に設定されたアイロンでは通常はほぼ200℃である。
【0005】
脱塩水と0.40重量%の非イオン性界面活性剤とからなる組成物を製造した。界面活性剤として以下のような常用の製品を使用した:クレモフォールTM(CremophorTM) CO 40(BASF − 40EOまでエトキシル化した硬化ヒマシ油)、ソフタノールTM(SoftanolTM) 90(Ineos − 9EOまでエトキシル化したC12−C14の第二アルコールミックス)、ネオドールTM(NeodolTM) 25−9(Shell − 9EOまでエトキシル化したC12−C15の第一アルコールミックス)、リアルTM(LialTM) 111 10EO(Condea − 10EOまでエトキシル化したC11アルコール)、ゲナポールTM(GenapolTM) 200(Clariant − 20EOまでエトキシル化したヤシ油アルコール)。これらの組成物をスチームアイロンに投入し、次いでテリー織りの手拭きタオルのアイロン掛けに使用した。全部の組成物で使用中に焦げた臭いが発生した。このような組成物はアイロン掛け中に洗濯物に香りを与えることを目的とする製品に適していない。
【0006】
別の試験では、フィリップス ミストラル(Philips Mistral) H1 312アイロンの蒸気チャンバで以下の組成物を試験した:
(i)脱塩水単独;
(ii)0.016重量%のニパサイドTM(NipacideTM)(TM)BT LC(Nipa Laboratories社製)とバランス量の脱塩水;
(iii)0.2重量%のクレモフォールTM(CremophorTM) CO40とバランス量の脱塩水。
【0007】
アイロンに適当な組成物を毎日充填し、投入した製品が完全に蒸気として発散するまで綿100%の枕カバーの片面だけにアイロンを掛ける試験を10日間継続した。使用1−5日目では同じ枕カバーを各組成物でアイロン掛けし、使用6−10日目では別の枕カバーをアイロン掛けした。試験の終了後、アイロン内部の残留物を観察した。
【0008】
脱塩水単独に比べて、ニパサイドTM(NipacideTM)またはクレモフォールTM(CremophorTM)を含有する組成物では枕カバーに褐色の痕跡が残り、アイロンから粒子が放出されていた。使用6日目以後ではこれらがもっと顕著であった。クレモフォールTM(CremophorTM)を含有する組成物は蒸気チャンバ内で泡を生じ、試験中を通じてアイロンからパチパチ音(crackling)が生じていた。
【0009】
アイロンを分解すると、ニパサイドTM(NipacideTM)またはクレモフォールTM(CremophorTM)を含有している組成物を注入したアイロンは許容範囲を超える量の残留物を含んでおり、残留物の量は脱塩水を単独に充填したアイロンよりも多かった。
【0010】
代替的な香料可溶化方法では、エタノール、イソプロピルアルコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルまたはジプロピレングリコールモノブチルエーテルのような半極性溶媒を使用する。しかしながら、十分な量の従来の香料を十分に可溶化するためには、これらの溶媒が極めて大量に必要である。その結果、アイロンを使う当事者に対しては職業暴露限度(Occupational Exposure Limits,OEL)を超過するという健康上の危険が幾らか存在し、また、溶媒の引火による火災の発生または溶媒とアイロンとの間の有害反応の発生という重大な危険がある。更に、このような大量の溶媒を含有する組成物の匂いが香料の匂いを凌駕し、製品の目的を妨害することもあり得る。
【0011】
本発明は、改良されたアイロン掛け補助組成物の提供を目的とする。本発明の発明者らはここに、従来技術に付随する1つまたは複数の問題が、例えば、上述の界面活性剤のような追加の可溶化剤の必要性を節減し得る水溶性香料の使用によって改善され得ることを知見した。
【0012】
従って、本発明の1つの態様によれば、スチームアイロンの蒸気チャンバで使用するための、
