JP2002287244A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2002287244A
JP2002287244A JP2001085742A JP2001085742A JP2002287244A JP 2002287244 A JP2002287244 A JP 2002287244A JP 2001085742 A JP2001085742 A JP 2001085742A JP 2001085742 A JP2001085742 A JP 2001085742A JP 2002287244 A JP2002287244 A JP 2002287244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルの射出側の偏光板を効果的に冷却
し、優れた耐久性、さらには画像品質に優れたプロジェ
クタを提供することを得ること。 【解決手段】 3個の液晶パネル40R、40G、40
Bを使用する3板式の液晶プロジェクタにおいて、射出
側偏光板42R、42G、42Bはそれぞれクロス・ダ
イクロイックプリズム51の側面がなす入射面に対向し
て配置され、射出側偏光板42R、42G、42Bとク
ロス・ダイクロイックプリズム51の入射面との間に、
内部に冷却液が充填された液冷手段70が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロジェクタに
関し、更に詳細には、液晶パネルを3個使用する3板式
の液晶プロジェクタに組み込まれている光学素子、特
に、液晶パネルの射出側の偏光板を冷却するための冷却
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタとして、3個の液晶パ
ネルを使用する3板式の液晶プロジェクタが知られてい
る。この3板式液晶プロジェクタは、光源と、光源から
射出された光を三つの色光に分離する色分離光学系と、
分離された三つの色光をそれぞれ変調する三つの液晶パ
ネルと、各液晶パネルの前後にそれぞれ配置された一対
の偏光板と、その三つの液晶パネルのそれぞれによって
変調された後、偏光板を通過した色光を合成するクロス
・ダイクロイックプリズム等による合成プリズムと、そ
の合成プリズムによって合成された光を投写する投写光
学系とを有している。ここでは、各液晶パネルの前後に
配置された一対の偏光板のうち、液晶パネルの前方(光
路上流側)に配置された偏光板を入射側偏光板、後方
(光路下流側)に配置された偏光板を射出側偏光板と称
することとする。
【0003】上述のような液晶プロジェクタでは、入射
側偏光板や射出側偏光板が光を吸収する際に熱が生じ
る。このような偏光板は、一般的に熱に弱く、劣化する
と偏光選択特性が低下する可能性が有る。このうち、射
出側偏光板は、投写される画像を最終的に決定するのに
重要な役割を果たしているため、熱保護の観点から、温
度常上昇を抑える必要がある。また、近年、液晶プロジ
ェクタでは、光源から射出された偏光方向がランダムな
光を一種類の偏光光に変換する偏光変換素子が用いられ
ている。このような偏光変換素子を用いれば、入射側偏
光板には偏光方向がほぼ統一された光が入射するため、
入射側偏光板における発熱量はある程度低減することが
可能である。しかしながら、射出側偏光板には、通常液
晶パネルで変調されて偏光方向が一部変化した光が入射
する。すなわち、偏光変換素子を採用した液晶プロジェ
クタでは、射出側偏光板の熱負荷が入射側偏光板の熱負
荷よりも大きいことになる。よって、偏光変換素子を採
用した液晶プロジェクタでは、特に、射出側偏光板の温
度常上昇を抑えることが重要となる。また、液晶パネル
も、熱によって特性が変化したり、劣化したりする場合
があるため、温度上昇を抑える必要がある。
【0004】ここで、偏光板や液晶パネルの温度上昇を
抑えるために、特開平10−48591号公報に示され
ているように、電動式の冷却ファンを合成プリズムの下
方に配置し、冷却ファンによって作られた冷却風を合成
プリズムの下方より射出側偏光板および液晶パネルに吹
