JP2004502127A - コンパクトな吸収式冷凍機及びそのための溶液を流す方法 - Google Patents

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Abstract

吸収式冷却機10が、上側部分及び下側部分を有する蒸発器20と、上側高温吸収器22Aと下側低温吸収器22Bに縦方向に分割された吸収器18とを備える第1シェル12、凝縮器30及び低温発生器32を備える第2シェル14、及び直焚き型高温発生器34を備える第3シェル16とを有する。希薄溶液は、吸収器18から高温発生器34及び高温発生器より高い位置にある低温発生器32の両方に並行してポンピングされる。濃縮溶液は、低温発生器32から低温吸収器22Bへ両者の高さの差によって流れ、また高温発生器34からそれより高い位置にある高温発生器22Aへ両者の圧力差によって流れる。

Description

【0001】
発明の背景
本発明は、吸収式の液体冷凍機に関するものである。本発明は特に、コンパクトな吸収式冷凍機とそのための溶液を流す方法(溶液フロースキーム)関するものである。
【0002】
吸収式冷凍機は、化学的性質や化学反応、及びそれによって生ずる(他にも原因はあるが)圧力差を利用することによって、一般的には水等の液体を冷却するために用いられる冷却効果を提供する機械である。吸収式冷凍機は、同じように冷却された液体を作り出すが、液体の冷却のためにコンプレッサと蒸気圧縮過程を利用する、いわゆる「電気式冷凍機」とは区別される。冷却された液体は、吸収式及び電気式冷凍機の何れの場合も、たいていは建物の空調用又は製造プロセス即ち工業プロセスの用途に供せられる。
【0003】
吸収式冷凍機は、多くの場合、比較的大型でかさばる部品からなる装置であり、数万ポンドの重量を有し、数百立法フィートから、場合によっては数千立方フィートの空間を占める。そのような冷凍機は、外国や非常にアクセスの悪い場所である地域に出荷されなければならないことが多い。更に、従来の吸収式冷凍機は、同程度の能力を有する電気式冷凍機と比較して大型であったことから、従来の吸収式冷凍機は、そのまま同程度の能力を有する電気式冷凍機の代替として設置することはできなかった。これは多くの場合、前の電気式冷凍機が設置されていた場所の空間的制約か、アクセスに関する制約、またはその両方の制約のためである。
【0004】
比較的最近の吸収式冷凍機のサイズの問題を解決する試みとして、米国特許第5,259,205号の内容が挙げられる。この特許には、一定の冷凍機の構成要素が水平又は垂直方向に積み上げられるモジュラー化された吸収式冷凍機の構成が記載されている。その’205号特許の「発明の背景」の項には、吸収式冷凍機に関連する従来からの問題が正確に記述されており、そのような装置、特に「大能力の」装置は、たいていの場合、製造後に吸収剤と冷媒を充填され、使用地に向けて出荷される前にユニットの密封性や満足な動作をすることの確認のための真空試験や工場内試験が行われるという事実について述べられている。
【0005】
しかし、多くのそのような装置のサイズは、出荷のために装置を切断つまり構成部品に分解して使用地で再度組み立てることが必要となるようなサイズであることが多い。この過程がシステムの完全性を「破壊」したり、この過程のために、多くの場合アクセスの困難な地域であるような場所においてかなりの量の溶接作業を行うことが必要となり得る。更に、この過程は、そのような過程中で汚染される可能性があり、また適切に機能を発揮することが密閉性の良し悪しにかかっている装置ユニットにとって、その効率的な動作や信頼性、寿命及びコストの面から極めて不都合であり得る。
【0006】
そして、前記’205号特許に記載された発明の1つであるモジュラー化された吸収式冷凍機は、上記のような冷凍機の輸送や取扱いに関する問題を解決するための吸収式冷凍機のパッケージングの一例であるとともに、その設計上の要求を満たす、パッケージングの技術思想に関連して用いられる溶液フロースキームの一例でもある。しかしながら、モジュラー化されていない組み立て済み・完全充填済み・真空試験及び動作試験済みのユニットとして、好ましくは商用の標準化された出荷用コンテナを用いて全世界に出荷可能で、かつ比較的大型の冷凍機サイズ/能力を有している場合であっても出荷のために分解の必要がない、効率的な吸収式冷凍機のためのコンパクトな設計、及びそのための溶液フロースキームを開発する必要性は依然として存在し続けている。
【0007】
発明の概要
本発明の目的は、冷凍機の能力の広い範囲にわたって適用可能な、吸収式冷凍機のためのコンパクトな設計を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、吸収式冷凍機の構成要素のコンパクトなパッケージングを容易にするような溶液フロースキームを用いた吸収式冷凍機を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、低温発生器を高温発生器の垂直方向上側に配置し、かつそれぞれ垂直方向に分割された吸収器/蒸発器の組み合わせを用いることによって、比較的大きな能力を有する冷凍機の場合でも冷凍機全体の幅が非常に小さくなる吸収式冷凍機を提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、比較的広い能力の範囲にわたって適用可能で、かつ、そのような範囲内の特定の能力のサイズに関係なく、出荷に際して分解せずに1つのユニットとして、標準的な商業的に利用可能な出荷用コンテナに収めて出荷することが可能な吸収式冷凍機の設計を提供することである。
【0011】
本発明の別の目的は、標準化された商業的に利用可能な出荷用コンテナに収めて出荷するために分解または破壊する必要がなく、最大800冷凍トン以上の範囲の能力を有するように製造され得る吸収式冷凍機の設計を提供することである。
【0012】
本発明の更に別の目的は、その構成要素の配置及びそこで用いられる溶液フロースキームによって、冷凍機内の溶液の流れを発生されるために用いられるポンプがただ1つで済むようにした直焚き型(direct−fired)吸収式冷凍機を提供することである。
【0013】
本発明の更に別の目的は、その構成要素の配置により、一定の構成要素間の溶液の流れを発生させるために重力、高さの差、及び圧力が用いられ、その結果ブースターポンプを用いることなく冷凍機の動作が達成されるような吸収式冷凍機を提供することである。
【0014】
