JP2004355045A - 流量制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流量制御弁10は、支持部材30やクランプ55により、流量センサ40、レギュレータ60及び流路本体13が一体的に構成されるとともに、それらが互いに着脱可能となっている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガス等の流体の流量制御を行う流量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、流量制御装置は、電子部品や自動車部品等の製造工場におけるリフロー処理や塗装処理、半導体プロセスで使用される原料ガス(ハロゲン系ガス等)の流量制御等に使用されている。例えば、図8に示すように、半導体プロセスで使用される流量制御装置としてのマスフローコントローラ90が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
マスフローコントローラ90は、流路本体92を備え、同流路本体92には、ガス(流体)が流入する流入口93と、ガスを流出する流出口94とが設けられている。流路本体92の上部には、流量センサ95や圧電素子弁97等が設置され、これら流量センサ95や圧電素子弁97は、略箱状に形成されたケース本体91内に収容されている。流量センサ95の内部には、流路本体92内のメイン流路92aと連通したバイパス流路95aが形成されている。流量センサ95は、図示しない感熱コイルや抵抗素子等により、バイパス流路95a内のガス流量を測定する。また、圧電素子弁97の内部には、図示しない積層圧電素子、弁体及び弁座等が備えられており、流量センサ95からの制御信号に基づいて弁体の開度調整を行う。マスフローコントローラ90は、流入口93と流出口94とがガス配管98に取付けられることで、ガスの流量制御を行なうようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−281759号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のマスフローコントローラ90は、その種類ごとにガス流量の測定可能な範囲が制限されている。このため、製造プロセスの諸条件が変更された場合に、ガス流量が大幅に変更されることで、既存のマスフローコントローラ90が使用不能となるという問題があった。近年、製品のライフサイクルの短縮化が進み、設備コストの低減が求められていることから、プロセス条件の大幅な変更にも対応可能な汎用性の高い流量制御弁が要求されている。
【0006】
また、マスフローコントローラ90は、ハロゲン系ガス等の特殊なガスを対象としていることから、ボディ材質等の制約により高価となること、高精度化を追求するため回路が複雑になること、応答速度が遅い等の問題があった。これと用途が異なる圧縮空気等の流量制御については、高応答性、低コスト化の要求から、電空変換器を用いたシステムで構築されており、流量センサを用いた流量制御弁として一体化されたものは、これまで無かった。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用性の高い流量制御弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、両端に開口部を有する流路本体と、前記流路本体内のメイン流路から分岐したバイパス流路におけるガス流量を測定する流量センサと、前記流量センサで測定された前記ガス流量に基づいて前記メイン流路におけるガスの流量制御を行う流量制御弁とを一体的に構成した流量制御装置において、前記流量センサ、前記流量制御弁及び前記流路本体を互いに着脱可能に構成したことをその要旨とする。
【0009】
この構成にすれば、流量センサ、制御弁及び流路本体は互いに着脱可能であることから、それらを部分的に交換することができる。このため、プロセス条件が大幅に変更されたとしても、流量制御装置の性能を十分に発揮させることができる。しかも、ユーザは、流量センサ、制御弁及び流路本体を適宜組み合わせることで、各種プロセス条件に最適な流量制御装置を構成することが可能となる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記流量制御弁は、前記流路本体の上流側端部又は下流側端部に、接続手段を介して選択可能に配置されていることをその要旨とする。
【0011】
この構成にすれば、流量制御装置の設置条件等に応じて、流路本体の上流側端部又は下流側端部に、同流量制御弁を選択的に配置することが可能となる。このため、流量制御装置のレイアウト性を向上させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記流量センサは前記流路本体の上部に配置され、前記流量制御弁は前記流路本体の下流側端部に配置されていることをその要旨とする。