(a)0.001−5重量%の水溶性香料及び
(b)フレンチ硬度20以下の水
を含むアイロン掛け補助組成物が提供される。多くの場合、水溶性香料は2、1、0.5重量%以下であるのが好ましく、0.25重量%以下であるのが最も好ましい。組成物はいかなる任意成分を含有してもよく、バランスは以下に記載するように水である。
【0013】
水に対する溶解度は、水溶性香料を1リットルの20℃脱塩水に混合し、標準撹拌羽根を使用して混合物を300rpmで60分間撹拌することによって測定する。得られた混合物を20℃で7日間保存し、この期間の経過後に得られた混合物が2相になっているときは、香料が水溶性でない。この試験によって少なくとも0.01重量%の香料が溶解可能でなければならない。これらの条件下で少なくとも0.05、0.1、0.2、0.25、0.5、1、3重量%の香料、より好ましくは少なくとも5重量%の香料が溶解可能であるのが好ましい。
【0014】
水溶性香料
1つの好ましい実施態様では、本発明の水溶性香料は水溶性溶媒と香り成分とを含み、そのような香料は上記の成分のみから構成されていてもよい。水溶性香料が高濃度では可溶性でないとしても、少なくとも組成物に含まれている量では上記試験によって可溶性であるのが好ましい。
【0015】
香料中の溶媒に関して考察すると、溶媒を存在させることによって配合する余地が拡大されるので、より多くの異なる化合物の使用が可能になり、消費者にいっそう好まれる、より複合的な芳香をもつ改良されたアイロン掛け補助組成物を製造できるという利点が得られる。本発明の水溶性香料を使用することによって、アイロン掛け補助組成物中の香り成分を安定させるために使用される溶媒の量を節減し得る。
【0016】
従って、本発明の1つの態様によれば、水溶性香料中の溶媒対香り成分の重量比が好ましくは20:1以下、より好ましくは10:1、6:1、3:1または1:1以下である。幾つかの水溶性香料では、この比が1:2という低い値でもよく、または1:3もしくは1:4でもよい。
【0017】
適当な水溶性溶媒は、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピルアルコール(IPA)、エタノール及びそれらの混合物である。これらのうちではジプロピレングリコールが最も好ましい。
【0018】
香り成分(または芳香成分)は当業者に公知であり、Perfume and Flavor Chemicals,Steffan Arctander(ISDN 75−91398)に記載されている。個々の香り成分の水に対する溶解度は、20℃における蒸留水とオクタノールとの間の該成分の分配係数(ClogP)の計算値によって表される。ClogPの値が小さいほど、成分の水溶性が高い。例えば、ラズベリーケトンは1.072のClogPを有しており極めて水に溶けやすいが、ローズアセテートは4.048のClogPを有しており、水に易溶性でない。ClogP値はDaylight CISから入手できる“CLOGP”プログラムによって最も簡便に計算される。
【0019】
本発明の水溶性香料は、好ましくは少なくとも5種類の異なる香り成分、より好ましくは少なくとも7、10、12種類、最も好ましくは少なくとも15種類の異なる香り成分を含む。現代の洗濯物に使用するための適当な“複合的”芳香を与えるためにはこのような数の異なる芳香成分が一般に必要である。
【0020】
従って、使用される水溶性香料の複数の香り成分は多岐にわたるClogP値を有していると考えられる。大きいClogP値を有している成分を高い割合で含む香料は、大きいClogP値を有している成分を低いレベルで含む香料よりも高い溶媒対香り成分比を必要とするであろう。例えば、3を上回るClogP値をもつ香り成分を5重量%未満の量で含む香料の溶媒対香り成分の比は、1:1または1:2であろう。対照的に、3を上回るClogP値をもつ香り成分が少なくとも20重量%未満の量で含まれる香料は、5:1または7:1の溶媒対香り成分比を有しているであろう。
【0021】

