JP2004504138A

JP2004504138A - 液体噴霧器

Info

Publication number: JP2004504138A
Application number: JP2002513621A
Authority: JP
Inventors: ディマジオ，フィリップ　ジョゼフ; グッド，ロバート　ジェイムズ; クレスティン，ジョゼフ　レイ; マレイ，マイケル　ジョゼフ; ストリュートカー，アラン　デイヴィッド
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 2000-07-24
Filing date: 2001-07-24
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2021-07-24
Also published as: EP1303358A1; AU2001280745A1; DE60107957T2; US20020011531A1; CA2415370A1; DE60107957D1; EP1303357B1; ES2234866T3; AU2001277139A1; CA2415371A1; DE60116635D1; CN1444511A; EP1303357A1; EP1303358B1; ATE285299T1; WO2002007897A1; JP3763475B2; JP2004504137A; CN1450937A; ATE315441T1

Abstract

液体噴霧器（２０）が提供される。この液体噴霧器は、開口部を有するボトル、およびそのボトルへ装着される噴霧器ハウジングを包含する。この噴霧器ハウジングは、電気モータ（２６）、電気モータに給電する電圧源、モータにより駆動されるポンプ、電気回路を完全なものにするスイッチ（４０）、および液体を噴霧する噴霧器ハウジングへ装着されるノズル機構を包含する。液体噴霧器は、噴霧器が使用されていないときに液体がノズルを通して流出するのを防止する変形自在の「締付けられるチューブ」機構も包含する。噴霧器ハウジングは、スイッチを閉じ、ピストン（３０）を移動し、かつ「締付けられるチューブ」を圧搾することにより耐漏洩性シールを生成する噴霧器ハウジングへ移動自在に接続されるトリガー（３４）も包含する。

Description

【０００１】
（関連出願の相互参照）
本出願は、米国特許出願シリアル番号０９／６３８，４８３（２０００年８月１４日出願）の一部継続であり、それは米国シリアル第０９／６２４，０６１号（２０００年７月２４日出願）の一部継続出願である。
【０００２】
（技術分野）
本発明は、液体噴霧器の分野、特にポンプを駆動する電気モータを有する液体噴霧器の分野に関する。
【０００３】
（背景技術）
噴霧器は、微細液滴として液体を微粒化するために液体を噴霧するのに一般に使用されている。液体の噴霧は、液体により表面の一層良好な被覆を可能にする。通常、噴霧器には容器が備えられ、その容器は、液体を保管するのに使用され、かつ噴霧ヘッドへ接続される。噴霧ヘッドには、通常、ポンプを起動するトリガーが包含され、そのポンプは液体をノズルへ吐出し、ついでそのノズルが液体を噴霧する。これらの噴霧器は手動で起動され、使用者は、液体を噴霧したい間トリガーを数回押す必要がある。使用者がトリガーを数回押す必要に加えて、これらの手動で起動された噴霧器は、比較的短い時間だけ、均一な噴霧パターンを維持できる。これらの噴霧器になされた改良点の１つは、スイッチに接続される電気モータおよび可搬型電圧源を噴霧器に組込むことであった。この型式の電気噴霧器は、使用者がトリガーを１回押し、液体を噴霧したい間だけトリガーを押し続けるだけでよい。少なくとも２つの位置を有し、かつ逆止弁として作用するノズルを備えた噴霧器を有するのが一般的である。通常、第１の位置により、液体がノズルを通過するのが阻止され、そして第２の位置により、液体がノズルを通過でき、ついでそのノズルにより使用者は液体を噴霧できる。典型的に、使用者は、ノズルを回して、ノズルを第１の位置から第２の位置へ、およびその反対に動かすだけでよい。使用者は、液体を噴霧するのを一旦終了すると、ノズルをその第１の位置へ回して戻すだけでよい。他の型式のノズルは、液体の噴霧を可能にまたは阻止するために使用者が反転することができるヒンジ付きゲート部材を包含する。これらのノズルは、噴霧器がその直立位置から誤って傾斜する場合に液体が噴霧器から流出するのを防止する。しかしながら、使用者は、液体を噴霧するのを終了したときに、これらの安全機構を使用しないことが多いのが判明している。電気式噴霧器の場合、スイッチ、モータおよび電圧源のような電気構成品を使用すると、このような電気スプレー装置が液体に対して壊れやすくなり、これらの部品と液体が接触した際に装置の誤作動の原因となり得ることは容易に想像がつく。この結果、これらの電気式噴霧器で直面する他の課題は、使用者が余分なステップを踏む必要がなく、噴霧される液体が電気部品と接触して流出するという危険を制限できる装置を備えることである。
【０００４】
上述した理由から、噴霧される液体と電気構成品との接触による故障の危険を制限し、かつ皮膚または所有物に損傷を生じる恐れがある流出の危険を制限する電気式噴霧器のニーズがある。
【０００５】
（発明の概要）