【0013】
この構成にすれば、流路本体の上部に流量センサを設置し、流路本体の下流側端部に流量制御弁を設置することで、流量制御装置が占める設置スペースを小さく抑えることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の発明において、前記流量センサを支持する支持部材を備え、前記支持部材の支持軸に対し前記流量センサを回動可能とするとともに、同流量センサの外面には、ガス流量を表示するための表示部が設けられていることをその要旨とする。
【0015】
この構成にすれば、流量センサが支持部材の支持軸に対し回動可能であるため、ユーザの目線に合わせて、同流量センサの外面に設けられた表示部の角度を適宜調節することが可能となる。よって、ユーザは、ガス流量を容易に視認することができ、流量制御装置の操作性が向上する。
【0016】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の発明において、前記流路本体内には前記開口部から前記メイン流路に沿って収容部が形成され、前記収容部内の内奥側端部には、前記メイン流路の有効断面積となる孔部を有するオリフィス板と同オリフィス板を取り付けるための筒状体とが、前記開口部を介して前記流路本体内に挿入されていることをその要旨とする。
【0017】
この構成にすれば、流路本体の開口部を介して筒状体を取り外すことによって、収容部の内奥側端部に配置されたオリフィス板を容易に交換することができる。このため、流量制御装置において、バイパス流路に分流される流量を容易に変更でき、多レンジの流量に対応することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。本実施形態において、流量制御装置としての流量制御弁10は、空気や不活性ガス等の流量制御を行なうためのものであり、図示しない接続構造を介して、ガス配管や製造装置等に対し取付可能となっている。
【0019】
図1に示すように、流量制御弁10は、両端に開口部11,12を有する略筒状の流路本体13を備えている。流路本体13内には、開口部11から流入されたガスの流れるメイン流路14が形成されている。
【0020】
流路本体13内には収容部11bが形成されており、この収容部11bには、スペーサ15、ガス整流板16、カラー17及びオリフィス板18等が配置されている。収容部11bの開口部11側には、複数個のガス整流板16が円環状のスペーサ15を介して一定間隔で配置され、収容部11bの内奥側には、筒状体としてのカラー17や、バイパス流路54に分流される流量比を決定する孔部18aを有するオリフィス板18が配置されている。この場合、オリフィス板18は、カラー17により押圧されることで、収容部11bの内奥側端部に支持されている。
【0021】
カラー17の一端面及びオリフィス板18には、それぞれ固定穴17a、貫通孔18bが形成され、収容部11bの内奥側端にも固定穴23が形成されている。カラー17及びオリフィス板18は、固定穴17a及び貫通孔18bに挿通された支持ピン20を固定穴23に挿通させることで、収容部11bの内奥側端部で回り止めがなされている。スペーサ15、ガス整流板16、カラー17及びオリフィス板18は、流路本体13の開口部11を介して取り外し可能となっている。
【0022】
流路本体13には、メイン流路14から同流路本体13の上面13aに向かって延びる一対の流路24,25が形成されている。カラー17は、支持ピン20により回り止めがなされているとき、同カラー17の側壁に形成された貫通孔17bが前記流路24と連通するように配置されている。
【0023】
図1〜図4に示すように、流路本体13の上面13aには固定穴13bが4箇所形成され、これら固定穴13bには、一対の支持部材30が固定ネジ31でネジ固定されている。支持部材30は、流路本体13の上面13aに固定される固定部32と、ガス流量を測定するための流量センサ40を支持する支持部33とを備え、固定部32と支持部33とが、図示しないシールパッキンを介して接合されている。支持部材30の内部には、両端に開口部34,35を有する流路36が屈曲形成されている。
【0024】
各支持部材30は、固定部32が流路本体13の上面13aにネジ固定されているとき、各開口部34が、メイン流路14から分岐した流路24,25と連通するように配置されている。開口部34の外縁付近には、支持部材30の固定部32と流路本体13の上面13aとの境界部でのシール性を確保するため、図示しないシールパッキンが装着されている。
【0025】
