JP2004500860A - 通知方法および装置 - Google Patents
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Abstract
乳牛等の搾乳動物が搾乳動物用の区域(1)内を自由に移動して、動物識別装置(20,43)と動物のデータベースとを有している、例えば完全自動式の搾乳機(14)を備えた搾乳室(9)または給餌ステーション(33)等の搾乳動物用ステーションへ個別に行くことができる酪農場のユーザに自動的に通知する方法において、その方法は、データベース中の搾乳動物の特定の搾乳動物の事前選択を受け取るステップと、ステーションに来る各搾乳動物を識別するステップと、ステーションに来ている事前選択された搾乳動物に基づいて、その動物を酪農場のユーザに通知するステップとを含んでいる。この方法は、動物用ステーションまたは酪農システムのコンピュータに読み込まれたコンピュータプログラム製品によって実施することが可能である。
Description
【0001】
発明の技術分野
本発明は、広義には酪農業に関し、特に、酪農場のユーザに自動的に通知する方法、この方法をそれぞれ実施するコンピュータプログラム製品、酪農動物用ステーション、および酪農システムに関する。
【0002】
従来技術の説明と発明の背景
現代の酪農業では、機械搾乳等のさまざまな作業の効率を上げるために、とりわけ牛乳生産高の増大と搾乳時間の短縮に関する研究開発活動が継続的に行われている。
【0003】
この点における主要な動向は、そのさまざまな作業の自動化の程度が進んでいることである。例えば、機械搾乳は搾乳ロボットによって完全に自動化された方法で実施することが可能である。このような自動搾乳装置は、酪農動物が自由に歩き回る広い区域内で、搾乳、給餌、ミルクの検査、ミルクのサンプル採取、動物の移動等を管理することが可能である。これは、すべてが適切に進行すれば、この装置のユーザ、すなわち酪農家が長時間にわたって畜舎から離れられることを意味する。
【0004】
それでもなお、いくつかの作業は多かれ少なかれ手作業で行われている。例えば、特定の酪農動物が治療中で薬が投与されている場合、あるいは膏薬を塗布しなくてはならない場合は、人手による検査および/または治療のためにこの特定の動物を見つけなくてはならない。酪農動物が自由に歩き回る広い面積の酪農場では、対象の動物を見つけるのは大変で時間がかかる仕事である。また、この動物が見つかったときに、治療または検査の間、この動物をじっと動かずにさせておくことが困難な場合もある。
【0005】
また、治療の中には搾乳と関連して実施されるべきものもある。
【0006】
ゴラン(Golan)に付与された米国特許第5,790,047号は、乳牛に取り付けられ、乳牛を遠くから識別するための特有の識別コードを付与する識別タグと、群れの中の各乳牛の対応識別コード、および、乳牛に実施されるべき治療に関する治療コードを含むデータベースとを有する、乳牛に実施されるべき治療を目で見えるように示す印を乳牛に付ける装置を開示している。その乳牛は、搾乳室と家畜囲いとの間の途中で、乳牛を識別し、治療コードを一意に特定する目に見える印を乳牛に付けるために、治療コードに対応するさまざまな色のスプレーガンを有している塗料噴霧ステーションを通過する。
【0007】
しかしながら、この米国特許は、特定の対象動物を、どのようにして見つけるのかも、どこで見つけるのかも開示していない。また、スプレーガンを備えたこの装置は、特定の1頭または数頭の動物を治療すべき場合には実用的でないように思われる。
【0008】
発明の概要
本発明の目的は、特定の搾乳動物の所在位置を発見したときに、乳牛等の搾乳動物が搾乳動物用の区域内を自由に移動して、例えば牛房、搾乳室、または給餌ステーション等の、動物識別装置と動物のデータベースとを有している動物用ステーションへ個別に行くことができる酪農場のユーザに自動的に通知する方法を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、簡素で、信頼性があり、低コストで、実施するのが容易な、このような本発明の方法を提供することである。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、そのような所在位置を発見した後、即座に、または少なくとも最小限の遅延時間でユーザに注意を喚起することができる、このような本発明の方法を提供することである。
【0011】
とりわけこれらの目的は、本発明の一態様によれば、請求項1〜9のいずれかに記載されている方法によって達成される。
【0012】
特定の搾乳動物はユーザによって事前に選択されることが好ましい。そのような動物は、膏薬の塗布または薬の投与等の何らかの方法で治療されるべき搾乳動物であってもよい。あるいは、搾乳動物は、自動搾乳機等の特定の機器に慣れておらず、そのために怯えている、または怖がっている動物であってもよい。
