JP2004359523A - 製塩方法及び製塩装置 - Google Patents

製塩方法及び製塩装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004359523A
JP2004359523A JP2003162516A JP2003162516A JP2004359523A JP 2004359523 A JP2004359523 A JP 2004359523A JP 2003162516 A JP2003162516 A JP 2003162516A JP 2003162516 A JP2003162516 A JP 2003162516A JP 2004359523 A JP2004359523 A JP 2004359523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seawater
salt
concentration tank
liquid
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003162516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4361761B2 (ja
Inventor
Hisashi Tamoto
久 田本
Akira Yokogawa
明 横川
Keiichi Enomoto
恵一 榎本
Taisuke Matsumoto
泰典 松本
Yasuhisa Izui
安久 泉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MUROTO KAIYO SHINSOSUI KK
Kochi University of Technology
Original Assignee
MUROTO KAIYO SHINSOSUI KK
Kochi University of Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MUROTO KAIYO SHINSOSUI KK, Kochi University of Technology filed Critical MUROTO KAIYO SHINSOSUI KK
Priority to JP2003162516A priority Critical patent/JP4361761B2/ja
Publication of JP2004359523A publication Critical patent/JP2004359523A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4361761B2 publication Critical patent/JP4361761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/133Renewable energy sources, e.g. sunlight

Abstract

【課題】天日乾燥によって製造した食塩と同様の品質の食塩を、イオン交換膜法のような工業的製塩方法で製造する場合と同様に短時間、低コストで製造することができる製塩方法及び製塩装置を提供すること。
【解決手段】海水を80℃以下の温度で加熱しながら減圧して8〜10倍に海水を濃縮した後に、固体成分と液体成分とに分離して、該液体成分をさらに2〜3倍に濃縮して食塩を析出させることを特徴とする製塩方法、及び海水を収容する濃縮槽と、該濃縮槽内を減圧する減圧手段と、該濃縮槽内の海水を攪拌する攪拌手段と、該濃縮槽内の海水を加熱する加熱手段とが備えられ、該加熱手段は前記濃縮槽内に配設された水管と、該水管内の液体を循環するためのポンプと、該水管内の液体を加熱する加熱器と、からなる海水を濃縮するための濃縮器を備えることを特徴とする製塩装置とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製塩方法及び製塩装置に関する。その目的は、天日乾燥によって製造した食塩と同様の品質の食塩を、イオン交換膜法のような工業的製塩方法で製造する場合と同様に短時間、低コストで製造することができる製塩方法及び製塩装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
海洋深層水とは太陽光が届かない水深約200mより深く、水温が急激に低くなっている層に存在する海水のことである。海洋深層水は、陸水由来の大腸菌や一般細菌、或いは陸水や大気中の化学物質により汚染されておらず、しかも海洋性細菌の数も表層の海水(表層水)に比べて極端に低く、清浄である。また海洋深層水には必須微量元素や様々なミネラルがバランスよく含まれている。
