JP2004360840A - 親綱張設装置 - Google Patents

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Hiroyuki Takaguchi
博行 高口
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Daika Sangyo Kk
Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
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Daika Sangyo Kk
Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
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Abstract

【課題】親綱を高張力状態に張設することができるようにした親綱張設装置を提供することである。
【解決手段】親綱20の一端部に取付けられたフック21および親綱緊張器1に連結されたフック3のそれぞれを一対の係合対象物A、Aに係合し、前記親綱20の他端部を親綱緊張器1に設けられたロープ反転ガイドの外周に沿わせて折り返し、その折り返し側端部を引く操作により親綱20を緊張させ、その親綱20に親綱緊張器1に設けられた係合爪を係合させて親綱20を緊張状態に保持する。親綱緊張器1に増締め具30を設け、増締め具30の操作により親綱20の折り返し側端部に引張り力を付与して親綱20の張力を高めるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、墜落防止用親綱の張設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設現場などの高所で作業を行なう場合、その作業位置に親綱を張設し、一方、作業者の腰部に巻付けた高所作業用安全帯にはフック付きロープを接続し、そのロープ先端のフックを前記親綱に係合して作業者の墜落を防止する安全対策が図られている。
【0003】
上記親綱の張設に際し、親綱緊張器が用いられる。その親綱緊張器として、緊張器本体に設けられた一対の側板間にロープ反転ガイドと、そのロープ反転ガイドに対して揺動可能な係合爪とを設け、上記係合爪をスプリングによりロープ反転ガイドに向けて付勢したものが従来から知られている(特許文献1参照)。
【0004】
上記親綱緊張器を用いる親綱張設装置においては、親綱の一端部に連結されたフックと親綱緊張器に連結されたフックのそれぞれを構築物等の固定の係合対象物に係合し、親綱の他端部を親綱緊張器のロープ反転ガイドの外周に沿わせて折り返し、その折り返し側端部を引く操作によって親綱を緊張させたのち、その親綱に係合爪を係合させて親綱を緊張状態に保持するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2565739号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような親綱張設装置においては、親綱の折り返し側端部の引張り力を解除させたとき、係合爪は親綱に付与される張力により係合方向に揺動して親綱の折り返し側端部に強く係合するため、上記係合爪が強く係合するまでの間で親綱に弛みが生じ、親綱を高張力状態に張設することができない。この場合、作業者が万一落下すると、作業者の落下距離が大きくなり、作業者が受け止められたときの衝撃が大きく、その衝撃によって作業者が怪我をし、あるいは親綱が切断する危険がある。
【0007】
この発明の課題は、親綱を高張力状態に張設することができるようにした親綱張設装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、ロープ反転ガイドおよび揺動可能な係合爪を有する親綱緊張器にフックを連結し、そのフックと親綱の一端部に取付けられたフックのそれぞれを一対の係合対象物に係合し、前記親綱の他端部を親綱緊張器に設けられたロープ反転ガイドの外周に沿わせて折り返し、その折り返し側端部を引く操作により親綱を緊張させ、その親綱に前記係合爪を係合させて親綱を緊張状態に保持するようにした親綱張設装置において、前記一対の係合対象物間に、緊張状態の親綱に引張り力を付与する増締め具を取付けた構成を採用したのである。
