JP2004354795A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Yoichi Mori
洋一 森
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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Tochigi Nikon Corp
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Abstract

【課題】反射型ライトバルブの熱により投射像のぼけの生じない投射型表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】冷却用フィン部材を備えた取付部材の上に、反射型ライトバルブと偏光ビームスプリッタとクロスダイクロイックプリズムを取り付け、この取付部材を、投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と接続する。反射型ライトバルブと偏光ビームスプリッタとクロスダイクロイックプリズムと投射レンズを一体化して冷却することにより、熱による変形を防ぎ、反射型ライトバルブから投射レンズの距離が変化することを防ぐことができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は投射型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光源からの光を色分解光学系でR(赤)光、G(緑)光、B(青)光に色分解し、各色光をそれぞれ各色光毎に配置した偏光ビームスプリッタを経て各色光毎に配置した複数の反射型ライトバルブに入射し、反射型ライトバルブから反射射出された光を偏光ビームスプリッタで検光し、検光光を色合成光学系にて色合成した後に投射レンズで投射する投射型表示装置が知られている。この投射型表示装置において、投射像の高輝度化に伴い、光学系に入射する光量が増加し、その入射光の熱によって各光学部材が変形してしまい、投射像において各色光のライトバルブの画素ずれが生じたり、各色光の焦点位置がずれて投射像にぼけが発生するという問題がある。画素ずれを防止するためには各色光用ライトバルブ、偏光ビームスプリッタ、合成光学系を一体化してユニット光学系とすることが知られている(特許文献1、2)。さらに、このユニット光学系と投射レンズを筐体のマウント部を介して一体化する構成も知られている(特許文献3)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−319524号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平11−38365号公報
【0005】
【特許文献3】
特開平2001−249403号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のユニット光学系を使用した投射型表示装置では、熱による光学系の変形によって生じる投射像の画素ずれは防止することができるが、光路長の変化による投射像のぼけの問題は解決することはできない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するものであり、投射像のぼけの生じない投射型表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために請求項1に記載の発明は、ライトバルブから射出した光をプリズム部材を介して投射レンズで投射する投射型表示装置において、前記投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と、冷却用フィン部材を備え、前記ライトバルブと前記プリズム部材とを保持し前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材を有すること
を特徴とする投射型表示装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の投射型表示装置において、前記保持部材と前記投射レンズ保持部材とは一体の部材から構成されていることを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置において、前記ライトバルブと前記プリズム部材を一体化する一体化部材をさらに備え、前記保持部材は、前記プリズム部材を保持することを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0010】
