JP2004358042A - 補修用スナップボタン - Google Patents
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Abstract
【課題】恒久的な補修を目的として、ボタンの周囲の生地が破損した際に、確実且つ簡単に補修を行なえ、当該補修用ボタンの脱落を招来せず、取付対象生地の色に関係なく補修跡が目立たない補修を行なうことができる補修用のスナップボタンの提供。
【解決手段】長手方向中央で二つ折り可能な透明の取付生地と、該取付生地に対して設けられる一つの雄スナップボタン(10)又は一つの雌スナップボタン(20)とからなり、前記取付生地は、前記二つ折りの際の折線を対称軸として、前記雄スナップボタン(10)又は雌スナップボタン(20)と線対称となる位置に雄スナップボタンの外径と略等しい内径を有する雄スナップボタン通し穴(12)又は雌スナップボタン通し穴(22)を形成してなる補修用スナップボタン。
【選択図】 図1
【解決手段】長手方向中央で二つ折り可能な透明の取付生地と、該取付生地に対して設けられる一つの雄スナップボタン(10)又は一つの雌スナップボタン(20)とからなり、前記取付生地は、前記二つ折りの際の折線を対称軸として、前記雄スナップボタン(10)又は雌スナップボタン(20)と線対称となる位置に雄スナップボタンの外径と略等しい内径を有する雄スナップボタン通し穴(12)又は雌スナップボタン通し穴(22)を形成してなる補修用スナップボタン。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、レインコートの袷部や、財布のフラップ等といった日用品のスナップボタンを備えた生地において、スナップボタンの周囲となる生地が破れたり、スナップボタンが生地から脱落した際に、補修を行なうために使用する補修用ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】
薄手素材を使用した生地からなるレインコートや財布に取付けられたスナップボタンは、雌雄を離脱させる際に、その係着力の強さ、生地の引張り強度の弱さ等から、スナップボタンの周縁の生地が非常に破れやすいものであった。
【0003】
当該生地の破れが生じた場合に、ビニールテープ等を破れた部分に貼着して補修する場合には、スナップボタンの一部に前記ビニールテープがかかることがあり、このような場合には、雌雄のスナップボタンを確実に係止させることができなくなり、また、ビニールテープが破れ部分全てに確実に貼着しなくては、補修後に破れが再発することがある。
【0004】
現在のところ、薄手素材にスナップボタンを使用し、該スナップボタンの周縁の生地が破れた際の、補修専用となる補修用スナップボタンは、特に公知なものは発見されていない。
【0005】
尚、ボタン全体の範囲では、縫糸が切れて外れたボタンに代えて、一時的に新たなボタンを設け、応急措置的な補修を行なうための補修用ボタンとして、ボタンが縫い付けられた布の裏面に接着のりをつけたものが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
実開平1−155810号
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に係る考案において、仮にボタンをスナップボタンに置換した場合には、係合した雌雄のスナップボタンを分離させる際に、接着部分を剥がす方向に力が作用するスナップボタンの特質上、当該ボタンを取付けた生地が剥がれる可能性が高く、構成上問題であった。
【0007】
また、上記特許文献1に係る考案においては、あくまでも応急的な措置を目的とするものに止まるものであり、最終的には、改めてボタンを洋服等の生地に縫着し直すものであった。
【0008】
本発明は、恒久的な補修を目的として、スナップボタンの周囲の生地が破損した際に、確実且つ簡単に補修を行なえ、当該補修用スナップボタンの脱落を招来しない優れた補修用のスナップボタンの提供を、解決しようとする課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
