JP2004360185A - 発泡材充填手摺用部材 - Google Patents

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Hidenori Hirai
秀則 平井
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Katayama Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】曲げ加工時の曲げ部の扁平不具合を防止し、あるいは曲げ加工が困難とされる複雑な曲げ形状に対応出来る手摺用部材の提供を目的とする。
【解決手段】パイプ材の中空部に硬質系の発泡材を充填することにより、曲げ加工時の曲げ部の扁平を防止した。
このように、パイプ材の中空部に硬質系の樹脂からなる比較的発泡率の低い剛性の高い発泡材を充填したことにより、曲げ加工時に中空部が扁平につぶれようとするのを抑えることができるので外観意匠が良くなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デザイン性及び外観品質に優れた手摺用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
人の通路サイド等には広く手摺りが設けられてきている。
これらの手摺りは、人の動きを補助するためのものであり、階段の登り傾斜やおどり場に合わせて曲げたり、トイレ、浴室での人の動作範囲に合わせて取り付ける必要があることから、曲げ形状が複雑になりつつある。
近年、これらの手摺りにおいても室内外デザインの一部としてデザイン性を重視する傾向にある。
しかしながら、例えば図4(イ)に断面形状を示すように、パイプ状で金属製などの芯材111上に樹脂被覆層112を形成した棒状部材110を手摺用部材として曲げ加工した場合は、図4(ロ)に示すように曲げ部117で扁平してしまい、外観意匠上問題があった。
従って、デザイン上の要求から曲げ形状が複雑になると曲げ加工そのものが困難な場合も生じるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記技術的課題に鑑みて、曲げ加工時の曲げ部の扁平不具合を防止し、あるいは曲げ加工が困難とされる複雑な曲げ形状に対応出来る手摺用部材の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明が上記課題を解決するために講じた手段の技術的要旨は、パイプ材の中空部に硬質系の発泡材を充填することにより、曲げ加工時の曲げ部の扁平を防止した点である。
【0005】
このように、パイプ材の中空部に硬質系の樹脂からなる比較的発泡率の低い剛性の高い発泡材を充填したことにより、曲げ加工時に中空部が扁平につぶれようとするのを抑えることができるので外観意匠が良くなる。
【0006】
また、曲げ加工そのものが困難な複雑な曲げ形状の場合には、フレキシブル性のある樹脂チューブを用いたものである。
具体的には、軟質系の樹脂チューブを所定の形状に曲げ変形させた状態に型固定し、硬質系の樹脂を注入し、発泡充填することにより、剛性を有する曲げ形状部材とした。
【0007】
軟質系の樹脂チューブは、自由に曲げ変形出来る特徴を活かし、デザイン上要求される曲げ形状に製作された型内にこの樹脂チューブを嵌入変形させ、この状態で樹脂とともに発泡剤を注入し、発泡成形することにより曲げ形状を固定することができたものである。
この場合に、手摺用部材としての剛性が確保できるように硬質系の発泡剤混合樹脂を選定する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に本発明に係る発泡材充填手摺用部材の実施例を示す。
図1(イ)は、断面図を示し、図1(ロ)は、曲げ加工した状態の側面の断面図である。
図1(イ)の手摺用部材10aは、パイプ状の金属製等からなる芯材12上に複合押出成形により樹脂被覆層13が設けられ、パイプ材11を形成している。
この複合押出成形時に芯材上に接着剤を介して樹脂被覆層を形成すると芯材と樹脂被覆層の結合強度は高まる。
このパイプ材11の中空部14には比較的発泡率の低い剛性高い発泡材15が充填されている。
このため図1(ロ)に示すように、曲げ加工を行っても中空部14に充填されている剛性を有する発泡材15が手摺用部材10aの曲げ部17に扁平が生じるのを抑えるように作用する。
【0009】
図2は樹脂チューブ等のフレキシブル性の高いパイプを型に嵌合し、その後に樹脂を発泡剤とともに充填し、発泡成形する例を示す。
図2(イ)は波状の凹部を有する型へ、軟質系の樹脂チューブを嵌入する状態を示している。
樹脂チューブ16は、下型17の波状の凹部17aに嵌入し、曲げ変形された状態で型固定される。
図2(ロ)は、下型17の凹部17a内に嵌入変形している樹脂チューブ16の中空部へ樹脂を注入している状態のイメージを示している
樹脂チューブ16は一端を封止され、下型17と上型(図示省略)により所定の形状に変形されて拘束された状態で、発泡剤混合樹脂が注入される。
図2(ハ)は、樹脂チューブを型から取り出した状態を示している。
樹脂チューブ16は、樹脂が発泡充填されて波状に形成固定された手摺用部材10bとなる。
このように、軟質系の樹脂チューブの自由に曲げ変形出来る特徴を活かし、デザイン上要求される曲げ形状の手摺用部材が、型に樹脂チューブを嵌入変形して拘束した状態で、樹脂とともに発泡剤を注入して発泡成形することで得られる。
この樹脂としては、手摺用部材としての剛性が確保できる硬質系のものが選定されている。
【0010】
図3は本発明に係る発泡材充填手摺用部材を手摺りに適用した実施例を示している。
図3(イ)において、請求項1記載の発明に対応した手摺用部材10cは階段4において曲げ加工され手摺り2を形成しているが、曲げ部18で扁平することはなく、外観意匠に優れている。
図3(ロ)において、請求項2記載の発明に対応した手摺用部材10dは手摺り3に使用され廊下5の手摺用部材として波状のデザインに形成されている。
【0011】
【発明の効果】
本発明においては、手摺用部材のパイプ材の中空部に硬質系の発泡材を充填したため、曲げ加工を行っても曲げ部の扁平は防止されるため外観意匠性に優れている。
【0012】
また、型を用いて樹脂チューブを変形固定し、硬質系の樹脂を注入し、発泡充填することで自由なデザイン性と剛性を有する手摺用部材を容易に得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)本発明に係る発泡材充填手摺用部材の実施例の断面図を示す。
(ロ)本発明に係る手摺用部材を曲げ加工した状態の側面の断面図を示す。
【図2】(イ)型へ樹脂チューブを嵌入する状態イメージを示す。
(ロ)型に嵌入した樹脂チューブへ樹脂を注入し発泡成形する状態イメージを示す。
(ハ)波状に形成した手摺用部材を取り出した状態を示す。
【図3】(イ)本発明に係る手摺用部材を階段の手摺りに使用した状態を示す。
(ロ)本発明に係る手摺用部材を廊下の手摺りに使用した状態を示す。
【図4】(イ)従来の手摺用部材の断面図を示す。
(ロ)従来の手摺用部材を曲げ加工した状態の側面図を示す。
【符号の説明】
2、3 手摺り
4 階段
5 廊下
10a、10b、10c、10d 手摺用部材
11 パイプ材
12 芯材
13 樹脂被覆層
14 中空部
15 発泡材
16 樹脂チューブ
17 下型
17a 凹部
17、18 曲げ部

Claims (2)

  1. パイプ材の中空部に硬質系の発泡材を充填することにより、曲げ加工時の曲げ部の扁平を防止したことを特徴とする手摺用部材。
  2. 軟質系の樹脂チューブを所定の形状に曲げ変形させた状態に型固定し、硬質系の樹脂を注入し、発泡充填することにより、剛性を有する曲げ形状部材としたことを特徴とする手摺用部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307580A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Shimabun:Kk 管構造体及びその製造方法、管構造体を利用した手すり
JP2010281085A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Katsuto Kitamura 手摺棒状材とその加工方法及びこれに用いる曲げ加工治具

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