【0003】
上述のように海洋深層水は清浄であり、しかも独特のミネラル特性を有することから、海洋深層水はアトピー性皮膚炎の治療用や化粧料の成分として、或いは各種飲料、菓子、発酵食品等の原材料として用いられ、この他、水産分野、農業分野等の幅広い分野でも使用されている。
しかしながら、海洋深層水は取水した原水から採取した脱塩水が最も多く使用されており、脱塩水を採取した後の濃縮海水(塩分濃度約4.3%)は、その殆どが廃水として海に戻されているのが実情である。
【0004】
海洋深層水は上述したように、表層水に比べて清浄であり、ミネラル分がバランスよく豊富に含まれており、これは海洋深層水の濃縮海水も同様である。また濃縮海水は脱塩水が採取された後の海水であるから、海洋深層水の原水に比べて塩分濃度が高い。そこで、本発明者らは、廃水としてその殆どが海に戻されている濃縮海水を有効利用する方法として、濃縮海水から食塩を製造する方法を検討した。海洋深層水の濃縮海水から製造した食塩は表層水から製造した食塩に比べて清浄であり、安全性が高く、しかも豊富なミネラル分を含有すると考えられる。
【0005】
海水から食塩を製造する方法としては、イオン交換膜電気透析法を使用した製塩方法が知られている。
この製塩方法は、陽イオンのみを通す陽イオン交換膜と陰イオンのみを通す陰イオン交換膜を交互に並べ、一室おきに海水を供給する。両端の電極に直流電流を流すと、ナトリウムイオンは陰極へ、塩素イオンは陽極へ移動しようとするが、イオン交換膜の選択透過性によって遮断され、膜と膜の間に濃縮液(鹹水)と希釈液が交互に作成される。得られた濃縮液(鹹水)を真空式蒸発缶で煎熬することにより食塩を製造する方法である。
【0006】
この他の食塩の製造方法としては、例えば、海洋深層水を利用した製塩方法として、海洋深層水を加熱せず、常温濃縮によりBe15〜18に濃縮した鹹水を、火力を使わず、天日結晶させた自然塩の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また海水を120〜180℃の温度で加熱して食塩を析出させる製塩方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−150947号公報
【特許文献2】
特開2000−229281号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
イオン交換膜電気透析法を使用した製塩方法は、海水から高純度の塩化ナトリウムを採取することが可能であるが、海水中に微量含まれるカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分、或いはアミノ酸、多糖類などの旨み成分の多くが除去されてしまい、ミネラル成分や旨み成分を豊富に含む食塩を製造することができないといった問題が存在した。
【0009】
海洋深層水を天日結晶する食塩の製造方法は、従来の自然塩の製造方法であり、ミネラル成分や旨み成分を豊富に含む食塩を製造することができる。しかしながら、製造に長時間を要することになり、しかも工業的に供給できるほど量を生産することができず、製造された食塩は高価であるといった問題が存在した。
【0010】
海水を120〜180℃の温度で加熱する製塩方法は、海水を天日結晶する製塩方法に比べて短期間で食塩を製造することができる。しかしながら、120〜180℃の高温で海水を加熱するために、海水中に含まれる微量ミネラル成分やアミノ酸や多糖類等の旨み成分の変質を招くといった問題が存在した。
【0011】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、従来の工業的製塩方法と略同様のコスト及び製造時間で食塩を製造することができるとともに、従来から行われている天日乾燥で製造される食塩と同様に、マグネシウムやカリウム等のミネラル成分やアミノ酸、多糖類などの旨み成分をバランス良くしかも豊富に含む食塩を製造することができる製塩方法及び製塩装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項1に係る発明は、海水を80℃以下の温度で加熱しながら減圧して食塩を析出させることを特徴とする製塩方法に関する。
請求項2に係る発明は、海水を80℃以下の温度で加熱しながら減圧して8〜10倍に海水を濃縮した後に、固体成分と液体成分とに分離して、該液体成分をさらに2〜3倍に濃縮して食塩を析出させることを特徴とする製塩方法に関する。
請求項3に係る発明は、前記海水として海洋深層水を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の製塩方法に関する。