【0013】
動物用ステーションが搾乳室である場合、その搾乳機は、特定の動物が識別されたときに自動的に停止することが好ましい。
【0014】
ユーザは、電話、移動電話、携帯無線呼出し器、またはブルートゥース対応装置によって通知されてもよい。通知は、音声または文字メッセージであってもよいし、あるいは警報信号、特に警報音であってもよい。
【0015】
この方法をいくつかの搾乳動物用ステーションに導入する場合、通知は、特定の動物がいる動物用ステーションの識別を含むことが有利である。
【0016】
本発明は既存の自動酪農システムに容易に組み合わせることが可能であることが分かる。
【0017】
本発明の他の目的は、動物用ステーションと、本発明の方法を実施する酪農システムを提供することである。
【0018】
したがって、本発明の第2および第3の態様によれば、請求項10と11にそれぞれ記載されている動物用ステーションと酪農場が提供される。
【0019】
本発明のさらに他の目的は、本発明の方法を実施するコンピュータプログラム製品を提供することである。
【0020】
したがって、本発明の第4の態様によれば、請求項12に記載されているコンピュータプログラム製品が提供される。
【0021】
本発明の利点は、酪農家が特定の動物を探したり、やって来るのを待ったりする必要がなく、これにより自分の時間をより有効に使えることである。
【0022】
本発明の他の利点は、例えば動物の相互順位が乱されるなどして、動物がその自然の行動の中で動揺させられたり緊張させられたりすることがない点であり、これにより、動物はより平静でいられる。
【0023】
本発明の他の特徴と利点は、以下の、発明の実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0024】
以下の詳細な説明では、ミルクを生産する動物は乳牛である。しかしながら、本発明は乳牛に限定されるものではなく、大量のミルクを生産する能力を持つ、羊、山羊、水牛、馬などの任意の動物に適用可能である。
【0025】
本発明は、以下に示されている発明の実施形態の詳細な説明と、単に例として示され、したがって本発明を限定するものではない添付した図1から、より十分に理解されるであろう。
【0026】
実施形態の詳細な説明
以下の説明では、限定することではなく説明することを目的として、本発明の十分な理解を促すために特定の技術や応用例等の具体的な詳細説明を述べる。しかしながら、当業者には、本発明を、これらの具体的な詳細説明から離れた他の実施形態で実施し得ることが明らかであろう。他の例では、不必要な詳記によって本発明の説明を不明瞭にさせないように、周知の方法および装置の詳説が省略されている。
【0027】
図1は、乳牛の群れを収容する動物用設備を示している。その設備は、柵または格子等の形の囲い込み手段3によって画定されている区域1を有している。区域1は、乳牛を自由に歩き回れるように収容するように構成されている。
【0028】
区域1には、自由に歩いている乳牛が自発的に搾乳されるように、すなわち乳牛が搾乳を必要とするときに搾乳されるために搾乳ステーション9に入るように構成された搾乳ステーションまたは搾乳室9が設けられている。搾乳ステーション9は、入口ゲート10と出口ゲート11を有する囲い部を有している。出口ゲート11の外側には、搾乳ステーションから出て行く乳牛が通過する出口スペース12があってもよい。出口スペース12は他の出口ゲート13を有している。
【0029】
搾乳ステーション9は、ミルク管16によってミルク貯蔵タンク15に連結された自動搾乳機14を備えている。搾乳機14は、搾乳機の乳首カップ19を搾乳ステーション9にいる乳牛の乳首に自動的に装着するように構成されたロボットアーム18を有する自動操作装置17を含んでいる。
【0030】
また、搾乳ステーション9は、搾乳ステーション9に近づいてくる乳牛を識別するために設けられた識別部材20を有している。すべてのゲート10,11および13は、概略的に示されたゲート制御装置31によって制御可能である。あるいは、ゲート13は手動で操作される一方向ゲートである。
【0031】
また、自動操作装置17とゲート制御装置31は中央処理および制御装置32に接続されている。中央処理および制御装置32は、動物用設備の中央処理および制御を担い、通常は、マイクロコンピュータ、適切なソフトウェア、および区域1内の乳牛のデータベースを有している。
【0032】
したがって、搾乳ステーションに近づいていく乳牛は、入口ゲート10を開くことによって識別部材20によって識別された後に搾乳ステーションに入ることが許されうる。
【0033】
