JP2004504053A - 肥満症の治療および/または予防に好適である化合物の発見法 - Google Patents

肥満症の治療および/または予防に好適である化合物の発見法 Download PDF

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Abstract

本発明は検査すべき化合物の哺乳動物および/またはヒトの新生脂質生成を抑制する能力を測定することにより、肥満症の治療および/または予防に好適である化合物を見いだすための方法を記載している。更に、哺乳動物中の新生脂質生成を抑制する能力を有する化合物の肥満症の治療および/または予防のための薬剤を製造するための使用が記載されている。

Description

【0001】
本発明は肥満症の治療および/または予防に好適な化合物を発見するための方法に関する。更に本発明は哺乳動物中の新生脂質生成(de−novo−Lipogenese)を抑制する能力を有し、かつ中枢神経系(=ZNS)への作用を実質的に有さない化合物の肥満症の、治療および/または予防のための薬剤を製造するための使用に関する。
【0002】
肥満症(脂肪過多症)は今日、特に開発された産業国において、大部分は調和のとれていない、脂肪過多の食料に起因する、国民の健康のためにますます深刻さを増している問題である。体重超過の人の人口比率が上昇すると共に、個人的な不満〜心臓−循環器疾患または一定の型の糖尿病にまで達する、肥満症の後遺症も上昇する。従って、すでに肥満症の治療または予防を目指すいくつかの治療の試みがなされている。例としては、腸管中での脂肪分解を減少し、このようにして摂取した栄養からのエネルギー収率を低下させる、リパーゼ抑制化合物を挙げることができる。食物脂肪はこの治療の試みにおいては少なくとも部分的に再び分解されずに排泄される。しかしながら、公知治療形を補足することのできる、肥満症の治療および/または予防のためのその他の新規な治療の試みは望まれている。
【0003】
意外にも、哺乳動物、特にヒトの新生脂質生成を抑制することのできる化合物は有利な方法で著しく有効な肥満症の治療および/または予防に好適であるということが見いだされた。特に良好な結果は前記化合物を長期間にわたって、例えば数週間の期間にわたって投与する場合に達せられる。
【0004】
本発明の対象は哺乳動物、特にヒトの新生脂質生成を抑制する能力を有する化合物を選択することにより、肥満症の治療および/または予防に好適である化合物を発見するための方法である。更に本発明の対象は哺乳動物中の新生脂質生成を抑制し、かつZNSへの作用、例えば抗痙攣作用を実質的に有さない化合物の、肥満症の治療および/または予防のための薬剤を製造するための使用に関する。
【0005】
新生脂質生成(以降DNLと短縮する)とは、哺乳動物の有機体中での炭水化物から身体独自の脂肪酸の構成であると理解される。この構成反応は体細胞のサイトゾル中で行われ、いわゆるクエン酸サイクルまたはクレブス・マルチウスサイクルに基づく。身体独自の生化学的反応において、このサイクルにおいて両方の構成成分、すなわち炭水化物から由来するピルベートと炭酸水素塩とから種々の中間工程を介して(マレエート、フマレートおよびα−ケトグルタレートを介して)最終的にシトレートが構成される。シトレートが過剰に構成されると、これらは中間工程のアセチル−コエンザイムAを介して遊離脂肪酸(=脂質後続生成物(lipidische Folgeprodukte))に変換する、これは脂肪を形成し、次いで脂肪細胞(=Adipozyten)に貯蔵される。脂肪酸から形成された脂肪の体細胞中への過剰の貯蔵は一般的に肥満症に導くことがある。クエン酸サイクルには種々の酵素が関与している。クエン酸サイクルの物質変換は主に提供される炭酸水素塩の量に依存する。提供される炭酸水素塩の量はその際この炭酸水素塩が二酸化炭素から構成される速度に依存している。この炭酸水素塩を提供する平衡反応はいわゆるカルボアンヒドラーゼ(Carboanhydrasen)により触媒される。従来公知のカルボアンヒドラーゼおよびそのアイソザイムのうちで、哺乳動物中では主にサブタイプII(=CA II)並びにV(=CA V)のカルボアンヒドラーゼアイソザイムが反応の触媒に関与し、これは炭酸水素塩をクエン酸サイクルに提供する。特にサブタイプVのカルボアンヒドラーゼはミトコンドリア中に存在するので、このカルボアンヒドラーゼは重要である。クエン酸サイクルはミトコンドリア中でも行われる。
