JP3091123B2 - 気化式石油燃焼装置 - Google Patents

気化式石油燃焼装置

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JP3091123B2 JP07274731A JP27473195A JP3091123B2 JP 3091123 B2 JP3091123 B2 JP 3091123B2 JP 07274731 A JP07274731 A JP 07274731A JP 27473195 A JP27473195 A JP 27473195A JP 3091123 B2 JP3091123 B2 JP 3091123B2
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満 永倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は暖房機や給湯機の燃焼
部を構成する加熱用ヒ−タを備えた気化式の石油燃焼装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のものに於いては、例え
ば特開平5−93507号公報に開示されている如く、
気化器の温度を検知する気化器サ−ミスタは、気化器の
上側壁に備えられているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの従来のも
のでは、気化器サ−ミスタが気化面から離れた位置に備
えられているので、正確な気化器温度を検知出来ず、又
気化面はすでに設定温度に達していても気化器サ−ミス
タはなかなか設定温度に達しないと言う応答遅れも生
じ、しかも背面に備えた吸熱フィンに近すぎる為に、ヒ
−トバック時には異常加熱状態となる危険も有し、気化
器を確実に制御することが出来ないものであった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明はこの点に着
目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、加熱用ヒ
−タを備え底部には混合ガスの流出口を有した横椀状の
気化器と、該気化器下部で流出口と連通した混合室と、
該混合室上部で気化器背面側に備えられたバ−ナ部とで
構成されたものに於いて、前記加熱用ヒ−タを気化器の
上下側壁に備えると共に、気化器の温度を検知する気化
器サ−ミスタを、前記上下の加熱用ヒ−タのほぼ中間と
なる気化器側壁に、先端部を気化器内に露呈させて備え
たものである。
【0005】
【作用】加熱用ヒ−タ12に通電し気化器1を設定され
た気化温度まで加熱すれば、これを気化器サ−ミスタ1
6が検知して燃焼ファン26及び電磁ポンプ28等を駆
動させ燃焼を開始させるものであり、そして燃焼開始後
は吸熱フィン22からの燃焼熱のヒ−トバックと、気化
器サ−ミスタ16による加熱用ヒ−タ12のON・OF
F制御で、気化器1を設定された気化温度に保持するも
のである。
【0006】そしてこの温度検知用の気化器サ−ミスタ
16は、気化器1の上下壁13・14に鋳込んだ加熱用
ヒ−タ12を結ぶ直線Aの中間部となる気化器側壁17
に、気化器1内に先端面を露呈させて備えたので、上下
の加熱用ヒ−タ12の丁度中間の一定温度を検知出来、
又先端が気化器1内に露呈していて気化面温度を直接検
知され応答性が良く、しかも気化ガスの流れ途中でもあ
るので正確な温度を確実に検知出来、更に気化器1内で
吸熱フィン22の影響も受けず長期に渡って良好に使用
出来るものである。
【0007】
【実施例】次にこの発明に係る気化式石油燃焼装置を図
面に示された一実施例をもとに説明する。1はアルミダ
イキャストから成る横椀状の気化器で、正面は燃料噴射
ノズル2及び一次空気の噴出口3を備えた蓋体4で閉塞
され、底部に仕切壁5で2つに仕切られた混合ガスの流
出口6を形成している。
【0008】前記気化器1は燃料噴射ノズル2と対向す
る内面を、該燃料噴射ノズル2に対して垂直に形成し垂
直気化面7とすると共に、燃油が吹き付けられる部分は
該燃油の均一な拡散を計る為に平坦面8とし、更にこの
平坦面8の周囲には長さの異なる複数個のビ−ド9を水
