JP2004357981A - スプリンクラーヘッドの取付構造 - Google Patents

スプリンクラーヘッドの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】スプリンクラーヘッドを手作業で容易に、かつ水漏れを生じないように正確な位置に確実に取り付けられるようにする。また、取外し可能な構造とすることにより、スプリンクラーヘッドの点検や交換が容易に行えるようにする。
【解決手段】継手10とスプリンクラーヘッドSの取付部との間に両者に接して水密を保持するためのシール部材であるOリング30を設けると共に、継手10の内周にばね性を有するロックリング20を拡径可能に設けた。また、スプリンクラーヘッドSの取付部1の外周には、このロックリング20が嵌合する段部7を設けると共に、この段部7にロックリング20を案内する傾斜案内面6を設けた。このことで、スプリンクラーヘッドSのねじ込み終端位置でロックリング20が段部7に嵌まり込み、スプリンクラーヘッドSが継手10に連結されるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消火用のスプリンクラーヘッドを、配管に取り付けるための継手とスプリンクラーヘッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にスプリンクラーヘッドは、天井内に敷設された横配管に接続されて天井面近くまで下ろされた立下り管に、継手を介して取り付けられている。
【0003】
ここにおいて、従来、このスプリンクラーヘッドを継手に連結するには、スプリンクラーヘッドの取付部の外周に設けられた雄ねじを、継手の内周に設けられた雌ねじに螺合させることによりなされていたが、その際、配管内に水を導入した時に漏水しないように、予めこの螺合部にシールテープを巻いたり、シール剤を塗布したりしていた。
【0004】
また、このような螺合によらない従来のものとしては、内周面に係止片を有する係止リングが設けられた袋ナットを、予め継手の下端に取り付け、外周面に前記係止片と相互係止可能な係止溝が設けられたスプリンクラーヘッドを、前記袋ナットに挿入することにより、上記係止片と上記係止溝との相互係止によりスプリンクラーヘッドを、継手に抜け落ちないように取り付けるものものがあった。(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
さらに、この他の従来のものとしては、継手の周壁にその内側に出没するようにボールを設けると共に、この継手の外側に前記ボールを駆動する摺動筒をばねで付勢して設け、スプリンクラーヘッドには、その外周面に前記ボールと嵌合可能な環状溝が設けることにより、スプリンクラーヘッドを前記継手内に挿入した状態で摺動筒を移動させ、ボールを押し出し、このボールを環状溝に嵌合させることにより、スプリンクラーヘッドを継手に連結するようにしたものもあった。(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
なお、ねじを用いず、係合によりスプリンクラーヘッドを取り付けるようにしたものは、水漏れを防止するために、スプリンクラーヘッドと継手との間に別途、Oリングなどのシール部材を設けていた。
【0007】
【特許文献1】
特許第2907950号公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献2】
実用新案登録第2559280号公報(第2−3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のスプリンクラーヘッドの取り付けのうち、雄ねじと雌ねじの螺合によるものは、水漏れを防止するため、予めこの螺合部分にシールテープを巻き付けたり、シール剤を塗布したりしなくてはならず、作業が煩わしく、施行作業能率を低下させる原因になっていた。
【0009】
また、上記のシールテープを用いた場合には、ねじ面への巻付けが緩いと、ねじ込みの際、シールテープが雄ねじと一緒に廻らず、雌ねじへの喰い込み方が不完全なものとなり、水漏れを発生するおそれがあり、これを防止するために強く巻き付けようとすると、今度は、薄くかつ柔軟性を有するシールテープが破断し、作業をやり直さなくてはならないという問題点があった。
【0010】
また、シール剤を用いた場合には、一般にこのシール剤は、やや粘度のある液状のもので接着性があり、経時的に固形化するものであるので、必要以上の量がねじ面に塗布されていると、スプリンクラーヘッドを取り付けた際、その一部が配管内に流れ込むおそれがあり、このようにシール剤が配管内に入ると、スプリンクラーヘッドの止水バルブが接着性のあるシール剤で固着され、火災の際、その作動を妨げるという重大な問題を生じるおそれがあった。また、これとは反対にシール剤の塗布量が少ないと、十分なシール性が得られず、水漏れを生じるおそれがあった。