【0006】
クエン酸サイクル中で生じる物質変換を低下させることを目指して、哺乳動物細胞中のDNLを抑制する種々の可能性が考えられる。これにより、脂肪酸の構成のために提供される、過剰に生産されるシトレートの濃度を減少させることができる。本発明に相応して、クエン酸サイクルのための炭酸水素塩を供給する反応を触媒するカルボアンヒドラーゼを抑制することにより、DNLを有利に抑制することができる。本発明の目的のためにサブタイプIIおよび/またはVのカルボアンヒドラーゼ、有利にはCA Vを抑制することができる。
【0007】
非特異的なカルボアンヒドラーゼを抑制することのできる化合物(=非特異的またはクラシックなCA−インヒビター)は公知であり、すでに長い間種々の治療分野に、主には利尿剤としてまたは眼科薬として使用された。そのようなクラシックなCA−インヒビターの使用分野に関する概観は、例えばC. T. Supuran, Expert Opinion on Therapeutic Patents, 10 (5) (2000) 575−600に記載されている。これに対して、“特異的なCA−インヒビター”とはほぼ1つのCA−サブタイプ(例えばCA V)またはCA−サブタイプの限定された1つの群のみを抑制する化合物であると理解するべきである。肥満症の治療および/または予防に照準を合わせたクラシックなCA−インヒビターの使用は従来公知ではなかった。
【0008】
一般的に、肥満症の圧倒的に多数の公知の例は摂取した栄養中の外来脂肪の過剰な割合に起因すると思われる。高度に発展した国、例えばUSAにおいては脂肪過多の人はその栄養の30%までを脂肪の形で摂取する。従って、今日の認識によれば肥満症に導く脂肪貯蔵は主に過剰に摂取する食物脂肪に由来し、これは炭水化物−代謝を目指すDNLの抑制により影響を受けない。
【0009】
DNLの抑制により脂肪細胞中への脂肪酸の貯蔵の減少が達せられたにもかかわらず、DNLの抑制は体細胞中への脂肪酸の貯蔵への僅かな寄与により、従来人における肥満症の治療および/または予防のために好適でない手がかりであるとして見なされてきた。この方向への専門分野で発表された意見の総括は、例えばM. K. Hellerstein, European Journal of Clinical Nutrition 53 (1) (1999) 53−65に記載されている。専門分野において支配的なこの考えは、DNL−抑制の原理に基づく、肥満の治療および/または予防のための薬剤に照準を合わせた検索またはその開発をも妨害した。
【0010】
本発明の範囲においては意外にも、哺乳動物、特にヒト中のDNLを抑制する能力を有する化合物が肥満症の治療および/または予防のために有効に使用することができ、特にこの化合物を例えば6週間にわたる、長期間にわたって、該当する患者に投与する場合に、好適に使用することができることが見いだされた。これによれば、DNLが脂肪細胞中に貯蔵された体脂肪に対して比較的僅かに寄与するにすぎないにもかかわらず、DNLの抑制により脂肪過多の人の体重の明らかな減少が長期間にわたって達成することができる。長期間にわたってのDNLの抑制により、この僅かな効果も、全体的には体重の減少のために著しい寄与が達せられるように蓄積することができる。
【0011】
化合物のトピラマート(Topiramat)の例は、本発明による方法が実際に肥満症の治療および/または予防に好適な化合物を的確に目指して見いだすために好適であることを示す。トピラマートはEP0138441A2から公知の抗てんかん薬である。更に、トピラマートは多要素の薬理学的作用スペクトルを有しているということでも公知である。こうしてトピラマートは緊張依存のナトリウムチャネルを遮断し、こうして細胞の膜電位を安定化し、GABA−レセプターを活性化し、こうしてGABAを介しての抑制を強化して、カルボアンヒドラーゼ−インヒビターとして作用し、最終的にはカイニン酸/AMPA−レセプター(グルタメートレセプターのサブ型)を抑制することができ、これによりAMPA−誘導電流が生じることを抑制する。トピラマートはこれによりZNSに著しい作用を示す。トピラマートの抗てんかん特性が前記薬理学的関連ファクターに起因するのかどうかは公知ではない。
【0012】
