JP2004359409A - 給紙装置及び原稿送り装置 - Google Patents

給紙装置及び原稿送り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】給紙台に載置された用紙(原稿)が曲げられるおそれを少なくし、しかも給紙台下方のスペースを開けることができる給紙装置又は原稿送り装置を提供する。
【解決手段】原稿送り装置10は、原稿送り装置本体12と、この原稿送り装置本体12にアーム50を介して回動自在に支持されたトレイ部14とを有する。このトレイ部14は、基台34と、この基台34に対して昇降する給紙台36から構成されている。給紙台36は、最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置可能なようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置等に用いられる給紙装置及び原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば原稿送り装置として、原稿が載置される給紙台を昇降手段により昇降できるようにしたものが知られている。従来の昇降手段は、給紙台の原稿先端付近のみ昇降できるようにしているため、載置された原稿が前後に折り曲げられてしまう。この傾向は、給紙台に載置される原稿の枚数が多い程顕著になり、載置された原稿の上と下とでは載置される原稿の状態(形状)が異なるため、原稿の搬送信頼性に問題があった。また、従来の原稿送り装置においては、昇降装置付近が固定されているので、例えば昇降装置の下方に原稿排出部が配置されている場合には、原稿排出部と昇降装置との間のスペースが狭く、原稿排出部に排出された原稿が取り出しにくいという問題がある。
【0003】従来例の一つとして、給紙台を、駆動部を持つ第1のテーブルと、駆動部を持たない第2のテーブルとに分け、それぞれ独立して回動可能としたものが知られている(特許文献1)。この第1のテーブル又は第2のテーブルを回動することにより給紙台の下方に配置された原稿排出部の原稿を容易に取り出すことができる。
【0004】
【特許文献1】特開2001−139162号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、駆動部を持つテーブルのみが昇降されるので、給紙台に載置された原稿が大きく曲げられてしまう問題は依然として改善されていない。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解消し、給紙台に載置された用紙(原稿)が曲げられるおそれを少なくし、しかも給紙台下方のスペースを開けることができる給紙装置又は原稿送り装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に給紙装置本体に対して回動自在に支持する支持手段とを具備する給紙装置にある。したがって、給紙台には最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置することができ、基台と共に給紙台を回動できるようにしたので、給紙台の下方のスペースを開けることができる。
【0008】本発明の第2の特徴とするところは、給紙装置本体と、基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に前記給紙装置本体に対して回動自在に支持する支持手段と、前記給紙装置本体に設けられ、前記給紙台の用紙を搬送する搬送手段とを具備する給紙装置にある。
【0009】好適には、前記基台は、用紙の先端を規制する規制壁を有する。したがって、用紙を給紙台に載置したまま基台を回動させても、用紙の先端が基台の規制壁に規制されるので、用紙が折り曲げられたり、給紙台から落下したりするのを防止することができる。
【0010】好適には、前記基台は、前端部と後端部とを有し、前端部に前記規制壁が形成され、後端部付近で前記給紙台を回動自在に支持してなる。給紙台の昇降する幅を大きくとれるので、用紙が曲げられるのをより防止することができる。
【0011】好適には、前記昇降手段は、本体側に設けられた駆動部と、前記給紙台に当接するリンク部と、このリンク部と前記駆動部とを連結する駆動伝達機構とから構成されてなる。
【0012】好適には、前記駆動伝達機構は、前記基台及び給紙台の回動時に分離される。これにより基台及び給紙台の回動をスムーズに行うことができる。
【0013】好適には、前記基台の回動範囲を規制する回動規制手段を設ける。
【0014】好適には、前記回動規制手段は、前記基台を所定位置、例えば水平位置に静止させるようにする。
【0015】好適には、前記支持手段は、本体に対して回動自在に支持される第1の支点と、前記基台を回動自在に支持する第2の支点とを有するアームを具備する。これにより基台は本体に対して2つの支点を介して回動自在に支持されるので、基台の回動軌跡の設定自由度を増大させることができる。
【0016】好適には、前記基台の前端部付近を直線上に移動するように案内する案内手段を設ける。基台の回動時には基台の前端部付近が直線上に移動するようになるので、基台の前端部付近が他の部材と干渉するのを防止することができるし、下方にスペースがある場合には、このスペースを狭めるのを避けることができる。