液体噴霧器が提供される。１つの非限定実施形態において、この液体噴霧器は、開口部を有するボトル、およびそのボトルへ装着される噴霧器ハウジングを包含する。この噴霧器ハウジングは、電気モータ、電気モータに給電する電圧源、モータで駆動されるポンプ、電気回路を完全にするスイッチ、液体を噴霧するために噴霧器ハウジングへ装着されるノズル機構、ならびに通気ハウジングおよび移動ピストンを備える通気機構を包含する。噴霧器ハウジングは、スイッチを閉じ、ピストンを移動させ、かつポンプ送出チューブを圧搾して耐漏洩性シールを生成させる、噴霧器ハウジングへ移動自在に装着されるトリガーも包含する。ポンプ供給チューブが、前記ボトルの開口部からポンプの入口まで延び、またポンプ送出チューブは、ポンプの出口からノズル機構の開口部まで延びる。ポンプ送出チューブは、可塑型かつ変形可能であるので、任意であるが、好ましくは、曲がり、ポンプの出口とノズル機構の送出出口との間に固定位置決めされるポール部材の回りにループを形成する。
【０００６】
（好適な実施形態の詳細な説明）
ここで本発明の好ましい実施形態を詳細に言及することとし、その例は、添付図面に図示され、その図面において、同様の数字は、図を通して同一の構成部材を示し、最後の２桁が同じである参照番号（例えば２０と１２０）は、同様な構成部材であることを意味する。図１を参照すると、ボトルまたは液溜め２２および噴霧ヘッド２４を具備する好ましい液体噴霧器２０が図示され、その噴霧器は、種々の液体配合物を噴霧するのに好適である。液体噴霧器２０は、家庭用組成物用に特に適しているが、他の液体組成物、例えば化学的に侵食性の液体組成物を液体噴霧器２０に使用できることが考えられる。ボトル２２は、１リットル以外のボトルサイズを使用できるが、好ましくは約１リットルの容量を有する。
【０００７】
図２を参照すると、噴霧ヘッド２４は、上部シェル１２４とスナップ接続手段またはネジ接続手段で接続可能な２つの下部ハウジング２２４および３２４を備える。３つの構成部材１２４、２２４および３２４を備える噴霧器ヘッドの代わりに、保護の範囲から逸脱することなく、他のハウジング構造部材は可能である。噴霧ヘッド２４は、ギヤポンプ２８へ直結される電気モータ２６を包含する噴霧機構と、ならびに通気ハウジング３２内に摺動自在に配設される通気ピストン３０およびその通気ピストンをトリガー３４の方向に押圧するバネ３３を包含する通気機構を収納する。図８と９に示されるように、通気ハウジング３２内の通気ピストン３０の第１の位置は、通気が生じるのを阻止し、また通気ハウジング３２内の通気ピストン３０の第２の位置は、ボトル内の通気を可能にする。通気機構は、後で詳細に説明する。トリガー３４は、液体噴霧器が組立られるときに左と右のハウジング２２４と３２４へ移動自在に装着される。トリガー３４は、通気ハウジング３２内で通気ピストン３０を移動し、スイッチ４０を閉じる。好ましくは通気ピストンとスイッチは、トリガー３４がスイッチ４０を閉じる前に通気ピストン３０が移動し始めるように配置される。最も好ましくは通気ピストン３０とスイッチ４０は、トリガー３４がスイッチ４０を閉じる前に通気ピストンが第２の位置にあり、したがって通気を可能にするように配置される。スイッチ４０は、トリガーにより閉じられると、複数の電池４２として図示される可搬型電圧源と電気モータ２６との間で電気回路を完全にし、それによりギヤポンプ２８を起動する。ポンプ２８は、好ましくはギヤポンプの形態で設けられるが、他のポンプ、および液体を加圧し、かつ液体をノズル機構６０へ送出する構造部材を使用できる。例えば、ベーン、ピストン、ローブまたは膜ポンプの使用は可能となる。ギヤポンプ２８は、ハウジング２２４と３２４のそれぞれに位置する２つのスロット内で係合されることにより所定位置に維持される。
【０００８】
図３に示される本発明の一実施形態において、第１の通気チューブ５２が、通気ハウジング３２の第１の開口部１３２へ接続され、かつボトル２２の開口部へ向けて延び、一方、ポンプ供給チューブ５４が、ギヤポンプ２８の入口１２８へ接続され、かつボトル２２の開口部へ向けて延びる。本発明の一実施形態において、電気式噴霧器は、「締付けられるチューブ」機構を備える。当該技術に熟達した者は、この「締付けられるチューブ」機構を、手動噴霧器、空気式噴霧器または電気式噴霧器に使用できることを理解する。「締付けられるチューブ」機構を備える実施形態において、ポンプ送出チューブ５６がポンプ出口２２８を、第１の通路１６０ａを通してノズルアダプタ１６０と相互接続する。本発明の一実施形態において、ポンプ送出チューブ５６および通気チューブのような噴霧器に使用される種々のチューブは、ＴＹＧＯＮ（登録商標）Ｆｏｒｍｕｌａｔｉｏｎ３３５０の名称で、ＭＩ４８６１２、ビバートンにあるＮｏｒｔｏｎ　Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ　Ｐｌａｓｔｉｃｓ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎにより製造されたもののようなシリコーンチューブであるが、当該技術に熟達した者は、これらのチューブを製造し、かつ同一の利点を実現するために他の材料を使用できることを理解している。ポンプ送出チューブ５６は、角度を付けられ、かつポール部材１５６へ押付けられるために、任意であるが、好ましくは、曲げられるに足るように屈曲自在である。本発明の好ましい実施形態において、ポール部材１５６は、心棒として機能し、またポンプ送出チューブ５６は、ポール部材１５６の回りに少なくとも１つのループを形成するために曲げられる。ポンプ送出チューブ５６は、半径方向に圧力を受けるか、または「締付けられる」ときに、液体の通過を阻止する耐漏洩性シールを生成するためにポンプ送出チューブ５６の少なくとも一部分が圧潰するが、圧力が解放され、かくして液体がチューブを通過できるときに、初期の形状に戻るように、変形自在である。ポール部材１５６は、ハウジング２２４または３２４の一方から他方のハウジングへ向けて延びる。ポール部材１５６は、例えば、ハウジング２２４と２３４を互いに固定するネジを案内するのに使用される案内部材でもよい。