JP2010137874A - 飲料注出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料注出装置において、ビール樽内のビールが無くなって新たなビール樽に取り代えたときにディスプレイに表示されるビール樽内のビールの残量を初期値にして表示させる。
【解決手段】飲料注出装置10は、ビール樽Tからビールを導出する飲料導出管路30にビール樽Tから導出されるビールの非通過を検出することでビール樽T内のビールの液切れを検知する液切れセンサ32と、液切れセンサ32によりビール樽T内のビールの非通過を検出したあとにビール樽Tを取り替えて液切れセンサ32によりビールの通過を検出すると、ビール樽T内のビールの残量を所定の初期値にしてディスプレイ50に表示させる制御装置60とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料の注出量またはビール樽のような飲料容器の飲料の残量を表示するディスプレイ等の表示手段を備えた飲料注出装置に関するものである。
特許文献1には、ビール等の飲料を貯えるビール樽と、ビール樽からビールを導出する飲料導出管路と、飲料導出管路から導出されたビールを注出する注出コックと、注出コックから注出されたビールの注出量を算出またはこのビールの注出量から算出されるビール樽内のビールの残量を算出する算出手段と、算出手段により算出されたビールの注出量またはビール樽内のビールの残量を表示するディスプレイとを備えた飲料注出装置が開示されている。
特開2007−045503号公報
特許文献1の飲料注出装置においては、算出手段によりビールの注出量またはビール樽内のビールの残量を算出し、このビールの注出量またはビール樽のビールの残量をディスプレイに表示しているが、ビール樽がビール切れとなって新しいビール樽に取り替えたときには、ディスプレイに表示されているビールの注出量またはビール樽のビールの残量を新しいビール樽に対応させて所定の初期値にリセットしている。
しかし、飲料注出装置を設置した飲食店が繁忙であるときには、店員等のオペレータがビールの注出量またはビール樽のビールの残量を初期値にリセットし忘れたりすることがあり、ビールの注出量またはビール樽の残量が初期値にリセットされていないと、ディスプレイに表示されるビールの注出量が取替前のビール樽から注出されたビールの注出量と合算して表示されたり、取替前のビール樽の残量のまま「0」と表示されたままとなって取替後のビールの注出量または取替後のビール樽内のビールの残量がわからないことがあった。本発明は、このような問題を解決することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、飲料を貯える飲料容器と、飲料容器から飲料を導出する飲料導出管路と、飲料導出管路から導出された飲料を注出する飲料注出手段と、飲料注出手段から注出された飲料の注出量を算出する算出手段と、算出手段により算出された飲料の注出量を表示する表示手段とを備えた飲料注出装置において、飲料導出管路には飲料容器から導出される飲料の非通過を検出することで飲料容器内の飲料の液切れを検知する液切れセンサと、液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器を取り替えて飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると、飲料の注出量を所定の初期値にして表示手段に表示させる制御装置とを備えたことを特徴とする飲料注出装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料注出装置においては、飲料導出管路には飲料容器から導出される飲料の非通過を検出することで飲料容器内の飲料の液切れを検知する液切れセンサを備え、液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器を取り替えて飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると、飲料の注出量を所定の初期値にして表示手段に表示させる制御装置を備えているので、飲料容器が飲料切れとなって新しい飲料容器に取り替えたときには、表示手段には新しい飲料容器に対応した所定の初期値となった飲料の注出量が表示されることになり、オペレータが何ら操作をすることなく新しい飲料容器に対応した正確な飲料の注出量を知ることができるようになる。