本発明の組成物の水は20以下、好ましくは12以下のフレンチ硬度を有していなければならない。12−20のフレンチ硬度を有している水は通常は中間水と呼ばれており、5−12のフレンチ硬度を有している水は軟水と呼ばれている。
【0022】
組成物の水は5未満のフレンチ硬度を有する水(ときには超軟水と呼ばれる)であるのがいっそう好ましく、脱塩水が最も好ましい。
【0023】
“脱塩水”という用語は、溶解した塩の実質的に全部でないにしてもその大部分が除去された水を意味する。硬度イオン(Ca2+及びMg2+)が別のイオン(例えばNa)によって置換されただけの水は好ましくない。“脱塩水”という用語はまた蒸留水を包含する。
【0024】
組成物が少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも80、90、95または99重量%の水を含むのが好ましい。
【0025】
保存剤
本発明のアイロン掛け補助組成物は更に、好ましくは水溶性の保存剤を0.1ppm−3重量%の量で含み得る。
【0026】
保存剤は好ましくは、スチームアイロンの到達温度、即ち、好ましくは150℃、200℃または250℃にもなる温度においてアイロンを掛ける人間に潜在的に有害な化学物質を放出したり、またはこのような化学物質に分解されたりしてはならない。多くの化学物質の安全限界に関する指針はOHSEから入手できる職業暴露限度(Occupational Exposure Limits)によって与えられており、これらの量はHMSOから入手できるEH40に一覧表で示されている。
【0027】
公知の多くの保存剤、例えば、ブロノポールTM(BronopolTM)(Myacide)、ダウィシルTM(DowicilTM) 75または200、ゲルマベンTM(GermabenTM) II,ゲルマールTM(GermallTM) I 15、ゲルマールTM(GermallTM) II、グリカシルTM(GlycacilTM)、グリダントTM(GlydantTM)、グリダントTM(GlydantTM) plus、オキサバンTM(OxabanTM) A及びスットシドTM(SuttocideTM)は、スチームアイロンの到達温度では有害なまたは刺激性の化学物質(例えばホルムアルデビト)を放出したりまたはこれらの化学物質に分解されたりする。あるいは、スチームアイロンの内部に許容範囲を超える量の残留物を残すこともある。あるいは、細菌及びカビの繁殖の有効な防御に必要な濃度では水溶性香料の香りを遮蔽する匂いをもつこともあり得る。
【0028】
好ましいことが明記された保存剤以外の保存剤を組成物に含ませる必要がある場合、そのような保存剤は0.5重量%を上回る量、より好ましくは0.1、0.001、0.0001重量%を上回る量、最も好ましくは1ppmを上回る量で存在してはならない。
【0029】
本発明の1つの実施態様では、アイロン掛け補助組成物が、芳香族、線状または分枝状のC1−C20アルコール及びそれらの混合物から選択された少なくとも1種類の保存剤を含有し、保存剤は0.1ppm−3重量%、好ましくは0.5−1重量%の量で存在し得る。好ましくは少なくとも1種類の保存剤が、ベンジルアルコール(フェノキシメタノール)、フェノキシエタノール及びそれらの混合物から選択される。これらの保存剤のうちではベンジルアルコールがより好ましい。ベンジルアルコールを使用する場合、本発明組成物中の既知の不純物であるベンズアルデヒドの存在を最小にするため、好ましくは実質的に存在しないようにするため、即ち、アイロン掛け補助組成物を安全に使用できるような少ない量にするために、高純度の等級を使用するのが好ましい。
【0030】
本発明の別の実施態様では、好ましい保存剤が少なくとも1種類のイソチアゾロンを基剤とする化合物、例えば、ケーソンTM(KathonTM) CG ICP II(Rohm and Haasから入手可能)、即ち、低塩含量の5−クロロ−2−メチル−3(2H)−イソチアゾロンと2−メチル−3(2H)−イソチアゾロンとの3:1混合物を含む。この化合物は1−15ppm、より好ましくは4−7.5ppmの量で存在し得る。