WO98/00130はトピラマートが肥満症の治療のために好適であると思わせる薬理学的特性も有していることを記載している。この特性はてんかん患者の長期間の研究において随伴作用として偶然に発見された。てんかん患者で観察された重量減少がトピラマートのどの薬理学的特性によるものであるのか、従来公知ではなかった。トピラマートはWO98/00130中に一般式Iの抗痙攣作用を有する化合物の肥満症の治療のために好適な群の範囲にある。
【0013】
本発明による方法により、トピラマートは強力なCA−インヒビター、特に哺乳動物中に存在するサブタイプIIおよびVのカルボアンヒドラーゼの強力なインヒビターであるということ、およびトピラマートは哺乳動物細胞中のDNLを有効に抑制することができるということを示すことができた。こうして、従来説明することのできなかったてんかん患者の体重減少に導くトピラマートの薬理学的随伴作用が、哺乳動物中のDNLを効果的に抑制する能力に実質的に起因するということが、本発明による方法を用いて初めて証明された。本発明による方法を用いて肥満症の治療および/または予防に好適である未来の化合物を見いだすことができるということがこれにより期待される。本発明による方法を用いて初めて、この原理により薬理学的能力を有するDNL−抑制に作用する化合物を迅速にかつ簡単に見いだすことの可能性が開けた。本発明により前記の原理により作用する肥満症の治療および/または予防に好適である化合物を少なくとも最初の情報を提供する選択法を長時間かかる高いインビボテスト、例えば実験動物への飼料付与実験なしに選択することができる。
【0014】
トピラマートの薬理学的特性の従来の実験においてはそのCA−抑制作用は常に目立たないかまたは非常に僅かで医療上意味を有さないとして記載されていたので(例えば、B. E. Maryanoff 等, Journal of Medicinal Chemistry 30 (1987) 880−887; B. E. Maryanoff 等, Journal of Medicinal Chemistry 41 (1998) 1315−1343; S. J. Dodgson 等,Epilepsia 41(1) (2000) p 35−39を参照)、この結果は意外であった。前記の従来の研究においては、トピラマートのCA−抑制活性の測定のために、その都度種々異なる哺乳動物のCAを含有するテスト溶液、これは更に種々異なる身体の部位、例えば血液または器官組織含有する、を使用した。
【0015】
本発明による第1の実施形においては、哺乳動物中に存在する少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼの活性を抑制する能力を有する化合物を好適なものとして選択することにより、肥満症の治療および/または予防に好適な化合物を見いだすことができる。例えば、少なくとも1つの検査すべき化合物を少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼと接触させ、引き続き少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼの活性を抑制する化合物を公知法で同定することができる。有利には、この実施形においてはヒトまたは齧歯類動物のような哺乳動物、例えば家ネズミ、マウスまたはモルモット、中に存在するカルボアンヒドラーゼ、特にサブタイプIIおよび/またはVのカルボアンヒドラーゼを使用する。特に有利であるのは、ヒト中に存在するカルボアンヒドラーゼの使用である。好適なカルボアンヒドラーゼは、例えば前記の哺乳動物から単離し、所望の場合は精製することができ、または有利に公知の化学的方法または生物工学的方法により製造することができる。
【0016】
この第1の実施形の有利な変法においては、検査すべき化合物の影響下でのカルボアンヒドラーゼの活性の変化を公知のインビトロ酵素活性テスト中で測定することができ、その際カルボアンヒドラーゼは単離しかつ付随化合物を少なくとも十分に含有しない酵素として存在する。化学的方法または生物工学的方法により製造されたカルボアンヒドラーゼは特に純粋な形で使用することができるので、有利にはこれを使用する。カルボアンヒドラーゼの活性の測定のためのインビトロ活性テストは公知である。