本発明の一実施形態において、トリガー３４の少なくとも一部分、好ましくはトリガー３４の上方部分１３４は、ノズル機構６０を通る液体の流出が阻止されるように、送出チューブ５６の一部分をポール部材１５６へ押付ける。移動ピストン３０およびトリガー３４へのバネ３３の押圧作用は、トリガー３４の上方部分１３４の、送出チューブ５６の一部分への押付けを生じ、これは図８に概略示される。使用者がトリガー３４を作動すると、バネ３３が押され、送出チューブ上の圧力が解放される。この結果、液体は、送出チューブ内をノズル機構６０まで流れることができ、これは図９に概略示される。使用者がトリガー３４上の圧力を解放すると、バネ３３は、移動ピストン３０およびトリガー３４を押圧する。この結果、トリガー３４の上方部分１３４は、送出チューブ５６の一部分を押して、液体がノズル６０を通過するのを封止的に阻止する。「締付けられるチューブ」の１つの利点は、より単純、かつ安価なノズルを使用できることである。少なくとも２つの位置を有し、かつ逆止弁として機能するノズルを備えた噴霧器を有するのが普通である。第１の位置により、液体がノズルを通過するのが阻止され、また第２の位置により、液体がノズルを通過でき、ついでそのノズルにより使用者は液体を噴霧できる。典型的に、使用者は、ノズルを回して、ノズルを第１の位置から第２の位置へ、およびその反対に動かすだけでよい。使用者が、液体を噴霧するのを一旦終了すると、ノズルをその第１の位置へ回して戻すだけでよい。他のノズルは、液体の噴霧を可能または阻止するために使用者が反転することができるヒンジ付きゲートを包含する。これらの安全機構は、噴霧器がその直立位置から偶然に傾斜する場合に液体が噴霧器から流出するのを防止するが、小児に対する安全機構としても機能する。しかしながら、使用者は、液体を噴霧するのを終了したときに、ノズルの安全機構を作動しないことが多く、これにより噴霧器がその直立位置から傾斜する場合に液体がノズルを通して漏洩する恐れがあることが判明している。「締付けられるチューブ」は、逆止弁として作動し、かつ使用者による別の操作を必要としない。この結果、安全機構を備えるノズルは任意となる。
【０００９】
噴霧器が使用されていないときに液体がノズルを通過するのを阻止する利点の１つは、噴霧器が誤って傾斜するときに噴霧器の漏洩の危険を大幅に減少することである。ボトルに内蔵される液体は、化学的に侵食性の液体配合物を含むことがあり、その配合物を、配合物により損傷される恐れがある表面へ、または消費者の皮膚へ誤って接触させてはならない。他の利点は、液体がボトルへ戻るのを阻止することでもある。噴霧器が呼び水を差されたとき、すなわちポンプ供給チューブ５４、ギヤポンプ２８および送出チューブ５６から成る送出回路が液体で充填されるとき、送出チューブ５６が押されて、液体を送出回路に維持する負圧を発生する。これは、噴霧器の効率、および電池に貯蔵される電気エネルギーの効果的使用にとり有益である。消費者が噴霧器を初めて使用するとき、噴霧器を呼び水を差す必要がある。液体のボトルへの戻りを阻止することにより、押されたチューブが噴霧器を呼び水を差される状態に保つ。使用者が引き続いて噴霧器を使用すると、噴霧器は既に呼び水を差されており、その結果、電気エネルギーが呼び水を差す作動時に節減される。他の利点は、送出チューブとギヤポンプ内における液体の乾燥を防止することである。送出チューブを押すことにより、トリガーの上方部分は、外気が液体と接触するのを阻止し、かくして液体が蒸発し、かつ送出回路が乾燥するのを阻止する。液体が蒸発するのを阻止することにより、ギヤポンプまたは手動噴霧器のポンプを閉塞または損傷する恐れがある結晶または粘着残留物の形成が阻止されるので、噴霧器の「耐用年数」が延ばされる。加えて、液体は、ギヤポンプの構成部材と共に、特に例えばプラスチックから製造できるギヤと共に潤滑剤として作用することが判明している。これらのギヤは、特に潤滑されないときに経時的に摩耗および破損する。
【００１０】
本発明の他の実施形態において、第２の通気チューブ５８が、通気ハウジング３２の第２の開口部２３２を噴霧器ハウジングの開口部と相互接続し、そこにおいて通気開口が周囲環境へ露出される。図２に示される本発明のさらに他の実施形態において、ノズル機構６０は、ノズルアダプタ１６０、任意に送出弁２６０、スピン機構３６およびノズルヘッド４６０を備える。ノズルアダプタ１６０は、液体入口１６０ａおよび通気開口１６０ｂを備える。この実施形態において、第２の通気チューブ５８は、通気ハウジング３２の第２の開口部２３２をノズルアダプタ１６０上に配設される通気開口１６０ｂと相互接続し、そこにおいて通気開口が、図２Ａに示される、ハウジング２２４と３２４のそれぞれにおける半円形切欠き６２を通して、周囲環境へ露出される。通気開口１６０ｂは、スイッチ４０から離れて上方および軸方向に位置するので、噴霧器がかなり下方の位置にあり、かつ液体が通気チューブ内に入ることができた場合、液体は、スイッチ４０から離れて滴下し、かくして液体とスイッチとの間の接触の危険を大幅に制限することになる。この結果、ノズルアダプタ１６０上に配設される通気開口１６０ｂは、噴霧器故障の危険を制限する。ノズルアダプタ１６０は、ハウジング２２４と３２４のそれぞれにおいて大きめの半円形切欠き６６を通過する中空ポストを有する。この中空ポスト内には、スピン機構３６０および任意に送出弁２６０が配設される。ノズルヘッド４６０が、図２１に示されるようにノズルアダプタ１６０上に取付けられる。
【００１１】