上記のように構成した飲料注出装置においては、制御装置は算出手段により算出された飲料の注出量が所定注出量以上であるときに、液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器を取り替えて飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると所定の初期値にして表示手段に表示させる制御をするのが好ましく、このようにしたときには、飲料の注出量が所定注出量より少ない状態で飲料導出管路の洗浄を目的として飲料容器から飲料導出管路を取り外して飲料導出管路に洗浄を目的とした洗浄用水を通水させることがあるが、洗浄用水を通水させると液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出し、再び飲料導出管路を飲料容器に接続すると飲料容器から導出される飲料の通過を検出することになるが、制御装置は飲料の注出量が所定の注出量以上であるときに所定の初期値にして表示手段に表示させる制御を実行するので、飲料導出管路に洗浄用水を通水させても初期値とならない正確な飲料の注出量を表示させることができる。
本発明は他の実施の形態においては、飲料を貯える飲料容器と、飲料容器から飲料を導出する飲料導出管路と、飲料導出管路から導出された飲料を注出する飲料注出手段と、飲料注出手段から注出された飲料の注出量から算出される飲料容器内の飲料の残量を算出する算出手段と、算出手段により算出された飲料容器内の飲料の残量を表示する表示手段とを備えた飲料注出装置において、飲料導出管路には飲料容器から導出される飲料の非通過を検出することで飲料容器内の飲料の液切れを検知する液切れセンサと、液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器を取り替えて飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると、飲料容器内の飲料の残量を所定の初期値にして表示手段に表示させる制御装置とを備えたことを特徴とする飲料注出装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料注出装置においては、飲料導出管路には飲料容器から導出される飲料の非通過を検出することで飲料容器内の飲料の液切れを検知する液切れセンサを備え、液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器を取り替えて飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると、飲料容器内の飲料の残量を所定の初期値にして表示手段に表示させる制御装置を備えているので、飲料容器内の飲料切れとなって新しい飲料容器に取り替えたときには、表示手段には新しい飲料容器に対応した所定の初期値となった飲料容器内の飲料の残量が表示されることになり、オペレータが何ら操作をすることなく新しい飲料容器に対応した正確な飲料容器内の飲料の残量を知ることができるようになる。
上記のように構成した飲料注出装置においては、制御装置は算出手段により算出された飲料の注出量が所定注出量以上であるときに、液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器を取り替えて飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると所定の初期値にして表示手段に表示させる制御をするのが好ましく、このようにしたときには、飲料容器内の飲料の残量が所定注出量より少ない状態で飲料導出管路の洗浄を目的として飲料容器から飲料導出管路を取り外して飲料導出管路に洗浄を目的とした洗浄用水を通水させることがあるが、この場合洗浄用水を通水させると液切れセンサにより飲料容器から導出される飲料の非通過を検出し、再び飲料導出管路を飲料容器に接続すると飲料容器から導出される飲料の通過を検出することになるが、制御装置は飲料容器内の飲料の残量が所定の注出量以上であるときに所定の初期値にして表示手段に表示させる制御を実行するので、飲料導出管路に洗浄用水を通水させても初期値とならない正確な飲料容器内の飲料の残量を表示させることができる。
以下に、本発明による飲料注出装置の一実施形態を図面を参照して説明する。本発明に係る飲料注出装置10は、飲料を貯える飲料容器Tと、飲料容器Tから飲料を導出する飲料導出管路30と、飲料導出管路30から導出された飲料を注出する注出コック等の飲料注出手段40と、飲料注出手段40から注出された飲料の注出量を算出またはこの飲料の注出量から飲料容器T内の飲料の残量を算出する算出手段と、算出手段により算出された飲料の注出量または飲料容器T内の飲料の残量を表示するディスプレイ等の表示手段50とを備えている。この飲料注出装置10は、飲料導出管路30に飲料容器Tから導出される飲料の非通過を検出することで飲料容器T内の飲料の液切れを検知する液切れセンサ32と、液切れセンサ32により飲料容器Tから導出される飲料の非通過を検出したあとに飲料容器Tを取り替えて飲料容器Tから導出される飲料の通過を検出すると、飲料の注出量または飲料容器T内の飲料の残量を所定の初期値にして表示手段50に表示させる制御装置60を備えている。以下に、この飲料注出装置10を飲料容器として10L容量のビール樽によりビールを注出する場合により詳述する。
図1に示すように、この飲料注出装置10内には、内部に冷却水を貯えて飲料を冷却する冷却水槽11と、この冷却水槽11の内壁に配置した蒸発器12に冷媒を循環させる冷凍装置13が収容されており、冷却水槽11内に貯えた冷却水は冷凍装置13を運転させることで蒸発器12の周囲に形成される氷により冷却される。