請求項4に記載の発明は、光源からの光を色分解光学系で複数の色光に色分解し、前記色分解された複数の色光を前記複数の色毎に配置した第1の偏光部材に入射し、前記第1の偏光部材から射出した光を前記複数の色毎に配置したライトバルブに入射して変調して射出し、前記ライトバルブを射出した光を前記複数の色毎に配置した第2の偏光部材で変調光を検光し、前記検光光を色合成光学系で色合成して投射レンズで投射する投射型表示装置において、前記投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と、冷却用フィン部材を備え、前記ライトバルブと前記偏光部材と前記色合成光学系とを保持する前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材とを備えることを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の投射型表示装置において、前記ライトバルブは透過型ライトバルブであることを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の投射型表示装置において、前記ライトバルブと前記偏光部材と前記色合成光学系とを冷却する冷却ファンをさらに備え、前記保持部材は、前記冷却ファンからの冷却気流を通過させる開口部を有することを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の投射型表示装置において、前記第1の偏光部材と前記第2の偏光部材は同一の偏光ビームスプリッタであり、前記ライトバルブは反射型ライトバルブであることを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の投射型表示装置において、前記反射型ライトバルブと前記偏光ビームスプリッタと前記色合成光学系とを一体化する一体化部材をさらに備え、前記色分解合成光学系はクロスダイクロイックプリズムであり、前記保持部材は、前記クロスダイクロイックプリズム部材を保持することを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0015】
請求項9に記載の発明は、光源からの光を色分解光学系で時系列に複数の色光に色分解し、前記色分解した光源からの光を偏光ビームスプリッタで偏光分離し、前記偏光分離された前記光源からの光を反射型ライトバルブに導き、前記反射型ライトバルブで変調された光を前記偏光ビームスプリッタで偏光分離して検光し、前記検光光を投射レンズで投射する投射型表示装置において、前記投射レンズを保持する保持部材と、冷却用フィン部材を備え、前記反射型ライトバルブと前記偏光ビームスプリッタとを保持し前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材とを備えることを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0016】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の投射型表示装置において前記反射型ライトバルブと前記偏光ビームスプリッタとを一体化する一体化部材をさらに備え、前記保持部材は、前記偏光ビームスプリッタを保持することを特徴とする投射型表示装置。
【0017】
請求項11に記載の発明は、光源から光を偏光ビームスプリッタで偏光分離し、前記偏光ビームスプリッタからの光を色分解合成複合光学系で複数の色光に色分解して前記複数の色光毎に配置された反射型ライトバルブに入射し、前記反射型ライトバルブで変調され反射した前記複数の色光を前記色分解合成光学系で色合成し、前記色合成された光を前記偏光ビームスプリッタで偏光分離して検光し、前記検光光を投射レンズで投影する投射型表示装置において、前記投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と、冷却用フィン部材を備え、前記反射型ライトバルブと前記色分解合成光学系と前記偏光ビームスプリッタを保持し前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材とを有することを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0018】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の投射型表示装置において、冷却用フィン部材を備え、前記ライトバルブと前記色分解合成光学系と前記偏光ビームスプリッタとを前記保持部材が保持する面と相対する面で保持し、前記投射レンズ保持部材に接続された補助保持部材をさらに有することを特徴とする投射型表示装置を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1から図4を参照しながら説明する。
本発明に係る投射型表示装置の基本構成を図1に示す平面構成図を用いて説明する。ランプと放物面形状を有する凹面鏡とから構成される光源101から射出される光は、偏光変換装置102によって紙面に垂直な方向に振動方向を有する偏光した光に変換される。この偏光変換装置102の詳細な構成は図示しないが、複数のレンズを平面にマトリックス状に配置した第1レンズ板、第2レンズ板とからなるインテグレータと、偏光分離膜と反射膜の組合せを複数組積層して配列したプリズムアレイ部材と、このプリズムアレイ部材の所定射出面に配置した1/2波長位相板と、コンデンサレンズとから構成されている。
