JP2008217331A - ペダル装置及び制動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減すること。
【解決手段】レバー部10はレバー軸15を中心として回動可能に設け、レバー部10に、当該レバー部10に対して角度を変化させることのできるペダル踏面部5を接続する。さらに、第1リンク部21及び第2リンク部22を、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する第1出力機構として設け、レバー部10、第1リンク部21及び第2リンク部22を、レバー部10の回動時におけるレバー部10のストロークの変化に応じて出力する第2出力機構として設ける。これにより、ペダル操作をする際に、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域を設けることができ、この領域では、ペダル操作をする際における操作量を少なくすることができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ペダル装置及び制動力制御装置に関するものである。特に、この発明は、車両に設けられるペダルの操作性の向上を図ることのできるペダル装置及び制動力制御装置に関するものである。
車両に設けられるブレーキペダルやアクセルペダルなどの従来のペダル装置は、車室前端のダッシュボードに取り付けたブラケットにレバー部を回動自在に取り付け、このレバー部の下端に、運転者の足を載せるペダル部を固定することにより構成されている。しかし、このように構成されるペダル装置の場合、当該ペダル装置が設けられる車両が正面衝突をした場合に、運転者の下肢が慣性で前方に動き、ペダル部に載せた足と臑とでなす角度が小さくなる虞がある。
そこで、従来のペダル装置では、車両が正面衝突をした場合でも、足と臑との角度が小さくなることを防止しているものがある。例えば、特許文献1に記載の車両用ペダル装置では、車両の衝突時にはペダル部がレバー部に対して傾倒することができるように設け、衝突時にはペダル部が前方に傾倒することにより、足と臑とでなす角度が小さくなることを抑制している。
特開平11−321373号公報
ここで、従来のペダル装置では、足でペダル部を操作することによりレバー部が回動し、この回動に伴いレバー部がストロークすることによって、ブレーキ装置等に出力している。このように、ペダル装置を操作する際には、レバー部を回動させることのできる操作量でペダル部を踏み込む必要があるため、運転者はペダル装置の操作時には膝下を動かして操作する。これは、特許文献1に記載の車両用ペダル装置でも同様で、ペダル部は通常の操作時にはレバー部の回動と共に回動するように設けられている。
しかしながら、ペダル部を操作することによりレバー部を回動させ、レバー部をストロークさせる場合、常にレバー部を回動させることのできる操作量でペダル部を踏み込む必要があるため、運転者はペダル装置の操作時には常に膝下を動かして操作する必要がある。このため、ペダル操作をする際における運転者の負担は大きなものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減できるペダル装置及び制動力制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係るペダル装置は、車体に接続される側の端部に回動軸を有し前記回動軸を中心に回動可能なレバー部と、前記レバー部に対して回動可能に前記レバー部に接続されることにより前記レバー部に対する角度が可変に設けられ、且つ、操作力を入力可能なペダル踏面部と、前記レバー部に対する前記ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する第1出力機構と、前記レバー部の回動時における前記レバー部のストロークの変化に応じて出力する第2出力機構と、を備えることを特徴とする。
この発明では、レバー部は回動軸を中心として回動可能に設けており、このレバー部に、当該レバー部に対して角度を変化させることのできるペダル踏面部を接続している。さらに、レバー部に対するペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する第1出力機構と、レバー部の回動時におけるレバー部のストロークの変化に応じて出力する第2出力機構とを設けている。これにより、ペダル操作をする際に、ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する領域と、レバー部のストロークの変化に応じて出力する領域とに分けることができ、ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する領域では、ペダル操作をする際における操作量を少なくすることができる。このため、足でペダル操作をする際に、ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する領域では、足首よりも下の部分の動きだけで操作することができ、ペダル操作を容易に行なうことができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、この発明に係るペダル装置は、前記レバー部には、前記ペダル踏面部の角度を規制する角度規制部が設けられており、前記ペダル踏面部は、前記角度規制部に当接することにより前記レバー部に対する角度の変化が規制されていることを特徴とする。
この発明では、レバー部に角度規制部が設けられているので、ペダル踏面部の角度変化を所定の範囲内に収めることができる。これにより、ペダル操作をする際における領域を、より確実にペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する領域と、レバー部のストロークの変化に応じて出力する領域とに分けることができる。従って、ペダル操作をする際に、より正確なペダル操作を行なうことができる。この結果、ペダル操作の正確性を確保しつつ、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、この発明に係るペダル装置は、前記レバー部は、前記ペダル踏面部が前記角度規制部に当接して前記操作力が前記ペダル踏面部を介して前記レバー部に伝達されることにより回動することを特徴とする。
この発明では、レバー部はペダル踏面部が角度規制部に当接することにより回動するように設けられているので、ペダル踏面部に対して操作力を入力した際に、ペダル踏面部が角度変化できる範囲内で角度変化した後、レバー部を回動させることができる。これにより、ペダル操作をする際における領域を、より確実にペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する領域と、レバー部のストロークの変化に応じて出力する領域とに分けることができ、正確なペダル操作を行なうことができる。この結果、ペダル操作の正確性を確保しつつ、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、この発明に係るペダル装置は、前記第1出力機構は、前記レバー部に対する前記ペダル踏面部の角度を検出する角度検出手段を有していることを特徴とする。
この発明では、角度検出手段が設けられているため、ペダル踏面部の角度を検出することができ、第1出力機構は、より確実にレバー部に対するペダル踏面部の角度変化に応じて出力することができる。この結果、より確実にペダル踏面部の角度変化によって出力する領域を設けることができ、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、この発明に係るペダル装置は、前記第2出力機構は、前記レバー部のストロークを検出するストローク検出手段を有していることを特徴とする。
この発明では、レバー部に対するペダル踏面部の角度を検出する角度検出手段が設けられている場合に、さらに、ストローク検出手段が設けられているため、ペダル踏面部の角度、及びレバー部のストロークを検出することができる。これにより、第1出力機構や第2出力機構は、より確実にレバー部に対するペダル踏面部の角度変化やレバー部のストロークの変化に応じて出力することができる。従って、ペダル操作をした場合に、ペダル踏面部の角度変化とレバー部のストロークの変化との双方の変化によって出力することができる。この結果、より確実にペダル踏面部の角度変化によって出力する領域を設けることができ、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、この発明に係るペダル装置は、さらに、前記回動軸を中心に回動可能な第1リンク部と、一端が前記第1リンク部に回動可能に接続されると共に他端が前記ペダル踏面部に回動可能に接続される第2リンク部と、を有しており、前記第1出力機構は、前記レバー部に対する前記ペダル踏面部の角度が変化した際に、前記ペダル踏面部の角度の変化が前記第2リンク部を介して前記第1リンク部に伝達されて前記第1リンク部が回動することにより、前記ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力可能に設けられており、前記第2出力機構は、前記ペダル踏面部に前記操作力が入力された際に、前記ペダル踏面部と前記第1リンク部と前記第2リンク部と共に前記レバー部が回動することにより、前記レバー部の回動時における前記レバー部のストロークの変化に応じて出力可能に設けられていることを特徴とする。