【0017】好適には、前記案内手段は、ピニオンと、このピニオンに噛み合うラックとを有する。これにより基台及び給紙台の回動をよりスムーズに行うことができる。
【0018】好適には、前記基台及び前記給紙台を元の位置に戻すときにトルクが発生するダンパ手段を設ける。これにより前記基台及び前記給紙台を元の位置に緩やかに戻すことができる。
【0019】本発明の第3の特徴とするところは、基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの原稿をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に本体に対して回動自在に支持する支持手段と、前記基台の下方に配置された原稿排出部とを具備する原稿送り装置にある。
【0020】本発明の第4の特徴とするところは、原稿送り装置本体と、基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの原稿をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に前記原稿送り装置本体に対して回動自在に支持する支持手段と、前記基台の下方に配置された原稿排出部と、前記給紙台の原稿を搬送する搬送手段と、前記原稿排出部に原稿を排出する排出手段とを具備する原稿送り装置にある。
【0021】なお、この明細書において、給紙装置とは、原稿や印刷用紙等、一般的に用紙を給紙するものをいい、原稿送り装置とは、給紙装置の中で特に原稿を給紙するのに適したものをいう。そのため、給紙装置の説明にあっては、「用紙」「給紙装置本体」という文言を用い、原稿送り装置の説明にあっては、「原稿」「原稿送り装置本体」という文言を用いる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、給紙装置の一例として原稿送り装置10が示されている。原稿送り装置10は、原稿送り装置本体12と、この原稿送り装置本体12に設けられたトレイ部14とから構成されている。
【0023】原稿送り装置本体12には、搬送手段を構成するピックアップロール16と、捌き手段を構成するフィードロール18及びリタードロール20とを有する。ピックアップロール16は、トレイ部14に載置された原稿をピックアップして原稿送り装置本体12内に取り込む。フィードロール18及びリタードロール20は、互いに対向して配置され、協働することによりピックアップロール16によりピックアップされた原稿を捌き、この捌かれた原稿を後流側に搬送する。即ち、ピックアップロール16により複数の原稿がピックアップされた場合には、リタードロール20により捌きが行われて最上部にある原稿のみをフィードロール18により搬送するようになっている。
【0024】搬送路22は、原稿送り装置本体12内にあって、フィードロール18及びリタードロール20から送られた原稿を反転して原稿排出部24に搬送する。この搬送路22には、例えば三対の搬送ロール26a,26b,26cが設けられている。搬送ロール26bと搬送ロール26cとの間の下方には、例えばCCDからなる原稿読取装置28が設けられ、搬送ロール26bと搬送ロール26cとの間を通過する原稿が光学的に読み取られるようになっている。原稿読取装置28は、レンズ等の光学系を介して原稿を読み取るようにしてもよい。また、この原稿読取装置28の下方にプリント部を配置し、原稿読取装置28により読み取られた画像信号をプリント部に送って印刷するようにして、複写機を構成することができる。
【0025】排出手段を構成する一対の排出ロール30は、搬送路22の出口近傍に設けられ、搬送路22から送られた原稿を原稿排出部24に排出する。また、この排出ロール30の手前には反転路32が接続され、この反転路32の他端が搬送ロール26aの上流側で搬送路22に接続されている。原稿の両面を読み取る場合は、排出ロール30により排出されようとする原稿を排出ロール30を逆転駆動することにより反転路32に取り込んで反転させ、再び搬送路22を通過させ、原稿の裏面を原稿読取装置28により読み取るようにする。
【0026】原稿排出部24は、トレイ部14の下方でスペースを介して配置されている。この原稿排出部24には多数枚の原稿が排出される。
【0027】次にトレイ部14について、図2乃至図7をも用いて詳細に説明する。
トレイ部14は、基台34と、この基台34上に設けられた給紙台36とを有する。基台34は、例えばプラスチックから一体成形され、底面部38と、この底面部38の先端である前端部40と、底面部38の後端である後端部42とを有する。前端部40には、原稿の先端を規制する規制壁44が底面部38から立ち上がるように形成されている(特に図5及び図7参照)。また、基台34は、両側に側面部46a,46bを有する。該側面部46a,46bは、先端側上端が規制壁44の上端に一致し、後端側が後端部42まで延びている。このように、基台44は、底面部38の3面を前端部40及び側面部46a,46bで囲むように一体に形成されているので、剛性を高くすることが容易である。
