JP2004359267A - 飲料自動定量注出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】提供する飲料の商品価値を低減させず、十分に高い注出精度を保持しながら、供給された飲料の利用効率を十分に高いものとすることができる飲料自動定量注出装置を提供すること。
【解決手段】飲料導管10の内部を流れる飲料の流量を検出する流量検出手段30と、飲料導管10の所定の検出個所における内部状態を検出し、この検出結果に基づき検出個所から上流側における飲料導管10の内部が空状態であると判断する飲料切れ検出手段20とを備えた飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置において、飲料切れ検出手段20が空状態であると判断した場合に、その直前に流量検出手段30により検出された流量に関する情報と、予め設定された検出個所から飲料導管10の最下流個所までの該飲料導管10の内部にある飲料の注出可能量に関する情報とに基づいて、飲料の注出を行う飲料注出手段を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置に関し、より詳細には、例えばビールや炭酸水等の発泡性飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばビールや炭酸水等の発泡性飲料の飲料ディスペンサには、この発泡性飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置が用いられている。
【0003】
図6は、従来の飲料自動定量注出装置の構成を模式的に示した説明図である。この図6において、飲料自動定量注出装置は、注出装置本体1の外部に設けられた飲料タンク2および炭酸ガスボンベ3から供給される発泡性飲料を定量注出するものである。飲料タンク2は、例えばビール等の発泡性飲料を収容するものであり、炭酸ガスボンベ3は、飲料タンク2にある発泡性飲料を移送するための炭酸ガスを収容するものである。飲料タンク2の飲料取出口には図示しないディスペンサヘッドが着脱可能に装着されている。このディスペンサヘッドは、ガス導入管4を介して炭酸ガスボンベ3に取付けられた減圧弁(図示せず)に接続されている。
【0004】
注出装置本体1の内部には、飲料タンク2および炭酸ガスボンベ3から供給される発泡性飲料の流路となる飲料導管10が配設されている。この飲料導管10は、飲料導入管10aと、飲料冷却管10bと、飲料導出管10cとから構成されている。飲料導入管10aは、その基端部が注出装置本体1の外部にある飲料タンク2のディスペンサヘッドに接続されており、その先端部が飲料冷却管10bに接続されている。飲料冷却管10bは、その基端部が飲料導入管10aと接続され、その先端部が飲料導出管10cに接続されている。この飲料冷却管10bは、コイル状に巻回された形状を有しており、冷却槽11の内部の冷却水に浸漬した状態で配設されている。ここに、冷却槽11の内部にある冷却水は、図示しない冷却装置により冷却されている。飲料導出管10cは、その基端部が飲料冷却管10bと接続され、その先端部が飲料吐出弁12に接続されている。飲料吐出弁12は、弁駆動装置13により開閉されるものである。この飲料吐出弁12には、飲料吐出ノズル14が取付けられている。この飲料吐出ノズル14の下方には、カップ等の飲料容器Cを載置するための載置台15が設けられている。
【0005】
飲料導入管10aの所定の個所には、この飲料導入管10a(飲料導管10)の内部を流れる発泡性飲料の流量を検出する流量検出手段300が設けられている。流量検出手段300は、検出した流量に関する情報(以下、流量情報ともいう)を流量信号aとして制御部400に出力するものである。
【0006】
また、飲料導入管10aにおいては、流量検出手段300の下流側に飲料切れ検出手段200が設けられている。飲料切れ検出手段200は、飲料導入管10aの所定の検出個所における内部状態を検出し、この検出結果に基づき該検出個所から上流側における飲料導入管10aの内部が空状態であるか否かを判断、つまり飲料導入管10aの内部が飲料切れ状態であるか否かを判断するものである。より詳細に説明すると次のようなものである。飲料切れ検出手段200としては、測定子としての電極(図示せず)の対を飲料導入管10aの所定の検出個所に備える一方、これら対の電極相互間の導電率(電気抵抗の逆数)を計測するための計測回路部や、この計測回路部により計測した導電率に基づいて飲料切れ状態を判断するための判断回路部を備えたものが用いられている。この飲料切れ検出手段200は、対の電極相互間の導電率が零となる場合に、飲料導入管10aの内部が空状態(飲料切れ状態)であることを判断し、飲料切れ状態である旨の情報を飲料切れ信号bとして制御部400に出力するものである。