搾乳の間中、乳首カップ19にかかる負圧によって乳牛の乳首からミルクが吸引される。吸引されたミルクは、1つまたはいくつかのミルク計量器(不図示)によって計量され、そのあと、ミルク貯蔵タンク15内に集められる。各乳首からの個別のミルク流量を測定するために、ミルク計量器が各乳首カップ毎に備えられていることが好ましい。また、各乳首カップは、各送入ライン16によってミルク貯蔵タンク15に個別に連結されていることが好ましい。
【0034】
搾乳が完了した後、乳牛は出口ゲート11と13を開けることによって搾乳ステーション9から出て行くことができる。搾乳ステーション9は、搾乳ステーション9の前端部に設けられた第1の給餌装置21と、出口スペース12の前端部に設けられた第2の給餌装置22とを備えていてもよい。
【0035】
第1の給餌装置21の目的は、乳牛を搾乳ステーション9に誘い入れ、少なくとも乳首カップの装着中、乳牛をじっと立たせておくことであり、第2の給餌装置22の目的は、搾乳終了後または何らかの理由により搾乳を中断した後に、乳牛を搾乳ステーション9から誘い出すことである。
【0036】
乳牛は、開示した給餌装置21,22以外の他の誘惑手段によって搾乳ステーション9に誘い入れたり搾乳ステーション9から誘い出したりしてもよいことに注意されたい。これに関連して、国際特許出願第96/19917号公開明細書を参照されたい。
【0037】
また、区域1は、乳牛が出入りできる牛房または給餌ステーション33を収容しており、すなわち、乳牛は必要があるときに食べ、あるいは飲むために給餌ステーション33に入る。給餌ステーション33は、入口ゲート35と出口ゲート39を有する囲い部を有している。
【0038】
給餌ステーション33は、コンセントレート、干し草、および水等の固体および液体の餌を乳牛に与えるように構成された自動給餌装置45を収容している。さらに、搾乳ステーション33は、給餌ステーション33に近づいてくる乳牛を識別するために設けられた識別部材43を備えている。ゲート35と39は、概略的に示したゲート制御装置40によって制御可能である。ゲート制御装置40およびゲート制御装置31は、中央処理および制御装置32によって制御されることができるように、搾乳室9に設置された中央処理および制御装置32に接続されていることが好ましい。
【0039】
このようにして、給餌ステーションに近づいていく乳牛は、入口ゲート35を開くことによって識別部材43によって識別された後に給餌ステーションに入ることが許されうる。次に、乳牛は入口ゲート35に入り、給餌装置45によって自動的に給餌される。給餌が完了した後、乳牛は、出口ゲート39を開けることによって給餌ステーション9から出て行くことが可能である。
【0040】
図1において、矢印50は、搾乳室9および給餌ステーション33を通る乳牛の流れをそれぞれ概略的に示している。
【0041】
また、第1の区域1は、2つ以上の餌の供給ステーション、別個の固体および液体供給ステーション、および2つ以上の1頭用の搾乳ステーション9を含んでいてもよい。
【0042】
本発明によれば、データベース内の複数の乳牛からの特定の乳牛の事前選択を、好ましくは酪農業者から受け取る。特定の乳牛とは、酪農家が人手で診察または治療するべき乳牛であるか、または、自動搾乳機等の特定の機器に慣れていない乳牛(例えば、未経産雌牛)である。
【0043】
また、搾乳ステーション9または給餌ステーション33に来る各乳牛は、各々の動物識別装置20,43によって識別される。その結果、ステーション9,33のいずれかに来ている事前選択された乳牛にしたがって、事前選択された乳牛が酪農場のユーザ、すなわち酪農業者に通知される。
【0044】
本発明の概念は、処理および制御装置32のメモリに読み込むことができるコンピュータプログラム製品によって実施されることが好ましく、そのプログラム製品は、その製品が処理および制御装置32上で実行されるときに本発明のステップを実施するソフトウェアコード部を含んでいる。
【0045】
したがって、このような方法により、酪農業者は、事前選択された乳牛が搾乳ステーション9または給餌ステーション33に到着すると自動的に通知される。その後、酪農家は該当するステーションに移動し、事前選択された乳牛を診察し、治療し、および/または落ち着かせる。したがって、本方法は、特定の乳牛が定められた時間にいる場所を酪農家に通知する。酪農家は、区域1が広く多数の乳牛を収容している場合に面倒で時間がかかる仕事となる可能性がある労力を使って乳牛を探す必要がなくなる。酪農家は、事前選択を行い、それから農場のどこかで時間を有効に使いながら通知を待つだけである。
【0046】