本発明の更に別の目的は、その冷凍能力が800冷凍トンの冷凍能力範囲に及ぶ場合でも、同程度の能力の電気式冷凍機の代わりとして用いられ得る物理的サイズに製造でき、分解せずに出荷可能であるような吸収式冷凍機の設計と、そのための溶液フロースキームを提供することである。
【0015】
本発明の更に別の目的は、冷凍機の蒸発器と吸収器要素との間の蒸気の流速/圧力降下を小さくすることにより、冷凍機の熱交換用管束の熱伝達効率を高めて、その結果冷凍機全体の効率が高められるような吸収式冷凍機における吸収器/蒸発器の配置を提供することである。
【0016】
本発明の更に別の目的は、逆方向に流れて熱交換する冷却水と溶液の流れの間の関係とともに、吸収式冷凍機内において垂直方向に分割された吸収器へ異なる温度を有する2つの濃縮された溶液の流れを混合しない形で並行して流す方式を利用することよって、冷凍機の効率を高めること、そのような冷凍機がブースターポンプを用いることなく一個の溶液ポンプで機能を発揮できるようにすること、及び800冷凍トンもの能力を有する場合でも、出荷のために冷凍機の破壊や分解の必要をなくし標準化された出荷用コンテナ内に物理的に収めることを可能にすることである。
【0017】
本発明の上記の目的及び他の目的は、下記の好ましい実施態様の説明及び添付の図面を参照することで明白になるであろうが、垂直方向に分割された高温吸収器部分と低温吸収器部分とを有し、それに対応する垂直方向に分割された2つの蒸発器部分を備え、かつ低温吸収器より高い位置に配置された低温発生器と高温吸収器の下側の位置に配置された高温発生器とを備えた吸収式冷凍機において達成される。低温発生器から低温吸収器への溶液の流れは、重力及びそれらの要素の間の高さの差の結果として生ずる。高温発生器から高温吸収器への溶液の流れは、低温発生器から低温吸収器への低温の濃縮された溶液の流れと並行しており、高温発生器において生じた圧力の結果として生ずる。高温発生器における圧力は、比較的高温の濃縮された溶液を垂直方向に高い位置にある高温吸収器へと上向きに送り込むのに十分な大きさである。高温吸収器が低温吸収器より高い位置にあることから、重力を利用して高温吸収器から低温吸収器へと溶液が供給され、低温吸収器においては、吸収器の各部分を流れた溶液が混合し、冷凍機システムの下流で用いるために収集される。
【0018】
垂直方向に分割・配置された吸収器と、関連する分割された蒸発器部分とを用いることにより、冷凍機の吸収器部分の幅及び冷凍機全体の幅が非常に小さくなり、冷凍機が比較的大きな能力を有する場合でも、冷凍機を、出荷のため分解または破壊する必要なく一個のユニットとして標準的な出荷用コンテナに収めて出荷することができるようになる。冷凍機における一定の構成要素間での溶液の移動のために重力及び圧力を利用することで、溶液の流れを達成するために溶液ポンプただ1つで済み、ブースターポンプは不要となる。更に、濃縮された溶液を、一方の濃縮された溶液の流れが他方よりも高温である2つの流れとして2つの吸収器部分に並行して混合しないように供給・散布し、かつ冷凍機の吸収器部分を通して冷凍機の冷却用媒質を溶液と逆方向に流すことにより、冷凍機内において、「温度グライド(temperature glide)」と称する温度差を最大限に利用し、熱交換の効率及び冷凍機全体の効率を高めることができる。
【0019】
好ましい実施形態の説明
図1、図2、及び図3に示すように、本発明の冷凍機10は、第1シェル12、第2シェル14、及び第3シェル16から構成される。
【0020】
第1シェル12は、吸収器18及び蒸発器20を収容している。シェル12内部において、蒸発器20は吸収器18に横方向に隣接している。吸収器18は、高温吸収器22A及び低温吸収器22Bから構成される。高温吸収器22Aは管束24Aを有し、低温吸収器22Bは管束24Bを有する。
【0021】
蒸発器20は、第1の管束26A及び第2の管束26Bのそれぞれを有する。後述するように、希釈された溶液、いわゆる「希薄(weak)」溶液は、システム吸収剤(多くの場合、臭化リチウム)及びシステム冷媒(多くの場合、水)からなり、これらは吸収器18の底部のプール28に存在する。
【0022】
第2シェル14は、凝縮器30と低温発生器32を収容している。第3シェル16は、通常は、シェル14と垂直方向に位置を合わせて、好ましくはその下側に配置され、冷凍機の高温発生器34を収容している。
【0023】
通常、シェル12及び14より下の位置に配置されるのは、低温熱交換器36及び高温熱交換器38である。第2シェル14は、好ましい実施態様では第3シェル16と垂直方向に位置を合わせて配置され、かつ吸収器18及び蒸発器20はそれぞれ垂直方向に分割されて、高温吸収器22Aとその管束24Aが低温吸収器22Bとその管束24Bの垂直方向上側に、第1蒸発器の管束26Aが第2蒸発器の管束26Bの垂直方向上側にそれぞれ配置されることから、後に詳述するように、冷凍機10の幅を非常に小さくし、冷凍機10を、比較的大きな冷凍能力を有している場合であっても、出荷のために分解せずに完全に組み立て済み・工場試験済みのユニットとして標準的な幅の出荷用コンテナを用いて出荷できるようにすることができる。
【0024】
ここで特に図3を参照されたい。冷凍機10の好ましい溶液の流れの構成が示されている。この構成には、当然ながら冷凍機の分割された吸収器/蒸発器の構成が含まれていなければならない。溶液ポンプ40から説明を始めると、希薄溶液がシェル12の吸収器18の底部にあるプール28からポンピングされ、配管42を通して低温熱交換器36及び高温熱交換器38の両方に供給される。次に溶液は、低温熱交換器36から配管44を通って低温発生器32にあるドリップパン(drip pan)46へ、及び高温熱交換器38から配管48を通して高温発生器34へと並行して供給される。低温発生器32及び高温発生器34内で生ずる熱交換プロセスの結果、これらの領域にポンピングされた希薄溶液は、システム冷媒がそこから蒸発することによって濃縮される。
【0025】
