JP2004356294A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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平野  聡
Kozo Yamazaki
耕三 山崎
Takashi Suzuki
隆士 鈴木
Tatsuya Ito
達也 伊藤
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Abstract

【課題】接続パッドに溶着するハンダバンプの接続信頼性を向上させることができる配線基板の製造方法を提供すること。
【解決手段】配線基板101は、基板主面102に開口し開口径が110μm以下の主面側第1,第2開口1281,1282と、これらの中に配置された主面側第1,第2接続パッド1491,1492と、これら主面側第1,第2接続パッド1491,1492に溶着する第1,第2ハンダバンプ1511,1512とを備える。そして、その製造方法は、主面側第1,第2開口1281等にハンダペースト151Pを載置した後に、ハンダペースト151Pを主面側第1,第2接続パッド1491等側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、第1,第2ハンダバンプ1511等を形成する工程を備える。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICチップなどの電子部品やマザーボードなどの他の基板が接続される配線基板の製造方法に関し、特に、接合面にハンダバンプが形成された配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ICチップなどの電子部品やマザーボードなどの他の基板が接続される配線基板が知られている。例えば、図10に基板主面(接合面)902側の要部の部分拡大断面図を示す配線基板901が挙げられる。この配線基板901は、電子部品を搭載する基板主面902と、基板裏面(図示しない)とを有する略板形状である。配線基板901は、基板主面902側に樹脂絶縁層905を備える。そして、この樹脂絶縁層905上には、基板主面902に開口する多数の開口909が形成されたソルダーレジスト層907が積層されている。
【0003】
各開口909内には、ハンダ(ハンダバンプ917)を介して電子部品の端子と接続される接続パッド911がそれぞれ配置されている。具体的には、これらの接続パッド911は、樹脂絶縁層905の表面上に形成されたパッド913と、このパッド913上に被着したNiメッキ層915とからなる。各々のパッド913は、平面視略円形状の略板形状であり、その中央部913Tが開口909内に位置し、周縁部911Sがソルダーレジスト層907に覆われている。そして、パッド913の中央部913T上に、平面視略円形状のNiメッキ層915が被着している。
各開口909内の接続パッド911上には、ハンダバンプ917がそれぞれ溶着し、開口909内から基板主面902を越えて突出している。
【0004】
このような配線基板901のうち、ハンダバンプ917は、次のように製造する。即ち、樹脂絶縁層905、ソルダーレジスト層907及び接続パッド911を形成した基板本体を用意する。そして、ソルダーレジスト層907の開口909に対応した所定パターンの印刷マスクを用いて、各開口909にハンダペーストを印刷する。その後、加熱してハンダを溶解し、ハンダバンプ917を形成する。
なお、このような技術に関連する文献として、例えば、特許文献1が挙げられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−7753号公報(図7参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ハンダバンプ917が接続パッド911に溶着するには、ハンダペーストを加熱したときに、溶解したハンダが接続パッド911に濡れなければならない。
しかしながら、印刷時にハンダペーストが接続パッド911に接触していない場合には、ハンダペーストを加熱してハンダを溶解すると、図11に示すように、ハンダが自己の表面張力により略球形状となって、接続パッド911との間に隙間ができたままの状態となることがある。そうすると、ハンダバンプ917は接続パッド911に溶着しない。このような問題は、開口909の開口径(直径2R)が小さい場合や、開口909の深さ、即ち基板主面902から接続パッド911までの深さHが大きい場合、また、各開口909に印刷するハンダペースト量が多く、ハンダバンプ917の体積Vが大きい場合に特に生じやすい。
【0007】
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであって、接続パッドに溶着するハンダバンプを有する配線基板について、ハンダバンプの接続信頼性を向上させることができる配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
その解決手段は、接合面と、この接合面に開口し開口径が110μm以下(0は含まず)の開口であって、開口径がそれぞれ異なる複数種の開口と、これらの開口内にそれぞれ配置された接続パッドと、これらの接続パッドにそれぞれ溶着し上記接合面を越えて突出する複数種のハンダバンプと、を備える配線基板の製造方法であって、複数種の上記開口にそれぞれ異なる所定量のハンダペーストを載置した後に、これらのハンダペーストを上記接続パッド側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、複数種の上記ハンダバンプを形成するハンダバンプ形成工程を備える配線基板の製造方法である。
【0009】
