JP2004359446A - エレベータ保守作業用かご上手摺装置 - Google Patents

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Shigeru Nishida
茂 西田
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Abstract

【課題】エレベータの保守作業前でもかご上で場所をとることがなく、使用時に容易に組み立てられ、また組み立て時には手摺高さを所望の位置に確実に固定することができる、構造が簡単なかご上手摺装置を提供する。
【解決手段】かごの側面で上下移動可能に取り付けられた手摺枠6を備え、前記手摺枠6が、常時はかご側面に収納され、保守作業時はかごの上部に固定配置されて手摺装置を形成することを特徴とする。また、手摺枠6に設けた引っ掛け固定子を支持具4に設けた枝溝部に引っ掛けて固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、かご上作業員の転落防止用に装備されたエレベータのかご上手摺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータの保守作業時には、作業員がかご上に乗る必要がある。このため従来より、かご上面には転落防止用の手摺が設置されており、これによって作業員が保守作業時に余計な緊張感を強いられることなく作業することができる。
【0003】
このような手摺として、図7に示すように、常時はかご上面に倒伏配置され、保守作業時に組み立てて手摺とするものがある(特許文献1)。作業員は保守作業前にかご室21上の手摺装置22を起こして組み立てればよい。この手摺装置22によれば、未使用時は折り畳まれているため昇降路頂上部位置を高くする必要がなく、これにより昇降路のスペースを小さくすることができ、その結果構築費も抑えられるというメリットもある。
【0004】
また、図8に示すように、かごの上部で上下に伸縮可能にしたものもある(特許文献2)。これは、保守作業時にモータ31を駆動させることにより、ネジ棒32が回転し、下移動台がレールに案内されて図8中手前側に移動し、アングル片33が立ち上げられて手摺34が形成される。上記同様、未使用時はかご室35の上部で折り畳まれているため昇降路頂上部位置を高くする必要がなく、かつ作業員の安全性を高めることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−96979号公報
【特許文献2】
特開平8−310771号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図7のかご上手摺によれば、未使用時はかご上に倒伏しているため、昇降路頂上部とかご室の上面との間隙を狭くすることはできるが、狭いかご室上で一辺の手摺を他辺の手摺と係合させながら組み立てる必要があり、組み立てにくかった。
【0007】
また、図8のかご上手摺装置においては、手摺を駆動するためにモータが必要なため、構造が複雑となり、かご室全体の重量増を招いていた。
【0008】
そのため、未使用時でもかご上で場所をとることがなく、使用時に容易に組み立てられ、また組み立て時には手摺高さを所望の位置に確実に固定することができる、構造が簡単なかご上手摺装置が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような問題点を解決するため、本発明のかご上手摺装置においては、昇降路を昇降するかごの上部に設けられる保守作業用かご上手摺装置であって、かごの側面で上下移動可能に取り付けられた手摺枠を備え、前記手摺枠は、
常時はかご側面に収納され、保守作業時はかごの上部に固定配置されて手摺装置を形成することを特徴とする。
【0010】
また、前記手摺枠の下部に設けた引っ掛け固定子が、かごの側面に上下に伸延して設けられた溝部と係合して上下移動可能とされ、保守作業時には前記引っ掛け固定子を溝部上部に設けた枝溝部に引っ掛け固定して手摺枠を上位置で固定することを特徴とする。
【0011】
また、前記手摺枠は手摺枠パネルが組み付けられていることを特徴とする。
【0012】
また、手摺枠パネルに取っ手を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明におけるエレベータのかご上手摺装置について、図面に基づいて以下に説明する。
【0014】
図1は、本発明のかご上手摺装置において、かご上手摺をかごの側面に収納した状態、つまり保守作業前の状態を表す斜視図である。また、図2は、本発明のかご上手摺装置において、かご上で手摺を組み立てた状態、つまり保守作業時の状態を表す斜視図である。また、図3は、図1をA方向から見た図である。
【0015】
図1に示すように、保守作業前においては、かご室2の側面に手摺枠6全体が収納されている。かご室2の側面には、支持具4が固定されており、支持具4に上下に伸延して設けた溝部に沿うようにして手摺枠6が上下移動可能に取り付けられている。保守作業時には、かご室2上に乗っている作業員が手摺枠6を引き上げて、図2に示すような自己の安全性が確保されると判断した高さの位置で手摺枠6を固定する。
【0016】
次に、図1中の円Bで囲む部分を図4に模式拡大図として示し、支持具4と手摺枠6の係合部および手摺枠6の固定構造について説明する。
【0017】
図4に示すように、支持具4には上下に伸延して形成された溝部4aを、手摺枠6の上部と下部には引っ掛け固定子6b、6cを、設けており、この引っ掛け固定子6b、6cを溝部4aに係合させて、手摺枠6を上下移動可能にしている。さらに、溝部4aの上部と下部には、上記引っ掛け固定子6b、6cを引っ掛け固定するための枝溝部4b、4cを設けており、枝溝部4bに引っ掛け固定子6bを、枝溝部4cに引っ掛け固定子6cを、それぞれ滑り込ませて引っ掛けることにより、引き上げられた手摺枠6が固定される構造である。
【0018】
保守作業をしない時、すなわち手摺枠6をかご室2の側面に収納している時は、引っ掛け固定子6cが溝部4aの下端に接して手摺枠6を支えている。この手摺枠6は、一辺における反対側でも同様の構造を有しているので、かご室2の側面から見て左右にバランスを崩すことなくかご室2の側面に収納される。
【0019】