まず、低温発生器32において加圧スプレーツリーを使用するのでなく、液体滴下用の皿状部であるドリップパン46を使用するのが好ましいという点に注目されたい。これは、低温発生器の管束50の上への希薄溶液の散布が、管束の長さ方向と幅方向の両方向にわたってより均一となるからである。このことにより、散布された溶液とその下の管束の各管との間のより良好で広範囲の接触が可能となり、ひいては低温発生器で生ずる熱交換プロセスが一層効率的に進むことになる。スプレーツリーではなくドリップパンを使用することの別の利点は、スプレーツリーが効果的であるためには、スプレーツリーをその下の管束からある程度距離をおいた上の位置に配置する必要があり、このためスプレーツリーと管束を組み合わせた部分に関連する高さが高くなってしまうが、ドリップパンではこのようなことがないという点である。更に、スプレーツリーは、加圧された流体が散布されるときに通過する複数の独立したノズルを用いる。そのようなノズルは目詰まりし易く、目詰まりすると、下の管束の一部の上への流体の流れが止まることが避けられない。そのような目詰まり、及び下側の管の表面を濡らすことができなくなることは、熱交換プロセスに対して有害な影響を及ぼすとともに、冷凍機の効率に大きな悪影響を及ぼし得る。上記のような理由により、冷凍機の他の構成要素においても、後述するように溶液及び冷媒の散布はドリップパンを用いて行われる。
【0026】
高温発生器34については、好ましくは直焚き型発生器が用いられるが、蒸気又は他の熱源によって加熱される方式のものでもよく、高温熱交換器38からそこに供給される希薄溶液はバーナー52によって非常に高い温度まで加熱される。これにより希薄溶液から冷媒が蒸発し、比較的高温の冷媒蒸気が高温発生器の上部に供給されることになる。
【0027】
高温発生器34において生成される比較的高温の冷媒蒸気は、配管54を通して低温発生器32の管束50に流入し、管束においてその蒸気は、ドリップパン46から管束50の上に散布された希薄溶液を加熱する。これによってドリップパン46から管束50の上に滴下される希薄溶液中の冷媒が気化するとともに、管束50の管内を流れる冷媒蒸気が液化する。低温発生器32内の管束50の管の外部で生成された冷媒蒸気は、凝縮器30に流入してそこで液化し、管束50から配管56を介して供給された冷媒と混合して蒸発器20に戻される。このことについては後に詳述する。低温発生器及び高温発生器の両方において、そこに供給された希薄溶液から冷媒が蒸発した結果、上述のようにシステム溶液が濃縮された状態になる。
【0028】
濃縮された溶液は、低温発生器を高い位置に配置した結果、重力によって配管58を通して流れ、低温発生器32から低温熱交換器36へ戻る。低温熱交換器において、濃縮された溶液中の熱の一部は、低温熱交換器を通して低温発生器に向かって反対方向に流れる希薄溶液に廃棄され、その希薄溶液を予備加熱する。次に、濃縮された溶液は低温熱交換器36から出て配管60へ流れ、低温吸収器22Bのドリップパン62に供給される。
【0029】
低温発生器32から低温吸収器24への濃縮された溶液の流れが追加の溶液ポンプを用いることなく生じること、及びそれが低温発生器32を低温吸収器22Bより高い位置に配置したことに関連する水頭と重力の結果であることは重要である。また、同じく重要な点として、低温発生器32の場合と同様に、低温吸収器24においても、下側の管束24Bの上への濃縮された溶液の散布を効率良く行うために、好ましくはドリップパンが用いられる点が挙げられる。そして、この場合も同様にスプレーツリーや他の種類の液体散布手段を用いることも可能であり、それは本発明の範囲に含まれる。しかし、ドリップパンを用いるのが好ましいのは、比較的低エネルギーの液体を下側の管束上へ散布することがより均一に達成され、ドリップパン/管束の組み合わせで占められる垂直方向のスペースは小さくて済み、目詰まりし得るノズルを用いなくて済むからである。そしてこの結果、散布される溶液と散布される溶液をその上に受ける管束の管との間の熱伝達がより良好となり、ひいては冷凍機全体の効率が改善されることになる。
【0030】
濃縮された溶液は高温発生器34から出て配管68を通って高温熱交換器38に流れ、高温熱交換器において濃縮された溶液は、低温熱交換器36内での熱交換の場合と同様に、高温発生器に向かって逆方向に流れる比較的低温の希薄溶液と熱交換しながら流れ、その希薄溶液を加熱する。濃縮された溶液は、高温熱交換器38から出て配管70を流れ、高温吸収器22Aのドリップパン72に供給される。この場合も、スプレーツリーではなくドリップパンを用いるのが上述の理由から好ましい。
【0031】
冷凍機の冷媒側では、冷媒用ポンプ74がシステム冷媒を蒸発器20の底部からその最上部にあるドリップパン76へとポンピングする。冷凍機にその冷却機能を発揮させるため、冷凍機10の冷却対象の熱負荷によって加熱され、そこからの熱を運ぶ媒質は、配管78を通して冷凍機の蒸発器に供給される。この媒質は、システム冷媒と同様に通常は水であり、蒸発器の下側の管束26Bに流入し、上向きに進んで上側の管束26Aに入って流れる。この媒質の流れは、蒸発器中でのシステム冷媒の下向きの流れに対して逆方向であるのが好ましい。
【0032】
蒸発器の管束26A及び26Bを通して流れる熱負荷の熱伝達媒質からシステム冷媒へと熱が廃棄されることにより、媒質は冷却され、シェル12から冷却を必要とする熱負荷へと戻される。同時に、管束26A及び26Bの管の外部において蒸発器内を下向きに流れる冷媒は、管内を流れる冷媒からそこに廃棄される熱によって気化する。気化した冷媒は、蒸気分離器80を通して、蒸発器20から吸収器18へと両者の間に存在する僅かな圧力差によって流れる。
【0033】
蒸気分離器80は、冷媒の蒸気は蒸発器20から吸収器18へと流すが、液体や液滴が蒸発器20から吸収器18に入らないように構成される。蒸気分離器80は、吸収器18で生成することがある塩が蒸発器20に流入し、これによってシステム冷媒が汚染されるのを防止する役目も同時に果たしている。蒸気蒸発器80に関する他の利点については以下説明する。
【0034】
比較的温度の高い冷媒蒸気は、蒸発器20から蒸気分離器80を通して吸収器18に流れるが、そこで濃縮された溶液と混合し、その濃縮された溶液に吸収される。この濃縮された溶液は、高温温度吸収器22Aの管束24Aの上及び低温吸収器22Bの管束24Bの上に、それぞれドリップパン72及び62によって滴下される。同時に、冷却水が配管82を通して低温吸収器22Bの管束24Bの管内へと供給され、吸収器管束の管の外部において吸収器内を下向きに流れるシステム溶液と逆方向に流れながら熱交換する関係となるように上向きに流れる。この冷却水は管束24Bから管束24Aを通して流れて、シェル12から出て配管84を通して流れ、凝縮器30の管束86に入る。そして冷却水はそこから冷凍機10の外部に流出する。
【0035】