飲料注出装置10は、炭酸ガスを充填したガスボンベG内の炭酸ガスをビール樽Tに供給するガス導出管路20と、ビール樽(飲料容器)Tからビールを導出する飲料導出管路30と、飲料導出管路30から導出されるビールを注出する注出コック(飲料注出手段)40とを備えている。なお、ガスボンベGにはビール樽Tに供給する炭酸ガスの圧力を所定圧力(0.6MPa(abs))に調整する調圧バルブVが設けられている。
ガス導出管路20には、圧力調整弁21と、圧力センサ22と、ガス流量センサ23と、ガス温度センサ24とがガスが通る上流側から順に配設されている。ガス導出管路20は、その流入端部20aにてガスボンベGから炭酸ガスを送るガスホースGaに接続され、その流出端部20bにてビール樽Tに炭酸ガスを送るガスホースGbに接続されている。圧力調整弁21は電磁開閉弁であって、その開弁時にガスボンベGからビール樽Tへ送られる炭酸ガスの供給を許容し、その閉弁時にガスボンベGからビール樽Tへの炭酸ガスの供給を遮断するものである。圧力センサ22は、ビール樽Tに供給される炭酸ガスの圧力を測定するものである。
ガス流量センサ23は、単位時間当たりに流れる炭酸ガスの流量を質量により計測するセンサである。ガス流量センサ23は、熱式質量流量センサであって、ヒータの両側に左右一対のサーモパイルを配置して構成され、炭酸ガスの流れを受けた状態ではヒータの風上側の温度が低く、風下側の温度が高くなり、この温度差をサーモパイルの起電力差として検出することにより、基準の圧力状態(大気圧:0.1013MPa(abs))と温度状態(0℃)における炭酸ガスの流量を質量で計測する機能を有している。ガス温度センサ24は、ガスボンベGからビール樽Tに供給される炭酸ガスの温度を検出するものである。
飲料導出管路30は、その流入端部30aにてビール樽Tからビールを供給するビールホースTaに接続され、その流出端部30bにて注出コック40に接続されている。この飲料導出管路30には、飲料温度センサ31と液切れセンサ32がビールが流れる上流側から順に配設されている。飲料温度センサ31は、ビール樽Tから供給されるビールの温度を検出するものであって、この飲料温度センサ31の検出温度がビール樽T内のビールの温度とみなされる。液切れセンサ32は電極式のセンサであり、一対の対向した電極間の電気抵抗値を測定することによりビール樽Tから飲料導出管路30により導出されるビールの通過及び非通過を検出するものである。なお、液切れセンサ32は、ビール等の飲料と水等の洗浄用水の各電気抵抗値の違いから、ビール等の飲料の通過及び非通過を検出するが、水等の洗浄用水の通過及び非通過を検出しないようになっている。飲料導出管路30はその中間部分にてコイル形状の冷却管部33として形成され、この冷却管部33が冷却水槽11内に収容されている。
注出コック40は、図示しない弁機構を内蔵しており、レバー41の操作によりビール樽T内から飲料導出管路30を通して圧送されるビールを液状態と泡状態にて注出するノズル42を有している。なお、本実施形態の飲料注出装置は、図2に示すように、その正面に左右2つの注出コック40を備えており、これら注出コック40に対応して2つのガス導出管路20、2つの飲料導出管路30及びこれらに介装されている2つの上記機器を備えている。
図2に示すように、飲料注出装置10の正面にはディスプレイ50が設けられている。このディスプレイ50には、ビールの注出量またはビール樽Tのビールの残量等を表示する表示部51と、この表示部51に表示させる内容を操作する操作部52とからなる。図3(a)に示すように、ディスプレイ50の表示部51は、ビール樽T内のビールの残量を4本(複数)の並列な表示セグメント51aによって表示している。例えば10L容量のビール樽T内のビールの残量を表示するときには、ディスプレイ50の表示部51に表示される1本の表示セグメント51aはビール樽内のビール2.5Lであることを意味し、表示セグメント51aが4本表示されればビール樽T内のビールが10Lあることを示し、表示セグメント51aが0本であればビール樽T内のビールが0Lであることを示すものである。なお、操作部52を操作することで、ディスプレイ50の表示部51には、注出コック40から注出されたビールの注出量を同様に複数の並列な表示セグメント51aによって表示することも可能である。また、図3(b)に示すように、表示部51には、液切れセンサ32によってビール樽T内のビール切れを検出すると「ビール切れ」と表示されるようになっている。また、ディスプレイ50の表示部51には、操作部52のボタンを操作することで、ビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を所定の初期値にして表示することも可能である。