なお、基台34の側面部46a,46bの一方には第1の切欠部48が形成され、原稿排出部24に積層される原稿を容易に取り出すことができるようにされている。
【0028】上記基台34は、後述する給紙台36と共に、アーム50を介して原稿送り装置本体12に回動自在に支持されている。アーム50は、原稿送り装置本体12側の第1の支点52と、基台34側の第2の支点54とを有する。第1の支点52によってアーム50が原稿送り装置本体12に対して回動自在とされ、第2の支点54によって基台34がアーム50に対して回動自在とされており、基台34は、この2つの支点52,54により原稿送り装置本体12に対して回動自在に支持されているものである。
【0029】給紙台36は、基台34の内壁と略一致する形状の平面から構成されている。この給紙台36の先端は、基台34の規制壁44の近傍に位置する。給紙台36の後端は、基台34の後端部42からさらに後側へ延びている。この給紙台36は、最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置可能である大きさを持つ。ここで、最大使用サイズとは、給紙可能な最大用紙サイズをいい、例えばA3縦に設定されている。また、給紙台36の大きさ及び形状は、ほぼ曲げることなしに最大使用サイズの用紙を載置可能であればよく、必ずしも最大使用サイズの用紙よりも大きくする必要はなく、例えば基台34の第1の切欠部48に対応して形成された第2の切欠部56から用紙がはみ出してもよいし、後端から用紙がはみ出してもよい。また、給紙台36の側部には、原稿のサイド部分を当接させるサイドガイド57が設けられている。
なお、給紙台36の後端部分を前端部分と分け、後端部分を前端部分に進退自在に支持し、伸縮できるようにしてもよい。
【0030】上記給紙台36は、後端付近に設けられた支軸58a,58bを介して基台36に回動自在に支持されている。また、給紙台36は、前端付近に設けられた昇降手段60により基台34に対して昇降自在であるようになされている。
【0031】昇降手段60は、図3に示すように、基台34の一方の側面部46a側に設けられ、例えば駆動部62と、リンク部64と、この駆動部62とリンク部64とを連結する駆動伝達機構66とから構成されている。駆動部62は、原稿送り装置本体12に設けれた例えばモータから構成されている。リンク部64は、基台34に回動自在に支持された回動軸68と、この回動軸68の半径方向に延びる押圧部70a,70bとを有しており、この押圧部70a,70bが給紙台36の裏面に当接している。駆動伝達機構66は、モータの駆動軸に設けられた駆動歯車72と、例えば4つの歯車74a〜74dからなる第1の減速歯車列から構成されており、最初の歯車74aがモータの駆動歯車72に噛み合い、最終段の歯車74dの回転中心がリンク部64の回動軸68に固定されている。したがって、駆動部62を駆動させると、第1の減速歯車列74a〜74dを介してリンク部64に駆動力が伝達され、回動軸68が回動し、押圧部70a,70bが給紙台36を押圧し、給紙台36が支軸58a,58bを中心として回動し、給紙台36の昇降が行われる。
【0032】また、駆動伝達機構66においては、駆動歯車72が原稿送り装置本体12側に設けられ、減速歯車列74a〜74dが基台34側に設けられており、後述するように、基台34を回動した場合には、駆動歯車72と減速歯車列74a〜74dとの間が離れることができるようにしてある。
【0033】なお、図示しないが、基台34には、給紙台36に原稿が載置されたか否かを検知する原稿検知センサと、給紙台36の昇降位置を検知する昇降位置検知センサが設けられている。
【0034】前述したように、基台34は、アーム50により原稿送り装置本体12に回動自在に支持されているが、次に説明する案内手段76によっても移動軌跡が規制されている。
【0035】案内手段76は、案内軸78を有し、この案内軸78が基台34の前端部40近傍に設けられた軸受け部80a,80bに回転自在に支持されている。この案内軸78は、両側へ延び、原稿送り装置本体12に形成された長孔82a,82bに係合している。長孔82a,82bは、水平方向に延びるよう一定範囲に形成されている。また、案内軸78の両側にはピニオン84a,84bが固定されている。そして、このピニオン84a,84bが原稿送り装置本体12に固定されたラック86a,86bに噛み合っている。ラック86a,86bは、長孔82a,82bに沿って直線上に形成されている。したがって、基台34に何らの力が加われない場合は、基台34は、図1の時計方向に回転しようとするが、案内軸78が長孔82a,82bの一端に係合し、基台34及び給紙台36をほぼ水平方向で静止するように保持する。このような静止状態から基台34を持ち上げると、ピニオン84a,84bがラック86a,86bに噛み合いながら案内軸78が長孔82a,82bを移動し、基台34の前端部40の前端部40付近が直線運動するように基台34が回動する。一定範囲まで基台34を回動すると、案内軸78が長孔82a,82bの他端に係合し、それ以上の基台34の回動を禁止するようになる。