吸収器18内を下向きに流れる濃縮された溶液は、その下向きに流れる過程で冷媒蒸気を吸収することによって希釈、即ち「薄め」られる。希釈された溶液、つまり「希薄」溶液は、高温吸収器部分と低温吸収器部分から、最後にシェル12内の吸収器18の底部に流れ、そこで希薄溶液のプール28を形成し、そこから溶液ポンプ40によって低温発生器32及び高温発生器34へとポンピングされる。
【0036】
システム冷媒は、低温発生器32の管束50の管内から配管56を通して凝縮器30に流れてきたものでも、凝縮器管束86の管の外部でシステム冷媒が凝縮した結果生じたものでも、重力、要素間の高さの差によって生じる水頭、及び凝縮器30内に通常生ずる僅かに高い圧力によって配管88を通して蒸発器20へと供給される。そのような凝縮した冷媒は、蒸発器20の底部にある冷媒のプール90に流れ込み、そこから冷媒ポンプ74によって蒸発器の最上部にあるドリップパン76へと再循環される。
【0037】
液体再散布用の皿状部である再散布用パン92が好ましくはシェル12内で利用され、概ね低温吸収器22Bの管束24Bと蒸発器20の下側管束26Bの両方の上側に配置される点に注目されたい。再散布用パン92は、他のパン46、62、72、及び78と同様にドリップパンとしての役目を果たし、低温吸収器24の管束24B全体と、蒸発器20の下側部分の管束26B全体にわたる液体の散布のために再度流れの向きを正し、散布状態を改善し、散布をより均一にする役目を果たす。
【0038】
高温吸収器22Aと低温吸収器22Bとの間に温度差が存在し、シェル12を概ね上側部分と下側部分に分割する役目を果たす再散布用パン92が使用されていることから、低温吸収器及び蒸発器の下側部分の圧力より僅かに高い高温吸収器及び蒸発器の上側部分の圧力が生成され維持されることになる。たとえ比較的小さな差であってもこの圧力差が存在すると、再散布用パン92に流れる液体が、低温吸収器と蒸発器管束の両方の上全体にわたってより均一かつより継続的に流れて散布される傾向が生ずる。これによってさらに、シェル12で生ずる熱交換プロセスの効率及び冷凍機全体の効率が向上する。
【0039】
散布用パン46、62、72、及び78の全てと再散布用パン92は比較的簡単な構造を有し、所定のサイズを有し所定の位置にある複数の孔を画定する金属板からなり、孔は概ねその下にある管束の長さ及び幅方向全体にわたって開いている。このような構成を有することから、そこを通過して流出する液体の流れは低エネルギーで、その下の管束の上側全体にわたって量と質が概ね一定となる。
【0040】
再散布用パン92の吸収器18内にある部分92Aを通して高温吸収器22Aから低温吸収器22Bへ溶液を流す代わりに、再散布用パン92の部分92Aを孔のない形態(solid)に形成し、部分92Aを、実質的に高温吸収器22A内を下向きに流れた溶液を収集するための収集用パンとして機能させることができる点に注目されたい。この場合、高温吸収器22Aの最下部に落ちてきた溶液は、パン92の部分92Aに収集され、例えば図3において想像線で示す管94を通して、低温熱吸収器22Bの管束24Bとは相互作用せずに低温吸収器22Bの底部のプールに供給される。
【0041】
冷凍機10における他の注目すべき点として、低温発生器32と凝縮器30との間に蒸気分離器98が配置されているシェル14の場合と同様に、蒸気分離器96が直焚き型高温発生器34において用いられている点が挙げられる。直焚き型発生器34においては、蒸気分離器96によって、冷媒の蒸気は配管54を通して低温発生器の管束50に流れるが、液体は高温発生器から出てゆかないようにしている。第3シェル14においても、蒸気分離器94は同様の目的で低温吸収器32と凝縮器30との間に配置されている。
【0042】
配管100及び切換弁102は、熱負荷及び/または温度条件が加熱されることを必要とするときに、冷凍機10が冷却水ではなく加熱された水を作り出すことができるようにするために存在する。通常、切換弁は、年に一度、環境条件が定常的に加熱することを必要とし始める時に、蒸気を配管100に流すことができる位置に切り換えられる。
【0043】
冷凍機10における、特に重要で有効な利点をもたらす特徴は他にもいくつか存在する。そのような特徴の1つとして、各部分が互いに垂直方向に積み重なる位置に配置される分割された吸収器を利用している点が挙げられ、これにより、溶液を高温吸収器部分から低温吸収器部分へ重力によって下向きに流すことができる。
【0044】
更に、比較的高さ方向に長く幅の狭い、垂直方向に分割された吸収器管束を用いることにより、横方向に隣接する蒸発器及び吸収器の各部分間での蒸気の流速/圧力差が小さくなり、そこで生ずる熱交換プロセスの効率が高まる。その点に関連して、垂直方向に分割された吸収器の管束と蒸発器の両部分が比較的高さ方向に長く幅が狭いことから、蒸気分離器80は比較的大きい表面積を有することになる。その表面は、蒸気が蒸発器から吸収器へ流れる際に通過するフロー領域を構成する。
【0045】
また、管束が比較的高さ方向に長く幅が狭いことから、冷媒蒸気が蒸発器から吸収器に入って吸収器の管束のより遠い部分まで達するべく移動する距離が著しく短くなる。全体の効果としては、蒸気分離器80の前後での蒸気の流速、圧力差が小さくなり熱伝達効率が高くなって、ひいては冷凍機10全体の効率が高められる。
【0046】
更に、垂直方向に分割された吸収器を使用することに関連して注目すべき点として、各吸収器部分に独立した濃縮された溶液の散布器が用いられていることが挙げられる。各吸収器部分に専用の散布器が使用されており、かつ濃縮された溶液が異なる供給源位置から各散布器に両者混合されることなく並行して供給されるので、比較的高温高圧となる高温発生器からの濃縮された溶液は、高温吸収器にある散布器に上向きに流れ得るようになり、一方、低温発生器からの濃縮された溶液は別個に、重力、及び低温発生器とそれより物理的に下の位置にある低温吸収器との間の高さの差によって低温吸収器にある散布器に供給されることになる。
【0047】
比較的高温の濃縮された溶液を、吸収器部分の一方(この場合は上側吸収器部分)に供給し、一方で冷却水を吸収器の管束を通して逆方向に流すことによって、冷凍機10は温度グライド(temperature glide)の利用、即ち冷凍機内に見出される比較的大きい温度差を利用することができるようになる。温度グライドを利用することによってシステムの効率が向上する。
【0048】