き付けて空冷することが従来行われている。
【0005】また、液晶パネルと射出側偏光板との間に
冷却液が充填された容器によってカセット化して液晶パ
ネルと射出側偏光板を液冷するようにした液晶プロジェ
クタが、特開平11−202411号公報に示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷却フ
ァンの冷却風によって液晶パネルや射出側偏光を冷却す
る空冷式のものでは、充分な冷却効果を得るためには、
冷却ファンを大型化しなくてはならない。冷却ファンの
大型化は、液晶プロジェクタの大型化のみならず、ファ
ン騒音が大きくなる問題も生じる。
【0007】また、特開平11−202411号公報に
示されているようなカセット化による液冷では、液晶パ
ネルと射出側偏光板を液冷することは可能である。しか
し、液晶パネルと射出側偏光板とが冷却液によって熱的
に接続されることになり、射出側偏光板の冷却が行われ
ても、この射出側偏光板の熱が冷却液を媒体として液晶
パネルに伝わり、液晶パネルの温度がかえって上昇して
しまう可能性がある。また、液晶パネルと射出側偏光板
との間に冷却液層が存在するため、例えば冷却液中に気
泡や液の揺らぎが発生した場合、冷却液層を通過する光
の偏光が乱れてしまう可能性がある。このような偏光の
乱れが生じると、本来は通過するべきではない光が射出
側偏光板を通過したり、逆に通過するべき光が射出側偏
光板を通過できなかったりすることにより、投写画像の
品質が低下する可能性がある。
【0008】この発明は、上述の如き問題点の少なくと
も一部を解消するためになされたもので、液晶パネルの
射出側の偏光板を効果的に冷却し、優れた耐久性、さら
には画像品質に優れたプロジェクタを提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるプロジェクタは、三つの色光をそ
れぞれ変調する三つの液晶パネルと、前記三つの液晶パ
ネルそれぞれの前方に配置された入射側偏光板と、前記
三つの液晶パネルそれぞれの後方に配置された射出側偏
光板と、前記三つの液晶パネルのそれぞれによって変調
された色光を合成する合成プリズムと、前記合成プリズ
ムによって合成された光を投写する投写光学系とを有す
るプロジェクタにおいて、前記射出側偏光板はそれぞれ
前記合成プリズムの側面がなす入射面に対向して配置さ
れ、前記射出側偏光板と前記合成プリズムの入射面との
間に、内部に冷却液が充填された液冷手段が設けられて
いるものである。
【0010】この構成によれば、射出側偏光板が偏光板
固定用基板を介して冷却液に直接的に接触することにな
る。したがって、射出側偏光板の冷却が効果的に行われ
る。また、各液晶パネルと各射出側偏光板との間に光の
偏光を乱す原因となる冷却液が存在しないため、投写画
像を劣化させることなく、かつ、効率の良い冷却が行わ
れる。なお、さらに、射出側偏光板と液晶パネルとを隔
離して配置するようにすると、射出側偏光板で発生した
熱が液晶パネルに伝わることがなくなるため、より冷却
効率が向上する。また、液冷手段が投写光学系の焦点位
置にある液晶パネルから離れた位置に配置されることに
なるため、例えば冷却液中にゴミが混入していても投写
光学系に対して冷却液中のゴミはデフォーカスとなり、
投写画像への悪影響を抑えることが可能となる。
【0011】上記のプロジェクタにおいて、前記液冷手
段は枠状部材を有し、前記枠状部材の一方の側部開口
は、シールド基板により液密状態で閉じられており、前
記枠状部材の他方の側部開口は、偏光板固定用基板によ
り液密状態で閉じられており、前記射出側偏光板は、前
記偏光板固定用基板に貼り付けられており、前記枠状部
材と前記シールド基板と前記偏光板固定用基板とによっ
て形成された密閉空間内に、冷却液が充填されている、
という構造を採用することができる。
【0012】この構造によれば、冷却手段を容易に構成
することが可能となり、また、プロジェクタ内部への組
み込みも容易となる。
【0013】また、上記のプロジェクタにおいて、前記
液冷手段は枠状部材を有し、前記枠状部材の一方の側部