この発明では、第1リンク部と第2リンク部とを設け、ペダル踏面部の角度が変化した場合やレバー部が回動した場合に、これらの動作と共に第1リンク部と第2リンク部とは動くように設けられている。また、第1出力機構と第2出力機構とは、第1リンク部や第2リンク部が動くことにより、出力可能に設けられている。これにより、より確実にペダル踏面部の角度変化やレバー部の回動に応じて出力することができ、ペダル操作をした場合に異なる種類の変化、即ち、ペダル踏面部の角度変化とレバー部のストロークの変化との双方の変化によって出力することができる。この結果、より確実にペダル踏面部の角度変化によって出力する領域を設けることができ、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、この発明に係るペダル装置は、前記操作力の入力時における前記ペダル踏面部の移動量に対する出力の変化が、前記第1出力機構による出力の変化よりも前記第2出力機構による出力の変化の方が大きくなっていることを特徴とする。
この発明では、操作力の入力時におけるペダル踏面部の移動量に対する出力の変化を、第1出力機構による出力の変化と第2出力機構による出力の変化とで異ならせており、第1出力機構による出力の変化よりも第2出力機構による出力の変化を大きくしている。これにより、ペダル踏面部の角度変化によって出力を変化させる領域では、ペダル踏面部の移動量に対する出力の変化が小さくなるので、ペダル操作をし易くすることができ、緻密なペダル操作をすることができる。また、レバー部のストロークの変化によって出力を変化させる領域では、ペダル踏面部の移動量に対する出力の変化が大きくなるので、レバー部のストロークを小さくすることができ、膝下を動かして操作する場合における操作量を少なくすることができる。これらの結果、ペダル操作をする際における操作性の向上を図ることができる。
また、この発明に係るペダル装置は、前記第1出力機構と前記第2出力機構とは、前記車両が有する制動装置に対して出力可能に設けられていることを特徴とする。
この発明では、第1出力機構と第2出力機構とを制動装置に対して出力可能に設けているので、より確実にペダル操作時の負担を軽減することができる。つまり、ブレーキペダルは、制動力を調整するためにペダル操作時には踏み込み量を調整しながら操作する。このため、ブレーキペダルを操作する足の負担は大きくなり易いが、第1出力機構と第2出力機構とを制動装置に対して出力可能に設け、ブレーキペダルを上述したレバー部とペダル踏面部とにより構成することにより、負担が大きくなり易い制動時の負担を軽減することができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を、より確実に軽減することができる。
また、この発明に係る制動力制御装置は、上述した前記ペダル装置を備え、前記第1出力機構からの出力と前記第2出力機構からの出力とに基づいて目標制動力を演算して制動力を発生させることを特徴とする。
この発明では、制動力制御装置に上述したペダル装置を用いるので、車両の制動時に足でペダル操作をする際に、ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する領域では、足首よりも下の部分の動きだけで操作することができる。これにより、制動時におけるペダル操作を容易に行なうことができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
本発明に係るペダル装置は、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる、という効果を奏する。また、本発明に係る制動力制御装置は、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係るペダル装置及び制動力制御装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の実施例1に係るペダル装置の概略図である。図2は、図1のA−A矢視図である。図3は、図1のB−B矢視図である。図4は、図2のC−C矢視図である。同図に示すに示すペダル装置1は車両(図示省略)の運転席に設けられており、走行中の車両を制動する際に用いるブレーキペダルとして設けられている。また、このペダル装置1は、車体44に接続されるレバー部10と、このレバー部10に接続されるペダル踏面部5とを有している。このうち、レバー部10における車体44に接続される側の端部には回動軸であるレバー軸15が設けられており、レバー部10は、このレバー軸15の中心軸を回動中心として回動可能に設けられている。
詳しくは、レバー部10は略長方形の板状の形状で形成されたレバー本体部11を有しており、レバー本体部11の一端にはレバー軸15が、レバー本体部11の板厚方向に貫通している。このレバー部10は、車体44に設けられるペダル保持部45にレバー軸15が接続されることにより車体44に回動可能に接続されている。また、レバー軸15は、ペダル装置1を車両に設けた状態におけるレバー本体部11の上端側に位置している。このためレバー部10は、レバー軸15に吊り下げられた状態となって車体44に接続されている。
また、レバー部10は、レバー本体部11と一体に形成されるペダル当接部12を有している。このペダル当接部12は、略矩形の板状の形状で形成されており、レバー本体部11においてレバー軸15が貫通している側の端部の他端側、即ち、ペダル装置1を車両に設けた状態におけるレバー本体部11の下端側に接続されている。その向きは、ペダル当接部12の形状である矩形の平面が、レバー本体部11の形成方向、或いはペダル装置1を車両に設けた状態における上下方向と、レバー軸15の軸方向との双方に略平行となる向きで設けられている。
また、ペダル踏面部5は、レバー部10に対して回動可能にレバー部10に接続されており、これによりペダル踏面部5は、レバー部10に対する角度が可変に設けられている。詳しくは、ペダル踏面部5は略矩形状の板状の形状で形成されており、ペダル当接部12におけるレバー軸15側の端部の反対側に位置する端部に、ペダル軸16を介して接続されている。これにより、ペダル踏面部5はペダル軸16を回動の中心として回動可能に設けられている。さらに、このペダル踏面部5が設けられている位置は、ペダル軸16よりもペダル当接部12側、つまり、ペダル軸16よりも、ペダル装置1を車両に設けた状態における上側に設けられている。換言すると、ペダル踏面部5は、ペダル装置1を車両に設けた状態における下側の端部がペダル軸16に接続されている。ペダル踏面部5は、このように下側の端部がペダル軸16を介してペダル当接部12に接続された状態で、ペダル当接部12から見た場合に、ペダル当接部12の板厚方向においてレバー本体部11が位置している側の反対側に位置している。
また、ペダル踏面部5は、ペダル軸16を中心としてペダル当接部12に回動可能に接続されることにより、ペダル踏面部5がペダル当接部12の方向に回動した際にはペダル当接部12に当接する。これによりペダル踏面部5は、ペダル当接部12に当接することによりペダル当接部12に対する角度の変化、即ち、レバー部10に対する角度の変化が規制されている。つまり、ペダル当接部12は、ペダル踏面部5が回動した際における角度を規制する角度規制部として設けられている。
また、ペダル踏面部5はペダル当接部12に回動可能に接続されると共に、第1リンク部21と第2リンク部22とを介してレバー軸15にも接続されている。詳しくは、第1リンク部21は、略長方形の板状の形状で形成されており、長方形の一端にレバー本体部11を貫通するレバー軸15が貫通し、レバー軸15を中心に回動可能に車体44に接続されている。
また、第2リンク部22は、第1リンク部21と同様に略長方形の板状の形状で形成されており、長方形の一端が、第1リンク部21における車体44に接続されている側に位置する端部の反対側の端部に、第1リンク軸25を介して回動可能に接続されている。また、第2リンク部22は、第1リンク部21に接続されている側に位置する端部の反対側の端部が、ペダル踏面部5に第2リンク軸26を介してペダル踏面部5に回動可能に接続されている。
この第2リンク部22とペダル踏面部5との接続部分は、ペダル踏面部5におけるペダル当接部12側の面に、第2リンク軸26を保持可能なリンク接続部6が設けられており、第2リンク軸26がリンク接続部6に接続されることにより、第2リンク部22はペダル踏面部5に接続されている。このように設けられるペダル踏面部5は、ペダル軸16の軸方向における幅がペダル当接部12の同方向における幅よりも大きくなっており、ペダル軸16の軸方向におけるペダル踏面部5の両端のうち一端は、同方向におけるペダル当接部12の端部よりも他端側の反対方向、即ち、外側方向に位置している。
このため、ペダル踏面部5は、ペダル軸16の軸方向においてペダル当接部12よりも突出している部分を有しており、リンク接続部6は、ペダル踏面部5のペダル当接部12側の面における、ペダル当接部12よりも突出している部分に設けられている。第2リンク部22は、このように設けられるリンク接続部6に接続されているため、ペダル当接部12の側方を通ってリンク接続部6と第1リンク部21との双方に接続されており、一端がペダル踏面部5に回動可能に接続され、他端が第1リンク部21に回動可能に接続されている。
また、第1リンク部21には、車両が有する制動装置30を構成するブレーキブースタ31に接続されたブレーキロッド32を第1リンク部21に接続するロッド接続部材28によって、ブレーキロッド32が回動可能に接続されている。このロッド接続部材28は、第1リンク部21においてレバー軸15が位置している側の端部と第1リンク軸25が位置している側の端部との中間部分よりも、レバー軸15寄りの位置に接続されている。このようにロッド接続部材28によって第1リンク部21に接続されるブレーキロッド32は、第1リンク部21において第2リンク部22、またはペダル踏面部5が設けられている方向の反対方向に設けられている。
このように第1リンク部21に接続されるブレーキロッド32が接続されているブレーキブースタ31は、プッシュロッド33を介してさらにマスターシリンダ35に接続されており、マスターシリンダ35は、車両が有する複数の車輪(図示省略)の近傍に設けられているホイールシリンダ36に、油圧経路37によって接続されている。このホイールシリンダ36は、車輪が回転した際に車輪と共に回転するブレーキディスク(図示省略)の回転速度を、摩擦力によって制動可能に設けられている。