本発明の一実施形態において、図３および２０に示されるように取付け部材４４が、下部ハウジング２２４、３２４（明確にするために図示されない）の底部に隣接して配設され、かつボトル２２の終結部上で相補的な取付け具と係合する差込式取付け具を備える。取付け部材４４は、ハウジング２２４と３２４のそれぞれに位置する２つのスロット内で係合されることにより、かつ取付け具と容器の終結部へ加えられる機械的応力により、所定位置に維持される。取付け部材４４は、第１と第２の通し通路１４４と２４４を包含する。第１の通気チューブ５２は、第１の通し通路１４４を通気ハウジング３２の第１の開口部１３２と相互接続し、一方、ポンプ供給チューブ５４が、第２の通し通路２４４をギヤポンプ２８の入口１２８と相互接続する。第１の逆止弁７４が、第１の通し通路１４４へ接続され、かつボトルがかなり下方位置にあるときに通気開口１６０ｂを通して液体がボトルからかなり出るのを阻止する。本発明の一実施形態において、第２の逆止弁７２が、第２の通し通路２４４へ任意に接続され、かつポンプ２８が機能していないときに液体がボトル２２にかなり再流出するのを阻止する。浸漬チューブ８０が、ボトル２２と第２の逆止弁７２から延びて、噴霧器に液体を供給する。図２に示されるように浸漬チューブフィルタ８２を、浸漬チューブ８０の下端部に追加でき、ノズルおよび／またはポンプを閉塞することがある粒子が、それに到達するのを阻止する。液体を有効に噴霧するために、最初にギヤポンプ２８に呼び水を差す必要がある。使用者がトリガー３４を放すときに液体がボトルにかなり再流出するのを阻止することにより、第２の逆止弁７２は、「締付けられるチューブ」と協働して、液体を送出回路内で捕捉し、さらに噴霧器をそれぞれ使用後にギヤポンプに再び呼び水を差す必要を無くす。この結果、液体噴霧器の効率は、電圧源のエネルギーを節減することによりさらに向上される。逆止弁７２を少し開ける圧力は、ポンプ供給チューブ５４に入る液体が、ノズル機構６０を通してギヤポンプ２８を経て駆動されるに足り、かつ液体を微細な液滴に分解するに足るエネルギーを有するように、十分である必要がある。第１と第２の逆止弁７０と７２は、膜弁のような技術上周知の玉弁または他の型式の逆止弁でもよい。本発明の他の実施形態において、はその下端部において、液体がボトルから漏洩するのを防止する耐漏洩性シールを包含する。
【００１２】
図２に示される電気モータ２６は、好ましくは直流電気モータである。電気モータ２６には２つの電気接続部が設けられ、それらの接続部は好ましくは、スイッチ４０と直列の複数の電池４２として図示される可搬型電圧源へ電線で接続される。トリガー３４が作動されると、移動ピストン３０が第２の位置になるので、スイッチ４０が閉じられるかなり前に通気が行なわれる。スイッチ４０が閉じられると、電流が電気モータ２６を通して流れ、そのモータは、ポンプ２８のギヤを回転して逆止弁７２を開放するに足る圧力を発生するので、液体がノズル６０を通して流れることができる。スイッチ４０が閉じられるかなり前の通気の発生は、ポンプが作動される前に、ボトル内の圧力を周囲条件の圧力で平衡させることにより、液体噴霧器の効率の向上に役立つ。代表的なモータは、中国のＭａｂｕｃｈｉ　Ｉｎｄｕｓｔｒｙ　Ｃｏｍｐａｎｙ，Ｌｔｄ．により製造される３ボルト〜６ボルトシリーズ２００または３００モータである。好ましくは、そのモータは、Ｍａｂｕｃｈｉ　Ｉｎｄｕｓｔｒｙ　Ｃｏｍｐａｎｙ，Ｌｔｄ．により製造される４．５ボルトモデルＲＳ３６０ＳＨである。代表的な噴霧ノズルは、Ｃａｌｍａｒ　ＩＮＣ．により製造され、また米国特許第４，７０６，８８８号（１９８７年１１月１７日発行、Ｄｏｂｂｓら）に詳細に記載され、その内容は、ここに参照として完全に組込まれる。噴霧器ハウジング１２４、２２４、３２４、ノズル機構６０、ギヤポンプ２８、取付け部材４４、通気ハウジング３２、および通気ピストン３０は、技術上知られているように、熱可塑性材料を使用して射出成形できる。好ましくはスピン機構、取付け部材、通気ハウジングおよびノズルアダプタは、ポリプロピレンから形成され、並びにポンプハウジング、ポンプキャップおよびポンプギヤは、アセタールポリマーから形成される。好ましくは噴霧器ハウジング１２４、２２４、３２４およびトリガーは、アクリロニトリルブタジェンスチレンとポリカーボネートのブレンドから形成される。好ましくは通気ピストンおよびノズルは、ポリエチレンから形成される。電圧源４２は、充電式または非充電式の電池とすることができる。非充電式電池の場合に電圧源４２は好ましくは、直列で接続される３つの単３形１．５ボルトＰａｎａｓｏｎｉｃまたはＳａｎｙｏアルカリ電池である。
【００１３】
本発明の１つの態様に従って、ここで通気機構を、図４〜図１１を参照して詳細に説明する。通気機構は、通気ハウジング３２および移動ピストン３０を包含する。通気ハウジングは好ましくは、一方の端部で閉じられ、かつ中空シリンダの壁に位置する２つの開口部１３２と２３２を有する中空シリンダである。好ましくは、この２つの開口部は、図４に示されるように通気ハウジングの軸Ａ−Ａに沿って離間される。通気ハウジングの他方の端部は、移動ピストン３０が通気ハウジングに入ることができるように開放されたままである。図６に示されるように移動ピストン３０は、ほぼ円筒形であり、その径が通気ハウジングの内径よりも小さいので、通気ハウジング３０内を摺動できる。本発明に従って使用されるとき、移動ピストンの一方の末端が閉じられ、また他方の末端がトリガー３４と接触するので、トリガーの運動により、ピストンが通気ハウジング内で移動することになる。移動ピストンには、通気ハウジングの内面と接触する表面を有し、かつ間隙を残すように変形できる部分を有する第１と第２の変形自在の構成部材が備えられる。第１の変形自在の構成部材は、ピストンが図８に示されるように第１の位置にあり、かつ図９に示されるように第２の位置にあるときに、空気が第２の開口部と通気ハウジング３２の開放端部との間で流出できないように、移動ピストン上に位置する。