JP2002115113A - ボタン穴及びこれを用いた各種物品 - Google Patents

ボタン穴及びこれを用いた各種物品

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JP2002115113A JP2000308680A JP2000308680A JP2002115113A JP 2002115113 A JP2002115113 A JP 2002115113A JP 2000308680 A JP2000308680 A JP 2000308680A JP 2000308680 A JP2000308680 A JP 2000308680A JP 2002115113 A JP2002115113 A JP 2002115113A
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    • A41F1/00Fastening devices specially adapted for garments
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    • A41WEARING APPAREL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが
外れにくく、ボタン穴が形成された布地の型くずれやボ
タン穴自体の破損を軽減することができ、しかもボタン
と組み合わせることにより新たなデザインを造形するこ
とが可能なボタン穴及びこれを用いた各種物品を提供す
る。 【解決手段】 下布地13に固着されたボタンBを下布
地13を被う上布地14の裏面よりくぐらせて上布地1
4の表面に露出させて留めるためのボタン穴10におい
て、ボタン穴10はボタンBをくぐらせて留めるための
ボタン穴本体11と、ボタン穴本体11の長手方向の端
部からボタン穴本体11の一部を被うように上布地14
の表面に設けられた補強布12を備え、補強布12はボ
タン穴本体11の長手方向外側において上布地14に固
着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボタン穴及びこれを
用いた各種物品に関する。
【0002】
【従来の技術】ボタンは衣服の合せ目を留める留め具等
として広く用いられている。通常、ボタンは、図33に
示されるように、ボタンBが縫付けられている下布地1
13の上にボタン穴(ボタンホール)111が形成され
ている上布地114が重ねられ、ボタンBを上布地11
4の裏面からボタン穴111をぐらせて上布地114の
表面に露出させることにより留められる。このボタン穴
111は、通常、ボタンBの直径よりやや大きな直線状
に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボタン穴11
1が大きすぎるとボタンBを留めるのは容易になるが、
留めたボタンBが外れ易くなる。一方、留めたボタンB
が外れにくくするためボタン穴111を小さく設定する
と、ボタンBをボタン穴111に留めるのが困難にな
る。
【0004】また、ボタン穴111に留めたボタンBが
ボタン穴111の長手方向に引張られると、図34に示
されるように、ボタンBを下布地113に縫付けるため
の糸116がボタン穴111の端部に接触し、ボタン穴
111の端部に下布地113方向の力が働き、この反動
としてボタン穴111端部の外側の上布地114にボタ
ンB方向(矢印C)方向の力が働く。このため、上布地
114に反り返りが生じ、型くずれが生じる場合があ
る。また、ボタンBを縫付けるための糸116がボタン
穴111の端部に接触してボタン穴の端部を破損するこ
ともある。さらに、ボタン自体は色彩やデザインは様々
であり、各種の装飾が施されたものは多く存在する。し
かし、ボタンがボタン穴と一体となって一定の装飾性を
奏するものは存在しない。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、ボタンを留め易いと共に一旦留め
たボタンが外れにくく、ボタン穴が形成された布地の型
くずれやボタン穴自体の破損を防止することができ、し
かもボタンと組み合わせることにより新たなデザインを
造形することが可能なボタン穴及びこれを用いた各種物
品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明のボタン穴は、下布地に固着されたボタンを
下布地を被う上布地の裏面よりくぐらせて上布地の表面
に露出させて留めるためのボタン穴において、ボタン穴
はボタンをくぐらせて留めるためのボタン穴本体と、ボ
タン穴本体の長手方向の端部からボタン穴本体の一部を