前述したように、ハンダペーストを印刷する開口(例えば、ソルダーレジスト層の開口)の開口径が小さいと、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない不良が生じやすい。ハンダペーストが開口の奥まで入り込みにくく、印刷時にハンダペーストが接続パッドに接触しにくいためであると考えられる。特に、開口径が異なる開口が複数種存在する場合、開口によっては、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない不良が生じやすい。
これに対し、本発明では、開口径の異なる複数種の開口にそれぞれ異なる所定量のハンダペーストを載置した後に、ハンダペーストを接続パッド側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、ハンダバンプをそれぞれ形成する。このようにすれば、たとえ印刷時にハンダペーストが接続パッドに接触していなくても、ハンダが溶解したときに、ハンダが接続パッドに押し付けられて接続パッドに濡れるので、いずれの種類のハンダバンプも接続パッドに溶着する。従って、ハンダバンプを形成する開口の開口径が小さいにも拘わらず、いずれの種類のハンダバンプも接続信頼性を向上させることができる。
【0010】
本発明で製造する配線基板は、上記の構成を満たすものであればいずれのものでもよく、例えば、コア基板の両面に複数の絶縁層と配線層が交互に形成され、その両面にソルダーレジスト層が形成されたものや、コア基板の片面に複数の絶縁層や配線層が交互に形成され、その上にソルダーレジスト層が形成されたものなどが挙げられる。また、コア基板を有しない多層配線基板でもよい。
なお、絶縁層は、セラミック製でも樹脂製でもよい。即ち、絶縁体は、アルミナ、窒化アルミニウム、ガラスセラミック、低温焼成セラミックなどのセラミックでも、エポキシ樹脂、BT樹脂などの樹脂でも、あるいは、ガラス−エポキシ樹脂複合材料、セラミック−樹脂複合材料などの複合材料などであってもよい。
【0011】
また、接続パッドは、いずれの形態でもよく、例えば、絶縁層の層間に形成された導体層の一部である略平板形状のものの他、ビア導体を接続パッドとすることもできる。この場合、ビア導体は、中央部が凹んだ椀状のビア導体でも、ビア孔が完全に導体で埋まったフィルドビアでもよい。
また、開口は、平面視略円形状のものに限定されるものではなく、例えば、平面視略矩形状、平面視略楕円形状、平面視略長円形状など、いずれの形状であっても構わない。従って、本明細書でいう「開口径」とは、開口を平面視したときに、開口内の任意の2点間の距離が最大となる寸法をいう。
【0012】
また、他の解決手段は、接合面と、この接合面に開口する開口であって、開口径がそれぞれ異なる複数種の開口と、これらの開口内にそれぞれ配置された接続パッドと、これらの接続パッドにそれぞれ溶着し上記接合面を越えて突出する複数種のハンダバンプと、を備える配線基板の製造方法であって、上記ハンダバンプの各々の体積をVnとして、下記式(1)Vn=4π(rn)/3 …(1)から求めたrnが、そのハンダバンプが形成された上記開口の半径Rnと上記接合面から上記接続パッドまでの深さHnとの間で、下記式(2)Hn>rn−((rn)−(Rn)1/2 …(2)をそれぞれ満たすときに、複数種の上記開口にそれぞれ異なる所定量のハンダペーストを載置した後に、これらのハンダペーストを上記接続パッド側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、複数種の上記ハンダバンプを形成するハンダバンプ形成工程を備える配線基板の製造方法である。
【0013】
前述したように、ハンダペーストを印刷する開口(例えば、ソルダーレジスト層の開口)の開口径が小さい場合や、接合面から接続パッドまでの深さが大きい場合、ハンダバンプの体積が大きい場合に、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない不良が生じやすい。特に、開口径が異なる開口が複数種存在する場合、開口によっては、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない不良が生じやすい。
これを幾何学的に考えてみると、ハンダバンプの体積をVnとして、ハンダが溶解して略球状になったときには、式 Vn=4π(rn)/3からその半径rnが求まる。また、開口の半径をRnとすると、略球状のハンダのうち、開口内に入った部分の高さは、rn−((rn)−(Rn)1/2となる(図11参照)。この高さが、接合面から接続パッドまでの深さHnよりも小さいとき、溶解したハンダは接続パッドと接しない。つまり、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない。従って、式 Hn>rn−((rn)−(Rn)1/2を満たす場合に、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない不良が特に生じやすい。さらに、開口径が異なる開口が複数種存在する場合、開口によっては、ハンダバンプが接続パッドに溶着しない不良が生じやすい。
【0014】
このような条件において、本発明では、複数種の開口にそれぞれ異なる所定量のハンダペーストを載置した後に、これらのハンダペーストを接続パッド側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、ハンダバンプをそれぞれ形成する。このようにすれば、印刷時にハンダペーストが接続パッドに接触していなくても、ハンダが溶解したときに、ハンダが接続パッドに押し付けられて接続パッドに濡れるので、いずれの種類のハンダバンプも接続パッドに溶着する。従って、ハンダバンプが接続パッドに溶着しにくい条件にも拘わらず、いずれの種類のハンダバンプも接続信頼性を向上させることができる。