搾乳室9の処理および制御装置32内に保持されたデータベースは、本目的のために、乳牛が事前に選択されているか否かを示す更なる項目を各乳牛毎に備えている。図2は、このようなデータベースの抜粋例を概略的に示している。データベースは、ここでは、各乳牛毎に3つの項目を有している。1つの項目は、それぞれの乳牛を識別するための乳牛識別番号を格納しており、図2の例では、1〜10の乳牛が表記されている。第2の項目は、乳牛が事前に選択されているか否を特定しており、示した例では、No.2とNo.7の乳牛が事前に選択されている。最後に、任意である第3の項目は、事前に選択されたそれぞれの乳牛に実施されるべき行為を記載しており、示した例では、No.2の乳牛は膏薬が塗布され、一方、No.7の乳牛は診察されることになっている。
【0047】
搾乳ステーションの処理および制御装置32は、酪農家が装置と通信でき、特に、データベースの項目の記録内容を入力して変更できるように、表示装置および入出力手段を備えていることが理解されなければならない。酪農家が乳牛を見つけたいとき、その乳牛の事前選択項目を有効にし、その乳牛の通知を待つ。その乳牛の事前選択項目は、事前に選択された特定の乳牛の通知がされた後すぐに無効にされるか、あるいは、ある期間中、または酪農家が手動で事前選択項目を無効にするまでは依然として有効な状態のままである。
【0048】
上述したように、事前選択された乳牛は、治療し、診察し、および/または落ち着かせるべき乳牛である。このように、事前選択は、膏薬を塗布されるべき乳牛、薬を投与されるべき乳牛、または怯えている乳牛について行われうる。
【0049】
本発明は搾乳ステーションまたは給餌ステーションに限定されるものではなく、動物識別装置を備え、データベースへのアクセスを有する場所であればユーザに通知することが可能である。
【0050】
しかしながら、自動搾乳ステーションから通知される場合は、ユーザを待つ間、自動搾乳機自体は停止される、すなわち手動状態に切り換えられることが好ましい。任意で、ユーザは、特に搾乳機を自動運転状態に戻して、搾乳機を遠隔操作することができてもよい(酪農家はどこでも忙しく、搾乳が止めるのを望まない)。
【0051】
また、本発明は、ある時間、例えば日中だけ通知されることを含んでいてもよく、また、通知はさまざまな程度のものであってもよい。
【0052】
乳牛の事前選択は自動的に実施されてもよく、すなわち、病気の場合等の一定の事態によって引き起こされてもよい。
【0053】
通知するステーションが複数ある場合、通知は、事前選択された乳牛が来る動物用ステーションの識別を含むことが好ましい。
【0054】
ユーザは、電話、移動電話、携帯無線呼出し器、またはブルートゥース対応装置によって通知されてもよい。通知は、音声であってもよいし、文字メッセージであってもよい。あるいは、ユーザは、警報信号、特に警報音によって通知される。
【0055】
これらの例では、処理および制御装置32は、適切な送信機または警報発生器(図1には示されていない)を備えているか、あるいは適切な送信機または警報発生器に接続されている。
【0056】
本発明はいくつかのやり方で変更できることが明らかである。そのような変更例は、本発明の範囲から逸脱していると見なされるべきではない。当業者に明らかであろうそのようなすべての変更例は、添付された請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による酪農業者に自動的に通知する装置構成を含んでいる、乳牛の群れを収容する動物用設備の一実施形態を概略的に示す図である。
【図2】
図1の動物用設備の処理装置に含まれるデータベースの抜粋例を概略的に示す図である。
発明の技術分野
本発明は、広義には酪農業に関し、特に、酪農場のユーザに自動的に通知する方法、この方法をそれぞれ実施するコンピュータプログラム製品、酪農動物用ステーション、および酪農システムに関する。
【0002】
従来技術の説明と発明の背景
現代の酪農業では、機械搾乳等のさまざまな作業の効率を上げるために、とりわけ牛乳生産高の増大と搾乳時間の短縮に関する研究開発活動が継続的に行われている。
【0003】
この点における主要な動向は、そのさまざまな作業の自動化の程度が進んでいることである。例えば、機械搾乳は搾乳ロボットによって完全に自動化された方法で実施することが可能である。このような自動搾乳装置は、酪農動物が自由に歩き回る広い区域内で、搾乳、給餌、ミルクの検査、ミルクのサンプル採取、動物の移動等を管理することが可能である。これは、すべてが適切に進行すれば、この装置のユーザ、すなわち酪農家が長時間にわたって畜舎から離れられることを意味する。
【0004】
それでもなお、いくつかの作業は多かれ少なかれ手作業で行われている。例えば、特定の酪農動物が治療中で薬が投与されている場合、あるいは膏薬を塗布しなくてはならない場合は、人手による検査および/または治療のためにこの特定の動物を見つけなくてはならない。酪農動物が自由に歩き回る広い面積の酪農場では、対象の動物を見つけるのは大変で時間がかかる仕事である。また、この動物が見つかったときに、治療または検査の間、この動物をじっと動かずにさせておくことが困難な場合もある。
【0005】
また、治療の中には搾乳と関連して実施されるべきものもある。