被うように上布地の表面に設けられた補強布を備え、補
強布はボタン穴本体の長手方向外側において上布地に固
着するように構成した。
【0007】本発明に係るボタン穴によれば、補強布は
上布地の表面に設けられており、この補強布はボタン穴
本体の長手方向外側において上布地に固着されているた
め、上布地の裏面からボタンをボタン穴にくぐらせると
きに補強布が支障となることがないのでボタンが留め易
い。しかも、上布地の表面に設けられている補強布によ
りボタン穴本体の表面開口部は狭められるので、この表
面開口部から露出するように留められたボタンはボタン
穴から外れにくい。
【0008】また、ボタン穴に留めたボタンがボタン穴
の長手方向に引張られると、ボタンを下布地に縫付ける
ための糸はボタン穴本体の内部に突出する補強布の端部
に接触する。このとき、補強布はボタン穴本体の端部方
向に変形し、ボタン穴の長手方向の長さがある程度広が
ることによりクッションとして働き、上布地に掛かる力
を緩和すると共に、上布地の表面に設けられている補強
布には下布地方向の力が働く。このため、上布地が反り
返って型くずれが生じるのを防止することができる。ま
た、ボタンを縫付けるための糸が直接ボタン穴の端部に
接触してボタン穴の端部を破損することを防止すること
もできる。さらに、上布地と補強布の色彩やデザインを
異ならせることにより、ボタンの形状や色彩等と相俟っ
て装飾性に優れた物品を提供することができる。このよ
うなボタン穴は、衣服、下着、ワッペン、バックル、ポ
ケット、鞄等留め具としてボタンを用いるあらゆる物品
に用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図3は本発明に係る
ボタン穴の第1実施形態を示す。このボタン穴10はボ
タンBをくぐらせて留めるためボタン穴本体11と、こ
のボタン穴本体11の長手方向の両端部からボタン穴本
体11の一部を被うように設けられた補強布12とを備
えている。
【0010】ボタン穴本体11はボタンBが縫付けられ
た下布地13に重ねられる上布地14に形成されてい
る。このボタン穴本体11は、通常、ボタンBの直径よ
りやや大きな直線状に形成される。補強布12は、上布
地14の表面に重ねて設けられている。この補強布12
はボタン穴本体11の両端部外側の縫付部15により上
布地14に縫付けられており、補強布12の内側端部は
自由端としてボタン穴本体11の両端部よりボタン穴本
体11の一部を被っている。この補強布12の内側端部
間の間隔は、通常、ボタンBの直径よりやや小さくなる
ように設定される。このような補強布12はある程度の
柔軟性を有するものであれば、上布地14と同一の布地
で形成されていてもよく、異なる布地で形成されていて
もよい。
【0011】このような構成を有するボタン穴10にボ
タンBを留める場合、ボタンBは上布地14の裏面から
ボタン穴本体11をくぐらされ、補強布12の内側端部
を被う状態で上布地14の表面に表れる。このとき、上
布地14の裏面に開口しているボタン穴本体11はボタ
ンの直径よりやや大きく設定されていると共に、ボタン
穴本体11の内側に突出している補強布12の内側端部
はある程度の柔軟性を有しており、しかもこの補強布1
2はボタン穴本体11の両端部外側の縫付部15により
上布地14に縫付けられているため、ボタンBがボタン
穴10をくぐる抜ける際に補強布12が支障となること
はない。一方、ボタンBが一旦ボタン穴10に留められ
ると、補強布12の内側端部間の間隔はボタンBの直径
よりやや小さく設定されているため、この補強布12の
内側端部を被う状態で露出しているボタンBは外れにく
い。
【0012】また、ボタン穴10に留めたボタンBがボ
タン穴10の長手方向に引張られた場合、図3に示され
るように、ボタンBを下布地に縫付けるための糸16は
ボタン穴本体11の内部に突出する補強布12の端部に
接触する。このとき、補強布12はボタン穴10の端部
方向に変形する。この結果、ボタン穴10はある程度広
がり、クッションとして働くことにより、上布地14に
掛かる力を緩和すると共に、上布地14の表面に設けら
れている補強布12には下布地方向(矢印D方向)の力
が働く。このため、上布地14が反り返って型くずれが
生じるのを防止することができる。また、ボタンBを縫
付けるための糸16が直接ボタン穴本体11の端部に接
触してボタン穴本体11を破損することを防止すること
もできる。
【0013】さらに、上布地14と補強布12の色彩や
デザインを異ならせることにより、ボタンBの形状や色
彩等と相俟って装飾性に優れた物品を提供することがで
きる。尚、上述した説明では、補強布12はボタン穴本
体11の両端部に設けられているが、補強布12はボタ
