JP2004503852A - 調節可能なペダル装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、初期位置が変更可能である、1個または複数のベダル(1)を備えたペダル機構またはペダル装置に関する。ペダルレバーが自動車に固定連結された制御要素(6)の操作ロッド(7)を介して作用すると、ペダルレバー(12)の初期位置の調節によって同時に、アクチュエータ(操作ロッド7)も調節される。それによって、ペダルの初期位置の調節は、望ましくない制御要素の操作をもたらす。本発明の課題は、1個または複数のペダルの初期位置を調節する際に、制御要素が操作されないように、ペダル装置を形成することである。1個または複数のペダルは1個の支持体に揺動可能に配置されている。この場合、支持体(3)は第1の軸線(E)回りに揺動し、この軸線上には同時に、ペダルレバー(12)における制御要素(6)の操作ロッド(7)の作用点(A)が位置している。
Description
【0001】
本発明は、個々の自動車部品の作用を制御可能である、自動車用ペダル装置に関する。自動車をいろいろな運転者に容易に適合可能にすることが望まれる。例えば、カウンタで調節可能であるバックミラーが異なるように調節される。運転者がそのために予め定められたカウント状態を調節するや否や、個々のミラーがそのために予め定めた位置に移動する。個々の運転者の体の大きさが異なるために、個々のペダル位置をその都度の自動車運転者に適合させることが既に提案されている。例えば欧州特許出願公開第918273号明細書には、支持体に懸架されたペダルが支持体と共に揺動可能であるペダル装置が記載されている。この明細書に記載されたクラッチペダルの場合、クラッチの操作シリンダを支持体と共に揺動させることは不利である。しかし、このような制御要素を支持体と共に揺動させることはできない。なぜなら、この制御要素を車体に固定する必要があるからである。
【0002】
独国特許出願公開第2941345号明細書により、調節可能な他のペダル装置が知られている。この場合、支持体に配置された2本のペダルレバーが支持体と共に揺動する。同時に、支持体は両ペダルと共に、直線に沿って支持体固定部と相対的に摺動可能である。この場合にも、ブレーキを制御するための制御要素が支持体自体に固定され、ペダルと共に揺動する。この構造も、制御要素が自動車のシャーシに対して固定されている場合には適していない。
【0003】
そこで、本発明は請求項1の前提部分に記載された種類のペダル装置から出発して、ペダルの出発位置を調節することによる影響を、制御要素に対して実質的に及ぼさないようにすることを課題とする。
【0004】
この課題は、請求項1の特徴部分に記載された特徴の組み合わせによって解決される。すなわち、本発明は原理的には、ペダルレバーに対する操作ロッドの作用点を、支持体の揺動軸線に対して所定の幾何学的配置構造で配置することにある。その際、この配置構造は原理的には、ホルダー上での支持体の揺動時に、作用点の位置がきわめて僅かしかあるいは全く変化しないように選定される。例えば支持体が所定の角度だけ揺動すると、その際同時に、1個または複数のペダルが一緒に揺動する。その際、支持体が作用点を通る軸線回りに回転すると、アクチュエータに対するペダルレバーの角度位置は変化するがしかし、ペダルと作用点の間の位置関係は保たれる。
【0005】
支持体がわずかしか揺動しないときには、請求項2記載の特徴を適用することで充分である。これは特に、作用点が支持体の揺動軸線から少ししか半径方向に離れていないときあるいはこの作用点が軸線上に位置するときに当てはまる。
【0006】
本発明のきわめて効果的な実施形は請求項3記載の特徴の組み合わせによって生じる。この場合、調節可能なペダルはブレーキペダルである。
【0007】
請求項4記載の本発明の他の実施形では、制御要素は弁、マスターシリンダまたは真空ブースタの操作ロッドである。本発明は記述のように、自動車用ブレーキ装置のために使用されると、すなわちペダルレバーがブレーキペダルのためのレバーとしての働きをすると、特に効果的である。その際、制御要素は車体に固定されたホルダーに配置可能である。本発明では、制御要素を自動車のシャーシに直接取付けることもできる。
【0008】
本発明では、ペダルレバーを1本けだけ設けることができる。しかし、本発明は、同時に複数のペダルを揺動させるために適している。このペダルは揺動可能な支持体に一緒に配置されている。
【0009】