【0015】
さらに、上記のいずれかに記載の配線基板の製造方法であって、前記ハンダバンプ形成工程は、押圧面を有する治具を用い、上記押圧面により複数種の前記ハンダペーストを一括して前記接続パッド側に向けて押さえつつ、複数種の前記ハンダバンプを一括して形成する配線基板の製造方法とすると良い。
【0016】
本発明によれば、ハンダバンプ形成工程において、押圧面を有する治具を用い、この押圧面により、各々の開口に印刷されたハンダペーストを一括して接続パッド側に向けて押さえつつ、複数種のハンダバンプを一括して形成する。
このように、押圧面によりハンダペーストを押さえつつハンダバンプを形成すれば、各々のハンダバンプの頂面が平坦とされる。しかも、押圧面により一括してハンダペーストを押さえつつ一括してハンダバンプを形成するので、特に、開口径が異なる開口が複数種存在する場合であっても、いずれの開口に形成したハンダバンプについてもハンダバンプのコポラナリティを向上させることができる。
治具は、一括してハンダペーストを抑えることができる押圧面を有するものであれば、いずれも形態であっても構わない。例えば、平板形状のガラス板などを利用することができる。また、ガラス板に押圧面の位置を規定する脚部が付いたものなどを用いることもできる。
【0017】
さらに、上記の配線基板の製造方法であって、前記治具は前記押圧面の位置を規定する脚部を有し、前記ハンダバンプ形成工程は、上記脚部を前記接合面に向けて上記治具を上記接合面上に載置し、少なくともハンダを溶解したときに、上記脚部を上記配線基板に当接させて、上記押圧面と上記接合面とを所定間隔とする配線基板の製造方法とすると良い。
【0018】
本発明によれば、治具は、押圧面とこの押圧面の位置を規定する脚部とを有する。そして、ハンダバンプ形成工程において、脚部を接合面に向けて治具を接合面上に載置し、少なくともハンダを溶解したときに、脚部を配線基板に当接させて、押圧面と接合面とを所定間隔とする。
このようにしてハンダバンプを形成すれば、特に、開口径が異なる開口が複数種存在する場合であっても、ハンダが潰れすぎて隣り合うハンダバンプ同士で繋がるなどの不具合が生じることなく、いずれの開口に形成したハンダバンプについても、ハンダバンプの高さを容易に所定値とすることができる。
なお、治具の脚部は、少なくともハンダを溶解したときに、配線基板に当接させればよいから、治具を接合面上に載置するときに脚部を配線基板に当接させてもよいし、ハンダが溶解して初めて脚部が配線基板に当接するようにしてもよい。いずれにしてもハンダが溶解したときに脚部が配線基板に当接すれば、押圧面と接合面とを所定間隔とし、ハンダバンプの高さを所定値とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の配線基板101について、図1に部分断面図を、図2に基板主面102側の要部の部分拡大断面図を示す。この配線基板101は、ICチップやチップコンデンサなどの電子部品が搭載される基板主面(接合面)102と、その反対の基板裏面103とを有する略矩形の略板形状である。配線基板101は、その中心にガラス−エポキシ樹脂からなる厚さ約800μmのコア基板111を備える。そして、このコア基板111のコア主面112上には、エポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの主面側第1絶縁層121が積層され、その上には、同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの主面側第2絶縁層124が積層され、さらにその上には、同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの主面側ソルダーレジスト層127が積層されている。また同様に、コア基板111のコア裏面113上には、エポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの裏面側第1絶縁層131が積層され、その上には、同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの裏面側第2絶縁層134が積層され、さらにその上には、同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの裏面側ソルダーレジスト層137が積層されている。
【0020】
このうちコア基板111には、これを貫通する直径約350μmのスルーホール115が所定の位置に多数形成され、その内周面には、Cuからなる略筒状の厚さ約20μmのスルーホール導体116がそれぞれ形成されている。そして、各スルーホール導体116内には、エポキシ樹脂等からなる略円柱形状の樹脂充填体117がそれぞれ形成されている。
また、主面側第1絶縁層121には、これを貫通するビア孔122が所定の位置に多数形成され、その内壁面には、Cuからなる椀状のビア導体123がそれぞれ形成されている。また、主面側第2絶縁層124にも、これを貫通するビア孔125が所定の位置に多数形成され、その内壁面には、Cuからなる椀状のビア導体126がそれぞれ形成されている。また、主面側ソルダーレジスト層127には、これを貫通する主面側第1開口1281と主面側第2開口1282がそれぞれ所定の位置に多数形成されている。主面側第1開口1281は、平面視略円形状であり、その開口径(直径2R1)は約80μmである。従って、半径R1は約40μmである。一方、主面側第2開口1282は、平面視略円形状であり、その開口径(直径2R2)は約100μmである。従って、半径R2は約50μmである。
【0021】