長手方向中央で二つ折り可能な取付生地と、該取付生地に対して設けられる一つの雄スナップボタン又は一つの雌スナップボタンとからなり、前記取付生地は、前記二つ折りの際の折線を対称軸として、前記雄スナップボタン又は雌スナップボタンと線対称となる位置に雄スナップボタンの外径と略等しい内径を有する雄スナップボタン通し穴又は雌スナップボタン通し穴を形成してなることを特徴とする補修用スナップボタンを、主として課題を解決するための手段とする。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、上記構成によって、スナップボタンが取付けられているレインコートの袷部や、財布のフラップ等といった取付対象生地が破れた状態となった場合には、当初取付けられていた雄若しくは雌スナップボタンと、該スナップボタンと対になる雌若しくは雄スナップボタンとを取外して、取付生地を二つ折りし、取付対象生地を挟み込んで固着することから、スナップボタンの係合強度にかかわらず、取付対象生地に対して当該補修用スナップボタンを強固に取付けることができる。
【0011】
また、本発明においては、取付生地を透明とした場合には、当該取付生地が目立つことがなく、取付対象生地の色彩をそのまま表現することができる点において、非常に優れたものとすることができる。
【0012】
そして上記構成において、取付生地は、雄スナップボタン若しくは雌スナップボタンの係合部側となる面を基準として谷折りし、雄スナップボタン通し穴若しくは雌スナップボタン通し穴と、前記雄スナップボタン若しくは雌スナップボタンとの中心が一致する状態で取付対象生地に取付け可能とし、雄若しくは雌側補修用スナップボタンと、前記当初のスナップボタンの取外しで生じた取付対象生地穴と、雄スナップボタン通し穴若しくは雌スナップボタン通し穴とが一致する状態として、前記取付対象生地に補修用スナップボタンを取付けた場合には、雌雄スナップボタンを離脱する際の負荷に対して、当該雌雄スナップボタンが周縁の生地のみに負荷を与えるのではなく、二つ折りで二重となった生地と取付対象生地で、前記雌雄スナップボタンを離脱する際の負荷に抗することとなるため、極めて強固に取付けることができる。
【0013】
また、同構成によって、スナップボタン周縁にスナップボタン通し穴が露呈する係合部側は、レインコートの袷部外面や財布のフラップ外面とは裏側に位置することとなることから、スナップボタン通し穴の輪郭が外側へ露呈せず、外観体裁においても優れたものとすることができる。
【0014】
更に、本発明においては、雄スナップボタン、雌スナップボタン、取付生地の夫々について、耐熱性材料を使用し、取付対象生地との当接面となる対象物当接面にはホットメルト接着剤を用いることで、一般家庭においてアイロン等で熱をかけることで、簡単に補修を行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態及び実施例】
図1は本発明の実施例に係る雄側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図、図2は同実施例における雌雄スナップボタンを構成する雌雄スナップ頭の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びA−A断面図、図3は同実施例における雄スナップボタンを構成する雄係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びB−B断面図、図4は本発明の実施例に係る雌側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図、図5は実施例における雌スナップボタンを構成する雌係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びC−C断面図、図6は雄スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図、図7は雌スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図、図8は雌側補修用スナップボタンの取付状態を示す斜視図、図9は雌スナップボタンを取付生地に対して取付けて余剰部分が生じた状態を示す一部断面とした拡大説明図、図10は雌側補修用スナップボタンの余剰部分を切除した状態を示す斜視図、図11は図10の一部断面とした拡大説明図である。尚、図1において雄側補修用スナップボタンの左側面図は右側面図と同一、背面図は正面図と対称であり、図2において雌雄スナップ頭の拡大右側面図、拡大左側面図、拡大背面図は拡大正面図と同一であり、図3において雄係合子形成体の拡大右側面図、拡大左側面図、拡大背面図は拡大正面図と同一であり、図4において雌側補修用スナップボタンの左側面図は右側面図と同一、背面図は正面図と対称であり、図5において雌係合子形成体の拡大右側面図、拡大左側面図、拡大背面図は拡大正面図と同一である。尚、本実施例においては、雌スナップボタンのスナップ頭と、雄スナップボタンのスナップ頭の形状は同一であり、雌雄いずれについても、雌雄スナップ頭として使用している。
