JP2004354629A - 剥離爪ユニット - Google Patents

剥離爪ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2004354629A
JP2004354629A JP2003151272A JP2003151272A JP2004354629A JP 2004354629 A JP2004354629 A JP 2004354629A JP 2003151272 A JP2003151272 A JP 2003151272A JP 2003151272 A JP2003151272 A JP 2003151272A JP 2004354629 A JP2004354629 A JP 2004354629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peeling claw
slit
peeling
outer peripheral
pawl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003151272A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Takahashi
裕徳 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2003151272A priority Critical patent/JP2004354629A/ja
Publication of JP2004354629A publication Critical patent/JP2004354629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

【課題】構造の簡略化と小型化とを実現し、さらに好ましくは、剥離爪の着脱操作の容易化を実現した定着デバイスの剥離爪ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の剥離爪ユニット10は、(I) 回動軸15と、定着ローラ(加熱ローラ26)の外周面に圧接される尖端12と、付勢手段に当接する他端13と、を有する剥離爪11、(II)剥離爪の回動軸15を着脱可能かつ回動自在に支持する、一端が開放されたスリット状軸受17、(III) 剥離爪11の回動軌道y上に配置されてなる、付勢手段としての圧縮コイルばね20、および(IV)圧縮コイルばね20を保持する筒状のばねガイド21を備える。本発明の好適態様として、ばねガイド21の外周壁22に、剥離爪の回動軌道yに沿って剥離爪の少なくとも他端13部分を通過させ得るスリットを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式による画像形成装置の定着デバイスに用いられる剥離爪ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
静電式複写機、レーザプリンタ等の電子写真方式による画像形成装置には、トナー像を転写用紙に定着させる方式として、ヒータを内蔵する加熱ローラと当該加熱ローラに圧接させた加圧ローラとからなる定着ローラ対のニップ部に用紙を通過させる、いわゆる熱ローラ定着方式が広く採用されている。
熱ローラ定着方式における定着デバイスにおいては、熱を持った加熱ローラの表面に用紙が付着し易く、それが原因となって紙詰まりを生じるという問題がある。そこで、さらに剥離爪と呼ばれる部材を設けて、これを加熱ローラの外周面に摺接させることにより、定着処理後の用紙を加熱ローラから強制的に分離させて排出経路へと導くことが提案されている。
【0003】
従来、定着デバイスの剥離爪ユニットについては、種々の構造が提案されているが、例えば図3に示すように、剥離爪11に回動軸15を設けて回動自在に配置し、剥離爪11の尖端12をばね81で付勢することによって加熱ローラ26の表面に摺接させる構造が一般的である。この剥離爪11は、通常、1本の加熱ローラ26に対して複数個設置されるものであるが、破損するなどした剥離爪11を個別に交換可能とするために、例えば回動軸15をスリット状の軸受17に支持させて、当該軸受のスリット18と、回動軸15に設けられた切欠部16の方向とを合わせる(着脱可能位置19bにまで回動させる)ことにより剥離爪11を着脱するという構造も提案されている(特許文献1および2参照)。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、ジャム処理時等に剥離爪が軸受から脱落するといった事態が生じるのを防止する目的で、別途、ストッパー等の脱落防止部材(回動規制手段)を設けている。このため、脱落防止部材の取付けにコストがかかったり、剥離爪を交換するのに手間がかかったりするという問題がある。かかる問題は、図3に示すように、剥離爪11の回動をビス82で規制する場合も同様であって、コストや手間がかかるだけでなく、装置の小型化を図る上で不利になるという問題もある。
