JP2004144241A - ロープ緊張器 - Google Patents

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JP2004144241A
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rope
safety
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safety rope
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JP2002311455A
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Inventor
Hiroyuki Takaguchi
高口 博行
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Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
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Abstract

【課題】作業者の墜落阻止時に安全ロープの複数のストランドにほぼ均等に負荷がかかるようにして、ストランドの破断を防止することができるようにしたロープ緊張器を提供することである。
【解決手段】ロープ案内枠1に形成されたロープ案内面2aおよびそのロープ案内面2aとで安全ロープL0 を挟持する係合爪5のロープ挟持面9のそれぞれの断面形状を安全ロープL0 の外周に沿う円弧状とする。作業者の墜落阻止時に安全ロープL0 に引張り荷重が負荷されたとき、その円弧状のロープ案内面2aとロープ挟持面9とで安全ロープL0 の3本のストランドaをほぼ均等に挟持し、その3本のストランドaにほぼ均等の引張り荷重が負荷されるようにしてストランドaの破断を防止する。また、ロープ挟持面9に突起10を設けて安全ロープL0 を抜け止めし、安全性の向上を図る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高所作業位置に墜落防止用の安全ロープを張設する際に使用されるロープ緊張器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設現場等の高所で作業を行なう場合、その作業位置に繊維から成る3本のストランドを撚り合わせた安全ロープを張設し、一方、作業者は腰部に高所作業用安全帯を締付け、その安全帯に接続されたフック付きロープの先端のフックを上記安全ロープに係合して、作業者の安全性を確保するようにしている。
【0003】
上記安全ロープの張設に際して、ロープ緊張器が用いられる。そのロープ緊張器として、揺動可能に設けられた係合爪を安全ロープの外周に係合させて安全ロープを緊張状態に保持するようにしたものが従来から知られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2565739号公報(第2頁、図2および図5)
【0005】
上記特許文献1に記載されたロープ緊張器においては、図5および図6に示すように、ロープ案内枠21の一対の側板22間にロープ支承体23を取付け、そのロープ支承体23の外周に安全ロープL0 を案内するロープ案内面24を設け、前記一対の側板22間には揺動可能な係合爪25を設け、その係合爪25とロープ案内面24間に挿通された安全ロープL0 を上記係合爪25とロープ案内面24とで挟持して、安全ロープL0 を緊張状態に保持するようにしている。
【0006】
ここで、係合爪25は、その外周のロープ挟持面26が係合爪25の揺動中心までの距離がロープ導入側の一端から他端に至るに従って次第に大きくなる円弧状とされており、作業者の墜落阻止時に安全ロープL0 に引張り荷重が作用した際に、係合爪25が安全ロープL0 に強く係合するようにしている。
【0007】
また、係合爪25のロープ挟持面26の周方向にねじれ溝27を等間隔に形成し、そのねじれ溝27に安全ロープL0 の撚り合わされた一本のストランドaの一部を嵌合させ、その一本のストランドaを圧接するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載されたロープ緊張器においては、上記のように、係合爪25のロープ挟持面26に形成されたねじれ溝27を繊維から成る安全ロープL0 の撚りのかかる一本のストランドaの一部に圧接させるようにしているため、作業者の墜落阻止時に安全ロープL0 にきわめて大きな引張り荷重が作用した場合、ねじれ溝27に嵌合する一本のストランドaはすべり移動することができないためにきわめて大きな負荷がかかり、その一本のストランドaが破断して、安全ロープL0 の本来の強さを発揮させることができないという問題がある。