【0007】
制御部400は、流量検出手段300から入力した流量信号aに基づき発泡性飲料の注出を制御するものである。より詳細には、制御部400は、弁駆動装置13に対して弁駆動指令cを発して飲料吐出弁12を開状態にさせ、入力した流量信号aから求めた体積量の大きさが予め設定した値に達した場合に、弁駆動装置13に弁駆動停止令dを発して飲料吐出弁12を閉状態にさせて飲料吐出ノズル14からの発泡性飲料の注出を制御するものである。
【0008】
ここで、制御部400で求めた体積量は、飲料吐出ノズル14から吐出される発泡性飲料の注出量と略一致する。これについて説明すると、通常の使用状態においては、流量検出手段300による検出個所を流れた発泡性飲料が該検出個所から閉状態となっている飲料吐出弁12まで待機飲料として充たされている。そのため、飲料吐出弁12が開状態となったことにより、流量検出手段300により検出された流量に基づき得られる体積量に対応する量だけ飲料吐出ノズル14から吐出されることになり、その結果、該体積量と発泡性飲料の注出量とは略一致することになる。
【0009】
以上のような構成を有する飲料自動定量注出装置は、次のようにして発泡性飲料を注出することができる。利用者が載置台15に飲料容器Cを載置して販売ボタンBを押すと、この販売ボタンBから制御部400に販売指令eが発せられる。制御部400は、上述のように弁駆動装置13に弁駆動指令cを発する。これにより、飲料吐出弁12は開状態になり、飲料吐出ノズル14から飲料容器Cに発泡性飲料が注出される。より詳細に説明すると、炭酸ガスボンベ3から供給された炭酸ガスの圧力により飲料タンク2から供給された発泡性飲料が飲料導入管10aを流れる。飲料導入管10aを流れた発泡性飲料が飲料冷却管10bに達すると、該発泡性飲料は冷却槽11の内部の冷却水と熱交換が行われて冷却される。飲料冷却管10bを流れて冷却された発泡性飲料は、飲料導出管10cを流れ、飲料吐出ノズル14から吐出されて飲料容器Cに注出される。
【0010】
このような場合において、飲料導入管10aに設けられた流量検出手段300は、検出した流量を流量信号aとして制御部400に出力する。制御部400は、入力した流量信号aから求めた体積量の大きさが予め設定した値となったときに、弁駆動装置13に弁駆動停止令dを発する。これにより、飲料吐出弁12は閉状態になり、発泡性飲料の注出が終了する。
【0011】
一方、発泡性飲料の注出時において、飲料切れ検出手段200が飲料切れ状態を判断した場合には、飲料切れ信号bを制御部400に出力する。制御部400は、飲料切れ信号bが入力されると、弁駆動装置13に弁駆動停止令dを発し、これにより、飲料吐出弁12が閉状態になって発泡性飲料の注出を終了する(例えば特願2002−226498参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の飲料自動定量注出装置においては、飲料切れ検出手段200が飲料切れ状態を判断して飲料切れ信号bを出力した場合に、飲料吐出弁12を閉状態にして発泡性飲料の注出を終了していたために次のような問題が生じていた。飲料切れ検出手段200の検出個所と飲料吐出弁12との間の飲料導管10を通じての距離は、所定の大きさ(例えば14m)を有している。そのため、上記検出個所と飲料吐出弁12との間の飲料導管10の内部には、所定量(例えば850mL)の発泡性飲料が残留してしまうことになる。このような残留した発泡性飲料は、飲料タンク2の交換時に実施する飲料の呼び込み作業および炭酸ガスのガス抜き作業の際に、廃棄されてしまう。従って、発泡性飲料の供給源である飲料タンク2から供給された発泡性飲料を有効に活用することができず、供給された発泡性飲料の利用効率が十分に高いものとはならない、という問題があった。
【0013】
このような問題を解決すべく、流量検出手段および液切れ検知手段を飲料導出管10cの所定の個所、より詳細には、飲料吐出弁12の近傍に配設することも考えられる。しかしながら、飲料が例えばビール等の発泡性飲料である場合に、飲料導出管10cを流れる発泡性飲料は、その炭酸ガス溶解度が過飽和状態になっていることが知られている(特願2002−226498参照)。そのため、そのような過飽和状態にある発泡性飲料は、炭酸ガスを溶解することができないので、僅かな圧力変動や流れの乱れにより容易に発泡してしまう虞れがある。従って、飲料注出時に発泡してしまい、提供される発泡性飲料の商品価値を低減させてしまうことになり好ましくない。