本発明の範囲においてカルボアンヒドラーゼの活性の変化を測定するために好適なインビトロ酵素活性テストには、例えばカルボアンヒドラーゼの影響下でのpH値の変化の測定(K. H. Wilbur, N. G. Andersen, Journal of Biological Chemistry 176 (1948) 147−154; G. Sanyal, T. H. Maren, Journal of Biological Chemistry 256 (1981) 608−612を参照)、ストップ・フロー測定法(R. G. Khalifah, Journal of Biological Chemistry 246 (1971) 2561−2573を参照)または4−ニトロフェニルアセテート・エステラーゼ法(Y. Pocker, J. T. Stone, Journal of American the Chemical Society 87 (1965) 5497−5498)を挙げることができる。最後に挙げたテストは検査すべきカルボアンヒドラーゼの影響下に4−ニトロフェニルアセテートの加水分解速度を測定する、その際エステラーゼとしても作用する、カルボアンヒドラーゼの特性を利用している。
【0017】
この関連において本発明においては、C. T. Supuran等、European Journal of Medicinal Chemistry 33 (1998) 577−594(特に第592頁参照;以降には“Supuran等”として記載する)またはA. Scozzafava等, Journal of Medicinal Chemistry 42 (1999) 3690−3700(特に第3697頁参照;以降には“Scozzafava等”として記載する)に記載されている化合物のCA−抑制特性の測定のためのテスト法が有利である。こうして前記のSupuran等によりおよびScozzafava等により記載されたテスト法は本発明の開示の範囲に明記されたものとする。前記Supuran等によるおよびScozzafava等によるインビトロ−標準活性テストの1つにおいてIC50−濃度値が少なくとも10μmol/lまたはそれ以下(=より高い活性)を示す化合物を好適なCA抑制作用化合物(=CA−インヒビター)として、本発明の範囲において選択することができる。ヒトCA−サブタイプの活性を測定すべきである場合、4−ニトロフェニルアセテート・エステラーゼ法とは異なる方法が好適である。特に、比較的迅速な反応経過を追跡可能である方法が好適である。
【0018】
Scozzafava等(前記)において記載されている4−ニトロフェニルアセテート・エステラーゼ法により実施する酵素活性テスト(最初はY. PockerおよびJ. T. Stone, Biochemistry 6 (1967) 668−678に記載)においては、本発明の範囲においてトピラマートは生物工学的方法により得られたサブタイプII(のヒトカルボアンヒドラーゼに対して著しい抑制作用を示しIC50=5nmol/l)、この抑制作用は比較物質として測定したクラシックなCA−抑制剤アセタゾールアミドまたはメタゾールアミドに起因する抑制作用より明らかに強いということが証明された。サブタイプIIのヒトカルボアンヒドラーゼはScozzafava等において記載された方法により得られた。
【0019】
同じテストにおいて、トピラマートが生物工学的方法により得られたマウスのサブタイプVa(=mCA Va)のカルボアンヒドラーゼに対して著しい抑制作用を同様に有すること(IC50=74nmol/l)が証明された。Scozzafava等により記載された実験報告書とは異なり、この場合には酵素mCA Vaを120nMの濃度で使用した。mCA VaはH. R. Heck等、Journal of Biological Chemistry 269 (1994) 24742−24746に記載された公知の方法により得られた。このためには、mCA Vaをコードする配列をイソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)により誘発可能なT7−プロモータの制御下に有するプラスミドベクターを有するバクテリア株E. コリ BL 21(DE3)を使用した。バクテリア培地を37℃で撹拌下に、アンピシリン(100μg/ml)を含有するルリア・ベルタニ(Luria−Bertani)液状培地中に接種し、その成長を600nm分光光度測定により追跡した。バクテリア培養物が指数増殖期に入った時に、IPTG1mmol/lの最終濃度でIPTGを添加した。3時間のインキュベーション時間(37℃で、撹拌下)の後、バクテリア培地を7000×gで15分間遠心分離し、上澄みを廃棄した。