開口は、前記合成プリズムの入射面によって液密状態で
閉じられており、前記枠状部材の他方の側部開口は、偏
光板固定用基板により液密状態で閉じられており、前記
射出側偏光板は、前記偏光板固定用基板に貼り付けられ
ており、前記枠状部材と前記合成プリズムの入射面と前
記偏光板固定用基板とによって形成された密閉空間内
に、冷却液が充填されている、という構成を採用するこ
とも可能である。
【0014】この構造によれば、射出側偏光板と合成プ
リズムの入射面との間に空気層が全く存在しない。従っ
て、射出側偏光板通過後の境界面での屈折率変化を冷却
液によって緩和し、合成プリズム入射面で反射して液晶
パネル側に戻ってくるいわゆる戻り光を少なくできる。
【0015】また、上記のような構成を採用したプロジ
ェクタでは、前記合成プリズムの上部または/および下
部には放熱ブロックが配置され、前記液冷手段は前記放
熱ブロックと熱的に導通がとれるように接続されている
ことが好ましい。
【0016】この構造によれば、射出側偏光板の冷却に
よって温度上昇した液冷手段の冷却液の熱を、枠状部材
を介して、板状のものと比較して熱容量の大きいブロッ
ク状の形態をした放熱ブロックに伝え、この放熱ブロッ
クにより大気中に放出することができる。従って、冷却
液が高温になることなく、射出側偏光板の冷却がより効
率良く行われる。また、この放熱ブロックに放熱フィン
を設ければ、さらに放熱効率が向上する。
【0017】さらに、前記液冷手段を前記放熱ブロック
に固定し、前記液冷手段を前記放熱ブロックを介して前
記合成プリズムに固定するようにすれば、液冷手段の固
定に特別なマウント部材を要さない。
【0018】さらに、上述したプロジェクタにおいて、
前記液冷手段には、前記液晶パネルを取り付けるための
取り付け部が設けられ、前記液晶パネルは前記取り付け
部を介して前記合成プリズムに固定されているという構
成を採用することが好ましい。
【0019】この構造によれば、液晶パネルが取り付け
部を介して合成プリズムの入射面に取り付けられること
になるため、液晶パネルとプリズムの入射面の相対的な
位置関係の変動を防ぐことが可能となる。従って、投写
光学系のバックフォーカスと液晶パネルとの位置関係の
変動を防ぎやすくなり、高画質な状態を維持しやすくな
る。また、液晶パネルの取り付け構造が簡素化されるた
め、装置の小型化を図る点でも有利である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明にかかるプロジェクタの実施の形態を詳細に説明
する。
【0021】図1は、この発明によるプロジェクタの全
体構成を示している。プロジェクタは、大別して、照明
光学系10、色分離光学系20、光変調装置としての3
枚の液晶パネル40R、40G、40Bと、色合成光学
系50と、投写光学系60とを有している。
【0022】照明光学系10は、メタルハライドランプ
等による光源ランプ11と、凹面鏡12と、複数の小レ
ンズをM行N列のマトリックス状に配列された第1のレ
ンズアレイ13と、反射ミラー14と、複数の小レンズ
をM行N列のマトリックス状に配列された第2のレンズ
アレイ15と、偏光変換素子17と、重畳レンズ16を
有し、3枚の液晶パネル40R、40G、40Bの有効
領域全域をほぼ均一に、かつほぼ一種類の偏光光によっ
て照明する。このような照明光学系は公知であり、例え
ば、特開平9−311297号公報、特開平10−39
136号公報、特開平10−177151号公報、特開
平11−212023号公報、特開平11−24218
6号公報に開示されているため、その詳細な説明は省略
する。
【0023】色分離光学系20は、2枚のダイクロイッ
クミラー21、22と、1枚の反射ミラー23とを有
し、照明光学系10から射出された光束を、三つの色光
に分離する。
【0024】ダイクロイックミラー21は、光束におけ
る赤色成分の色光のみを透過して他の色成分(緑色成
分、青色成分)の色光を反射する。ダイクロイックミラ
ー21を透過した赤色成分の色光は、反射ミラー23で