【0005】
また、特許文献2に記載の剥離爪ユニットでは、剥離爪を定着デバイスのカバーに係止させていることから、剥離爪を1個だけ取り替える場合にも定着デバイス全体を分解する必要が生じるなど、処理が煩雑になるという問題がある。
【0006】
【特許文献1】
実開平3−58666号公報(請求項1〜2、〔課題を解決するための手段〕の欄、図1〜2)
【特許文献2】
実開平6−60861号公報(請求項1、段落〔0006〕、図1〜4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、電子写真方式による画像形成装置の定着デバイスに用いられる剥離爪ユニットとして、構造の簡略化と小型化とを実現したものを提供することである。
本発明の他の目的は、上記の剥離爪ユニットについて、さらに剥離爪の着脱操作の容易化を実現したものを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための本発明の剥離爪ユニットは、熱定着方式による定着デバイスに配置されるものであって、
回動軸と、定着ローラの外周面に圧接される尖端と、付勢手段に当接する他端と、を有する剥離爪、
当該剥離爪の回動軸を回動自在に支持する、一端が開放されたスリット状の軸受、
上記剥離爪の回動軌道上に設けられてなる、上記付勢手段としての圧縮ばね、および
当該圧縮ばねを保持する筒状のばねガイド
を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の剥離爪ユニットによれば、剥離爪の回動軌道上に設けた圧縮ばねを、加熱ローラの外周面に剥離爪の尖端を摺接させるための付勢手段として作用させるとともに、その一方で、当該剥離爪が過剰に回動して、剥離爪ユニットから脱落してしまうのを防止するための規制手段として作用させることもできる。すなわち、1の部材を付勢手段と規制手段とに兼用できることから、剥離爪ユニットの簡略化と小型化とを実現することができる。
【0010】
本発明の剥離爪ユニットにおいて、圧縮ばねを保持する筒状のばねガイドは、その外周壁に、剥離爪の回動軌道に沿って当該剥離爪の少なくとも他端部分を通過させ得るスリットを設けてなるものであるのが好ましい。
この場合には、剥離爪の回動操作がばねガイドの外周壁によって規制されないことから、剥離爪の回動軸における所定の位置にあらかじめ切欠部を設けておき、さらに当該切欠部がスリット状軸受の軸受部から、当該切欠部を通過させ得る位置(着脱可能位置)にくるまで剥離爪を回動することによって、剥離爪を剥離爪ユニットから取り外すことができる。すなわち、圧縮ばねによる付勢力に抗して剥離爪を回動させる、という簡易な操作を経るだけで、剥離爪ユニットからの剥離爪の着脱を実行することができる。
【0011】
上記の剥離爪ユニットにおいて、圧縮ばねを保持する筒状のばねガイドは、その外周壁のスリットの向きを変更可能な状態に設置してなるものであって、当該スリットを剥離爪の回動軌道上に沿わせた状態と、当該回動軌道と交差する状態と、に設定可能なものであるのが好ましい。
この場合、ばねガイドの外周壁におけるスリットが剥離爪の回動軌道上に沿った状態となるように設定することで、剥離爪の着脱操作を容易に行うことができ、それゆえ、上記発明の作用・効果を損なうことがない。一方で、ばねガイドの外周壁におけるスリットの向きと、剥離爪の回動軌道とが交差した状態となるように設定することで、圧縮ばねによって剥離爪の回動を規制するだけでなく、ばねガイドの外周壁によっても剥離爪の回動を規制することができることから、ジャム処理時等での剥離爪の脱落を防止する効果をより一層向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る剥離爪ユニットについて、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
本発明に係る剥離爪ユニットは、例えば図1および図2に示すように、熱定着方式による定着デバイスに配置されるものであって、剥離爪11と、剥離爪を着脱可能にかつ回動自在に支持するスリット状軸受17と、付勢手段および回動規制手段として作用する圧縮コイルばね(圧縮ばね)20と、圧縮コイルばね20を保持しつつ回動規制手段としても作用するばねガイド21と、を備えるものである。
【0013】
剥離爪11は、定着ローラ(図1では加熱ローラ26)の外周面に圧接する尖端12と、付勢手段としての圧縮コイルばね20に当接する他端13と、回動軸15を備えるアーム14とからなっている。