更に、温度グライドに関して、上に述べてきた冷凍機10全体の各所において生ずる逆方向の流れにおいて熱交換する関係は全て、利用可能な温度差の利用を図ったものである。そのように逆方向に流れる関係を利用し、比較的高さ方向に長く幅の狭い垂直方向に分割された吸収器の各部分へ濃縮された溶液を並行して供給していることによって、この冷凍機10内での溶液フロースキームは、非常に効果的でありながら、冷凍機10を能力の大きいものであってもコンパクトな大きさにすることを可能にしている。
【0049】
加えて、濃縮された溶液が同時並行で流れるように構成し、かつ高温発生器、低温発生器、高温吸収器、及び低温吸収器を一定の相対的な高さ位置となるように配置したことによって、前述のように、冷凍機内に濃縮された溶液をポンピングするための溶液ポンプを複数個設ける必要がなくなる。溶液ポンプを複数個設ける代わりに、濃縮された溶液を高温発生器から垂直方向に高い位置にある高温吸収器へと供給するためには圧力を利用し、濃縮された溶液を低温発生器から垂直方向に低い位置にある低温吸収器へ供給するためには重力/高さの差を利用する。
【0050】
最後に、シェル14とシェル16が垂直方向に位置を合わせて配置されていること、高温吸収器と低温吸収器とが関連する蒸発器の部分と同様に分割されて一方が一方の上に縦に配置されていること、及びシェル12内の各管束が比較的高さ方向に長く幅が狭い形状を有することから、シェル12の幅及び冷凍機10全体の幅は非常に小さくなっている。特に注目すべき点は、シェル12の高さの幅に対する比が幅を1として約1.5以上となる点である。好ましい実施態様において、この比は、蒸発器については多少大きくなり、吸収器については多少小さくなる。このような幅が狭いという冷凍機の設計と、冷凍機で用いられる溶液フロースキームとによって、800トン以上もの能力を有しながら、市販の標準的な出荷用コンテナに適合し得る、出荷のために分解する必要のない幅、長さ、及び高さを有するように、冷凍機10を作製できるようになる。この点に関しては、図4A、図4B、及び図4Cを参照されたい。これらの図は、現在世界市場において主要な製造業者から市販されている同程度の能力を有する吸収式冷凍機と比較した、本発明の設計による冷凍機の全体のコンパクトさ、幅及び高さの小ささを明示している。
【0051】
図4A、図4B、及び図4Cに関して、実線200、300、及び400は、本発明の冷凍機の能力に対する幅、高さ、及び設置面積をそれぞれ表している。網掛け領域202、302、及び402は、世界市場で主要な製造業者から市販されている吸収式冷凍機の幅、高さ、及びフットプリントをそれぞれ表している。さらに、波線204及び304は、標準的な、商業的に利用されるいわゆる「ドライコンテナ(dry container)」の幅及び高さをそれぞれ表し、図4Bにおける波線306は、標準的な商業的に利用される出荷用の「ハイキューブ(high cube)コンテナ」の高さを表している。標準的なドライコンテナでは、幅は90インチであり、高さは89.5インチである。ハイキューブコンテナの幅は92インチであり、その高さは101.75インチである。前述のように、本発明の冷凍機の幅及び高さは、同程度の能力を有する電気式冷凍機の幅及び高さと同程度かそれより小さいため、本発明の吸収式冷凍機は同程度の能力を有する電気式冷凍機の代替用として候補に加えることができる。
【0052】
図4A、図4B、及び図4Cから明らかなように、本発明の冷凍機は、800トン以上の能力を有しながら標準化された出荷用コンテナで出荷することができるが、同程度の能力を有する既存の冷凍機では、一般的には500トン程度の能力で標準的な出荷用コンテナの高さと幅の制約を越えてしまう。従って、本発明の冷凍機は、標準化された商業的に利用される出荷用コンテナに分解することなく収めて出荷可能な吸収式冷凍機の能力を約60%高め、現在の世界におけるそのような冷凍機の用途の大部分をカバーするような能力で、そのような冷凍機を利用可能にするものである。
【0053】
本発明の冷凍機を、その好ましい実施形態及び溶液フロースキームに基づいて説明してきたが、本発明の範囲を逸脱することなくその両方に様々な変更を加えて実施可能であることは当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収式冷凍機の斜視図。
【図2】本発明の吸収式冷凍機の端面図。
【図3】本発明の吸収式冷凍機の模式図であり、好ましい溶液フロースキームと、冷凍機の構成部品の相対的配置を示す。
【図4A】本発明の冷凍機のユニットの幅を、現在の世界の市場で入手可能な同程度の能力を有する冷凍機と比較して示す図であり、本発明の冷凍機の相対的なコンパクトさと、本発明の冷凍機が、出荷用コンテナで出荷可能である冷凍機の能力として現在可能な水準より非常に高い能力を有しながら、標準化された出荷用コンテナで出荷可能であることを明示している。
【図4B】本発明の冷凍機のユニットの高さを、現在の世界の市場で入手可能な同程度の能力を有する冷凍機と比較して示す図であり、本発明の冷凍機の相対的なコンパクトさと、本発明の冷凍機が、出荷用コンテナで出荷可能である冷凍機の能力として現在可能な水準より非常に高い能力を有しながら、標準化された出荷用コンテナで出荷可能であることを明示している。
【図4C】本発明の冷凍機の全体の設置面積を、現在の世界の市場で入手可能な同程度の能力を有する冷凍機と比較して示す図であり、本発明の冷凍機の相対的なコンパクトさと、本発明の冷凍機が、出荷用コンテナで出荷可能である冷凍機の能力として現在可能な水準より非常に高い能力を有しながら、標準化された出荷用コンテナで出荷可能であることを明示している。

Claims (51)

  1. 吸収式冷凍機であって、
    高温発生器と、
    低温発生器と、
    凝縮器と、
    蒸発器と、
    高温吸収器と低温吸収器とを有する吸収器とを有し、
    前記低温吸収器は、前記高温吸収器及び前記低温発生器の両方より低い位置に配置されることを特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 吸収剤と冷媒とを有する溶液を更に有し、
    前記溶液の第1の部分である第1溶液部分は前記低温発生器から前記低温吸収器を通して流れ、前記溶液の第2の部分である第2溶液部分は、前記高温発生器から前記高温吸収器を通して流れ、前記第1溶液部分の前記低温発生器から前記低温吸収器への流れは重力によって助けられ、前記第2溶液部分の前記高温発生器から前記高温吸収器への流れは、前記高温発生器に存在する圧力によって生ずることを特徴とする請求項1に記載の吸収式冷凍機。
