JP2004354002A - 気化式石油燃焼装置 - Google Patents

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克則 加藤
Teruaki Kojima
輝明 小島
Hiroya Maruyama
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Abstract

【課題】燃油が衝突する気化器内面と、吸熱フィンを有する気化器背面との温度差を小さくして該気化器の破損を防止する気化式石油燃焼装置を提供する。
【解決手段】加熱用ヒ−タ12を備え底部には混合ガスの流出口6を有した気化器1と、該気化器1下部で流出口6と連通した混合室16と、該混合室16上部で気化器1背面側に備えられたバ−ナ部20と、気化器1背面でバーナ部20上に突出した複数の縦長の吸熱フィン25とで構成されたもので、前記吸熱フィン25の内、気化器1内の燃料噴射ノズル2からの噴射燃料が衝突する平坦面8と対向する吸熱フィン25a、25bには、吸熱量抑制処理を施したから、吸熱フィン25a、25bは予め吸熱量が抑制されているので、噴射燃料が衝突して温度降下も、背面側との温度差は少なくて済み、ひび割れや破損は発生せず、長期に渡って安心して使用出来るものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は暖房機や給湯機の燃焼部を構成する加熱用ヒ−タを備えた気化式の石油燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種のものでは、気化器背面のバ−ナ部上に複数の吸熱フィンを突設させ、燃焼時にはこの吸熱フィンからの燃焼熱のヒ−トバックのみで気化熱を得て、加熱用ヒ−タに通電することなく消費電力の低減を計るものであった。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開平5−99405号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの従来のものでは、吸熱フィンは気化器背面全体に均等に備えられており、気化器内面の燃料噴射ノズルからの燃料が衝突する部分と対向する位置にも吸熱フィンが形成されているので、燃焼中に燃料の噴射を受けることにより、気化器内面の衝突面は温度低下して、背面の吸熱フィンを有する部分との間に大きな温度差が生じることとなり、ひび割れや破損と言う耐久性の問題が発生するものであった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、加熱用ヒ−タを備え底部には混合ガスの流出口を有した気化器と、該気化器下部で流出口と連通した混合室と、該混合室上部で気化器背面側に備えられたバ−ナ部と、気化器背面でバーナ部上に突出した複数の縦長の吸熱フィンとで構成されたものに於いて、前記吸熱フィンの内、気化器内の燃料噴射ノズルからの噴射燃料が衝突する平坦面と対向する吸熱フィンには、吸熱量抑制処理を施したものである。
【0006】
これにより、気化器内面の燃料が衝突する平坦面と対向する吸熱フィンは、予め吸熱量が抑制されているので、噴射燃料が衝突して温度降下も、背面側との温度差は少なくて済み、ひび割れや破損は発生せず、長期に渡って安心して使用出来るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次にこの発明に係る気化式石油燃焼装置を図面に示された一実施形態をもとに説明する。
1はアルミダイキャストから成る横椀状の気化器で、正面は燃料噴射ノズル2及び一次空気の噴出口3を備えた蓋体4で閉塞され、底部に仕切壁5で2つに仕切られた混合ガスの流出口6を形成している。
【0008】
前記気化器1は燃料噴射ノズル2と対向する内面を、該燃料噴射ノズル2に対して垂直に形成し垂直気化面7とすると共に、燃油が吹き付けられる部分は該燃油の均一な拡散を計る為に平坦面8とし、更にこの平坦面8の周囲には長さの異なる複数個のビ−ド9を水平方向で且つそれぞれ平行に複数段配置して、流下する燃油の蛇行路10を形成しているものである。
【0009】
又上記平坦面8及び蛇行路10は、燃料噴射ノズル2の噴射孔11が左右に1つずつ形成されているので、これに対向して垂直気化面7上の左右にそれぞれ1つずつ設けられているものである。
【0010】
12は気化器1に鋳込まれたU字状のシ−ズヒ−タから成る加熱用ヒ−タで、垂直気化面7上方から燃料噴射ノズル2側に突出し、該垂直気化面7の上方空間を覆う上側壁13と、垂直気化面7下方から稍突出し流出口6を形成する下側壁14とに鋳込まれているものである。