生じたペレットを二回蒸留水0.1体積(Vol)中に取り込み、リゾチーム(1000μg/ml)を加えた。細胞溶解は超音波処理で行った。このためには、得られたバクテリア懸濁液の分割量10mlを上部の開口したガラス容器中に入れ、この試料のそれぞれを3分間4回超音波で処理した。それぞれの音波パルスの後、試料の600nmにおける吸光を測定した、そのためには試料のそれぞれ100μlを二回蒸留水900μlで希釈した。終点は試料の600nm−吸収が出発値の約1/10にある値として達せられる。細胞溶解が達せられた後、CaCl−結合緩衝液(CaCl−Bindungspuffer; Stratagene社)を添加し、かつ得られた細胞溶解物を精製のために、カルモジュリン−親和性樹脂カラムに供給した。この精製は樹脂に結合するカルモジュリンドメインのカルモジュリン−結合ペプチド・タグ(これは発現したmCA Va−プロテインのN−末端に存在する)への高い親和性に基づく。この精製は公知法で行われた(Stratagene社の教書“Affinity LIC Cloning and Protein Purification Kit Manual”)。
【0020】
本発明による方法の第2の実施形において、クエン酸サイクル中で単離した、生存哺乳動物細胞が形成する代謝生成物の量の減少をもたらすか、またはクエン酸サイクルの脂質後続生成物の形成の減少をもたらす能力を有する化合物を選択することにより、肥満症の治療および/または予防のために好適な化合物を見いだすことができる。検査すべき化合物の影響下にその量が測定可能に減少する、クエン酸サイクルの代謝生成物としては酸に可溶の代謝生成物、例えばシトレート、マレエート、フマレートおよび/またはα−ケトグルタレートが好適である。シトレートが有利である。更に、代謝生成物としてクエン酸サイクルの脂質後続生成物、例えば遊離脂肪酸が好適である。この第2の実施形においても、最終的に検査すべき化合物の、哺乳動物中に存在する少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼの活性を抑制する能力を測定するが、使用したテストモデルは第1に挙げた実施形においてとは異なる。第2の実施形の方法はクエン酸サイクルの14C−アイソトープで標識した基質からの放射能の単離した生存する哺乳動物細胞のクエン酸サイクルの代謝中間生成物または後続生成物中への取り込みを測定し、かつ見いだされた結果を、同じ条件であるが、相違としてはCA−抑制作用を有する化合物の影響下で達せられた結果と比較する、という原理に基づく。この変法において有利には齧歯類動物、例えば家ネズミ、マウスまたはモルモットの、またはヒトの単離された生存細胞を使用する。ヒトの細胞が有利である。齧歯類動物の細胞を使用する限りにおいては、脂肪細胞または肝細胞を使用する。齧歯類動物の脂肪細胞が有利である。ヒトの細胞を使用する限りにおいては、脂肪細胞または肝細胞を使用することができる。ヒトの肝細胞が有利である。この変法において使用する哺乳動物の細胞は通常の培養および/またはクローニング法により獲得することができる。天然または生物工学的に変性された哺乳動物細胞を使用することができる。クエン酸サイクルの酸溶解性の中間生成物中への放射能の取り込みを測定する限りにおいては、14C−標識基質、有利に14C−炭酸水素塩(=NaH[14C]O)を使用する。クエン酸サイクルの脂質後続生成物中への放射能の取り込みを測定するべき限りにおいては、14C−標識基質としては有利に[U−14C]グルコースを使用する。
【0021】
哺乳動物中のDNLを抑制する化合物の能力を測定するこの第2の実施形の有利な変法は S. A. Hazen 等により、FASEB Journal 10 (4) (1996) 481−490(以降“Hazen 等”と記載する)中に記載されている。前記のHazen 等により記載されたテスト法に関しては、こうして本発明の開示の範囲に明記されている。クエン酸サイクル中の前工程物として使用することのできる14C−標識物質からの放射能の組込、例えば14C−炭酸水素塩のシトレート、マレエート、フマレートおよび/またはα−ケトグルタレート中への組込を少なくとも10μmol/lまたはそれ以下(より高い効果)のIC50−値で明らかに抑制する化合物を本発明において好適なものとして選択することができる。
【0022】