【0011】
さらに、スプリンクラーヘッドの配管への取り付け作業も、脚立や足場の上で上向きの姿勢で行わなくてはならず、作業者の負担が大きく、かつ、能率も悪いものであった。そして、その作業においては、スプリンクラーヘッドを水漏れを生じないように配管に確実にねじ込む必要があるが、必要以上に強い力で締め付けると、シールテープ層が破損したり、ねじ山が潰れたりして水漏れを生じるおそれがあり、反対に締め付け力が弱いと、今度はシールテープの十分なシール性が得られず、この場合も水漏れを生じるおそれがあり、その作業には熟練を要した。
【0012】
さらにまた、このねじ部分はテーパー状に形成されているので、スプリンクラーヘッドと配管側との間には、軸方向の当接部分がなく、従って、取付時の出入り寸法出しが難しく、しかも取り付けに際しては、上述した締付トルクの制約があり、多数のスプリンクラーヘッドを天井面にばらつきなく取り付けるためには、熟練者であってもその作業が困難で、かつ、長時間を要するという問題点もあった。
【0013】
また、このような螺合によらず、挿入のみで取り付けられるようにしたものは、取り付けが容易で施行作業性が向上するものの、内周面に係止片を有する係止リングが設けられた特殊な形状の袋ナットを要したり、あるいは、継手をその内側にボールが出没するように加工すると共に、その外側にこのボールを押動する摺動筒をばねで付勢して設ける必要があり、その構造が複雑になり、製造コストが高くなるという問題点があった。また、この係止片やボールは、スプリンクラーヘッドを抜け止めする機能しかなく、シール性は有していないので、水漏れを防止するためには、別途、Oリングなどのシール部材を必要とし、しかも、確実に水漏れを防止するためには、その組付精度を高くしなくてはならず、このことがスプリンクラーヘッドの挿着を困難にしたり、挿着時にOリングを傷付けたりするおそれがあるという新たな問題を引き起こすおそれがあった。
【0014】
さらにまた、係止片と係止溝の相互係止で取り付けられるようにしたスプリンクラーヘッドは、一度、継手に取り付けられると、容易に取り外すことができず、仮に取り外すことができたとしても、係止片が損傷し、再利用することができないので、結局、継手ごと交換しなくてはならず、メンテナンス性が悪いばかりか、補修の手間や費用もかかるという問題点があった。
【0015】
本発明は、上記従来のスプリンクラーヘッドの取付構造が有していた問題点の解決を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のうち、請求項1記載の発明は、スプリンクラーヘッドの取付部の外周に設けられた雄ねじを、継手の内周に設けられた雌ねじに螺合させることにより、この継手を介して立下り管にスプリンクラーヘッドを連結するスプリンクラーヘッドの取付構造において、上記継手とスプリンクラーヘッドの取付部との間に両者に接して水密を保持するためのシール部材を設けると共に、継手の内周にロックリングを拡径可能に設け、かつスプリンクラーヘッドの取付部の外周には、このロックリングが嵌合する段部を設けた。このことで、スプリンクラーヘッドのねじ込み終端位置において上記ロックリングが段部に嵌まり込むことにより、スプリンクラーヘッドが緩まないように継手に連結されるようにしたことを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、スプリンクラーヘッドの取付部の段部の上方に傾斜案内面が設けた構成を加え、スプリンクラーヘッドを継手にねじ込む際、傾斜案内面が継手に設けられたロックリングと摺接し、このロックリングを拡径して段部に案内するようにしたことを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明は、スプリンクラーヘッドの取付部の外周に設けられた雄ねじを、継手の内周に設けられた雌ねじに螺合させることにより、この継手を介して立下り管にスプリンクラーヘッドを連結するスプリンクラーヘッドの取付構造において、上記継手とスプリンクラーヘッドとの間に両者に接して水密を保持するためのシール部材を設けると共に、スプリンクラーヘッドの取付部の外周にロックリングを縮径可能に設け、かつ継手の内周には、このロックリングが嵌合する段部を設けた。このことで、スプリンクラーヘッドのねじ込み終端位置において上記ロックリングが段部に嵌まり込むことにより、スプリンクラーヘッドが緩まないように継手に連結されるようにしたことを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に、継手の段部の下方に傾斜案内面を設けた構成を加え、スプリンクラーヘッドを継手にねじ込む際、傾斜案内面がスプリンクラーヘッドに設けられたロックリングと摺接し、このロックリングを縮径して段部に案内するようにしたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造を示す要部切欠側面図、図2は、その部分拡大図である。図において符号10は、内周に雌ねじ11が設けられた略筒形の継手を示し、この継手11は、従来のものと同様に天井内に敷設された横配管(図示せず)に接続されて天井面近くまで下ろされた立下り管(図示せず)に接続されている。