ペダルは、運転者が支持体を揺動させることによってペダルの初期の通常位置を運転者の体の大きさに適合させることにより、機械的に揺動可能である。この揺動は電気的な駆動装置によって自動的に行うことができる。この場合、運転者は所定の調節を設定し、電気的な駆動装置に従って支持体を所定の角度だけ揺動させる。電気的な駆動装置は、ねじスピンドルを駆動するモータからなっている。モータとは反対側のねじスピンドルの端部は支持体に連結されている。
【0010】
次に、実施の形態に基づいて本発明を説明する。
【0011】
図1は、詳しく示していない車両の車室の下側範囲内のスプラッシュボード5を示している。制御要素としての油圧式または空気圧式のブースタ6が図1に示すように、スプラッシュボード5に固定されている。ブースタはスプラッシュボードの背後に、ひいては車室の外に配置してもよい。この場合、ブースタ6の操作ロッド7はスプラッシュボード5を通過し、スプラッシュボードの背後に設けられたブースタを操作する。図1に示すように、スプラッシュボード5にはホルダー4が固定されている。このホルダーはスプラッシュボードから垂直に突出する平行な2枚の薄板からなっている。この薄板は図4に詳しく示してある。このようにしてスプラッシュボードに固定されたホルダー4は駆動モータ2を支持する。
【0012】
駆動モータ2には歯車装置8と駆動スピンドル9が連結されている。駆動スピンドル9は歯車装置とは反対側のその端部が支持体3に作用している。図3から明らかなように、支持体3は実質的に、互いに固定連結された平行な2枚の薄板からなっている。この薄板はホルダー4の両薄板に対して平行である。支持体3はホルダー4に揺動可能に支承されている。この場合、支持体3はホルダー4と相対的に軸線Eの回りに揺動可能である。すなわち、モータ2が駆動スピンドル9を駆動すると、作用点Cがスピンドルの縦軸線に沿って移動する。この場合、支持体3は揺動軸線Eの回りに回転させられる。図3に駆動ピン10が示してある。この駆動ピンはモータとは反対側の駆動スピンドルの図示していない端部に連結され、支持体3をスピンドル端部に連結している。
【0013】
図3から判るように、ペダルレバー12の上端13は、横ピン11によって支持体3に回転可能に支承されている。その際回転は図1から明らかなように軸線B回りに行われる。図1と図3から判るように、ペダルレバー12は更に、軸線Aの高さ位置で、ブースタ6の操作ロッド7の自由端に支持されている。従って、出発状態ではペダルレバー12の角度位置は両回転軸線B,Aの相対位置によって設定される。
【0014】
例えば図1の支持体3、ひいては図1の軸線Bが反時計回りに左側に揺動すると、ペダル1は軸線AまたはEの回りに反時計回りに右側に揺動し、それに伴い運転者の足の方に揺動する。揺動軸線Bが上方に離して配置され、揺動レバー12が比較的に長いことにより、ペダル1は小さな角度で大きな変位を進む。
【0015】
本発明にとって、支持体が軸線E回りに揺動する際に、軸線Aの位置が平行に摺動しないことが特に重要である。換言すると、支持体ひいてはペダルレバーの揺動はペダルレバー12における操作ロッド7の作用点Aの位置に影響を与えず(ペダルレバーは軸線A上にとどまり)、従って操作ロッド7の自由端の移動または運動を生じない。それによって、ブースタ6がホルダー4を介してスプラッシュボードに固定連結されているにもかかわらず、操作ロッド7の端部の位置が変化することなく、ペダルレバー12は揺動可能である。
【0016】
本発明は図に詳細に示した個々の操作部品の実施の形態に限定されない。操作ロッド7の作用点Aを、ホルダー4における支持体3の回転軸線Eの延長線に位置決めする原理が重要である。例えば支持体3とホルダー4をそれぞれ1枚の金属薄板で形成することができる。図3において、操作ロッド7の開放端部が回転軸線Aの高さ位置で作用しているかぎり、事情によっては、操作ロッド7の開放端部の二叉部材14の使用を省略することができる。ペダルレバー12における操作ロッド7の上記作用点Aは、幾何学的な1つの点として理解すべきではない。力がペダルレバー12によって、ホルダー4における支持体3の回転軸線Eの近くで加えられることが重要である。それによって、支持体3の揺動時に、作用点Aが円を描くことが防止される。これは操作ロッド7に加えられる力を生じる。この力は支持体の揺動運動を妨害するかまたはアクチュエータとしての操作ロッド7または制御要素としてのブースタ6を損傷させることになる。更に、上記の手段によって、ペダル装置を調節する際に、ペダルレバー12の揺動運動が支持体の揺動運動に適応させられ、ペダルレバー12はあたかも点A,Eで支持体に連結されているのとほぼ同じ延長形状を有する。これによって、ブレーキペダル1は調節時に、同じ支持体に平行に配置された他のペダルと同じ経路を描く。すなわち、ペダルは互いに同じ位置を保つ。これはペダルの操作を妨害しない。