ン穴本体11の一方の端部にのみ形成されていてもよ
い。
【0014】次に、本発明に係るボタン穴の他の実施形
態について説明する。以下の説明においては、上述した
構成と同一のものには同一の参照番号を付し、その詳細
な説明は省略する。図4〜図6は本発明に係るボタン穴
の第2実施形態を示す。
【0015】このボタン穴20は孔部21が形成された
表地22及び裏地23の間にボタン穴形成部材24が孔
部21から露出するように挟み込まれて一体化された構
造を有している。
【0016】このボタン穴形成部材24は、図6及び図
7に示されるように、微小間隔を配して平行に並べられ
た2本の第1帯状部材25と、この第1帯状部材25の
両端部で第1帯状部材25に交差して掛け渡されている
2本の第2帯状部材26とを備えている。この第2帯状
部材26は第1帯状部材25の長手方向外側領域の接着
部27において第1帯状部材25に縫付けられている
か、或いは接着剤等で接着されている。このような第1
帯状部材25及び第2帯状部材26は、通常、ある程度
の柔軟性を有する布等の材料により形成される。
【0017】上記のようなボタン穴形成部材24におい
ては、第1帯状部材25間の間隔がボタン穴本体とな
り、第2帯状部材26が補強布として作用する。従っ
て、本発明に係るボタン穴20によれば、ボタンを留め
易いと共に一旦留めたボタンが外れにくく、しかもボタ
ン穴が形成された布地の型くずれやボタン穴自体の破損
を軽減することができる。また、例えば、第1帯状部材
25を黒色の材料で形成し、第2帯状部材26を白色の
部材で形成し、これを人や動物の目の形状を模した流線
形様の孔部21から露出させることにより、人や動物の
目を模したボタン穴を形成することができる。
【0018】図8は本発明に係るボタン穴の第3実施形
態を示す。このボタン穴30は1本の帯状部材が複数回
折り畳まれたボタン穴形成部材31により形成される。
このボタン穴形成部材31は、帯状部材の一部が平行部
32として2本平行に配列され、外側折畳部33が平行
部32の両端部表面を被っていると共に、垂下部33が
平行部31と直交する構造を有している。そして、外側
折畳部32はその内側端部より所定距離を介した接着部
35において平行部32に接着されるか又は縫付けられ
ていると共に、垂下部34はその中央の接着部36にお
いて平行部32に接着されるか又は縫付けられている。
【0019】このようなボタン穴形成部材31は、例え
ば、以下のような手順で作成することができる。まず、
図9及び図10に示されるように、帯状部材37は、そ
の一端が2本平行に配置された平行部32を形成し、三
角形状の外側折畳部33が平行部32の端部表面を被う
ように、2回折り畳まれる。そして、図11に示される
ように、この帯状部材37の一端は平行部32と直交す
る第1垂下部34aを形成するように折り畳まれる。
【0020】同様に、図12及び図13に示されるよう
に、帯状部材37は、その他端が2本平行に配置された
平行部32を形成し、三角形状の外側折畳部33がこの
平行部32の端部表面を被うように2回折り畳まれる。
そして、図14に示されるように、この帯状部材の他端
は平行部32の中央表面を被うと共に、第一垂下部34
aと重ね合わされて平行部と直行する第2垂下部34b
を形成するように折り畳まされる。
【0021】次いで、図15に示されるように、外側折
畳部33はその内側端部より所定距離を介した接着部3
5において平行部32に接着されるか又は縫付けられる
と共に、第1垂下部34aは第2垂下部34bと重ね合
わされ、中央の接着部36において平行部32に接着さ
れるか又は縫付けられることにより垂下部34とされ
る。
【0022】このようなボタン穴形成部材31において
は、平行部32の間の間隔がボタン穴本体となり、外側
折畳部33が補強布として作用する。従って、本発明に
係るボタン穴によれば、ボタンを留め易いと共に一旦留
めたボタンが外れにくく、しかもボタン穴自体の破損を
軽減することができる。また、帯状部材を折り畳むこと
によってボタン穴を有する全く新たな物品を提供するこ
とができる。次に、上述したボタン穴を用いた各種の物
品について説明する。
【0023】図16〜図18は図1〜図3に示されるボ
タン穴を用いたブラジャー40を示す。このブラジャー
40はボタン穴10が形成された2つのカップ部41
と、2つのカップ部41の上端を連結するネックストラ
ップ部42と、両端にボタンBが設けられたバックスト
ラップ部43とを備えている。カップ部41の下側には
ボタンBの直径よりやや大きなボタン穴本体11が形成
されている。また、カップ部41の表面の下側には補強
布12が設けられており、この補強布12はボタン穴本