請求項4に係る発明は、前記海水として鹹水を使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製塩方法に関する。
請求項5に係る発明は、海水を濃縮する濃縮器と、該濃縮器で濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離する遠心分離器と、該遠心分離器で分離された液体成分を乾燥する乾燥器とからなり、前記濃縮器には、海水を収容する濃縮槽と、該濃縮槽内を減圧する減圧手段と、該濃縮槽内の海水を攪拌する攪拌手段と、該濃縮槽内の海水を加熱する加熱手段とが備えられ、該加熱手段は前記濃縮槽内に配設された水管と、該水管内の液体を循環するためのポンプと、該水管内の液体を加熱する加熱器とかなることを特徴とする製塩装置に関する。
請求項6に係る発明は、前記濃縮器には複数の濃縮槽が備えられ、該複数の濃縮槽は鉛直方向に並設され、該複数の濃縮槽は、内部に収容された海水が移動できるように連結管で互いに連通連結されていることを特徴とする請求項5に記載の製塩装置に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る製塩方法について詳細に説明する。本発明に係る製塩方法は、海水を80℃以下の温度で加熱しながら減圧して食塩を析出させることを特徴とする。
本発明で食塩を製造するために使用される海水としては、表層水、海洋深層水等を使用することができる。特に、海洋深層水を使用した場合、海洋深層水は表層水に比べて清浄であり、しかも豊富にミネラル成分や旨み成分が含まれるために、清浄でしかもミネラル成分や旨み成分がバランスよく豊富に含まれた食塩を製造することができる。
また海水は必要に応じて濃縮して鹹水として使用しても構わない。鹹水を使用することにより、海水の濃縮を容易に行うことができる。海水を鹹水とするには、従来の方法を採用することができ、例えば逆浸透膜法等を例示することができる。
さらに、海洋深層水の原水から脱塩水を採取した後の濃縮海洋深層水を使用することが好ましく、濃縮海洋深層水をさらに逆浸透膜装置などによって濃縮して製造した鹹水を使用することがより好ましい。
【0014】
次に、海水は減圧された状態で加熱され、所定の濃度まで濃縮される。
海水の加熱温度は80℃以下、好ましくは50〜60℃とされる。この理由は、海水を80℃を超えて加熱すると、海水の濃縮時間は短縮されるが、海水中に含まれる微量成分、例えばアミノ酸や糖類などの旨み成分が変質する可能性があり、製造される食塩の呈味に悪影響を与える危険性があり、好ましくない。
従来の天日乾燥による製塩方法によって製造される食塩にアミノ酸や糖類が変質せずに含まれる理由は、天日による乾燥では海水の温度が80℃以上になることがないからであり、天日乾燥では海水の温度が80℃以上に上昇せず、80℃以下の温度域で海水を乾燥することにより、アミノ酸や糖類が変質しないことを本発明者らは実験的に確認している。即ち、本発明に係る製塩方法では、全ての工程が80℃以下の温度域に調整される。
また海水の減圧の程度は特に限定されないが、−94KPa以下、好ましくは−98〜−100KPa程度まで減圧すればよい。−94KPaを超える程度の減圧では、海水を濃縮するのに長時間を必要とし、実用的ではない。
尚、海水を濃縮する工程で発生する水蒸気を冷却することにより、蒸留水を回収することができ、回収された蒸留水は医薬品製造用の水やアルコール製造用の水として利用することができる。
【0015】
減圧された状態で80℃以下の温度で加熱することにより、海水を8〜10倍程度の濃度まで濃縮する。海水を上記濃度程度まで濃縮すると、固体成分が析出して、液体成分と固体成分の二層に分離する。
即ち、塩化ナトリウム、或いは塩化マグネシウムなどの微量成分は液体成分に、炭酸カルシウムや硫酸カルシウム等のカルシウム分は固体成分として析出する。カルシウム分は食塩に不要であるので、濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離する。
上記濃度程度に濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離する方法は特に限定されず、例えば遠心分離などを例示することができる。遠心分離によって液体成分と固体成分を分離する際の重力加速度は特に限定されないが、固体成分が微粒子であるので、約20000G程度以上は必要とされる。
尚、分離された固体成分には炭酸カルシウムや硫酸カルシウム等のカルシウム分が含まれているので、固体成分をさらに炭酸カルシウムと硫酸カルシウムに分離するこによって、炭酸カルシウムは食品添加物などとして、硫酸カルシウムはボード原料などとして利用することができる。
【0016】
分離された液体成分には、主成分である塩化ナトリウムや微量成分である塩化マグネシウムや塩化カリウムに加えて、アミノ酸や糖類などの微量成分が含まれている。