また同様に、裏面側第1絶縁層131にも、これを貫通するビア孔132が所定の位置に多数形成され、その内壁面には、Cuからなる椀状のビア導体133がそれぞれ形成されている。また、裏面側第2絶縁層134にも、これを貫通するビア孔135が所定の位置に多数形成され、その内壁面には、Cuからなる椀状のビア導体136がそれぞれ形成されている。また、裏面側ソルダーレジスト層137には、これを貫通する平面視略円形状の裏面側開口138が所定の位置に多数形成されている。
【0022】
コア基板111と主面側第1絶縁層121との層間には、配線やパッドを有し、コア基板111のスルーホール導体116及び主面側第1絶縁層121のビア導体123と接続する所定パターンの主面側第1導体層141が形成されている。
また、主面側第1絶縁層121と主面側第2絶縁層124との層間にも、配線やパッドを有し、主面側第1絶縁層121のビア導体123及び主面側第2絶縁層124のビア導体126と接続する所定パターンの主面側第2導体層143が形成されている。
また、主面側第2絶縁層124と主面側ソルダーレジスト層127との層間にも、配線やパッドを有し、主面側第2絶縁層124のビア導体126と接続する所定パターンの主面側第3導体層145が形成されている。
【0023】
この主面側第3導体層145のうち、一部のパッド(主面側第1パッド1471)は、主面側ソルダーレジスト層127の主面側第1開口1281の所に配置され、また、一部のパッド(主面側第2パッド1472)は、主面側ソルダーレジスト層127の主面側第2開口1282の所に配置されている。具体的には、図2に示すように、主面側第1パッド1471は、厚さ約15μmの平面視略円形状の略板形状であり、その中央部1471Tが主面側第1開口1281内に配置され、その周縁部1471Sが主面側ソルダーレジスト層127に覆われている。そして、主面側第1パッド1471の中央部1471T上には、厚さが約5μmで平面視略円形状の主面側第1Niメッキ層1481がそれぞれ被着し、主面側第1パッド1471と主面側第1Niメッキ層1481とからなる主面側第1接続パッド1491を構成している。基板主面102からこの主面側第1接続パッド1491までの深さH1は、約35μmである。一方、主面側第2パッド1472も、厚さ約15μmの平面視略円形状の略板形状であり、その中央部1472Tが主面側第2開口1282内に配置され、その周縁部1472Sが主面側ソルダーレジスト層127に覆われている。そして、主面側第2パッド1472の中央部1472T上には、厚さが約5μmで平面視略円形状の主面側第2Niメッキ層1482がそれぞれ被着し、主面側第2パッド1472と主面側第2Niメッキ層1482とからなる主面側第2接続パッド1492を構成している。基板主面102からこの主面側第2接続パッド1492までの深さH2は、深さH1と同じく約35μmである。
【0024】
主面側第1接続パッド1491上(主面側第1Niメッキ層1481上)には、主面側第1開口1281内から基板主面102を越えて突出する第1ハンダバンプ1511がそれぞれ形成されている。各々の第1ハンダバンプ1511の体積V1は、約3.82×10μmである。これらの第1ハンダバンプ1511は、主面側第1接続パッド1491に確実に溶着し、接続信頼性が高い。また、各々の第1ハンダバンプ1511の頂部は平坦とされ、また、基板主面102からの高さが約20μmと所定値とされ、しかも、これらの第1ハンダバンプ1511は、コポラナリティに優れている。一方、主面側第2接続パッド1492上(主面側第2Niメッキ層1482上)には、主面側第2開口1282内から基板主面102を越えて突出する第2ハンダバンプ1512がそれぞれ形成されている。各々の第2ハンダバンプ1512の体積V2は、約7.46×10μmである。これらの第2ハンダバンプ1512も、主面側第2接続パッド1492に確実に溶着し、接続信頼性が高い。また、各々の第2ハンダバンプ1512の頂部は平坦とされ、また、基板主面102からの高さが約20μmと所定値とされ、しかも、これらの第2ハンダバンプ1512は、コポラナリティに優れている。
【0025】
一方、図1に示すように、コア基板111と裏面側第1絶縁層131との層間にも、配線やパッドを有し、コア基板111のスルーホール導体116及び裏面側第1絶縁層131のビア導体133と接続する所定パターンの裏面側第1導体層161が形成されている。
また、裏面側第1絶縁層131と裏面側第2絶縁層134との層間にも、配線やパッドを有し、裏面側第1絶縁層131のビア導体133及び裏面側第2絶縁層134のビア導体136と接続する所定パターンの裏面側第2導体層163が形成されている。
また、裏面側第2絶縁層134と裏面側ソルダーレジスト層137との層間にも、配線やパッドを有し、裏面側第2絶縁層134のビア導体136と接続する所定パターンの裏面側第3導体層165が形成されている。
【0026】
この裏面側第3導体層165のうち、一部の裏面側パッド167は、裏面側ソルダーレジスト層137の裏面側開口138の所にそれぞれ配置されている。具体的には、この裏面側パッド167も、厚さ約15μmの平面視略円形状の略板形状であり、その中央部が裏面側開口138内に配置され、その周縁部が裏面側ソルダーレジスト層137に覆われている。そして、裏面側パッド167の中央部上には、厚さが約5μmで平面視略円形状の裏面側Niメッキ層168がそれぞれ被着し、裏面側パッド167と裏面側Niメッキ層168とからなる裏面側接続パッド169を構成している。さらに、この裏面側接続パッド169上には、酸化防止のため、厚さ約0.05μmのごく薄い裏面側Auメッキ層170がそれぞれ被着している。
【0027】
次いで、この配線基板101の製造方法について説明する。
まず、公知の手法により、図3に示す基板本体110を製造する。具体的に説明すると、まず、コア基板111を用意し、これにドリル等で所定の位置にスルーホール115を穿孔する。次に、Cu無電解メッキとCu電解メッキを順次施し、スルーホール115の内周面に略筒状のスルーホール導体116を形成すると共に、コア主面112とコア裏面113の略全面にベタ状導体層を形成する。