飲料注出装置10は、図4に示すように、圧力調整弁21、各種センサ22,23,24,31,32及びディスプレイ50に接続した制御装置60を備えている。制御装置60は、マイクロコンピュータ61を備えており、図5に示すビール樽T内のビールの温度に応じてビール樽Tに充填する炭酸ガスの適正圧力を規定するマップを記憶したメモリ62と、このメモリ62に記憶させたマップに基づき飲料温度センサ31の検出温度に応じてビール樽Tに充填する炭酸ガスの適正圧力を算出する圧力算出処理手段と、ビール樽T内に供給される炭酸ガスの圧力を検出する圧力センサ22の検出圧力が圧力算出処理手段によって算出された適正圧力になるように圧力調整弁21の開閉を制御する調圧制御手段を備えている。
また、制御装置60は、注出コック40から注出されたビールの注出量の算出またはこのビールの注出量からビール樽T内のビールの残量を算出する算出手段と、算出手段により算出したビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量をディスプレイ50に表示させる表示処理手段とを備えている。算出手段は、ガス流量センサ23によって計測された炭酸ガスの質量流量を圧力センサ22によって検出された炭酸ガスの圧力とガス温度センサ24によって検出された炭酸ガスの温度に応じて補正してビールの注出量を算出するものである。詳述すると、ガス流量センサ23は、ガス導出管路20を通してビール樽Tに供給される炭酸ガスの単位時間当たりの流量を質量で計測するものであるが、ガス流量センサ23による計測値は基準圧力(大気圧)と基準温度(0℃)の下における流量を質量で計測している。ガス導出管路20を通してビール樽Tに供給される炭酸ガスは、ビールの温度に応じた所定の圧力に調圧されている。よって、算出手段は、下記の数式に基づきガス流量センサ23の測定値を補正してビールの注出量V2を算出する。
V2=V1×P1/P2×T2/T1
この数式において、V1はガス流量センサ23の測定値を体積に換算した値、P1は基準圧力(大気圧)、P2は圧力センサ22の測定圧力、T1は基準温度(0℃(273.2K))、T2はガス温度センサ24の測定温度である。上記の数式によれば、ガス流量センサ23の測定値V1に、基準圧力P1を炭酸ガスの測定圧力P2により除した圧力補正係数と炭酸ガスの測定温度を基準温度T1により除した温度補正係数を乗算することにより、ビール樽Tに供給された炭酸ガスの流量を積算することができる。また、算出手段は、ビール樽T内のビールの残量をビール樽T内のビール容量からビールの注出量を減じて算出する。なお、本実施形態においては、表示処理手段は、ビール樽T内のビールの残量を表示させた形態により説明するが、表示処理手段はビールの注出量を表示させることもできるものである。
また、制御装置60は、液切れセンサ32によりビール樽Tから導出されるビールの非通過を検出したあとにビール樽Tを取り替えてビール樽Tから導出されるビールの通過を検出すると、ビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を所定の初期値(ビールの注出量を表示するときには初期値は「0L」であり、ビール樽T内のビールの残量を表示するときには初期値は「10L」である)にしてディスプレイ50に表示させる初期値リセット処理手段と、算出手段により算出された飲料の注出量が所定の注出量(例えば9L)以上またはビール樽T内のビールの残量が所定の残量(例えば1L)以下であるときに初期値リセット処理手段を実行させる初期値リセット制限処理手段を備えている。
上記のように構成した飲料注出装置10の作動を10Lのビール樽Tを接続したものにより説明する。飲料注出装置10の図示しない電源スイッチをONにすると、冷凍装置13が起動して冷却水槽11内の冷却水が冷却される。飲料温度センサ31の検出温度が15℃であると仮定した場合、制御装置60は、圧力算出処理手段により図5に示すマップからビール樽Tに充填する炭酸ガスの適正圧力として0.3MPa(abs)の値を算出し、調圧制御手段によりガスボンベGから供給される炭酸ガスの圧力を約0.30MPa(abs)に調圧する。また、制御装置60は、表示処理手段によりディスプレイ50の表示部51に4本の表示セグメント51aを表示させてビール樽T内のビールの残量が10Lであることを表示する。
このような状態にて、注出コック40のレバー41を操作して、ビール樽Tから飲料導出管路30により導出されたビールが注出コック40のノズル42から注出されると、ビール樽T内の圧力が低下する。このとき、制御装置60は、調圧制御手段により、圧力センサ22の検出に応答して圧力調整弁21を開弁させてガスボンベGから炭酸ガスをビール樽Tに供給するとともに、メモリ62に記憶させたマップに基づき飲料温度センサ31の検出温度に応じてビール樽T内の炭酸ガスの圧力が適正圧力になるように圧力調整弁21の開閉を制御する。また、制御装置60は、算出手段により、ガス流量センサ23によって計測された炭酸ガスの質量流量を圧力センサ22によって検出された炭酸ガスの圧力とガス温度センサ24によって検出された炭酸ガスの温度に応じて補正してビールの注出量を算出し、この算出されたビールの注出量からビール樽T内のビールの残量を算出する。また、制御装置60は、表示処理手段により、算出手段により算出されたビール樽T内のビールの残量をディスプレイ50の表示部51に表示させる。