反射してフィールドレンズ28を通って赤色光用の液晶
パネル40Rに到達する。
【0025】ダイクロイックミラー22は、ダイクロイ
ックミラー21で反射した緑色成分と青色成分の色光う
ち、緑色成分のみを反射し、青色成分の色光を透過す
る。ダイクロイックミラー21で反射した緑色成分の色
光は、フィールドレンズ29を通って緑色光用の液晶パ
ネル40Gに到達する。ダイクロイックミラー22を透
過した青色成分の色光は、リレーレンズ26、27、反
射ミラー24、25、並びにフィールドレンズ30によ
って構成されるリレー光学系を通って青色光用の液晶パ
ネル40Bに到達する。
【0026】なお、青色系にリレーレンズ系が用いられ
ているのは、青色系の光路の長さが、他の色光における
光路の長さよりも長いため、光の拡散等による光の利用
効率の低下を防止するためである。
【0027】3枚の液晶パネル40R、40G、40B
のそれぞれの前方には入射側偏光板41R、41G、4
1Bが、後方には射出側偏光板42R、42G、42B
がそれぞれ平行配置されている。液晶パネル40R、4
0G、40Bは、それぞれ、与えられた画像信号に従っ
て偏光方向を変調する。射出側偏光板42R、42G、
42Bは、変調された光のうち、所定の偏光光のみを透
過するよう透過軸を設定されており、液晶パネル40
R、40G、40Bから射出された変調光のうち、特定
の偏光光のみを透過する。これにより、液晶パネル40
R、40G、40Bのそれぞれに与えられた画像信号に
従った画像が光の三色別に形成される。
【0028】色合成光学系50は、合成プリズムとして
クロス・ダイクロイックプリズム51を有している。ク
ロス・ダイクロイックプリズム51は、赤色光を反射す
る誘電体多層膜52と、青色光を反射する誘電体多層膜
53とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成
されたものである。クロス・ダイクロイックプリズム5
1は、液晶パネル40R、40G、40Bから射出され
た後、射出側偏光板42R、42G、42Bを透過した
色光を合成してカラー画像を投写するための合成光を作
成する。
【0029】投写光学系60は、投写用のレンズ群61
を有しており、クロス・ダイクロイックプリズム51で
合成された合成光をスクリーン100へ向けて投写す
る。
【0030】各液晶パネル40R、40G、40Bの後
方に配置された射出側偏光板42R、42G、42B
は、それぞれ、クロス・ダイクロイックプリズム51の
側面がなす入射面54、55、56に対向して配置され
ている。そして、各射出側偏光板42R、42G、42
Bのとクロス・ダイクロイックプリズム51の入射面5
4、55、56との間には、内部に冷却液71(図2参
照)が充填された液冷手段70が設けられている。
【0031】つぎに、液冷手段70の詳細構成を、図
2、図3を用いて説明する。なお、3つの液冷手段70
は、すべて同一構成であるので、ここでは、射出側偏光
板42Rとクロス・ダイクロイックプリズム51の入射
面54との間に配置されたものを代表して説明する。ま
た、3つの液冷手段70において、共通する部品には同
一の符合を付けてある。図2では、射出側偏光板42
R、42Bとクロス・ダイクロイックプリズム51との
間に配置された液冷手段70しか表されていないが、射
出側偏光板42Gとクロス・ダイクロイックプリズム5
1との間に配置された液冷手段70もそれらと同一構成
である。
【0032】液冷手段70は、アルミニウム等の熱伝導
率が高い金属により構成された四角形状の枠状部材72
を有している。枠状部材72の一方の側部開口は、四角
枠状の押さえ板73、シリコンパッキング74と共に、
シールド基板75によって液密状態で閉じられている。
また、他方の側部開口は、四角枠状の押さえ板76、シ
リコンパッキング77と共に、偏光板固定用基板78に
よって液密状態で閉じられている。枠状部材72、シー
ルド基板75、偏光板固定用基板78によって形成され
た密閉空間内は冷却液室となっており、ここに冷却液7
1が充填されている。偏光板固定用基板78には、射出