【0014】
また、他の手段として、発泡性飲料の注出量を、流量検出手段が検出する流量によらずに、飲料吐出弁が開状態になっている時間によって管理することも考えられる。しかしながら、飲料導出管10cを流れる発泡性飲料、すなわち注出直前の発泡性飲料は、過飽和状態にあり、僅かな圧力変動や流れの乱れによる影響の他、環境温度による影響も受けやすい。そのため、注出量にバラツキが生じやすく、注出精度が高いものとはならず、好ましくない。
【0015】
本発明は、上記実情に鑑みて、提供する飲料の商品価値を低減させず、十分に高い注出精度を保持しながら、供給された飲料の利用効率を十分に高いものとすることができる飲料自動定量注出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料自動定量注出装置は、飲料導管の内部を流れる飲料の流量を検出する流量検出手段と、前記飲料導管の所定の検出個所における内部状態を検出し、この検出結果に基づき前記検出個所から上流側における飲料導管の内部が空状態であると判断する飲料切れ検出手段とを備えた飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置において、前記飲料切れ検出手段が空状態であると判断した場合に、その直前に前記流量検出手段により検出された流量に関する情報と、予め設定された前記検出個所から前記飲料導管の最下流個所までの該飲料導管の内部にある飲料の注出可能量に関する情報とに基づいて、飲料の注出を行う飲料注出手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項2に係る飲料自動定量注出装置は、上記の請求項1において、前記流量検出手段は、前記飲料切れ検出手段が空状態であると判断する直前に検出した流量に関する情報を格納していることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料自動定量注出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、例えばビールや炭酸水等の発泡性飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置について説明する。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る飲料自動定量注出装置の構成を模式的に示した説明図である。この図1において、飲料自動定量注出装置は、注出装置本体1の外部に設けられた飲料タンク2および炭酸ガスボンベ3から供給される発泡性飲料を定量注出するためのものである。飲料タンク2は、発泡性飲料を収容するものである。炭酸ガスボンベ3は、飲料タンク2にある発泡性飲料を移送するための炭酸ガスを収容するものである。飲料タンク2の飲料取出口には図示しないディスペンサヘッドが着脱可能に装着してある。このディスペンサヘッドは、ガス導入管4を介して炭酸ガスボンベ3に取付けられた減圧弁(図示せず)に接続してある。
【0020】
注出装置本体1の内部には、飲料タンク2および炭酸ガスボンベ3から供給される発泡性飲料の流路となる飲料導管10が配設してある。この飲料導管10は、飲料導入管10aと、飲料冷却管10bと、飲料導出管10cとを備えて構成してある。飲料導入管10aは、その基端部が注出装置本体1の外部にある飲料タンク2のディスペンサヘッドに接続してあり、その先端部が飲料冷却管10bに接続してある。飲料冷却管10bは、その基端部が飲料導入管10aと接続してあり、その先端部が飲料導出管10cに接続してある。この飲料冷却管10bは、コイル状に巻回された形状を有しており、冷却槽11の内部の冷却水(図示せず)に浸漬した状態で配設してある。ここに、冷却槽11の内部の冷却水は、図示しない冷却装置により冷却されている。飲料導出管10cは、その基端部が飲料冷却管10bと接続してあり、その先端部が飲料吐出弁12に接続してある。飲料吐出弁12は、弁駆動装置13により開閉されるものである。この飲料吐出弁12には、飲料吐出ノズル14が取付けてある。この飲料吐出ノズル14の下方には、カップ等の飲料容器Cを載置するための載置台15が設けてある。
【0021】
飲料導入管10aの所定の個所には、飲料切れ検出手段20が配設してあり、この飲料切れ検出手段20の上流側には流量検出手段30が配設してある。これら飲料切れ検出手段20および流量検出手段30は、互いに電気的に接続してあるとともに、制御手段40にも電気的に接続している。
【0022】