【0006】
ゴラン(Golan)に付与された米国特許第5,790,047号は、乳牛に取り付けられ、乳牛を遠くから識別するための特有の識別コードを付与する識別タグと、群れの中の各乳牛の対応識別コード、および、乳牛に実施されるべき治療に関する治療コードを含むデータベースとを有する、乳牛に実施されるべき治療を目で見えるように示す印を乳牛に付ける装置を開示している。その乳牛は、搾乳室と家畜囲いとの間の途中で、乳牛を識別し、治療コードを一意に特定する目に見える印を乳牛に付けるために、治療コードに対応するさまざまな色のスプレーガンを有している塗料噴霧ステーションを通過する。
【0007】
しかしながら、この米国特許は、特定の対象動物を、どのようにして見つけるのかも、どこで見つけるのかも開示していない。また、スプレーガンを備えたこの装置は、特定の1頭または数頭の動物を治療すべき場合には実用的でないように思われる。
【0008】
発明の概要
本発明の目的は、特定の搾乳動物の所在位置を発見したときに、乳牛等の搾乳動物が搾乳動物用の区域内を自由に移動して、例えば牛房、搾乳室、または給餌ステーション等の、動物識別装置と動物のデータベースとを有している動物用ステーションへ個別に行くことができる酪農場のユーザに自動的に通知する方法を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、簡素で、信頼性があり、低コストで、実施するのが容易な、このような本発明の方法を提供することである。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、そのような所在位置を発見した後、即座に、または少なくとも最小限の遅延時間でユーザに注意を喚起することができる、このような本発明の方法を提供することである。
【0011】
とりわけこれらの目的は、本発明の一態様によれば、請求項1〜9のいずれかに記載されている方法によって達成される。
【0012】
特定の搾乳動物はユーザによって事前に選択されることが好ましい。そのような動物は、膏薬の塗布または薬の投与等の何らかの方法で治療されるべき搾乳動物であってもよい。あるいは、搾乳動物は、自動搾乳機等の特定の機器に慣れておらず、そのために怯えている、または怖がっている動物であってもよい。
【0013】
動物用ステーションが搾乳室である場合、その搾乳機は、特定の動物が識別されたときに自動的に停止することが好ましい。
【0014】
ユーザは、電話、移動電話、携帯無線呼出し器、またはブルートゥース対応装置によって通知されてもよい。通知は、音声または文字メッセージであってもよいし、あるいは警報信号、特に警報音であってもよい。
【0015】
この方法をいくつかの搾乳動物用ステーションに導入する場合、通知は、特定の動物がいる動物用ステーションの識別を含むことが有利である。
【0016】
本発明は既存の自動酪農システムに容易に組み合わせることが可能であることが分かる。
【0017】
本発明の他の目的は、動物用ステーションと、本発明の方法を実施する酪農システムを提供することである。
【0018】
したがって、本発明の第2および第3の態様によれば、請求項10と11にそれぞれ記載されている動物用ステーションと酪農場が提供される。
【0019】
本発明のさらに他の目的は、本発明の方法を実施するコンピュータプログラム製品を提供することである。
【0020】
したがって、本発明の第4の態様によれば、請求項12に記載されているコンピュータプログラム製品が提供される。
【0021】
本発明の利点は、酪農家が特定の動物を探したり、やって来るのを待ったりする必要がなく、これにより自分の時間をより有効に使えることである。
【0022】
本発明の他の利点は、例えば動物の相互順位が乱されるなどして、動物がその自然の行動の中で動揺させられたり緊張させられたりすることがない点であり、これにより、動物はより平静でいられる。
【0023】
本発明の他の特徴と利点は、以下の、発明の実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0024】
以下の詳細な説明では、ミルクを生産する動物は乳牛である。しかしながら、本発明は乳牛に限定されるものではなく、大量のミルクを生産する能力を持つ、羊、山羊、水牛、馬などの任意の動物に適用可能である。
【0025】
本発明は、以下に示されている発明の実施形態の詳細な説明と、単に例として示され、したがって本発明を限定するものではない添付した図1から、より十分に理解されるであろう。
【0026】
実施形態の詳細な説明
以下の説明では、限定することではなく説明することを目的として、本発明の十分な理解を促すために特定の技術や応用例等の具体的な詳細説明を述べる。しかしながら、当業者には、本発明を、これらの具体的な詳細説明から離れた他の実施形態で実施し得ることが明らかであろう。他の例では、不必要な詳記によって本発明の説明を不明瞭にさせないように、周知の方法および装置の詳説が省略されている。