【0016】
以下に本発明の一実施例を示す。実施例に係る補修用スナップボタンは、図1に示す雄側補修用スナップボタン1と、図4に示す雌側補修用スナップボタン2とからなる。ここで、前記雄側補修用スナップボタン1は、二つ折り可能な透明の取付生地11と、該取付生地11に対して設けられる一つの雄スナップボタン10とからなり、前記取付生地11は、前記二つ折りの際の折線Lを対称軸として、雄スナップボタン10と線対称となる位置に雄スナップボタン10の外径と略同じ内径を有する雄スナップボタン通し穴12を形成してなる。
【0017】
また、雄側補修用スナップボタン1は、図2に示す耐熱性に優れたポリアセタール製の雌雄スナップ頭10aと図3に示す雄係合子形成体10bとから構成されており、前記雌雄スナップ頭10aは、その内面にかしめ用ピン15及び回転止め用の突起14を形成している。
【0018】
更に、雄係合子形成体10bは、筒状の雄係合子17が形成されており、雄係合子17と同一軸線として、前記雌雄スナップ頭10aにおけるかしめ用ピン15を挿通するためのかしめ用穴16が筒状の雄係合子17の内径よりも小さい外径として形成されている。
【0019】
上記構成からなる雌雄スナップ頭10aと雄係合子形成体10bとで取付生地11を挟むことにより、雌雄スナップ頭10aのかしめ用ピンが前記取付生地11を貫いて雄係合子形成体10bのかしめ用穴16に進入し、当該かしめ用ピン15の先端部を加熱プレスすることで、前記雌雄スナップ頭10aと雄係合子形成体10bが一体となり、雄スナップボタン10として取付生地11に取付けられる。
【0020】
次に、雌側補修用スナップボタン2は、二つ折り可能な透明の取付生地21と、該取付生地21に対して設けられ、且つ前記雄スナップボタン10と係脱可能となる、一つの雌スナップボタン20とからなり、前記取付生地21は、前記二つ折りの際の折線Lを対称軸として、雌スナップボタン20と線対称となる位置に雌スナップボタン20の外径と同程度の内径を有する雌スナップボタン通し穴22を形成してなる。
【0021】
一方、雌側補修用スナップボタン2は、ポリアセタール製の雌雄スナップ頭10aと雌係合子形成体20bとからなり、雌雄スナップ頭10aは、前記したように、雄側補修用スナップボタン1における雌雄スナップ頭10aと同一形状、即ち、その内面にかしめ用ピン15及び回転止め用の突起14を形成した構成である。
【0022】
また、前記雌係合子形成体20bは、下部中央に雌係合子27が形成されており、更に、雌係合子27と同一軸線として、前記雌雄スナップ頭10aにおけるかしめ用ピン15を挿通するためのかしめ用穴26が筒状の雌係合子27の内径よりも小さい外径として形成されている。
【0023】
雄側補修用スナップボタン1、雌側補修用スナップボタン2のいずれとも、夫々の雌雄係合子側の面を基準に、取付生地11、21の長手方向中央位置で短手方向へ伸びる折線Lで谷折りすることによって、折返した雌スナップボタン通し穴及び雄スナップボタン通し穴が、前記雌側補修用スナップボタン2及び雄側補修用スナップボタン1の夫々の輪郭に沿って嵌り込む状態となる。この構成によって、雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2を、前記取付対象生地3に対して二つ折りして挟着する際には、取付対象生地3における当初のスナップボタンを取外したことによって形成された取付対象生地穴30と、前記雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2を一致させ、取付けることによって、雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2における係合部が前記取付対象生地穴30を通して、裏面側に露呈することとなる。
【0024】
以上の構成による雄スナップボタン及び雌スナップボタンを、夫々取付生地11、21に対して挟着固定する。ここで、取付生地11、21は、雌雄スナップボタン20、10のいずれの場合においても、雌雄係合子形成体10b、20b側に、ホットメルト接着剤23、13が設けられている。
【0025】
また、図6及び図7に示すように、雌側補修用スナップボタン2及び雄側補修用スナップボタン1の折返しで形成される折返し端部が取付対象生地3からはみ出す余剰部分が生じない場合には問題とならないが、図8乃至図11に示すように、雌側補修用スナップボタン2及び雄側補修用スナップボタン1の折返しで形成される折返し端部が取付対象生地3からはみ出す場合には、当該はみ出した折返し端部の余剰部分4を切り捨てることができる。