【0020】
偏光変換装置102から射出した偏光光は、B(青)光反射ダイクロイックミラー103Bと、R(赤)光とG(緑)光反射ダイクロイックミラー103RGを互いに直交するように配置したクロスダイクロイックミラー103に入射して、入射光軸に直行し互いに反対方向に進むB光と、R光とG光との混合光とに色分解される。色分解されたB光は偏向ミラー104で偏向され、B光用偏光ビームスプリッタ107Bに入射し、偏光分離部で反射されて射出し、B光用反射型ライトバルブ108Bに入射する。R光とG光との混合光は偏向ミラー105で偏向され、G光反射ダイクロイックミラー106に入射して、反射されるG光と、透過するR光とに色分解され、それぞれG光用偏光ビームスプリッタ107G、R光用偏光ビームスプリッタ107Rにそれぞれ入射し、偏光分離部で反射されて射出し、それぞれG光用反射型ライトバルブ108G、R光用反射型ライトバルブ108Rに入射する。
【0021】
各色光用の反射型ライトバルブに入射した各色光は、色信号によって変調作用を受け、振動方向を入射偏光と直交する方向に変えた変調光と、入射偏光と同じ偏光の非変調光の混合光として反射、射出され、再度各色光用偏光ビームスプリッタ107B、107G、107Rに入射する。入射した光のうち変調光は偏光分離部を透過して検光光として射出し、色合成光学系109に入射する。色合成光学系109には、内部にB光反射ダイクロイック膜109BとR光反射ダイクロイック膜109Rとを直交するように配置した複合プリズムであるクロスダイクロイックプリズムを使用する。各色光用偏光ビームスプリッタ107B、107G、107Rを射出した検光光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム109にそれぞれ異なる面から入射し、B光はB光反射ダイクロイック膜109Bで反射され、R光はR光反射ダイクロイック膜109Rで反射され、G光はB光反射ダイクロイック膜109BとR光反射ダイクロイック膜109Rとを透過して色合成され、射出面から色合成された光が射出される。射出された光は投射レンズ110に入射し、不図示のスクリーン上にフルカラー像で拡大投射される。
【0022】
本実施形態においては、各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108R、偏光ビームスプリッタ107B、107G、107R、クロスダイクロイックプリズム109は一体化部材を用いて一体化される。クロスダイクロイックプリズム109は、後述する取付部材132に取り付けられ、この取付部材132は投射レンズ110を取り付けるマウント部材131に取り付けられる(図3)。
【0023】
次に各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108R、偏光ビームスプリッタ107B、107G、107R、クロスダイクロイックプリズム109の一体化、および取付部材132について図2と図3を用いて説明する。まず反射型ライトバルブと偏光ビームスプリッタの一体化構造について図2を参照しながら説明する。各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rはガラス基板とシリコン基板の間に液晶層を配置した構成になっており、そのシリコン基板の背面に冷却用のフィンを設けた冷却基板111B、111G、111Rを熱伝導性の良い接着剤で接着している。接着された各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rと冷却基板111B、111G、111Rは、開口部を有した金属板部材である第1取付部材121B、121G、121Rの開口部に、冷却基板111B、111G、111Rをはめ込んで取り付けられる。
【0024】
クロスダイクロイックプリズム109と各色光用偏光ビームスプリッタ107B、107G、107Rは図2に示すように、それぞれの間にガラス基板122B、122G、122Rを挟んで接着し一体化する。この一体化された各色光用偏光ビームスプリッタ107B、107G、107Rの反射型ライトバルブからの光が入射する入射面には、第2取付部材123B、123G、123Rがそれぞれ取り付けられる。第2取付部材123B、123G、123Rは、中央に開口があり、その開口の上下には開口を形成する面に垂直に偏光ビームスプリッタを挟み込む取付け部が形成されている。第2取付部材123B、123G、123Rは、この取付け部で各色光用偏光ビームスプリッタの入射面と直交する上下の面を挟んで接着し、各色光用偏光ビームスプリッタ107B,107G.107Rに取付けられる。
【0025】