第２の変形自在の構成部材は、図８に示されるように、ピストンが第１の位置にあるときに、空気が第１の開口部１３２と第２の開口部２３２との間で流出できないように、かつ図９に示されるように、ピストンが第２の位置にあるときに、空気が通気ハウジング３２の第１の開口部１３２と第２の開口部２３２との間で流出できるように、移動ピストン３０上に位置する。本発明の一実施形態において、これらの変形自在の構成部材は、移動ピストンの外面上に位置する第１と第２の山形状部材（平明にするために以下「山形部材」と呼ぶ）１３０と２３０である。本発明に関して規定されるように、山形部材は好ましくは、移動ピストンの外面へ接続された一方の縁部を備えた屈曲自在のリングである。山形部材は、側面から見たときにＶ形の形状を有する。これらの山形部材は、ピストンが成形されるときにピストンの表面に形成することもできる。これらの山形部材の最大径が、通気ハウジングの内径よりも大きいので、平行移動ピストンが通気ハウジング内を摺動するときに、山形部材の他方の縁部は閉じられるが、移動ピストンの内面と接触して摺動自在である。この結果、空気はこれらの山形部材を流出できないので、封止効果が得られる。本発明の一実施形態において通気ハウジングは、第２の山形部材２３０を変形するために、第１と第２の開口部間で通気ハウジングの内面に位置する手段を包含する。トリガー３４が作動されると、移動ピストンは、その第１の位置から離れて、変形手段へ向けて移動する。第２の山形部材２３０は、変形手段と出合うと、変形されて間隙を残し、かくしてピストンが第２の位置に達する。山形部材の変形により生じた間隙のために、空気は、通気ハウジングの第１と第２の開口部間を流出して通気を可能にする。この変形手段は、少なくともトリガー３４がスイッチ４０を閉じるまで第２の山形部材を変形したままにするようになっている。そのような変形手段は、例えば、通気ハウジングの内面から突出る少なくとも１つの構成部材とすることができる。そのような構成部材は、通気ハウジングの第１と第２の開口部間の通気ハウジングの内面に位置するフィンまたはリブ３３２の形態にできるが、同一の効果を得る他の構成部材を使用してもよい。その構成部材は、通気ハウジングの内面上に、固定されるか、または直接成形できる。好ましくは図４に示されるように、通気ハウジングの内面はこれらの構成部材の４つを有する。本発明の他の実施形態において、通気機構は移動ピストンを押圧する、通気ハウジング内に位置する圧縮バネを包含するので、使用者がトリガーを放すと、移動ピストンがその第１の位置へ戻る。本発明の一実施形態において、圧縮バネは、通気ハウジングの閉止端部からその開放端部へ向けて延びるフィン４３２により通気ハウジングの中心に保たれる。
【００１４】
図２に示される本発明の他の実施形態において、可搬型電圧源４２は、噴霧器ハウジングを通して延びる電池充電器ジャック８６を備える印刷回路基板８４へ電線により接続される充電式電池から構成される。電池が一旦放電されると、使用者は、充電器ジャックを充電器へ接続できるので、電池を再充電できる。本発明のこの実施形態において、可搬型電圧源４２は好ましくは、直列で接続される３つの充電式単３形１．２ボルトＭｏｌｔｅｃｈ　Ｎｉｃｋｅｌ−Ｃａｄｍｉｕｍ電池のパックであり、それは、ＥＣＦ−８００ＡＡの名称で販売され、かつフロリダ州ゲンスビルにあるＭｏｌｔｅｃｈ　Ｐｏｗｅｒ　ｓｙｓｔｅｍｓにより製造された電池のパックのようなものである。
【００１５】
図１２〜図１５を参照し、かつ本発明の１つの態様によれば、本発明の他の実施形態が示される。本発明のこの実施形態において「締付けられるチューブ」機構は、通気チューブに使用される。図１２および１３に示される本発明の一実施形態において、ポンプ送出チューブ５６は、ポンプ出口２２８を第１の通路１６０ａを通してノズルアダプタ１６０と相互接続し、また通気チューブ１５２が、噴霧器ヘッドのハウジングの開口部へ接続され、かつボトルの開口部へ向けて延びる。好ましくは、この通気チューブ１５２は、ノズルアダプタ１６０上に配設される通気開口１６０ｂへ固定され、そこにおいて通気開口１６０ｂが、図１２Ａに示される、ハウジング２２４と３２４のそれぞれにおける半円形切欠き６２を通して、周囲環境へ露出される。本発明の好ましい実施形態において、通気チューブ１５２の他方の端部が、取付け部材４４の第１の通し通路１４４へ固定される。通気チューブ１５２は、角度を付けられ、かつポール部材１５６へ押付けられるために、任意であるが、好ましくは、曲げられるに足るように屈曲自在である。本発明の好ましい実施形態においてポール部材１５６は、心棒として機能し、また通気チューブ１５２は、ポール部材１５６の回りに少なくとも１つのループを形成するように曲げられる。通気チューブ１５２は、半径方向に圧力を受けるか、または「締付けられる」ときに、通気開口１６０ｂへ向けての液体の流出を阻止する耐漏洩性シールを生成するために通気チューブ１５２の少なくとも一部分が圧潰するが、圧力が解放され、かくして空気がそのチューブを流出でき、ついでそのチューブがボトルの通気を可能にするときに、初期の形状に戻るように、変形自在である。
【００１６】