【0017】
従って、本発明の構成は簡単に言うと次のように説明される。本発明は、運転者に対するペダルの位置を調節可能である自動車で使用されるペダル装置に関する。この調節の際に、ブースタ、アクセルペダルおよびクラッチの枢着点が変わらぬように、ペダルの枢着点がペダルフレームまたはスプラッシュボードと相対的に摺動する。アクチュエータ(モータ)からペダルに運動を伝達するために、軸と歯車を使用することができる。ホルダー4はスプラッシュボードまたは車体に固定されている。支持体3は軸Eを介してホルダー4に回転可能に支承されている。駆動装置2は軸Dを介してホルダー4に回転可能に支承されている。軸Cは支持体3の調節を可能にする。軸Aはブレーキペダル1における操作部(ブースタ)6の枢着点である。ホルダー4と相対的に支持体3を調節するための回転軸Eは、ブレーキペダルにおける操作部6の枢着部Aに対して一直線上にある。ブレーキペダルは支持体3の軸線Bの回りに回転可能に支承されている。ブレーキを操作する際に(図2)、ブレーキペダルは軸線Bの回りに回転する。ペダルの位置が運転者に対して変化すると、支持体3は、ホルダー4またはスプラッシュボードと相対的に駆動装置2によって操作されて(図3)、軸線Eの回りに回転する。この回転によって、回転軸Bとすべてのペダル、アクセルペダルセンサおよび制動灯スイッチが動く。操作部6のための枢着点Aの位置は変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】ペダルの位置が変化した、図1の実施の形態を示す図である。
【図3】互いに平行にずらされた個々の揺動軸を備えた本発明の実施の形態を示す正面図である。
本発明は、個々の自動車部品の作用を制御可能である、自動車用ペダル装置に関する。自動車をいろいろな運転者に容易に適合可能にすることが望まれる。例えば、カウンタで調節可能であるバックミラーが異なるように調節される。運転者がそのために予め定められたカウント状態を調節するや否や、個々のミラーがそのために予め定めた位置に移動する。個々の運転者の体の大きさが異なるために、個々のペダル位置をその都度の自動車運転者に適合させることが既に提案されている。例えば欧州特許出願公開第918273号明細書には、支持体に懸架されたペダルが支持体と共に揺動可能であるペダル装置が記載されている。この明細書に記載されたクラッチペダルの場合、クラッチの操作シリンダを支持体と共に揺動させることは不利である。しかし、このような制御要素を支持体と共に揺動させることはできない。なぜなら、この制御要素を車体に固定する必要があるからである。
【0002】
独国特許出願公開第2941345号明細書により、調節可能な他のペダル装置が知られている。この場合、支持体に配置された2本のペダルレバーが支持体と共に揺動する。同時に、支持体は両ペダルと共に、直線に沿って支持体固定部と相対的に摺動可能である。この場合にも、ブレーキを制御するための制御要素が支持体自体に固定され、ペダルと共に揺動する。この構造も、制御要素が自動車のシャーシに対して固定されている場合には適していない。
【0003】
そこで、本発明は請求項1の前提部分に記載された種類のペダル装置から出発して、ペダルの出発位置を調節することによる影響を、制御要素に対して実質的に及ぼさないようにすることを課題とする。
【0004】
この課題は、請求項1の特徴部分に記載された特徴の組み合わせによって解決される。すなわち、本発明は原理的には、ペダルレバーに対する操作ロッドの作用点を、支持体の揺動軸線に対して所定の幾何学的配置構造で配置することにある。その際、この配置構造は原理的には、ホルダー上での支持体の揺動時に、作用点の位置がきわめて僅かしかあるいは全く変化しないように選定される。例えば支持体が所定の角度だけ揺動すると、その際同時に、1個または複数のペダルが一緒に揺動する。その際、支持体が作用点を通る軸線回りに回転すると、アクチュエータに対するペダルレバーの角度位置は変化するがしかし、ペダルと作用点の間の位置関係は保たれる。
【0005】
支持体がわずかしか揺動しないときには、請求項2記載の特徴を適用することで充分である。これは特に、作用点が支持体の揺動軸線から少ししか半径方向に離れていないときあるいはこの作用点が軸線上に位置するときに当てはまる。
【0006】
本発明のきわめて効果的な実施形は請求項3記載の特徴の組み合わせによって生じる。この場合、調節可能なペダルはブレーキペダルである。
【0007】