【0009】
上記のように、親綱を緊張させる増締め具を設けることにより、親綱の折り返し側端部を引っ張って親綱を緊張させ、その親綱に係合爪が強く係合するまでに親綱に弛みが生じても、前記増締め具を操作することにより親綱をさらに緊張させることができるので、親綱を高張力状態に張設することができる。
【0010】
この発明に係る親綱張設装置において、増締め具として、親綱の折り返し側端部が係止される係止部を有するスライド部材にねじ棒を回転自在に連結し、そのねじ棒を親綱緊張器に設けられたねじ孔にねじ係合し、前記係止部に親綱の折り返し側端部を係止させたのち、ねじ棒の回転による軸方向の移動によりスライド部材を移動させて親綱の折り返し側端部に引張り力を付与するようにしたものを採用することができる。
【0011】
また、前記増締め具として、親綱緊張器にねじ孔を有する連結具を連結し、そのねじ孔にねじ係合されたねじ棒の端部をフックに回転自在に連結し、上記ねじ棒の回転によって親綱緊張器をフック側に移動させるようにしたものを採用することができる。
【0012】
上記のような増締め具においては、ねじ棒を回転させる代わりに親綱緊張器を回転させるようにしてもよい。この場合、親綱緊張器の回転によって親綱にねじれが生じるため、親綱とその一端部のフックとを相対的に回転自在に支持して親綱にねじれが生じるのを防止する。
【0013】
さらに、増締め具として、両端部に逆ねじが形成されたねじ棒の各ねじに連結具をねじ係合し、一方の連結具を親綱緊張器に、他方の連結具をフックに連結し、上記ねじ棒の回転によって親綱緊張器をフック側に引き寄せるようにしたものを採用することができる。
【0014】
また、増締め具として、一端部が親綱緊張器に連結され、他端部がフックに連結されたターンバックルを採用することができる。
【0015】
さらに、増締め具として、巻胴および巻胴の回転方向を一方向に規制するラチェット機構を有するロープ巻取器と、そのロープ巻取器の巻胴に一端部が固定されたロープとから成り、前記ロープ巻取器を親綱緊張器に連結し、ロープの先端部をフックに連結し、前記巻胴の回転によりロープを巻取って親綱緊張器をフック側に引き寄せるようにしたものを採用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図4は、この発明に係る親綱張設装置の第1の実施形態を示す。
【0017】
図1に示すように、親綱張設装置は、親綱緊張器1と、その親綱緊張器1によって緊張状態に保持される親綱20とを有し、前記親綱緊張器1には連結具2を介してフック3が連結され、一方、親綱20の一端部にはフック21が取付けられている。
【0018】
図2乃至図3に示すように、親綱緊張器1は、緊張器本体4を有し、その緊張器本体4は、一対の側板5の一側縁間に断面U字形の第1ロープ案内部6を設け、かつ側板5の他側縁間に平板状の第2ロープ案内部7を設けた構成とされている。
【0019】
一対の側板5間には第1ロープ案内部6内に挿通される親綱20の他端部を反転させるロープ反転ガイド8が設けられている。
【0020】
ロープ反転ガイド8は半円形をなし、その外周には断面円弧状のロープ案内溝9が形成されている。このロープ反転ガイド8は一対の側板5によって両端部が支持された軸10により円弧状外周の中心部が支持され、両側面の外周部に設けられた突起11が一対の側板5に形成された切欠部12に嵌合されて非回転の支持とされている。
【0021】
なお、上記のようなロープ反転ガイド8に代えて、溝付きガイドローラをロープ反転ガイドとして、その溝付きガイドローラを回転自在に支持してもよい。
【0022】
一対の側板5間には、ロープ反転ガイド8によって反転された親綱20の折り返し側端部20aを第2ロープ案内部7とで挟持する係合爪13が設けられている。