流路本体13の上部には、支持部材30を介して流量センサ40が配置されている。流量センサ40は、支持部材30の支持軸C1を中心に回動可能となっている。流量センサ40は、流入ポート41及び流出ポート42を備え、流入ポート41、流出ポート42には、支持部材30の支持部33の先端部が着脱可能に挿入されている。支持部33の中央には開口部35が配置され、この開口部35の外縁付近には、図示しないシールパッキンが装着されている。このシールパッキンによって、支持部33の先端部と流入ポート41及び流出ポート42との境界部におけるシール性が確保されている。
【0026】
流量センサ40は、流入ポート41と流出ポート42との間を繋ぐ細管43を備え、細管43の一部には、図示しない感熱コイルや抵抗素子等が形成されている。流入ポート41及び流出ポート42に挿入された各支持部材30は、開口部35を介して、流路36と流量センサ40の細管43とが連通するように配置されている。この場合、流路本体13の上部には、メイン流路14から分岐したバイパス流路54が形成されている。尚、バイパス流路54とは、カラー17の貫通孔17b、流路本体13の流路24,25、支持部材30の流路36及び流量センサ40の細管43等から構成された流路のことを指す。
【0027】
また、流量センサ40のボディ46の外面には、ガス流量を表示するための表示部47や切換スイッチ48等が設置されている。流量センサ40の側面から延出されたケーブル49が、流量制御弁としてのレギュレータ60の側壁に設けられたコネクタ61に接続されている。レギュレータ60は、流路本体13の下流側端部に、接続手段としてのクランプ55を介して配置されている。
【0028】
図1、図5(a),(b)に示すように、流路本体13の上流側端部にはフランジ部56が突出され、下流側端部にはフランジ部57が突出されている。一方、レギュレータ60は、その入力側にフランジ部58を突出し、流路本体13の上流側端部又は下流側端部に選択的に配置可能となっている。各フランジ部56〜58の中央には貫通孔56a〜58aが形成され、各貫通孔56a〜58aの外縁付近には、図示しないシールパッキンが装着されている。このシールパッキンによって、レギュレータ60のフランジ部58と上流側のフランジ部56との境界部、又は前記フランジ部58と下流側のフランジ部57との境界部におけるシール性が確保されている。
【0029】
クランプ55は、開放部55a側を固定するためのネジ穴55bと、同ネジ穴55bに挿通される固定ネジ53とを有している。対向して配置された流路本体13のフランジ部57とレギュレータ60のフランジ部58とがクランプ55により挟持され、同クランプ55の開放部55aが固定ネジ53によりネジ固定されることで、レギュレータ60は、流路本体13の下流側端部に装着されている。一方、クランプ55から固定ネジ53を外し、同クランプ55を取り外すことで、両フランジ部57,58の接合状態が解除される。このように、レギュレータ60は、クランプ55を介して、流路本体13の下流側端部に対し着脱可能となっている。
【0030】
上述のように、流量制御弁10は、支持部材30やクランプ55により、流量センサ40、レギュレータ60及び流路本体13が一体的に構成されるとともに、それらが互いに着脱可能となっている。
【0031】
次に、流量制御弁10の動作態様について説明する。
流路本体13の開口部11から流入されたガスは、ガス整流板16を通過し、メイン流路14とバイパス流路54とに分岐する。このとき、メイン流路14とバイパス流路54とを流れるガス流量の比は、メイン流路14上に配置されたオリフィス板18の孔部18aにより設定されている。バイパス流路54に流入されたガスは、流量センサ40の細管43を通過し、図示しない感熱コイルや抵抗素子等により、その流量が測定される。流量センサ40は、ガス流量の測定結果に基づいて、ガス流量を表示部47に表示するとともに、ケーブル49を介してレギュレータ60に制御信号を出力する。尚、流量センサ40内の細管43を通過したガスは、流路36を介して再びメイン流路14に流入される。レギュレータ60は、流量センサ40からの制御信号が入力されると、同レギュレータ60内にてガス流路の開度量を自動調整し、図示しない出力ポートを介して、所望の流量に調節されたガスを排出する。
【0032】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)流量制御弁10は、支持部材30やクランプ55により、流量センサ40、レギュレータ60及び流路本体13が一体的に構成されるとともに、それらが互いに着脱可能となっている。このため、ガスの流量に応じて、構成する流量センサ40、レギュレータ60及び流路本体13を部分的に交換することができる。よって、プロセス条件が大幅に変更されたとしても、流量制御弁10の性能を十分に発揮させることができることから、同流量制御弁10の汎用性を高めることができる。しかも、流量センサ40、レギュレータ60及び流路本体13を適宜組み合わせることで、各種プロセス条件に最適な流量制御弁10を構成することが可能となる。