請求項4記載の本発明の他の実施形では、制御要素は弁、マスターシリンダまたは真空ブースタの操作ロッドである。本発明は記述のように、自動車用ブレーキ装置のために使用されると、すなわちペダルレバーがブレーキペダルのためのレバーとしての働きをすると、特に効果的である。その際、制御要素は車体に固定されたホルダーに配置可能である。本発明では、制御要素を自動車のシャーシに直接取付けることもできる。
【0008】
本発明では、ペダルレバーを1本けだけ設けることができる。しかし、本発明は、同時に複数のペダルを揺動させるために適している。このペダルは揺動可能な支持体に一緒に配置されている。
【0009】
ペダルは、運転者が支持体を揺動させることによってペダルの初期の通常位置を運転者の体の大きさに適合させることにより、機械的に揺動可能である。この揺動は電気的な駆動装置によって自動的に行うことができる。この場合、運転者は所定の調節を設定し、電気的な駆動装置に従って支持体を所定の角度だけ揺動させる。電気的な駆動装置は、ねじスピンドルを駆動するモータからなっている。モータとは反対側のねじスピンドルの端部は支持体に連結されている。
【0010】
次に、実施の形態に基づいて本発明を説明する。
【0011】
図1は、詳しく示していない車両の車室の下側範囲内のスプラッシュボード5を示している。制御要素としての油圧式または空気圧式のブースタ6が図1に示すように、スプラッシュボード5に固定されている。ブースタはスプラッシュボードの背後に、ひいては車室の外に配置してもよい。この場合、ブースタ6の操作ロッド7はスプラッシュボード5を通過し、スプラッシュボードの背後に設けられたブースタを操作する。図1に示すように、スプラッシュボード5にはホルダー4が固定されている。このホルダーはスプラッシュボードから垂直に突出する平行な2枚の薄板からなっている。この薄板は図4に詳しく示してある。このようにしてスプラッシュボードに固定されたホルダー4は駆動モータ2を支持する。
【0012】
駆動モータ2には歯車装置8と駆動スピンドル9が連結されている。駆動スピンドル9は歯車装置とは反対側のその端部が支持体3に作用している。図3から明らかなように、支持体3は実質的に、互いに固定連結された平行な2枚の薄板からなっている。この薄板はホルダー4の両薄板に対して平行である。支持体3はホルダー4に揺動可能に支承されている。この場合、支持体3はホルダー4と相対的に軸線Eの回りに揺動可能である。すなわち、モータ2が駆動スピンドル9を駆動すると、作用点Cがスピンドルの縦軸線に沿って移動する。この場合、支持体3は揺動軸線Eの回りに回転させられる。図3に駆動ピン10が示してある。この駆動ピンはモータとは反対側の駆動スピンドルの図示していない端部に連結され、支持体3をスピンドル端部に連結している。
【0013】
図3から判るように、ペダルレバー12の上端13は、横ピン11によって支持体3に回転可能に支承されている。その際回転は図1から明らかなように軸線B回りに行われる。図1と図3から判るように、ペダルレバー12は更に、軸線Aの高さ位置で、ブースタ6の操作ロッド7の自由端に支持されている。従って、出発状態ではペダルレバー12の角度位置は両回転軸線B,Aの相対位置によって設定される。
【0014】
例えば図1の支持体3、ひいては図1の軸線Bが反時計回りに左側に揺動すると、ペダル1は軸線AまたはEの回りに反時計回りに右側に揺動し、それに伴い運転者の足の方に揺動する。揺動軸線Bが上方に離して配置され、揺動レバー12が比較的に長いことにより、ペダル1は小さな角度で大きな変位を進む。
【0015】
本発明にとって、支持体が軸線E回りに揺動する際に、軸線Aの位置が平行に摺動しないことが特に重要である。換言すると、支持体ひいてはペダルレバーの揺動はペダルレバー12における操作ロッド7の作用点Aの位置に影響を与えず(ペダルレバーは軸線A上にとどまり)、従って操作ロッド7の自由端の移動または運動を生じない。それによって、ブースタ6がホルダー4を介してスプラッシュボードに固定連結されているにもかかわらず、操作ロッド7の端部の位置が変化することなく、ペダルレバー12は揺動可能である。
【0016】