このような状態にて、ビール樽T内のビール切れになると、制御装置60には液切れセンサ32によってビール樽T内から導出されるビールの非通過が入力され、制御装置60は、ディスプレイ50の表示部51に「ビール切れ」と表示させる。飲料注出装置10を設置した飲食店の店員等のオペレータが空となったビール樽Tを新たなビール樽Tに取り替えると、ビール樽T内のビールが飲料導出管路30内に流入し、制御装置60には、液切れセンサ32によりビール樽T内から導出されるビールの通過が入力される。制御装置60は、上記における液切れセンサ32によるビールの非通過の入力とビールの通過の入力に基づき初期値リセット処理手段を実行し、ビール樽T内のビールの残量を所定の初期値としてビール樽T内のビールの容量を4本の表示セグメント51aによりビール樽T内のビールの残量を10Lにしてディスプレイ50の表示部51に表示させる。
また、この飲料注出装置10においては、定期的にビール樽Tを取り外して飲料導出管路30と注出コック40を洗浄用水により洗浄する必要がある。ビール樽T内のビールの残量が所定の残量として1Lより多い状態で、ビール樽Tから飲料導出管路30を取り外して、飲料導出管路30に洗浄を目的とした洗浄用水を通水させると、制御装置60には、液切れセンサ32によってビール樽T内から導出されるビールの非通過が入力され、洗浄後に再び飲料導出管路30をビール樽Tに接続するとビール樽Tから導出されるビールの通過が入力されるが、制御装置60は、算出手段により算出されたビール樽T内のビールの残量が1Lより多い状態であると判断すると、初期値リセット制限処理手段により、初期値リセット処理手段を実行しないように制御する。
上記のように構成した飲料注出装置10においては、ビール樽T内のビール切れとなって新しいビール樽Tに取り替えたときには、ディスプレイ50には新しいビール樽Tに対応した所定の初期値となったビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量が表示されることになり、オペレータが何ら操作をすることなく新しいビール樽Tに対応した正確な飲料の注出量または飲料の残量を知ることができるようになる。
また、上記のように構成した飲料注出装置10においては、ビールの注出量が所定注出量(例えば9L)より少ないまたはビール樽T内のビールが所定残量(例えば1L)より多い状態で飲料導出管路30の洗浄を目的としてビール樽Tから飲料導出管路30を取り外して飲料導出管路30に洗浄を目的とした洗浄用水を通水させることがあるが、洗浄用水を通水させると液切れセンサ32によりビール樽Tから導出されるビールの非通過を検出し、再び飲料導出管路30をビール樽Tに接続するとビール樽Tから導出されるビールの通過を検出することになるが、制御装置60はビールの注出量が所定注出量以上またはビール樽T内のビールの残量が所定残量以下であるときに所定の初期値にしてディスプレイ50に表示させる制御を実行するので、飲料導出管路30に洗浄用水を通水させても正確なビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を表示させることができる。
このような飲料注出装置10においては、設置した飲食店等で1日の営業終了(1日の注出終了)の度に飲料導出管路30を洗浄しなければならないが、ビール樽T内のビールを1日で全量消費することができずに数日間で全量消費するような飲食店等においては、1本のビール樽T内のビールを全量消費するまでに何度も飲料導出管路30を洗浄するために、液切れセンサ32により何度もビールの非通過と通過を検出することになる。制御装置60は、その都度、初期値リセット処理手段によりビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を所定の初期値とするか否かの判断を実行するが、初期値リセット制限処理手段によりビールの注出量が所定注出量以上またはビール樽T内のビールの残量が所定残量以下となっていなければ初期値リセット処理手段により所定の初期値とすることがないので、上記のようなビールの消費量が少ない飲食店等でも正確なビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を表示することができ、ビール樽Tの交換をするための準備のタイミングを間違えることがない。
また、上記の飲料注出装置10においては、制御装置60は、ビール樽T内のビール切れを検知する液切れセンサ32によるビールの通過と非通過を検出することにより、初期値リセット処理手段または初期値リセット制限処理手段を実行しているので、液切れセンサ32を備えてビール樽T内のビール切れを検出することができる飲料注出装置であれば、何らセンサなどの機器を追加することなく初期値リセット処理手段によりビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を所定の初期値とし、または、初期値リセット制限処理手段により所定の条件下でビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を所定の初期値とすることができ、上記の処理を実行するにあたって何ら機器を追加することなくコストアップすることがない。