【0027】
図1は、乳牛の群れを収容する動物用設備を示している。その設備は、柵または格子等の形の囲い込み手段3によって画定されている区域1を有している。区域1は、乳牛を自由に歩き回れるように収容するように構成されている。
【0028】
区域1には、自由に歩いている乳牛が自発的に搾乳されるように、すなわち乳牛が搾乳を必要とするときに搾乳されるために搾乳ステーション9に入るように構成された搾乳ステーションまたは搾乳室9が設けられている。搾乳ステーション9は、入口ゲート10と出口ゲート11を有する囲い部を有している。出口ゲート11の外側には、搾乳ステーションから出て行く乳牛が通過する出口スペース12があってもよい。出口スペース12は他の出口ゲート13を有している。
【0029】
搾乳ステーション9は、ミルク管16によってミルク貯蔵タンク15に連結された自動搾乳機14を備えている。搾乳機14は、搾乳機の乳首カップ19を搾乳ステーション9にいる乳牛の乳首に自動的に装着するように構成されたロボットアーム18を有する自動操作装置17を含んでいる。
【0030】
また、搾乳ステーション9は、搾乳ステーション9に近づいてくる乳牛を識別するために設けられた識別部材20を有している。すべてのゲート10,11および13は、概略的に示されたゲート制御装置31によって制御可能である。あるいは、ゲート13は手動で操作される一方向ゲートである。
【0031】
また、自動操作装置17とゲート制御装置31は中央処理および制御装置32に接続されている。中央処理および制御装置32は、動物用設備の中央処理および制御を担い、通常は、マイクロコンピュータ、適切なソフトウェア、および区域1内の乳牛のデータベースを有している。
【0032】
したがって、搾乳ステーションに近づいていく乳牛は、入口ゲート10を開くことによって識別部材20によって識別された後に搾乳ステーションに入ることが許されうる。
【0033】
搾乳の間中、乳首カップ19にかかる負圧によって乳牛の乳首からミルクが吸引される。吸引されたミルクは、1つまたはいくつかのミルク計量器(不図示)によって計量され、そのあと、ミルク貯蔵タンク15内に集められる。各乳首からの個別のミルク流量を測定するために、ミルク計量器が各乳首カップ毎に備えられていることが好ましい。また、各乳首カップは、各送入ライン16によってミルク貯蔵タンク15に個別に連結されていることが好ましい。
【0034】
搾乳が完了した後、乳牛は出口ゲート11と13を開けることによって搾乳ステーション9から出て行くことができる。搾乳ステーション9は、搾乳ステーション9の前端部に設けられた第1の給餌装置21と、出口スペース12の前端部に設けられた第2の給餌装置22とを備えていてもよい。
【0035】
第1の給餌装置21の目的は、乳牛を搾乳ステーション9に誘い入れ、少なくとも乳首カップの装着中、乳牛をじっと立たせておくことであり、第2の給餌装置22の目的は、搾乳終了後または何らかの理由により搾乳を中断した後に、乳牛を搾乳ステーション9から誘い出すことである。
【0036】
乳牛は、開示した給餌装置21,22以外の他の誘惑手段によって搾乳ステーション9に誘い入れたり搾乳ステーション9から誘い出したりしてもよいことに注意されたい。これに関連して、国際特許出願第96/19917号公開明細書を参照されたい。
【0037】
また、区域1は、乳牛が出入りできる牛房または給餌ステーション33を収容しており、すなわち、乳牛は必要があるときに食べ、あるいは飲むために給餌ステーション33に入る。給餌ステーション33は、入口ゲート35と出口ゲート39を有する囲い部を有している。
【0038】
給餌ステーション33は、コンセントレート、干し草、および水等の固体および液体の餌を乳牛に与えるように構成された自動給餌装置45を収容している。さらに、搾乳ステーション33は、給餌ステーション33に近づいてくる乳牛を識別するために設けられた識別部材43を備えている。ゲート35と39は、概略的に示したゲート制御装置40によって制御可能である。ゲート制御装置40およびゲート制御装置31は、中央処理および制御装置32によって制御されることができるように、搾乳室9に設置された中央処理および制御装置32に接続されていることが好ましい。
【0039】
このようにして、給餌ステーションに近づいていく乳牛は、入口ゲート35を開くことによって識別部材43によって識別された後に給餌ステーションに入ることが許されうる。次に、乳牛は入口ゲート35に入り、給餌装置45によって自動的に給餌される。給餌が完了した後、乳牛は、出口ゲート39を開けることによって給餌ステーション9から出て行くことが可能である。
【0040】