次に、スルーホール導体116内に樹脂ペーストを印刷充填し、その後、樹脂ペーストを熱硬化させて、樹脂充填体117を形成する。そして、この樹脂充填体117の端部を研磨除去し、コア主面112及びコア裏面113を面一にする。さらに、Cu無電解メッキとCu電解メッキを順次施し、樹脂充填体117上に蓋メッキ層を形成する。
次に、コア主面112とコア裏面113のベタ状導体層上に、フォトリソグラフィ法により所定パターンのエッチングレジスト層をそれぞれ形成する。そして、エッチングレジスト層から露出する導体層をエッチング除去し、ベタ状導体層をパターン化して、主面側第1導体層141と裏面側第1導体層161を形成する。
【0028】
次に、コア主面112及び主面側第1導体層141上に、フォトリソグラフィ法により、所定の位置にビア孔122を多数有する主面側第1絶縁層121を形成する。また同様にして、コア裏面113及び裏面側第1導体層161上に、所定の位置にビア孔132を多数有する裏面側第1絶縁層131を形成する。
次に、主面側第1絶縁層121のビア孔122にビア導体123を形成すると共に、裏面側第1絶縁層131のビア孔132にビア導体133を形成する。また、主面側第1絶縁層121上に主面側第2導体層143を形成し、裏面側第1絶縁層131上に裏面側第2導体層163を形成する。具体的には、Cu無電解メッキを施し、主面側第1絶縁層121上及びそのビア孔122内、裏面側第1絶縁層131上及びそのビア孔132内に、無電解メッキ層を形成する。その後、主面側第1絶縁層121上の無電解メッキ層上と裏面側第1絶縁層131上の無電解メッキ層上に、フォトリソグラフィ法により所定パターンのメッキレジスト層を形成する。その後、Cu電解メッキを施し、各々のメッキレジスト層から露出する無電解メッキ層上に所定パターンの電解メッキ層を形成する。その後、メッキレジスト層をそれぞれ剥離して、露出した無電解メッキ層をエッチングにより除去し、所定パターンの主面側第2導体層143と裏面側第2導体層163を形成する。
【0029】
次に、主面側第1絶縁層121及び主面側第2導体層143上に、フォトリソグラフィ法により、所定の位置にビア孔125を多数有する主面側第2絶縁層124を形成する。また同様にして、裏面側第1絶縁層131及び裏面側第2導体層163上に、所定の位置にビア孔135を多数有する裏面側第2絶縁層134を形成する。
次に、主面側第2絶縁層124のビア孔125にビア導体126を形成すると共に、裏面側第2絶縁層134のビア孔135にビア導体136を形成する。また、主面側第2絶縁層124上に主面側第3導体層145を形成し、裏面側第1絶縁層134上に裏面側第2導体層165を形成する。この工程は、前述したビア導体123,133、主面側第2導体層143及び裏面側第2導体層163の形成と同様に行えばよい。
【0030】
次に、主面側第2絶縁層124及び主面側第3導体層145上に、フォトリソグラフィ法により、所定の位置に主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282をそれぞれ多数有する主面側ソルダーレジスト層127を形成する。また同様にして、裏面側第2絶縁層134及び裏面側第3導体層165上に、所定の位置に裏面側開口138を多数有する裏面側ソルダーレジスト層137を形成する。
次に、Niメッキを施し、主面側ソルダーレジスト層127の主面側第1開口1281内に露出する主面側第1パッド1471上に、厚さ約5μmの主面側第1Niメッキ層1481を被着させ、主面側第1接続パッド1491を形成すると共に、主面側第2開口1282内に露出する主面側第2パッド1472上に、厚さ約5μmの主面側第2Niメッキ層1482を被着させ、主面側第2接続パッド1492を形成する。またこれと共に、裏面側ソルダーレジスト層137の裏面側開口138内に露出する裏面側パッド167上にも、厚さ約5μmの裏面側Niメッキ層168を被着させ、裏面側接続パッド169を形成する。
次に、Auメッキを施し、酸化防止のため、主面側第1Niメッキ層1481上に、厚さ約0.05μmのごく薄い主面側第1Auメッキ層1501を形成し、また、主面側第2Niメッキ層1482上に、厚さ約0.05μmのごく薄い主面側第2Auメッキ層1502を形成すると共に、裏面側Niメッキ層168上にも、厚さ約0.05μmのごく薄い裏面側Auメッキ層170を形成すれば、図3に示す基板本体110ができる。
【0031】
次に、ハンダバンプ形成工程において、各々の主面側第1接続パッド1491上に第1ハンダバンプ1511を形成すると共に、各々の主面側第2接続パッド1492上に第2ハンダバンプ1512を形成する。
具体的には、まず、主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282に対応した所定パターンの印刷マスクを用いて、図4及び図5に示すように、各々の主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282にハンダペースト151Pを印刷する。ハンダペースト151Pは、ハンダ粉末の他、樹脂、活性剤、チキソ剤、溶剤等を有するので、主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282に印刷するハンダペースト151Pの体積は、後述する第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512の体積よりもそれぞれ大きい。なお、図4は複数の主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282を含む中央部の部分断面図を示し、図5は主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282近傍の部分拡大断面図を示している。以下に示す図6〜図9についても同様である。