【0023】
係合爪13は一対の側板5間に渡された軸14を中心にして揺動自在に支持され、その外周には、軸14までの長さが一端から他端に至るに従って次第に大きくなる円弧状のロープ押圧面15が設けられている。ロープ押圧面15には複数のストランドの撚り合わせによって形成された親綱20のねじ溝に係合可能なねじれ突条15aと、そのねじれ突条15a間に上記ストランドの外周に沿うねじれ溝15bとが交互に形成されている。
【0024】
係合爪13は軸14に支持されたスプリング16によって親綱20の折り返し側端部20aと係合する方向に付勢されている。
【0025】
図2に示すように、緊張器本体4における一対の側板5には窓17が形成され、一方、係合爪13には上記窓17と対応する位置に係合孔18が設けられている。このため、窓17から係合孔18にシノ等の工具を挿入し、あるいは指先を挿入して係合爪13を引き上げることにより係合爪13を揺動させることができ、親綱20の折り返し側端部に対する係合爪13の係合を簡単に解除し得るようになっている。なお、親綱緊張器は上記のものに限定されない。例えば、特許第2565793号公報に記載されているような親綱緊張器であってもよい。
【0026】
図2および図3に示すように、親綱緊張器1とフック3を連結する前記連結具2は、2つのコの字形枠2a、2bと、そのコの字形枠2a、2bの板体2c同士を回転自在に連結する連結軸2dとから成り、一方のコの字形枠2aの端部はロープ反転ガイド8を支持する軸10の両端部に回転自在に連結され、他方のコの字形枠2bの端部はフック3の後端部に形成された孔3bに挿通される連結ピン2eを介してフック3に連結されている。
【0027】
図2乃至図4に示すように、親綱緊張器1には親綱20の折り返し側端部をひくことによって緊張され、係合爪13の係合によって緊張状態に保持される親綱20に引張り力を付与する増締め具30が設けられている。
【0028】
増締め具30は、緊張器本体4における第2ロープ案内部7の端部に支持片31を設け、その支持片31にナット32を溶接等の手段により固着し、そのナット32のねじ孔33にねじ棒34をねじ係合し、前記第2ロープ案内部7の外表面にガイドされて親綱20の折り返し側端部に引張り力を付与する方向に移動可能なスライド部材35の後端部に連結片36を設け、その連結片36にねじ棒34の先端部を回転自在に連結している。また、スライド部材35の先端部に親綱20の折り返し側端部20aを係止する係止部37を設けている。
【0029】
ここで、係止部37は、スライド部材35の先端に形成された切欠部37aと、その切欠部37aの後側においてスライド部材35の片面に設けられたL形の係合片37bとから成り、前記切欠部37aに親綱20の折り返し側端部20aを嵌め、かつ係合片37bの一側方からその係合片37b内に嵌合させることによって折り返し側端部20aが係止されるようになっている。
【0030】
なお、38はねじ棒34の回転操作用のハンドルを示し、そのハンドル38はねじ棒34の端部に固着された筒体39内にスライド自在に挿入されている。
【0031】
実施の形態で示す親綱張設装置は上記の構造から成り、親綱20の張設に際しては、図1に示すように、対向配置の係合対象物A、Aの一方に親綱20の一端部に連結されたフック21を係合すると共に、係合対象物A、Aの他方に親綱緊張器1に連結されたフック3を係合する。
【0032】
各フック3、21の係合後、親綱20の他端部を親綱緊張器1の第1ロープ案内部6内に挿通し、その他端部をロープ反転ガイド8の外周に沿わせて折り返し、その折り返し側端部20aを第2ロープ案内部7と係合爪13間に挿通し、第2ロープ案内部7から外側に引き出された折り返し側端部20aに引張り力を付与して、親綱20を緊張させる。
【0033】
親綱20の緊張後、折り返し側端部20aに対しての引張り力を解除すると、係合爪13が親綱20の折り返し側端部20aに係合し、その係合によって親綱20は緊張状態に保持される。
【0034】