側偏光板42Rが貼り付けられている。基板75、78
は、ガラス、樹脂、サファイア等、光透過性の材料で形
成することが可能である。中でも、熱伝導率が高いとい
う点で、サファイア基板が好ましい。特に、熱の発生源
である射出側偏光板42Rが貼りつけられる偏光板固定
用基板78は、サファイア基板とすることが好ましい。
押さえ板73、76は、アルミニウム等の熱伝導率が高
い金属により構成されている。
【0033】クロス・ダイクロイックプリズム51の上
部と下部のそれぞれにはアルミニウム等の熱伝導率が高
い金属により構成された放熱ブロック79、81が配置
されている。枠状部材72、押さえ板73、76は、放
熱ブロック79、81の側面部にネジ82によって固定
され、放熱ブロック79、81より支持されている。枠
状部材72、押さえ板73、76は、間に、シリコンパ
ッキング74、シールド基板75、シリコンパッキング
77、射出側偏光板42Rおよび偏光板固定用基板78
を挟んだ状態で、上下四隅を取り付けネジ82により共
締めされている。このような固定構造により、枠状部材
72は押さえ板73を介して放熱ブロック79、81と
熱的に導通がとれるように接続される。なお、偏光板4
2Rは偏光板固定用基板78に貼りつけられている。従
って、偏光板42Rの面積は押さえ板76よりも一回り
小さくすることが可能であり、また、必ずしも偏光板基
板を押さえ板76と偏光板固定用基板78との間に挟む
必要はない。
【0034】放熱ブロック79は多数の放熱フィン80
を有している。放熱ブロック79、81は、クロス・ダ
イクロイックプリズム51に固定されて上下のプリズム
固定ベース83、84に固定されている。放熱ブロック
81の下方には電動式の冷却ファン85が設けられてい
る。
【0035】液晶パネル40Rは取り付け具86によっ
てプリズム固定ベース84に固定され、入射側偏光板4
1Rは取り付け具87、88によって偏光板固定用基板
89と共にプリズム固定ベース枠体84に固定されてい
る。基板89は、先に説明した基板75、78と同様、
ガラス、樹脂、サファイア等、光透過性の材料で形成す
ることが可能である。中でも、熱伝導率が高いという点
で、サファイア基板が好ましい。また、取り付け具8
6、87、88は、アルミニウム等の熱伝導率が高い金
属によって構成することが好ましい。なお、これらの取
り付け構造は、他の液晶パネル40G、40B、入射側
偏光板41G、41Bについても同じである。
【0036】上記の構成によれば、射出側偏光板42
R、42G、42Bで発生した熱は、冷却液71によっ
て冷却される。これに伴って冷却液71の温度は上昇す
るが、冷却液71の熱は、枠状部材72を経て放熱ブロ
ック79、81に伝わる。そして、これら放熱ブロック
79、81より、大気中に放出される。これにより、冷
却液71の温度が高温になることなく、射出側偏光板4
2R、42G、42Bの冷却が効率よく行われる。
【0037】さらに、放熱ブロック79は放熱フィン付
きの放熱ブロックであるから、放熱ブロック79の放熱
効率が向上する。放熱ブロック81は、放熱フィン付き
ではないが、冷却ファン85による冷却風を受け、空冷
される。なお、放熱ブロック79、放熱ブロック81
は、図4に示されているように、側方部に放熱フィン9
0を有するような放熱フィン付き放熱ブロックで構成す
ることもできる。
【0038】さらに、上述の構成によれば、射出側偏光
板42R、42G、42Bが、偏光板固定用基板78を
介して冷却液71に直接的に接触しているため、例えば
耐液性の低い有機材料を使った射出側偏光板であって
も、射出側偏光板42R、42G、42Bの冷却が効果
的に行われる。また、各液晶パネル40R、40G、4
0Bと各射出側偏光板42R、42G、42Bとの間に
光の偏光を乱す原因となり得る冷却液71が存在しない
ため、投写画像を劣化させることなく、かつ、効率の良
い冷却が行われる。
【0039】さらにまた、上記の構成によれば、射出側
偏光板42R、42G、42Bが液晶パネル40R、4
0G、40Bと隔離された状態で配置されている。した
がって、射出側偏光板42R、42G、42Bで発生し
