JPS5940503Y2 - 階段等の可撓手摺棒 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一般家庭の階段、廊下及びその他各種構造体
に設ける階段等の軒撓手摺棒に関するものである。

従来この種の可撓手摺には、軟質合成樹脂及びゴム等の
可撓性材料中に、金属棒、硬質合成樹脂よりなる芯体を
挿入したものが散見されているが、これ等のものは、手
摺のコーナ一部分を折曲して構造体に沿って取付が可能
であるが、該芯体では全体に剛性がなく、且つ、強力に
押圧すると、その部分が簡単に湾曲する等の欠点がある
。

この考案はこの様な従来の欠点を改良せしめたもので、
強靭で剛性を有する折曲自在の手摺枠を構成せしめる事
を目的としたものである。

そして、その主たる構成とする所は、弾性合成樹脂製よ
りなる手摺棒本体の内部に単数又は複数の貫通孔を形成
せしめ、その貫通孔に可撓性を有する波型金属パイプを
挿入埋設したものである。

次に、この考案の一実施例を図面について説明すると、
手摺棒本体１は、弾性を有する合成樹脂又はゴム等の可
撓性構成材料より断面が円形又は楕円形状等に形成され
る。

該手摺棒本体１の内部には、長手方向に単数又は複数の
貫通孔２を形成せしめる。

この貫通孔２には、中空の外周に長手方向に対して波型
を設けた可撓性を有する波型金属パイプ３を挿入埋設せ
しめである。

４は手摺棒本体１を外周を被う合成樹脂等の外被膜で、
５は手摺枠１を壁面等に取付ける支持具で、６は両端縁
に被嵌するキャップを示したものである。

この考案は上述の構成で、第１図に示す如く階段壁等の
構造体に沿って、所要個所の折曲壁に対して入力を以っ
て湾曲して配設し、手摺の全長を連続的に継目なく配設
するものである。

以上の様にこの考案によると、各種の壁構造面に沿って
、手摺枠を入力等で容易に折曲して装着できるので大変
に便利であると共に、全長が継目なく使用できるので、
夜間等に於いても危険の憂いなく、非常に安全性の有る
手摺枠を得る事ができる効果がある。

そして、手摺棒本体の内部に設けた長手方向の貫通孔に
可撓性を有する波型金属パイプを挿入埋設せしめたので
、全体の剛性を高めると共に、金属パイプが波型のため
貫通孔との接触面が少ないため挿入が容易となる効果が
ある。

また、波型金属パイプは使用場所が強大な力のかかる所
では、該波型金属パイプの中に金属棒又はパイプ等を挿
通して二重の強靭化された手摺を容易に構成できると云
う優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は一部
欠除した使用状態の斜面図、第２図は要部の分解断面図
、第３図は一部欠除した折曲部分の断面図、第４図は複
数の金属パイプを挿入した断面図である。 符号１は手摺棒本体、２は貫通孔、３は波型金属パイプ
である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弾性合成樹脂製よりなる手摺棒本体の内部に単数又は複
   数の長手方向の貫通孔を形成せしめ、該貫通孔には中空
   の外周に長手方向に対して波型を設けた可撓性を有する
   波型金属パイプを挿入埋設せしめたことを特徴とする階
   段等の町撓手摺棒。