【0031】
保存剤の水に対する溶解度は水溶性香料と同様に測定でき、上記に定義の試験によれば少なくとも0.01重量%、より好ましくは少なくとも0.05、0.1、0.2、0.25、0.5、1または3重量%の水溶性保存剤が溶解しなければならない。言い換えると、水溶性保存剤が高濃度では水溶性でないとしても、少なくとも組成物に含まれている量では上記試験によって水溶性であるのが好ましい。
【0032】
安全な製造方法を使用して組成物を製造でき従って細菌類及び真菌類による製品の汚染を避けることができるならば、本発明の組成物に保存剤を必ずしも含有させなくてもよい。
【0033】
バッファ
スチームアイロンの水タンクチャンバに投入される組成物は大抵の水道水と同様に中性または弱アルカリ性であるのが好ましい。従って、溶液のpHを6以上、好ましくは7−9、より好ましくは7−8に調整するために本発明の組成物にバッファを含有させるとよい。このようなバッファは0.0001重量%、好ましくは0.001から0.1重量%または1重量%の量で含まれる。
【0034】
本発明に使用される適当なバッファは、非腐食性で、匂いが少なく、蒸気チャンバに沈積物を殆ど残さないのが好ましい。
【0035】
適当なバッファとしては、炭酸塩/炭酸水素塩、ホウ酸塩及びリン酸塩がある。
【0036】
金属イオン封鎖剤
本発明の組成物はまた、アイロンの蒸気チャンバに石灰スケール及びその他の望ましくない塩が沈積することを防止するために、金属イオン封鎖剤及びスケール抑制剤を0.0001重量%、好ましくは0.001から0.1重量%または1重量%、または3重量%の量で含有し得る。
【0037】
金属イオン封鎖剤は、金属イオンを封鎖(キレート化)すべく作用する化合物で、例えばホスホン酸官能基またはカルボン酸官能基であり、スケール抑制剤はスケール形成過程を妨害する。本発明に使用される適当な金属イオン封鎖剤及びスケール抑制剤は非腐食性で、匂いが少なく、蒸気チャンバに沈積物を殆ど残さないのが好ましい。
【0038】
適当な金属イオン封鎖剤は、有機ジホスホン酸、例えばデクエストTM(DequestTM) 2016(HEDP;1−ヒドロキシエチレン−1,1−ジホスホン酸)、有機アミノホスホネート、例えばデクエストTM(DequestTM) 2047(EDTMP)、及び、ポリアミノカルボン酸、例えばEDTAである。
【0039】
スケール抑制剤は、ポリアクリル酸無水マレイン酸コポリマーのようなアクリル酸含有有機ポリマー(例えばBASF社のソコランTM(SokolanTM) CP5及びNational Starch社のナレックスTM(NarlexTM) LD20)、ポリアクリル酸の塩、及び、ポリアクリル酸ホモポリマーである。
【0040】
補助溶媒
本発明の1つの態様によれば、アイロン掛け補助組成物が通常は、水溶性香料とフレンチ硬度20以下の水とを混合することによって製造される。大抵の場合、水溶性香料は水溶性香り成分と溶媒とを含む。更に、本発明では、補助溶媒を0.01から5重量%または場合によっては20重量%、より好ましくは0.1から5重量%または10重量%、最も好ましくは0.2から1重量%または2重量%の量で含有させることができる。
【0041】
適当な補助溶媒は、ジプロピレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、エタノール及びイソプロピルアルコール(IPA)及びそれらの混合物である。これらのうちではジプロピレングリコールが最も好ましい。ジプロピレングリコールはアイロン掛けを容易にする湿潤剤としてアイロン掛け用途に特に有用であることが知見された。従って本発明の別の態様によれば、アイロン掛け補助剤の用途に有効量のジプロピレングリコールを使用することが提案される。有効量のジプロピレングリコールを含有するアイロン掛け補助組成物はアイロン掛け前の洗濯物に直接使用されてもよく、または、スチームアイロンの蒸気チャンバを経由して使用されてもよい。本発明のこの態様によれば、アイロン掛け補助組成物は、