平方向で且つそれぞれ平行に複数段配置して、流下する
燃油の蛇行路10を形成しているものである。
【0009】又上記平坦面8及び蛇行路10は、燃料噴
射ノズル2の噴射孔11が左右に1つずつ形成されてい
るので、これに対向して垂直気化面7上の左右にそれぞ
れ1つずつ設けられているものである。
【0010】12は気化器1に鋳込まれたU字状のシ−
ズヒ−タから成る加熱用ヒ−タで、垂直気化面7上方か
ら燃料噴射ノズル2側に突出し、該垂直気化面7の上方
空間を覆う上側壁13と、垂直気化面7下方から稍突出
し流出口6を形成する下側壁14とに鋳込まれているも
のである。
【0011】15は気化器1の蛇行路10最終端に備え
られた平面から見て台形の案内壁で、気化器1内で形成
される気化ガスと燃焼用一次空気による混合ガスを、底
部の2つの流出口6にスム−ズに分割して案内するもの
である。
【0012】16は気化器1の温度を検知する気化器サ
−ミスタで、気化器1の上下側壁13・14に備えられ
た加熱用ヒ−タ12の中心を結ぶ直線A上で、上下の加
熱用ヒ−タ12間の中間となる気化器側壁17に、先端
部を気化器1内に露呈させて備えられ、加熱用ヒ−タ1
2をON・OFF制御して気化器1を気化温度である設
定温度ここでは250℃〜260℃に制御するものであ
る。
【0013】18は気化器1下部に備えられたアルミダ
イキャスト製の混合室で、流出口6に連通し混合ガスの
整流を行うように1段下方に凹ませて大容量とした整流
室19と、該整流室19に連通し先細状に区画成形され
た複数のガス室20とで構成されている。
【0014】21は混合室18のガス室20上で気化器
1の背面側に形成されたバ−ナ部で、複数個の炎孔列と
二次空気孔列とを交互に配置しているものである。
【0015】22は気化器1背面からバ−ナ部21上に
突出した吸熱フィンで、燃焼ガスとの接触面積を多くし
てヒ−トバック量を増大させる為に複数に分割形成さ
れ、燃焼時には燃焼熱のヒ−トバックを気化熱として利
用し加熱用ヒ−タ12の省電力化を計るものである。
【0016】23はバ−ナ部21の上方を囲った燃焼室
で、外周は空気室24を介してカバ−枠25で覆われて
いる。
【0017】26は燃焼ファンで、風路27を介して噴
出口4と空気室24に連通し、噴出口3には燃焼用の一
次空気を供給し、空気室24には気化器1側方を通り混
合室18下方からバ−ナ部21へ供給される二次空気及
び燃焼室23を冷却する空気を供給するものである。
【0018】28は燃料噴射ノズル2に送油管29を介
して燃油を供給する電磁ポンプ、30は遮熱板である。
【0019】次にこの発明一実施例の作動について説明
する。今加熱用ヒ−タ12に通電し気化器1を所定温度
まで加熱すれば、これを気化器サ−ミスタ16が検知
し、燃焼ファン26及び電磁ポンプ28を駆動させるこ
とで、気化器1には燃料噴射ノズル2から燃油が、又噴
出口3からは燃焼用の一次空気がそれぞれ供給される。
【0020】そして気化器1では、燃料噴射ノズル2か
ら噴射された燃油は、垂直気化面7の平坦面8に衝突し
凹凸がないので均一に周囲に拡散するが、直ぐには落下
せず周囲のビ−ド9上を供給される一次空気の送風力も
あって蛇行路10に沿って順次移動し、十分な気化時間
となって気化が促進されると共に、ビ−ド9による凹凸
で供給される一次空気も乱流を起こし気化ガスとの混合
も十分に行われ、良好な混合ガスを得ることが出来るも
のである。
【0021】従って、垂直気化面7によって軽量・コン
パクトな気化器1を得て、小型で強力な燃焼装置が得ら
れると共に、気化能力を低下させることなく常に十分な
混合ガスを形成することが出来るものである。
【0022】又垂直気化面7で気化された気化ガスは、
該垂直気化面7に衝突して跳ね返される一次空気と共
に、横椀状の気化器1内で加熱用ヒ−タ12を備えた上
下側壁13・14側に流れるが、この上下側壁13・1
4は加熱用ヒ−タ12によって十分加熱されているの
で、気化ガスの気化は更に促進されると共に、一次空気
も良好に加熱され、しかも気化器1は横椀状で気化ガス
と一次空気とは直ぐには流出せず、ある程度気化器1内
にとどまり十分混合した後、流出口6から流出されるも
のである。
【0023】更に上記気化器サ−ミスタ16は、上下側