Hazen 等により記載されたテストモデルに相当する、本発明の範囲において実施したテストモデルにおいて、トピラマートは生物工学的方法により得られたセルライン3T3−F442Aの家ネズミ−脂肪細胞のクエン酸サイクルの酸溶解性物質代謝生成物の形成に著しい抑制作用を示した。このトピラマートの抑制作用(IC50=348nmol/l)は比較物質として測定したクラシックなCA−インヒビターであるエトクスゾールアミド(Ethoxzolamid)より明らかに著しい。
【0023】
肥満症の治療および/または予防のために好適である化合物を見いだすための本発明による方法の特に有利な変法においては、前記の方法の第1の実施形、特に前記インビトロ−酵素活性テストにおいて哺乳動物中に存在するカルボアンヒドラーゼの少なくとも1つを抑制するために好適であるとして選択され、かつ更に前記の方法の第2の実施形においてクエン酸サイクル中で単離される生存哺乳動物細胞中で形成された物質代謝生成物の量の減少に作用するために好適なものとして選択される化合物を選択する。方法の第1の実施形においては迅速かつ効果的に哺乳動物中に存在するカルボアンヒドラーゼを抑制する化合物の能力を試験することができる。方法の第2の実施形においては、特に検査する化合物がCA Vが局在する生存哺乳動物細胞のミトコンドリア中に侵入する能力も有しているかどうかの根拠をもたらす。好適な化合物の選択のためには第1および第2に挙げた実施形を平行してまたは任意の順序で順次実施することができる。
【0024】
本発明により哺乳動物中のDNLを抑制する能力を有する化合物は肥満症の治療および/または予防のための薬剤の製造のために好適である。その際哺乳動物中に存在する少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼを抑制する能力を有する化合物を選択する。選択された化合物はもちろん生理学的に認容性でなければならず、かつ一般的な医薬作用物質に対する要求、例えば安全性および認容性に関する要求を満たさなければならない。哺乳動物中に存在するサブタイプIIおよび/またはVのカルボアンヒドラーゼを抑制することのできる化合物の使用は有利である。特異的にCA IIおよび/またはCA V、特にCA Vを抑制することの可能な化合物が有利である。
【0025】
CA−抑制作用を有し、長期間の投与において結果として患者の体重の減少をもたらす公知化合物、例えばトピラマートは著しいZNSに対する作用、例えば抗痙攣作用をも有する。肥満症の治療および/または予防の目的で長期間にわたって投与する予定の化合物にとって、ZNSに対する付随効果はしばしば不所望である。前記の本発明の方法により肥満症の治療および/または予防に好適であるとして選択された化合物を、従ってZNSに向けられている効果に関しても更に検査することができる。例えば場合により存在する抗痙攣作用に関して化合物を検査することができる。抗痙攣作用に関する化合物の検査のために、例えばG.Chen 等、Proceedings of the Society for Experimental Biology and Medicine, 87 (1954) 334−339(以降“G.Chen 等”と記載する)およびJ. E. P. Toman 等、Journal of Neurophysiology 9 (1946) 231 (以降“Toman 等”と記載する)による、いわゆる“超最大電気ショックテスト”(=SES−テスト、場合によっては“最大電気ショックテスト(MES−テスト)”とも呼ばれる)が好適である。前記G.Chen 等およびToman 等により記載されたテスト法はこうして本発明の開示の範囲に明記されている。こうして肥満症の治療および/または予防の目的で患者に長期間にわたって投与すべき化合物は前記G.Chen 等によるおよびToman 等によるSES−テストにおいて実質的に作用を有さず、有利には少なくとも経口投与100mg/kgの高い投与においても、このテストに常用の基準により有意と見なされる効果を示すべきではない(すなわち、G.Chen 等による“保護投与量(Protectiv Dose)”PD50≧100mg/kg(経口投与);この際、G.Chen 等により記載されたPD50値は“最少有効投与量”MEDとして汎用される投与記載に実質的に相当する)。化合物を見いだすための前記方法において好適なものとして選択され、かつ前記G.Chen 等によるMES−テストにおいて実質的に効果を有さない化合物が肥満症の治療および/または予防のための薬剤を製造するために特に好適である。前記SES−(もしくはMES−)テストは薬理学的な標準テストであり、相応するサービス提供者(例えば“Panlabs”)において慣用法として実施することができる。