(a)有効量、好ましくは約25重量%以下、より好ましくは15、10、5重量%以下またはもっと好ましくは2重量%もしくは3重量%以下であって、総ジプロピレン含量の下限値は0.001重量%という低い値でもよく、または、0.01、0.1または1重量%でもよい、ジプロピレングリコール、
(b)0.001−5重量%の好ましくは水溶性の香り成分、及び、
(c)フレンチ硬度20以下の水
を含む。
【0042】
組成物中のエタノール及び/またはイソプロピルアルコール(IPA)の量は5重量%を超過しないのが好ましい。
【0043】
従って、水溶性香料中に存在し得る溶媒も含めた組成物中の溶媒の合計レベルは約25重量%以下、より好ましくは15、10、5重量%以下、またはもっと好ましくは2重量%もしくは3重量%以下である。溶媒の合計含量の下限値は0.001重量%という低い値でもよく、または、0.01、0.1もしくは1重量%でもよい。溶媒を香料の一部として添加するかまたは香料から独立して添加するかということが重要でないのは当業者に明らかであろうから、水溶性香料という用語は水溶性香り成分を意味すると解釈するのが好ましい。従って、アイロン掛け補助組成物は好ましくは0.001−5重量%の水溶性香り成分とフレンチ硬度20以下の水とを含み、溶媒の合計量は全組成物の0.001−25重量%である。例えば、溶解度試験で水溶性香料という用語は好ましくは、香料中に存在する溶媒と任意に存在する追加の溶媒との合計量と香り成分との混合物を意味する。
【0044】
界面活性剤
界面活性剤は、親水性頭部と少なくとも8個の炭素原子を含む疎水性尾部とを有している化合物であり、アニオン性、カチオン性、非イオン性または両性(双性も含む)であり得る。
【0045】
アニオン性界面活性剤はそれらの親水性頭部として、カルボキシレート基、スルフェート基、スルホネート基またはホスフェート基を含んでおり、それらの疎水性鎖は、少なくとも8個の炭素原子をもつアルキル基を場合によってはアリール基と組合せて含有している。
【0046】
カチオン性界面活性剤はそれらの親水性頭部として第四窒素基を含有し、それらの疎水性鎖は、少なくとも8個の炭素原子をもつ1個または複数のアルキル基を含有している。
【0047】
非イオン性界面活性剤は、疎水性基と反応性水素及びアルキレンオキシド、通常はエチレンオキシド、との反応生成物である。疎水性基は少なくとも8個の炭素原子を含有し、通常は第一アルコールまたは第二アルコールである。
【0048】
両性界面活性剤は頭部にカルボキシレート基もしくはスルフェート基を有するかまたはアミンオキシドであり、少なくとも8個の炭素原子をもつアルキル鎖を含有するであろう。
【0049】
本発明の組成物は、0.2重量%未満のこれらの界面活性剤、より好ましくは0.1、0.05、0.01、0.001重量%未満、最も好ましくは1ppm未満のこれらの界面活性剤を含むのが好ましい。この場合の“未満”という用語が界面活性剤0重量%を含意することを理解されたい。実際、幾つかの場合には、界面活性剤が全く存在しないのが好ましい。
【0050】
全体組成物
本発明の組成物は、水溶性香料及びフレンチ硬度20未満の水と、上記のような任意成分のいずれかとから構成されていてもよい。
【0051】
好ましくは全組成物が20℃で貯蔵安定である。即ち、長期間(好ましくは少なくとも1カ月)貯蔵後にも組成物が2相に分離しない。更に、全組成物が5℃−37℃で貯蔵安定であるのが好ましい。
【0052】
調製
香料を含むアイロン掛け補助組成物は当業者に公知の多くの方法によって製造できる。しかしながら、発明者らはここに、アイロン掛け補助組成物の改良された製造方法を知見した。1つの利点は、比較的高い濃度の香料を最小の細菌汚染で水性担体に取り込めることである。従って、本発明の別の態様は、香料をフレンチ硬度20以下の水と10−95℃、好ましくは60−90℃、最も好ましくは70−85℃の温度で混合する段階を含むアイロン掛け補助組成物の改良された製造方法を提供することである。好ましくは香料が上述のように水溶性である。1つの好ましい方法では、水溶性香料が水溶性溶媒と香り成分とを含み、水溶性溶媒対香り成分の重量比が20:1以下である。