【0026】
また、本実施例においては、取付生地を透明としたことから、当該取付生地が目立つことがなく、取付対象生地の色彩をそのまま表現することができる点においても非常に優れたものである。
【0027】
尚、上記実施例にかかわらず、取付対象生地に対する取付生地11、21の固着手段は、上記ホットメルト接着剤23、13を使用する場合のほか、縫着、溶着等によって行なうこともできる。
【0028】
また、本発明については、一対の雄側補修用スナップボタン及び雌側補修用スナップボタンを使用して補修することができることは勿論、例えば、雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2のいずれか一方のみでも実施することができ、例えば、当初の雌スナップボタンが取付対象生地から脱落した場合には、当初の雌スナップボタンと同サイズの雌スナップボタンを具備した雌側補修用スナップボタン2を新たに取付けることで、補修することができるし、当初の雌スナップボタンの近傍の取付対象生地が破損した場合には、当初の雌スナップボタンを取外し、該雌スナップボタンと同サイズの雌スナップボタンを具備した雌側補修用スナップボタン2を新たに取付けて補修することができる。
【0029】
更に、上記実施例においては、雄スナップボタン、雌スナップボタンとも共通の雌雄スナップ頭を用いることにより、製造コストの低廉化を図ることができる。また、本発明においては、上記共通部品となる雌雄スナップ頭を用いることについて限定するものではなく、雌雄スナップボタン夫々に別形状のスナップ頭を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る雄側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図である。
【図2】実施例における雄スナップボタンを構成する雌雄スナップ頭の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びA−A断面図である。
【図3】実施例における雄スナップボタンを構成する雄係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びB−B断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る雌側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図である。
【図5】実施例における雌スナップボタンを構成する雌係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びC−C断面図である。
【図6】雄スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図である。
【図7】雌スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図である。
【図8】雌側補修用スナップボタンの取付状態を示す斜視図である。
【図9】雌スナップボタンを取付生地に対して取付けて余剰部分が生じた状態を示す一部断面とした拡大説明図である。
【図10】雌側補修用スナップボタンの余剰部分を切除した状態を示す斜視図である。
【図11】雌側補修用スナップボタンの余剰部分を切除した状態の一部断面とした拡大説明図である。
【符号の説明】
1 雄側補修用スナップボタン
10 雄スナップボタン
10a 雌雄スナップ頭
10b 雄係合子形成体
11 取付生地
12 雄スナップボタン通し穴
13 ホットメルト接着剤
14 突起
15 かしめ用ピン
16 かしめ用穴
17 雄係合子
2 雌側補修用スナップボタン
20 雌スナップボタン
20b 雌係合子形成体
21 取付生地
22 雌スナップボタン通し穴
23 ホットメルト接着剤
26 かしめ用穴
27 雌係合子
3 取付対象生地
30 取付対象生地穴
4 余剰部分
L 折線
【発明が属する技術分野】
本発明は、レインコートの袷部や、財布のフラップ等といった日用品のスナップボタンを備えた生地において、スナップボタンの周囲となる生地が破れたり、スナップボタンが生地から脱落した際に、補修を行なうために使用する補修用ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】