これらのブレーキブースタ31及びマスターシリンダ35について詳しく説明すると、ブレーキブースタ31は、ブレーキロッド32が当該ブレーキロッド32の軸方向に押された際に、この押す力を増加させてプッシュロッド33に伝達可能に設けられている。また、ブレーキブースタ31からプッシュロッド33に力が伝達された場合には、プッシュロッド33は、伝達された力によって当該プッシュロッド33の軸方向に押されてマスターシリンダ35に対して入力可能に設けられている。また、マスターシリンダ35は、プッシュロッド33からの入力により油圧経路37内の油圧を増加可能に設けられている。このように、マスターシリンダ35で油圧経路37内の油圧であるブレーキ圧力を増加させることにより、ホイールシリンダ36は作動する。
また、これらのペダル装置1と制動装置30とは、合わせて制動力制御装置40となっている。つまり、制動力制御装置40は、上述したペダル装置1と制動装置30とを備えており、ペダル装置1に入力する操作力の変化に応じて制動装置30に対して出力可能に設けられている。
この実施例1に係るペダル装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。実施例1に係るペダル装置1を操作する際には、運転者が足でペダル踏面部5を操作することにより行なうが、このペダル踏面部5は、通常はペダル当接部12から離れている。つまり、ペダル踏面部5は、下側の端部がペダル軸16によって回動可能にペダル当接部12に接続されており、また、ペダル踏面部5は、リンク接続部6によって第2リンク部22に接続され、第2リンク部22は第1リンク部21に接続されている。さらに、第1リンク部21には、ブレーキロッド32が接続されている。
このブレーキロッド32は、ブレーキブースタ31及びプッシュロッド33を介してマスターシリンダ35に接続されているが、マスターシリンダ35は、プッシュロッド33からの入力が無い場合には、マスターシリンダ35内の油圧によって、プッシュロッド33をブレーキブースタ31の方向に押し出す作用をする。このためプッシュロッド33は、ブレーキブースタ31によって当該プッシュロッド33が押された場合よりも、マスターシリンダ35から突出した状態になる。これに伴い、ブレーキブースタ31に接続されたブレーキロッド32も、当該ブレーキロッド32が押された場合よりもブレーキブースタ31から突出した状態になる。
このため、ブレーキロッド32は、第1リンク部21に対して、当該第1リンク部21がレバー軸15を中心としてペダル踏面部5が位置する方向に回動する方向の付勢力を与える。これにより、第1リンク部21は、当該第1リンク部21に接続された第2リンク部22に対してペダル踏面部5の方向の付勢力を与え、第2リンク部22は、ペダル踏面部5に対して、ペダル当接部12から離れる方向の付勢力を与える。これにより、ペダル踏面部5は、ペダル軸16を中心としてペダル当接部12から離れる方向に回動し、ペダル当接部12から離れる。このように、ペダル踏面部5は、ペダル装置1を操作しない場合にはペダル当接部12から離れているが、車両の走行中にペダル装置1を操作することによって車両を制動する場合には、運転者が足でペダル装置1のペダル踏面部5を操作することにより行なう。
図5は、図1のペダル踏面部が回動した状態を示す説明図である。ペダル踏面部5を操作する場合には、ペダル踏面部5におけるリンク接続部6が設けられている側の面の反対側に位置する面から、ペダル踏面部5に対してペダル当接部12の方向の力を与えることにより操作する。つまり、ペダル踏面部5に対して操作力を入力する。ペダル踏面部5に対して、このような操作力を与えることにより、ペダル踏面部5は、ペダル軸16を中心としてペダル当接部12に近付く方向に回動する。
ペダル踏面部5がペダル当接部12に近付く方向に回動した場合、ペダル踏面部5のリンク接続部6に接続された第2リンク部22は、ペダル踏面部5の回動に伴い第1リンク部21側の方向に移動する。第2リンク部22は、第1リンク部21におけるレバー軸15が設けられている側の端部の反対側に位置する端部に接続されているため、第2リンク部22が第1リンク部21側の方向に移動した場合には、第1リンク部21は、レバー軸15を中心として回動する。
また、第1リンク部21における第2リンク部22が設けられている方向の反対方向には、ブレーキロッド32が接続されている。このため、第2リンク部22が第1リンク部21の方向に移動することにより第1リンク部21が回動した場合には、第1リンク部21はブレーキロッド32に対して、ブレーキロッド32がブレーキブースタ31の方向に移動する方向の力を与える。つまり、第1リンク部21は、回動することによってブレーキロッド32をブレーキブースタ31の方向に押す。
ブレーキロッド32が第1リンク部21に押された場合、この第1リンク部21がブレーキロッド32を押す力は、ブレーキロッド32を介してブレーキブースタ31に伝達され、ブレーキブースタ31で増加してプッシュロッド33に伝達される。ブレーキブースタ31からプッシュロッド33に伝達された力は、プッシュロッド33をマスターシリンダ35の方向に押す力となってプッシュロッド33に伝達され、この力が伝達されたプッシュロッド33はマスターシリンダ35の方向に押されてマスターシリンダ35に対して入力する。
プッシュロッド33から入力されたマスターシリンダ35は、その入力に応じて油圧経路37内のブレーキ圧力を増加させ、このように油圧経路37内のブレーキ圧力が増加することにより、ホイールシリンダ36は作動する。ホイールシリンダ36が作動した場合、ホイールシリンダ36は、車輪と共に回転するブレーキディスクの回転速度を摩擦力によって制動する。これにより、回転中の車輪も制動され、車輪が制動されることにより、走行中の車両は制動される。
このように、ペダル踏面部5に操作力を入力した際には、ペダル踏面部5が回動することにより第1リンク部21がブレーキロッド32を押し、これにより制動装置30に対して出力するが、第1リンク部21がブレーキロッド32を押すことによるブレーキロッド32の移動量は、ペダル当接部12、或いはレバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化に応じて変化する。つまり、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化が大きくなるに従って、ブレーキロッド32の移動量が大きくなり、制動装置30に対する出力の変化は大きくなる。これらのため、第1リンク部21及び第2リンク部22は、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化に応じて制動装置30に対して出力する第1出力機構となっている。
つまり、第1出力機構である第1リンク部21及び第2リンク部22は、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度が変化した際に、ペダル踏面部5の角度の変化が第2リンク部22を介して第1リンク部21に伝達されて第1リンク部21が回動することにより、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて制動装置30に対して出力可能に設けられている。
図6は、図5のレバー部が回動した状態を示す説明図である。ペダル踏面部5に対して操作力を入力した場合、ペダル踏面部5はペダル軸16を中心としてペダル当接部12に近付く方向に回動するが、この操作力をペダル踏面部5に入力し続けた場合、ペダル踏面部5はペダル当接部12に当接する。ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後もペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合には、操作力はペダル当接部12に伝達され、ペダル当接部12に伝達されることによりレバー部10に伝達される。ペダル踏面部5に入力された操作力がレバー部10に伝達された場合、レバー部10は、レバー軸15を中心に、ペダル踏面部5に対して入力された力の方向にほぼ沿った方向、つまり、レバー部10から見てペダル踏面部5が設けられている方向の反対方向に回動する。
また、このようにレバー部10がする場合、第1リンク部21や第2リンク部22もレバー軸15を中心にレバー部10と同一方向に回動する。つまり、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後、さらにペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合には、レバー部10、第1リンク部21、第2リンク部22、ペダル踏面部5の相対的な位置関係は変化せずに、一体となってレバー軸15を中心に回動する。
このように、レバー部10が回動する場合には第1リンク部21も一体に回動するため、第1リンク部21もレバー部10の回動と共にレバー部10から見てペダル踏面部5が設けられている方向の反対方向に回動するが、第1リンク部21におけるこの方向には、ブレーキロッド32が接続されている。このため、第1リンク部21がレバー部10と共に回動した場合には、ペダル踏面部5がペダル当接部12に近付く方向にペダル軸16を中心として回動する場合と同様に、第1リンク部21はブレーキロッド32に対して、ブレーキロッド32がブレーキブースタ31の方向に移動する方向の力を与える。
これにより、第1リンク部21がブレーキロッド32を押す力はブレーキブースタ31によって増加されてプッシュロッド33に伝達され、この力によってプッシュロッド33はマスターシリンダ35に入力し、マスターシリンダ35は入力された力によって油圧経路37内のブレーキ圧力を増加させる。このように、マスターシリンダ35によって油圧経路37内のブレーキ圧力を増加させた場合には、油圧経路37に接続されているホイールシリンダ36が作動し、走行中の車両を制動する。
