JP2018017963A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】光変調装置を効率良く冷却しつつ、小型化や薄型化が可能なプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクターは、第1、第2の光変調装置と、冷却装置8と、を備える。光変調装置は、入射した色光を変調する変調装置本体と、変調装置本体を駆動するための集積回路が設けられ、一端が変調装置本体に接続されたフレキシブル基板53と、集積回路またはフレキシブル基板に当接するベース部を有し、集積回路の熱を放熱する第1、第2の放熱部61,62と、を備え、冷却装置8は、冷却ファン81から送風された冷却空気を第1、第2の光変調装置の順で導く第1流路10Fを形成するダクト部9を備え、第1、第2の光変調装置のそれぞれの第1、第2の放熱部61,62は、少なくとも一部が第1流路10F内に配置されている。【選択図】図9
Description
本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源と、光源から射出された光を変調する光変調装置と、変調された光を投写する投写光学装置とを備えたプロジェクターが知られている。そして、この光変調装置を冷却するための技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、光変調装置の保持構造を備えたプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、光変調装置の保持構造を備えたプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載のプロジェクター(投写型表示装置)は、光変調装置(液晶パネル)と、液晶パネルの光入射側、光射出側にそれぞれ配置された偏光子、検光子と、冷却ファンとを備えている。冷却ファンは、遠心ファンで構成され、液晶パネル、偏光子および検光子に併設されている。そして、特許文献1に記載のプロジェクターは、冷却ファンの駆動によって、3つの部材の間に空気を流通させ、3つの部材を冷却するように構成されている。
特許文献2のプロジェクターは、光変調装置を収納するフレーム、光変調装置に接続されたフレキシブル基板(フレキシブルプリント基板)を備えている。フレームは、光変調装置を収納する枠部および放熱部を有している。放熱部は、枠部の上端から突出して平面視矩形状に形成され、フレキシブル基板の一部に沿うように形成されている。そして、特許文献2には、枠部と放熱部とが併設された方向(上下方向)に延出する突起が設けられた放熱部の図面が開示されている。
特許文献2に記載の放熱部は、フレキシブル基板に設けられた回路素子(光変調装置を駆動するための回路素子)の熱を放熱するためのものと考えられる。そして、この放熱部には、上下方向に延出する突起が設けられていることから、特許文献2に記載の光変調装置および回路素子の冷却は、特許文献1に記載の技術等を用いて、上下方向に冷却空気を流通させることにより行うものと考えられる。
しかしながら、上述した技術では、光変調装置の下方に空気を流通させる空間を必要とするため、上下方向の大きさが増し、プロジェクターが大型化するという課題がある。
しかしながら、上述した技術では、光変調装置の下方に空気を流通させる空間を必要とするため、上下方向の大きさが増し、プロジェクターが大型化するという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、複数の光変調装置と、前記複数の光変調装置を冷却する冷却装置と、を備えたプロジェクターであって、前記複数の光変調装置は、第1の色光を変調する第1の光変調装置と、前記第1の光変調装置と隣り合うように配置され、第2の色光を変調する第2の光変調装置と、を備え、前記第1および前記第2の光変調装置は、それぞれ、入射した色光を変調する変調装置本体と、前記変調装置本体を駆動するための集積回路が設けられ、一端が前記変調装置本体に接続されたフレキシブル基板と、前記集積回路または前記フレキシブル基板に当接するベース部を有し、前記集積回路の熱を放熱する放熱部と、を備え、前記冷却装置は、冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却空気を前記第1の光変調装置の前記第2の光変調装置とは反対側から、前記第1の光変調装置に導いた後に前記第2の光変調装置に導く第1流路を形成するダクト部と、を備え、前記第1の光変調装置および前記第2の光変調装置のそれぞれの前記放熱部は、少なくとも一部が前記第1流路内に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、冷却装置は、冷却空気を第1の光変調装置に導いた後に第2の光変調装置に導く第1流路を有する。すなわち、第1流路は、第1の光変調装置の側方(第1の光変調装置の第2の光変調装置とは反対側)から第1、第2の光変調装置の順で冷却空気を流通させる。そして、この第1流路内には、放熱部の少なくとも一部が配置されている。これによって、ダクト部における第1流路を形成する部位の厚み(第1流路に冷却空気が流れる方向に直交する方向の寸法)を小さく形成しつつ、変調装置本体はもとより、集積回路の効率的な冷却が可能となる。よって、第1、第2の光変調装置を効率良く冷却しつつ、小型化や薄型化が可能なプロジェクターを提供することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記放熱部は、前記ベース部から前記集積回路とは反対側に突出し、前記第1流路内に配置される複数の突起部を有し、前記複数の突起部は、前記第1流路における前記冷却空気が流れる第1方向に直交し、かつ、前記ベース部に沿う第2方向において複数配設され、互いに隣り合う前記突起部の間に前記冷却空気が流通可能に離間していることが好ましい。
この構成によれば、放熱部は、複数の突起部を有しているので、表面積が大きく形成される。また、複数の突起部は、第1流路内に配置され、第2方向に複数配設され、上述したように離間している。これによって、第1流路内の突起部における滞留を抑え、冷却空気を第1方向に滑らかに流通させることが可能となる。よって、集積回路のより効率的な冷却が可能となるので、放熱部の小型化、ひいてはプロジェクターのより小型化や薄型化が可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記複数の突起部は、前記第1方向において複数配設され、互いに隣り合う突起部の間に前記第2方向に流れる空気が流通可能に離間していることが好ましい。
この構成によれば、複数の突起部は、さらに第1方向において複数配設され、上述したように離間している。これによって、放熱部は、さらに表面積が大きくなると共に、冷却空気を第1方向に加え、第1方向に交差する方向においても空気を流通させることが可能となる。よって、集積回路のさらに効率的な冷却が可能となるので、放熱部のさらなる小型化、ひいてはプロジェクターのさらなる小型化や薄型化が可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記放熱部は、前記集積回路を挟んで配置された第1の放熱部および第2の放熱部を有していることが好ましい。
この構成によれば、集積回路は、第1、第2の放熱部によって両側が放熱されるので、より効率的に冷却される。よって、放熱部の第2方向における小型化、ひいてはプロジェクターのさらなる小型化や薄型化が可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記複数の光変調装置は、第3の色光を変調する第3の光変調装置を備え、前記ダクト部は、前記冷却ファンから送風された冷却空気を前記第3の光変調装置に導き、当該第3の光変調装置において、前記第2方向に流通させる第2流路を形成し、前記第3の光変調装置は、前記放熱部が前記変調装置本体よりも前記第2流路の下流側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、冷却ファンから送風された冷却空気の一部を第1流路に流通させ、残部を第2流路に流通させることができる。これによって、冷却空気を2つの流路に流通させるので、第1〜第3の光変調装置の効率的な冷却が可能となる。
