JP2004360184A - 曲げ加工方向性に優れた棒状部材 - Google Patents

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Hidenori Hirai
秀則 平井
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Abstract

【課題】現場での曲げ加工性に優れた手摺りを得ることが出来る簡単な構造の棒状部材の提供を目的とする。
【解決手段】芯材に樹脂被覆した棒状部材において、芯材の断面形状を異形状とし、所定の方向には曲げやすく、他の方向に対しては曲げ剛性が高くなるように形成した。
このように、断面異形状の芯材形状とすることで必要な所定の方向に対しては曲げ加工性に優れながらも、その他の方向では体を支持する剛性を備えることが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の方向に対しては曲げ加工性に優れ、他の方向に対しては曲げ剛性の高い棒状部材の構造に関し、手摺用部材として使用するのに特に適している。
【0002】
【従来の技術】
人の通路サイド等には広く手摺りが設けられてきている。
特に最近では、高齢者、障害者にも優しいユニバーサルデザインの観点から、浴室やトイレ等にも手摺りが設置されるようになってきている。
これらの手摺りは、人の動きを補助するためのものであり、階段の登り傾斜やおどり場に合わせて曲げたり、トイレ、浴室での人の動作範囲に合わせて取り付ける必要があることから、現地での寸法合わせ、曲げ加工等が必要となる。
従って、手摺用部材には現場で簡単に曲げられることが要求される。
例えば、特開平11−311004号公報には、その記述によれば断面が扁平角柱状の軟性連結板杆に多数の笠木外形板を外挿し、直線部手摺笠木端部に嵌合する構造とすることで自在に屈曲し、また、曲げ方向と直交する方向に強い剛力を有する手摺笠木継手を得る技術が開示されている。
しかしながら、この構造は手摺りの直線部分と別体であり、また、多数の部品を必要とする上にそれらを組み立てる必要がありコスト高となってしまう。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−311004号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記技術的課題に鑑みて、現場での曲げ加工性に優れた手摺りを得ることが出来る簡単な構造の棒状部材の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が上記技術的課題を解決するために講じた手段の技術的要旨は、芯材に樹脂被覆した棒状部材において、芯材の断面形状を異形状とし、所定の方向には曲げやすく、他の方向に対しては曲げ剛性が高くなるように形成した点である。
【0006】
ここで、芯材に樹脂被覆した棒状部材とは、樹脂部材だけでは手で曲げられる程度の軟質樹脂であるが、その中に芯材を備えた複合構造であることをいう。
従って、芯材は曲げ剛性向上が目的であるが、従来は断面形状が円のパイプ材やワイヤー材が用いられていたので剛性を上げると曲げ加工性が劣るという相反する問題があった。
それに対して、このように断面異形状の芯材形状とすることで必要な所定の方向に対しては曲げ加工性に優れながらも、その他の方向では体を支持するだけの剛性を備えることが出来る。
【0007】
上記断面異形状の芯材の形状としては、平板状もしくは扁平管が考えられる。
ここで平板状としたのは、板の厚み方向に対しては曲げやすいが、板の幅方向に対しては曲げ剛性が高いからである。
また、扁平管とは中空形状がだ円形状のみならず、肉厚が除変したパイプ形状も含む趣旨であり、所定の方向にのみ曲げやすくしたものをいう。
【0008】
これらの技術を手摺用部材に適用することで、現場での手作業による曲げ加工性に優れながらも、体の支持方向には剛性を有するように手摺りを据え付けることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1、図2は本発明に係る棒状部材の実施例の断面イメージ図である。
図3は、図1の棒状部材を手摺用部材に使用した実施例を示している。
図1の棒状部材10aでは、平板状断面の芯材11a上に、複合押出成形により軟質樹脂が樹脂被覆され、樹脂部材12aが形成されている。
樹脂部材12aを形成している軟質樹脂は、それだけでは手で容易に曲げられることから、手摺用部材としての剛性を補うために芯材11aを備えた複合構造となっている。
この複合押出成形時に芯材上に接着剤を介して樹脂部材を設けると芯材と樹脂部材の結合強度は高くなる。
芯材11aは断面形状は異形状で平板状の板の厚み方向の厚さは薄いため、厚み方向には曲げやすく、板の幅方向の厚さは厚いため曲げ剛性が高く、曲げ難く形成されている。
このため、棒状部材10aを手摺用部材として使用した場合、曲げ加工が必要な所定の方向に対しての曲げ加工性に優れながら、その他の方向では体を支持するだけの剛性を備えることが出来る。
図3に、この断面形状の棒状部材を使用した手摺りを示す。
手摺り2において、棒状部材10は芯材11の厚み方向に曲げ加工され、コ字状に形成されている。
そして、棒状部材10は使用者の体重がかかる等強度を必要とする方向は芯材11の幅方向であるため、十分な剛性を備えている。
棒状部材10は容易に曲げ加工出来るため、施工現場で手作業で使い易い形状を確認して加工し、据え付けることが出来る。
図2は、芯材が扁平管の場合の棒状部材の実施例の断面イメージ図である。
図2(イ)において、棒状部材10bはだ円形状断面の芯材11b上に、複合押出成形により軟質樹脂からなる樹脂部材12bが設けられている。
芯材11bは中空形状がだ円形状で、だ円の短軸方向は中空部13bが曲げ加工時に内側に凹む形状で変形しやすいため曲げやすく、だ円の長軸方向は曲げ加工時に中空部13bが内側に凹む形状で変形しにくく、曲げ難い構造となっている。
この芯材の扁平管形状は、その中空形状がだ円形状でなくても、図2(ロ)に示すように芯材11cの肉厚が除変したパイプ形状でもよい。
芯材11cの肉厚の除変は、わかりやすくするため極端に描いてある。
芯材11c上には複合押出成形により軟質樹脂からなる樹脂部材12cが設けられている。
この場合に棒状部材10cは、芯材11cの中空部13cの厚さが薄い方向には、中空部13cが内側に凹む形状で変形しやすいため曲げやすく、中空部13cの厚さが厚い方向には中空部13cが内側に凹む形状で変形しにくく、曲げ難い構造となっている。
【0010】
【発明の効果】
本発明の棒状部材においては、特に手摺用部材として使用した場合に断面形状により曲げやすい方向と曲げ難い方向があるため、手摺りの設置場所における曲げ加工が容易でありながら剛性を備えている。
これにより、適切な形状の手摺りを簡単に得られる。
また、この棒状部材は芯材上に複合押出成形により樹脂部を設けて形成すると生産性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棒状部材の実施例の断面イメージ図で、芯材断面形状を平板状とした場合を示す。
【図2】(イ)本発明に係る棒状部材の実施例の断面イメージ図で、芯材が扁平管の場合を示す。
(ロ)本発明に係る棒状部材の実施例の断面イメージ図で、芯材断面形状が肉厚が除変したパイプ形状の場合を示す。
【図3】本発明に係る棒状部材を適用した手摺りの実施例を示す。
【符号の説明】
2 手摺り
10、10a、10b、10c 棒状部材
11、11a、11b、11c 芯材
12a、12b、12c 樹脂部材
13b、13c 中空部

Claims (4)

  1. 芯材に樹脂被覆した棒状部材において、芯材の断面形状を異形状とし、所定の方向には曲げやすく、他の方向に対しては曲げ剛性が高くなるように形成したことを特徴とする棒状部材。
  2. 芯材が平板状であることを特徴とする請求項1記載の棒状部材。
  3. 芯材が扁平管であることを特徴とする請求項1記載の棒状部材。
  4. 手摺用部材として使用される請求項1〜請求項3のいずれかに記載の棒状部材。
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