【0022】
また、スプリンクラーヘッドSも従来のものと同様に、中程に設けられた六角ボルト状のレンチの係合部2の上側に、外周に雄ねじ5が形成された取付部1が設けられ、係合部2下側の本体3内には、火災時の熱を受けて分解し、消火用水の吐出口(図示せず)を開放する感熱破壊機構(図示せず)が内装されている。
【0023】
なお、図1において符号4は、この本体3の下側に設けられ、本体1が火災熱等を収熱して熱感知分解に要する収熱板を示す。
【0024】
ここにおいて、本発明の取付構造では、継手10の雌ねじ11が設けられた下側の内周に凹溝13を設け、ここにロックリング20を嵌め込んでいる。
【0025】
このロックリング20は、図4に示すように一部が切欠された平面視略C字形のものであり、ある程度、拡径し得るように、ばね鋼で形成されている。なお、このロックリング20の内径は、スプリンクラーヘッドSの取付部1の下端の外径よりやや小さく設定されている。従って、凹溝13に嵌め込まれた状態では、図3に示すようにその内端側が、継手10の内周面からやや内方に突出した状態に保持されている。
【0026】
また、この継手10の雌ねじ11の上側の内周には、係合溝12が設けられ、ここにシール部材となるOリング30が嵌め込まれている。
【0027】
一方、スプリンクラーヘッドSは、雄ねじ5が設けられた取付部1の下端側が拡径しており、ここに前記ロックリング20が嵌まり込む段部7を設けている。従って、この段部7は、スプリンクラーヘッドSを継手10にねじ込んで取り付けた際、そのねじ込み終端位置において、継手10に設けられた凹溝13と対向するようになっている。
【0028】
次に上記構成を有する継手10とスプリンクラーヘッドSの取付方について述べると、まず、図示しない立下り管に取り付けられて天井面に設けられた継手10の下方からその内側にスプリンクラーヘッドSの取付部1を挿入し、スプリンクラーヘッドSを回転させることにより、継手10の内周に設けられた雌ねじ11に取付部1の外周に設けられた雄ねじ5を螺合させ、スプリンクラーヘッドSをねじ込む。この時、ねじの部分には、その回転を妨げるシールテープやシール剤が存在せず、また、ねじ自体もテーパー状に形成されていないので、その作業が、レンチなどの工具を用いなくても容易に行える。
【0029】
そして、このようにしてスプリンクラーヘッドSを継手10にねじ込んでいくと、やがて雄ねじ5の下側に設けられた傾斜案内面6が、継手10の凹溝13に保持されたロックリング20と接し、スプリンクラーヘッドSのねじ込みに伴って、ばね性を有するロックリング20は、傾斜案内面6と摺接して拡径し、凹溝内13に押し込まれる。
【0030】
そして、この状態からさらにスプリンクラーヘッドSをねじ込むと、やがて、取付部1の下端外周に設けられた段部7が、凹溝13と向き合う位置となり、ここで凹溝13内に位置するように押し拡げられていたロックリング20は、自身の弾性復元力により、もとの状態に復帰し、この段部7内にその内端が嵌まり込む。よって、ねじ込まれていたスプリンクラーヘッドSは、クリック感を伴ってこの位置で停止し、それ以上のねじ込みが阻止される。この時、取付部1の上側は、継手10の係合溝12に保持されたOリング30の内側に挿入され、このOリング30で継手10とスプリンクラーヘッドSとの間が、水密に塞がれるようになっている。
【0031】
以上のようにして本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造では、スプリンクラーヘッドSを継手10にねじ込むだけで、容易にこの継手10に水漏れを生じないように取り付けることができる。よって、作業の際にシールテープの巻付けやシール剤の塗布などの防水手段を講じる必要がなく、また作業自体もレンチなどの工具を用いなくても容易に行え、しかも、ねじ込み終端位置がクリック感を伴って分かるので、ねじ込み過ぎるおそれがなく、作業者の違いによる取付位置のずれなどのムラが生じるおそれがない。
【0032】
また、本発明の取付構造では、ロックリング20は、図2に示すようにその内側の湾曲した弧状部分20aが段部7に係合しているので、ねじを緩める方向にスプリンクラーヘッドSを回転させれば、段部7の上側の角部7aがこの湾曲した個所に圧接し、ロックリング20を外側に押し拡げるように作用する。よって、取り付けの際よりも多少、大きな力を要するが、スプリンクラーヘッドSを継手10から取り外すことができ、しかもその際、ロックリング20を破損させるおそれがないので、取り外した後、同様にしてスプリンクラーヘッドSを再度、取り付けることができる。