次に各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rを取り付けた第1取付部材121B、121G、121Rの上下に突き出た4ヶ所の突出部に、第2取付部材123B、123G、123Rの上下に形成された4ヶ所の半田取付部を半田付けする。これによって、色合成系であるクロスダイクロイックプリズム109、偏光ビームスプリッタ107B、107G、107R、反射型ライトバルブ108B、108G、108Rが一体化される。
【0026】
投射レンズ110は開口を有するマウント部131に取り付けられる。マウント部131の投射レンズ110を取り付ける面と反対の面の開口の下には、マウント部131に対して垂直に取付部132が取り付けられている。一体化されたクロスダイクロイックプリズム109、偏光ビームスプリッタ107B、107G、107R、反射型ライトバルブ108B、108G、108Rは、この取付部132にクロスダイクロイックプリズム109の下部を接着剤で接着して取り付けられ、マウント部131と一体化される。取付部132の下面には、冷却用のフィンが形成されている。
【0027】
図4に断面構成図を示す。投射型表示装置の筐体の底面部141には開口部141−Aがあり、筐体の外側にはファン142が配置されている。ファン142からの冷却気流は開口部141−Aから筐体内部に流入し、各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rの背面に配置された冷却基板111B、111G、111Rの冷却用のフィンを冷却し、各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rを冷却する。マウント部131に取り付けられた取付部132の冷却用のフィンにも冷却気流が送られ、フィンが冷却されることによってクロスダイクロイックプリズム109、各色光用偏光ビームスプリッタ107B、107G、107Rが冷却される。
このように投射レンズ110、クロスダイクロイックプリズム109、各色光用偏光ビームスプリッタ107B、107G、107R、各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rを一体化し、冷却することによって、各光学部材及び第1取付部材121、第2取付部材123の入射光の熱による変形が防止され、マウント部131に取り付けられた投射レンズ101と各色光用反射型ライトバルブ108B、108G、108Rとの間の光路長が変化することを防止することができるため、投射レンズ110の投射像の焦点位置の変化によって生じる投射像のぼけを防止することができる。
【0028】
本実施形態では、マウント部131と取付部132は別部材であり、マウント部131の側面に取り付ける構成としたが、この構造に限定されず、マウント部131と取付部132とを一体化したプラスチックまたは金属部材で形成しても構わない。
【0029】
なお図示しないが、図1に示す光源101、偏光変換装置102、色分解光学系103は、マウント部131と同様に投射型表示装置の筐体の底面部141に取り付けられている。
(第2施形態)
本発明の第2実施形態を図5、図6を参照して説明する。図5は第2実施形態の投射型表示装置の基本構成を示す平面構成図である。光源201から射出された光は偏光変換装置202で光軸方向に垂直で、紙面に平行な方向に振動方向を有する偏光に変換される。本実施形態の偏光変換装置202は、第1の実施形態で示した偏光変換装置102の1/2波長位相板の配置を変えているため、射出する光の偏光方向が違っている。偏光変換装置202を射出した光は、偏光ビームスプリッタ207に入射し、偏光分離され、偏光ビームスプリッタ207を透過して射出する光が、色分解合成用複合プリズム220に入射する。色分解合成用複合プリズム220は、プリズム203、204、205からなる複合プリズムである。偏光ビームスプリッタ207を射出した光は、プリズム203の面203aに入射し、面203bに形成されたB光反射ダイクロイック膜によって反射されるB光と、B光反射ダイクロイック膜を透過してプリズム203と空間を介して配置されるプリズム204の面204aに入射するR光とG光との混合光とに色分解される。色分解されたB光は面203aで全反射された後、面203c面から射出し、B光用反射型ライトバルブ208Bに入射する。
【0030】
プリズム204とプリズム205とはR光反射ダイクロイック膜を介して面204bと面205aで接合されている。色分解された混合光はR光反射ダイクロイック膜に入射し、反射されるR光と透過してプリズム205へ入射するG光とに色分解される。色分解されたR光は面204aで全反射され、面204cから射出してR光用反射型ライトバルブ208Rに入射する。色分解されたG光は面205bで全反射されて面205cから射出し、G光用反射型ライトバルブ208Gに入射する。
【0031】
各色光用の反射型ライトバルブに入射した各色光はそれぞれの色信号によって変調されて、反射射出し、入射した光の光軸を逆に進み、再度色分解合成用複合プリズム220に入射して色合成された後、色分解合成用複合プリズム220から射出する。偏光ビームスプリッタ207は変調光を反射して検光光とし、この検光光を投射レンズ210で図示しないスクリーン上に拡大して投射する。