【0026】
本発明により、肥満症の治療および/または予防のために好適であるとして見いだされた化合物は通常薬剤として薬学的助剤と共に薬学的剤形、例えば錠剤、カプセル剤、座薬または液剤中に含有されていてよい。これらの製剤は常用の固体または液体担体物質、例えば乳糖、デンプンまたはタルクまたは液体パラフィンの使用下に、かつ/または常用の薬学的助剤、例えば崩壊剤、溶解助剤または保存剤の使用下に公知の方法により製造することができる。本発明による医薬組成物は例えばEP0138441A2から、並びにWO9800130からも公知である。

Claims (19)

  1. 肥満症の治療および/または予防に好適である化合物を発見するための方法において、哺乳動物、特にヒトの新生脂質生成を抑制する能力を有する化合物を選択することを特徴とする、肥満症の治療および/または予防に好適である化合物の発見方法。
  2. 哺乳動物中に存在するカルボアンヒドラーゼの少なくとも1つの活性を抑制する能力を有する化合物を好適なものとして選択する、請求項1記載の方法。
  3. 少なくとも1つの化合物を少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼと接触させ、引き続き少なくとも1つのカルボアンヒドラーゼの活性を抑制する化合物を同定する、請求項2記載の方法。
  4. 齧歯類動物またはヒト中に存在するカルボアンヒドラーゼを使用する、請求項2記載の方法。
  5. ヒト中に存在するカルボアンヒドラーゼを使用する、請求項4記載の方法。
  6. 哺乳動物、特にヒト中に存在するサブタイプIIおよび/またはVのカルボアンヒドラーゼを使用する、請求項2記載の方法。
  7. 哺乳動物、特にヒト中に存在するサブタイプVのカルボアンヒドラーゼを使用する、請求項6記載の方法。
  8. カルボアンヒドラーゼが化学的方法または生物工学的方法により得られ単離された酵素として存在し、かつ該化合物の影響下でのカルボアンヒドラーゼの活性の変化をインビトロ酵素活性テスト中で測定する、請求項3記載の方法。
  9. 単離した、生存する哺乳動物細胞のクエン酸サイクル中で形成される代謝生成物の量の減少をもたらす能力を有する化合物を好適なものとして選択する、請求項1記載の方法。
  10. 細胞のクエン酸サイクル中で形成されたシトレート、マレエート、フマレート、α−ケトグルタレートの量の減少および/またはクエン酸サイクルの脂質後続生成物の形成の減少を化合物の影響下に測定する、請求項9記載の方法。
  11. 齧歯類動物またはヒトからの単離した生存細胞を使用する、請求項9記載の方法。
  12. 脂肪細胞または肝細胞を使用する、請求項11記載の方法。
  13. 肥満症の治療および/または予防に好適である化合物を発見するための方法において、請求項8記載の方法および付加的に請求項9記載の方法においてそれぞれ好適な化合物として同定された化合物を選択することを特徴とする、肥満症の治療および/または予防に好適である化合物の発見方法。
  14. 肥満症の治療および/または予防に好適である化合物を発見するための方法において、請求項1記載の方法において好適な化合物として同定され、かつ付加的に抗痙攣特性の測定のための標準テストにおいて実質的に作用を有さないものとして同定された化合物を選択する、肥満症の治療および/または予防に好適である化合物の発見方法。
  15. 哺乳動物中の新生脂質生成を抑制する能力を有する化合物の、肥満症の治療および/または予防のための薬剤を製造するための使用。
  16. 哺乳動物中に存在する少なくとも1種のカルボアンヒドラーゼを抑制する能力を有する化合物の請求項15記載の使用。
  17. 哺乳動物中に存在するサブタイプIIおよび/またはVのカルボアンヒドラーゼを抑制する能力を有する化合物の請求項15または16記載の使用。
  18. 抗痙攣特性を実質的に有さない化合物の請求項15記載の使用。
  19. 請求項1による方法により初めて肥満症の治療および/または予防に好適であると同定された化合物の、肥満症の治療および/または予防のための薬剤を製造するための使用。
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