次に、この液体成分をさらに濃縮して析出した固体物質を回収する。この固体物質には塩化ナトリウムと前記液体成分に含まれていた塩化マグネシウムの約50%程度が含まれ、さらにアミノ酸や糖類などの微量成分が含まれる食塩である。
液体成分を濃縮する方法は特に限定されないが、噴霧乾燥などを例示することができ、液体成分を約1.5倍以上、好ましくは約2〜3倍程度に濃縮すればよい。
特に噴射直前に液体成分と熱風とを混合して噴射する二流体噴射弁を使用して噴霧乾燥を行うことが好ましい。二流体噴射弁を使用することにより、平均粒径が約0.2〜0.3mm程度の粒子の細かい食塩を得ることができる。
尚、上記噴霧乾燥の際も、80℃以下、好ましくは50〜60℃の熱風を使用する。80℃を超える熱風を使用すると、アミノ酸や糖類などの旨み成分が変質する場合があり、好ましくない。
【0017】
最後に、析出した固体物質を回収して乾燥することにより、食塩を得ることができる。
こうして製造された食塩には塩化ナトリウムが約83〜87%程度、マグネシウムが約0.5〜0.6%程度含まれており、塩辛さの程度やミネラル成分の含有量は最適である。また全体の工程が80℃以下の温度域で調整されるために、アミノ酸や糖類などの旨み成分を変質することなく含んでいる。
【0018】
次に、本発明に係る製塩装置について図面を参照しつつ説明する。本発明に係る製塩装置は、上述した本発明に係る製塩方法に従って食塩を製造することができる。図1は本発明の第一実施形態に係る製塩装置の概略を示す模式図である。
本発明の第一実施形態に係る製塩装置(1)は、海水を濃縮する濃縮器(20)と、この濃縮器(20)で濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離する遠心分離器(30)と、この遠心分離器(30)で分離された液体成分を乾燥する乾燥器(40)とから構成される。
【0019】
濃縮器(20)には、海水を収容する濃縮槽(21)と、この濃縮槽(21)内を減圧する減圧手段と、この濃縮槽(21)内の海水を攪拌する攪拌手段と、この濃縮槽(21)内の海水を加熱する加熱手段とが備えられ、濃縮器(20)は濃縮槽(21)内に収容された海水を減圧しながら加熱して海水を濃縮することができる。
図1に示される濃縮器(20)では、複数個(図1では二つ)の濃縮槽(21)が鉛直方向に並設され、この複数個の濃縮槽(21)は互いに連結管(24)によって連通連結されており、濃縮槽(21)内部に収納された海水は各濃縮槽(21)内を移動可能となっている。
濃縮槽(21)を複数個設ける理由は、濃縮槽(21)内に収容された海水の表面積を増加することができ、海水の濃縮を短時間で終了させることができるからである。また鉛直方向に並設する理由は、濃縮器(20)の設置面積を少なくすることができるからである。
尚、濃縮槽(21)を鉛直方向に立設する場合、三つ以上の濃縮槽(21)を設けても構わない。
【0020】
濃縮器(20)には濃縮槽(21)内に収容された液体を攪拌するための攪拌手段が備えられている。濃縮槽(21)内に収容された液体を攪拌することにより、濃縮槽(21)の内表面などに海水から析出した析出物(炭酸カルシウム、硫酸カルシウム)が付着することを防止することができる。また濃縮槽(21)内の液体を攪拌することにより、熱分布を均一にすることができ、効率よく海水を濃縮することができる。
図示例の濃縮器(20)では、攪拌手段は、上下二段に設置された濃縮槽(21)のうち、下部濃縮槽の底部の略中心位置に備えられた電動器(22c)と、この電動器(22c)に連結した回転軸(22b)と、この回転軸(22b)に取り付けられた攪拌翼(22a)とから構成される。攪拌翼(22a)の先端には邪魔板(22d)が設けられている。回転軸(22b)は下部濃縮槽から上部濃縮槽内に延設されている。
電動器(22c)が濃縮槽(21)内に備えられている理由は、電動器(22c)を濃縮槽(21)外に設置すると、濃縮槽(21)を貫通して回転軸(22b)を濃縮槽(21)内に引き込まなければならず、濃縮槽と回転軸の接触部分をシールして密閉することが困難になるからである。
尚、攪拌手段としては、濃縮槽(21)内の海水を循環させることができるものであれば、上記した攪拌手段に限定されず、例えば図2に示す如く、ポンプ(P)による強制循環法も好適に使用することができる。
【0021】
加熱手段は、前記濃縮槽(21)内に配設された水管(25a)と、濃縮槽(21)外に設置され、この水管(25a)内に封入された液体を循環するためのポンプ(25b)と、同じく濃縮槽(21)外に設置され、この水管(25a)内の液体を加熱する加熱器(25c)とから構成される。