【0032】
図6は本実施形態の投射型表示装置の反射型ライトバルブと色分解合成用複合プリズム220、偏光ビームスプリッタ207を一体化してマウント部材231に取り付けた状態の斜視構成図である。色分解合成用複合プリズム220は、プリズム203の面203bとプリズム204の面204aの間に空間を設ける必要があるため、面204aの外周部に接着剤を塗布して輪郭部分に接着剤の層を形成し、プリズム203の面203bと接着することによって、プリズム203とプリズム204を空間を介して一体化する。一体化された色分解合成用複合プリズム220を構成する各プリズムと各色光用の反射型ライトバルブは、第1の実施形態と同じ材質、構造の第1取付部材234、第2取付部材235で一体化して取り付けられる。各色光用の反射型ライトバルブと一体化された色合成分解複合プリズム220と偏光ビームスプリッタ207は、取付部材232A、232Bに上下の面に接着材で接着して取り付けられる。取付部材232Aの上部と取付部材232Bの下部には、取付部材を冷却するための冷却用のフィンが形成されている。取付部材232A、232Bはマウント部材231の側面に取り付けられる。マウント部材231は第1実施形態と同様に投射型表示装置の筐体の床面部に取り付けられ、筐体の下部から冷却ファン142によって冷却用気流が流れ込み、各色光用の反射型ライトバルブと、取付部材232A、232Bが冷却される。冷却ファン142による冷却気流は下部から上部へ向かって流れ、天井部に当たって反射して下部へ戻ってくるため、232Aも冷却することができる。
【0033】
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、偏光ビームスプリッタ207と色分解合成用複合プリズム220の内部を通過する光によって発生する熱によって、取付部材232A、232Bが変型するのを、取付部材232A,232Bを冷却することによって防ぐことができる。従って各色光用の反射型ライトバルブとマウント部へ取り付けられる投射レンズとの間の光路長が変化しなため、投射像のぼけをなくすことが可能になる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図7、図8を参照して説明する。図7に本実施形態の投射型表示装置の基本構成を示す平面構成図を示す。光源301から射出した光は、第1実施形態と同じ構造の偏光変換装置302によって、紙面に垂直な方向に振動方向を有する偏光した光に変換され、色分解光学系311に入射する。色分解光学系311は、回転可能な円盤状の基板の外周部にR光透過膜、G光透過膜、B光透過膜がそれぞれ外周を3分割した部分に配置されている。この円盤を回転させることによって光路中にR光透過膜、G光透過膜、B光透過膜が順に配置され、R光、G光、B光が時系列に射出されることになり、光源からの光が色分解される。
色分解光学系311から射出される色分解された各色光は、偏光ビームスプリッタ307に入射し、偏光分離部で反射されて反射型ライトバルブ308に入射する。反射型ライトバルブ308に時系列的に入射する各色光は、それぞれの色信号によって変調されて反射射出し、再度偏光ビームスプリッタ307に入射して、変調光が検光光として取りだされ、投射レンズ310に入射し拡大して投射される。
【0034】
図8に本実施形態の投射型表示装置の斜視構成図を示す。反射型ライトバルブ308と冷却部材は第1実施形態と同じ構成である。反射型ライトバルブ308と偏光ビームスプリッタ307は第1取付部材と第2取付部材で一体化して取り付けられる。偏光ビームスプリッタ307の下面にはガラス基板312が接着して取り付けられており、このガラス基板312を取付部材332の上面に接着して取り付ける。取付部材332の下面には冷却用のフィンが形成されている。取付部材332は、マウント部材331の側面に取り付けられて一体化される。このような構成の投射表示装置でも下部からの冷却気流により反射型ライトバルブと、取付部材を冷却することができ、投射像のぼけを防止することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図9から図12を参照して説明する。図9に本実施形態の投射型表示装置の基本構成を示す平面構成図を示す。上記した実施形態における投射型表示装置では反射型ライトバルブを使用したが、本実施形態では透過型ライトバルブを使用する。
【0035】