【0011】
15は気化器1の蛇行路10最終端に備えられた平面から見て台形の案内壁で、気化器1内で形成される気化ガスと燃焼用一次空気による混合ガスを、底部の2つの流出口6にスム−ズに分割して案内するものである。
【0012】
16は気化器1下部に備えられたアルミダイキャスト製の混合室で、流出口6に連通し混合ガスの整流を行うように1段下方に凹ませて大容量とした整流室17と、該整流室17に連通し先細状に区画成形され間に下方に連通する二次空気室18を介する複数のガス室19とで構成されている。
【0013】
20は混合室16のガス室19上で気化器1の背面側に形成されたバ−ナ部で、前記ガス室19に連通した細長で二次空気との接触面積を多くして完全燃焼炎を得るように小さくした炎孔21を複数個列設した炎孔部22と、二次空気室18と連通した小円形の二次空気孔23を複数個列設した二次空気供給部24とを交互に複数個横列させて構成している。
【0014】
25は気化器1背面からバ−ナ部20上に突出した縦長の吸熱フィンで、燃焼ガスとの接触面積を多くしてヒ−トバック量を増大させる為に複数に分割形成され、燃焼時には燃焼熱のヒ−トバックを気化熱として利用し加熱用ヒ−タ12の省電力化を計るものである。
【0015】
更に前記各吸熱フィン25間下部には炎孔部22が位置するように配設され、そしてこの吸熱フィン25間の炎孔部22には他の炎孔21の約10倍の大きさとなる2つの四角形から成る大炎孔26を形成し、又各吸熱フィン25の突出端面には下端から上端へ抜ける縦溝27をほぼ中央部に1本設け、大火力燃焼時には大炎孔26に形成される火炎の広がりで、この縦溝27にも火炎が入り込み吸熱面積が増大するように構成されているものである。
【0016】
又吸熱フィン25間の気化器1背面壁には、横方向R形状で複数の凹凸面28が形成され、吸熱面積を増大させると共に、燃焼熱の上昇力を抑制し十分なヒ−トバックを得るようにしているもので、しかもR形状であるから燃焼熱に乱流を起こさせることなく、スム−ズにその上昇力のみを抑制することが出来るものである。
【0017】
一方上記吸熱フィン25中で、気化器1内面の2つの平坦面8と対向する位置の吸熱フィン25a、25bには、他の吸熱フィン25よりバーナ部20側への突出量を小さくすると言う吸熱量抑制処理を施したもので、これにより吸熱フィン25a、25bの燃焼熱からの吸熱量を減少させるものである。
【0018】
29はバ−ナ部20の上方を囲った燃焼室で、外周は空気室30を介してカバ−枠31で覆われている。
32は燃焼ファンで、風路33を介して噴出口3と空気室30に連通し、噴出口3には燃焼用の一次空気を供給し、空気室30には気化器1側方を通り混合室16下方からバ−ナ部20の二次空気供給部24へ供給される二次空気及び、燃焼室29を冷却する空気を供給するものである。
【0019】
34は燃料噴射ノズル2に送油管35を介して燃油を供給する電磁ポンプ、36は遮熱板である。
【0020】
次にこの発明一実施形態の作動について説明する。
今加熱用ヒ−タ12に通電し気化器1を所定温度まで加熱すれば、これを適所に備えた温度センサ−(図示せず)で検知し、燃焼ファン32及び電磁ポンプ34を駆動させることで、気化器1には燃料噴射ノズル2から燃油が、又噴出口3からは燃焼用の一次空気がそれぞれ供給される。
【0021】
そして気化器1では、燃料噴射ノズル2から噴射された燃油は、垂直気化面7の平坦面8に衝突し凹凸がないので均一に周囲に拡散するが、直ぐには落下せず周囲のビ−ド9上を供給される一次空気の送風力もあって蛇行路10に沿って順次移動し、十分な気化時間となって気化が促進されると共に、ビ−ド9による凹凸で供給される一次空気も乱流を起こし気化ガスとの混合も十分に行われ、良好な混合ガスを得ることが出来るものである。
【0022】
従って、垂直気化面7によって軽量・コンパクトな気化器1を得て、小型で強力な燃焼装置が得られると共に、気化能力を低下させることなく常に十分な混合ガスを形成することが出来るものである。
【0023】
又垂直気化面7で気化された気化ガスは、該垂直気化面7に衝突して跳ね返される一次空気と共に、横椀状の気化器1内で加熱用ヒ−タ12を備えた上下側壁13・14側に流れるが、この上下側壁13・14は加熱用ヒ−タ12によって十分加熱されているので、気化ガスの気化は更に促進されると共に、一次空気も良好に加熱され、しかも気化器1は横椀状で気化ガスと一次空気とは直ぐには流出せず、ある程度気化器1内にとどまり十分混合した後、流出口6から流出されるものである。