  3. 前記第1溶液部分及び前記第2溶液部分が、それぞれ前記低温吸収器及び前記高温吸収器を流れた後に、前記吸収器の底部において混合してプールを形成することを特徴とする請求項2に記載の吸収式冷凍機。
  4. 溶液ポンプを更に有し、
    前記溶液ポンプが前記吸収器の底部にある前記プールから、溶液を前記高温発生器及び前記低温発生器の両方に並行してポンピングすることを特徴とする請求項3に記載の吸収式冷凍機。
  5. 前記高温吸収器が管束を有し、前記低温吸収器が管束を有し、かつ
    第1散布器及び第2散布器を更に有し、前記第1散布器が前記高温吸収器の管束の垂直方向上側に配置され、前記第2散布器が前記低温吸収器の管束の垂直方向上側に配置され、
    前記第1溶液部分が前記低温吸収器から前記第1散布器に流れ、そこから流出して前記低温吸収器の前記管束の上に流れ、
    前記第2溶液部分が前記高温発生器から前記第2散布器に流れ、そこから流出して記高温吸収器の管束の上に流れることを特徴とする請求項4に記載の吸収式冷凍機。
  6. 前記低温発生器が、前記高温発生器の垂直方向上側に位置を合わせて配置されることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  7. 高温熱交換器及び低温熱交換器を更に有し、
    前記溶液ポンプによって前記吸収器の底部にある前記プールから前記低温発生器へポンピングされる溶液は、前記低温発生器へ流れる途中で前記低温熱交換器を通過し、
    前記溶液ポンプによって前記吸収器の底部にある前記プールから前記高温発生器へポンピングされる溶液は、前記高温発生器へ流れる途中で前記高温熱交換器を通過し、
    前記第1溶液部分は前記低温発生器から前記低温吸収器へ流れる途中で前記低温熱交換器を通過して流れ、前記第2溶液部分は前記高温発生器から前記高温吸収器へ流れる途中で前記高温熱交換器を通過して流れることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  8. 前記低温熱交換器を通して流れる前記第1溶液部分の流れは、前記低温熱交換器を通して前記低温発生器へポンピングされる溶液の流れと反対方向であり、
    前記高温熱交換器を通して流れる前記第2溶液部分の流れは、前記高温熱交換器を通して前記高温発生器へとポンピングされる溶液の流れと反対方向であることを特徴とし、
    前記第1溶液部分は、前記低温熱交換器を通してポンピングされる溶液へ熱を廃棄し、
    前記第2溶液部分は、前記高温熱交換器を通してポンピングされる溶液に熱を廃棄することを特徴とする請求項7に記載の吸収式冷凍機。
  9. 前記吸収器内を流れる冷却液を更に有し、
    前記冷却液が、初めに前記低温吸収器の管束を通して流れ、次に前記高温吸収器の管束を通して流れることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  10. 前記凝縮器が管束を有し、
    前記冷却液が前記高温吸収器から前記凝縮器の管束に流入し、それを通して流れることを特徴とする請求項9に記載の吸収式冷凍機。
  11. 前記蒸発器が上側部分と下側部分とを有し、
    前記蒸発器の前記上側部分は、前記蒸発器の前記下側部分の上側でかつ前記高温吸収器の管束に水平方向に隣接した位置に配置され、
    前記蒸発器の前記下側部分は、前記低温吸収器の前記管束に水平方向に隣接した位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  12. 前記第2溶液部分が、前記高温吸収器の管束の上に流れてそこを通過した後、前記低温吸収器の管束の上に流れることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  13. 前記第2溶液部分が前記高温吸収器の管束の周りを通過した後にそれを収集し、前記低温吸収器の管束の上にそれを再散布するための収集・再散布手段を更に有することを特徴とする請求項12に記載の吸収式冷凍機。
  14. 前記第2溶液部分を収集し再散布するための前記収集・再散布手段が、前記高温吸収器の管束の下で、かつ前記低温吸収器の管束の上の位置に配置された再散布用パンを含み、
    前記再散布用パンが、前記第2溶液部分が前記低温吸収器の前記管束の上に流れる前に通過する複数の孔を画定することを特徴とする請求項13に記載の吸収式冷凍機。
  15. 前記第2溶液部分が前記高温吸収器の管束の周りを通過した後にそれを収集する収集手段、及び前記第2溶液部分を前記低温吸収器の管束と相互作用させずに前記吸収器の底部の前記プールに導流するための導流手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  16. 前記収集手段が、前記高温吸収器の管束の下で、かつ前記低温吸収器の管束の上の位置に配置された孔のないパンを含むことを特徴とし、
    前記導流手段が、前記第2溶液部分が前記収集用パンから流出し、前記吸収器の底部にある前記プールへ流れるときに通過する管を含むことを特徴とする請求項15に記載の吸収式冷凍機。
  17. 前記蒸発器の前記上側部分が管束を有し、前記蒸発器の前記下側部分が管束を有し、かつ
    再散布用パン、冷媒散布器、及び冷媒ポンプを更に有することを特徴とし、
    前記冷媒ポンプが、前記蒸発器の底部から液体冷媒をポンピングして前記冷媒散布器に流し、
    前記冷媒散布器が、前記蒸発器の前記上側部分の管束の上に配置され、その管束の上に冷媒を散布し、
    前記再散布用パンが、前記高温吸収器の管束の下で、前記蒸発器の前記上側部分の管束の下で、前記低温吸収器の前記管束の上で、かつ前記蒸発器の前記下側部分の前記管束の上に位置するように配置され、
    前記再散布用パンは、前記第2溶液部分が前記高温吸収器の前記管束の周りを通過した後にそれを収集して前記低温吸収器の前記管束の上に再散布するとともに、前記冷媒が前記蒸発器の前記上側部分の管束を通過した後にそれを収集して前記蒸発器の前記下側部分の管束の上に再散布することを特徴とする請求項11に記載の吸収式冷凍機。