光源401から射出された光は、第1実施形態と同じ偏光変換装置402によって直線偏光に変換される。偏光変換装置402を射出した偏光光は、B光を透過し、R光とG光を反射する特性を有するダイクロイックミラー403に入射して、透過するB光と、反射するR光とG光の混合光とに色分解される。色分解されたR光とG光の混合光は、G光を反射し、R光を透過する特性を有するダイクロイックミラー404に入射し、反射するG光と、透過するR光とに色分解される。色分解されたB光は偏向ミラー406で偏向され、B光用透過型ライトバルブ408Bに入射する。色分解されたR光は偏向ミラー405と偏向ミラー407とよって偏向され、R光用透過型ライトバルブ408Rに入射する。色分解されたG光は、ダイクロイックミラー404で反射され、G光用透過型ライトバルブ408Gに入射する。各色光用の透過型ライトバルブの入射面と出射面には偏光子が配置されている。各色光用の透過型ライトバルブを射出した各色光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム409にそれぞれ異なる面から入射して色合成された後、投射レンズ410で図示しないスクリーン上に拡大投射される。
【0036】
図10に本実施形態の投射型表示装置の斜視構成図を示す。本実施形態は、取付部材432に各色光用の透過型ライトバルブと偏光子に冷却のための風を吹き付けるために、取付部材432の透過型ライトバルブと偏光子を取り付ける位置に、それぞれ開口433を形成している(図11)。この開口433を通過する冷却用の風で、透過型ライトバルブと偏光子を冷却する。
取付部材432の上面に各色光用の透過型ライトバルブを保持する保持部材421R、421G、421B、偏光子を保持する保持部材422R、423R、422G、423G、422B、423Bを取り付ける。取り付けられた透過型ライトバルブ、偏光子を保持する保持部材は、同じ色光用の入射面側の偏光子、透過型ライトバルブ、射出面側の偏光子の間に冷却気流が入るように、保持部材の間に空間があるように取付部材432に取り付けられている。取付部材432は、投射型表示装置のマウント部431の側面に取り付けられる。図12に断面図を示し、冷却気流の流れを説明する。冷却ファン434からの冷却気流は、開口433で取付部材432を通過し、透過型ライトバルブ、偏光子の隙間を通り透過型ライトバルブ、偏光子を冷却する。図12にはG光用透過型ライトバルブと偏光子を示しているが、R光用、B光用の透過型ライトバルブ、偏光子でも同様に冷却を行う。
本実施形態においても、取付部材432の下面には冷却用のフィンが形成されている。この冷却用のフィンで取付部材432を冷却し、色合成プリズムの過熱による変形によって生じる投射レンズ410と各色光用の透過型ライトバルブの間の光路長の変化を防止することができ、投射像のぼけを防ぐことが可能となる。
【0037】
本実施形態においては、各色光用の透過型ライトバルブと偏光子をそれぞれ保持する保持部材を取付部材432に取り付けて配置したが、第1実施形態に示したように、各色光用の透過型ライトバルブと偏光子を保持する保持部材を色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズムに一体化部材を用いて一体化しても構わない。その場合、偏光子と透過型ライトバルブの間に冷却気流が通過できる隙間を形成する。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、投射像のぼけの生じない投射型表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の投射型表示装置の基本構成図。
【図2】第1実施形態の投射型表示装置の斜視構成図
【図3】第1実施形態の投射型表示装置の投射レンズマウント部と取付部材の斜視構成図
【図4】第1実施形態の投射型表示装置の断面構成図
【図5】第2実施形態の投射型表示装置の基本構成図。
【図6】第2実施形態の投射型表示装置の斜視構成図
【図7】第3実施形態の投射型表示装置の基本構成図。
【図8】第3実施形態の投射型表示装置の斜視構成図
【図9】第4実施形態の投射型表示装置の基本構成図。
【図10】第4実施形態の投射型表示装置の斜視構成図
【図11】第4実施形態の投射レンズマウント部と取付部材の斜視構成図
【図12】第4実施形態の投射型表示装置の断面構成図
【符号の説明】
101、201、301、401 光源
102、202、302、402 偏光変換装置
103B、103RG、106、403、404 ダイクロイックミラー
104、105、405、406、407 偏向ミラー
107R、107G、107B、207、307 偏光ビームスプリッタ
411R−a、411R−b、411G−a、411G−b、411B−a、411B−b 偏光子
108R、108G、108B、208R、208G、208B、308 反射型ライトバルブ
408R、408G、408B 透過型ライトバルブ
109、409 クロスダイクロイックプリズム
220 色分解合成複合プリズム
203、204、205 プリズム
311 色分解光学系
110、210、310、410 投射レンズ
111R、111G、111B 冷却部材
121R、121G、121B 第1取付部材
122R、122G、122B ガラス基板
123R、123G、123B 第2取付部材
131、231、331、431 マウント部材
132、232、332、432 取付部材
433 開口

Claims (12)

  1. ライトバルブから射出した光をプリズム部材を介して投射レンズで投射する投射型表示装置において、