【0033】
図5は、ロックリングの他の実施形態を示したものである。図示したように、この場合、ロックリング21をその内径が一定の円弧状のものとせず、所定位置で屈曲することにより、三個所の係止部21aを内方に突出するように形成したものである。そして、このロックリング21も上記のものと同様にスプリンクラーヘッドSを継手10にねじ込んだ際、その傾斜案内面6と接して外側に押し広げられるようになっており、段部7が設けられた位置で原状に復帰し、係止部21aが段部7に嵌まり込むことにより、スプリンクラーヘッドSを継手10に接続された状態に位置決め保持するように機能するものである。
【0034】
図6は、上記ロックリング21の係合状態を示した断面図である。図示したようにこのロックリング21は、断面が丸い線材で形成されたものではなく、内周側(図6において右側)が山形の断面略五角形状の部材で形成されている。従って、この場合、スプリンクラーヘッドSを継手10から取り外すように回転させると、段部7の上側の角部7aがロックリング21の内周上側の傾斜面に接して、このロックリング21を外側(図6において左側)に押し拡げるように作用し、このことでロックリング21と段部7との係合が外され、スプリンクラーヘッドSが継手10から取り外されるようになっている。
【0035】
図7は、本発明に係るスプリンクラーヘッドの他の取付構造を示した断面図である。図示したように、この場合は、ロックリング22を保持する凹溝9をスプリンクラーヘッドSの取付部1の外周に設け、このロックリング22が係合する段部14を継手10の内周に設けている。従って、このロックリング22は、スプリンクラーヘッドSの取り付けの際、継手10の内周に設けられた傾斜案内面15と摺接して、縮径するように内側に押し付けられるようになっており、段部14が設けられた位置で外方に開いてこの段部14に嵌まり込むようになっている。この時、凹溝9の上側に形成された係合溝8に保持されたOリング30が、継手10の内周面と接し、両者の間を水密に塞ぐようになっているのは、前記のものと全く同じである。従って、その機能は、前記実施形態のものと何ら変わるところはない。
【0036】
なおこの実施形態のものでは、スプリンクラーヘッドSを外す方向に回転させると、継手10に形成された段部14の下側の角部14aが、ロックリング22の外側の湾曲した面に圧接するので、ロックリング22は、縮径する方向の力を受け、段部14との係合が外れるようになっている。
【0037】
以上のようにして本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造では、スプリンクラーヘッドSが、取外し可能に継手10に容易に取り付けられ、かつだれが作業を行っても水漏れが生じないように正確な位置に確実に取り付けられるものである。
【0038】
なお、図示した実施の形態では、スプリンクラーヘッドSとして、感熱分解機構が本体3に内装されたものを例示したが、本発明の取付構造は、スプリンクラーヘッドがねじの螺合により取り付けられるものであればどのようなものであっても良く、例えば、フレームが馬蹄形となったフレームヨーク形のようなものであっても良い。
【0039】
また、図示した実施の形態では、ロックリング20,21として、周囲の一部が切欠されたものを例示したが、本発明の取付構造に用いられるロックリングは、係合する部分が縮径あるいは拡径する方向にばね性を有して押動可能なものであれば良く、例えば、複数の係止部を多角形状に連続させた環状のものであっても良い。
【0040】
さらにまた、図示した実施の形態では、ロックリング20,21,22は径方向には動き得るものの、上下方向には殆ど動き得ないように凹溝9,13に嵌まり込んだ状態のものを示したが、この凹溝9,13は、その溝幅(上下方向の寸法)がロックリング20,21,22の外径(あるいは厚み)よりやや大きくても良く、このようにすれば、スプリンクラーヘッドSを継手10に連結した状態で、スプリンクラーヘッドSの取付位置の微調整が可能となる。なお、このようにしてもロックリング20,21,22は、本来の抜け止めの機能を果たし、シール部材であるOリングは、スプリンクラーヘッドSと継手10の間に保持されることとなるので、水漏れを生じるおそれはない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち、請求項1や請求項3に記載したスプリンクラーヘッドの取付構造では、スプリンクラーヘッドのねじ込み終端位置においてロックリングが段部に嵌まり込み、スプリンクラーヘッドが継手に、シール部材であるOリングを介在させた状態で連結保持されるようにしたので、作業の際にシールテープの巻付けやシール剤の塗布などの防水手段を講じる必要がなく、また作業自体もレンチなどの工具を用いなくても容易に行える。よって、作業の困難なスプリンクラーヘッドの取付作業性の向上が図られ、作業員の負担が軽減されると共に、取付後においてもシールテープの破断片やシール剤の一部が、スプリンクラーヘッドの内部に混入して、その作動を妨げるおそれがなく、この種の装置において致命的な作動不良を引き起こすおそれがなくなる。