  18. 前記冷凍機が、最大800冷凍トンの能力を有する場合にあってその幅が7フィート8インチ未満であることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  19. 前記低温発生器が前記高温吸収器と水平方向に隣接した位置に配置され、かつ前記高温発生器が前記低温発生器に水平方向に隣接した位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  20. 前記低温発生器から前記低温吸収器への前記第1溶液部分の流れと、前記高温発生器から前記高温吸収器への前記第2溶液部分の流れの両方がポンプの助けなく生ずることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  21. 前記第1散布器と前記第2散布器の両方がドリップパンであることを特徴とし、
    前記ドリップパンが、圧力の助けなくその下にある各吸収器の管束の上に溶液を散布することを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  22. シェルを更に有し、前記吸収器及び前記蒸発器が前記シェルの中に配置され、前記シェルの高さの幅に対する比が幅を1として1.5以上であることを特徴とする請求項5に記載の吸収式冷凍機。
  23. 前記冷凍機の長さ、幅、及び高さが、前記冷凍機が最大800冷凍トンの能力を有する場合にあって、出荷のための分解をすることなく標準的な商業的に利用されるキューブコンテナ内に収まるような大きさであることを特徴とする請求項1に記載の吸収式冷凍機。
  24. 溶液及び溶液ポンプを更に有し、
    前記溶液ポンプが前記溶液を前記吸収器から前記低温発生器と前記高温発生器とへ並行してポンピングし、次いで前記溶液は混合しない状態で前記低温発生器及び前記高温発生器から前記高温吸収器にポンプによる助けなく戻ることを特徴とする請求項23に記載の吸収式冷凍機。
  25. 前記冷凍機が冷却液のための流路を画定しており、前記流路を流れる前記冷却液は、前記低温吸収器に流れてそこを通過し、次に前記高温吸収器に流れてそこを通過し、次いで前記凝縮器に流れてそこを通過して流出することを特徴とする請求項24に記載の吸収式冷凍機。
  26. 内部を溶液が流れる吸収式冷凍機であって、
    吸収器と、
    蒸発器と、
    低温発生器と、
    凝縮器と、
    直焚き型高温発生器とを有し、
    前記吸収器と前記蒸発器とは第1シェル内に配置され、前記低温発生器と前記凝縮器とは第2シェル内に配置され、前記直焚き型高温発生器は第3シェル内に配置され、前記第2シェルは、前記第3シェルの垂直方向上側に位置を合わせて配置されることを特徴とする吸収式冷凍機。
  27. 溶液ポンプを更に有し、
    前記溶液ポンプが、希薄溶液を前記第1シェルの1つの位置から前記第2シェルと前記第3シェルの両方に並行してポンピングすることを特徴とする請求項26に記載の吸収式冷凍機。
  28. 濃縮された溶液が、前記第2シェル及び前記第3シェルから並行して前記第1シェルに戻ることを特徴とする請求項27に記載の吸収式冷凍機。
  29. 前記吸収器が垂直方向に分割された吸収器であり、前記垂直方向に分割された吸収器の下側部分は低温吸収器で、前記垂直方向に分割された吸収器の上側部分は高温吸収器であって、前記低温吸収器は前記第2シェルからの濃縮された溶液を受け、前記高温吸収器は前記第3シェルからの濃縮された溶液を受けることを特徴とする請求項28に記載の吸収式冷凍機。
  30. 前記第2シェルから前記低温吸収器への濃縮された溶液の流れが、前記第2シェルを前記低温吸収器より高い位置に配置した結果として生ずることを特徴とし、
    前記第3シェルから前記高温吸収器への濃縮された溶液の流れが、前記高温発生器と前記高温吸収器との間の圧力差の結果として生ずることを特徴とする請求項29に記載の吸収式冷凍機。
  31. 前記低温吸収器に供給される濃縮された溶液が前記低温吸収器内を流れ、このような流れのプロセスの中で希薄溶液になり、
    前記高温吸収器に供給される濃縮された溶液が前記高温吸収器内を流れ、そのような流れのプロセスの中で希薄溶液になることを特徴とし、
    前記希薄溶液はともに前記吸収器の底部に貯まってプールを形成し、前記溶液ポンプによってポンピングされる希薄溶液の供給源となることを特徴とする請求項30に記載の吸収式冷凍機。
  32. 前記第1シェル及び前記第2シェルが協働して冷却液のための流路を画定し、前記冷却液のための流路は、前記低温吸収器、前記高温吸収器、及び前記凝縮器を順に通る流路であることを特徴とする請求項31に記載の吸収式冷凍機。
  33. 高温熱交換器及び低温熱交換器を更に有し、
    前記溶液ポンプによって前記低温発生器にポンピングされる前記希薄溶液は前記低温熱交換器を通して流れ、前記ポンプによって前記高温発生器へポンピングされる前記希薄溶液は前記高温熱交換器を通して流れることを特徴とし、
    前記低温発生器から前記低温吸収器へ流れる前記濃縮された溶液は前記低温熱交換器を通して流れ、前記高温発生器から前記高温吸収器へ流れる前記濃縮された溶液は前記高温熱交換器を通して流れることを特徴とする請求項32に記載の吸収式冷凍機。
  34. 前記低温吸収器及び前記高温吸収器のそれぞれが管束を有することを特徴とし、
    前記蒸発器が上側管束及び下側管束を有することを特徴とする請求項33に記載の吸収式冷凍機。
  35. 冷媒及び前記第1シェルに配置された再散布用パンを更に有し、
    前記再散布用パンは、前記高温吸収器の管束の下で、前記蒸発器の前記上側管束の下で、前記低温吸収器の管束の上で、かつ前記蒸発器の前記下側管束の上の位置に配置され、
    前記再散布用パンは、前記高温吸収器の管束の周りを通過して流れた溶液を、前記低温吸収器の管束の上に再散布するとともに、前記蒸発器の前記上側管束の周りを通過して流れた冷媒を、前記蒸発器の前記下側管束の上に再散布することを特徴とする請求項34に記載の吸収式冷凍機。
  36. 収集用パンを更に有し、
    前記収集用パンは、前記高温吸収器の管束の下で、前記低温吸収器の管束の上の位置に配置され、
    前記収集用パンは、前記高温吸収器の管束の周りを通過して流れた溶液を収集して、前記吸収器の底部に位置する溶液の前記プールへ供給することを特徴とする請求項34に記載の吸収式冷凍機。
  37. 第1及び第2のドリップパンを更に有し、
    前記第1のドリップパンは、前記高温吸収器の管束の上の位置に配置され、かつ前記高温吸収器へ供給された濃縮された溶液を前記高温吸収器の管束の上に散布し、
    前記第2のドリップパンは、前記低温吸収器の前記管束の上の位置に配置され、かつ前記低温吸収器に供給された濃縮された溶液を、前記低温吸収器の管束の上に散布することを特徴とする請求項34に記載の吸収式冷凍機。