【0009】
この発明の課題は、作業者の墜落阻止時に、安全ロープの複数のストランドにほぼ均等に負荷がかかるようにしてストランドの破断を防止し、ロープ本来の強さを発揮させることができるようにした安全性に優れたロープ緊張器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、一対の側板を有するロープ案内枠内に断面形状が円弧状のロープ案内面と、そのロープ案内面とで繊維から成る安全ロープを挟持する揺動可能な係合爪と、その係合爪を係合方向に付勢する弾性部材とを設け、前記係合爪の外周のロープ挟持面を係合爪の揺動中心までの距離がロープ導入側の一端から他端に至るに従って次第に大きくなる円弧状としたロープ緊張器において、前記ロープ挟持面の断面形状を円弧状とし、そのロープ挟持面に安全ロープの撚り合わされたストランド間の螺旋溝に対して係合可能な滑り止め用の突起をロープ挟持面の周方向に間隔をおいて設けた構成を採用したのである。
【0011】
上記のように、係合爪のロープ挟持面の断面形状を円弧状とし、その円弧状のロープ挟持面を安全ロープに圧接させることによって、複数のストランドをほぼ同等の挟持力でもって挟持することができる。
【0012】
このため、作業者の墜落阻止時に安全ロープにきわめて大きな引張り荷重が作用した場合に、安全ロープを形成する複数のストランドにほぼ均等の負荷をかけることができ、ストランドの破断を防止し、安全ロープ本来の強さを発揮させることができる。
【0013】
また、ロープ挟持面にストランド間の螺旋溝に嵌合する突起を設けることにより、安全ロープの滑りを防止し、ロープの負荷方向に係合爪を追従回転させて係合爪の挾持力を増大させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、ロープ案内枠1は、断面形状を円弧状とするロープ案内板2の両側に一対の側板3を連設しており、前記ロープ案内板2の円弧状内面がロープ案内面2aとされ、そのロープ案内面2aに安全ロープL0 の外周に対して係合可能な突起部4がロープ案内面2aの長さ方向に間隔をおいて形成されている。
【0015】
ここで、安全ロープL0 は繊維から成る3本のストランドaを撚り合わせており、ストランドa間には螺旋溝bが形成されている。この安全ロープの一端部には、図4に示すように、フックF1 が接続されている。フックF1 はフック本体f1 の鈎部開口を内側から開閉する揺動可能な片開翼f2 と、その片開翼f2 を閉鎖状態に保持する揺動可能な安全翼f3 を有している。
【0016】
ロープ案内枠1の一対の側板3間には係合爪5と、その係合爪5の一側方にロープ反転ガイド6とが組込まれている。
【0017】
ロープ反転ガイド6は溝付きローラから成る。このロープ反転ガイド6は一対の側板3によって両端部が支持された軸7を中心として回転自在に支持されている。なお、ロープ反転ガイド6は円筒形ローラから成るものであってもよい。また、ロープ反転ガイド6は側板3に固定されたものであってもよい。
【0018】
係合爪5は扇形をなし、一対の側板3によって両端部が支持されたピン8を中心にして揺動自在に支持されている。係合爪5はロープ案内面2aとでその間に挿通される安全ロープL0 を挟持する。係合爪5の外周のロープ挟持面9は円弧状とされ、前記ピン8までの距離がロープ導入側の一端から他端に向けて次第に大きくなり、安全ロープL0 に負荷される引張り荷重が大きくなるにつれて安全ロープL0 に対する係合力が次第に高くなるようになっている。
【0019】
ロープ挟持面9の断面形状は円弧状とされ、そのロープ挟持面9には安全ロープL0 の外周の螺旋溝bに対して係合可能な滑り止め用の突起10が周方向に間隔をおいて形成されている。
【0020】
係合爪5は前記ピン8に支持された弾性部材11によって係合方向に付勢されている。
【0021】
ロープ案内枠1の一対の側板3の先端部間にピン12を介して連結具13の一端部が屈曲自在に連結され、その連結具13の他端部にピン14を介してフック15が屈曲自在に連結されている。ここで、フック15は安全ロープL0 に接続されたフックF1 と同一の構成であるため同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