このように、ペダル踏面部5に操作力を入力し、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後もペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合には、レバー部10と共に第1リンク部21が回動し、第1リンク部21がブレーキロッド32を押すことにより制動装置30に対して出力する。この場合、ペダル踏面部5もレバー部10と共に回動し、これらの回動の変化に応じて制動装置30に対する出力も変化するが、この場合の回動は、レバー軸15を中心として回動する。
これにより、この場合における回動の半径は、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接する前にペダル軸16を中心として回動する場合の回動の半径よりも大幅に大きくなる。従って、ペダル踏面部5に操作力を入力してペダル当接部12に当接した後のレバー部10は、ペダル踏面部5がペダル軸16を中心として回動する場合よりも角度はあまり変化せずに、主にレバー部10の位置が変化する。即ち、レバー部10はブレーキロッド32の形成方向のストロークが変化する。
このため、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後、ペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合におけるブレーキロッド32の移動量は、レバー部10のストロークの変化に応じて変化する。つまり、レバー部10のストロークの変化が大きくなるに従って、ブレーキロッド32の移動量は大きくなり、制動装置30に対する出力の変化は大きくなる。これらのため、レバー部10、第1リンク部21及び第2リンク部22は、レバー部10の回動時におけるレバー部10のストロークの変化に応じて制動装置30に対して出力する第2出力機構となっている。
つまり、第2出力機構であるレバー部10、第1リンク部21及び第2リンク部22は、ペダル踏面部5に操作力が入力された際に、ペダル踏面部5と第1リンク部21と第2リンク部22と共にレバー部10が回動することにより、レバー部10の回動時におけるレバー部10のストロークの変化に応じて制動装置30に対して出力可能に設けられている。
図7は、実施例1に係るペダル装置の操作力と、ペダル踏面部の角度及びレバー部のストロークの変位量との関係を示す説明図である。次に、ペダル踏面部5を操作した場合における操作力と、ペダル踏面部5の角度やレバー部のストロークの変位量との関係を説明する。図7における横軸は、ペダル踏面部5に入力する操作力の大きさを示しており、縦軸は、ペダル踏面部5の角度やレバー部10のストロークの変位量を示している。実施例1に係るペダル装置1を操作した場合、ペダル踏面部5の角度の変化によってブレーキ圧力を変化させる領域である第1領域では、図7の角度変位量線46で示すように、操作力を入力した場合にはペダル踏面部5の角度の変位量のみが変化する。つまり、第1領域では、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合には、ペダル踏面部5の角度は、操作力が大きくなるに従って変位量が増加するのに対し、レバー部10のストロークは、第1領域ではペダル踏面部5に操作力を入力した場合でも変化しない。
これに対し、レバー部10のストロークの変化によってブレーキ圧力を変化させる領域である第2領域では、操作力を入力した場合には、ペダル踏面部5の変位量は一定になり、図7のストローク変位量線47で示すように、レバー部10のストロークの変位量が変化する。つまり、第2領域では、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合には、ペダル踏面部5の角度の変位量は所定の変位量で一定になるのに対し、レバー部10のストロークは、第2領域ではペダル踏面部5への操作力が大きくなるに従って変位量が増加する。
また、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合に、ペダル踏面部5の角度の変位量は第2領域では一定になり、レバー部10のストロークの変位量は第2領域ではペダル踏面部5への操作力が大きくなるに従って変位量が増加するということは、ペダル踏面部5の角度を変化させる最大操作力とレバー部10のストロークを変化させる初期操作力とは同じ大きさになっている。このため、ペダル踏面部5に操作力を入力して最大操作力になった場合にペダル踏面部5の角度は一定になり、このペダル踏面部5の角度を変化させる最大操作力はレバー部10のストロークを変化させる初期操作力と同じ大きさであるため、ペダル踏面部5の角度が一定になると同時に、レバー部10のストロークは変化し始める。これにより、ペダル踏面部5に操作力を入力した際には、ペダル踏面部5の角度の変位量のみが変化する第1領域と、レバー部10のストロークの変位量のみが変化する第2領域とに分かれて作動する。
また、これらのように、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合には、第1領域では、操作力の大きさに応じてペダル踏面部5の角度の変位量が変化することによりブレーキ圧力が変化し、第2領域では、操作力の大きさに応じてレバー部10のストロークの変位量が変化することによりブレーキ圧力が変化し、このブレーキ圧力によってホイールシリンダ36は作動する。
以上のペダル装置1は、レバー部10はレバー軸15を中心として回動可能に設けており、このレバー部10に、当該レバー部10に対して角度を変化させることのできるペダル踏面部5を接続している。さらに、第1リンク部21及び第2リンク部22を、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する第1出力機構として設けており、レバー部10、第1リンク部21及び第2リンク部22を、レバー部10の回動時におけるレバー部10のストロークの変化に応じて出力する第2出力機構として設けている。これにより、ペダル操作をする際に、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域と、レバー部10のストロークの変化に応じて出力する領域とに分けることができ、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域では、ペダル操作をする際における操作量を少なくすることができる。このため、足でペダル操作をする際に、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域では、足首よりも下の部分の動きだけで操作することができ、ペダル操作を容易に行なうことができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域では、足首よりも下の部分の動きだけで操作することができるので、微妙なペダル操作を行なうことができる。この結果、ペダル操作をする際における操作性の向上を図ることができる。
また、レバー部10に、角度規制部としてペダル当接部12を設けているので、ペダル踏面部5の角度変化を所定の範囲内に収めることができる。これにより、ペダル操作をする際における領域を、より確実にペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域と、レバー部10のストロークの変化に応じて出力する領域とに分けることができる。従って、ペダル操作をする際に、より正確なペダル操作を行なうことができる。この結果、ペダル操作の正確性を確保しつつ、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、レバー部10はペダル踏面部5がペダル当接部12に当接することにより回動するように設けられているので、ペダル踏面部5に対して操作力を入力した際に、ペダル踏面部5が角度変化できる範囲内で角度変化した後、レバー部10を回動させることができる。これにより、ペダル操作をする際における領域を、より確実にペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域と、レバー部10のストロークの変化に応じて出力する領域とに分けることができ、正確なペダル操作を行なうことができる。この結果、ペダル操作の正確性を確保しつつ、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、第1リンク部21と第2リンク部22とを設け、ペダル踏面部5の角度が変化した場合やレバー部10が回動した場合に、これらの動作と共に第1リンク部21と第2リンク部22とは動くように設けられている。また、第1出力機構と第2出力機構とは、第1リンク部21や第2リンク部22が動くことにより、出力可能に設けられている。これにより、より確実にペダル踏面部5の角度変化やレバー部10の回動に応じて出力することができ、ペダル操作をした場合に異なる種類の変化、即ち、ペダル踏面部5の角度変化とレバー部10のストロークの変化との双方の変化によって出力することができる。この結果、より確実にペダル踏面部5の角度変化によって出力する領域を設けることができ、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、第1出力機構と第2出力機構とを制動装置30に対して出力可能に設けているので、より確実にペダル操作時の負担を軽減することができる。つまり、通常ブレーキペダルは、制動力を調整するためにペダル操作時には踏み込み量を調整しながら操作する。このため、ブレーキペダルを操作する足の負担は大きくなり易いが、第1出力機構と第2出力機構とを制動装置30に対して出力可能に設け、ブレーキペダルを上述したレバー部10とペダル踏面部5とにより構成することにより、負担が大きくなり易い制動時の負担を軽減することができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を、より確実に軽減することができる。