薄手素材を使用した生地からなるレインコートや財布に取付けられたスナップボタンは、雌雄を離脱させる際に、その係着力の強さ、生地の引張り強度の弱さ等から、スナップボタンの周縁の生地が非常に破れやすいものであった。
【0003】
当該生地の破れが生じた場合に、ビニールテープ等を破れた部分に貼着して補修する場合には、スナップボタンの一部に前記ビニールテープがかかることがあり、このような場合には、雌雄のスナップボタンを確実に係止させることができなくなり、また、ビニールテープが破れ部分全てに確実に貼着しなくては、補修後に破れが再発することがある。
【0004】
現在のところ、薄手素材にスナップボタンを使用し、該スナップボタンの周縁の生地が破れた際の、補修専用となる補修用スナップボタンは、特に公知なものは発見されていない。
【0005】
尚、ボタン全体の範囲では、縫糸が切れて外れたボタンに代えて、一時的に新たなボタンを設け、応急措置的な補修を行なうための補修用ボタンとして、ボタンが縫い付けられた布の裏面に接着のりをつけたものが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
実開平1−155810号
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に係る考案において、仮にボタンをスナップボタンに置換した場合には、係合した雌雄のスナップボタンを分離させる際に、接着部分を剥がす方向に力が作用するスナップボタンの特質上、当該ボタンを取付けた生地が剥がれる可能性が高く、構成上問題であった。
【0007】
また、上記特許文献1に係る考案においては、あくまでも応急的な措置を目的とするものに止まるものであり、最終的には、改めてボタンを洋服等の生地に縫着し直すものであった。
【0008】
本発明は、恒久的な補修を目的として、スナップボタンの周囲の生地が破損した際に、確実且つ簡単に補修を行なえ、当該補修用スナップボタンの脱落を招来しない優れた補修用のスナップボタンの提供を、解決しようとする課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
長手方向中央で二つ折り可能な取付生地と、該取付生地に対して設けられる一つの雄スナップボタン又は一つの雌スナップボタンとからなり、前記取付生地は、前記二つ折りの際の折線を対称軸として、前記雄スナップボタン又は雌スナップボタンと線対称となる位置に雄スナップボタンの外径と略等しい内径を有する雄スナップボタン通し穴又は雌スナップボタン通し穴を形成してなることを特徴とする補修用スナップボタンを、主として課題を解決するための手段とする。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、上記構成によって、スナップボタンが取付けられているレインコートの袷部や、財布のフラップ等といった取付対象生地が破れた状態となった場合には、当初取付けられていた雄若しくは雌スナップボタンと、該スナップボタンと対になる雌若しくは雄スナップボタンとを取外して、取付生地を二つ折りし、取付対象生地を挟み込んで固着することから、スナップボタンの係合強度にかかわらず、取付対象生地に対して当該補修用スナップボタンを強固に取付けることができる。
【0011】
また、本発明においては、取付生地を透明とした場合には、当該取付生地が目立つことがなく、取付対象生地の色彩をそのまま表現することができる点において、非常に優れたものとすることができる。
【0012】
そして上記構成において、取付生地は、雄スナップボタン若しくは雌スナップボタンの係合部側となる面を基準として谷折りし、雄スナップボタン通し穴若しくは雌スナップボタン通し穴と、前記雄スナップボタン若しくは雌スナップボタンとの中心が一致する状態で取付対象生地に取付け可能とし、雄若しくは雌側補修用スナップボタンと、前記当初のスナップボタンの取外しで生じた取付対象生地穴と、雄スナップボタン通し穴若しくは雌スナップボタン通し穴とが一致する状態として、前記取付対象生地に補修用スナップボタンを取付けた場合には、雌雄スナップボタンを離脱する際の負荷に対して、当該雌雄スナップボタンが周縁の生地のみに負荷を与えるのではなく、二つ折りで二重となった生地と取付対象生地で、前記雌雄スナップボタンを離脱する際の負荷に抗することとなるため、極めて強固に取付けることができる。
【0013】
また、同構成によって、スナップボタン周縁にスナップボタン通し穴が露呈する係合部側は、レインコートの袷部外面や財布のフラップ外面とは裏側に位置することとなることから、スナップボタン通し穴の輪郭が外側へ露呈せず、外観体裁においても優れたものとすることができる。