本発明は図に詳細に示した個々の操作部品の実施の形態に限定されない。操作ロッド7の作用点Aを、ホルダー4における支持体3の回転軸線Eの延長線に位置決めする原理が重要である。例えば支持体3とホルダー4をそれぞれ1枚の金属薄板で形成することができる。図3において、操作ロッド7の開放端部が回転軸線Aの高さ位置で作用しているかぎり、事情によっては、操作ロッド7の開放端部の二叉部材14の使用を省略することができる。ペダルレバー12における操作ロッド7の上記作用点Aは、幾何学的な1つの点として理解すべきではない。力がペダルレバー12によって、ホルダー4における支持体3の回転軸線Eの近くで加えられることが重要である。それによって、支持体3の揺動時に、作用点Aが円を描くことが防止される。これは操作ロッド7に加えられる力を生じる。この力は支持体の揺動運動を妨害するかまたはアクチュエータとしての操作ロッド7または制御要素としてのブースタ6を損傷させることになる。更に、上記の手段によって、ペダル装置を調節する際に、ペダルレバー12の揺動運動が支持体の揺動運動に適応させられ、ペダルレバー12はあたかも点A,Eで支持体に連結されているのとほぼ同じ延長形状を有する。これによって、ブレーキペダル1は調節時に、同じ支持体に平行に配置された他のペダルと同じ経路を描く。すなわち、ペダルは互いに同じ位置を保つ。これはペダルの操作を妨害しない。
【0017】
従って、本発明の構成は簡単に言うと次のように説明される。本発明は、運転者に対するペダルの位置を調節可能である自動車で使用されるペダル装置に関する。この調節の際に、ブースタ、アクセルペダルおよびクラッチの枢着点が変わらぬように、ペダルの枢着点がペダルフレームまたはスプラッシュボードと相対的に摺動する。アクチュエータ(モータ)からペダルに運動を伝達するために、軸と歯車を使用することができる。ホルダー4はスプラッシュボードまたは車体に固定されている。支持体3は軸Eを介してホルダー4に回転可能に支承されている。駆動装置2は軸Dを介してホルダー4に回転可能に支承されている。軸Cは支持体3の調節を可能にする。軸Aはブレーキペダル1における操作部(ブースタ)6の枢着点である。ホルダー4と相対的に支持体3を調節するための回転軸Eは、ブレーキペダルにおける操作部6の枢着部Aに対して一直線上にある。ブレーキペダルは支持体3の軸線Bの回りに回転可能に支承されている。ブレーキを操作する際に(図2)、ブレーキペダルは軸線Bの回りに回転する。ペダルの位置が運転者に対して変化すると、支持体3は、ホルダー4またはスプラッシュボードと相対的に駆動装置2によって操作されて(図3)、軸線Eの回りに回転する。この回転によって、回転軸Bとすべてのペダル、アクセルペダルセンサおよび制動灯スイッチが動く。操作部6のための枢着点Aの位置は変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】ペダルの位置が変化した、図1の実施の形態を示す図である。
【図3】互いに平行にずらされた個々の揺動軸を備えた本発明の実施の形態を示す正面図である。
Claims (7)
- ホルダー(4)が車体(5)に固定され、支持体(3)が第1の軸線(E)回りに揺動可能にホルダー(4)に配置され、少なくとも1個のペダルレバー(12)が第2の軸線(B)回りに揺動可能に支持体(3)に配置され、ペダルレバー(12)の操作時にペダルレバーが第2の軸線(B)回りに揺動することによって、それによって揺動した作用点(A)を介してアクチュエータ(7)に作用し、その際作用点(A)が摺動距離だけ摺動する、調節可能なペダル装置において、摺動距離が実質的に、第1の軸線(E)によって定められた平面内に位置していることを特徴とするペダル装置。
- アクチュエータ(7)に対するペダルレバー(12)の作用個所(A)が、アクチュエータ(7)によって操作される制御要素(6)の静止状態で、実質的に第1の軸線(E)の延長範囲内に位置していることを特徴とする請求項1記載のペダル装置。
- ペダルレバー(12)が自動車のブレーキ、特に油圧ブレーキに作用していることを特徴とする請求項1または2記載のペダル装置。
- アクチュエータ(7)が弁、マスターシリンダまたは真空ブースタ(6)の操作ロッドであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のペダル装置。
- ホルダー(4)が自動車のスプラッシュボード(5)に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のペダル装置。
- 複数のペダルレバー(12)が第2の軸線(B)の回りに揺動可能に支持体(3)に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のペダル装置。
- 支持体(3)が電気的な駆動装置(2)によって揺動させられ、駆動装置として特に、歯車装置を備えた電動機がホルダー(4)に回転可能に固定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のペダル装置。
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