ここで、係合爪13は、親綱20に付与される張力により係合方向に揺動して親綱20に強く係合する構成であるため、その係合爪13が親綱20に強く係合するまでの間で親綱20に弛みが生じる。
【0035】
そこで、親綱20の張設後、増締め具30を操作して親綱20を再度緊張させる増締め作業を行なう。
【0036】
親綱20の増締めに際しては、第2ロープ案内部7から外部に引き出された親綱20の折り返し側端部20aをスライド部材35に設けられた切欠部37aおよび係合片37bの内側に嵌合して係止し、その折り返し側端部20aの係止後に、ハンドル38の操作によりねじ棒34を回転させて、スライド部材35を係止部37が親綱緊張器1から離反する方向に移動させる。その移動によって折り返し側端部20aに引張り力が付与されるため、親綱20は緊張される。
【0037】
このように、増締め具30を操作することによって親綱20を緊張させることができるため、親綱20を高張力状態に保持することができる。
【0038】
また、ねじ棒34を回転させることによって親綱20が増締めされるため、増締め作業が容易である。
【0039】
さらに、作業者が万一落下して親綱20に衝撃力が付与されると、その衝撃力は係合爪13と折り返し側端部20aの係合部およびスライド部材35の係止部37と折り返し側端部20aの係合部で受けられるため、親綱20の破断防止に効果を挙げることができる。
【0040】
なお、ねじ棒34が振動等によって弛み方向に回転すると、係合爪13は親綱20に付与された張力によって強く係合する方向に揺動し、その揺動によって親綱20に多少の弛みが生じる。その防止対策として、ねじ棒34にロックナットをねじ係合し、そのロックナットの締付けによってねじ棒34をロックさせるのがよい。
【0041】
図5乃至図13は、この発明に係る親綱張設装置の増締め具30の他の例を示す。
【0042】
図5および図6に示す増締め具30は、緊張器本体4の第2ロープ案内部7の外表面にスライドガイド40の後端部を連結し、そのスライドガイド40の先端部上に突片41を設け、その突片41に形成されたねじ孔42にハンドル43を端部に有するねじ棒44をねじ係合している。
【0043】
また、スライドガイド40の上面に沿ってスライド部材45を移動自在に設け、そのスライド部材45の先端部に設けられた突片46に前記ねじ棒44の端部を回転自在に連結し、前記スライド部材45の後端部に親綱20の折り返し側端部20aを係止する係止部47を設けている。
【0044】
係止部47は、スライド部材45の後端部一側より起立する係合板47aの先端縁に切欠部47bを設け、かつ係合板47aの側面にL形の係合片47cを設け、前記切欠部47bおよび係合片47cの内側に対する親綱20の折り返し側端部20aの嵌合によって、その折り返し側端部20aを係止するようにしている。
【0045】
上記の構成から成る増締め具30において、緊張器本体4の外部に引き出された親綱20の折り返し側端部20aをスライド部材45の係止部47に係止し、ハンドル43の操作によりねじ棒44を回転させてスライド部材45を親綱緊張器1から離れる方向に移動させることにより、親綱20の折り返し側端部20aに引張り力が付与されるため、親綱20を緊張させることができる。
【0046】
上記増締め具30においてもねじ棒44にロックナットをねじ係合しておくのが好ましい。
【0047】
図7および図8に示す増締め具30は、緊張器本体4の軸10に一端部が回転自在に連結された第1連結具50と、その第1連結具50の他端部に設けられたねじ孔51にねじ係合されたねじ棒52と、そのねじ棒52の端部に一端部が回動自在に連結され、他端部がフック3の後端部に屈曲自在に連結された第2連結具53から成り、前記ねじ棒52に工具挿入孔54を有するカラー55を固定している。
【0048】
上記増締め具30においては、親綱緊張器1によって親綱20を緊張状態に保持したのち、ねじ棒52の回転により親綱緊張器1をフック3側に引き寄せて親綱20をさらに緊張させるようにしている。
【0049】