また、第2流路に流通する冷却空気は、第3の光変調装置に対して第2方向に流れ、第3の光変調装置は、放熱部が変調装置本体よりも第2流路の下流側に配置されている。そして、この放熱部の複数の突起部は、第2方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、この突起部における滞留を抑え、冷却空気を第2方向に滑らかに流通させることが可能になると共に、集積回路の放熱により温まった空気を変調装置本体とは反対側に流通させることができる。よって、第3の光変調装置の効率的な冷却が可能となる。
また、放熱部の複数の突起部は、第1方向および第2方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、第1、第2の光変調装置と第3の光変調装置とで冷却空気が流れる方向が異なっても、各光変調装置が備える変調装置本体および集積回路を効率よく冷却することが可能となる。よって、第1〜第3の光変調装置の放熱部を共通の部材で構成できることによる部品製造の合理化やプロジェクター製造の簡素化が可能となる。
また、第2流路に流通する冷却空気は、第3の光変調装置に対して第2方向に流れ、第3の光変調装置は、放熱部が変調装置本体よりも第2流路の下流側に配置されている。そして、この放熱部の複数の突起部は、第2方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、この突起部における滞留を抑え、冷却空気を第2方向に滑らかに流通させることが可能になると共に、集積回路の放熱により温まった空気を変調装置本体とは反対側に流通させることができる。よって、第3の光変調装置の効率的な冷却が可能となる。
また、放熱部の複数の突起部は、第1方向および第2方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、第1、第2の光変調装置と第3の光変調装置とで冷却空気が流れる方向が異なっても、各光変調装置が備える変調装置本体および集積回路を効率よく冷却することが可能となる。よって、第1〜第3の光変調装置の放熱部を共通の部材で構成できることによる部品製造の合理化やプロジェクター製造の簡素化が可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記放熱部は、前記ベース部の前記変調装置本体とは反対側の端部から屈曲し、前記フレキシブル基板から離間する方向に延出する屈曲部を有していることが好ましい。
この構成によれば、放熱部には、屈曲部が設けられているので、表面積が大きく形成される。よって、集積回路のさらに効率的な冷却が可能となるので、放熱部のさらなる小型化、ひいてはプロジェクターのさらなる小型化や薄型化が可能となる。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調してスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、および冷却装置8を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調してスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、および冷却装置8を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、合成樹脂製の部材等が複数組み合わされて構成されている。そして、外装筐体2には、外気を取り込むための吸気口、および外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口(いずれも図示省略)等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、投写光学装置としての投写レンズ36、ヘッド体37、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、投写光学装置としての投写レンズ36、ヘッド体37、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体38を備えている。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311およびリフレクター312等を備え、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射し、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、および重畳レンズ324は、光源装置31から射出された光を複数の部分光に分割し、この部分光を後述する液晶パネルの表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネルで利用可能な略1種類の偏光光に揃える。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光を第1の色光(青色光、以下「B光」という)、第2の色光(緑色光、以下「G光」という)、第3の色光(赤色光、以下「R光」という)の3色の色光に分離する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたB光をB光用の液晶パネルまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がB光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、R光を導く構成としてもよい。
図2は、光学装置4の斜視図である。
光学装置4は、図1、図2に示すように、各色光用に設けられた電気光学装置40(R光用の電気光学装置を40R、G光用の電気光学装置を40G、B光用の電気光学装置を40Bとする)、および色合成光学装置400を備える。
電気光学装置40B,40G,40Rのそれぞれは、入射側偏光板41、光変調装置5、射出側偏光板42、および支持部43(図2参照)を備えている。電気光学装置40Bの光変調装置5を第1の光変調装置5B、電気光学装置40Gの光変調装置5を第2の光変調装置5G、電気光学装置40Rの光変調装置5を第3の光変調装置5Rとする。
光学装置4は、図1、図2に示すように、各色光用に設けられた電気光学装置40(R光用の電気光学装置を40R、G光用の電気光学装置を40G、B光用の電気光学装置を40Bとする)、および色合成光学装置400を備える。
電気光学装置40B,40G,40Rのそれぞれは、入射側偏光板41、光変調装置5、射出側偏光板42、および支持部43(図2参照)を備えている。電気光学装置40Bの光変調装置5を第1の光変調装置5B、電気光学装置40Gの光変調装置5を第2の光変調装置5G、電気光学装置40Rの光変調装置5を第3の光変調装置5Rとする。
各色光用の入射側偏光板41は、色分離光学系33で分離された各色光のうち、偏光変換素子323で揃えられた偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して各色光用の光変調装置5に射出する。入射側偏光板41は、ガラス板(図示省略)に貼り付けられる。そして、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41は、冷却装置8の後述するダクト部9(図7参照)に配置され、電気光学装置40Rの入射側偏光板41は、光学部品用筐体38に配置される。
各色光用の光変調装置5は、各色光用の入射側偏光板41から射出された各色光を画像情報に応じて変調する。具体的に、第1の光変調装置5Bは、B光用の入射側偏光板41から射出されたB光を変調し、第2の光変調装置5Gは、G光用の入射側偏光板41から射出されたG光を変調する。そして、第3の光変調装置5Rは、R光用の入射側偏光板41から射出されたR光を変調する。光変調装置5については、後で詳細に説明する。