た熱が液晶パネル40R、40G、40Bに熱が伝わる
ことなく、射出側偏光板42R、42G、42Bや液晶
パネル40R、40G、40Bの冷却効率を向上させる
ことが可能となる。また、液冷手段70が投写光学系6
0の焦点位置にある液晶パネル40R、40G、40B
から離れた位置に配置されることになるため、例えば冷
却液71中にゴミが混入していても、投写光学系60に
対して冷却液71中のゴミはデフォーカスとなり、投写
画像への悪影響を抑えることが可能となる。また、
【0040】さらに、冷却手段70をクロス・ダイクロ
イックプリズム51と別構成としているため、冷却手段
70を容易に構成することが可能となり、また、プロジ
ェクタ内部への組み込みも容易である。
【0041】図5は、液冷手段70に関する他の実施の
形態を示している。液冷手段なお、図5において、図2
に対応する部分は、図2に付した符号と同一の符号を付
けて、その説明を省略する。
【0042】この実施の形態では、上述した実施の形態
における押さえ板73とシールド基板75とが省略され
ている。本実施形態において、枠状部材72の一方の側
部開口は、クロス・ダイクロイックプリズム51の入射
面54によって、直接、液密状態で閉じられている。そ
して、クロス・ダイクロイックプリズム51の入射面5
4、偏光板固定用基板78、枠状部材72によって囲ま
れた空間を冷却液室とし、ここに冷却液71を充填して
いる。
【0043】この構造では、射出側偏光板42Rとクロ
ス・ダイクロイックプリズム51の入射面54との間に
空気層が全く存在しない。従って、先に説明した実施形
態における効果に加え、射出側偏光板42R通過後の境
界面での屈折率変化を冷却液71によって緩和し、クロ
ス・ダイクロイックプリズム51の入射面54で反射し
て液晶パネル40R側に戻ってくるいわゆる戻り光を少
なくできるという効果が得られる。これらのことは、他
の液晶パネル40G、40Bの射出側偏光板42G、4
2Bについても同じである。これにより、投写画像のコ
ントラストを高めることができる。
【0044】図6、図7は、液冷手段70に関する他の
実施の形態を示している。なお、図6、図7において
も、図2に対応する部分は、図2に付した符号と同一の
符号を付けて、その説明を省略する。
【0045】図2、3、図6、7に示した液冷手段70
では、液晶パネル40R、40G、40Bを、取り付け
具86によってプリズム固定ベース84に固定するよう
にしていたが、この実施の形態では、押さえ板76に固
定するようにしている。押さえ板76の四隅近傍には、
取り付けピン91が一体的に設けられている。取り付け
ピン91には液晶パネル40Rに形成された貫通孔92
が通され、接着剤93によって取り付けピン91と液晶
パネル40Rとが固着されている。
【0046】この構造によれば、液晶パネル40Rが押
さえ板76を介してクロス・ダイクロイックプリズム5
1の入射面54に取り付けられることになるため、先に
説明した実施形態における効果に加え、液晶パネル40
Rとクロス・ダイクロイックプリズム51の入射面54
の相対的な位置関係の変動を防ぐことが可能となる。従
って、投写光学系60のバックフォーカスと液晶パネル
40Rとの位置関係の変動を防ぎやすくなり、高画質な
状態を維持しやすくなる。また、液晶パネル40Rの取
り付け構造が簡素化されるため、装置の小型化を図る点
でも有利である。なお、以上のような効果は、他の液晶
パネル40G、40Bについても同じである。
【0047】液晶パネル40Rの取り付けは、上述した
ようなピン嵌合式に限られることはなく、図8、図9に
示されているように、押さえ板76に一対の嵌合片94
を設け、押さえ板76の先端を液晶パネル40Rに形成
された嵌合凹部95に嵌め込むことにより行うこともで
きる。なお、この発明は、上記の実施形態に限られるも
のではなく、その用紙を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。 (1)上記実施形態では、3枚の液晶パネル40R、4
0G、40Bの有効領域全域をほぼ均一にかつほぼ一種