【0014】
更に、本発明においては、雄スナップボタン、雌スナップボタン、取付生地の夫々について、耐熱性材料を使用し、取付対象生地との当接面となる対象物当接面にはホットメルト接着剤を用いることで、一般家庭においてアイロン等で熱をかけることで、簡単に補修を行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態及び実施例】
図1は本発明の実施例に係る雄側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図、図2は同実施例における雌雄スナップボタンを構成する雌雄スナップ頭の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びA−A断面図、図3は同実施例における雄スナップボタンを構成する雄係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びB−B断面図、図4は本発明の実施例に係る雌側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図、図5は実施例における雌スナップボタンを構成する雌係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びC−C断面図、図6は雄スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図、図7は雌スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図、図8は雌側補修用スナップボタンの取付状態を示す斜視図、図9は雌スナップボタンを取付生地に対して取付けて余剰部分が生じた状態を示す一部断面とした拡大説明図、図10は雌側補修用スナップボタンの余剰部分を切除した状態を示す斜視図、図11は図10の一部断面とした拡大説明図である。尚、図1において雄側補修用スナップボタンの左側面図は右側面図と同一、背面図は正面図と対称であり、図2において雌雄スナップ頭の拡大右側面図、拡大左側面図、拡大背面図は拡大正面図と同一であり、図3において雄係合子形成体の拡大右側面図、拡大左側面図、拡大背面図は拡大正面図と同一であり、図4において雌側補修用スナップボタンの左側面図は右側面図と同一、背面図は正面図と対称であり、図5において雌係合子形成体の拡大右側面図、拡大左側面図、拡大背面図は拡大正面図と同一である。尚、本実施例においては、雌スナップボタンのスナップ頭と、雄スナップボタンのスナップ頭の形状は同一であり、雌雄いずれについても、雌雄スナップ頭として使用している。
【0016】
以下に本発明の一実施例を示す。実施例に係る補修用スナップボタンは、図1に示す雄側補修用スナップボタン1と、図4に示す雌側補修用スナップボタン2とからなる。ここで、前記雄側補修用スナップボタン1は、二つ折り可能な透明の取付生地11と、該取付生地11に対して設けられる一つの雄スナップボタン10とからなり、前記取付生地11は、前記二つ折りの際の折線Lを対称軸として、雄スナップボタン10と線対称となる位置に雄スナップボタン10の外径と略同じ内径を有する雄スナップボタン通し穴12を形成してなる。
【0017】
また、雄側補修用スナップボタン1は、図2に示す耐熱性に優れたポリアセタール製の雌雄スナップ頭10aと図3に示す雄係合子形成体10bとから構成されており、前記雌雄スナップ頭10aは、その内面にかしめ用ピン15及び回転止め用の突起14を形成している。
【0018】
更に、雄係合子形成体10bは、筒状の雄係合子17が形成されており、雄係合子17と同一軸線として、前記雌雄スナップ頭10aにおけるかしめ用ピン15を挿通するためのかしめ用穴16が筒状の雄係合子17の内径よりも小さい外径として形成されている。
【0019】
上記構成からなる雌雄スナップ頭10aと雄係合子形成体10bとで取付生地11を挟むことにより、雌雄スナップ頭10aのかしめ用ピンが前記取付生地11を貫いて雄係合子形成体10bのかしめ用穴16に進入し、当該かしめ用ピン15の先端部を加熱プレスすることで、前記雌雄スナップ頭10aと雄係合子形成体10bが一体となり、雄スナップボタン10として取付生地11に取付けられる。
【0020】
次に、雌側補修用スナップボタン2は、二つ折り可能な透明の取付生地21と、該取付生地21に対して設けられ、且つ前記雄スナップボタン10と係脱可能となる、一つの雌スナップボタン20とからなり、前記取付生地21は、前記二つ折りの際の折線Lを対称軸として、雌スナップボタン20と線対称となる位置に雌スナップボタン20の外径と同程度の内径を有する雌スナップボタン通し穴22を形成してなる。