各色光用の射出側偏光板42は、入射側偏光板41と略同様の機能を有し、光変調装置5から射出された色光のうち一定方向の偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して色合成光学装置400に射出する。
各色光用の射出側偏光板42は、入射側偏光板41と略同様の機能を有し、光変調装置5から射出された色光のうち一定方向の偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して色合成光学装置400に射出する。
支持部43は、詳細な説明は省略するが、板金からプレス加工により形成された部材を備え、図2に示すように、光変調装置5を遊嵌支持する腕部431、光変調装置5の両側に開口部432hが形成された延出部432、延出部432の先端部に形成された切欠き433を有している。また、支持部43は、射出側偏光板42を支持する。
支持部43は、光変調装置5および射出側偏光板42を支持した状態で、治具(図示省略)による光変調装置5の把持、および切欠きへの係合が可能に形成されている。そして、光変調装置5は、この治具が移動されることによって位置が調整され、遊嵌支持された腕部431に接着固定される。また、光変調装置5が固定された支持部は、色合成光学装置400に対する位置が調整され、色合成光学装置400に接着固定される。なお、射出側偏光板42は、色合成光学装置400の光入射側端面に貼り付けられる構成であってもよい。
支持部43は、光変調装置5および射出側偏光板42を支持した状態で、治具(図示省略)による光変調装置5の把持、および切欠きへの係合が可能に形成されている。そして、光変調装置5は、この治具が移動されることによって位置が調整され、遊嵌支持された腕部431に接着固定される。また、光変調装置5が固定された支持部は、色合成光学装置400に対する位置が調整され、色合成光学装置400に接着固定される。なお、射出側偏光板42は、色合成光学装置400の光入射側端面に貼り付けられる構成であってもよい。
色合成光学装置400は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなすクロスダイクロイックプリズムを備え、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。色合成光学装置400は、3つの光入射側端面、および1つの光射出側端面を有している。電気光学装置40B,40G,40Rは、それぞれが3つの光入射側端面個別に対向して配置される。また、プロジェクター1が机上等に据え置かれた姿勢において、電気光学装置40B,40G,40Rは、上方から見て、この順で、色合成光学装置400を中心に反時計回りに配置される(図1参照)。また、第2の光変調装置5Gは、第1の光変調装置5Bと隣り合うように配置され、第3の光変調装置5Rは、光変調装置5Gと隣り合うように配置されている。そして、色合成光学装置400は、電気光学装置を40B,40Rから射出されたB光およびR光を反射し、電気光学装置を40Gから射出されたG光を透過して、3色の変調された光を合成する。
投写レンズ36は、複数のレンズ(図示省略)を有し、色合成光学装置400にて合成され、色合成光学装置400の射出側端面から射出された光をスクリーン等の投写面SC上に拡大投写する。
ヘッド体37は、光学装置4および投写レンズ36を支持し、光学部品用筐体38に取り付けられる。ヘッド体37は、図1に示すように、色合成光学装置400の上面に接着固定されたプリズム支持部371、および色合成光学装置400の前方に位置するヘッド体本体372を備えている。そして、プリズム支持部371は、ヘッド体本体372にネジ固定される。
ヘッド体本体372は、色合成光学装置400から射出された光が通過する光通過用開口部を有し、光学部品用筐体38にねじ固定される。
ヘッド体本体372は、色合成光学装置400から射出された光が通過する光通過用開口部を有し、光学部品用筐体38にねじ固定される。
冷却装置8は、図1に示すように、投写レンズ36の側方に配置された冷却ファン81、およびダクト部9を備え、光学装置4を冷却する。なお、図示は省略するが、プロジェクター1は、冷却装置8に加え、外装筐体2の排気口(図示省略)近傍に配置された排気ファンや、この排気ファンに空気を導くダクト部材等を備えている。冷却装置8については後で詳細に説明する。
〔光変調装置の構成〕
ここで、光変調装置5について詳細に説明する。
図3は、光変調装置5を光入射側から見た斜視図である。図4は、光変調装置5を光射出側から見た斜視図である。図5は、光変調装置5の断面図である。
光変調装置5は、図3〜図5に示すように、変調装置本体としての液晶パネル51、防塵ガラス52N,52S、フレキシブル基板53、第1の放熱部61、第2の放熱部62、およびこれらの部材を保持する保持部7を備えている。
ここで、光変調装置5について詳細に説明する。
図3は、光変調装置5を光入射側から見た斜視図である。図4は、光変調装置5を光射出側から見た斜視図である。図5は、光変調装置5の断面図である。
光変調装置5は、図3〜図5に示すように、変調装置本体としての液晶パネル51、防塵ガラス52N,52S、フレキシブル基板53、第1の放熱部61、第2の放熱部62、およびこれらの部材を保持する保持部7を備えている。
液晶パネル51は、一対の透明基板に液晶が密閉封入されて形成され、図示しない微小画素がマトリックス状に形成された矩形状の画素領域を有している。
防塵ガラス52Nは、液晶パネル51の光入射側に配置され、防塵ガラス52Sは、液晶パネル51の光射出側に配置されている。すなわち、光変調装置5は、防塵ガラス52Nから入射した光を変調し、変調した光を防塵ガラス52Sから射出する。
防塵ガラス52Nは、液晶パネル51の光入射側に配置され、防塵ガラス52Sは、液晶パネル51の光射出側に配置されている。すなわち、光変調装置5は、防塵ガラス52Nから入射した光を変調し、変調した光を防塵ガラス52Sから射出する。
フレキシブル基板53は、一端が液晶パネル51に接続され、他端が制御部に接続されている。また、フレキシブル基板53には、液晶パネル51側の端部近傍に液晶パネル51を駆動するための集積回路531(図5参照)が設けられている。集積回路531は、フレキシブル基板53の光射出側の面に設けられ、液晶パネル51に併設される。液晶パネル51は、フレキシブル基板53を介して制御部から入力された駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御され、画素領域内に表示画像を形成する。
なお、以下では、説明の便宜上、光変調装置5に注目して以下のように方向を定義する。液晶パネル51の光軸に沿う方向(液晶パネルの画素に直交する方向)をX方向、X方向に直交し、液晶パネル51と集積回路531とが併設される方向をZ方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とする。そして、X方向における防塵ガラス52S側を+X側、Z方向における集積回路531側を+Z側、図3の図面視における右側を+Y側とする。Z方向は、プロジェクター1が机上等に据え置かれた姿勢における上下方向となり、+Z側が上側となる。また、+Y方向は第1方向に相当し、+Z方向は第2方向に相当する。
第1の放熱部61および第2の放熱部62は、図5に示すように、集積回路531を挟んで配置され、集積回路531の熱を放熱する。
第1の放熱部61は、アルミニウム等で形成され、フレキシブル基板53の−X側(光入射側)に配置されている。また、第1の放熱部61は、保持部7の後述するパネル枠部71と一体に形成されている。
第1の放熱部61は、フレキシブル基板53の集積回路531とは反対側に当接するベース部611、およびベース部611から集積回路531とは反対側に突出する複数の突起部612を有している。