【0053】
混合は、例えばスルツァー(Sulzer)静的ミキサー(SMV型)を使用し、約100−4000s−1の低剪断下で比較的長い時間、例えば30分間行う。しかしながら、混合に必要な時間をできるだけ短縮するためには、シルバーソン(Silverson)動的ミル(45/600ULS)を使用し、より高い剪断速度、例えば180,000s−1の剪断速度で行うのが好ましい。特にアイロン掛け補助組成物の連続製造方法では、100−4000s−1の低剪断速度の第一段階と50,000−300,000s−1の高剪断速度の第二段階とを組合せた方法が最も好ましい。
【0054】
(図面の簡単な説明)
図1は、本発明の組成物の分配を補助するために使用され得る注ぎ口の側面図である。
【0055】
図2は、図1の注ぎ口の平面図である。
【0056】
図3は、図1の注ぎ口の斜視図である。
【0057】
本発明の特徴、適当な材料及びその他の利点をより詳細に以下に説明する。
【0058】
包装
本発明のアイロン掛け補助組成物は、慣用の材料から製造された慣用の任意の手段、例えばビンまたはポーチによって包装され得る。しかしながら、組成物がビンに包装されるならば、ビンの製造材料がPET(ポリエチレンテレフタレート)を含むのが好ましい。貯蔵中に製品から香料が減損することを防止しまた材料が透明であるという理由からこの材料が好ましい。ガラスもまた好ましい包装材料である。
【0059】
ビンはまた、ビンから家庭用スチームアイロンに製品を注入し易いようにする注ぎ口を有しているのが好ましい。好ましくは、注ぎ口は、液体組成物をビンから流出させる貫通口と、貫通口を包囲する環状受け皿と、流体をビンに流入させるために受け皿に設けられた水抜き穴とを含む。
【0060】
注ぎ口1の1つの実施態様を図1−3に示す。注ぎ口1は、貫通口2と、貫通口2を包囲する環状受け皿3と、受け皿3の水抜き穴4とを含む。貫通口2は、ビンからスチームアイロンの水タンクに注がれる製品の方向及び流速を容易に調整でき、受け皿3は貫通口からこぼれた製品を受ける。水抜き穴4は過剰の製品をビンに戻し、また注出動作中のビンに空気を流入させ、これによって小出しされる製品が“詰まる”ことを防止する。
【0061】
濃縮物
本発明の別の態様は、好ましくはフレンチ硬度20以下の水で希釈したときに本発明のアイロン掛け組成物に調製される濃縮物に関する。1部の濃縮物が、好ましくは0.5−100部、より好ましくは1−10部、最も好ましくは2−5部(w/w)の水で希釈されるような希釈度にする。アイロン掛け補助組成物中の所望の最終濃度及び希釈率が判っていれば濃縮物の正確な組成を容易に計算し得る。例えば、アイロン掛け補助組成物中の香料の最終濃度が3.0−5.0重量%でなければならないとき、希釈率は20以下に制限されるであろう。もっと高い希釈率、例えば希釈率100を使用するときは必然的に、希釈されたアイロン掛け補助組成物は香料をもっと低い最大レベルで、即ち理論的に1重量%以下の香料を、含むことは当業者には明らかであろう。大抵の場合、アイロン掛け補助組成物中の香料レベルが0.5重量%以下であるのが好ましい。
【0062】
濃縮物はまた、20を上回るフレンチ硬度の水によって希釈されてもよく、この場合、硬水を含有する以外は本発明の第一の態様となる組成物が得られる。この場合には、濃縮物が金属イオン封鎖剤及び/またはスケール抑制剤を含有するのが好ましい。
【0063】
従って本発明は、水によって希釈されたときに上記に定義したような水溶性香料を含むスチームアイロンの蒸気チャンバで使用される濃縮アイロン掛け補助組成物を提供する。
【0064】
この濃縮物に水が存在しないとき、保存剤の必要性が軽減するかまたはなくなる。従って、本発明のこの目的に好ましい実施態様では、濃縮物が水または保存剤を全く含有していない。
【0065】