本実施形態においては、制御装置60の算出手段は、ガス流量センサ23によって計測された炭酸ガスの質量流量を圧力センサ22によって検出された炭酸ガスの圧力とガス温度センサ24によって検出された炭酸ガスの温度に応じて補正してビールの注出量を算出しているが、本発明はこれに限られるものでなく、飲料導出管路30にビール(飲料)の流量を計測するセンサを設けてこのセンサの出力によりビールの注出量またはビール樽T内のビールの残量を算出した場合にでも同様の作用効果を得ることができる。
本実施形態においては、飲料容器として10Lのビール樽Tを用いて説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、異なる容量として例えば5Lや20Lのビール樽Tを用いても同様の作用効果を得ることができる。また、飲料としてビールを用いて説明したが、酎ハイや清涼飲料水を用いても同様の作用効果を得ることができる。
本発明による飲料注出装置の一実施形態を示す側面図である。 図1に示した飲料注出装置の正面図である。 図1に示した飲料注出装置の表示部における表示形態を示す図である。 図1に示した飲料注出装置における電気制御装置のブロック図である。 ビール樽内の適正ガス圧を示すグラフである。
符号の説明
10…飲料注出装置、30…飲料導出管路、32… センサ、40…飲料注出手段、50…表示手段、60…制御装置、T…飲料容器。

Claims (4)

  1. 飲料を貯える飲料容器と、
    前記飲料容器から飲料を導出する飲料導出管路と、
    前記飲料導出管路から導出された飲料を注出する飲料注出手段と、
    前記飲料注出手段から注出された飲料の注出量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された飲料の注出量を表示する表示手段とを備えた飲料注出装置において、
    前記飲料導出管路には前記飲料容器から導出される飲料の非通過を検出することで前記飲料容器内の飲料の液切れを検知する液切れセンサと、
    前記液切れセンサにより前記飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに前記飲料容器を取り替えて前記飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると、前記飲料の注出量を所定の初期値にして前記表示手段に表示させる制御装置とを備えたことを特徴とする飲料注出装置。
  2. 前記制御装置は、前記算出手段により算出された飲料の注出量が所定注出量以上であるときに、前記液切れセンサにより前記飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに前記飲料容器を取り替えて前記飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると前記所定の初期値にして前記表示手段に表示させる制御をすることを特徴とする請求項1に記載の飲料注出装置。
  3. 飲料を貯える飲料容器と、
    前記飲料容器から飲料を導出する飲料導出管路と、
    前記飲料導出管路から導出された飲料を注出する飲料注出手段と、
    前記飲料注出手段から注出された飲料の注出量から前記飲料容器内の飲料の残量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記飲料容器内の飲料の残量を表示する表示手段とを備えた飲料注出装置において、
    前記飲料導出管路には前記飲料容器から導出される飲料の非通過を検出することで前記飲料容器内の飲料の液切れを検知する液切れセンサと、
    飲前記液切れセンサにより前記飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに前記飲料容器を取り替えて前記飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると、前記飲料容器内の飲料の残量を所定の初期値にして前記表示手段に表示させる制御装置とを備えたことを特徴とする飲料注出装置。
  4. 前記制御装置は、前記算出手段により算出された前記飲料容器内の飲料の残量が所定残量以下であるときに、前記液切れセンサにより前記飲料容器から導出される飲料の非通過を検出したあとに前記飲料容器を取り替えて前記飲料容器から導出される飲料の通過を検出すると前記所定の初期値にして前記表示手段に表示させる制御をすることを特徴とする請求項3に記載の飲料注出装置。
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