壁13・14に備えられた加熱用ヒ−タ12を結ぶ直線
A上で上下の中間に位置したので、気化器1上下の正確
な平均温度を自動的に検知され、又この気化器サ−ミス
タ16は先端部を気化器1内に露呈し気化ガスとも直接
接触するから、垂直気化面7の温度を確実に検知出来、
応答性も極めて良いものである。
【0024】又気化器サ−ミスタ16を直線A上でなく
とも該直線Aを少し外れたほぼ中間部に備えても、ある
程度平均した温度を検知出来制御に支障をきたすもので
ないので、上下の加熱用ヒ−タ12のほぼ中間部であれ
ば直線A上でなくとも良いものである。
【0025】更に気化器サ−ミスタ16は気化器側壁1
7に備えられしかも上記のように気化器1内に露呈して
いるので、従来のように吸熱フィン22の吸熱の影響を
受けることもなく、長期に渡って良好に使用出来るもの
である。
【0026】一方気化器1で形成された混合ガスは、底
部の流出口6を介して混合室18内に流入しここで一旦
整流された後、バ−ナ部21に供給され空気室24を介
して混合室18下方から供給される二次空気と共に、適
宜の点火手段(図示せず)によって点火されることで、
燃焼室23内で良好な燃焼が行われるものである。
【0027】そして、燃焼室23上方に内方を水が流通
する給湯用熱交換器(図示せず)等を設置すれば、燃焼
音も小さく応答性が良い良好な給湯を得ることが出来る
ものである。
【0028】
【発明の効果】要するにこの発明は、加熱用ヒ−タを備
え底部には混合ガスの流出口を有した横椀状の気化器
と、該気化器下部で流出口と連通した混合室と、該混合
室上部で気化器背面側に備えられたバ−ナ部とで構成さ
れたものに於いて、前記加熱用ヒ−タを気化器の上下側
壁に備えると共に、気化器の温度を検知する気化器サ−
ミスタを、前記上下の加熱用ヒ−タのほぼ中間となる気
化器側壁に、先端部を気化器内に露呈させて備えたもの
であるから、気化器温度を正確に且つ応答性良く検知す
ることが出来、気化器を的確に制御することで常に良好
な燃焼が得られると共に、気化器や加熱用ヒ−タ及び気
化器サ−ミスタと言う部品の劣化を防止し、長期に渡っ
て良好に使用出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明一実施例を付した気化式石油燃焼装置
の断面図。
【図2】同気化器の要部断面図。
【図3】同気化器の正面図。
【符号の説明】
1 気化器 2 燃料噴射ノズル 6 流出口 7 垂直気化面 12 加熱用ヒ−タ 13 上側壁 14 下側壁 16 気化器サ−ミスタ 18 混合室 21 バ−ナ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 貴宏 新潟県三条市東新保7番7号 株式会社 コロナ内 審査官 井上 茂夫 (56)参考文献 特開 平6−193868(JP,A) 特開 平5−93507(JP,A) 実開 昭55−29315(JP,U) 実開 昭55−95014(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/14 F23D 11/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用ヒ−タを備え底部には混合ガスの
    流出口を有した横椀状の気化器と、該気化器下部で流出
    口と連通した混合室と、該混合室上部で気化器背面側に
    備えられたバ−ナ部とで構成されたものに於いて、前記
    加熱用ヒ−タを気化器の上下側壁に備えると共に、気化
    器の温度を検知する気化器サ−ミスタを、前記上下の加
    熱用ヒ−タのほぼ中間となる気化器側壁に、先端部を気
    化器内に露呈させて備えた事を特徴とする気化式石油燃
    焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07230309A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Murata Mach Ltd 自動板取り装置および板取り方法

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