実施の形態で示すロープ緊張器は上記の構造から成り、安全ロープL0 の張設に際しては、図4に示すように、安全ロープL0 の一端部のフックF1 およびロープ案内枠1に接続されたフック15のそれぞれを係合対象物Xに係合し、安全ロープL0 の他端部をロープ案内枠1の後端からロープ案内面2aと係合爪5間に挿通し、かつロープ反転ガイド6の外周に沿わせて折り返し、その折り返し端部を引く操作によって安全ロープL0 を緊張させる。
【0023】
安全ロープL0 の緊張後、引張り力を解除すると、弾性部材11の弾力と安全ロープL0 が係合爪5を引く作用とによって係合爪5のロープ挟持面9が安全ロープL0 の外周に圧接し、そのロープ挟持面9とロープ案内面2aとで安全ロープL0 が挟持され、安全ロープL0 は緊張状態に保持される。また、ロープ挟持面9に形成された突起10は図2に示すように、安全ロープL0 の外周の螺旋溝bに係合する。
【0024】
高所作業に際しては、作業者の腰部に高所作業用安全帯を締付け、その安全帯に接続されたロープの先端のフックを前記安全ロープL0 に係合して安全性を確保する。
【0025】
上記のような作業状態において、作業者が万一足を踏み外して落下すると、作業者はフック付きロープにより受け止められて墜落するのが防止される。
【0026】
このとき、安全ロープL0 にはきわめて大きな引張り荷重が負荷され、係合爪5の安全ロープL0 に対する圧接力が増大し、その係合爪5に形成されたロープ挟持面9とロープ案内枠1に設けられたロープ案内面2aとで安全ロープL0 がしっかりと挟持される。
【0027】
ここで、安全ロープL0 を挟持するロープ案内面2aおよびロープ挟持面9の断面形状は円弧状であるため、安全ロープL0 の3本のストランドaはほぼ同等の挟持力で挟持される。
【0028】
このため、作業者の墜落阻止によって安全ロープL0 に引張り荷重が負荷されると、安全ロープL0 を形成する3本のストランドaにほぼ均等に負荷が作用することになり、安全ロープL0 本来の強さを発揮させることができる。
【0029】
また、ロープ挟持面9に安全ロープL0 の螺旋溝bに嵌合する突起10を設けたことにより、その突起10によって安全ロープL0 の滑り移動を防止することができ、安全ロープL0 の張力が増大した場合に、係合爪5を安全ロープL0 の負荷方向に追従回転させて、係合爪5の挾持力を増大させることにより、係合爪5によって安全ロープを強固に挾持させることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、ロープ案内枠に形成された断面形状を円弧状とするロープ案内面と係合爪の外周に形成された断面形状を円弧状とするロープ挟持面とで安全ロープを挟持するようにしたので、作業者の墜落阻止時に安全ロープに負荷される引張り荷重を、安全ロープを形成する複数のストランドでほぼ均等に負荷させることができ、ストランドの破断を防止して安全ロープ本来の強さを発揮させることができる。
【0031】
また、係合爪のロープ挟持面に滑り止め用の突起を設けたことによって係合爪を安全ロープの負荷方向に追従回転させることができ、係合爪の挾持力を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るロープ緊張器の実施形態を示す縦断正面図
【図2】図1の要部を拡大して示す断面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】ロープ緊張器の使用状態を示す正面図
【図5】従来のロープ緊張器を示す正面図
【図6】図5に示すロープ緊張器の係合爪を示す断面図
【符号の説明】
0  安全ロープ
a ストランド
b 螺旋溝
1 ロープ案内枠
2a ロープ案内面
3 側板
5 係合爪
9 ロープ挟持面
10 突起

Claims (1)

  1. 一対の側板を有するロープ案内枠内に断面形状が円弧状のロープ案内面と、そのロープ案内面とで繊維から成る安全ロープを挟持する揺動可能な係合爪と、その係合爪を係合方向に付勢する弾性部材とを設け、前記係合爪の外周のロープ挟持面を係合爪の揺動中心までの距離がロープ導入側の一端から他端に至るに従って次第に大きくなる円弧状としたロープ緊張器において、前記ロープ挟持面の断面形状を円弧状とし、そのロープ挟持面に安全ロープの撚り合わされたストランド間の螺旋溝に対して係合可能な滑り止め用の突起をロープ挟持面の周方向に間隔をおいて設けたことを特徴とするロープ緊張器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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