【0024】
一方この流出口6から流出した混合ガスは、混合室16に流入しここで一旦整流された後、複数のガス室19に分かれてバ−ナ部20に供給され、更に炎孔部22で細かく分割されて複数の炎孔21から放出し、そして空気室30を介して混合室16下方を通り二次空気供給部24から供給される二次空気と共に、適宜の点火手段(図示せず)によって点火されることで、燃焼室29内で良好な燃焼が行われるものである。
【0025】
又この燃焼時吸熱フィン25間では、炎孔部22の大炎孔26が多量の混合ガスの供給を受けて他の炎孔21に比べて大火炎で燃焼し、このヒ−トバック専用の火炎で発生した燃焼熱は、吸熱フィン25間を上昇し該吸熱フィン25自体を強力に加熱すると共に、該吸熱フィン25間の壁面も加熱するものであり、そしてこの吸熱フィン25間の壁面はR形状の凹凸面28となっているので、吸熱面積がその分増大してヒ−トバック量がアップし、更に燃焼熱の上昇力を乱流を招くことなく確実に抑制し、該燃焼熱との接触時間が長くなることで十分なヒ−トバック量を得ることが出来、気化不良を起こすことなく常に良好な燃焼が行えるものである。
【0026】
更にこの燃焼時、気化器1内面の2箇所の平坦面8には、燃料噴射ノズル2から燃油が噴射されて、この部分の温度が急激に下がるが、この部分と対向する背面の吸熱フィン25a、25bは吸熱量抑制処理が施されているので、内面側が温度降下しても温度差は大きくならず、ひび割れや破損まで至ることはないものである。
【0027】
そして、燃焼室29上方に内方を水が流通する給湯用熱交換器(図示せず)等を設置すれば、燃焼音も小さく応答性が良い良好な給湯を得ることが出来るものである。
【0028】
次に図5に示す他の実施形態について説明すれば、平坦面8と対向する背面の吸熱フィン25a、25bの長さを、他の吸熱フィン25より短くすると言う吸熱量抑制処理を施したもので、下端を削ったり、上端を削ったり、中央を削る等種々のやり方が考えられるが、製作し易いやり方を選択すれば良いものである。
【0029】
次に図6に示す別の実施形態について説明すれば、平坦面8と対向する背面の吸熱フィン25a、25bのフィン間の間隔を他より広くすることにより、対向する吸熱フィン25a、25bをなくすると言う吸熱量抑制処理を施したものであり、この方法が一番簡単で且つ効果も一番良いもので、この他吸熱フィン25a、25bの厚さを薄くする等種々考えられるもので、この実施形態に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上のようにこの発明は、気化器内面の燃料が衝突する平坦面と対向する吸熱フィンは、予め吸熱量が抑制されているので、噴射燃料が衝突して温度降下も、背面側との温度差は少なくて済み、ひび割れや破損は発生せず、長期に渡って安心して使用出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明一実施例を付した気化式石油燃焼装置の断面図。
【図2】同要部の横断面図。
【図3】同吸熱フィンの縦断面図。
【図4】同気化器の正面図。
【図5】他の実施形態を示す吸熱フィンの断面図。
【図6】別の実施形態を示す吸熱フィンの断面図。
【符号の説明】
1 気化器
2 燃料噴射ノズル
6 流出口
8 平坦面
12 加熱用ヒータ
16 混合室
20 バ−ナ部
25 吸熱フィン
25a、25b 平坦面と対向する吸熱フィン

Claims (4)

  1. 加熱用ヒ−タを備え底部には混合ガスの流出口を有した気化器と、該気化器下部で流出口と連通した混合室と、該混合室上部で気化器背面側に備えられたバ−ナ部と、気化器背面でバーナ部上に突出した複数の縦長の吸熱フィンとで構成されたものに於いて、前記吸熱フィンの内、気化器内の燃料噴射ノズルからの噴射燃料が衝突する平坦面と対向する吸熱フィンには、吸熱量抑制処理を施した事を特徴とする気化式石油燃焼装置。
  2. 前記吸熱量抑制処理は、吸熱フィンのバーナ部側への突出量を他の吸熱フィンより小さくして行う事を特徴とする気化式石油燃焼装置。
  3. 前記吸熱量抑制処理は、吸熱フィンの長さを他の吸熱フィンより短くして行う事を特徴とする気化式石油燃焼装置。
  4. 前記吸熱量抑制処理は、吸熱フィン間の間隔を他の吸熱フィンより広くして行う事を特徴とする気化式石油燃焼装置。
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