水管(25a)は濃縮槽(21)の内壁面に沿って鉛直方向に延びるように複数本配設される。この複数本の水管(25a)は濃縮槽(21)の上端部近傍と下端部近傍に設けられるヘッダー(23)によって固定されている。
水管(25a)内には純水などの液体が封入されており、ポンプ(25b)によって水管(25a)内の液体は水管(25a)内を循環する。そして、ボイラーなどの加熱器(25c)によって水管(25a)内の液体は加熱される。
即ち、本発明に係る製塩装置(1)では、ボイラーなどの加熱器(25c)によって水管(25a)内の液体が加熱され、加熱された液体はポンプ(25b)によって水管(25a)内を循環して濃縮槽(21)内に配設された水管(25a)内を通過する。加熱された液体が濃縮槽(21)内の水管(25a)内に供給されることで、濃縮槽(21)内の海水と熱交換がおこり、濃縮槽(21)内の海水は間接的に加熱される。
【0022】
加熱器(25c)を通過した水管(25a)内の液体が濃縮槽(21)内に配設された水管(25a)内に供給される直前の箇所には、温度センサー(25d)が設けられており、濃縮槽(21)内に供給される液体の温度を監視している。濃縮槽(21)内に供給される液体の温度が予め定められた温度以上になった場合、加熱器(25c)の出力を低下して液体の加熱温度を下げる。また濃縮槽(21)内に供給される液体の温度が予め定められた温度以下になった場合、加熱器(25c)の出力を上昇して液体の加熱温度を上げることで、濃縮槽(21)内に供給される液体の温度を常に略一定に保ち、海水の加熱温度を常に略一定に維持することができる。
【0023】
濃縮器(20)には、濃縮槽(21)内を減圧する減圧手段が備えられている。図示例の減圧手段は、真空ポンプ(25b)と、冷却器(26c)とを備えた凝結塔(26b)と、水回収槽(26d)とから構成されている。真空ポンプ(25b)によって空気とともに吸引された気体の水分は冷却器(26c)を備えた凝結塔(26b)によって、空気と分離されるとともに、冷却されて液体の水として水回収槽(26d)に回収される。空気は真空ポンプ(25b)から排気される。
濃縮槽(21)と減圧手段を連通連結する連結管(26f)には真空計(26e)が備えられており、濃縮槽(21)内の気圧を常に略一定に維持するように真空ポンプ(25b)は制御される。
【0024】
また濃縮槽(21)は、濃縮槽(21)からの熱損失を極小にするために円筒形状とされ、円筒形状の濃縮槽(21)は円筒形状の二重の側壁内に収納されることが好ましい。この二重の側壁どうしの間は、断熱効果を高めるために真空状態に維持することが望ましい。
【0025】
本発明の第一実施形態に係る製塩装置(1)には、上記説明した濃縮器(20)で濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離する遠心分離器(30)が備えられる。
濃縮器(20)の下部濃縮槽の下端近傍と遠心分離器(30)は連結管(30a)によって連通連結されており、濃縮器(20)で所定の濃度に濃縮された海水は濃縮器(20)から取り出されて遠心分離器(30)に送られる。
遠心分離器(30)では濃縮器(20)により濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離することができる程度の重力加速度(例えば、20000G以上)で濃縮海水を遠心分離して固体成分と液体成分とに分離する。
分離された液体成分は後述する乾燥器(40)に送られ、固体成分は固体成分回収槽(図示せず。)に回収される。
尚、遠心分離器(30)としては連続式の遠心分離器であることが好ましい。
【0026】
本発明に係る製塩装置(1)には乾燥器(40)が備えられており、上述した遠心分離器(30)で分離された液体成分が供給される。
乾燥器(40)としては、液体成分をさらに所定の濃度に濃縮することができるものであれば特に限定されず、例えば、噴射直前に液体成分と熱風とを混合して噴射する二流体噴射弁を備えた噴霧乾燥器を例示することができる。
乾燥器(40)によって液体成分を所定濃度に濃縮することにより、液体成分に含まれていた塩化ナトリウムの大部分と、マグネシウムの一部(約50%)に加えて、アミノ酸、糖類等の旨み成分などからなる食塩が析出する。
析出した食塩を回収してさらに乾燥することにより、食塩を製造することができる。
尚、食塩を回収した後に残る液体成分はにがりであり、にがり回収槽(図示せず。)に回収される。
【0027】
次に、上述した本発明の第一実施形態に係る製塩装置(1)によって食塩を製造する方法について説明する。
まず、必要に応じて逆浸透膜装置(50)等によって濃縮された海水が濃縮器(20)内の濃縮槽(21)内に供給される。濃縮槽(21)に供給された海水は加熱手段によって80℃以下、好ましくは50〜60℃の温度に加熱されるとともに、濃縮槽(21)内は減圧手段によって−94KPa以下、好ましくは−98〜−100KPa程度まで減圧される。また濃縮槽(21)内の海水は攪拌手段によって攪拌される。