【0042】
また、スプリンクラーヘッドのねじ込み終端位置がクリック感を伴って分かるので、ねじ込み過ぎるおそれがなく、過大な力が作用することによる損傷事故が防止されると共に、複数の作業者で作業を行ってもその取付方にムラが生じず、スプリンクラーヘッドが水漏れを生じないように、正確な位置に確実に取り付けられるという効果がある。
【0043】
さらに、本発明の取付構造では、ロックリングなどを傷つけることなく、スプリンクラーヘッドを継手から取り外すことができるので、スプリンクラーヘッドの点検や交換が容易に行え、そのメンテナンス性にも優れている。
【0044】
また、請求項2や請求項4記載の発明では、ロックリングを案内する傾斜案内面を取付部の外周や継手の内周に設けているので、ロックリングの段部への送り込みが、円滑かつ確実になされ、一層の作業性の向上が図られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプリンクラーヘッドの取付構造の実施形態を示した要部切欠側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1に示した継手の要部横断面図である。
【図4】図1の取付構造に用いられたロックリングの平面図である。
【図5】ロックリングの他の例を示した継手取付状態の横断面図である。
【図6】他のロックリングによる係合状態を示した要部断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示した要部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 取付部
2 レンチの係合部
3 本体
4 収熱板
5 雄ねじ
6,15 傾斜案内面
7,14 段部
7a,14a 角部
8,12 係合溝
9,13 凹溝
10 継手
11 雌ねじ
20,21,22 ロックリング
20a 弧状部分
21a 係合部
S スプリンクラーヘッド

Claims (4)

  1. スプリンクラーヘッドの取付部の外周に設けられた雄ねじを、継手の内周に設けられた雌ねじに螺合させることにより、この継手を介して立下り管にスプリンクラーヘッドを連結するスプリンクラーヘッドの取付構造において、
    上記継手とスプリンクラーヘッドの取付部との間に両者に接して水密を保持するためのシール部材が設けられると共に、継手の内周にロックリングが拡径可能に設けられ、かつスプリンクラーヘッドの取付部の外周には、このロックリングが嵌合する段部が設けられ、スプリンクラーヘッドのねじ込み終端位置において上記ロックリングが段部に嵌まり込むことにより、スプリンクラーヘッドが緩まないように継手に連結されるようになされたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  2. スプリンクラーヘッドの取付部の段部の上方に傾斜案内面が設けられ、スプリンクラーヘッドを継手にねじ込む際、傾斜案内面が継手に設けられたロックリングと摺接し、このロックリングを拡径して段部に案内するようになされたことを特徴とする請求項1記載のスプリンクラーヘッドの取付構造。
  3. スプリンクラーヘッドの取付部の外周に設けられた雄ねじを、継手の内周に設けられた雌ねじに螺合させることにより、この継手を介して立下り管にスプリンクラーヘッドを連結するスプリンクラーヘッドの取付構造において、
    上記継手とスプリンクラーヘッドとの間に両者に接して水密を保持するためのシール部材が設けられると共に、スプリンクラーヘッドの取付部の外周にロックリングが縮径可能に設けられ、かつ継手の内周には、このロックリングが嵌合する段部が設けられ、スプリンクラーヘッドのねじ込み終端位置において上記ロックリングが段部に嵌まり込むことにより、スプリンクラーヘッドが緩まないように継手に連結されるようになされたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  4. 継手の段部の下方に傾斜案内面が設けられ、スプリンクラーヘッドを継手にねじ込む際、傾斜案内面がスプリンクラーヘッドに設けられたロックリングと摺接し、このロックリングを縮径して段部に案内するようになされたことを特徴とする請求項3記載のスプリンクラーヘッドの取付構造。
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