図１４および１５に示されるように、押圧機構５００の第１の位置は、通気が生じるのを阻止し（図１４に示される）、また押圧機構５００の第２の位置は、ボトル内の通気を可能にする（図１５に示される）。押圧機構５００は、ハウジング５１０、ハウジング５１０内に摺動自在に配設される移動ピストン５２０、およびその通気ピストンをトリガー３４の方向に押圧する圧縮バネ３３を備える。本発明の一実施形態において、圧縮バネは、通気ハウジングの閉止端部からその開放端部へ向けて延びるフィン４３２により通気ハウジングの中心に保たれる。トリガー３４は、液体噴霧器が組立てられるときに左と右のハウジング２２４と３２４へ移動自在に装着される。トリガー３４は、使用者により作動されると、通気ハウジング５１０内で移動ピストンを移動し、スイッチ４０を閉じる。好ましくは移動ピストンとスイッチは、トリガー３４がスイッチ４０を閉じる前に移動ピストン５２０が移動し始めるように配置される。スイッチ４０は、トリガーにより閉じられると、複数の電池４２として図示される可搬型電圧源と電気モータ２６との間で電気回路を完全にし、それによりギヤポンプ２８を起動する。当該技術に熟達した者は、他の電圧源が使用でき、しかも同一の利点を提供できることを理解する。例えば単一の電池ユニットが使用できるかもしれない。噴霧器の電気モータは、適切な変圧器と電気ケーブルで壁の電気プラグへ接続してもよい。
【００１７】
本発明の一実施形態において、噴霧器がその直立位置から誤って傾斜する場合に液体が通気開口１６０ｂを通して流出するのを防止するように、トリガー３４の少なくとも一部分、好ましくはトリガー３４の上方部分１３４は、通気チューブ１５２の一部分をポール部材１５６へ押付ける。移動ピストン３０とトリガー３４上のバネ３３の押圧作用により、トリガー３４の上方部分１３４の、通気チューブ１５２の一部分への押付けが生じる。この配置は図１４に概略示される。使用者がトリガー３４を作動すると、バネ３３が押され、送出チューブ５６と通気チューブ１５２上の圧力が解放される。この結果、外気は、通気開口１６０ｂからボトルへ通気チューブ１５２内を流出できる。この配置は図１５に概略示される。使用者がトリガー３４上の圧力を完全に解放すると、「締付けられるチューブ」機構は、図１４に示される位置へ戻る。バネ３３は、移動ピストン３０とトリガー３４を押圧する。この結果、トリガー３４の上方部分１３４は通気チューブ１５２の一部分を押し、ついでその一部分が、液体が通気開口１６０ｂを通して流出するのを封止的に防止する。
【００１８】
図１６〜図１９を参照し、かつ本発明の１つの態様によれば、本発明の他の実施形態が示される。本発明のこの実施形態において「締付けられるチューブ」機構は、送出チューブ５６と通気チューブ１５２に両方に使用される。図１６および１７に示される本発明の一実施形態において、ポンプ送出チューブ５６は、ポンプ出口２２８を第１の通路１６０ａを通してノズルアダプタ１６０で相互接続し、通気チューブ１５２が、噴霧器ヘッドのハウジングの開口部へ接続され、かつボトルの開口部へ向けて延びる。好ましくは、この通気チューブ１５２は、ノズルアダプタ１６０上に配設される通気開口１６０ｂへ固定され、そこにおいて通気開口１６０ｂが、図１６Ａに示される、ハウジング２２４と３２４のそれぞれにおける半円形切欠き６２を通して、周囲環境へ露出される。本発明の好ましい実施形態において、通気チューブ１５２の他方の端部が、取付け部材４４の第１の通し通路１４４へ固定される。この実施形態において、送出チューブ５６と通気チューブ１５２の両方は、角度を付けられ、かつポール部材１５６へ押付けられるために、任意であるが、好ましくは、曲げられるに足るように屈曲自在である。本発明の好ましい実施形態において、ポール部材１５６は心棒として機能し、ポンプ送出チューブ５６と通気チューブ１５２の両方は、ポール部材１５６の回りに少なくとも１つのループを形成するように曲げられる。送出チューブ５６と通気チューブ１５２は、半径方向に圧力を受けるか、または「締付けられる」ときに、ノズル開口１６０ａと通気開口１６０ｂへ向けての液体の流出を阻止する耐漏洩性シールを生成するために送出チューブ５６と通気チューブ１５２の両方の少なくとも一部分が圧潰するが、圧力が解放され、かくして液体がノズル機構へ流出でき、かつ空気がそのチューブを流出でき、ついでそのチューブがボトルの通気を可能にするときに、初期の形状に戻るように、変形自在である。
【００１９】
図１８および１９に示されるように、押圧機構５００の第１の位置は、液体がノズル開口に流出するのを阻止し、かつ通気が生じるのを阻止する（図１８に示される）。押圧機構５００の第２の位置は、液体のノズル開口１６０ａへの流出、およびボトル内の通気を可能にする（図１９に示される）。押圧機構５００は、ハウジング５１０、ハウジング５１０内に摺動自在に配設される移動ピストン５２０、およびその通気ピストンをトリガー３４の方向に押圧する圧縮バネ３３を備える。本発明の一実施形態において、圧縮バネは、通気ハウジングの閉止端部からその開放端部へ向けて延びるフィン４３２により通気ハウジングの中心に保たれる。トリガー３４は、液体噴霧器が組立られるときに左と右のハウジング２２４と３２４へ移動自在に装着される。トリガー３４は、ハウジング５１０内で移動ピストンを移動し、スイッチ４０を閉じる。好ましくは移動ピストンとスイッチは、トリガー３４がスイッチ４０を閉じる前に移動ピストン５２０が移動し始めるように配置される。スイッチ４０は、トリガーにより閉じられると、複数の電池４２として図示される可搬型電圧源と電気モータ２６との間で電気回路を完全にし、それによりギヤポンプ２８を起動する。
【００２０】