【0028】
濃縮槽(21)内の海水が8〜10倍程度の濃度まで濃縮されたら、濃縮された海水を遠心分離器(30)に供給して固体成分と液体成分とに遠心分離する。
固体成分は固体成分回収槽(図示せず。)に回収するとともに、液体成分は乾燥器(40)に供給されて、さらに所定濃度まで濃縮される。
乾燥器(40)で液体成分を所定濃度(例えば、液体成分をさらに約二倍程度濃縮)に濃縮することにより、食塩が析出する。析出した食塩を回収して乾燥することにより、食塩を製造することができる。
また食塩を回収した後の液体成分はにがり成分であり、にがり回収槽(図示せず。)に回収する。
【0029】
次に、本発明の第二実施形態に係る製塩装置について説明する。図3は本発明の第二実施形態に係る製塩装置で用いられる濃縮器の概略を示す模式図である。
第二実施形態に係る製塩装置が第一実施形態に係る製塩装置と相違する点は、濃縮器として図3に示されるような真空式蒸発缶(60)が用いられる点である。
図3で示される真空式蒸発缶(60)にはボイラーなどの蒸気発生器(71)及び熱交換器(72)からなる加熱手段が備えられており、蒸気発生器(72)で生成された水蒸気が熱交換器(72)に供給されて真空式蒸発缶(60)内に供給された海水を加熱する。
またこの真空式蒸発缶(60)にはコンデンサー(80)が備えられており、真空式蒸発缶(60)から発生した水蒸気を冷却して液化することで真空式蒸発缶(60)内を減圧することができる。
尚、以上説明した以外の構成については、上記説明した第一実施形態に係る製塩装置と同様であり説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明に係る製塩方法及び製塩装置は、天日乾燥によって製造した食塩と同様の品質の食塩を、イオン交換膜法のような工業的製塩方法で製造する場合と同様に短時間、低コストで製造することができる。
また海洋深層水を原料として使用することにより、海洋深層水は清浄であり、しかも豊富なミネラル成分をバランス良く含むから、清浄でしかも豊富なミネラル成分をバランス良く含む食塩を製造することができる。
海洋深層水を濃縮した鹹水を原料として使用することにより、清浄でしかも豊富なミネラル成分をバランス良く含む食塩をより短時間で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る製塩装置の概略を示す模式図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る製塩装置で用いられる濃縮器の変更例の概略を示す模式図である。
【図3】本発明の第二実施形態に係る製塩装置で用いられる濃縮器の概略を示す模式図である。
【符号の説明】
1 製塩装置
20 濃縮器
21 濃縮槽
22a 攪拌翼
22b 回転軸
22c 電動機
22d 邪魔板
23 ヘッダー
24 連結管
25a 水管
25b ポンプ
25c 加熱器
25d 温度センサー
26a 真空ポンプ
26b 凝結塔
26c 冷却器
26d 水回収槽
26e 真空計
26f 連結管
30 遠心分離器
30a 連結管
40 乾燥器
50 逆浸透膜装置
60 真空式蒸発缶
71 蒸気発生器
72 熱交換器
80 コンデンサー

Claims (6)

  1. 海水を80℃以下の温度で加熱しながら減圧して食塩を析出させることを特徴とする製塩方法。
  2. 海水を80℃以下の温度で加熱しながら減圧して8〜10倍に海水を濃縮した後に、固体成分と液体成分とに分離して、該液体成分をさらに2〜3倍に濃縮して食塩を析出させることを特徴とする製塩方法。
  3. 前記海水として海洋深層水を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の製塩方法。
  4. 前記海水として鹹水を使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製塩方法。
  5. 海水を濃縮する濃縮器と、該濃縮器で濃縮された海水を液体成分と固体成分に分離する遠心分離器と、該遠心分離器で分離された液体成分を乾燥する乾燥器とからなり、
    前記濃縮器には、海水を収容する濃縮槽と、該濃縮槽内を減圧する減圧手段と、該濃縮槽内の海水を攪拌する攪拌手段と、該濃縮槽内の海水を加熱する加熱手段とが備えられ、該加熱手段は前記濃縮槽内に配設された水管と、該水管内の液体を循環するためのポンプと、該水管内の液体を加熱する加熱器とかなることを特徴とする製塩装置。