剥離爪の尖端12は、剥離爪の他端13側から圧縮コイルばね20によって付勢されることによって、定着ローラ(加熱ローラ26)の表面に圧接される。図1において、剥離爪11は加熱ローラ26の表面に圧接しているが、さらに他の剥離爪を配置して、これを加圧ローラ(図示せず)の表面に圧接させてもよい。剥離爪の他端13は、前述のように、剥離爪の尖端12を定着ローラ(加熱ローラ26)の表面に圧接させるための付勢力を、圧縮コイルばね20から受ける部位である。
【0014】
剥離爪の尖端12を定着ローラの表面に対して圧接させる際の押圧力の程度(圧縮コイルばね20による付勢力の程度)については、本発明において特に限定されるものではなく、剥離爪や定着ローラを形成する材質等に応じて適宜設定すればよい。
剥離爪のアーム14は回動軸15を備えている。この回動軸15は、一端が開放されたスリット状軸受17に、着脱可能にかつ回転自在に支持されている。すなわち、回動軸15がスリット状軸受の軸受部19aにあるときは、剥離爪11がスリット状軸受17内に回動自在に保持される。一方で、回動軸15をスリット状軸受の着脱可能位置19bにまで回動させたときには、回動軸15がスリット18を通過することから、剥離爪11をスリット状軸受17(剥離爪ユニット10)から取り外すことができる。
【0015】
圧縮コイルばね20は、前述のように、剥離爪の他端13に当接して、定着ローラ(加熱ローラ26)の表面に剥離爪の尖端12を圧接させるための付勢力を付与する部材(付勢手段)である。
同時に、圧縮コイルばね20は、剥離爪11の回動軌道y上に配置されていることから、剥離爪の他端13に当接して剥離爪が過剰に回動するのを規制する、回動規制手段としても作用する。前述のように、回動軸15をスリット状軸受の着脱可能位置19bにまで回動させることによって、剥離爪11をスリット状軸受17から取り外す(ばねガイド21に設けられたスリット25を剥離爪の他端13が通過可能なように構成されていることから、圧縮コイルばね20を必要な量だけ圧縮することで、剥離爪11を剥離爪ユニット10から取り出す)ことができるものの、その際には、圧縮コイルばね20を圧縮させる必要がある。すなわち、剥離爪11を取り外すには、圧縮コイルばね20による付勢力に抗して回動させる必要があるものの、通常の画像処理工程において剥離爪11に加わる力(例えば、定着ローラ対を通過する用紙による摩擦力、ジャムを解消させる際の用紙との摩擦力等)によっては、剥離爪11を取り外すことができない。
【0016】
ばねガイド21は、圧縮コイルばね20を剥離爪ユニット10に保持するための部材である。同時に、このばねガイド21は、剥離爪11の回動規制手段としても作用する。例えば、図1に示す状態では、万一、剥離爪11が過剰に回動したとしても、剥離爪の他端13部分がばねガイド21の外周壁に係止される。従って、スリット状軸受の着脱可能位置19bにまで回動軸15を回動させることができない。
【0017】
一方、図2に示すように、ばねガイド21の基部23に連接する螺合部24を回転させることにより、ばねガイドの外周壁22に設けられたスリット対25a,25bの方向を、剥離爪11の回動軌道yに沿うように配置したときには、剥離爪の他端13部分がばねガイド21の外周壁によって係止されることがない。従って、圧縮コイルばね20による付勢力に抗して回動させ、かつスリット状軸受の着脱可能位置19bにまで回動軸15を回動させ得るのであれば、剥離爪の取外しを実現できる。なお、ばねガイドの外周壁22に設けられたスリット25は、剥離爪11の少なくとも他端13部分を通過させ得るものである。
【0018】
以上、本発明の剥離爪ユニットについて説明したが、本発明は上述の構造に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る剥離爪ユニットの一実施形態を示す図であって、(a) は通常時の剥離爪を示す部分断面側面図、(b) はそのA−A断面図を示す。
【図2】図1に示す剥離爪ユニット10の剥離爪交換時を示す図であって、(a) は部分断面側面図、(b) はそのB−B断面図を示す。
【図3】従来の剥離爪ユニットの一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 剥離爪ユニット
11 剥離爪
12 尖端
13 他端
15 回動軸
16 切欠部
17 スリット状軸受
18 スリット
19a 軸受部
19b 着脱可能位置
20 圧縮コイルばね(圧縮ばね、付勢手段・回動規制手段)
21 ばねガイド(回動規制手段)
22 外周壁
25 スリット
26 加熱ローラ

Claims (3)

  1. 熱定着方式による定着デバイスに配置される剥離爪ユニットであって、
    回動軸と、定着ローラの外周面に圧接される尖端と、付勢手段に当接する他端と、を有する剥離爪、
    当該剥離爪の回動軸を回動自在に支持する、一端が開放されたスリット状の軸受、