体11の外側端部よりボタン穴本体11の一部を被って
いる。
【0024】このようなブラジャー40は、バックスト
ラップ部43に設けられたボタンBをカップ部41の裏
面からボタン穴10をくぐらせて留めることにより着用
される。本発明によれば、ボタンBを留め易いと共に一
旦留めたボタンBが外れにくいブラジャーを提供するこ
とができる。また、着用者の動作等に伴ってバックスト
ラップ43がボタン穴10の外側端部方向に引っ張られ
た場合、補強布12は外側端部方向に変形し、ボタン穴
10の長手方向の長さがある程度広がることによりクッ
ションとして作用するので、カップ部41に掛かる力を
緩和することができる。従って、カップ部41の型くず
れやボタン穴10自体の破損が少なく、しかも使用感の
良いブラジャー40を提供することができる。
【0025】図19は図1〜図3に示されるボタン穴1
0を用いたジャケット50を示す。このジャケット50
はボタンが設けられている第1正面合せ部51と、第1
正面合せ部51に重ねられて留められる第2正面合せ部
52を備えており、第2正面合せ部52にはボタンBを
留めるボタン穴本体11が形成されている。
【0026】このジャケット50の第2正面合せ部52
の端部は折り返されてカラー部53に形成されており、
このカラー部53の折り返された部分の端部はボタン穴
本体11の端部からボタン穴本体11を被っており、こ
のボタン穴本体11を被った部分が補強布として作用す
る。
【0027】このようなジャケット50は、第2正面合
せ部52が第1正面合せ部51に重ね合わされ、第1正
面合せ部51に設けられたボタンBが第2正面合せ部5
2に形成されたボタン穴10に留められることにより着
用される。本発明によれば、ボタンを留め易いと共に一
旦留めたボタンが外れにくく、しかも第2正面合せ部5
2の型くずれやボタン穴10自体の破損が少ないジャケ
ットを提供することができる
【0028】図20及び図21は図1〜図3に示される
ボタン穴を用いたバックル60を示す。このバックル6
0は長円形状に形成された基材61と、基材61の両端
部に設けられた補強布12とを備えている。この基材6
1には長手方向に沿ってボタン穴本体11が形成されて
おり、このボタン穴本体11の両端部は補強布12によ
り覆われている。この補強布12はボタン穴本体11の
両端部外側の接着部62において基材61に縫付けられ
ているか、或いは接着剤等により接着されている。この
ようなバックル60は図22に示されるように、ベルト
64の両端に設けられたボタンBを留めたり、図23に
示されるように、帯状部材66の両端に形成された結び
目66aをボタンとして留めたりする場合等に用いられ
る。本発明に係るバックル60によれば、着用者の動作
等に伴いベルト64や帯状部材66がボタン穴10の外
側方向に引っ張られた場合、補強布12は外側方向に変
形し、ボタン穴10の長手方向の長さがある程度広がっ
てクッションとして作用するので、バックル60に掛か
る力を緩和することができる。従って、バックル60の
型くずれやボタン穴10自体の破損が少なく、しかも使
用感の良いバックルを提供することができる。
【0029】図24及び図25は図4〜図6に示される
ボタン穴20を用いたワッペン70を示す。このワッペ
ン70は人間の目の形状を模した流線形様の孔部21が
2個形成された表地22及び裏地23の間にボタン穴形
成部材24が孔部21から露出するように挟み込まれて
一体化された構造を有している。このようなワッペン7
0は、例えば、図26に示されるように、シャツやジャ
ケット等にボタンBを2設け、これらのボタンBをボタ
ン穴に留めることにより使用される。本発明に係るワッ
ペンによれば、ボタンBによりワッペン70を容易に留
めることができ、しかも一旦留めたワッペン70が外れ
にくくなるという効果を奏する。また、例えば、第1補
強部材25を黒色の部材で形成し、第2補強部材26を
白色の部材で形成してボタンBを留めることにより、人
や動物の目の形状を模したボタン穴を形成することがで
きる。この場合、図27に示されるように、ボタンとし
て複数の球状のボタンBが珠々つなぎになったものを用
い、これらのボタンBの先端部をワッペン70の表面か
ら垂らすことにより、あたかも目から涙が流れる様子を
表したワッペン70が造形される。
【0030】図28及び図29は図4〜図6に示される
ボタン穴20を用いたポケット80を示す。このポケッ
ト80は物品を収納する収納部81と、この収納部81
の上部開口を被う蓋部82とを備えている。収納部81
の表面にはボタンが設けられており、蓋部82にはこの
ボタンを留めるためのボタン穴20が形成されている。
このようなポケット80によれば、ボタンBを留めやす