本発明の一実施形態において、液体がノズル機構６０および通気開口１６０ｂを通して流出するのを防止するように、トリガー３４の少なくとも一部分、好ましくはトリガー３４の上方部分１３４は、送出チューブ５６の一部分および通気チューブ１５２の少なくとも一部分をポール部材１５６へ押付ける。移動ピストン３０とトリガー３４上のバネ３３の押圧作用により、トリガー３４の上方部分１３４の送出チューブ５６と通気チューブ１５２との一部分への押付けが生じる。この配置は図１８に概略示される。使用者がトリガー３４を作動すると、バネ３３が押され、送出チューブ５６と通気チューブ１５２上の圧力が解放される。この結果、液体は送出チューブ５６内でノズル機構６０へ流出でき、かつ外気は、通気開口１６０ｂからボトルへ通気チューブ１５２内を流出できる。この配置は図１９に概略示される。使用者がトリガー３４上の圧力を解放すると、バネ３３は、移動ピストン３０とトリガー３４を押圧する。この結果、トリガー３４の上方部分１３４は送出チューブ５６と通気チューブ１５２との一部分を押し、ついでその一部分が、液体がノズル開口１６０ａおよび通気開口１６０ｂを通して流出するのを封止的に防止する。
【００２１】
当該技術に熟達した者は、他の押圧機構を使用でき、しかも同一の利点が得られることを理解している。例えば、任意の型式のバネ状機構、もしくはエラストマーのような材料から成る変形自在の弾性部材を使用できる。好ましくは当接機構は、使用者がトリガーを手動で作動するときに容易に変形するが、トリガーをその初期の位置へ戻すために、かつ耐漏洩性シールが生成されるように送出チューブ５６と通気チューブ１５２の両方へ十分な圧力を加えるために、かなりの「強度」を有する。
当該技術に熟達した者は、通気開口１６０ｂを通して液体がボトルからかなり出るのを防止するために、通気チューブと共に使用される、締付けられるチューブ機構は、特に利点があることも理解している。任意であるので、第１の通し通路１４４へ接続される第１の逆止弁７４の使用により、ボトルがかなり下方位置にあるときに液体がボトルからかなり出るのが防止される。
【００２２】
本発明の好ましい実施形態の上述の説明は、図示と説明のためになされてきた。それは完全であること、または本発明を開示される正確な形態に制限することを意図するものではない。変更態様または変形態様は、上述の教示に鑑みて、当該技術に熟達した者により可能であり、かつ熟考され、検討された実施形態は、本発明の原理とその実際的適用を最も良く示すために、選択および説明された。本発明の範囲は、ここに付属する請求範囲により明示されることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図１】ボトルへ接続される噴霧器ヘッドを示す液体噴霧器の透視図である。
【図２】本発明の一実施例に従って製造されたものであるが、明確にするためにボトルを省略した好ましい液体噴霧器の分解図であり、そこにおいて締付けられるチューブ機構が、送出チューブに使用される。
【図２Ａ】下部ハウジング上の半円形開口部を示す、図２の部分拡大図である。
【図３】本発明の一実施形態に従って製造された上部シェルと、および下部ハウジングの１つとを取付けることなく組立られた噴霧器ヘッドの透視図である。
【図４】図２の液体噴霧器の通気ハウジングの図５の線４−４に沿った断面側面図である。
【図５】図２の通気ハウジングの側面図である。
【図６】図２の液体噴霧器の通気ピストンの図７の線６−６に沿った断面側面図である。
【図７】図２の液体噴霧器の通気ピストンの側面図である。
【図８】トリガー、スイッチ、および送出チューブに使用される「締付けられるチューブ」機構備えた、第１の位置における通気機構の断面側面図であり、そこにおいてポンプ送出チューブが圧搾され、かつ明確にするために圧縮バネが省略されている。
【図９】トリガー、閉じられたスイッチ、および「締付けられるチューブ」機構を備えた、第２の位置における通気機構の断面側面図であり、そこにおいてポンプ送出チューブが圧搾されておらず、かつ明確にするために圧縮バネが取外されている。
【図１０】移動ピストンを有する通気ハウジングの図９の線１０−１０に沿った断面側面図である。
【図１１】山形部材の変形を示す図１０の部分拡大図である。
【図１２】本発明の他の実施形態に従って製造されたものであるが、明確にするためにボトルを省略した液体噴霧器の分解図であり、そこにおいて締付けられるチューブ機構が、通気チューブに使用される。
【図１２Ａ】下部ハウジング上の半円形開口部を示す、図１２の部分拡大図である。
【図１３】図１２に従う本発明の一実施形態に従って製造された上部シェルと、および下部ハウジングの１つとを取付けることなく組立られた噴霧器ヘッドの透視図である。
【図１４】トリガー、スイッチ、および通気チューブに使用される「締付けられるチューブ」機構を備えた、第１の位置における通気機構の断面側面図であり、そこにおいて通気チューブがトリガーにより圧搾され、かつ明確にするために圧縮バネが省略されている。
【図１５】トリガー、閉じられたスイッチ、通気チューブ、および「締付けられるチューブ」機構を備えた、第２の位置における通気機構の断面側面図であり、そこにおいて通気チューブが圧搾されていないし、かつ明確にするために圧縮バネが取外されている。
【図１６】本発明の他の実施形態に従って製造されたものであるが、明確にするためにボトルを省略した液体噴霧器の分解図であり、そこにおいて締付けられるチューブ機構が、送出チューブと通気チューブの両方に使用される。
【図１６Ａ】下部ハウジング上の半円形開口部を示す、図１６の部分拡大図である。
【図１７】図１６に従う本発明の一実施形態に従って製造された上部シェルと、および下部ハウジングの１つとを取付けることなく組立られた噴霧器ヘッドの透視図である。
【図１８】トリガー、スイッチ、および送出チューブと通気チューブの両方に使用される「締付けられるチューブ」機構を備えた、第１の位置における通気機構の断面側面図であり、そこにおいてポンプ送出チューブと通気チューブがトリガーにより圧搾され、かつ明確にするために圧縮バネが省略されている。
【図１９】トリガー、閉じられたスイッチ、通気チューブ、および「締付けられるチューブ」機構を備えた、第２の位置における通気機構の断面側面図であり、そこにおいてポンプ送出チューブと通気チューブが圧搾されず、かつ明確にするために圧縮バネが取外されている。