  6. 前記濃縮器には複数の濃縮槽が備えられ、該複数の濃縮槽は鉛直方向に並設され、該複数の濃縮槽は、内部に収容された海水が移動できるように連結管で互いに連通連結されていることを特徴とする請求項5に記載の製塩装置。
JP2003162516A 2003-06-06 2003-06-06 製塩装置 Expired - Lifetime JP4361761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003162516A JP4361761B2 (ja) 2003-06-06 2003-06-06 製塩装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003162516A JP4361761B2 (ja) 2003-06-06 2003-06-06 製塩装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004359523A true JP2004359523A (ja) 2004-12-24
JP4361761B2 JP4361761B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34054641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003162516A Expired - Lifetime JP4361761B2 (ja) 2003-06-06 2003-06-06 製塩装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4361761B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335322A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Akira Yonemaru 蓄電池用バッテリー液またはその補充液
JP2010202500A (ja) * 2009-02-03 2010-09-16 Saga Univ 粒状塩及びその製塩方法
JP2012214308A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Solt Industry Center Of Japan Li塩の回収方法
KR101440442B1 (ko) * 2012-11-21 2014-09-17 미가식품영농조합법인 소금을 생산하는 진공가마 및 이를 이용한 시스템
KR101718780B1 (ko) 2016-06-24 2017-03-24 현대안전유리공업(주) 접합유리 제조방법
JP2018102137A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 ▲かん▼東實業股▲ふん▼有限公司Quality Pure Co., Ltd. 高濃度マグネシウムイオン濃縮液、飲用水製造システム及び飲用水製造方法
JPWO2018163563A1 (ja) * 2017-03-08 2019-11-07 株式会社F・E・C 蒸発固液分離方法
JP2021013351A (ja) * 2019-07-14 2021-02-12 国際貿易株式会社 アミノ酸含有海塩及びその製造方法
JP2022123182A (ja) * 2021-02-11 2022-08-24 金鋼石有限会社 コーヒー豆の焙煎方法、焙煎コーヒー豆及び焙煎コーヒー豆粉砕物
JP7424612B2 (ja) 2019-12-04 2024-01-30 学校法人早稲田大学 アミノ酸含有海塩及びその製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335322A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Akira Yonemaru 蓄電池用バッテリー液またはその補充液
JP2010202500A (ja) * 2009-02-03 2010-09-16 Saga Univ 粒状塩及びその製塩方法
JP2012214308A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Solt Industry Center Of Japan Li塩の回収方法
KR101440442B1 (ko) * 2012-11-21 2014-09-17 미가식품영농조합법인 소금을 생산하는 진공가마 및 이를 이용한 시스템
KR101718780B1 (ko) 2016-06-24 2017-03-24 현대안전유리공업(주) 접합유리 제조방법