く、しかも一旦留めたボタンBが外れにくくなる。ま
た、目の形状が表されたポケットを提供することができ
る。
【0031】図30及び図31は図4〜図6に示される
ボタン穴20を用いた鞄90を示す。この鞄90は物品
を収納するための本体部91と、本体部91の上部開口
を被う蓋部92とを備えている。本体部91の表面には
ボタンが設けられており、蓋部92にはこのボタンを留
めるためのボタン穴20が形成されている。このような
鞄によれば、ボタンにより蓋部92を留めやすく、しか
も一旦留めた蓋部92が外れにくくなる。また、鞄に人
や動物の鼻や口等を模したデザインを形成することによ
り、目の形状を模したボタン穴20と相俟って顔のデザ
インを表した鞄を提供することができる。
【0032】図32は図8に示されるボタン穴30を用
いたバックル100を示す。このバックル100はスト
ラップ101等の両端に設けられたボタンBをボタン穴
形成部材31のボタン穴30に留めること等により使用
される。このバックル100を首の正面に配置し、スト
ラップ101を首にまわして留めることにより首飾りと
して用いたり、足首の周りに留めることにより脚飾りと
して用いることができる。
【0033】本発明は上述した実施の形態に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更し
て実施することが可能である。例えば、上述した実施の
形態では補強布がボタン穴本体の長手方向の両端部に設
けられているものについて説明されているが、これらの
形態においても補強布はボタン穴本体の長手方向の一方
の端部にのみ設けることも可能である。また、ボタン穴
と物品の組合せは上述した形態に限定されるものではな
く、必要に応じて任意に組み合わせることができる。さ
らに、本発明に係るボタン穴を用いることのできる物品
も上述した実施の形態に限定されるものではなく、留め
具としてのボタンを備えたあらゆる物品に用いることが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ボタンを留め易いと共に一旦留めたボタンが
外れにくく、ボタン穴が形成された布地の型くずれやボ
タン穴自体の破損を軽減することが可能なボタン穴を提
供することが可能になる。また、ボタンと組み合わせる
ことにより新たなデザインを呈する各種物品を提供する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボタン穴の第1実施形態を示す平
面図である。
【図2】本発明に係るボタン穴の第1実施形態を示す断
面図である。
【図3】本発明に係るボタン穴の第1実施形態の作用を
示す断面図である。
【図4】本発明に係るボタン穴の第2実施形態を示す平
面図である。
【図5】本発明に係るボタン穴の第2実施形態を示す裏
面図である。
【図6】本発明に係るボタン穴の第2実施形態を示す分
解斜視図である。
【図7】ボタン穴形成部材を示す平面図である。
【図8】本発明に係るボタン穴の第3実施形態を示す平
面図である。
【図9】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造方
法の一例を説明するための平面図である。
【図10】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造
方法の一例を説明するための平面図である。
【図11】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造
方法の一例を説明するための平面図である。
【図12】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造
方法の一例を説明するための平面図である。
【図13】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造
方法の一例を説明するための平面図である。
【図14】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造
方法の一例を説明するための平面図である。
【図15】本発明に係るボタン穴の第3実施形態の製造
方法の一例を説明するための平面図である。
【図16】本発明に係るボタン穴を用いたブラジャーを
示す正面図である。
【図17】本発明に係るボタン穴を用いたブラジャーを
示す裏面図である。
【図18】本発明に係るボタン穴を用いたブラジャーを
示す斜視図である。
【図19】本発明に係るボタン穴を用いたジャケットを
示す斜視図である。
【図20】本発明に係るボタン穴を用いたバックルを示
す平面図である。
【図21】本発明に係るボタン穴を用いたバックルを示