類の偏光光によって照明するために、2つのレンズアレ
イ12、13、偏光変換素子17、重畳レンズ16を用
いた照明光学系10を採用していたが、この発明は、こ
れらの光学要素を用いないプロジェクタにも適用可能で
ある。 (2)また、照明光学系10の構成は、図1に示したも
のには限られない。3枚の液晶パネル40R、40G、
40Bの有効領域全域をほぼ均一にかつほぼ一種類の偏
光光によって照明することが可能な構成であれば、どの
ような構成であっても構わない。 (3)上記実施形態では、各液晶パネル40R、40
G、40Bと射出側偏光板42R、42G、42Bとを
隔離して配置していたが、各液晶パネル40R、40
G、40Bに射出側偏光板42R、42G、42Bを貼
り付けた状態で配置しても良い。ただし、冷却効率の観
点では、これらを隔離して配置したほうがより好まし
い。 (4)プロジェクタとしては、投写面を観察する方向か
ら画像投写を行うフロントプロジェクタと、投写面を観
察する方向とは反対側から画像投写を行うリアプロジェ
クタとがあるが、上記実施例の構成は、いずれにも適用
可能である。なお、リアプロジェクタの場合には、図1
に示した照明光学系10から投写光学系60までの光学
系を、筐体の内部に配置する。また、筐体の前面に透過
型のスクリーン100を設ける。さらに、必要に応じ
て、筐体内部に、投写光学系60から射出された光を透
過型のスクリーン100に導く反射ミラーを1枚以上配
置すればよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるプロジェクタによれば、偏光板固定用基板を介し
て射出側偏光板が冷却液に直接的に接触するため、例え
ば耐液性の低い有機材料を使った射出側偏光板であって
も、冷却液による射出側偏光板の冷却が効果的に行わ
れ、優れた耐久性が得られる。そして、液晶パネルと射
出側偏光板との間に光の偏光を乱す原因となり得る冷却
液が存在しないため、投写画像を劣化させることなく、
かつ、効率の良い冷却が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるプロジェクタの全体構成を示す
構成図である。
【図2】この発明によるプロジェクタの一つの実施形態
における要部を示す断面図である。
【図3】この発明によるプロジェクタの一つの実施形態
における要部を示す分解斜視図である。
【図4】この発明によるプロジェクタで使用される放熱
フィン付き放熱ブロックを示す斜視図である。
【図5】この発明によるプロジェクタの他の実施形態に
おける要部を示す断面図である。
【図6】この発明によるプロジェクタの他の実施形態に
おける要部を示す断片的な断面図である。
【図7】この発明によるプロジェクタの他の実施形態に
おける要部を示す斜視図である。
【図8】この発明によるプロジェクタの他の実施形態に
おける要部を示す断片的な断面図である。
【図9】この発明によるプロジェクタの他の実施形態に
おける要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 照明光学系 11 光源ランプ 12 凹面鏡 13 第1のレンズアレイ 14 反射ミラー 15 第2のレンズアレイ 16 重畳レンズ 20 色分離光学系 21、22 ダイクロイックミラー 23、24、25 反射ミラー 26、27 リレーレンズ 28、29、30 フィールドレンズ 40R、40G、40B 液晶パネル 41R、41G、41B 入射側偏光板 42R、42G、42B 射出側偏光板 50 色合成光学系 51 クロス・ダイクロイックプリズム 52、53 誘電体多層膜 54、55、56 入射面 60 投写光学系 61 レンズ群 70 液冷手段 71 冷却液 72 枠状部材 73 押さえ板 74 シリコンパッキング 75 シールド基板 76 押さえ板 77 シリコンパッキング 78 偏光板固定用基板 79 放熱ブロック 80 放熱フィン 81 放熱ブロック 82 取り付けネジ 83、84 プリズム固定ベース 85 冷却ファン 86、87、88 取り付け具 89 