上記増締め具30においてもねじ棒52にロックナットをねじ係合しておくのが好ましい。
【0050】
図9に示す増締め具30は、両端部に逆ねじが形成されたねじ棒60と、そのねじ棒60の一端部にねじ係合された第1連結具61と、ねじ棒60の他端部にねじ係合された第2連結具62とから成り、前記第1連結具61を緊張器本体4の軸10に回動自在に連結し、第2連結具62をフック3に屈曲自在に連結し、前記ねじ棒60を回転させ、親綱緊張器1をフック3側に引き寄せて親綱20をさらに緊張させるようにしている。
【0051】
上記増締め具30においては、ねじ棒60の回転によってそのねじ棒60が軸方向に移動すると共に、親綱緊張器1もねじ棒60に対して移動するため、増締め作業を能率よく行なうことができる。
【0052】
図10(I)、(II)に示す増締め具30は、親綱緊張器1の軸10に連結具70の一端部を回動自在に連結し、その連結具70の他端部に設けられたねじ孔71にねじ棒72の一端部をねじ係合し、そのねじ棒72の他端部をフック3に屈曲自在に連結し、前記ねじ棒72を中心に親綱緊張器1を回転させ、その親綱緊張器1をフック3側に移動させて親綱20をさらに緊張させるようにしている。
【0053】
この場合、親綱20にねじれが生じるため、親綱20とフック21とを回転自在継手73を介して相対的に回転自在に連結して、親綱20にねじれが生じるのを防止している。
【0054】
図11に示す増締め具30はターンバックルから成り、そのターンバックルの操作枠80にねじ係合された2本のねじ棒81、82の各端部にコの字形枠83、84を固着し、一方のコの字形枠83を親綱緊張器1に連結されたフック3に連結し、他方のコの字形枠84を係合対象物Aに係合されたフック3aに連結し、前記操作枠80の回転により、親綱緊張器1を係合対象物Aに係合されたフック3a側に引き寄せて親綱20をさらに緊張させるようにしている。
【0055】
上記増締め具30においても図9に示す増締め具30と同様に親綱20を能率よく増締めすることができる。
【0056】
なお、図11では、一方のねじ棒81の端部のコの字形枠83を親綱緊張器1に連結されたフック3に連結したが、上記フック3を省略し、コの字形枠83を親綱緊張器1に直接連結するようにしてもよい。
【0057】
図12および図13に示す増締め具30は、ロープ巻取器90と、そのロープ巻取器90に巻取られるロープ91とから成っている。
【0058】
ロープ巻取器90は、コの字形の支持枠92によってロープ91の一端部が固定された巻胴93を回転自在に支持し、その巻胴93の胴軸93aと支持枠92の相互間に巻胴93の回転方向を一方向に規制するラチェット機構94を設けている。ラチェット機構94は、胴軸93aに固定された爪車95と、支持枠92によって爪軸96aが回動自在に支持された爪96と、その爪96が爪車95と係合する方向に爪軸96aを一方向に付勢するスプリング97とから成っている。
【0059】
上記増締め具30は、ロープ巻取器90に連結された連結リング98を親綱緊張器1に連結されたフック3に連結し、ロープ91の先端部を係合対象物Aに係合されたフック3aに連結し、巻胴93の回転によるロープ91の巻取りにより、親綱緊張器1を係合対象物Aに係合されたフック3a側に引き寄せて親綱20をさらに緊張させるようにしている。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、親綱緊張器によって親綱を張設状態に保持し、その保持後に増締め具を操作することによって親綱を緊張させることができるため、親綱を高張力状態に張設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る親綱張設装置の実施の形態を示す正面図
【図2】図1の親綱緊張器の詳細を示す縦断正面図
【図3】図2の底面図
【図4】図2の左側面図
【図5】増締め具の他の例を示す正面図
【図6】図5の横断平面図
【図7】増締め具の他の例を示す一部切欠正面図
【図8】図7の一部切欠平面図
【図9】増締め具の他の例を示す一部切欠正面図