【0033】
(2)レギュレータ60は、流路本体13の上流側端部又は下流側端部に選択的に配置可能となっている。このため、ユーザは、流量制御弁10の設置条件等に応じて、流路本体13の上流側端部又は下流側端部にレギュレータ60を選択的に配置することが可能となる。よって、レイアウト性を向上させることができることから、流量制御弁10の汎用性をより一層高めることができる。
【0034】
(3)流路本体13の上部に流量センサ40が設置され、流路本体13の下流側端部にレギュレータ60が設置されている。このようにすることで、流量制御弁10が占める設置スペースを小さく抑えることができ、省スペース化を達成することができる。
【0035】
(4)スペーサ15、ガス整流板16、カラー17及びオリフィス板18は、流路本体13の開口部11を介して取り外し可能となっている。この場合、オリフィス板18が変更可能であることから、メイン流路14とバイパス流路54との分流比を容易に変更することができる。このため、流量センサ40の測定範囲を超えて、メイン流路14におけるガス流量を測定することが可能となり、流量制御弁10の汎用性を更に高めることができる。また、スペーサ15やガス整流板16等が取り外し可能となっていることから、部品交換や流路本体13内の清掃等が可能となり、流量制御弁10のメンテナンス性を向上させることもできる。
【0036】
(5)流量センサ40は、支持部材30の支持軸C1を中心に回動可能となっている。このため、ユーザの目線に合わせて、流量センサ40の外面に設けられた表示部47の角度を適宜調節することが可能となる。よって、ユーザは、ガス流量を容易に視認できることから、流量制御弁10の操作性を向上させることができる。
【0037】
(6)レギュレータ60は、流路本体13の下流側端部に配置されているため、同レギュレータ60内の油分や埃等が、バイパス流路54を介して流量センサ40内に入り込みにくくなっている。このため、油分等の異物により、流量センサ40が故障するのを防止することができ、流量制御弁10の信頼性を向上させることができる。また、流路本体13の下流側端部にレギュレータ60が配置されているため、図8に示す従来のマスフローコントローラ90と比べ、圧電素子弁97の手前でメイン流路92aを屈曲させた場合よりも、空気の圧力損失を小さく抑えることができる。このため、流量制御弁10の性能を向上させることができる。
【0038】
(7)流路本体13の開口部11側にガス整流板16を配置することで、開口部11から流入されるガス流れが均一に整えられるため、バイパス流路54へのガスの供給をスムーズに行なうことができる。このため、流量センサ40によるガス流量の測定精度をより一層高めることができ、流量制御弁10の性能をより一層向上させることが可能となる。
【0039】
(8)流量制御弁10は、空気や不活性ガス等の流量制御を行なうためのものである。このことから、電子部品や自動車部品等の製造工場において、リフロー処理や塗装処理等で使用される乾燥空気や不活性ガス等の流量制御に流量制御弁10を使用することにより、生産効率の更なる向上を実現することが可能となる。
【0040】
尚、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態において、レギュレータ60は、クランプ55を介して流路本体13に対し着脱可能となっていたが、このクランプ55を図6のように変更することもできる。図6に示すように、クランプ75は、角部付近に貫通孔77が形成された平板78,79を重ね合わせることで構成されている。この場合、流路本体13側のフランジ部67とレギュレータ60側のフランジ部68とを平板78,79により挟持し、貫通孔77に挿通された固定ネジ80とナット81とで両平板78,79間を締め付けることにより、レギュレータ60を流路本体13に装着することができる。
【0041】
・また、図7に示すように、流路本体13側のフランジ部67及びレギュレータ60側のフランジ部68に貫通孔87,88を形成し、両貫通孔87,88に挿通された固定ネジ80とナット81とで両フランジ部56,57間を締め付けることにより、レギュレータ60を流路本体13に装着してもよい。
【0042】
・本実施形態において、レギュレータ60は、流路本体13の下流側端部に配置されていたが、同レギュレータ60を、流路本体13の上流側端部に配置してもよい。この場合、流路本体13側のフランジ部56とレギュレータ60側のフランジ部58とを対向して配置し、両フランジ部56,58をクランプ55により挟持し、同クランプ55の開放部55aを固定ネジ53によりネジ固定することで、レギュレータ60を流路本体13の上流側端部に装着することができる。