JP2018102137A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 ▲かん▼東實業股▲ふん▼有限公司Quality Pure Co., Ltd. 高濃度マグネシウムイオン濃縮液、飲用水製造システム及び飲用水製造方法
JPWO2018163563A1 (ja) * 2017-03-08 2019-11-07 株式会社F・E・C 蒸発固液分離方法
JP2021013351A (ja) * 2019-07-14 2021-02-12 国際貿易株式会社 アミノ酸含有海塩及びその製造方法
JP7458621B2 (ja) 2019-07-14 2024-04-01 学校法人早稲田大学 アミノ酸含有海塩におけるアミノ酸の減少を抑制する方法
JP7424612B2 (ja) 2019-12-04 2024-01-30 学校法人早稲田大学 アミノ酸含有海塩及びその製造方法
JP2022123182A (ja) * 2021-02-11 2022-08-24 金鋼石有限会社 コーヒー豆の焙煎方法、焙煎コーヒー豆及び焙煎コーヒー豆粉砕物
JP7190758B2 (ja) 2021-02-11 2022-12-16 金鋼石有限会社 コーヒー豆の焙煎方法、焙煎コーヒー豆及び焙煎コーヒー豆粉砕物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4361761B2 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101711854B1 (ko) 수산화리튬 및 탄산리튬의 제조 방법
CN104829026B (zh) 高盐高浓度纤维素醚污水处理系统
US7361276B2 (en) Apparatus and method for osmotic membrane distillation
ES2546199T3 (es) Proceso de fabricación de ácido láctico
CN107308662A (zh) 从盐湖卤水提取锂的mvr蒸发浓缩结晶工艺
JP2004359523A (ja) 製塩方法及び製塩装置
JP2014014743A (ja) 塩排水の処理方法及びその処理装置
CN115135938A (zh) 用于从地热盐水中直接提取锂和生产低碳强度锂化学品的系统和方法
CN103253818A (zh) 海水淡化、资源综合利用及零排放处理系统
CN107299361A (zh) 利用可溶性锂盐溶液制备氢氧化锂溶液的电渗析装置
CN102838134B (zh) 芒硝型卤水机械蒸汽再压缩法盐硝联产工艺及装置
CN106082275B (zh) 一种制盐方法和制盐系统
CN104528850B (zh) 基于海水淡化浓盐水深度浓缩的淡水海盐热能三联产系统
RU2656452C2 (ru) Способ получения моногидрата гидроксида лития из рассолов и установка для его осуществления
CN203229436U (zh) 一种海水淡化、资源综合利用及零排放处理系统
CA2493777A1 (en) Method of desalting
CN107235583A (zh) 一种异构化乳糖制备产生的含硼废水的重复利用方法
AU2013202562A1 (en) Apparatus for recovering sodium hydrogen carbonate and method for recovering the same
CN212151642U (zh) 一种实现全卤水制碱技术的装置
RU2090503C1 (ru) Способ получения гидроксида лития или его солей с высокой степенью чистоты из природных рассолов
JP3045378B2 (ja) 海水の複合処理用の方法
CN205528197U (zh) 一种离子膜分盐浓缩结晶冷冻结晶制盐装置
CN216878626U (zh) 一种尾气处理系统
CN103818889A (zh) 一种结晶-电渗析-反渗透耦合制备不同纯度电子级磷酸的工艺
CN111333086B (zh) 一种实现全卤制碱新技术的制备方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090529

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4361761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130821

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term