【0021】
一方、雌側補修用スナップボタン2は、ポリアセタール製の雌雄スナップ頭10aと雌係合子形成体20bとからなり、雌雄スナップ頭10aは、前記したように、雄側補修用スナップボタン1における雌雄スナップ頭10aと同一形状、即ち、その内面にかしめ用ピン15及び回転止め用の突起14を形成した構成である。
【0022】
また、前記雌係合子形成体20bは、下部中央に雌係合子27が形成されており、更に、雌係合子27と同一軸線として、前記雌雄スナップ頭10aにおけるかしめ用ピン15を挿通するためのかしめ用穴26が筒状の雌係合子27の内径よりも小さい外径として形成されている。
【0023】
雄側補修用スナップボタン1、雌側補修用スナップボタン2のいずれとも、夫々の雌雄係合子側の面を基準に、取付生地11、21の長手方向中央位置で短手方向へ伸びる折線Lで谷折りすることによって、折返した雌スナップボタン通し穴及び雄スナップボタン通し穴が、前記雌側補修用スナップボタン2及び雄側補修用スナップボタン1の夫々の輪郭に沿って嵌り込む状態となる。この構成によって、雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2を、前記取付対象生地3に対して二つ折りして挟着する際には、取付対象生地3における当初のスナップボタンを取外したことによって形成された取付対象生地穴30と、前記雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2を一致させ、取付けることによって、雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2における係合部が前記取付対象生地穴30を通して、裏面側に露呈することとなる。
【0024】
以上の構成による雄スナップボタン及び雌スナップボタンを、夫々取付生地11、21に対して挟着固定する。ここで、取付生地11、21は、雌雄スナップボタン20、10のいずれの場合においても、雌雄係合子形成体10b、20b側に、ホットメルト接着剤23、13が設けられている。
【0025】
また、図6及び図7に示すように、雌側補修用スナップボタン2及び雄側補修用スナップボタン1の折返しで形成される折返し端部が取付対象生地3からはみ出す余剰部分が生じない場合には問題とならないが、図8乃至図11に示すように、雌側補修用スナップボタン2及び雄側補修用スナップボタン1の折返しで形成される折返し端部が取付対象生地3からはみ出す場合には、当該はみ出した折返し端部の余剰部分4を切り捨てることができる。
【0026】
また、本実施例においては、取付生地を透明としたことから、当該取付生地が目立つことがなく、取付対象生地の色彩をそのまま表現することができる点においても非常に優れたものである。
【0027】
尚、上記実施例にかかわらず、取付対象生地に対する取付生地11、21の固着手段は、上記ホットメルト接着剤23、13を使用する場合のほか、縫着、溶着等によって行なうこともできる。
【0028】
また、本発明については、一対の雄側補修用スナップボタン及び雌側補修用スナップボタンを使用して補修することができることは勿論、例えば、雄側補修用スナップボタン1若しくは雌側補修用スナップボタン2のいずれか一方のみでも実施することができ、例えば、当初の雌スナップボタンが取付対象生地から脱落した場合には、当初の雌スナップボタンと同サイズの雌スナップボタンを具備した雌側補修用スナップボタン2を新たに取付けることで、補修することができるし、当初の雌スナップボタンの近傍の取付対象生地が破損した場合には、当初の雌スナップボタンを取外し、該雌スナップボタンと同サイズの雌スナップボタンを具備した雌側補修用スナップボタン2を新たに取付けて補修することができる。
【0029】
更に、上記実施例においては、雄スナップボタン、雌スナップボタンとも共通の雌雄スナップ頭を用いることにより、製造コストの低廉化を図ることができる。また、本発明においては、上記共通部品となる雌雄スナップ頭を用いることについて限定するものではなく、雌雄スナップボタン夫々に別形状のスナップ頭を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る雄側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図である。