ベース部611は、Y−Z平面に沿う矩形の板状に形成され、各突起部612は、円柱状に形成されている。複数の突起部612は、Y方向およびZ方向に複数配設され、互いに隣り合う突起部612の間に、この2方向に流れる空気が流通可能に離間している。このように、複数の突起部612は、マトリックス状に配設されている。
第1の放熱部61は、アルミニウム等で形成され、フレキシブル基板53の−X側(光入射側)に配置されている。また、第1の放熱部61は、保持部7の後述するパネル枠部71と一体に形成されている。
第1の放熱部61は、フレキシブル基板53の集積回路531とは反対側に当接するベース部611、およびベース部611から集積回路531とは反対側に突出する複数の突起部612を有している。
ベース部611は、Y−Z平面に沿う矩形の板状に形成され、各突起部612は、円柱状に形成されている。複数の突起部612は、Y方向およびZ方向に複数配設され、互いに隣り合う突起部612の間に、この2方向に流れる空気が流通可能に離間している。このように、複数の突起部612は、マトリックス状に配設されている。
第2の放熱部62は、アルミニウム等で形成され、フレキシブル基板53の+X側(光射出側)に配置されている。第2の放熱部62は、集積回路531に対向して配置されるベース部621、およびベース部621から集積回路531とは反対側に突出する複数の突起部622を有している。集積回路531と第2の放熱部62との間には、空隙が存在するが、当該空隙に樹脂材料や接着剤を充填することにより、集積回路531で生じた熱が、第2の放熱部62に伝達可能に形成される。
ベース部621は、Y−Z平面に沿う矩形の板状に形成されており、保持部7の後述する第3固定板74を用いて固定されている。
各突起部622は、突起部612と同様に、円柱状に形成され、Y方向およびZ方向に複数配設されている。そして、複数の突起部622は、互いに隣り合う突起部622の間に、この2方向に流れる空気が流通可能に離間している。このように、複数の突起部622は、複数の突起部612と同様に、マトリックス状に配設されている。
なお、突起部612,622は、円柱状に限らず、例えば、直方体状から角部がR面やC面に面取りされた形状であってもよい。
ベース部621は、Y−Z平面に沿う矩形の板状に形成されており、保持部7の後述する第3固定板74を用いて固定されている。
各突起部622は、突起部612と同様に、円柱状に形成され、Y方向およびZ方向に複数配設されている。そして、複数の突起部622は、互いに隣り合う突起部622の間に、この2方向に流れる空気が流通可能に離間している。このように、複数の突起部622は、複数の突起部612と同様に、マトリックス状に配設されている。
なお、突起部612,622は、円柱状に限らず、例えば、直方体状から角部がR面やC面に面取りされた形状であってもよい。
保持部7は、図3〜図5に示すように、パネル枠部71、第1固定板72、第2固定板73、および第3固定板74を備えている。
パネル枠部71は、第1の放熱部61の下方に設けられ、前述したように、第1の放熱部61と一体に形成されている。
パネル枠部71は、平面視矩形状に形成され、防塵ガラス52N,52Sが取り付けられた液晶パネル51が+X側(色合成光学装置400側)から収納される凹部711(図5参照)を有している。また、パネル枠部71の四隅には、前述した腕部431(図2参照)が挿通される貫通孔71h(図4参照)が設けられている。なお、図3に示すように、パネル枠部71と第1の放熱部61とは、Y方向における両側が繋がり、中央部が互いに離間するように形成されている。このように、パネル枠部71と第1の放熱部61とが一部で繋がるように形成されていることにより、第1の放熱部61の熱がパネル枠部71に伝わりにくくなるように形成されている。
パネル枠部71は、第1の放熱部61の下方に設けられ、前述したように、第1の放熱部61と一体に形成されている。
パネル枠部71は、平面視矩形状に形成され、防塵ガラス52N,52Sが取り付けられた液晶パネル51が+X側(色合成光学装置400側)から収納される凹部711(図5参照)を有している。また、パネル枠部71の四隅には、前述した腕部431(図2参照)が挿通される貫通孔71h(図4参照)が設けられている。なお、図3に示すように、パネル枠部71と第1の放熱部61とは、Y方向における両側が繋がり、中央部が互いに離間するように形成されている。このように、パネル枠部71と第1の放熱部61とが一部で繋がるように形成されていることにより、第1の放熱部61の熱がパネル枠部71に伝わりにくくなるように形成されている。
第1固定板72は、板金からプレス加工により形成されており、図3に示すように、パネル枠部71の−X側に配置される枠部、およびこの枠部のY方向における両側から屈曲する屈曲部を有している。枠部には、入射側偏光板41から射出された色光が通過する光通過用開口部721が形成され、屈曲部には、矩形状の孔が設けられている。第1固定板72は、パネル枠部71の側面に形成された突起に矩形状の孔の縁部が係止されてパネル枠部71に固定される。
第2固定板73は、板金からプレス加工により形成されており、図4に示すように、パネル枠部71の+X側に配置される枠部、およびこの枠部のY方向における両側から屈曲する屈曲部を有している。枠部には、液晶パネル51から射出された色光が通過する光通過用開口部731が形成され、屈曲部には、矩形状の孔が設けられている。第2固定板73は、パネル枠部71の側面に形成された突起に矩形状の孔の縁部が係止されてパネル枠部71に固定される。そして、第2固定板73は、パネル枠部71とで防塵ガラス52N,52Sが取り付けられた液晶パネル51を挟持する。
第3固定板74は、板金からプレス加工により形成されており、図4に示すように、第2の放熱部62のベース部621に当接される当接部741、および当接部741のY方向における両側から屈曲する屈曲部742を有している。当接部741には、複数の突起部622のうちの一部を露出させる開口部が設けられ、屈曲部742には、矩形状の孔が設けられている。第3固定板74は、第1の放熱部61の側面に形成された突起に矩形状の孔の縁部が係止されて第1の放熱部61に固定される。第2の放熱部62は、第3固定板74と第1の放熱部61とに挟持されて固定される。
光変調装置5は、前述したように、支持部43に支持され、位置が調整される。光変調装置5の両側に設けられた支持部43の開口部432hは、光変調装置5に対してY方向に開口している。すなわち、電気光学装置40は、支持部43が光変調装置5および射出側偏光板42を支持した状態で、Y方向およびZ方向に冷却空気を流通可能に構成されている。
〔冷却装置の構成〕
次に、冷却装置8について詳細に説明する。
冷却装置8は、前述したように、冷却ファン81およびダクト部9を備える。図6は、光学装置4および冷却装置8を上方斜めから見た斜視図である。
冷却ファン81は、図6に示すように、回転軸に沿って取り込んだ空気を回転接線方向に吐出するシロッコファンで構成されている。冷却ファン81は、図6に示すように、吸気口811が上側を向き、送風口812が電気光学装置40Bを向いて配置されている。
次に、冷却装置8について詳細に説明する。
冷却装置8は、前述したように、冷却ファン81およびダクト部9を備える。図6は、光学装置4および冷却装置8を上方斜めから見た斜視図である。
冷却ファン81は、図6に示すように、回転軸に沿って取り込んだ空気を回転接線方向に吐出するシロッコファンで構成されている。冷却ファン81は、図6に示すように、吸気口811が上側を向き、送風口812が電気光学装置40Bを向いて配置されている。
ダクト部9は、冷却ファン81から送風された冷却空気を電気光学装置40R,40G,40Bに導く。
図7は、光学装置4および冷却装置8を下方斜めから見た斜視図である。
ダクト部9は、複数の部材が組み合わされて構成され、図6、図7に示すように、空気導入部91、第1流路形成部92、および第2流路形成部93を有している。