【0036】さらに原稿送り装置10は、ダンパ手段88を有する。このダンパ手段88は、図2に示すように、基台34の他方の側面部46b側に設けられている。このダンパ手段88は、図4に示すように、基台34に固定された固定歯車90と、ロータリダンパ92と、固定歯車90とロータリダンパ92とを連結する例えば2つの歯車からなる第2の減速歯車列94a,94bとを有する。ロータリダンパ92及び第2の減速歯車列94a,94bは、原稿送り装置本体12側に設けられている。ロータリダンパ92は、回転部分と固定軸との間に例えばばねが介在され、一方向に回転する場合はトルクが発生せず、他方向に回転する場合はトルクが発生するようになっている。ここでは、ロータリダンパ92は、基台34及び給紙台36を持ち上げる場合はトルクが発生せず、基台34及び給紙台36を元の位置に戻場合にトルクが発生するようになっている。
【0037】次の上記実施形態に係る原稿送り装置10の作用について説明する。
図5に示すように、給紙台36に原稿束Sが載置される。原稿束Sの先端が基台34の規制壁44に当接し、原稿束Sの側部がサイドガイド57に当接して位置決めされる。給紙台36は、最大使用サイズの原稿に対応した大きさ及び形状を持つので、原稿束Sは曲げられることなく、給紙台36に載置することができる。給紙台36に原稿束Sが載置されると、図示しない原稿検知センサにより検知され、駆動部62の駆動が開始される。これにより押圧部70a,70bが上昇を開始し、給紙台36が支軸58a,58bを支点として、時計方向に回動する。
【0038】図6に示すように、給紙台36は、原稿束Sの先端がピックアップロール16に当接するまで上昇する。原稿束Sの先端がピックアップロール16に当接すると、図示しない昇降位置検知センサによって検知され、駆動部62の駆動が停止し、スタンバイ状態となる。次にスタート信号に基づいてピックアップロール16及びフィードロール18が回転し、ピックアップロール16により原稿束Sの原稿がピックアップされ、フィードロール18とリタードロール20との協働により捌かれ、1枚の原稿が搬送される。この原稿は、前述したように、原稿読取装置28により読み取られ、原稿排出部24に排出され、これが繰り返されて原稿排出部24に原稿束Sとして積層される。給紙台36上の原稿束Sが徐々に少なくなる毎に給紙台36が徐々に上昇する。
【0039】原稿排出部24に排出された原稿束Sを取り出すには、基台34と給紙台36とが一体となったトレイ部14を持ち上げるように回動する。基台34は、アーム50に対しては第2の支点54を中心に回動し、アーム50は、原稿送り装置本体12に対して第1の支点52を中心に回動する。また、基台34を回動させようとすると、ピニオン84a,84bがラック86a,86bに噛み合っているので、ピニオン84a,84bが回転しながら後退する方向に直線的に移動する。したがって、基台34及び給紙台36は、後退する方向に移動しながらスムーズ回動することができる。このように、基台34が後退しながら回動するので、原稿排出部24の上下方向幅を狭めることがないし、フィードロール18及びリタードロール20を支持するガイド部等との干渉を防止することができる。この基台34及び給紙台36の回動時には、昇降手段60の駆動伝達機構66が分離され、また、ダンパ手段88のロータリダンパ92にはトルクが発生しないようになっているので、基台34及び給紙台36をスムーズに回動させることができる。
【0040】図7に示すように、基台34及び給紙台36を一定範囲まで回動させると、案内軸78が長孔82a,82bの他端に係合し、それ以上に基台34及び給紙台36が回動するのを禁止する。この状態においても給紙台36上の原稿束Sの先端が基台34の規制壁44に当接しているので、この原稿束Sが落下したり、整列を乱すのを防止することができる。また、この状態において、基台34及び給紙台36は、該基台34及び給紙台36の自重により元の位置に戻ろうとするが、ロータリダンパ92にトルクが発生し、緩やかに戻すことができるものである。
【0041】なお、上記実施形態においては、原稿送り装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、手差し給紙装置やその他の給紙装置にも適用することができるものである。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、給紙台には最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置することができ、しかも給紙台下方のスペースを開けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の概要を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の一部を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の一部を示す左側面図であり、(a)は給紙台が下降している状態を示し、(b)は給紙台が上昇した状態を示す。