図1において、矢印50は、搾乳室9および給餌ステーション33を通る乳牛の流れをそれぞれ概略的に示している。
【0041】
また、第1の区域1は、2つ以上の餌の供給ステーション、別個の固体および液体供給ステーション、および2つ以上の1頭用の搾乳ステーション9を含んでいてもよい。
【0042】
本発明によれば、データベース内の複数の乳牛からの特定の乳牛の事前選択を、好ましくは酪農業者から受け取る。特定の乳牛とは、酪農家が人手で診察または治療するべき乳牛であるか、または、自動搾乳機等の特定の機器に慣れていない乳牛(例えば、未経産雌牛)である。
【0043】
また、搾乳ステーション9または給餌ステーション33に来る各乳牛は、各々の動物識別装置20,43によって識別される。その結果、ステーション9,33のいずれかに来ている事前選択された乳牛にしたがって、事前選択された乳牛が酪農場のユーザ、すなわち酪農業者に通知される。
【0044】
本発明の概念は、処理および制御装置32のメモリに読み込むことができるコンピュータプログラム製品によって実施されることが好ましく、そのプログラム製品は、その製品が処理および制御装置32上で実行されるときに本発明のステップを実施するソフトウェアコード部を含んでいる。
【0045】
したがって、このような方法により、酪農業者は、事前選択された乳牛が搾乳ステーション9または給餌ステーション33に到着すると自動的に通知される。その後、酪農家は該当するステーションに移動し、事前選択された乳牛を診察し、治療し、および/または落ち着かせる。したがって、本方法は、特定の乳牛が定められた時間にいる場所を酪農家に通知する。酪農家は、区域1が広く多数の乳牛を収容している場合に面倒で時間がかかる仕事となる可能性がある労力を使って乳牛を探す必要がなくなる。酪農家は、事前選択を行い、それから農場のどこかで時間を有効に使いながら通知を待つだけである。
【0046】
搾乳室9の処理および制御装置32内に保持されたデータベースは、本目的のために、乳牛が事前に選択されているか否かを示す更なる項目を各乳牛毎に備えている。図2は、このようなデータベースの抜粋例を概略的に示している。データベースは、ここでは、各乳牛毎に3つの項目を有している。1つの項目は、それぞれの乳牛を識別するための乳牛識別番号を格納しており、図2の例では、1〜10の乳牛が表記されている。第2の項目は、乳牛が事前に選択されているか否を特定しており、示した例では、No.2とNo.7の乳牛が事前に選択されている。最後に、任意である第3の項目は、事前に選択されたそれぞれの乳牛に実施されるべき行為を記載しており、示した例では、No.2の乳牛は膏薬が塗布され、一方、No.7の乳牛は診察されることになっている。
【0047】
搾乳ステーションの処理および制御装置32は、酪農家が装置と通信でき、特に、データベースの項目の記録内容を入力して変更できるように、表示装置および入出力手段を備えていることが理解されなければならない。酪農家が乳牛を見つけたいとき、その乳牛の事前選択項目を有効にし、その乳牛の通知を待つ。その乳牛の事前選択項目は、事前に選択された特定の乳牛の通知がされた後すぐに無効にされるか、あるいは、ある期間中、または酪農家が手動で事前選択項目を無効にするまでは依然として有効な状態のままである。
【0048】
上述したように、事前選択された乳牛は、治療し、診察し、および/または落ち着かせるべき乳牛である。このように、事前選択は、膏薬を塗布されるべき乳牛、薬を投与されるべき乳牛、または怯えている乳牛について行われうる。
【0049】
本発明は搾乳ステーションまたは給餌ステーションに限定されるものではなく、動物識別装置を備え、データベースへのアクセスを有する場所であればユーザに通知することが可能である。
【0050】
しかしながら、自動搾乳ステーションから通知される場合は、ユーザを待つ間、自動搾乳機自体は停止される、すなわち手動状態に切り換えられることが好ましい。任意で、ユーザは、特に搾乳機を自動運転状態に戻して、搾乳機を遠隔操作することができてもよい(酪農家はどこでも忙しく、搾乳が止めるのを望まない)。
【0051】
また、本発明は、ある時間、例えば日中だけ通知されることを含んでいてもよく、また、通知はさまざまな程度のものであってもよい。
【0052】
乳牛の事前選択は自動的に実施されてもよく、すなわち、病気の場合等の一定の事態によって引き起こされてもよい。
【0053】
通知するステーションが複数ある場合、通知は、事前選択された乳牛が来る動物用ステーションの識別を含むことが好ましい。
【0054】
ユーザは、電話、移動電話、携帯無線呼出し器、またはブルートゥース対応装置によって通知されてもよい。通知は、音声であってもよいし、文字メッセージであってもよい。あるいは、ユーザは、警報信号、特に警報音によって通知される。
【0055】
これらの例では、処理および制御装置32は、適切な送信機または警報発生器(図1には示されていない)を備えているか、あるいは適切な送信機または警報発生器に接続されている。