空気導入部91は、筒状に形成され、一端側が冷却ファン81の送風口812を囲み、他端側が電気光学装置40Bに向かって延出している。具体的に、空気導入部91は、図6、図7に示すように、上側を形成する上面部91a、下側を形成する下面部91b、上面部91aおよび下面部91bのそれぞれの両側を繋ぐ側面部91cを有している。
そして、空気導入部91は、冷却ファン81から送風された冷却空気を導入し、第1流路形成部92および第2流路形成部93に導く。
図7は、光学装置4および冷却装置8を下方斜めから見た斜視図である。
ダクト部9は、複数の部材が組み合わされて構成され、図6、図7に示すように、空気導入部91、第1流路形成部92、および第2流路形成部93を有している。
空気導入部91は、筒状に形成され、一端側が冷却ファン81の送風口812を囲み、他端側が電気光学装置40Bに向かって延出している。具体的に、空気導入部91は、図6、図7に示すように、上側を形成する上面部91a、下側を形成する下面部91b、上面部91aおよび下面部91bのそれぞれの両側を繋ぐ側面部91cを有している。
そして、空気導入部91は、冷却ファン81から送風された冷却空気を導入し、第1流路形成部92および第2流路形成部93に導く。
図8は、光学装置4および冷却装置8の断面斜視図であり、上下方向(Z方向)に直交する平面における断面を示す図である。
第1流路形成部92は、図7、図8に示すように、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41および色合成光学装置400とで第1、第2の光変調装置5B,5Gを囲み、第1流路10Fを形成している。
第1流路10Fは、上方から見てL字状に形成され、図8に示すように、L字状の一端側(第1の光変調装置5Bの―Y側(図3参照))が空気導入部91に連通し、L字状の他端側(第2の光変調装置5Gの+Y側(図3参照))に空気の排出口10Feが設けられている。
第1流路形成部92は、図7、図8に示すように、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41および色合成光学装置400とで第1、第2の光変調装置5B,5Gを囲み、第1流路10Fを形成している。
第1流路10Fは、上方から見てL字状に形成され、図8に示すように、L字状の一端側(第1の光変調装置5Bの―Y側(図3参照))が空気導入部91に連通し、L字状の他端側(第2の光変調装置5Gの+Y側(図3参照))に空気の排出口10Feが設けられている。
第1流路形成部92は、図6〜図8に示すように、外周壁部92a、上面部92b、下面部92c、および仕切り壁92dを有している。
外周壁部92aは、図8に示すように、第1、第2の光変調装置5B,5Gの色合成光学装置400とは反対側に設けられ、上下方向に延出している。また、外周壁部92aには、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41によって閉塞される開口部が設けられている。そして、外周壁部92aは、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41とで、第1流路形成部92の側壁を形成する。
外周壁部92aは、図8に示すように、第1、第2の光変調装置5B,5Gの色合成光学装置400とは反対側に設けられ、上下方向に延出している。また、外周壁部92aには、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41によって閉塞される開口部が設けられている。そして、外周壁部92aは、電気光学装置40B,40Gの入射側偏光板41とで、第1流路形成部92の側壁を形成する。
図9は、光学装置4および冷却装置8の断面斜視図であり、電気光学装置40B,40Rおよびダクト部9を上下方向(Z方向)に沿う平面で切断した断面を示す図である。
上面部92bは、図6、図9に示すように、第1流路形成部92の上側を形成する部位であり、第1、第2の光変調装置5B,5Gのフレキシブル基板53が挿通される挿通孔921が設けられている。また、上面部92bは、図6に示すように、電気光学装置40Rの上側が開口して形成されており、この開口部から第3の光変調装置5Rの第1、第2の放熱部61,62が露出している。
上面部92bは、図6、図9に示すように、第1流路形成部92の上側を形成する部位であり、第1、第2の光変調装置5B,5Gのフレキシブル基板53が挿通される挿通孔921が設けられている。また、上面部92bは、図6に示すように、電気光学装置40Rの上側が開口して形成されており、この開口部から第3の光変調装置5Rの第1、第2の放熱部61,62が露出している。
図10は、図9におけるA部の拡大図である。図11は、光学装置4および冷却装置8の断面図であり、第1の光変調装置5Bを正面とし、第1の光変調装置5Bのフレキシブル基板53が挿通された挿通孔921を通る平面で切断した断面を示す図である。
上面部92bは、図10、図11に示すように、空気導入部91の上面部91aに繋がり、上面部91aより上側に位置する上壁部922、上壁部922よりさらに上側に位置する凸状部923を有している。挿通孔921は、この凸状部923に形成されている。
なお、空気導入部91は、第1の光変調装置5Bの−Y側(図3参照)から見て、上面部91aが液晶パネル51(図5参照)の上方に位置し、下面部91bが液晶パネル51(図5参照)の下方に位置するように形成されている。
そして、第1の光変調装置5Bの第1、第2の放熱部61,62は、上壁部922の内面側に配置されている。
上面部92bは、図10、図11に示すように、空気導入部91の上面部91aに繋がり、上面部91aより上側に位置する上壁部922、上壁部922よりさらに上側に位置する凸状部923を有している。挿通孔921は、この凸状部923に形成されている。
なお、空気導入部91は、第1の光変調装置5Bの−Y側(図3参照)から見て、上面部91aが液晶パネル51(図5参照)の上方に位置し、下面部91bが液晶パネル51(図5参照)の下方に位置するように形成されている。
そして、第1の光変調装置5Bの第1、第2の放熱部61,62は、上壁部922の内面側に配置されている。
詳細な図は省略するが、第2の光変調装置5Gの第1、第2の放熱部61,62も、第1の光変調装置5Bの第1、第2の放熱部61,62と同様に、上面部92bの内面側に配置される。
このように、ダクト部9は、第1、第2の光変調装置5B,5Gのそれぞれのフレキシブル基板53が挿通される挿通孔921を有し、第1、第2の光変調装置5B,5Gにおける第1、第2の放熱部61,62を囲むように形成されている。すなわち、第1、第2の光変調装置5B,5Gにおける第1、第2の放熱部61,62は、複数の突起部612,622を含めて第1流路10F内に配置されている。
このように、ダクト部9は、第1、第2の光変調装置5B,5Gのそれぞれのフレキシブル基板53が挿通される挿通孔921を有し、第1、第2の光変調装置5B,5Gにおける第1、第2の放熱部61,62を囲むように形成されている。すなわち、第1、第2の光変調装置5B,5Gにおける第1、第2の放熱部61,62は、複数の突起部612,622を含めて第1流路10F内に配置されている。
下面部92cは、図7に示すように、第1流路形成部92の下側を形成する。
仕切り壁92dは、図8に示すように、電気光学装置40Gと電気光学装置40Rとの間に外周壁部92aと離間して設けられ、上下方向に延出している。前述した排出口10Feは、外周壁部92aと仕切り壁92dとの間に形成されている。
仕切り壁92dは、図8に示すように、電気光学装置40Gと電気光学装置40Rとの間に外周壁部92aと離間して設けられ、上下方向に延出している。前述した排出口10Feは、外周壁部92aと仕切り壁92dとの間に形成されている。
第2流路形成部93は、空気導入部91から導入された冷却空気の一部を電気光学装置40Rの下方に導く第2流路20Fを形成している。第2流路形成部93は、図7、図9に示すように、空気導入部91に連通し、色合成光学装置400の下方を経由して電気光学装置40Rの下方まで延出している。すなわち、ダクト部9は、第1流路形成部92の厚み(Z方向の寸法)が、第2流路形成部93の厚みより薄く形成されている。