    前記投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と、
    冷却用フィン部材を備え、前記ライトバルブと前記プリズム部材とを保持し前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材を有すること
    を特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記保持部材と前記投射レンズ保持部材とは一体の部材から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記ライトバルブと前記プリズム部材を一体化する一体化部材をさらに備え、
    前記保持部材は、前記プリズム部材を保持すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の投射型表示装置。
  4. 光源からの光を色分解光学系で複数の色光に色分解し、前記色分解された複数の色光を前記複数の色毎に配置した第1の偏光部材に入射し、前記第1の偏光部材から射出した光を前記複数の色毎に配置したライトバルブに入射して変調して射出し、前記ライトバルブを射出した光を前記複数の色毎に配置した第2の偏光部材で変調光を検光し、前記検光光を色合成光学系で色合成して投射レンズで投射する投射型表示装置において、
    前記投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と、
    冷却用フィン部材を備え、前記ライトバルブと前記偏光部材と前記色合成光学系とを保持する前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材とを備えること、を特徴とする投射型表示装置。
  5. 前記ライトバルブは透過型ライトバルブであること
    を特徴とする請求項4に記載の投射型表示装置。
  6. 前記ライトバルブと前記偏光部材と前記色合成光学系とを冷却する冷却ファンをさらに備え、
    前記保持部材は、前記冷却ファンからの冷却気流を通過させる開口部を有すること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の投射型表示装置。
  7. 、前記第1の偏光部材と前記第2の偏光部材は同一の偏光ビームスプリッタであり、
    前記ライトバルブは反射型ライトバルブであること
    を特徴とする請求項4に記載の投射型表示装置。
  8. 前記反射型ライトバルブと前記偏光ビームスプリッタと前記色合成光学系とを一体化する一体化部材をさらに備え、
    前記色分解合成光学系はクロスダイクロイックプリズムであり、
    前記保持部材は、前記クロスダイクロイックプリズム部材を保持すること
    を特徴とする請求項7に記載の投射型表示装置。
  9. 光源からの光を色分解光学系で時系列に複数の色光に色分解し、前記色分解した光源からの光を偏光ビームスプリッタで偏光分離し、前記偏光分離された前記光源からの光を反射型ライトバルブに導き、前記反射型ライトバルブで変調された光を前記偏光ビームスプリッタで偏光分離して検光し、前記検光光を投射レンズで投射する投射型表示装置において、
    前記投射レンズを保持する保持部材と、
    冷却用フィン部材を備え、前記反射型ライトバルブと前記偏光ビームスプリッタとを保持し前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材とを備えること
    を特徴とする投射型表示装置。
  10. 前記反射型ライトバルブと前記偏光ビームスプリッタとを一体化する一体化部材をさらに備え、
    前記保持部材は、前記偏光ビームスプリッタを保持すること
    を特徴とする請求項9に記載の投射型表示装置。
  11. 光源から光を偏光ビームスプリッタで偏光分離し、前記偏光ビームスプリッタからの光を色分解合成複合光学系で複数の色光に色分解して前記複数の色光毎に配置された反射型ライトバルブに入射し、前記反射型ライトバルブで変調され反射した前記複数の色光を前記色分解合成光学系で色合成し、前記色合成された光を前記偏光ビームスプリッタで偏光分離して検光し、前記検光光を投射レンズで投影する投射型表示装置において、
    前記投射レンズを保持する投射レンズ保持部材と、
    冷却用フィン部材を備え、前記反射型ライトバルブと前記色分解合成光学系と前記偏光ビームスプリッタを保持し前記投射レンズ保持部材に接続された保持部材とを有すること
    を特徴とする投射型表示装置。
  12. 冷却用フィン部材を備え、前記ライトバルブと前記色分解合成光学系と前記偏光ビームスプリッタとを前記保持部材が保持する面と相対する面で保持し、前記投射レンズ保持部材に接続された補助保持部材をさらに有すること
    を特徴とする請求項11に記載の投射型表示装置。
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