もっと薄い濃縮物が必要である場合、水溶性香料が濃縮物中で可溶化状態に維持されることを確保するために補助溶媒が必要であろう。また上記に定義の追加成分のいずれかを濃縮物に含ませるときにも補助溶媒が必要であろう。
【0066】
従って、濃縮物中の水の量が最終製品の半量であるときは、20−30重量%のレベルの追加溶媒が必要であろう。
【0067】
本発明の1つの態様によれば、0.001−5重量%の水溶性香料及びフレンチ硬度20以下の水を含むアイロン掛け補助組成物を形成するために濃縮物を希釈する段階を含む濃縮アイロン掛け補助組成物の使用方法が提供される。
【0068】
実施例以外または異なる指定がないときは、本文中に使用された成分の量または反応条件を表す全ての数値が“約”という用語で形容されることを理解されたい。また、全てのパーセンテージは異なる指定がない限り全組成物の重量/重量パーセンテージである。明細書または特許請求の範囲に“含む”という用語が使用されている場合、この用語が特定的に記述されていない用語、段階または特徴を排除しないことを理解されたい。
【0069】
本発明の幾つかの好ましい実施態様を示す以下の非限定実施例によって本発明をより十分に説明する。
【0070】
実施例1
脱塩水に必要量の香料を添加し、室温(20℃)、500rpmで15分間撹拌することによって以下の2つの組成物を調製した。
【0071】
【表1】
Figure 2004505183
【0072】
Sol & Fresh 2はGivaudan−Roure社(ジュネーブ、スイス)の水溶性香料である。この香料は約51重量%の溶媒(ジプロピレングリコール)を含む。芳香成分の96.6重量%は2未満のClogP値を有しており、芳香成分の3.4重量%は3よりも大きいClogP値を有している。
【0073】
LF 1806はQuest社(アシュフォード、イギリス)の水溶性香料である。この香料は87重量%の溶媒(ジプロピレングリコール)を含む。芳香成分の54.8重量%は2未満のClogP値を有しており、24.7重量%は2−3のClogP値を有しており、20.5重量%は3よりも大きいClogP値を有している。
【0074】
組成物A及びBを、多様なスチームアイロンで標準使用条件下で合計約550回のアイロン掛け作業によって試験した。作業はほぼ15−45分間継続した。作業の80%以上でアイロンから沈積物は全く観察されなかった。また残りの作業の殆どで極く少量の沈積物が観察された。これらの沈積物が布を汚染する傾向はなかった。観察された沈積物はアイロン洗浄用組成物にある程度関係していると考えられる。
【0075】
使用者は、総合的には組成物が好ましい匂いを有しており、アイロン掛け中に組成物が快い匂いを与え、アイロン掛け後の衣類がさわやかで清潔な匂いになったと報告した。
【0076】
実施例2
香料と共にベンジルアルコールを添加して以下の組成物を実施例1と同様にして調製し、種々のアイロンの蒸気チャンバで試験した。
【0077】
【表2】
Figure 2004505183
【0078】
Sol & Fresh 4はGivaudan−Roure社(ジュネーブ、スイス)の水溶性香料である。この香料は約30重量%の溶媒(ジプロピレングリコール)を含む。芳香成分の56重量%は2未満のClogP値を有しており、36重量%は2−3のClogP値を有しており、8重量%は3よりも大きいClogP値を有している。
【0079】
LF 1806AはQuest社(アシュフォード、イギリス)の水溶性香料である。この香料は85重量%の溶媒(ジプロピレングリコール)を含む。芳香成分の56.9重量%は2未満のClogP値を有しており、24.6重量%は2−3のClogP値を有しており、18.5重量%は3よりも大きいClogP値を有している。
【0080】
実施例3
諸成分と脱塩水とを20℃、400rpmで30分間混合することによってスチームアイロンの蒸気チャンバで使用する以下の組成物を調製した。
【0081】
【表3】
Figure 2004505183
【0082】
実施例4