〔光学装置の冷却空気の流れ〕
次に、冷却ファン81から送風された冷却空気の流れについて説明する。
冷却ファン81から送風された冷却空気は、図8、図9に示すように、空気導入部91に導入され、一部が第1流路10Fを流通し、残部が第2流路20Fを流通する。
第1流路10Fには、冷却空気が第1の光変調装置5Bの第2の光変調装置5Gとは反対側から、第1の光変調装置5B(電気光学装置40B)、第2の光変調装置5G(電気光学装置40G)の順で流通する。第1流路10FがL字状に形成されているので、冷却ファン81から送風された冷却空気は、第1の光変調装置5B、第2の光変調装置5Gのそれぞれに対し、−Y側から+Y側(図3参照)に流れる。すなわち、第1流路10Fには、+Y方向(第1方向)に冷却空気が流れる。
次に、冷却ファン81から送風された冷却空気の流れについて説明する。
冷却ファン81から送風された冷却空気は、図8、図9に示すように、空気導入部91に導入され、一部が第1流路10Fを流通し、残部が第2流路20Fを流通する。
第1流路10Fには、冷却空気が第1の光変調装置5Bの第2の光変調装置5Gとは反対側から、第1の光変調装置5B(電気光学装置40B)、第2の光変調装置5G(電気光学装置40G)の順で流通する。第1流路10FがL字状に形成されているので、冷却ファン81から送風された冷却空気は、第1の光変調装置5B、第2の光変調装置5Gのそれぞれに対し、−Y側から+Y側(図3参照)に流れる。すなわち、第1流路10Fには、+Y方向(第1方向)に冷却空気が流れる。
具体的に、空気導入部91に導入された冷却空気の一部は、図11に示すように、第1の光変調装置5Bの−Y側(図3参照)から電気光学装置40Bに向かう。
電気光学装置40Bの支持部43には、第1の光変調装置5Bの両側に開口部432h(図2参照)が設けられているので、電気光学装置40Bに向かった冷却空気は、第1の光変調装置5Bの−Y側となる開口部432hから電気光学装置40B内に流入し、第1の光変調装置5B、入射側偏光板41、および射出側偏光板42を冷却する。すなわち、電気光学装置40Bは、第1の光変調装置5Bにおける+Y方向(第1方向)に流れる冷却空気によって冷却される。
電気光学装置40Bの支持部43には、第1の光変調装置5Bの両側に開口部432h(図2参照)が設けられているので、電気光学装置40Bに向かった冷却空気は、第1の光変調装置5Bの−Y側となる開口部432hから電気光学装置40B内に流入し、第1の光変調装置5B、入射側偏光板41、および射出側偏光板42を冷却する。すなわち、電気光学装置40Bは、第1の光変調装置5Bにおける+Y方向(第1方向)に流れる冷却空気によって冷却される。
また、空気導入部91は、上面部91aおよび下面部91bが第1の光変調装置5Bの液晶パネル51に対して前述した位置に形成されているので、この液晶パネル51には、空気導入部91から直線的に冷却空気が送風される。すなわち、この液晶パネル51には、冷却ファン81から送風された冷却空気の風速と同程度の風速の冷却空気が送風される。
一方、第1の光変調装置5Bの第1、第2の放熱部61,62は、第1の光変調装置5Bの−Y側(図3参照)から見て、空気導入部91の上面部91aより上方に位置しているので(図11参照)、この第1、第2の放熱部61,62には、風速が弱められた冷却空気が送風される。しかしながら、第1、第2の放熱部61,62の複数の突起部612,622は、第1の光変調装置5BにおけるY方向、およびZ方向において互いに離間しているので、風速が弱められた冷却空気であっても、滞留することなく、全体として第1方向に流れる。そして、第1の光変調装置5Bは、集積回路531の両側が放熱される。
そして、電気光学装置40Bを冷却した空気は、第1の光変調装置5Bの+Y側(図3参照)から流出し、第2の光変調装置5Gの−Y側(図3参照)から電気光学装置40G内に流入する。具体的に、電気光学装置40Bを冷却した空気は、電気光学装置40Gの支持部43における第2の光変調装置5Gの−Y側となる開口部432hから電気光学装置40G内に流入し、電気光学装置40Gを冷却する。すなわち、電気光学装置40Gは、第2の光変調装置5Gにおける+Y方向(第1方向)に流れる冷却空気によって冷却される。
また、第2の光変調装置5Gの第1、第2の放熱部61,62には、第1の光変調装置5Bの第1、第2の放熱部61,62と同様に、風速が弱められた冷却空気が送風されるが、複数の突起部612,622が、第2の光変調装置5GにおけるY方向、およびZ方向において互いに離間しているので、風速が弱められた冷却空気であっても、滞留することなく、全体として第1方向に流れる。そして、第2の光変調装置5Gは、集積回路531の両側が放熱される。
電気光学装置40Gを冷却した空気は、第2の光変調装置5Gの+Y側となる支持部43の開口部432hから流出し、排出口10Feを経てダクト部9外に排出される。
このように、冷却ファン81から送風された冷却空気の一部は、第1の光変調装置5B、第2の光変調装置5Gのそれぞれに対して+Y方向(第1方向)に、また、この順で流れ、電気光学装置40B,40Gを冷却する。
このように、冷却ファン81から送風された冷却空気の一部は、第1の光変調装置5B、第2の光変調装置5Gのそれぞれに対して+Y方向(第1方向)に、また、この順で流れ、電気光学装置40B,40Gを冷却する。
第2流路20Fに向かった冷却空気は、図9に示すように、電気光学装置40Rの下側(−Z側)から電気光学装置40R内に流入する。電気光学装置40R内に流入した冷却空気は、第3の光変調装置5R、入射側偏光板41、および射出側偏光板42を冷却し、電気光学装置40Rの上側から、ダクト部9外に流出する。すなわち、第2流路20Fは、第3の光変調装置5Rに対して+Z方向(第2方向)に冷却空気を流通させる。
また、第3の光変調装置5Rにおいては、冷却空気は、液晶パネル51側から第1、第2の放熱部61,62に向かう。そして、この第1、第2の放熱部61,62に向かった冷却空気は、複数の突起部612,622の間を流れてダクト部9外に流出する。すなわち、第3の光変調装置5Rは、第1、第2の放熱部61,62が液晶パネル51よりも第2流路20Fの下流側に配置され、集積回路531の両側が放熱される。
また、第3の光変調装置5Rにおいては、冷却空気は、液晶パネル51側から第1、第2の放熱部61,62に向かう。そして、この第1、第2の放熱部61,62に向かった冷却空気は、複数の突起部612,622の間を流れてダクト部9外に流出する。すなわち、第3の光変調装置5Rは、第1、第2の放熱部61,62が液晶パネル51よりも第2流路20Fの下流側に配置され、集積回路531の両側が放熱される。
このように、冷却ファン81から送風された冷却空気は、一部が電気光学装置40B,40Gにおいてこの順で第1方向に流れて電気光学装置40B,40Gを冷却し、残部が電気光学装置40Rにおいて第2方向に流れて電気光学装置40Rを冷却する。
そして、第1流路10Fおよび第2流路20Fからダクト部9外に流出した空気は、前述した排気ファン(図示省略)によって外装筐体2の排気口(図示省略)から外装筐体2の外部に排出される。
そして、第1流路10Fおよび第2流路20Fからダクト部9外に流出した空気は、前述した排気ファン(図示省略)によって外装筐体2の排気口(図示省略)から外装筐体2の外部に排出される。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)冷却装置8は、電気光学装置40Bの側方から電気光学装置40B,40Gの順で冷却空気を流通させる第1流路10Fを有し、この第1流路10F内には、第1、第2の光変調装置5B,5Gの第1、第2の放熱部61,62が配置されている。これによって、ダクト部9における第1流路形成部92の厚みを薄く形成しつつ、液晶パネル51、入射側偏光板41、および射出側偏光板42はもとより、集積回路531の効率的な冷却が可能となる。よって、電気光学装置40B,40Gを効率良く冷却しつつ、小型化や薄型化が可能なプロジェクター1を提供することが可能となる。