また、以上の制動力制御装置40は、制動力制御装置40に上述したペダル装置1を用いるので、車両の制動時に足でペダル操作をする際に、ペダル踏面部5の角度の変化に応じて出力する領域では、足首よりも下の部分の動きだけで操作することができる。これにより、制動時におけるペダル操作を容易に行なうことができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
実施例2に係るペダル装置は、実施例1に係るペダル装置と略同様の構成であるが、ペダル踏面部の回動の角度に応じて出力をする構成として、実施例1に係るペダル装置が有する第1リンク部及び第2リンク部に代わり、ペダル踏面部の角度を検出する角度センサを備えている点に特徴がある。他の構成は実施例1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。図8は、本発明の実施例2に係るペダル装置の概略図である。同図に示すペダル装置51は、実施例1に係るペダル装置1と同様に制動力制御装置70に備えられ、制動装置60と共に制動力制御装置70を構成している。また、このペダル装置51は、実施例1に係るペダル装置1と同様に、端部にレバー軸15が設けられていると共にレバー軸15が車体44に設けられるペダル保持部45に接続されることにより車体44に回動可能に接続されているレバー部10を備えている。このレバー部10は、レバー本体部11とペダル当接部12とを有しており、ペダル当接部12には、ペダル軸16によってペダル踏面部5が回動可能に接続されている。また、レバー本体部11には、ロッド接続部材28によってブレーキロッド32が回動可能に接続されている。このブレーキロッド32は、レバー部10において、ペダル踏面部5が設けられている方向の反対方向に設けられている。
また、ペダル当接部12に回動可能に接続されるペダル踏面部5とペダル当接部12との間には、弾性部材であるペダルスプリング55が設けられている。このペダルスプリング55は、ペダル踏面部5とペダル当接部12とに対し、両者が離れる方向の付勢力を与えている。これにより、ペダル踏面部5は、操作力が入力されていない場合には、ペダル当接部12に対して所定の角度でペダル当接部12から離れている。また、このように設けられるペダル踏面部5とペダル当接部12との近傍には、ペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度を検出する角度検出手段である角度センサ56が設けられている。
また、実施例2に係るペダル装置51が出力する制動装置60は、油圧を発生させることのできるアクチュエータ62を備えており、マスターシリンダ35に接続される油圧経路である第1油圧経路63は、一端がマスターシリンダ35に接続され、他端がアクチュエータ62に接続されている。このアクチュエータ62には、さらにアクチュエータ62とホイールシリンダ36とに接続される油圧経路である第2油圧経路64が接続されており、車両が有する複数のホイールシリンダ36は、第2油圧経路64を介してアクチュエータ62に接続されている。このアクチュエータ62は、ホイールシリンダ36に接続される第2油圧経路64内の油圧を増加させることができる。また、マスターシリンダ35で第1油圧経路63内の油圧を増加させた場合には、その増加分を第2油圧経路64に伝達し、第2油圧経路64内の油圧を増加可能に設けられている。ホイールシリンダ36は、このように第2油圧経路64内の油圧を増加させることにより、作動可能に設けられている。
また、アクチュエータ62には、車両に設けられるECU61が接続されており、このECU61には、ペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度を検出する角度センサ56が接続されている。このECU61は、アクチュエータ62と電気的に接続されており、角度センサ56で検出したペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度に応じて、アクチュエータ62に対して制御信号を送信可能に設けられている。アクチュエータ62は、ECU56からの制御信号によって作動することにより、第2油圧経路64内の油圧を変化させることができる。つまり、ECU61は、アクチュエータ62に対して制御信号を送信することにより、第2油圧経路64内の油圧を変化させることができ、これにより、ホイールシリンダ36を作動させることができる。即ち、第2油圧経路64内の油圧は、ホイールシリンダ36を作動可能なブレーキ圧力となっている。
この実施例2に係るペダル装置51は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。実施例2に係るペダル装置51を操作する場合には、ペダル踏面部5を操作することにより操作するが、ペダル踏面部5に操作力を入力していない場合には、ペダル踏面部5とペダル当接部12との間に設けられるペダルスプリング55により、ペダル踏面部5はペダル当接部12から離れている。
図9は、図8のペダル踏面部が回動した状態を示す説明図である。ペダル当接部12から離れた状態のペダル踏面部5を操作する場合には、実施例1に係るペダル装置1と同様に、ペダル踏面部5に対して操作力を入力する。この操作力によりペダル踏面部5とペダル当接部12との間に設けられるペダルスプリング55は縮み、ペダル踏面部5は、ペダル軸16を中心としてペダル当接部12に近付く方向に回動する。このように、ペダル踏面部5がペダル当接部12に近付く方向に回動した場合、ペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度は変化するが、角度センサ56は、このペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度を検出する。角度センサ56が検出した角度は、ECU61に伝達される。
ECU61では、角度センサ56から伝達された角度に応じて、第2油圧経路64内に作用させる油圧であるブレーキ圧力を演算し、この演算によって算出したブレーキ圧力が発生するようにアクチュエータ62に制御信号を送信する。ECU61からの制御信号を受けたアクチュエータ62は、制御信号に応じて作動する。これにより、第2油圧経路64内のブレーキ圧力は増加してECU61で算出したブレーキ圧力になり、第2油圧経路64内のブレーキ圧力によってホイールシリンダ36は作動する。このホイールシリンダ36の作動によって、走行中の車両は制動される。
このように、ペダル踏面部5に操作力を入力した際に変化するペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度を角度センサ56で検出し、角度センサ56で検出した角度に応じた油圧をECU61で演算して、この演算によって算出した油圧を第2油圧経路64内に発生させている。つまり、ペダル当接部12が設けられているレバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化が大きくなるに従って、角度センサ56で検出する角度の変化も大きくなり、制動装置60に対する出力の変化は大きくなる。これらのため、角度センサ56は、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化に応じて制動装置60に対して出力する第1出力機構となっている。
図10は、図9のレバー部が回動した状態を示す説明図である。ペダル踏面部5に対して操作力を入力した場合、ペダル踏面部5はペダル軸16を中心としてペダル当接部12に近付く方向に回動するが、この操作力をペダル踏面部5に入力し続けた場合、ペダル踏面部5は、実施例1に係るペダル装置1と同様にペダル当接部12に当接する。このため、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後もペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合には、操作力はレバー部10に伝達され、レバー部10は、レバー軸15を中心にペダル踏面部5が設けられている方向の反対方向に回動する。このように、レバー部10は回動するが、レバー部10におけるこの回動の方向には、ブレーキロッド32が接続されている。このため、レバー部10が回動した場合には、レバー部10はブレーキロッド32に対して、ブレーキロッド32がブレーキブースタ31の方向に移動する方向の力を与える。
これにより、レバー部10がブレーキロッド32を押す力はブレーキブースタ31によって増加されてプッシュロッド33に伝達され、この力によってプッシュロッド33はマスターシリンダ35に入力する。マスターシリンダ35は、プッシュロッド33から入力された力によって、第1油圧経路63内の油圧を増加させる。このように、第1油圧経路63内の油圧を増加させた場合には、第1油圧経路63内の油圧はアクチュエータ62を介して第2油圧経路64に伝達され、第2油圧経路64内の油圧が増加する。これによりホイールシリンダ36は、この第2油圧経路64内の油圧であるブレーキ圧力によって作動し、走行中の車両を制動する。
このように、ペダル踏面部5に操作力を入力し、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後もペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合には、レバー部10が回動して当該レバー部10がブレーキロッド32を押すことにより制動装置60に対して出力する。この場合、レバー部10の回動の半径は、ペダル踏面部5の回動の半径よりも大幅に大きいため、レバー部10は主に、実施例1に係るペダル装置1と同様にブレーキロッド32の形成方向のストロークが変化する。このため、ブレーキロッド32の移動量は、レバー部10のストロークの変化に応じて変化する。従って、レバー部10は、レバー部10の回動時における当該レバー部10のストロークの変化に応じて制動装置に対して出力する第2出力機構となっている。