偏光板固定用基板 90 放熱フィン 91 取り付けピン 92 貫通孔 93 接着剤 94 嵌合片 95 嵌合凹部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA15 EA68 HA13 HA18 HA24 HA28 MA01 MA20 2H089 JA11 QA06 TA12 TA15 TA16 TA18 UA05 5G435 AA12 AA14 BB12 BB17 CC12 DD02 DD04 EE05 EE13 FF03 FF05 GG01 GG02 GG03 GG04 GG08 GG28 GG44 LL15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三つの色光をそれぞれ変調する三つの液
    晶パネルと、前記三つの液晶パネルそれぞれの前方に配
    置された入射側偏光板と、前記三つの液晶パネルそれぞ
    れの後方に配置された射出側偏光板と、前記三つの液晶
    パネルのそれぞれによって変調された色光を合成する合
    成プリズムと、前記合成プリズムによって合成された光
    を投写する投写光学系とを有するプロジェクタにおい
    て、 前記射出側偏光板はそれぞれ前記合成プリズムの側面が
    なす入射面に対向して配置され、前記射出側偏光板と前
    記合成プリズムの入射面との間に、内部に冷却液が充填
    された液冷手段が設けられていることを特徴とするプロ
    ジェクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記液冷手段は枠状部材を有し、 前記枠状部材の一方の側部開口は、シールド基板により
    液密状態で閉じられており、 前記枠状部材の他方の側部開口は、偏光板固定用基板に
    より液密状態で閉じられており、 前記射出側偏光板は、前記偏光板固定用基板に貼り付け
    られており、 前記枠状部材と前記シールド基板と前記偏光板固定用基
    板とによって形成された密閉空間内に、冷却液が充填さ
    れていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記液冷手段は枠状部材を有し、 前記枠状部材の一方の側部開口は、前記合成プリズムの
    入射面によって液密状態で閉じられており、 前記枠状部材の他方の側部開口は、偏光板固定用基板に
    より液密状態で閉じられており、 前記射出側偏光板は、前記偏光板固定用基板に貼り付け
    られており、 前記枠状部材と前記合成プリズムの入射面と前記偏光板
    固定用基板とによって形成された密閉空間内に、冷却液
    が充填されていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のプロジェクタ
    において、 前記合成プリズムの上部または/および下部に放熱ブロ
    ックが配置され、 前記液冷手段は、前記放熱ブロックと熱的に導通がとれ
    るように接続されていることを特徴とするプロジェク
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記放熱ブロックには放熱フィンが設けられていること
    を特徴とするプロジェクタ。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のプロジェクタ
    において、 前記液冷手段は前記放熱ブロックに固定され、 前記液冷手段は前記放熱ブロックを介して前記合成プリ
    ズムに固定されていることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のプ
    ロジェクタにおいて、 前記液冷手段には、前記液晶パネルを取り付けるための
    取り付け部が設けられ、 前記液晶パネルは前記取り付け部を介して前記合成プリ
    ズムに固定されていることを特徴とするプロジェクタ。
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