(1)冷却装置8は、電気光学装置40Bの側方から電気光学装置40B,40Gの順で冷却空気を流通させる第1流路10Fを有し、この第1流路10F内には、第1、第2の光変調装置5B,5Gの第1、第2の放熱部61,62が配置されている。これによって、ダクト部9における第1流路形成部92の厚みを薄く形成しつつ、液晶パネル51、入射側偏光板41、および射出側偏光板42はもとより、集積回路531の効率的な冷却が可能となる。よって、電気光学装置40B,40Gを効率良く冷却しつつ、小型化や薄型化が可能なプロジェクター1を提供することが可能となる。
(2)第1、第2の放熱部61,62は、複数の突起部612,622を有しているので、表面積が大きく形成される。また、第1、第2の光変調装置5B,5Gの複数の突起部612,622は、第1流路10F内に配置され、Z方向に複数配設され、互いに隣り合う突起部612,622の間に、+Y方向(第1方向)に流れる空気が流通可能に離間している。これによって、第1流路10F内の突起部612,622における滞留を抑え、冷却空気を+Y方向に滑らかに流通させることが可能となる。よって、集積回路531のより効率的な冷却が可能となるので、第1、第2の放熱部61,62の小型化、ひいてはプロジェクター1のより小型化や薄型化が可能となる。
(3)集積回路531は、第1、第2の放熱部61,62によって両側が放熱されるので、より効率的に冷却される。よって、第1、第2の放熱部61,62の上下方向(Z方向)の小型化、ひいてはプロジェクター1のさらなる小型化や薄型化が可能となる。
(4)ダクト部9は、冷却ファン81から送風された冷却空気の一部が流通する第1流路10Fに加え、残部が流通する第2流路20Fを備えている。これによって、冷却対象を冷却する前の冷却空気を2つの流路に流通させるので、電気光学装置40B,40G,40Rの効率的な冷却が可能となる。
また、第2流路20Fに流通する冷却空気は、電気光学装置40Rに対して+Z方向(第2方向)に流れ、第3の光変調装置5Rは、第1、第2の放熱部61,62が液晶パネル51よりも第2流路20Fの下流側に配置されている。そして、第3の光変調装置5Rの第1、第2の放熱部61,62は、複数の突起部612,622がZ方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、この突起部612,622における滞留を抑え、冷却空気を+Z方向に滑らかに流通させることが可能となると共に、集積回路531の放熱により温まった空気を液晶パネル51とは反対側に流通させることができる。よって、第3の光変調装置5Rの効率的な冷却が可能となる。
また、第2流路20Fに流通する冷却空気は、電気光学装置40Rに対して+Z方向(第2方向)に流れ、第3の光変調装置5Rは、第1、第2の放熱部61,62が液晶パネル51よりも第2流路20Fの下流側に配置されている。そして、第3の光変調装置5Rの第1、第2の放熱部61,62は、複数の突起部612,622がZ方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、この突起部612,622における滞留を抑え、冷却空気を+Z方向に滑らかに流通させることが可能となると共に、集積回路531の放熱により温まった空気を液晶パネル51とは反対側に流通させることができる。よって、第3の光変調装置5Rの効率的な冷却が可能となる。
(5)第1、第2、第3の光変調装置は、共通の第1、第2の放熱部61,62をそれぞれ備えている。そして、第1、第2の放熱部61,62の複数の突起部612,622は、第1方向および第2方向において空気が流通するように離間して形成されている。これによって、第1、第2の光変調装置5B,5Gと第3の光変調装置5Rとで冷却空気が流れる方向が異なっても、各光変調装置5が備える液晶パネル51および集積回路531を効率よく冷却することが可能となる。よって、各光変調装置5の第1、第2の放熱部61,62を共通の部材で構成できることによる部品製造の合理化やプロジェクター1製造の簡素化が可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記実施形態の第1、第2の光変調装置5B,5Gにおいて、第1、第2の放熱部61,62とは異なる形状の放熱部を用い、この放熱部に対応するダクト部を形成してもよい。
図12は、変形例の第1、第2の放熱部161,162、およびダクト部190の一部を示す断面図である。
図12に示すように、第1の放熱部161は、ベース部1611、ベース部1611に対して屈曲する屈曲部1612、およびベース部1611から集積回路531とは反対側に突出する複数の突起部1613を有している。
ベース部1611は、前記実施形態のベース部611と同様の形状を有している。屈曲部1612は、ベース部1611の液晶パネル51とは反対側の端部から屈曲し、フレキシブル基板53から離間する方向に延出している。
第2の放熱部162は、第1の放熱部161と同様に、ベース部1621、屈曲部1622、および複数の突起部1623を有している。
(変形例1)
前記実施形態の第1、第2の光変調装置5B,5Gにおいて、第1、第2の放熱部61,62とは異なる形状の放熱部を用い、この放熱部に対応するダクト部を形成してもよい。
図12は、変形例の第1、第2の放熱部161,162、およびダクト部190の一部を示す断面図である。
図12に示すように、第1の放熱部161は、ベース部1611、ベース部1611に対して屈曲する屈曲部1612、およびベース部1611から集積回路531とは反対側に突出する複数の突起部1613を有している。
ベース部1611は、前記実施形態のベース部611と同様の形状を有している。屈曲部1612は、ベース部1611の液晶パネル51とは反対側の端部から屈曲し、フレキシブル基板53から離間する方向に延出している。
第2の放熱部162は、第1の放熱部161と同様に、ベース部1621、屈曲部1622、および複数の突起部1623を有している。
ダクト部190は、屈曲部1612,1622とでベース部1611,1621を囲むように形成されている。すなわち、屈曲部1612,1622は、ダクト部190とで第1流路10Fの一部を形成する。
この構成によれば、第1、第2の放熱部161,162には、屈曲部1612,1622が設けられているので、光変調装置5をZ方向(第2方向)において大型化することなく第1、第2の放熱部161,162の表面積を大きくすることができる。よって、電気光学装置40B,40Gをさらに効率良く冷却しつつ、小型化や薄型化が可能なプロジェクター1を提供することが可能となる。また、前記実施形態のダクト部9に比べ、ダクト部190を簡素な形状で形成することが可能となる。
なお、この構成の場合、突起部1613,1623は、第1方向(屈曲部1612,1622に平行な方向)に延出する形状であってもよい。すなわち、Z方向(第2方向)において複数設けられ、互いに隣り合う突起部1613,1623の間に空気が流通可能に離間していれば、第1方向に複数配置されないように構成してもよい。
なお、この構成の場合、突起部1613,1623は、第1方向(屈曲部1612,1622に平行な方向)に延出する形状であってもよい。すなわち、Z方向(第2方向)において複数設けられ、互いに隣り合う突起部1613,1623の間に空気が流通可能に離間していれば、第1方向に複数配置されないように構成してもよい。
(変形例2)
前記実施形態の第1、第2の光変調装置5B,5Gにおける放熱部(第1、第2の放熱部61,62)は、全てが第1流路10F内に位置するように配置されているが、放熱部の一部が第1流路10F内に配置されるように構成してもよい。
前記実施形態の第1、第2の光変調装置5B,5Gにおける放熱部(第1、第2の放熱部61,62)は、全てが第1流路10F内に位置するように配置されているが、放熱部の一部が第1流路10F内に配置されるように構成してもよい。