図11は、実施例2に係るペダル装置の操作力とブレーキ圧力との関係を示す説明図である。次に、ペダル踏面部5を操作した場合における操作力とブレーキ圧力との関係を説明する。図11における横軸は、ペダル踏面部5に入力する操作力の大きさを示しており、縦軸は、第2油圧経路64内に発生するブレーキ圧力を示している。実施例2に係るペダル装置51を操作した場合、ペダル踏面部5の角度の変化によってブレーキ圧力を変化させる領域である第1領域では、アクチュエータ62で発生させる油圧であるアクチュエータ圧力75のみでブレーキ圧力を発生させる。このアクチュエータ圧力75は、第1領域では、操作力が大きくなるに従って圧力が増加する。このため第1領域では、操作力が大きくなるに従ってアクチュエータ圧力75が増加することによって、ブレーキ圧力が増加する。
これに対し、レバー部10のストロークの変化によってブレーキ圧力を変化させる領域である第2領域では、アクチュエータ62で発生させる油圧であるアクチュエータ圧力75と、マスターシリンダ35によって発生させる油圧であるマスターシリンダ圧力76とによってブレーキ圧力を発生させる。このうちアクチュエータ圧力75は、第2領域では、操作力の大きさに関わらず一定の圧力になっており、マスターシリンダ圧力76は、操作力が大きくなるに従って増加する。第2領域におけるブレーキ圧力は、このアクチュエータ圧力75とマスターシリンダ圧力76とを合わせた圧力になっているため、操作力が大きくなるに従ってブレーキ圧力も増加する。
これらのように、第1領域では、操作力を変化させた場合にはアクチュエータ圧力75が変化することによりブレーキ圧力が変化し、第2領域では、操作力を変化させた場合にはマスターシリンダ圧力76が変化することによりブレーキ圧力が変化する。このように、ブレーキ圧力は操作力を変化させることによって変化し、ホイールシリンダ36は、このブレーキ圧力によって作動する。
以上のペダル装置51は、角度センサ56が設けられているため、ペダル踏面部5の角度を検出することができ、第1出力機構を構成する角度センサ56は、より確実にレバー部10に対するペダル踏面部5の角度変化に応じて出力することができる。この結果、より確実にペダル踏面部5の角度変化によって出力する領域を設けることができ、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、以上の制動力制御装置70は、ペダル装置51に角度センサ56を設けて、角度センサ56が検出するペダル踏面部5の角度変化に応じて制動装置60に出力可能に設けられているので、より確実にペダル踏面部5の角度変化に応じて制動装置60に出力する領域を設けることができる。この結果、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
実施例3に係るペダル装置は、実施例2に係るペダル装置と略同様の構成であるが、レバー部のストロークに応じて出力をする構成として、実施例2に係るペダル装置が有するブレーキロッドやブレーキブースタ等に代わり、レバー部のストロークを検出するストロークセンサを備えている点に特徴がある。他の構成は実施例2と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。図12は、本発明の実施例3に係るペダル装置の概略図である。同図に示すペダル装置81は、実施例2に係るペダル装置51と同様に制動力制御装置95に備えられ、制動装置90と共に制動力制御装置95を構成している。また、このペダル装置81は、実施例2に係るペダル装置51と同様に、端部にレバー軸15が設けられていると共にレバー軸15が車体44に設けられるペダル保持部45に接続されることにより車体44に回動可能に接続されている。このレバー部10は、レバー本体部11とペダル当接部12とを有しており、ペダル当接部12には、ペダル軸16によってペダル踏面部5が回動可能に接続されている。
また、これらのペダル踏面部5とペダル当接部12との間にはペダルスプリング55が設けられており、このペダルスプリング55は、ペダル踏面部5とペダル当接部12とに対し、両者が離れる方向の付勢力を与えている。また、このように設けられるペダル踏面部5とペダル当接部12との間には、ペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度を検出する角度センサ56が設けられている。
また、車体44に回動可能に接続されるレバー部10と車体44との間には、弾性部材であるレバースプリング85が設けられている。このレバースプリング85は、レバー本体部11と車体44とに接続されており、レバー本体部11におけるペダル当接部12が設けられている側の部分と、車体44におけるレバー軸15よりもペダル当接部12側の部分とに接続されている。このように設けられるレバースプリング85は、レバー部10と車体44とに対し、レバー部10におけるペダル当接部12側の部分と、車体44におけるレバー軸15よりもペダル当接部12側の部分とが近付く方向の付勢力を与えている。
さらに、レバー部10が回動可能に保持されるペダル保持部45には、レバースプリング85によって車体44に近付く方向におけるレバー部10の回動を規制する回動規制手段(図示省略)が設けられている。この回動規制手段は、レバー部10に当接することによって、レバースプリング85によって車体44に近付く方向のレバー部10の回動を規制している。
これらのように設けられるレバー部10は、レバー部10に対して回動させる力が与えられていない場合には、レバー部10にはレバースプリング85の付勢力によって車体44におけるレバー軸15よりもペダル当接部12側に近付く方向の力が作用し、回動規制手段によって所定の位置で停止している。また、このように設けられるレバー部10には、レバー部10のストロークを検出するストローク検出手段であるストロークセンサ86が設けられている。
このストロークセンサ86及び角度センサ56は、制動装置90が有するアクチュエータ62に制御信号を送信するECU91に接続されている。これにより、ECU91は、ストロークセンサ86で検出したレバー部10のストロークや角度センサ56で検出したペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度に応じて、アクチュエータ62に対して制御信号を送信可能に設けられている。
また、実施例3に係るペダル装置81が出力する制動装置90は、実施例2に係るペダル装置51が出力する制動装置60が有するブレーキブースタ31やマスターシリンダ35等は設けられておらず、アクチュエータ62とホイールシリンダ36とに接続される油圧経路92内の油圧は、アクチュエータ62の作動のみによって変化可能に設けられている。このため、アクチュエータ62は、ストロークセンサ86や角度センサ56の検出結果に応じたECU91からの制御信号によって作動し、油圧経路92内の油圧を変化させることにより、ホイールシリンダ36を作動させることができる。
この実施例3に係るペダル装置81は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。実施例3に係るペダル装置81を操作する場合には、ペダル踏面部5に操作力を入力することにより操作するが、ペダル踏面部5に操作力を入力していない場合には、ペダル踏面部5とペダル当接部12とに間に設けられるペダルスプリング55により、ペダル踏面部5はペダル当接部12から離れている。また、ペダル踏面部5に操作力を入力していない場合には、レバー部10にも回動する力が与えられていないため、レバー部10は、レバースプリング85及び回動規制手段によって所定の位置に停止している。
図13は、図12のペダル踏面部が回動した状態を示す説明図である。ペダル当接部12から離れた状態のペダル踏面部5を操作する場合には、実施例2に係るペダル装置51と同様に、ペダル踏面部5に対して操作力を入力する。この操作力によりペダル踏面部5とペダル当接部12との間に設けられるペダルスプリング55は縮み、ペダル踏面部5は、ペダル軸16を中心としてペダル当接部12に近付く方向に回動する。角度センサ56は、このように回動するペダル踏面部5とペダル当接部12との相対的な角度を検出してECU91に伝達する。
ECU91では、角度センサ56から伝達された角度に応じて、油圧経路92内に作用させる油圧であるブレーキ圧力を演算し、このブレーキ圧力に応じた制御信号をアクチュエータ62に送信する。ECU91からの制御信号を受けたアクチュエータ62は、この制御信号によって作動し、油圧経路92内のブレーキ圧力はECU91で算出したブレーキ圧力になる。ホイールシリンダ36は、油圧経路92内のブレーキ圧力によって作動し、走行中の車両は制動される。また、角度センサ56は、ペダル踏面部5の角度を検出し、レバー部10に対するペダル踏面部5の角度の変化に応じて制動装置90に対して出力する第1出力機構となっている。
図14は、図13のレバー部が回動した状態を示す説明図である。ペダル踏面部5に対して操作力を入力し続けた場合、ペダル踏面部5はペダル軸16を中心としてペダル当接部12に近付く方向に回動し、ペダル踏面部5は実施例2に係るペダル装置51と同様にペダル当接部12に当接する。さらに、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接した後もペダル踏面部5に操作力を入力し続けた場合には、操作力はレバー部10に伝達され、レバー部10は、レバー軸15を中心にペダル踏面部5が設けられている方向の反対方向に回動する。即ち、レバー部10はストロークが変化する。
ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接することにより、操作力がレバー部10に伝達された場合には、レバー部10はストロークが変化するが、ストロークセンサ86は、このレバー部10のストロークの変化を検出し、検出結果をECU91に伝達する。ECU91では、ストロークセンサ86から伝達されたレバー部10のストロークに応じてブレーキ圧力を演算し、演算により算出したブレーキ圧力が発生するようにアクチュエータ62に制御信号を送信する。ECU91からの制御信号を受けたアクチュエータ62は、制御信号に応じて作動する。これにより、油圧経路92内のブレーキ圧力は増加してECU91で算出したブレーキ圧力になり、油圧経路92内のブレーキ圧力によってホイールシリンダ36は作動する。
このように、レバー部10が回動した際に変化するレバー部10のストロークをストロークセンサ86で検出し、ストロークセンサ86で検出したストロークに応じたブレーキ圧力をECU91で算出して、このブレーキ圧力を油圧経路92内に発生させている。つまり、レバー部10が回動した際におけるレバー部10のストロークの変化が大きくなるに従って、ストロークセンサ86で検出するストロークの変化も大きくなり、制動装置90に対する出力の変化は大きくなる。これらのため、ストロークセンサ86は、レバー部の回動時におけるレバー部10のストロークの変化に応じて制動装置90に対して出力する第2出力機構となっている。
図15は、実施例3に係るペダル装置の操作力とブレーキ圧力との関係を示す説明図である。次に、ペダル踏面部5を操作した場合における操作力とブレーキ圧力との関係を説明する。図15における横軸は、ペダル踏面部5に入力する操作力の大きさを示しており、縦軸は、油圧経路92内に発生するブレーキ圧力を示している。実施例3に係るペダル装置81を操作した場合、ペダル踏面部5の角度の変化によってブレーキ圧力98を変化させる領域である第1領域では、ブレーキ圧力98は、ペダル踏面部5の角度の変化が大きくなるに従って増加する。つまり、ペダル踏面部5に入力する操作力が大きくなるに従ってブレーキ圧力98は増加する。
また、レバー部10のストロークの変化によってブレーキ圧力98を変化させる領域である第2領域では、ブレーキ圧力98は、レバー部10のストロークの変化が大きくなるに従って増加する。つまり、レバー部10は、ペダル踏面部5に操作力を入力し、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接して操作力が伝達されることにより回動してストロークが変化するので、レバー部10がストロークする際のブレーキ圧力98は、ペダル踏面部5に入力する操作力が大きくなるに従って増加する。
また、ペダル踏面部5の角度に応じてアクチュエータ62で発生させるブレーキ圧力98と、レバー部10のストロークに応じてアクチュエータ62で発生させるブレーキ圧力98とでは、これらが切り替わる部分における圧力は、ほぼ同じ圧力になっている。これにより、第1領域と第2領域とで共に操作力が大きくなることにより増加するブレーキ圧力98は、操作力が変化した際において第1領域と第2領域とが切り替わる部分でのブレーキ圧力98が、ほぼ同じ圧力になる。このため、第1領域におけるブレーキ圧力98と第2領域におけるブレーキ圧力98とは連続的に変化し、操作力が第1領域と第2領域とをまたいで変化した場合においても、ブレーキ圧力98は連続的に変化する。
これらのように、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合には、第1領域と第2領域とに関わらず、つまり、ペダル踏面部5の角度に応じてブレーキ圧力98を発生させる状態とレバー部10のストロークに応じてブレーキ圧力98を発生させる状態とに関わらず、操作力を変化させることによりブレーキ圧力98が変化する。ホイールシリンダ36は、このように操作力を変化させることによって変化するブレーキ圧力98によって作動する。
図16は、本発明の実施例3に係るペダル装置の処理手順を示すフロー図である。次に、実施例3に係るペダル装置81を備える制動力制御装置95の制御方法、即ち、当該制動力制御装置95の処理手順について説明する。この処理手順では、まず、ペダル踏面部5の角度θを取得する(ステップST01)。このペダル踏面部5の角度θは、ペダル当接部12に対するペダル踏面部5の相対的な角度θを角度センサ56で検出し、検出結果をECU91に伝達することによりECU91で取得する。
次に、レバー部10のストロークSを取得する(ステップST02)。このレバー部10のストロークSは、レバー部10のストロークSをストロークセンサ86で検出し、検出結果をECU91に伝達することによりECU91で取得する。
次に、目標制動力Gtを演算する(ステップST03)。この目標制動力Gtは、ECU91で取得したペダル踏面部5の角度θ、及びレバー部10のストロークSを、目標制動力Gtを算出する式であるGt=θ×α1+S×α2に代入し、ECU91で演算する。なお、目標制動力Gtを算出する式中のα1は、第1領域におけるペダル踏面部5の角度θの変化に対するブレーキ圧力の変化の度合いであり、α2は、第2領域におけるレバー部10のストロークSの変化に対するブレーキ圧力の変化の度合いである。換言すると、α1は、図15中の第1領域における操作力の変化に対するブレーキ圧力の変化の傾きであり、α2は、第2領域における操作力の変化に対するブレーキ圧力の変化の傾きである。
次に、アクチュエータ62を作動させる(ステップST04)。このアクチュエータ62の作動は、車両を制動させる際の制動力が、ECU91で演算することにより算出した目標制動力Gtになるよう、ECU91からアクチュエータ62に対して制御信号を送信して作動させる。つまり、ECU91はアクチュエータ62に対して、車両の制動時の制動力が目標制動力Gtになるように油圧経路92内にブレーキ圧力を発生させる。これにより、油圧経路92に接続されるホイールシリンダ36は、アクチュエータ62で発生させたブレーキ圧力によって作動し、車両を目標制動力Gtで制動する。
以上のペダル装置81は、角度センサ56とストロークセンサ86とが設けられているため、ペダル踏面部5の角度、及びレバー部10のストロークを検出することができる。これにより、第1出力機構を構成する角度センサ56や、第2出力機構を構成するストロークセンサ86は、より確実にレバー部10に対するペダル踏面部5の角度変化やレバー部10のストロークの変化に応じて出力することができる。従って、ペダル操作をした場合に、ペダル踏面部5の角度変化とレバー部10のストロークの変化との双方の変化によって出力することができる。この結果、より確実にペダル踏面部5の角度変化によって出力する領域を設けることができ、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
また、以上の制動力制御装置95では、ペダル装置81に角度センサ56とストロークセンサ86とを設けて、角度センサ56が検出するペダル踏面部5の角度変化、及びストロークセンサ86が検出するレバー部10のストロークの変化に応じて制動装置90に出力可能に設けられている。これにより、より確実にペダル踏面部5の角度変化に応じて制動装置90に出力する領域と、レバー部10のストロークの変化に応じて制動装置90に出力する領域とを設けることができる。この結果、より確実にペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減することができる。
さらに、角度センサ56からの出力とストロークセンサ86からの出力とに基づいて目標制動力を演算して制動装置90にブレーキ圧力を発生させ、制動力を発生させているので、より確実に操作力に応じた、的確な制動力を得ることができる。この結果、ペダル操作をする場合における運転者の負担を軽減しつつ、的確な制動力を得ることができる。
図17は、実施例1の変形例に係るペダル装置の操作力と、ペダル踏面部の角度及びレバー部のストロークの変位量との関係を示す説明図である。なお、実施例1に係るペダル装置1では、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合には、第1領域ではペダル踏面部5の角度の変位量のみが変化し、第2領域ではレバー部10のストロークの変位量のみが変化しているが、第1領域でレバー部10のストロークの変位量が変化するように設けてもよい。例えば、第1領域は、ペダル踏面部5に操作力を入力した場合において、ペダル踏面部5の角度の変位量が最大になるまでの領域、即ち、操作力の大きさに応じてペダル踏面部5の角度の変位量が変化する領域とし、第2領域は、ペダル踏面部5の角度の変位量が最大の状態となっている領域とする。
この場合に、ペダル踏面部5の角度は、図17の角度変位量線101で示すように実施例1に係るペダル装置1と同様に、第1領域では操作力に応じて変化させ、第2領域では最大の変位量で一定にさせる。これに対し、レバー部10のストロークは、図17のストローク変位量線102で示すように、ペダル踏面部5の角度が変位し始める操作力よりも小さい操作力で変位が始まるようにし、操作力が大きくなるに従って変位量が大きくなるようにする。
このように、レバー部10が小さい操作力でストロークするように設けることにより、このペダル装置1で制動装置30に対して出力する場合、ペダル装置1の操作をし始めた際にペダル踏面部5の角度が変化する前に、ホイールシリンダ36を少しだけ作動させることができる。つまり、走行中の車両の減速度が発生しない程度にホイールシリンダ36を作動させ、ホイールシリンダ36のがた詰めを行うことができる。これにより、ペダル操作をして減速度が発生し始める段階では、ペダル踏面部5の角度の変化を、より確実に車両の減速に用いることができ、ペダル踏面部5の操作幅を小さくすることができる。これにより、ペダル装置1を操作する際における確実性が向上させることができ、且つ、ペダル装置1を設計する際の容易性を向上させることができる。