    上記剥離爪の回動軌道上に配置されてなる、上記付勢手段としての圧縮ばね、および
    当該圧縮ばねを保持する筒状のばねガイド
    を備える剥離爪ユニット。
  2. 上記ばねガイドの外周壁に、上記剥離爪の回動軌道に沿って当該剥離爪の少なくとも他端部分を通過させ得るスリットを設けてなる請求項1記載の剥離爪ユニット。
  3. 上記ばねガイドが、その外周壁のスリットの向きを変更可能な状態に設置してなるものであって、当該スリットを剥離爪の回動軌道上に沿わせた状態と、当該回動軌道と交差する状態と、に設定可能である請求項2記載の剥離爪ユニット。
JP2003151272A 2003-05-28 2003-05-28 剥離爪ユニット Pending JP2004354629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003151272A JP2004354629A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 剥離爪ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003151272A JP2004354629A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 剥離爪ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004354629A true JP2004354629A (ja) 2004-12-16

Family

ID=34046844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003151272A Pending JP2004354629A (ja) 2003-05-28 2003-05-28 剥離爪ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004354629A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019087273A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 ヤマハ発動機株式会社 部品供給装置および部品実装装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019087273A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 ヤマハ発動機株式会社 部品供給装置および部品実装装置
JPWO2019087273A1 (ja) * 2017-10-31 2020-08-20 ヤマハ発動機株式会社 部品供給装置および部品実装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5412337B2 (ja) 分離装置、定着装置、媒体搬送装置、及び画像形成装置
JP3404453B2 (ja) 定着装置を備えた画像形成装置
US6785503B2 (en) Stripper fingers and roller assembly for a fuser in a printing apparatus
JP2007298616A (ja) 接離ユニットおよび画像形成装置
JP2004354629A (ja) 剥離爪ユニット
JPH0885657A (ja) ロール媒体供給装置用媒体切れ検出システム
JP2004142845A (ja) 検知装置
JPH0611983A (ja) 定着装置
JP4074993B2 (ja) 画像読取装置
JPH1195600A (ja) 定着ローラのクリーニング装置
JP2000072279A (ja) 画像形成装置
JP4168250B2 (ja) 定着装置
JP2018080051A (ja) 給送装置、及び、画像形成装置
JP2005099426A (ja) 画像形成装置
JPH06342249A (ja) 定着装置
JP4038722B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH08286546A (ja) 定着装置
JPS62102266A (ja) 電子写真装置
JP2004196516A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP2006208598A (ja) 画像形成装置
JPH0596858U (ja) ヒートロール定着装置のクリーニングフェルト圧接構造
JP2004233642A (ja) 定着装置
JPH0646336B2 (ja) 定着装置
JP4884950B2 (ja) 画像形成装置
JP2006227201A (ja) クリーニング装置