飲料切れ検出手段20は、飲料導入管10aの所定の検出個所における内部状態を検出し、この検出結果に基づき該検出個所から上流側における該飲料導入管10aの内部が空状態であるか否かを判断、つまり飲料導入管10aの内部が飲料切れ状態にあるか否かを判断するものである。より詳細に説明すると次のようなものである。飲料切れ検出手段20は、図2に示すように、主制御部21と、電極22と、計測回路部23と、判断回路部24とを備えて構成してある。主制御部21は、メモリ25に格納されているプログラム等にしたがって飲料切れ検出手段20の動作を統括的に制御するものである。電極22は、測定子としての役割を成し、対となって飲料導入管10aの所定の検出個所に配設してある。計測回路部23は、対となる電極相互間の導電率(電気抵抗の逆数)を計測するためのものである。判断回路部24は、計測回路部23により計測した導電率に基づいて飲料切れ状態を判断するためのものである。
【0023】
このような飲料切れ検出手段20は、飲料切れ状態を判断した場合には、詳細は後述するが、出力インターフェース26を通じて流量検出手段30および制御手段40のそれぞれに飲料切れ状態である旨の情報を飲料切れ信号bとして出力するものである。
【0024】
流量検出手段30は、飲料導入管10aの内部を流れる発泡性飲料の流量、すなわち飲料導管10の内部を流れる発泡性飲料の流量を検出するものである。より詳細に説明すると次のようなものである。流量検出手段30は、図3に示すように、主制御部31と、流量検出部32とを備えて構成してある。主制御部31は、メモリ33に格納されているプログラム等にしたがって流量検出手段30の動作を統括的に制御するものである。流量検出部32は、飲料導入管10aの内部を流れる発泡性飲料の流量を検出するものである。このような流量検出部32としては、例えば、超音波の送受信により発泡性飲料の流量を検出する超音波式のもの、あるいは電磁式のものが用いられており、流量情報として発泡性飲料の流速値を検出している。メモリ33は、上記プログラム等の他に、流量検出部32で検出された流量情報(流速値)を格納するものである。
【0025】
このような流量検出手段30は、詳細は後述するが、通常は流量検出部32で検出した流量情報を流量信号aとして出力インターフェース34を介して制御手段40に出力するものである。その一方、入力インターフェース35を介して飲料切れ信号bが入力された場合には、流量検出手段30の配設個所の関係上流量検出部32では流量を検出することができないため、メモリ33に格納された直前の流量情報を推定流量情報とし、これを流量信号a′として出力インターフェース34を介して制御手段40に出力するものである。
【0026】
制御手段40は、図4に示すように、主制御部41と、第1注出量演算部42と、第2注出量演算部43と、注出処理部44とを備えて構成してある。主制御部41は、メモリ45に格納されているプログラム等にしたがって制御手段40の動作を統括的に制御するものである。
【0027】
第1注出量演算部42は、入力インターフェース46を介して流量検出手段30から入力した流量信号aに含まれる流量情報(流速値)に、予め設定されている飲料導入管10aの断面積値を乗じて単位時間当たりの体積値を得、この単位時間当たりの体積値を積算して、つまり積算時間を乗じて体積量を演算するものである。
【0028】
第2注出量演算部43は、入力インターフェース46を介して流量検出手段30から入力した流量信号a′に含まれる推定流量情報(流速値)に、予め設定されている飲料導入管10aの断面積値を乗じて単位時間当たりの体積値を得、この単位時間当たりの体積値を積算して、つまり積算時間を乗じて体積量を演算するものである。
【0029】
注出処理部44は、次の三つの処理を行うものである。第一に、出力インターフェース47を介して弁駆動装置13に対して弁駆動指令cを発し、飲料吐出弁12を開状態にさせるものである。第二に、第1注出量演算部42で求めた体積量、あるいはこれに第2注出量演算部43で求めた体積量を加算した合計体積量がメモリ45に予め格納されている注出基準量に達したか否かを判断して、注出基準量に達した場合に弁駆動装置13に弁駆動停止令dを発して飲料吐出弁12を閉状態にさせるものである。第三に、第2注出量演算部43で求めた体積量がメモリ45に予め格納されている注出可能量に達したか否かを判断して、注出可能量に達した場合に弁駆動装置13に弁駆動停止令dを発して飲料吐出弁12を閉状態にさせるものである。ここに、注出可能量とは、飲料切れ検出手段20の検出個所から飲料吐出弁12までにおける飲料導管10の内部にある発泡性飲料の量のことである。
【0030】