実施例2に示した組成物を、シルバーソン(Silverson)動的ミル(45/600ULS)を使用し180,000s−1の剪断速度で香料と脱塩水とを80℃で1分間混合すること以外は実施例2と同様にして調製した。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の組成物の分配を補助するために使用され得る注ぎ口の側面図である。
【図2】
図1の注ぎ口の平面図である。
【図3】
図1の注ぎ口の斜視図である。

Claims (17)

  1. スチームアイロンの蒸気チャンバで使用するための、
    (a)0.001−5重量%の水溶性香料及び
    (b)フレンチ硬度20以下の水
    を含むアイロン掛け補助剤。
  2. 0.2重量%未満のアニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の界面活性剤を含む、請求項1に記載のアイロン掛け補助組成物。
  3. 前記水溶性香料が水溶性溶媒と香り成分とを含み、水溶性溶媒対香り成分の重量比が20:1以下である、請求項1または2に記載のアイロン掛け補助組成物。
  4. 芳香族、線状または分枝状のC1−C20アルコール及びそれらの混合物から選択され、好ましくはベンジルアルコール、フェノキシエタノール及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種類の保存剤を0.1ppm−3重量%含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物。
  5. 前記保存剤が0.5−1重量%の量で存在する請求項4に記載のアイロン掛け補助組成物。
  6. 保存剤が存在しており、0.1ppm−3重量%の少なくとも1種類のイソチアゾロンを基剤とする化合物を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物。
  7. 前記保存剤が1−15ppmの量で存在する請求項6に記載のアイロン掛け補助組成物。
  8. 更に、組成物のpHが6以上の値になるように0.0001−1重量%のバッファを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物。
  9. 更に、0.0001−3重量%の金属イオン封鎖剤及び/又はスケール抑制剤を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物。
  10. 溶媒の総量が0.001−25重量%である請求項1から9のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物。
  11. 前記溶媒が、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピルアルコール、エタノール及びそれらの混合物のグループから選択される、請求項10に記載のアイロン掛け補助組成物。
  12. 香料とフレンチ硬度20以下の水とを、10−95℃、好ましくは60−90℃、最も好ましくは70−85℃の範囲の温度で混合する段階を含む、アイロン掛け補助組成物の製造方法。
  13. 前記香料が水溶性香料である請求項12に記載の方法。
  14. 前記水溶性香料が水溶性溶媒と香り成分とを含み、水溶性溶媒対香り成分の重量比が20:1以下である、請求項13に記載の方法。
  15. フレンチ硬度20以下の水で希釈したときに請求項1から11のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物となる濃縮アイロン掛け補助組成物。
  16. 前記水溶性香料が水溶性溶媒と香り成分とを含み、水溶性溶媒対香り成分の重量比が20:1以下である、請求項15に記載の濃縮アイロン掛け補助組成物。
  17. スチームアイロンにおける請求項1から11のいずれか一項に記載のアイロン掛け補助組成物の使用。
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