なお、このようにレバー部10のストロークが、ペダル踏面部5の角度が変位し始める操作力よりも小さい操作力で変位が始まるようにし、操作力が大きくなるに従って変位量が大きくなるようにする形態は、実施例2及び実施例3に係るペダル装置51、81で適用してもよい。
また、上述したペダル装置では、ペダル踏面部5に操作力を入力した際のペダル踏面部5の移動量に対する出力の変化は、第1出力機構による出力の変化と第2出力機構による出力の変化とで同程度の変化量になっているが、この出力の変化量は、第1出力機構と第2出力機構とで異ならせてもよい。例えば、操作力の入力時におけるペダル踏面部5の移動量に対する出力の変化は、第1出力機構による出力の変化よりも第2出力機構による出力の変化を大きくしてもよい。これを実施例1に係るペダル装置1で説明すると、操作力の入力時にペダル踏面部5が回動する際におけるペダル踏面部5の移動量に対するブレーキロッド32の移動量よりも、ペダル踏面部5がペダル当接部12に当接してレバー部10が回動する際におけるペダル踏面部5の移動量に対するブレーキロッド32の移動量を大きくしてもよい。
このように、ペダル踏面部5の回動時とレバー部10の回動時とでペダル踏面部5の移動量に対するブレーキロッド32の移動量を異ならせることにより、ペダル踏面部5の角度変化に応じてブレーキロッド32を移動させる領域では、ペダル踏面部5の移動量に対する出力の変化が小さくなるので、ペダル操作をし易くすることができる。これにより、緻密なペダル操作をすることができる。また、レバー部10のストロークの変化に応じてブレーキロッド32を移動させる領域では、ペダル踏面部5の移動量に対する出力の変化が大きくなるので、レバー部10のストロークを小さくすることができる。これにより、膝下を動かして操作する場合における操作量を少なくすることができる。これらの結果、ペダル操作をする際における操作性の向上を図ることができる。
なお、このように操作力の入力時にペダル踏面部5の回動時とレバー部10の回動時とでペダル踏面部の移動量に対するブレーキロッドの移動量を異ならせる形態は、実施例2及び実施例3に係るペダル装置51、81で適用してもよい。つまり、実施例2に係るペダル装置51に適用する場合には、角度センサ56で検出したペダル踏面部5の角度の変化に対するアクチュエータ62による第2油圧経路64内の油圧の変化よりも、ペダル踏面部5がペダル当接部12に接触してレバー部10が回動することによりプッシュロッド33がマスターシリンダ35に入力する場合における第2油圧経路64内の油圧の変化を大きくする。
また、実施例3に係るペダル装置81に適用する場合には、角度センサ56で検出したペダル踏面部5の角度の変化に対するアクチュエータ62による油圧経路92内の油圧の変化よりも、ストロークセンサ86で検出したレバー部10のストロークの変化に対するアクチュエータ62による油圧経路92内の油圧の変化を大きくする。これらのように設けることにより、ペダル踏面部5の角度変化によって出力を変化させる領域では緻密なペダル操作をすることができ、レバー部10のストロークの変化によって出力を変化させる領域では、膝下を動かして操作する場合における操作量を少なくすることができるので、ペダル操作をする際における操作性の向上を図ることができる。
また、上述したペダル装置1、51、81は、ペダル踏面部5に操作力を入力した際に制動装置30、60、90に出力するブレーキペダルとして設けられているが、本発明に係るペダル装置は、ブレーキペダル以外のペダルに適用してもよい。例えば、車両に搭載される内燃機関(図示省略)に接続され、ペダル踏面部5に操作力を入力した際には内燃機関に対して出力するアクセルペダルに適用してもよい。本発明に係るペダル装置は、ペダル踏面部5に足で操作力を入力するペダルであれば、ブレーキペダル以外のペダルに適用してもよい。
以上のように、本発明に係るペダル装置及び制動力制御装置は、足でペダル操作をするペダル装置及び制動力制御装置に有用であり、特に、ペダル操作をする際に操作力を調整しながら操作するペダル装置及び制動力制御装置に適している。
本発明の実施例1に係るペダル装置の概略図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。 図2のC−C矢視図である。 図1のペダル踏面部が回動した状態を示す説明図である。 図5のレバー部が回動した状態を示す説明図である。 実施例1に係るペダル装置の操作力と、ペダル踏面部の角度及びレバー部のストロークの変位量との関係を示す説明図である。 本発明の実施例2に係るペダル装置の概略図である。 図8のペダル踏面部が回動した状態を示す説明図である。 図9のレバー部が回動した状態を示す説明図である。 実施例2に係るペダル装置の操作力とブレーキ圧力との関係を示す説明図である。 本発明の実施例3に係るペダル装置の概略図である。 図12のペダル踏面部が回動した状態を示す説明図である。 図13のレバー部が回動した状態を示す説明図である。 実施例3に係るペダル装置の操作力とブレーキ圧力との関係を示す説明図である。 本発明の実施例3に係るペダル装置の処理手順を示すフロー図である。 実施例1の変形例に係るペダル装置の操作力と、ペダル踏面部の角度及びレバー部のストロークの変位量との関係を示す説明図である。
符号の説明
1、51、81 ペダル装置
5 ペダル踏面部
6 リンク接続部
10 レバー部
11 レバー本体部
12 ペダル当接部
15 レバー軸
16 ペダル軸
21 第1リンク部
22 第2リンク部
25 第1リンク軸
26 第2リンク軸
28 ロッド接続部材
30、60、90 制動装置
31 ブレーキブースタ
32 ブレーキロッド
33 プッシュロッド
35 マスターシリンダ
36 ホイールシリンダ
37、92 油圧経路
40、70、95 制動力制御装置
44 車体
45 ペダル保持部
46 角度変位量線
47 ストローク変位量線
55 ペダルスプリング
56 角度センサ
61、91 ECU
62 アクチュエータ
63 第1油圧経路
64 第2油圧経路
75 アクチュエータ圧力
76 マスターシリンダ圧力
85 レバースプリング
86 ストロークセンサ
98 ブレーキ圧力
101 角度変位量線
102 ストローク変位量線

Claims (9)

  1. 車体に接続される側の端部に回動軸を有し前記回動軸を中心に回動可能なレバー部と、
    前記レバー部に対して回動可能に前記レバー部に接続されることにより前記レバー部に対する角度が可変に設けられ、且つ、操作力を入力可能なペダル踏面部と、
    前記レバー部に対する前記ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力する第1出力機構と、
    前記レバー部の回動時における前記レバー部のストロークの変化に応じて出力する第2出力機構と、
    を備えることを特徴とするペダル装置。
  2. 前記レバー部には、前記ペダル踏面部の角度を規制する角度規制部が設けられており、
    前記ペダル踏面部は、前記角度規制部に当接することにより前記レバー部に対する角度の変化が規制されていることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
  3. 前記レバー部は、前記ペダル踏面部が前記角度規制部に当接して前記操作力が前記ペダル踏面部を介して前記レバー部に伝達されることにより回動することを特徴とする請求項2に記載のペダル装置。
  4. 前記第1出力機構は、前記レバー部に対する前記ペダル踏面部の角度を検出する角度検出手段を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のペダル装置。
  5. 前記第2出力機構は、前記レバー部のストロークを検出するストローク検出手段を有していることを特徴とする請求項4に記載のペダル装置。
  6. さらに、前記回動軸を中心に回動可能な第1リンク部と、
    一端が前記第1リンク部に回動可能に接続されると共に他端が前記ペダル踏面部に回動可能に接続される第2リンク部と、を有しており、
    前記第1出力機構は、前記レバー部に対する前記ペダル踏面部の角度が変化した際に、前記ペダル踏面部の角度の変化が前記第2リンク部を介して前記第1リンク部に伝達されて前記第1リンク部が回動することにより、前記ペダル踏面部の角度の変化に応じて出力可能に設けられており、
    前記第2出力機構は、前記ペダル踏面部に前記操作力が入力された際に、前記ペダル踏面部と前記第1リンク部と前記第2リンク部と共に前記レバー部が回動することにより、前記レバー部の回動時における前記レバー部のストロークの変化に応じて出力可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のペダル装置。
  7. 前記操作力の入力時における前記ペダル踏面部の移動量に対する出力の変化が、前記第1出力機構による出力の変化よりも前記第2出力機構による出力の変化の方が大きくなっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のペダル装置。
  8. 前記第1出力機構と前記第2出力機構とは、前記車両が有する制動装置に対して出力可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のペダル装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記ペダル装置を備え、
    前記第1出力機構からの出力と前記第2出力機構からの出力とに基づいて目標制動力を演算して制動力を発生させることを特徴とする制動力制御装置。
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