す断面図である。
【図22】本発明に係るボタン穴を用いたバックルの使
用状態の一例を示す斜視図である。
【図23】本発明に係るボタン穴を用いたバックルの使
用状態の一例を示す斜視図である。
【図24】本発明に係るボタン穴を用いたワッペンを示
す平面図である。
【図25】本発明に係るボタン穴を用いたワッペンを示
す裏面図である。
【図26】本発明に係るボタン穴を用いたワッペンの使
用形態を示す斜視図である。
【図27】本発明に係るボタン穴を用いたワッペンの他
の使用形態を示す斜視図である。
【図28】本発明に係るボタン穴を用いたポケットを示
す正面図である。
【図29】本発明に係るボタン穴を用いたポケットを示
す拡大正面図である。
【図30】本発明に係るボタン穴を用いた鞄を示す正面
図である。
【図31】本発明に係るボタン穴を用いた鞄を示す斜視
図である。
【図32】本発明に係るボタン穴を用いたバックルを示
す斜視図である。
【図33】従来のボタン穴を示す断面図である。
【図34】従来のボタン穴を示す断面図である。
【符号の説明】
B ボタン 10 ボタン穴 11 ボタン穴本体 12 補強布 20 ボタン穴 21 孔部 24 ボタン穴形成部材 25 第1帯状部材 26 第2帯状部材 30 ボタン穴 31 ボタン穴形成部材 32 平行部 33 外側折畳部 40 ブラジャー 43 バックストラップ部 50 ジャケット 60 バックル 70 ワッペン 80 ポケット 90 鞄 100 バックル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下布地に固着されたボタンを前記下布地
    を被う上布地の裏面よりくぐらせて前記上布地の表面に
    露出させて留めるためのボタン穴において、前記ボタン
    穴は前記ボタンをくぐらせて留めるためのボタン穴本体
    と、前記ボタン穴本体の長手方向の端部から前記ボタン
    穴本体の一部を被うように前記上布地の表面に設けられ
    た補強布を備え、前記補強布は前記ボタン穴本体の長手
    方向外側において前記上布地に固着されているボタン
    穴。
  2. 【請求項2】 前記ボタン穴本体は平行に配置された2
    本の帯状部材間の間隙として形成されている請求項1記
    載のボタン穴。
  3. 【請求項3】 前記ボタン穴は、平行に配置された2本
    の帯状部材と前記帯状部材の表面の両端部に前記帯状部
    材に交差して設けられた補強布とを備えたボタン穴形成
    部材により形成され、前記ボタン穴形成部材はその表面
    が前記上布地に形成された流線形様の孔部より露出する
    ように配置されている請求項1記載のボタン穴。
  4. 【請求項4】 2つのカップ部と前記2つのカップ部を
    連結するバックストラップ部を有するブラジャーにおい
    て、前記バックストラップ部の端部にはボタンが設けら
    れており、前記カップ部には前記ボタンを留めるための
    請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成され
    ているブラジャー。
  5. 【請求項5】 下布地にボタンが固着されており、前記
    下布地を被う上布地に前記ボタンが留められるボタン穴
    が形成されている衣服において、前記ボタン穴は請求項
    1〜3のいずれか1項記載のボタン穴である衣服。
  6. 【請求項6】 前記ボタン穴の補強布は前記上布地の端
    部を織り返したカラー部である請求項5記載の衣服。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項記載のボタ
    ン穴が形成されているワッペン。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1項記載のボタ
    ン穴が形成されているバックル。
  9. 【請求項9】 開口を有する収納部と前記開口を閉塞す
    る蓋部とを備えたポケットにおいて、前記収納部にはボ
    タンが設けられており、前記蓋部には前記ボタンを留め
    るため請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形
    成されているポケット。
  10. 【請求項10】 開口を有する収納部と前記開口を閉塞
    する蓋部とを備えた鞄において、前記収納部にはボタン
    が設けられており、前記蓋部には前記ボタンを留めるた
    め請求項1〜3のいずれか1項記載のボタン穴が形成さ
    れている鞄。
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