【図2】実施例における雄スナップボタンを構成する雌雄スナップ頭の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びA−A断面図である。
【図3】実施例における雄スナップボタンを構成する雄係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びB−B断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る雌側補修用スナップボタンの平面図、正面図、底面図及び右側面図である。
【図5】実施例における雌スナップボタンを構成する雌係合子形成体の拡大平面図、拡大正面図、拡大底面図及びC−C断面図である。
【図6】雄スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図である。
【図7】雌スナップボタンを取付生地に対して取付けた状態を示す一部断面とした拡大説明図である。
【図8】雌側補修用スナップボタンの取付状態を示す斜視図である。
【図9】雌スナップボタンを取付生地に対して取付けて余剰部分が生じた状態を示す一部断面とした拡大説明図である。
【図10】雌側補修用スナップボタンの余剰部分を切除した状態を示す斜視図である。
【図11】雌側補修用スナップボタンの余剰部分を切除した状態の一部断面とした拡大説明図である。
【符号の説明】
1 雄側補修用スナップボタン
10 雄スナップボタン
10a 雌雄スナップ頭
10b 雄係合子形成体
11 取付生地
12 雄スナップボタン通し穴
13 ホットメルト接着剤
14 突起
15 かしめ用ピン
16 かしめ用穴
17 雄係合子
2 雌側補修用スナップボタン
20 雌スナップボタン
20b 雌係合子形成体
21 取付生地
22 雌スナップボタン通し穴
23 ホットメルト接着剤
26 かしめ用穴
27 雌係合子
3 取付対象生地
30 取付対象生地穴
4 余剰部分
L 折線
Claims (4)
- 長手方向中央で二つ折り可能な取付生地と、該取付生地に対して設けられる一つの雄スナップボタン(10)又は一つの雌スナップボタン(20)とからなり、前記取付生地は、前記二つ折りの際の折線(L)を対称軸として、前記雄スナップボタン(10)又は雌スナップボタン(20)と線対称となる位置に雄スナップボタンの外径と略等しい内径を有する雄スナップボタン通し穴(12)又は雌スナップボタン通し穴(22)を形成してなることを特徴とする補修用スナップボタン。
- 取付生地は、無色透明としたことを特徴とする請求項1記載の補修用スナップボタン。
- 取付生地(11)(21)は、雄スナップボタン(10)、雌スナップボタン(20)の係合部側となる面を基準として谷折し、雄スナップボタン通し穴(12)若しくは雌スナップボタン通し穴(22)と、前記雄スナップボタン(10)若しくは雌スナップボタン(20)との中心が一致する状態で取付対象生地(3)に取付け可能となることを特徴とする請求項1又は2記載の補修用スナップボタン。
- 雄スナップボタン(10)、雌スナップボタン(20)、及び取付生地(11)(21)は、いずれも耐熱性素材からなり、取付生地(11)(21)の対象物当接面にはホットメルト接着剤(13)(23)を積層したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の補修用スナップボタン。
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Cited By (1)
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KR20190128871A (ko) * | 2018-05-09 | 2019-11-19 | (주)우주아이엔씨 | 열융착이 가능한 열접착 시트를 구비한 단추 조립체 및 이의 부착방법 |
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2003
- 2003-06-06 JP JP2003161914A patent/JP2004358042A/ja active Pending
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KR102052987B1 (ko) * | 2018-05-09 | 2019-12-06 | (주)우주아이엔씨 | 열융착이 가능한 열접착 시트를 구비한 단추 조립체 및 이의 부착방법 |
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