以下においては、上記飲料自動定量注出装置の動作について説明する。尚、ここでは、当初流量検出手段30の検出個所を流れた発泡性飲料が該検出個所から閉状態となっている飲料吐出弁12まで待機飲料として既に充たされているものとする。
【0031】
利用者が載置台15に飲料容器Cを載置して販売ボタンBを押す。そうすると、この販売ボタンBから制御手段40に販売指令eが発せられる。制御手段40の主制御部41は、注出処理部44を通じて、上述のように出力インターフェース47を介して弁駆動装置13に弁駆動指令cを発する。これにより、飲料吐出弁12は開状態になり、飲料吐出ノズル14から飲料容器Cに発泡性飲料の注出が開始される。より詳細に説明すると、炭酸ガスボンベ3から供給された炭酸ガスの圧力により飲料タンク2から供給された発泡性飲料が飲料導入管10aを流れる。飲料導入管10aを流れた発泡性飲料が飲料冷却管10bに達すると、該発泡性飲料は冷却槽11の内部の冷却水と熱交換が行われて冷却される。飲料冷却管10bを流れて冷却された発泡性飲料は、飲料導出管10cを流れ、飲料吐出ノズル14から吐出されて飲料容器Cに注出される。
【0032】
一方、流量検出手段30においては、主制御部31が流量検出部32を通じて検出した発泡性飲料の流量情報をメモリ33に格納するとともに、出力インターフェース34を介して該流量情報を流量信号aとして制御手段40に出力する。
【0033】
制御手段40の主制御部41は、第1注出量演算部42を通じて、入力インターフェース46を介して流量検出手段30から入力した流量信号aに含まれる流量情報(流速値)に、予め設定されている飲料導入管10aの断面積値を乗じて単位時間当たりの体積値を得、この単位時間当たりの体積値に積算時間を乗じて体積量を演算する。
【0034】
そして、主制御部41は、注出処理部44を通じて、第1注出量演算部42で求めた体積量がメモリ45にある注出基準量に達したか否かを判断し、その結果、体積量が注出基準量に達した場合には、出力インターフェース47を介して弁駆動装置13に弁駆動停止指令dを発する。これにより、飲料吐出弁12は閉状態になり、発泡性飲料の注出は終了する。
【0035】
次に、発泡性飲料の注出時に飲料切れ検出手段20が飲料切れ状態を判断した場合の動作について説明する。図5は、発泡性飲料の注出時に飲料切れ状態を判断した場合を示したタイムチャートであり、以下において適宜図5を用いて説明する。
【0036】
制御手段40から弁駆動指令cが発せられたことにより(時点t1)、飲料吐出弁12が開状態になって飲料吐出ノズル14から飲料容器Cに発泡性飲料の注出が行われる。このとき、流量検出手段30からの流量信号aに含まれる流量情報は、流速値Vmとなっている。ここに、流速値としては、ノイズ等の変動を抑制するために移動平均化した値を用いてもよい。
【0037】
そして、発泡性飲料の注出が行われている際に、飲料切れ検出手段20の主制御部21は、電極22、計測回路部23および判断回路部24を通じて飲料切れ状態を判断した場合には、出力インターフェース26を通じて流量検出手段30および制御手段40のそれぞれに対して飲料切れ信号bを出力する(時点t2)。
【0038】
流量検出手段30の主制御部31は、入力インターフェース35を介して飲料切れ信号bが入力された場合には、流量検出部32を通じて流量を検出することができないため、メモリ33に格納してある直前の流量情報(流速値Vm)を推定流量情報(流速値Vn)とし、これを流量信号a′として出力インターフェース34を介して制御手段40に継続的に出力する。
【0039】
制御手段40の主制御部41は、入力インターフェース46を介して飲料切れ検出手段20から飲料切れ信号bが入力された場合には、次のような処理を行う。主制御部41は、第2注出量演算部43を通じて、入力インターフェース46を介して流量検出手段30から入力した流量信号a′に含まれる推定流量情報(流速値Vn)に、予め設定されている飲料導入管10aの断面積値を乗じて単位時間当たりの体積値を得、この単位時間当たりの体積値に積算時間を乗じて体積量を演算する。
【0040】
そして、主制御部41は、注出処理部44を通じて、第1注出量演算部42で求めた体積量に第2注出量演算部43で求めた体積量を加算した合計体積量がメモリ45にある注出基準量に達したか否か、あるいは第2注出量演算部43で求めた体積量がメモリ45にある注出可能量に達したか否かを判断する。その結果、合計体積量が注出基準量に達したと判断した場合、あるいは、第2注出量演算部43で求めた体積量が注出可能量に達したと判断した場合のいずれかの場合になったときに、出力インターフェース47を介して弁駆動装置13に弁駆動停止指令dを発する(時点t3)。これにより、飲料吐出弁12は閉状態になり、発泡性飲料の注出は終了する。