図5は、手摺枠6がスライド収納された状態(保守作業前)を表す側面図、図6は作業員が手摺枠6を所望の高さに引き上げた状態(保守作業時)を表す側面図である。保守作業前は、手摺枠6の上端がかご室2の上面付近あるいはそれより下に収納されている。保守作業時は、作業員の安全性が確保される位置にまで手摺枠6が引き上げられる。
【0020】
次に、本発明の手摺装置の作用について説明する。
【0021】
保守作業前のかご上手摺装置においては、手摺枠6はかご室2の側面にスライド収納されているので、従来のように折り畳まれた枠等の障害物が存在せず、かご室2の上部で広範囲にわたって作業することができる。なお、支持具4や溝部4aの下端位置および手摺枠6の高さを適宜設計することにより、収納時の手摺枠6の高さを自由に設定することができる。
【0022】
保守作業時は、上述したように、作業員が手摺枠6を引き上げて、溝部4aの上部に設けた枝溝部4b、4cに引っ掛け固定子6b、6cを引っ掛けて手摺枠6を固定するので、二点で支えられることになり、ぐらつくことがなく、垂直性が保たれる。手を離しても手摺枠6が落下することはなく、多少の振動や押圧力によって自然落下することもない。かご室2の各辺で手摺枠6を組み立てた後で、それらの手摺枠6をその上端等で相互に連結すれば、さらにぐらつきを低減することができる。
【0023】
また、枝溝部を溝部4a内に多数箇所に設ければ、作業員がより所望する高さに手摺枠6を固定することができる。
【0024】
そして、かご室2上面の一辺部分について、手摺枠6を所望の位置まで引き上げる動作を、手摺枠6を形成したい辺数だけ行うことにより、例えば乗り場側以外の三辺もしくはそれに加えて乗り場側についても実施することにより、作業員の安全を確保するための手摺として好適な状態となる。図2は上述した手摺枠6の引き上げ固定動作を乗り場側以外の三辺について実施した状態を示している。
【0025】
さらに、手摺枠6に手摺枠パネル8を組み付けておけば、作業員の安全性をさらに高めることができる。これは、金属製の網やアルミに代表される軽量の板等、作業員の落下を防止できる程度の強度を有するものであればよく、軽量であることが好ましい。上記手摺枠パネル8の上端付近に取っ手8aを設けておけば、より作業性が向上する。
【0026】
保守作業終了時は、手摺枠6を引き上げながら枝溝部4b、4cから引っ掛け固定子6b、6cを外し、溝部4aに沿わせて手摺枠6を自重で下降させればよい。なお、手摺枠6を急下降させてしまうと、下の引っ掛け固定子6cが衝撃によって損傷するおそれがあるので、手摺枠6に手を添えた状態で下の引っ掛け固定子6cを溝部4aの下端付近まで降ろすとよい。
【0027】
ここまで、かご室2の上面が矩形で、乗り場を除いた三辺または全辺にわたって、各辺ごとに手摺枠6をセッティングする場合について述べたが、これら手摺枠6は三辺または全辺にわたって一体型とすることができるのは言うまでもない。一体型にする方法としては、手摺枠6をL字型の治具で連結させたり、手摺枠6自体をかご室2の上面から見てコの字型もしくはロの字型等にしたり、各辺の手摺枠6を手摺枠パネル8で連結させる、等の手法があげられる。かご室2の上面が矩形ではなく、例えば円形の場合についても同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明したように、本発明のエレベータ保守作業用かご上手摺装置によれば、油圧式エレベータや機械室レスエレベータのようにかご上面から昇降路頂上部までの距離が狭いエレベータの場合でも、使用時に容易に組み立てられ、かご室の側面にスライド収納するため、未使用時でもかご室の上面での作業スペースを広くとることができる。また、手摺枠に設けた引っ掛け固定子を枝溝部に引っ掛けて固定するため構造が簡単であり、確実に固定されるので誤って手摺枠が落下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のかご上手摺装置における保守作業前の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明のかご上手摺装置における保守作業時の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のかご上手摺をスライド収納された状態を示すかご室上面図である。
【図4】本発明のかご上手摺装置の固定構造の模式拡大図である。
【図5】本発明のかご上手摺装置がスライド収納された状態を示すかご室側面図である。
【図6】本発明のかご上手摺を組み立てた時の状態を示すかご室側面図である。
【図7】従来のかご上手摺の一例を示す斜視図である。
【図8】従来のかご上手摺の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 かご室、4 支持具、4a 溝部、4b,4c 枝溝部、6 手摺枠、6b,6c 引っ掛け固定子、8 手摺枠パネル、21 かご室、22 手摺装置、31 モータ、32 ネジ棒、33 アングル片、34 手摺、35 かご室。

Claims (4)

  1. 昇降路を昇降するかごの上部に設けられるエレベータ保守作業用かご上手摺装置であって、
    かごの側面で上下移動可能に取り付けられた手摺枠を備え、
    前記手摺枠は、
    常時はかご側面に収納され、
    保守作業時はかごの上部に固定配置されて手摺装置を形成する、
    ことを特徴とするエレベータ保守作業用かご上手摺装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ保守作業用かご上手摺装置であって、
    前記手摺枠の下部に設けた引っ掛け固定子が、かごの側面に上下に伸延して設けられた溝部と係合して上下移動可能とされ、
    保守作業時には前記引っ掛け固定子を溝部上部に設けた枝溝部に引っ掛け固定して手摺枠を上位置で固定する、
    ことを特徴とするエレベータ保守作業用かご上手摺装置。
  3. 請求項1または2いずれか1項記載のエレベータ保守作業用かご上手摺装置であって、
    前記手摺枠は手摺枠パネルが組み付けられていることを特徴とするエレベータ保守作業用かご上手摺装置。
  4. 請求項3記載のエレベータ保守作業用かご上手摺装置であって、
    手摺枠パネルに取っ手を設けたことを特徴とするエレベータ保守作業用かご上手摺装置。
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