【0032】
主面側第1開口1281は、開口径(直径2R1)が約80μmと小さいため、特に、単にハンダペースト151Pを印刷しただけでは、ハンダペースト151Pは主面側第1接続パッド1491まで達せずに、ハンダペースト151Pと主面側第2接続パッド1491との間に隙間ができるものがある。また、主面側第2開口1282も、開口径(直径2R2)が約100μmと小さいため、特に、単にハンダペースト151Pを印刷しただけでは、ハンダペースト151Pは主面側第2接続パッド1492まで達せずに、ハンダペースト151Pと主面側第2接続パッド1492との間に隙間ができるものがある。なお、図中では、便宜上、すべてのハンダペースト151Pが主面側第1,第2接続パッド1491,1492に接触していない状態を示してある。
【0033】
次に、図6及び図7に示すように、基板主面102上にハンダ押圧治具JGを載置する。このハンダ押圧治具JGは、ガラスからなり、押圧平面JG1を有する略板形状の治具本体JG2と、ガラスからなり、押圧平面JG1の周縁近傍に固着された厚さ(高さ)約20μmの脚部JG3とを有する。このハンダ押圧治具JGは、脚部JG3を基板本体110の基板主面102に向け、押圧平面JG1が各々のハンダペースト151Pの頂部に一括して接するように載置する。
その際、各ハンダペースト151Pは、ハンダ押圧治具JGの重量で主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492側に押さえ付けられるが、この状態では、まだ主面側第1接続パッド1491や主面側第2接続パッド1492に接触しないハンダペースト151Pがある。また、ハンダ押圧治具JGの重量でハンダペースト151Pは若干押し潰されるが、ハンダペースト151Pの抗力により、ハンダ押圧治具JGの脚部JG3は基板主面102に当接せずに浮いた状態で、脚部JG3と基板主面102との間には隙間ができる。なお、荷重をかけてハンダ押圧治具JGを基板主面102側に押さえ付けたり、ハンダ押圧治具JGを重くするなどして、この段階で脚部JG3が基板主面102に当接するようにしてもよい。
【0034】
次に、ハンダ押圧治具JGを載置した基板本体110をリフロー炉に入れ、図8及び図9に示すように、ハンダペースト151P中のハンダを加熱して溶解する。即ち、押圧面JG1により各ハンダペースト151Pを主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492側に押さえ付けた状態で、ハンダを加熱して溶解する。
その際、主面側第1接続パッド1491に接触していなかったハンダペースト151Pや主面側第2接続パッド1492に接触していなかったハンダペースト151Pについては、溶解したハンダが自己の表面張力により略球状になろうとする。しかし、押圧面JG1がハンダを主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492側に押さえ付けているので、溶解したハンダは略球状になることができず、ハンダの一部が主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492に接して、主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492にそれぞれ濡れ拡がる。勿論、既に主面側第1接続パッド1491や主面側第2接続パッド1492に接触していたハンダペースト151Pについても、溶解したハンダが主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492にそれぞれ濡れ拡がる。なお、このときに、主面側第1Auメッキ層1501及び主面側第2Auメッキ層1502のAuは、ハンダ内に拡散するので、ハンダは、主面側第1接続パッド1491の主面側第1Niメッキ層1481及び主面側第2接続パッド1492の主面側第2Niメッキ層1482にそれぞれ濡れ拡がる。
【0035】
ハンダが溶解すると、その体積がハンダペースト151Pよりも減少するので、ハンダ押圧治具JGの脚部JG3は基板主面102に当接し、基板主面102と押圧平面JG1とが所定間隔となる。一方、脚部JG3により押圧平面JG1の位置が規制されるので、押圧平面JG1が必要以上にハンダを押さえ付け、ハンダが必要以上に潰れることがない。従って、ハンダが潰れて隣り合うハンダ同士で繋がるなどの不具合も生じない。
【0036】
その後は、加熱を停止してハンダを放冷し固化する。そうすると、主面側第1接続パッド1491に第1ハンダバンプ1511が形成され、主面側第2接続パッド1492に第2ハンダバンプ1512が形成される。
ハンダを溶解したときに、いずれのハンダも主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492に濡れ拡がっているので、第1ハンダバンプ1511は主面側第1接続パッド1491に、第2ハンダバンプ1512は主面側第2接続パッド1492に確実に溶着する。従って、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512の接続信頼性を高くすることができる。さらに、これらの第1,第2ハンダバンプ1511,1512は、その頂部が押圧面JG1により押さえられた状態で固化するので、頂部が平坦となる。また、押圧面JG1により一括してハンダを押さえ付けつつハンダを固化するので、第1,第2ハンダバンプ1511,1512のコポラナリティも向上する。
その後、ハンダ押圧治具JGを取り除けば、配線基板101が完成する。