【0043】
・本実施形態において、流量センサ40は、流路本体13の上部に設置されていたが、任意の位置に配置してもよい。また、ガス流量が少量である場合に適用させるため、流路本体13を省略し、ガスを流量センサ40に直接流すように構成してもよい。
【0044】
・本実施形態において、流量制御弁10は、支持部材37やクランプ55等により、流量センサ40、レギュレータ60及び流路本体13が一体的に構成されていたが、同流量制御弁10の設置条件等に応じて、これらを切り離して使用してもよい。
【0045】
・本実施形態において、流量制御弁10は、空気や不活性ガス等の流量制御を行なうためのものであったが、これ以外にも、例えば、半導体プロセスで使用される原料ガス(ハロゲン系ガス等)の流量制御を行なうようにしてもよい。
【0046】
次に、上記実施形態及び別例によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)複数個のガス整流板を前記流路本体内に備え、前記ガス整流板は、前記流路本体内に所定間隔で配置されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の流量制御装置。
【0047】
(2)前記筒状体の一端面には第1の固定穴が形成され、前記オリフィス板には貫通孔が形成され、前記収容部の内奥側端部には第2の固定穴が形成され、前記筒状体及び前記オリフィス板は、前記第1の固定穴及び前記貫通孔に挿通された支持ピンを前記第2の固定穴に挿通させることで、前記収容部内の所定の位置に支持されていることを特徴とする請求項5又は技術的思想(1)に記載の流量制御装置。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、流量制御装置の汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における流量制御弁の模式断面図。
【図2】同じく流量制御弁の模式上面部。
【図3】同じく支持部材の支持方向から見た場合の流量制御弁の模式側面図。
【図4】(a),(b)は流量センサの着脱構造を説明するための図。
【図5】(a),(b)はレギュレータの着脱構造を説明するための図。
【図6】別例のレギュレータの着脱構造を説明するための図。
【図7】別例のレギュレータの着脱構造を説明するための図。
【図8】従来の流量制御弁の模式断面図。
【符号の説明】
10…流量制御弁(流量制御装置)、11,12…開口部、11b…収容部、13…流路本体、14…メイン流路、18…オリフィス板、18a…孔部、30…支持部材、40…流量センサ、47…表示部、54…バイパス流路、60…レギュレータ(流量制御弁)、C1…支持軸。
Claims (5)
- 両端に開口部を有する流路本体と、前記流路本体内のメイン流路から分岐したバイパス流路におけるガス流量を測定する流量センサと、前記流量センサで測定された前記ガス流量に基づいて前記メイン流路におけるガスの流量制御を行う流量制御弁とを一体的に構成した流量制御装置において、
前記流量センサ、前記流量制御弁及び前記流路本体を互いに着脱可能に構成したことを特徴とする流量制御装置。 - 前記流量制御弁は、前記流路本体の上流側端部又は下流側端部に、接続手段を介して選択可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の流量制御装置。
- 前記流量センサは前記流路本体の上部に配置され、前記流量制御弁は前記流路本体の下流側端部に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の流量制御装置。
- 前記流量センサを支持する支持部材を備え、前記支持部材の支持軸に対し前記流量センサを回動可能とするとともに、同流量センサの外面には、ガス流量を表示するための表示部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の流量制御装置。
- 前記流路本体内には前記開口部から前記メイン流路に沿って収容部が形成され、前記収容部内の内奥側端部には、前記メイン流路の有効断面積となる孔部を有するオリフィス板と同オリフィス板を取り付けるための筒状体とが、前記開口部を介して前記流路本体内に挿入されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の流量制御装置。
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