  38. 前記第1シェルの高さの幅に対する比が、幅を1としたとき、最大800冷凍トンの能力を有する冷凍機にあって1.5以上であることを特徴とする請求項29に記載の吸収式冷凍機。
  39. 前記冷凍機の全高さ及び幅が、最大800冷凍トンの能力を有する場合にあってそれぞれ101.75インチ未満及び92インチ未満であり、前記冷凍機が、最大800冷凍トンの能力を有する場合にあって、分解することなく商業的に利用される出荷用のドライコンテナに収めて出荷可能であることを特徴とする請求項29に記載の吸収式冷凍機。
  40. 吸収器、低温発生器、及び高温発生器を有する吸収式冷凍機において溶液を流す方法であって、
    前記吸収器から前記低温発生器及び前記高温発生器の両方に並行して希薄溶液をポンピングする過程と、
    前記低温発生器及び前記高温発生器から前記冷凍機の吸収器へ並行してかつ混合しないように濃縮された溶液を戻す過程とを有し、
    前記低温発生器からの濃縮された溶液は前記吸収器の第1部分へと供給され、前記高温発生器からの濃縮された溶液は前記吸収器の第2部分へと供給され、前記吸収器の前記第1部分及び前記第2部分は高さの異なる位置に配置され、前記吸収器の前記第2部分は前記吸収器の前記第1部分より垂直方向に上側の位置にあることを特徴とする方法。
  41. 前記吸収器の前記第1部分は低温吸収器で、前記吸収器の前記第2部分は高温吸収器であることを特徴とし、
    前記溶液を戻す過程が、
    前記低温発生器から前記低温吸収器への濃縮された溶液の流れを発生させるべく重力を利用する過程と、
    前記高温発生器から前記高温吸収器へと濃縮された溶液の流れを発生させるべく前記高温発生器における圧力を利用する過程とを含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  42. 前記低温発生器から前記低温吸収器へ戻る溶液を、前記低温吸収器を通して流す過程と、
    前記高温発生器から前記高温吸収器へ戻る溶液を、前記高温吸収器を通して流す過程と、
    前記低温吸収器及び前記高温吸収器を通して流れた溶液を前記吸収器の底部にある収集してプールを形成する過程とを有し、
    前記プールは、前記ポンピングする過程においてポンピングされる希薄溶液の供給源であることを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 前記ポンピングする過程が、
    前記吸収器から前記低温発生器へポンピングされた希薄溶液を低温熱交換器を通して流す過程と、
    前記吸収器から前記高温発生器へとポンピングされた希薄溶液を高温熱交換器を通して流す過程とを含むことを特徴とし、
    前記溶液を戻す過程が、
    前記低温発生器から前記低温吸収器へ戻される濃縮された溶液を、前記低温熱交換器を通して流す過程と、
    前記高温発生器から前記高温吸収器へと流れる濃縮された溶液を、前記高温熱交換器を通して流す過程とを含むことを特徴とする請求項42に記載の方法。
  44. 前記冷凍機が凝縮器を有することを特徴とし、
    冷却液を、前記低温吸収器、前記高温吸収器、及び前記凝縮器にこの順に流す過程を更に有することを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. 前記高温吸収器を通して流れた溶液を収集する過程と、 前記収集する過程において収集された溶液を前記低温吸収器を通して流すために再散布する過程とを更に有することを特徴とする請求項44に記載の方法。
  46. 前記低温発生器を前記高温発生器の上に垂直方向に位置を合わせて配置する過程を更に含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  47. 吸収器、低温発生器、及び高温発生器を有する吸収式冷凍機において溶液を流す方法であって、
    前記冷凍機の前記低温発生器と前記高温発生器とに並行して希薄溶液をポンピングする過程と、
    前記低温発生器において溶液を濃縮する過程と、
    前記高温発生器において希薄溶液を濃縮する過程と、
    前記低温発生器から前記吸収器における第1の位置へと濃縮された溶液の流れを発生させるべく重力を利用する過程と、
    前記高温発生器から前記吸収器における第2の位置へと濃縮された溶液の流れを発生させるべく前記高温発生器における圧力を利用する過程とを有し、
    前記吸収器における前記第2の位置が前記第1の位置の垂直方向上側に位置し、前記第1の位置は前記低温発生器より下に位置することを特徴とする方法。
  48. 前記低温発生器へ供給された前記濃縮された溶液を前記低温発生器を通して流す過程であって、前記濃縮された溶液はこの過程において薄められる、該過程と、
    前記高温発生器に供給された前記濃縮された溶液を前記高温発生器を通して流す過程であって、前記濃縮された溶液はこの過程において薄められる、該過程と、
    前記低温吸収器及び前記高温吸収器を通して流す過程の中で薄められた溶液を前記蒸発器の底部に収集してプールを形成する過程であって、前記プールは前記ポンピングする過程においてポンピングされる希薄溶液の供給源となる、該過程とを更に含むことを特徴とする請求項47に記載の方法。
  49. 前記冷凍機の前記低温発生器を、前記冷凍機の前記高温発生器の上に垂直方向に位置を合わせて配置する過程を更に含むことを特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. 冷却液を、前記低温吸収器、前記高温発生器、及び前記凝縮器にこの順に流す過程を更に有することを特徴とする請求項49に記載の方法。
  51. 前記吸収器から前記低温発生器へポンピングされた希薄溶液を前記低温熱交換器を通して流す過程と、
    前記吸収器から前記高温発生器へポンピングされた希薄溶液を前記高温熱交換器を通して流す過程と、
    前記低温発生器から前記吸収器における前記第1の位置へ流された濃縮された溶液を前記低温熱交換器を通して流す過程と、
    前記高温発生器から前記吸収器の前記第2の位置へ流された濃縮された溶液を前記高温熱交換器を通して流す過程とを更に有することを特徴とする請求項50に記載の方法。
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