【0037】
以上で説明したように、本実施形態では、主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282にハンダペースト151Pを載置した後に、ハンダペースト151Pを主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512を形成する。このようにすれば、ハンダが溶解したときに、ハンダが主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492に押し付けられ、主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492に濡れるので、主面側第1開口1281の開口径(直径2R1=約80μm)及び主面側第2開口1282の開口径(直径2R2=約100μm)が110μm以下と小さくても、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512が主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492にそれぞれ確実に溶着する。従って、これら第1,第2ハンダバンプ1511,1512の接続信頼性を向上させることができる。
【0038】
また、本実施形態に係る配線基板101では、第1ハンダバンプ1511の体積(約3.82×10 μm )をV1として、ハンダが溶解して略球状になったと仮定すると、V1=4π(r1)/3からその半径r1が約45μmと求まる。また、主面側第1開口1281の半径(約40μm)をR1とすると、略球状となるハンダのうち、主面側第1開口1281内に入る部分の高さは、r1−((r1)−(R1)1/2から約24.4μmと仮定できる。この高さは、基板主面102から主面側第1接続パッド1491までの深さH1(約35μm)よりも小さいので、ハンダが略球状となった場合に主面側第1接続パッド1491と接触しない。従って、第1ハンダバンプ1511が主面側第1接続パッド1491に溶着しない不良が特に生じやすい。また、第2ハンダバンプ1512の体積(約7.46×10 μm )をV2として、ハンダが溶解して略球状になったと仮定すると、V2=4π(r2)/3からその半径r2が約56.25μmと求まる。また、主面側第2開口1282の半径(約50μm)をR2とすると、略球状となるハンダのうち、主面側第2開口1282内に入る部分の高さは、r2−((r2)−(R2)1/2から約30.48μmと仮定できる。この高さは、基板主面102から主面側第2接続パッド1492までの深さH2(約35μm)よりも小さいので、ハンダが略球状となった場合に主面側第2接続パッド1492と接触しない。従って、第2ハンダバンプ1512が主面側第2接続パッド1492に溶着しない不良が特に生じやすい。
【0039】
しかし、本実施形態では、主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282にハンダペースト151Pを載置した後に、ハンダペースト151Pを主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512を形成する。このため、実際には、ハンダが溶解したときに、ハンダが主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492に押し付けられて主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492にそれぞれ濡れるので、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512が主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492にそれぞれ溶着する。従って、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512が主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492にそれぞれ溶着しにくい条件にも拘わらず、第1,第2ハンダバンプ1511,1512の接続信頼性を向上させることができる。
【0040】
さらに、本実施形態では、押圧平面JG1を有するハンダ押圧治具JGを用い、この押圧平面JG1により、各々の主面側第1開口1281及び主面側第2開口1282に印刷されたハンダペースト151Pを一括して主面側第1接続パッド1491及び主面側第2接続パッド1492側に向けて押さえつつ、複数の第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512を一括して形成する。このように、押圧平面JG1によりハンダペースト151Pを押さえつつ第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512を形成すれば、各々の第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512の頂面が平坦とされる。しかも、押圧平面JG1により一括してハンダペースト151Pを押さえつつ第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512を形成するので、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512のコポラナリティも向上させることができる。
【0041】