(変形例3)
前記実施形態および変形例1の光変調装置5は、集積回路531の両側に配置される放熱部を備えているが、集積回路531のいずれか一方の側に配置される放熱部(前記実施形態の場合、例えば、パネル枠部71と一体に形成された第1の放熱部61)を備える構成であってもよい。
前記実施形態および変形例1の光変調装置5は、集積回路531の両側に配置される放熱部を備えているが、集積回路531のいずれか一方の側に配置される放熱部(前記実施形態の場合、例えば、パネル枠部71と一体に形成された第1の放熱部61)を備える構成であってもよい。
(変形例4)
前記実施形態では、3つの電気光学装置40R,40G,40Bのうちの電気光学装置40B,40Gに対し、冷却空気が第1方向に流通するように構成されているが、電気光学装置40R,40Gに対して冷却空気が第1方向に流通するように構成されてもよい。
また、3つの電気光学装置40R,40G,40B全てにおいて順に冷却空気が第1方向に流通する態様であってもよい。この態様の場合、ベース部611,621から突出する複数の突起部は、円柱状でなく、第1方向に延出する形状であってもよい。すなわち、第2方向において複数配設され、互いに隣り合う突起部の間に空気が流通可能に離間していればよい。
前記実施形態では、3つの電気光学装置40R,40G,40Bのうちの電気光学装置40B,40Gに対し、冷却空気が第1方向に流通するように構成されているが、電気光学装置40R,40Gに対して冷却空気が第1方向に流通するように構成されてもよい。
また、3つの電気光学装置40R,40G,40B全てにおいて順に冷却空気が第1方向に流通する態様であってもよい。この態様の場合、ベース部611,621から突出する複数の突起部は、円柱状でなく、第1方向に延出する形状であってもよい。すなわち、第2方向において複数配設され、互いに隣り合う突起部の間に空気が流通可能に離間していればよい。
(変形例5)
前記実施形態の電気光学装置40が、入射側偏光板41および射出側偏光板42以外の光学部品、例えば、光変調装置5から射出された光の位相差を補償する補償素子や位相差板等を備える構成であってもよい。
前記実施形態の電気光学装置40が、入射側偏光板41および射出側偏光板42以外の光学部品、例えば、光変調装置5から射出された光の位相差を補償する補償素子や位相差板等を備える構成であってもよい。
(変形例6)
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置5が透過型の液晶パネル51を備えていているが、反射型の液晶パネルを備える構成であってもよい。
また、前記実施形態のプロジェクター1は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置5を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置5が透過型の液晶パネル51を備えていているが、反射型の液晶パネルを備える構成であってもよい。
また、前記実施形態のプロジェクター1は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置5を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
(変形例7)
前記実施形態の光源装置31は、放電型の光源311を採用しているが、その他の方式の光源や発光ダイオード、レーザーダイオード等の固体光源で構成してもよい。
前記実施形態の光源装置31は、放電型の光源311を採用しているが、その他の方式の光源や発光ダイオード、レーザーダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、5…光変調装置、5B…第1の光変調装置、5G…第2の光変調装置、5R…第3の光変調装置、8…冷却装置、9,190…ダクト部、10F…第1流路、20F…第2流路、51…液晶パネル(変調装置本体)、53…フレキシブル基板、61,161…第1の放熱部、62,162…第2の放熱部、81…冷却ファン、531…集積回路、611,621,1611,1621…ベース部、612,622,1613,1623…突起部、1612,1622…屈曲部。
Claims (6)
- 複数の光変調装置と、前記複数の光変調装置を冷却する冷却装置と、を備えたプロジェクターであって、
前記複数の光変調装置は、
第1の色光を変調する第1の光変調装置と、
前記第1の光変調装置と隣り合うように配置され、第2の色光を変調する第2の光変調装置と、
を備え、
前記第1および前記第2の光変調装置は、それぞれ、
入射した色光を変調する変調装置本体と、
前記変調装置本体を駆動するための集積回路が設けられ、一端が前記変調装置本体に接続されたフレキシブル基板と、
前記集積回路または前記フレキシブル基板に当接するベース部を有し、前記集積回路の熱を放熱する放熱部と、
を備え、
前記冷却装置は、
冷却空気を送風する冷却ファンと、
前記冷却空気を前記第1の光変調装置の前記第2の光変調装置とは反対側から、前記第1の光変調装置に導いた後に前記第2の光変調装置に導く第1流路を形成するダクト部と、
を備え、
前記第1の光変調装置および前記第2の光変調装置のそれぞれの前記放熱部は、少なくとも一部が前記第1流路内に配置されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記放熱部は、
前記ベース部から前記集積回路とは反対側に突出し、前記第1流路内に配置される複数の突起部を有し、
前記複数の突起部は、前記第1流路における前記冷却空気が流れる第1方向に直交し、かつ、前記ベース部に沿う第2方向において複数配設され、互いに隣り合う前記突起部の間に前記冷却空気が流通可能に離間していることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記複数の突起部は、前記第1方向において複数配設され、互いに隣り合う突起部の間に前記第2方向に流れる空気が流通可能に離間していることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記放熱部は、前記集積回路を挟んで配置された第1の放熱部および第2の放熱部を有していることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項3または請求項4に記載のプロジェクターであって、
前記複数の光変調装置は、
第3の色光を変調する第3の光変調装置を備え、
前記ダクト部は、前記冷却ファンから送風された冷却空気を前記第3の光変調装置に導き、当該第3の光変調装置において、前記第2方向に流通させる第2流路を形成し、
前記第3の光変調装置は、前記放熱部が前記変調装置本体よりも前記第2流路の下流側に配置されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記放熱部は、前記ベース部の前記変調装置本体とは反対側の端部から屈曲し、前記フレキシブル基板から離間する方向に延出する屈曲部を有していることを特徴とするプロジェクター。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020016817A (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置および電子機器 |
JP2022153085A (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-12 | セイコーエプソン株式会社 | 光変調装置及びプロジェクター |
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-
2016
- 2016-07-29 JP JP2016149428A patent/JP2018017963A/ja active Pending
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