【図２０】取付け部材、逆止弁、および浸漬チューブの断面図である。
【図２１】図２、図１２および図１６の液体噴霧器のノズルアダプタ、送出弁、スピン機構、およびノズルを備えたノズル機構の断面図である。

Claims

流体を受容する入口と前記流体を引き出す出口を有する流体ポンプ機構と、
前記入口から延び、かつ前記ポンプと前記流体用液溜めとの間で前記流体を連通させる浸漬チューブと
を具備し、流体を小出しするトリガー作動機構であって、
ａ）前記出口から延び、少なくとも１つの弾性圧潰自在部分を有し、前記ポンプと前記機構からの送出出口との間で前記流体を連通させる送出チューブと、
ｂ）前記ポンプ出口と前記送出出口との間で、前記送出チューブの前記弾性圧潰自在部分へ近接して固定位置決めされるポール部材と、
ｃ）前記トリガー作動機構の使用者により押圧係合される末端側、および前記ポール部材と前記送出チューブに面する基端側を有し、前記トリガー作動機構と連通するように取付けられる作動トリガーとを備え、
前記基端側は、前記トリガーが押圧係合されないときに流体が前記送出チューブ内を流通できないように、かつ前記トリガーが押圧係合されるときに流体が前記送出チューブ内を流通できるように、前記ポール部材に抗して前記送出チューブの前記弾性圧潰自在部分を圧潰する手段を有することを特徴とするトリガー作動機構。
１つの開口部を有するハウジングと、
流体で充填された容器と流体連通する入口、および前記流体を小出しする送出出口と流体連通する出口を有する流体ポンプ機構と
を具備し、流体を小出しするのに使用されるトリガー作動機構の容器を通気するトリガー通気機構であって、
ａ）前記容器から前記開口部へ延び、かつ前記容器と前記開口部との間を空気連通させる通気チューブであって、少なくとも１つの弾性圧潰自在部分を有する通気チューブと、
ｂ）前記容器と前記開口部との間で、前記通気チューブの前記弾性圧潰自在部分へ近接して固定位置決めされるポール部材と、
ｃ）前記トリガー作動機構の使用者により押圧係合される末端側、および前記ポール部材と前記通気チューブに面する基端側を有する、前記トリガー作動機構と連通するように取付けられる作動トリガーとを備え、
前記基端側は、前記トリガーが押圧係合されないときに流体が前記通気チューブ内を流通できないように、かつ前記トリガーが押圧係合されるときに流体が前記通気チューブ内を流通できるように、前記ポール部材に抗して前記通気チューブの前記弾性圧潰自在部分を圧潰する手段を有することを特徴とするトリガー通気機構。
１つの開口部を有するハウジングと、
流体充填容器からの流体を受容する入口、および前記流体を引き出す送出出口と流体連通する出口を有する流体ポンプ機構と、
前記入口から延び、かつ前記ポンプと前記流体用液溜めとの間で前記流体を連通させる浸漬チューブと
を具備し、流体を小出しするため且つ流体を小出しするのに使用されるトリガー作動機構の容器を通気するためのトリガー通気／トリガー作動機構であって、
ａ）少なくとも１つの弾性圧潰自在部分を有する、前記出口から延びる送出チューブであって、前記ポンプと前記機構からの送出出口との間で前記流体を連通させる送出チューブと、
ｂ）前記容器から前記開口部へ延び、かつ前記容器と前記開口部との間を空気連通させる通気チューブであって、少なくとも１つの弾性圧潰自在部分を有する通気チューブと、
ｃ）前記ポンプ出口と前記送出出口との間で、前記送出チューブの前記弾性圧潰自在部分および前記通気チューブの前記弾性圧潰自在部分へ近接して固定位置決めされるポール部材と、
ｄ）前記トリガー通気／トリガー作動機構の使用者により押圧係合される末端側、および前記ポール部材、前記送出チューブおよび前記通気チューブに面する基端側を有する、前記トリガー通気／トリガー作動機構と連通するように取付けられる作動トリガーとを備え、
前記基端側は、前記トリガーが押圧係合されないときに流体が前記送出および通気チューブ内を流通できないように、かつ前記トリガーが押圧係合されるときに流体が前記送出および通気チューブ内を流通できるように、前記ポール部材に抗して前記送出と通気の両方のチューブの前記弾性圧潰自在部分を圧潰する手段を有することを特徴とするトリガー作動機構。
前記ポール部材は、心棒として機能するとともに、
前記送出チューブおよび／または前記通気チューブの前記弾性圧潰自在部分の一部分は、前記ポール部材の回りに環状に囲まれることを特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の機構。
前記トリガーの基端側は、基端側から外側に延びる１つ以上の突起部を備え、前記トリガーが押圧係合されないときに前記ポール部材に抗して前記送出チューブおよび／または前記通気チューブの前記弾性圧潰自在部分に押圧係合し、かつそれを圧潰することを特徴とする、請求項１〜４のいずれか一項に記載の機構。
前記送出出口は噴霧ノズルであることを特徴とする、請求項１〜５のいずれか一項に記載の機構。
前記流体ポンプ機構は、
前記トリガーによる係合自在のスイッチと、
可搬型電圧源と
前記スイッチが閉じられると前記可搬型電圧源により給電される電気モータにより駆動されるギヤポンプとを
備え、
それにより前記電気モータ、前記可搬型電圧源および前記スイッチが電気回路を形成することを特徴とする、請求項１〜６のいずれか一項に記載の機構。
前記トリガー作動機構は、液体が充填された容器へ着脱自在に装着されることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか一項に記載の機構。
前記液体は、化学的に侵食性の液体組成物である、請求項８に記載の機構。