また、本実施形態では、ハンダ押圧治具JGは、押圧平面JG1とこの押圧平面JG1の位置を規定する脚部JG3を有する。そして、ハンダバンプ形成工程において、脚部JG3を基板主面102側に向けてハンダ押圧治具JGを基板主面102に載置し、ハンダを溶解したときに、脚部JG3を基板主面102に当接させて、押圧平面JG1と基板主面102とを所定間隔とする。このようにして第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512を形成すれば、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512が潰れすぎて隣り合う第1,第2ハンダバンプ1511,1512同士で繋がるなどの不具合が生じることなく、第1ハンダバンプ1511及び第2ハンダバンプ1512の高さを、容易に所定値とすることができる。
【0042】
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る配線基板の部分断面図である。
【図2】実施形態に係る配線基板の基板主面側の要部の部分拡大断面図である。
【図3】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、基板本体の中央部の部分断面を示す説明図である。
【図4】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、ハンダペーストを印刷した状態の基板本体の中央部の部分断面を示す説明図である。
【図5】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、ハンダペーストを印刷した状態の要部の部分拡大断面を示す説明図である。
【図6】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、ハンダ押圧治具を載置した状態の基板本体の中央部の部分断面を示す説明図である。
【図7】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、ハンダ押圧治具を載置した状態の要部の部分拡大断面を示す説明図である。
【図8】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、ハンダを加熱溶解した状態の基板本体の中央部の部分断面を示す説明図である。
【図9】実施形態に係る配線基板の製造方法に関し、ハンダを加熱溶解した状態の要部の部分拡大断面を示す説明図である。
【図10】従来技術に係る配線基板の要部の部分拡大断面図である。
【図11】従来技術に係る配線基板の製造方法に関し、加熱溶解したハンダが接続パッドに濡れない状態を示す説明図である。
【符号の説明】
101 配線基板
102 基板主面(接合面)
103 基板裏面
1281 主面側第1開口
1282 主面側第2開口
1471 主面側第1パッド
1472 主面側第2パッド
1481 主面側第1Niメッキ層
1482 主面側第2Niメッキ層
1491 主面側第1接続パッド
1492 主面側第2接続パッド
1501 主面側第1Auメッキ層
1502 主面側第2Auメッキ層
1511 第1ハンダバンプ
1512 第2ハンダバンプ
151P ハンダペースト
JG ハンダ押圧治具
JG1 押圧平面
JG2 治具本体
JG3 脚部

Claims (4)

  1. 接合面と、
    この接合面に開口し開口径が110μm以下の開口であって、開口径がそれぞれ異なる複数種の開口と、
    これらの開口内にそれぞれ配置された接続パッドと、
    これらの接続パッドにそれぞれ溶着し上記接合面を越えて突出する複数種のハンダバンプと、
    を備える配線基板の製造方法であって、
    複数種の上記開口にそれぞれ異なる所定量のハンダペーストを載置した後に、これらのハンダペーストを上記接続パッド側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、複数種の上記ハンダバンプを形成するハンダバンプ形成工程を備える
    配線基板の製造方法。
  2. 接合面と、
    この接合面に開口する開口であって、開口径がそれぞれ異なる複数種の開口と、
    これらの開口内にそれぞれ配置された接続パッドと、
    これらの接続パッドにそれぞれ溶着し上記接合面を越えて突出する複数種のハンダバンプと、
    を備える配線基板の製造方法であって、
    上記ハンダバンプの各々の体積をVnとして、下記式(1)
    Vn=4π(rn)/3 …(1)
    から求めたrnが、そのハンダバンプが形成された上記開口の半径Rnと上記接合面から上記接続パッドまでの深さHnとの間で、下記式(2)
    Hn>rn−((rn)−(Rn)1/2 …(2)
    をそれぞれ満たすときに、
    複数種の上記開口にそれぞれ異なる所定量のハンダペーストを載置した後に、これらのハンダペーストを上記接続パッド側に向けて押さえつつ、加熱してハンダを溶解し、複数種の上記ハンダバンプを形成するハンダバンプ形成工程を備える
    配線基板の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の配線基板の製造方法であって、
    前記ハンダバンプ形成工程は、押圧面を有する治具を用い、上記押圧面により複数種の前記ハンダペーストを一括して前記接続パッド側に向けて押さえつつ、複数種の前記ハンダバンプを一括して形成する
    配線基板の製造方法。
  4. 請求項3に記載の配線基板の製造方法であって、
    前記治具は前記押圧面の位置を規定する脚部を有し、
    前記ハンダバンプ形成工程は、上記脚部を前記接合面に向けて上記治具を上記接合面上に載置し、少なくともハンダを溶解したときに、上記脚部を上記配線基板に当接させて、上記押圧面と上記接合面とを所定間隔とする
    配線基板の製造方法。
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