【0056】
本発明はいくつかのやり方で変更できることが明らかである。そのような変更例は、本発明の範囲から逸脱していると見なされるべきではない。当業者に明らかであろうそのようなすべての変更例は、添付された請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による酪農業者に自動的に通知する装置構成を含んでいる、乳牛の群れを収容する動物用設備の一実施形態を概略的に示す図である。
【図2】
図1の動物用設備の処理装置に含まれるデータベースの抜粋例を概略的に示す図である。
Claims (12)
- 乳牛等の搾乳動物が搾乳動物用の区域(1)内を自由に移動して、動物識別装置(20,43)と前記動物のデータベースとを有している動物用ステーション(9,33)へ個別に行くことができる酪農場のユーザに自動的に通知する方法において、
前記データベース中の前記搾乳動物の特定の搾乳動物の事前選択を受け取るステップと、
前記ステーションに来る各搾乳動物を識別するステップと、
前記ステーションに来ている事前選択された搾乳動物に基づいて、前記事前選択された動物を前記酪農場の前記ユーザに通知するステップと、
を含むことを特徴とする、酪農場のユーザに自動的に通知する方法。 - 前記事前選択を前記酪農場の前記ユーザから受け取る、請求項1に記載の方法。
- 前記事前選択される搾乳動物は、診察、治療、膏薬の塗布、および薬の投与の少なくともいずれか1つを受けるべき動物である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記事前選択される搾乳動物は、怯えている、または怖がっている動物、すなわち前記動物用ステーションに慣れていない動物である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記動物用ステーションは、牛房、給餌ステーション(33)、または自動搾乳機(14)を備えた搾乳室(9)である、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 前記動物用ステーションが自動搾乳機(14)を備えた搾乳室(9)である場合、搾乳室(9)に来ている前記事前選択された搾乳動物に基づいて前記自動搾乳機(14)を停止させるステップをさらに含んでいる、請求項5に記載の方法。
- 前記通知するステップは、行き先の前記動物用ステーション(9、33)を識別することを含んでいる、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
- 前記ユーザは、電話、移動電話、携帯無線呼出し器、またはブルートゥース対応装置によって、音声または文字メッセージによって、または警報信号、特に警報音によって通知される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- 前記酪農場は、前記自由に移動する搾乳動物が個別に行くことが可能な、少なくとも1つの他の動物用ステーション(9,33)を有しており、前記搾乳動物用ステーション(9,39)の各々は、動物識別装置(20,43)を有し、前記動物の共通データベースを共有しており、
前記識別するステップは、前記他のステーション(33,9)に来る各搾乳動物を識別するステップも含んでおり、
前記通知するステップは、前記他のステーション(33,9)に来ている前記事前選択された搾乳動物に基づいて、前記事前選択された動物を前記酪農場の前記ユーザに通知するステップも含んでいる、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。 - 乳牛等の搾乳動物が搾乳動物用の区域(1)内を自由に移動して個別に行くことができる、動物識別装置(20,43)と前記動物のデータベースとを有している動物用ステーション(9,39)において、
前記動物用ステーション(9,39)は、請求項1〜9のいずれかに記載の方法を実施するようになっていることを特徴とする動物用ステーション。 - 乳牛等の搾乳動物が搾乳動物用の区域(1)内を自由に移動して個別に行くことができる、動物識別装置(20,43)と前記動物のデータベースとを有している第1の動物用ステーション(9)を少なくとも有している酪農場において、
前記酪農場は、請求項1〜9のいずれかに記載の方法を実施するようになっていることを特徴とする酪農場。 - コンピュータの内部メモリに読み込むことができるコンピュータプログラム製品であって、
前記製品が前記コンピュータ上で実行されるときに請求項1〜9のいずれかに記載のステップを実施するソフトウェアコード部を有しているコンピュータプログラム製品。
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