【図4】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の一部を示す右側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の一部を示し、給紙台上に原稿束をセットした状態
を示す側面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の一部を示し、給紙台を上昇させた状態を示す側面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る原稿送り装置の一部を示し、基台及び給紙台を回動した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 原稿送り装置
12 原稿送り装置本体
14 トレイ部
16 ピックアップロール
18 フィードロール
20 リタードロール
24 原稿排出部
30 排出ロール
34 基台
36 給紙台
44 規制壁
50 アーム
52 第1の支点
54 第2の支点
58a,58b 支軸
60 昇降手段
62 駆動部
64 リンク部
66 駆動伝達機構
76 案内手段
78 案内軸
82a,82b 長孔
84a,84b ピニオン
86a,86b ラック
88 ダンパ手段
92 ロータリダンパ

Claims (14)

  1. 基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に給紙装置本体に対して回動自在に支持する支持手段とを具備することを特徴とする給紙装置。
  2. 給紙装置本体と、基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの用紙をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に前記給紙装置本体に対して回動自在に支持する支持手段と、前記給紙装置本体に設けられ、前記給紙台の用紙を搬送する搬送手段とを具備することを特徴とする給紙装置。
  3. 前記基台は、用紙の先端を規制する規制壁を有することを特徴とする請求項1又は2の記載の給紙装置。
  4. 前記基台は、前端部と後端部とを有し、前端部に前記規制壁が形成され、後端部付近で前記給紙台を回動自在に支持してなることを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  5. 前記昇降手段は、本体側に設けられた駆動部と、前記給紙台に当接するリンク部と、このリンク部と前記駆動部とを連結する駆動伝達機構とから構成されてなることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の給紙装置。
  6. 前記駆動伝達機構は、前記基台及び給紙台の回動時に分離されることを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  7. 前記基台の回動範囲を規制する回動規制手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の給紙装置。
  8. 前記回動規制手段は、前記基台を所定位置に静止させるようにしたことを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 前記支持手段は、本体に対して回動自在に支持される第1の支点と、前記基台を回動自在に支持する第2の支点とを有するアームを具備することを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の給紙装置。
  10. 前記基台の前端部付近を直線上に移動するように案内する案内手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の給紙装置。
  11. 前記案内手段は、ピニオンと、このピ二オンに噛み合うラックとを有することを特徴とする請求項10記載の給紙装置。
  12. 前記基台及び前記給紙台を元の位置に戻すときにトルクが発生するダンパ手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11記載の給紙装置。
  13. 基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの原稿をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に本体に対して回動自在に支持する支持手段と、前記基台の下方に配置された原稿排出部とを具備することを特徴とする原稿送り装置。
  14. 原稿送り装置本体と、基台と、この基台に昇降自在に支持され、最大使用サイズの原稿をほぼ曲げることなしに載置可能な給紙台と、この給紙台を基台に対して昇降させる昇降手段と、前記基台を前記給紙台と共に前記原稿送り装置本体に対して回動自在に支持する支持手段と、前記基台の下方に配置された原稿排出部と、前記給紙台の原稿を搬送する搬送手段と、前記原稿排出部に原稿を排出する排出手段とを具備することを特徴とする原稿送り装置。
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