【図10】(I)は増締め具の他の例を示す正面図、(II)は拡大断面図
【図11】増締め具の他の例を示す正面図
【図12】増締め具のさらに他の例を示す正面図
【図13】(I)は図12に示す増締め具の拡大図、(II)は(I)の平面図
【符号の説明】
1 親綱緊張器
3、3a フック
8 ロープ反転ガイド
13 係合爪
20 親綱
20a 折り返し側端部
21 フック
30 増締め具
33 ねじ孔
34 ねじ棒
35 スライド部材
37 係止部
40 スライドガイド
42 ねじ孔
44 ねじ棒
45 スライド部材
47 係止部
50 第1連結具
51 ねじ孔
52 ねじ棒
53 第2連結具
60 ねじ棒
61 第1連結具
62 第2連結具
70 連結具
71 ねじ孔
72 ねじ棒
90 ロープ巻取器
91 ロープ
93 巻胴
94 ラチェット機構

Claims (8)

  1. ロープ反転ガイドおよび揺動可能な係合爪を有する親綱緊張器にフックを連結し、そのフックと親綱の一端部に取付けられたフックのそれぞれを一対の係合対象物に係合し、前記親綱の他端部を親綱緊張器に設けられたロープ反転ガイドの外周に沿わせて折り返し、その折り返し側端部を引く操作により親綱を緊張させ、その親綱に前記係合爪を係合させて親綱を緊張状態に保持するようにした親綱張設装置において、前記一対の係合対象物間に、緊張状態の親綱に引張り力を付与する増締め具を取付けたことを特徴とする親綱張設装置。
  2. 前記増締め具が、親綱の折り返し側端部に引張り力を付与する方向に移動可能なスライド部材と、親綱緊張器に設けられたねじ孔にねじ係合されて先端部が前記スライド部材に回転自在に連結されたねじ棒とから成り、前記スライド部材に前記親綱の折り返し側端部が係止される係止部を設けた構成から成る請求項1に記載の親綱張設装置。
  3. 前記増締め具が、親綱緊張器に連結されて親綱の折り返し側端部に引張り力を付与する方向に延びるスライドガイドと、そのスライドガイドに設けられたねじ孔にねじ係合されたねじ棒と、そのねじ棒の回転によって前記スライドガイドに案内されながら親綱の折り返し側端部に引張り力を付与する方向に移動するスライド部材とから成り、前記スライド部材に親綱の折り返し側端部が係止される係止部を設けた構成から成る請求項1に記載の親綱張設装置。
  4. 前記増締め具が、親綱緊張器に一端部が連結され、他端部にねじ孔が形成された第1連結具と、その第1連結具のねじ孔にねじ係合されたねじ棒と、そのねじ棒に一端部が回転自在に連結され、他端部がフックに連結された第2連結具とから成る請求項1に記載の親綱張設装置。
  5. 前記増締め具が、両端部に逆ねじが形成されたねじ棒と、そのねじ棒の一端部にねじ係合された第1連結具と、前記ねじ棒の他端部にねじ係合された第2連結具とから成り、前記第1連結具を親綱緊張器に連結し、第2連結具をフックに連結した請求項1に記載の親綱張設装置。
  6. 前記増締め具が、親綱緊張器に一端部が連結され、他端部にねじ孔が形成された連結具と、その連結具のねじ孔に一端部がねじ係合され、他端部がフックに連結されたねじ棒とから成り、前記親綱とその一端部のフックとを相対的に回転自在に連結した請求項1に記載の親綱張設装置。
  7. 前記増締め具が、親綱緊張器に一端部が連結され、他端部がフックに連結されたターンバックルから成る請求項1に記載の親綱張設装置。
  8. 前記増締め具が、回転自在に支持された巻胴および巻胴の回転方向を一方向に規制するラチェット機構を有するロープ巻取器と、そのロープ巻取器の巻胴に一端部が固定されたロープとから成り、前記ロープ巻取器を親綱緊張器に連結し、ロープの他端部をフックに連結した請求項1に記載の親綱張設装置。
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CN111232860A (zh) * 2020-02-09 2020-06-05 魏旭东 一种保护塔吊作业人员上下塔吊的安全装置
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