【0041】
以上のような本発明の実施の形態に係る飲料自動定量注出装置を総括して説明すると、メモリ33および制御手段40が、飲料切れ検出手段20が空状態であると判断した場合に、その直前に流量検出手段30により検出された流量情報と、予め設定された発泡性飲料の注出可能量に関する情報とに基づいて、発泡性飲料の注出を行う飲料注出手段を構成している。
【0042】
上記飲料自動定量注出装置によれば、飲料切れ検出手段20が飲料切れ状態を判断した場合でも、流量検出手段30がメモリ33に格納した流量情報を推定流量情報として出力し、制御手段40が推定流量情報と、予め格納してある注出可能量に関する情報とを用いて発泡性飲料の注出を制御するので、飲料導管10の内部にある発泡性飲料を有効に活用することができる。従って、供給された発泡性飲料の利用効率を十分に高いものとすることができる。
【0043】
また、上記飲料自動定量注出装置によれば、飲料切れ検出手段20および流量検出手段30が飲料吐出弁12の近傍に配設していないため、提供する発泡性飲料の商品価値を低減させることなく、また、流量検出手段30を用いて注出量を演算しているため、十分に高い注出精度を保持することができる。
【0044】
以上、本発明の実施の形態に係る飲料自動定量注出装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施の形態では流量情報を格納するメモリを流量検出手段の構成要素としたが、本発明では、流量情報を格納するメモリを制御手段の構成要素としてもよい。これによっても、上記の実施の形態に係る飲料自動定量注出装置と同様の作用効果を奏することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、飲料注出手段が、飲料切れ検出手段が空状態であると判断した場合に、その直前に流量検出手段により検出された流量に関する情報と、予め設定された検出個所から飲料導管の最下流個所までの該飲料導管の内部にある飲料の注出可能量に関する情報とに基づいて、飲料の注出を行うので、提供する飲料の商品価値を低減させず、十分に高い注出精度を保持しながら、供給された飲料の利用効率を十分に高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る飲料自動定量注出装置の構成を模式的に示す説明図である。
【図2】図1における飲料切れ検出手段の構成を示すブロック図である。
【図3】図1における流量検出手段の構成を示すブロック図である。
【図4】図1における制御手段の構成を示すブロック図である。
【図5】発泡性飲料の注出時に飲料切れ状態を判断した場合を示したタイムチャートである。
【図6】従来の飲料自動定量注出装置の構成を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 注出装置本体
2 飲料タンク
3 炭酸ガスボンベ
4 ガス導入管
10 飲料導管
10a 飲料導入管
10b 飲料冷却管
10c 飲料導出管
11 冷却槽
12 飲料吐出弁
13 弁駆動装置
14 飲料吐出ノズル
15 載置台
20 飲料切れ検出手段
21,31,41 主制御部
22 電極
23 計測回路部
24 判断回路部
25,33,45 メモリ
26,34,47 出力インターフェース
30 流量検出手段
32 流量検出部
35,46 入力インターフェース
40 制御手段
42 第1注出量演算部
43 第2注出量演算部
44 注出処理部

Claims (2)

  1. 飲料導管の内部を流れる飲料の流量を検出する流量検出手段と、
    前記飲料導管の所定の検出個所における内部状態を検出し、この検出結果に基づき前記検出個所から上流側における飲料導管の内部が空状態であると判断する飲料切れ検出手段と
    を備えた飲料を定量注出するための飲料自動定量注出装置において、
    前記飲料切れ検出手段が空状態であると判断した場合に、その直前に前記流量検出手段により検出された流量に関する情報と、予め設定された前記検出個所から前記飲料導管の最下流個所までの該飲料導管の内部にある飲料の注出可能量に関する情報とに基づいて、飲料の注出を行う飲料注出手段を備えたことを特徴とする飲料自動定量注出装置。
  2. 前記流量検出手段は、前記飲料切れ検出手段が空状態であると判断する直前に検出した流量に関する情報を格納していることを特徴とする請求項1に記載の飲料自動定量注出装置。
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